株式会社エブリー の技術ブログ

【2025春】DynamoDB Itemの一括削除を実践

【2025春】DynamoDB Itemの一括削除を実践 背景 システムの前提条件(制限事項) 前提を要件としたコード設計 実装例 解説 read_a_values_from_file()関数について scan_table_for_latest_record()関数について get_latest_records_from_table_a()関数について delete_from_table_b()関数について main()関数について 結果 総括 参考 最後に  こんにちは、開発本部 RetailHUB開発部 NetSuperグループに所属するフルス

Laravel12のバージョンアップ変更点を見てみる

はじめに こんにちは、リテールハブ開発部でバックエンドエンジニアをしています。 現在、小売アプリの開発でLaravel11を利用してAPI開発を行っています。 先日2月24日にLaravel12がリリースされました。 ( https://laravel.com/docs/12.x/releases ) 今回のリリースは、比較的マイナー変更中心の「メンテナンスリリース」となっているようです。 Laravel11は昨年の夏頃から使用してい

OOM-Killer (Out-Of-Memory Killer) について学ぶ

この記事の概要 エブリーTIMELINE開発部の内原です。 サービスを運用していると時々遭遇するOOM-Killerについて、改めて学んでみたのでまとめます。 OOM-Killerはどういう理由で発生するのか、なにが起きているのか、どう対処すればいいのか、などを解説します。 なおこの記事では、Linux上での説明を前提としています。 OOM-Killerとは サーバ上で、以下のようなメッセージを

FlutterからiOSエンジニアに転向しました

こんにちは。開発部でiOSエンジニアをしている野口です。 Flutterエンジニアをやっていましたが今年からiOSエンジニアに転向したので思っていることを書こうという記事になります。 なぜiOSに転向したのか Flutterをやっていると、外部のパッケージを入れる際にネイティブコード書かないといけないなどネイティブの知識を要求されるパターンがあり以前からネイティブに

STG環境でSSO認証を行う

はじめに エブリーでデリッシュキッチンの開発をしている本丸です。 デリッシュキッチンのSTG環境のWEBへのアクセスには社内ユーザーからのみという制限があります。 先日、制限をかけるシステムに触れる機会があったので、今回はそのシステムについて紹介しようかと思います。 背景 先日、社外の方にSTG環境にアクセスしてもらうことがあったのですが、Google SSOの

BigQueryのストレージコストを削減するために実施したこと

データ&AIチームでデータエンジニアを担当している塚田です。 弊社のデータ基盤はさまざまなデータソースからデータを連携しており、そのデータを活用することで全社のデータ基盤として成り立っています。 その中で、Google Analytics for Firebaseの活用をベースにBigQueryのコストダウンした事例をご紹介できればと思います。 概要 改めて、弊社ではGoogle Analytics for Firebase

Redashをv25.1.0にアップグレードする

はじめに こんにちは。 株式会社エブリーの開発本部データ&AIチーム(DAI)でデータエンジニアをしている吉田です。 今回は、Redashのアップグレードについてのお話です。 背景 デリッシュキッチンではデータ分析のための可視化ツールとして Redash を利用しており、ECS上にRedashをデプロイして運用しています。 RedashはOSS版の更新が長らく停止していましたが、昨年プロジ

新卒二人で Developers Summit (デブサミ) 2025 に参加してきました!

はじめに デリッシュキッチン 開発部でエンジニアをしている24新卒の新谷と @きょー です。 2025年2月13-14日に開催された Developers Summit 2025 に参加してきましたので、イベントの様子や印象に残ったセッションをいくつかご紹介します。 イベント概要 Developers Summit(デブサミ)は、2003年から続くITエンジニアのための祭典です。 ソフトウェア開発者が今知っておきたいトピ

初めてLaravelを導入したバックエンド開発の構成紹介

こんにちは。RH開発部RHRAグループの池です。 2024年6月にエブリーは5つの小売アプリの運営について事業譲渡を受け、『 retail HUB 』へ移管しました。 引き継いだシステムのバックエンドはLaravelを用いて構築されていましたが、Laravelは弊社では初めて扱う技術スタックでした。そのため、チーム全体でLaravelの知見を深めながら、運用保守および開発を進めています。 この

Postman の環境を整備し開発のしやすさをちょっと上げた話

はじめに デリッシュキッチン開発部のバックエンド中心で開発をしている @きょー です。 この記事では、普段業務で Postman を使っていく際に便利だと思った機能について紹介します。 Postman とは Postman は、API の構築・利用を支援する API プラットフォームです。API リクエストの作成・保存、リクエスト送信後のレスポンス確認といった用途で利用されることが多いです

Databricks Asset Bundlesを活用したAIプロダクトのCI/CDパイプライン

こんにちは。 開発本部のデータ&AIチームでデータサイエンティストをしている古濵です。 最近はAIプロダクト開発をメインで担当しています。 今回は、Databricks Asset Bundlesを活用して、AIプロダクト開発向けにCI/CDパイプラインを整備した内容をまとめます。 Databricks Asset Bundlesとは Databricks Asset Bundlesは、データやAIプロジェクトでソフトウェア開発におけるソース管理、

Material You Design アイコンの実装

はじめに Android 開発エンジニアを担当している岡田です。 弊社のサービスであるヘルシカにて、Material You Design のアイコンを実装しました。 今回は Material You Design とアイコンの実装についてご紹介したいと思います。 Material You Design Android 12 から導入された Material You Design は、Android 端末の画面を自分好みの色合いやデザインに変える機能です。 2014 年に発表した Material De

カンファレンス運営1年目の挑戦:成功と課題を振り返る

はじめに CTO室 Dev Enable グループの羽馬( X: @naohaba70 )です。 昨年は私たちにとって、初めて「カンファレンス運営」に挑戦した年でした。 初めて協賛や運営に取り組む中で、成功の喜びや予想外の課題に直面し、多くの学びを得ることができました。この経験は、チームにとって 大きな成長の一歩 となり、今後の活動の土台を築くものになったと感じています。 この

2024年の振り返りと2025年に向けて

この記事は every Tech Blog Advent Calendar 2024 の25日目、 締めくくりの投稿となります。 今年も無事完走できたことを大変嬉しく思います。 CTOの @imakei_ です。 本稿では、2024年における当社の技術的進化と組織的成長を振り返りつつ、2025年に向けた展望をお伝えしたいと思います。 昨年の 振り返り と併せてご覧いただくことで、この1年間の変遷をより立体的にご理解いただ

サンタさんへ、MySQL5.7から8.4にアップグレードしてください

サンタさんへ、MySQL5.7から8.4にアップグレードしてください この記事は every Tech Blog Advent Calendar 2024 の 24 日目の記事です。 背景  こんにちは、開発本部 RetailHUB開発部 NetSuperグループに所属するフルスタックエンジニアをやらせていただいています、ホーク🦅アイ👁️です。 リテールハブ事業部  私の所属しているリテールハブ事業部の話をもう少し詳細にしてみよう