株式会社メルカリ の技術ブログ

多段ProxySQLによるスキーマ統合およびTiDB移行

Mercari DBRE( D ata B ase R eliability E ngineering Team)のtaka-hです。 本エントリでは、メルカリの開発環境のデータベース移行の事例を紹介します。なお記事は、 MySQL Advent Calendar 2024 、および TiDB Advent Calendar 2024 とのクロスポストになります。 この記事の手法を用いて、開発環境では、MySQLからTiDBへ移行すると同時に、スキーマ統合するということを達成しています。本記事により

gRPC Federationを使ったBFF開発の実態

この記事は、 Merpay & Mercoin Advent Calendar 2024 の記事です。 こんにちは、メルペイ BackendエンジニアのSakabeと申します。 私の所属するKYCチームでは、主に本人確認に関するマイクロサービスの開発を行っています。 現在、メルペイの各チームが共通で使用する大規模なBFF(Backend For Frontend)がその巨大さゆえに管理や拡張が難しくなっています。この問題に対応するため、各

Google CloudからGitHub PATと秘密鍵をなくす – Token ServerのGoogle Cloudへの拡張

この記事は Mercari Advent Calendar 2024 の1日目の記事です。 メルカリでは流出すると多大な影響を及ぼすような有効期限が長い認証情報を減らすために、有効期限が短い認証情報を発行する仕組みを様々な箇所で導入しています。そして、Platform Security Teamでは社内で運用されていたGitHubの認証情報を生成するToken Serverというサービスを拡張することで、Google Cloud上で動作して

メルペイのエンジニアリングへの投資を推進する仕組み

はじめに こんにちは。メルペイVPoEの @keigow です。 この記事は、 Merpay & Mercoin Advent Calendar 2024 の記事です。 昨年のAdvent CalendarでCTOの@kimurasからロードマップを作成する取り組みについての記事( メルカリEngineering Roadmapの作成とその必要性 )を出しました。 こちらでも語られているようにエンジニアリング領域への投資を推進するためにロードマップは重要な役割を果

【12/7スタート】連載:メルカリ ハロ 開発の裏側 – Flutterと支える技術 –

こんにちは。メルカリのQA エンジニアリングマネージャーの @____rina____ です。 この度、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」が Google Play ベスト オブ 2024「社会貢献部門 大賞」を受賞しました!メルカリ ハロは、お好きな時間に最短1時間から働ける「空き時間おしごとアプリ」として、多くの方にご利用いただいています。スマホ一つで仕事を探し、働き、給与をも

「Merpay & Mercoin Advent Calendar 2024」開催のお知らせ

こんにちは。メルペイ Engineering Engagement チームの mikichin です。 今年も、メルカリグループは Advent Calendar を実施します! ▶ Mercari Advent Calendar 2024 はこちら Merpay & Mercoin Advent Calendar とは? Advent Calendar の習慣にもとづいて、メルペイ・メルコインのエンジニアがプロダクトや会社で利用している技術、興味のある技術分野やちょっとしたテクニックなど知見をアウトプ

「Mercari Advent Calendar 2024」開催のお知らせ

こんにちは。メルカリ Engineering Officeのohitoです。 今年もメルカリとメルペイ・メルコインで2本のAdvent Calendarを実施します! ▶ Merpay & Mercoin Advent Calendar 2024 はこちら Mercari Advent Calendar とは? メルカリグループのエンジニアがプロダクトや会社で利用している技術、興味のある技術分野やちょっとしたテクニックなど知見をアウトプットしていきます。このAdvent Calendar

mercari.go #27 を開催しました #mercarigo

はじめに こんにちは、mercari.go スタッフの kobaryo と earlgray です。 9月19日にメルカリ主催の Go 勉強会 mercari.go #27 を YouTube のオンライン配信にて開催しました。この記事では、当日の各発表を簡単に紹介します。動画もアップロードされていますので、こちらもぜひご覧ください。 Writing profitable tests in Go 1つ目のセッションは @kinbiko さんによる「Writing profitable tests in Go」で

Vision-Language Modelを活用した「見た目が近い商品」レコメンド改善の取り組み

こんにちは、メルカリのAI/LLMチームで機械学習エンジニアをしている arr0w と sho です! 本テックブログでは、Vision-Language Modelの一つである SigLIP [1]を、メルカリの商品データ(Image-Text Pairs)でファインチューニングし、メルカリの商品画像Embeddingの性能を大幅に改善したプロジェクトについて紹介します。 今回作成したSigLIPの性能を評価するために、 商品詳細ページの

Elasticsearchのshard数の増加により発生するオーバーヘッドの正体

Mercari Search Infra Teamのmrkm4ntrです。 Elasticsearchは1ノードに載り切らない量のデータも複数のshardに分割し、複数のノードに載せることで検索が可能になります。shard数を増やすことで並列にスキャンするドキュメントの数が増えるためlatencyが改善します。ではshard数はいくらでも増やせるのでしょうか?もちろんそのようなことはなく、Elastic社の公式ブログ( https://www.elastic.co

YAPC::Hakodate 2024に参加してきたよ! #yapcjapan

こんにちは。メルペイ Engineering Engagement チームの mikichin です。 10月5日に開催された「 YAPC::Hakodate 2024 」にメルカリはGold Sponsorをしておりました。今回は参加レポートをお届けします! YAPC::Hakodate 2024 について YAPCはYet Another Perl Conferenceの略で、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。 Perlだけにとどまらない技術者たちが、好きな技術の話をし交

iOSDC Japan 2024に参加・登壇しました #iosdc #iwillblog

こんにちは。株式会社メルカリ iOSエンジニアの kntk です。 8月22日から8月24日にかけて開催された「 iOSDC Japan 2024 」にメルカリはプラチナスポンサーとして参加しました。 本記事では、その参加レポートをお届けします! 登壇 株式会社メルカリからは私を含め2名のエンジニアが登壇しました。 SwiftのSIMDとその利用方法 (レギュラートーク 20分): kntk 座談会 「Strict Concur

iOSDC Japan 2024 メルカリブース iOSクイズ解説 #iosdc #iwillblog

こんにちは。株式会社メルカリでiOSエンジニアをやっている kntk です。 8月22日から8月24日にかけて開催された「iOSDC Japan 2024」にメルカリはプラチナスポンサーとして参加し、会場ブース出展ではiOS開発に関するクイズを3日分(合計18問)出題しました! 本記事ではこのクイズの問題とその解説をお届けします! 総回答件数: 212件 作問者: kntk sae 前提 個別に記載がない限

技術者が選ぶ「テクノロジーブランディング」評価の高い企業ランキングで、メルカリが3年連続1位を受賞!

こんにちは、Engineering Officeの yasu_shiwaku です。 2024年7月16日、一般社団法人日本CTO協会様主催の「 Developer eXperience AWARD 2024 」にて、「開発者体験ブランド力」調査の中で、 メルカリが昨年に引き続き3年連続で1位に選出されました。 日本CTO協会様のプレスリリースは こちら です。 今年もオフラインの会場で授賞式がおこなわれ、当日は執行役員CTO Marketplaceの 木村俊也 が

Go Conference 2024に参加しました!#gocon

こんにちは。MercoinでBackendエンジニアをしている goro です。 先月6月8日にAbema Towerで開催された「 Go Conference 2024 」にメルカリはSilverスポンサーとして参加し、会場にはブースを出展しました。今回はそのレポートをお届けします! Go Conference 2024 について Go Conferenceは年に1回行われる、プログラミング言語Goに関するカンファレンスです。今年は数年ぶりのオフライン開催