株式会社メルカリ の技術ブログ

メルカリ ハロ立ち上げ時のSRE

はじめに こんにちは。メルカリ ハロでSRE TLをしている @naka です。 連載:Mercari Hallo, world! -メルカリ ハロ 開発の裏側- の3回目を担当させていただきます。 この記事では、メルカリの新規事業立ち上げにおけるSREの働きや役割に関して、紹介します。 メルカリでは、Platform Engineeringが提供するツールや仕組みを活用して、サービスを立ち上げていきます。新規事業立ち上

メルカリの2024年新卒エンジニア向け研修 “DevDojo”の資料と動画をご紹介!

こんにちは、メルカリ Engineering Office チームの@yuki.tです。 メルカリでは「誰もが高い基準を志しながらお互いに成長できる組織」を目指し、メンバーが相互に学び合う仕組みや機会を大事にしています。 その仕組みの一つとして、社内技術研修「DevDojo」があります。 DevDojoでは、社内の有志によってメルカリで使用されている技術に関する研修を新卒エンジニアの入社タ

メルカリ ハロの技術スタックとその選定理由

こんにちは。メルカリ ハロのSoftware Engineer (Engineering Head)の @napoli です。 連載:Mercari Hallo, world! -メルカリ ハロ 開発の裏側- の2回目を担当させていただきます。 2024年3月上旬にメルカリハロという新しいサービスが公開されました。メルカリ ハロは好きな時間に最短1時間から働ける「空き時間おしごとアプリ」です。 この記事ではメルカリ ハロを作るにあたり、どうい

爆速で「あたらしい出会いを繋ぐ」を創った、メルカリ ハロのエンジニアリング

こんにちは。メルカリのVPoE Workの @godriccao です。『 連載:Mercari Hallo, world! -メルカリ ハロ 開発の裏側- 』の1回目を担当させていただきます。スピードがクリティカルであるメルカリ ハロの展開を支えるエンジニアリングを紹介いたします。 実現したい世界は「新しい出会いを繋ぎ、信頼と機会をひろげる」 メルカリのミッションは「あらゆる価値を循環させ、あらゆる

【5/27スタート】連載:Mercari Hallo, world! -メルカリ ハロ 開発の裏側-

こんにちは!メルカリのQA Engineering Managerの @____rina____ です。先日、3月6日にメルカリグループの新規事業「 メルカリ ハロ 」がオープンされました。 メルカリ ハロは好きな時間に最短1時間から働ける「空き時間おしごとアプリ」です。仕事を探して、働いて、給与をもらうすべてをスマホで簡単に行うことができます。 またメルカリ ハロは、2023年4月に立ち上がったメ

メルカリは #技術書典 16 にスポンサーをし、新刊を販売します!

こんにちは。メルペイ Engineering Engagement チームの mikichin です。 メルカリは、5月25日から開催される技術書典16にゴールドスポンサーをしています! メルカリ技術書典部では、有志メンバー5名による業務や趣味の技術についてまとめたものとメルペイ立ち上げ当時に戻れたらどんな技術選択をしていたかを振り返るインタビューをまとめた、ここでしか手に入らない2つの

ElasticsearchのFunction Score Queryのパフォーマンスを最適化する

search infra teamのmrkm4ntrです。我々の運用するElasticsearchにはFunction Score Queryを使ったリクエストが送られてきます。Function Score Queryはサブクエリのスコアに任意の関数を適用できるというもので、とても便利な機能ですが、同時にTop K(スコアが大きいものからK個を取得する場合)クエリ処理の最適化の恩恵を受けられなくなるという欠点もあります。この記事では、Function Score

Oktaアクセス権限のスケーラブルなレビュー方法

*Security & Privacy Divisionの原動力となっているバリュー、それは「By design, by default and at scale(設計で叶える、デフォルトに組み込む、スケールに対応する)」です。 Oktaのユーザーアクセス権の棚卸し作業をPlatform Security Teamに率いてほしいという依頼が寄せられました。このプロジェクトを進める中、私たちは過去の設定や慣習と向き合わなければなりませんでした。な

LLMを活用した大規模商品カテゴリ分類への取り組み

こんにちは、メルカリの生成AIチームで ML Engineer をしている ML_Bear です。 以前の記事[1]では商品レコメンド改善のお話をさせていただきましたが、今回は、大規模言語モデル (LLM) やその周辺技術を活用して30億を超える商品のカテゴリ分類を行なった事例を紹介します。 ChatGPTの登場によりLLMブームに火がついたということもあり、LLMは会話を通じて利用するものだと認

gRPC Federation: gRPC サービスのための Protocol Buffers を進化させるDSL

Merpay Engineering Productivity Team の goccy です。 gRPC Federation は、gRPC で通信する複数のサービスから得た結果を合成して返すようなサービスを簡単に作成するための仕組みです。DSL ( Domain Specific Language ) を Protocol Buffers 上で記述することで利用します。まずは、 GraphQL(Apollo) Federation の gRPC 用のものだと考えるとわかりやすいと思います。2023年8月に OSS として公開し、先日 Public R

mercari.go #25 を開催しました #mercarigo

はじめに こんにちは、mercari.go スタッフの hiroebe です。 3月21日にメルカリ主催の Go 勉強会 mercari.go #25 を YouTube でのオンライン配信にて開催しました。この記事では、当日の各発表を簡単に紹介します。動画もアップロードされていますので、こちらもぜひご覧ください。 Learning TLS1.3 with Go 1つめのセッションは @shu-yusa さんによる「Learning TLS1.3 with Go」です。 発表資料:

#tryswift Tokyo 2024 に参加してきたよ!

こんにちは。メルペイ Engineering Engagement チームの mikichin です。 3月22日から3日間開催された「 try! Swift Tokyo 2024 」にメルカリはPLATINUMスポンサーをしており、会場ではブースを出していました。今回は参加レポートをお届けします! try! Swift Tokyo 2024 について try! Swift Tokyo は、Swiftを使った開発のコツや最新の事例を求めて、世界中から開発者が集うカンファレンスです。

スムーズなリモートワークを実現するためのちょっとした工夫を iOS アプリに入れた話

iOSエンジニアの takecian です。 株式会社メルカリでは YOUR CHOICE という「働く場所・住む場所」を自由に選択できる制度があります。そのため同僚とはリモートワークでコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが多いです。(六本木にオフィスはあるので出社して仕事をすることも可能です) リモートワークで働いている時にアプリのバグを見つけたり、気になる

DeNA TechCon 2024 に参加してきたよ!

こんにちは。メルペイ Engineering Engagement チームの mikichin です。 2月29日に開催された「 DeNA TechCon 2024 」のオフライン会場にご招待いただきましたので、参加レポートをお届けします! DeNA TechCon 2024 について DeNA TechCon(テックコン) は、DeNA のエンジニアが業務で得た知見を発信することで社会の技術向上に貢献する目的で、2016年より開催している技術カンファレンスで

eBPFのリバースエンジニアリング入門

目次 はじめに eBPFとは? eBPFのCTFチャレンジ Flagの獲得 おわりに はじめに 初めまして、Threat Detection and ResponseチームのChihiroです。昨年の7月に株式会社メルカリに入社して、主にクラウド向けのDetection Engineeringや、インシデントレスポンスを担当しています。また、メルカリで自社開発している SOAR (Secuirty Orchestration Automation and Response)プラットフォームの開発や運用も担