株式会社スタメン の技術ブログ

QuickSightのSPICEデータ使用量をLambdaで監視している話

目次 はじめに 使用量監視の課題 LambdaとCloudWatchを用いた監視方法 名前空間別にSPICE使用量を集計してCloudWatchにメトリクスを送信するLambda関数 CloudWatchアラート、ダッシュボードの作成 まとめ はじめに こんにちは、スタメンの田中、若園です。 こちらの記事 でカスタムダッシュボード機能の全体像を紹介しました。🎉 この記事では、続編その2としてカスタムダッシュ

QuickSight SPICEデータのLambda関数を用いた自動更新処理

目次 はじめに データ更新のニーズと課題について API経由でのSPICEデータの更新方法 自動更新のアーキテクチャ Lambda関数のコード まとめ はじめに こんにちは、スタメンの田中、若園です。 こちらの記事 でカスタムダッシュボード機能の全体像を紹介しました。🎉 この記事では、続編その1として、カスタムダッシュボード機能におけるLambda関数を活用したQuickSightのSPIC

QuickSightを利用してカスタマイズしたダッシュボードを埋め込む

目次 はじめに カスタムダッシュボードの概要 カスタムダッシュボードのアーキテクチャ データセットの結合 アプリケーションへの埋め込み セグメント機能 まとめ はじめに こんにちは、スタメンのチームねぎまの近藤、滿本です。 以前、「 名前空間を用いたQuickSight上でのマルチテナントの実現 」というブログでご紹介した技術を用い、カスタムダッシュボード機能

Jetpack Compose のプレビューを利用して Android View で作成したコンポーネントの開発を加速させる

こんにちは、TUNAG事業部のカーキ ( @khaki_ngy )です。 普段は TUNAG の iOS/Android などのモバイルアプリの開発を行なっています。 今回は TUNAG の Android アプリ開発における Android View の開発での Jetpack Compose を使ったレイアウトプレビューの活用について、Jetpack Composeの導入理由と併せて紹介していきます。 Jetpack Compose の導入 TUNAG の Android アプリでは Jetpack Compose の安定版がリ

JSON:APIフォーマットのTSの型を、デシリアライズした型に変換する型パズルの実装

はじめに こんにちは。株式会社スタメンで FANTS のエンジニアをしている @0906koki です。 今回の記事では、以前社内で実装した、デシリアライズする前の JSON:API フォーマットの型を、デシリアライズ後の型に変換する方法について書きたいと思います。 目次 はじめに 目次 TL;DR (概要) 👇 この JSON:APIフォーマットの型を... 👇 こう デシリアライズした型に変換する! JSON:A

名前空間を用いたQuickSight上でのマルチテナントの実現

Work illustrations by Storyset こんにちは、スタメンの滿本、若園、田中、近藤です。スクラムでのチーム名は、チームねぎまです。 (2022年冬から スクラム開発に移行しました ) 本記事では、QuickSightの概要、マルチテナント構成とその運用方法について紹介します。 QuickSightとは QuickSightは、AWSが提供しているクラウドBIサービスです。 本項では、QuickSightの主な構成要素であるユ

Next.js×NestJSをモノレポで構築/運用してみました

こんにちは、スタメンエンジニアの手嶋です。普段はRuby on RailsやReactなどの技術を用いて開発しています。最近は フィーチャーチーム体制に切り替わったこともあり 、AWSなどの技術にも触れる機会が増えました。 これまで複数のプロジェクトにおいて React(TypeScript) で開発を行ってきました。そんな中でやはり型の恩恵を感じることが多かったのですが、バックエンドも

スタメンインターン体験記

はじめに こんにちは。 takumma といいます。株式会社スタメンで一ヶ月半ほどインターンをさせていただいたので、そこで体験したことを文章として残そうと思います。 本当はインターンでお世話になった社内の方達に向けて社内ドキュメントに投げようと思っていたのですが、その旨を CTO の松谷さんに話したら、是非社外向けにも公開してほしいとのことだったので、

Deviseにおける認証ロジックの実装

TL;DR (概要) Deviseにおける認証ロジックの実装 認証処理の流れ カスタムストラテジーの実装 カスタムストラテジーの呼び出し default_strategiesとして呼び出す ストラテジー名を指定して呼び出す その他 Tips FailureApp(エラーハンドリング用のクラス) hook model 参考 まとめ TL;DR (概要) こんにちは、スタメンエンジニアの井本です。普段はRuby on RailsやAWSなどサーバーサイド寄りの

TUNAG(ツナグ)の技術と開発体制のすべてを紹介します!

こんにちは。CTOの松谷です。現在はCTOとTUNAG開発部部長を兼務しており、CTOとして会社全体の技術統括を行いながら、TUNAG開発部長として開発組織マネジメントを担っています。 本記事では、スタメンの創業事業である TUNAG について、プロダクトと開発体制の紹介をします。 目次 TUNAGについて 開発体制について 技術スタック アーキテクチャ 開発組織 開発組織の変遷 フ

FANTSの開発技術・開発組織を紹介します!

目次 はじめに FANTSとは 技術について 組織について 開発体制 エンジニア おわりに はじめに FANTS事業部の開発部の部長をしている田中( @sukesan_st )です。2021年9月から開発部門の部長としてチームのマネジメントをしています。去年は料理とサウナにハマった1年でした。 私の経歴を簡単に紹介しますと、以下の通りです(FANTSに関連する出来事を抜粋) 2019年4月にスタメンに

FANTS ダッシュボードを支えるフロントエンド技術

こんにちは、株式会社スタメンで FANTS のフロントエンド開発を担当している @0906koki です。 今回の記事では、本日リリースした FANTS ダッシュボードのフロントエンド開発で選定したフレームワークやライブラリ、ディレクトリ構成について解説します。 目次 目次 FANTS ダッシュボードとは? 技術スタック Next.js SWR Styled-Components Storybook ディレクトリ構成 components apis 最後

【AWS FireLens 徹底解説】カスタムFluent Bitイメージで複数種類のログを扱う

本文 こんにちは、スタメンの松谷です。 最近、 Ruby on Railsアプリケーション環境をECSへ移行 しましたが、ログ管理には FireLens for Amazon ECS (以下FireLens)という仕組みを利用しました。 この記事ではFireLensについて説明し、実際の要件にどのように対応したのかを共有します。 FireLens とは FireLensは2019年にリリースされたECSのログ管理機構で、ECSで管理しているコンテナの logi

スタートアップのプロダクト成長の舞台裏とコンテナ化までの道のり

こんにちは。スタメンCTOの 松谷 です。 最近、弊社が提供している 「エンゲージメント経営プラットフォーム TUNAG」 と 「オンラインサロンプラットフォーム FANTS」 のアプリケーション環境をECS上のDockerコンテナへ移行しました。約5年間、EC2で本番運用してきたRailsアプリケーションをコンテナ化することはとても困難でリスクの高い大変な作業でしたが、今後、開発組

Ruby on Rails 5.1から6.1へのバージョンアップをカナリアリリースしました

こんにちは、スタメンのエンジニア、津田です。最近、弊社のサービスで、Ruby on Rails を 5.1 から 6.1 へバージョンアップした際、社内ユーザーからのリクエストのみを6.1環境へ送るカナリアリリースを実施したため、対応をまとめました。 今回は、Railsバージョンだけではなく、同時に以下のような変更を行いました。 EC2インスタンス上で動いていたRailsアプリケーショ