タイミー の技術ブログ

タイミーデータ基盤のモデリング設計について

はじめに こんにちはokodoonです タイミーのデータ基盤に対してデータ モデリング を始めてしばらく経ったので、現状の全体構成を紹介したいと思います 全体構成 弊社のBigQueryは以下の4層にレイヤリングされています それぞれの役割は以下のような切り分けになっています レイヤー名 役割 データレイク層 複数ソースシステムのデータを未加工の状態でBigQueryにロードす

【イベントレポート】Server Actionsを踏まえた フルスタックTypeScriptの一考察

イベント概要 2023年8月2日に「What’s “Next” JS Meetup」と題してバベル社のuhyoさんをお招きしてNext.jsに関する勉強会を開催しました。 その中でタイミーフロントエンドエンジニアのいーふとさん(@redshoga)の講演をイベントレポートにまとめてお届けします。 今回のスピーカー Server Actionsの概要 ※ 2023年8月2日のイベント開催時点での情報であり、将来的に変わる、変わ

スクラムフェス仙台2023に登壇してきました!

内容 こんにちは! スクラム マスターのShinoP ( @marupopu )です! この記事は、 スクラムフェス仙台2023 で登壇した事によるふりかえり記事になります。 実際の発表内容はこちら speakerdeck.com ※後で動画も公開されると思いますので、ぜひ見てください! なぜ登壇したか? 初めに、なぜ登壇する事となったか?ですが、時は今年の1月に行われた RSGT でコンフォートゾーンか

【イベントレポート】プロダクトマネジメント組織のデザイン

イベント概要 2023年8月24日にGaudiy社との共催で「 不確実性を乗りこなす強いプロダクトマネジメント組織のデザイン 」と題して プロダクトマネジメント 組織に関する勉強会を開催しました。 不確実性の高いマーケットに対して、高い成果を出せるチームにしていきたいPdMやPOの方、組織設計からプロダクトのアウトカムを高めたいと考えているEMの方などに特にお勧めの

データアナリストの勉強会をご紹介します!

こんにちは! タイミーのデータアナリストの@takahideです。 今回は、メンバーが行っている「勉強会」を紹介させていただきます。 ご紹介する内容は以下になります。 ・勉強会ではどんなことをやっているの? ・勉強会を通じた業務の広がりとは? 勉強会について 勉強会の具体例 背景 勉強会で用いた本 勉強会の進め方 勉強会を通して 効果検証の講習会 まとめ We’re H

dbtCloudから作成したPullRequestにコンパイル済みSQLをコメントする仕組みを作成した話

こんにちは☀️ タイミーでアナリストとアナリティクスエンジニアしてますokodoonです 今回の記事はdbt CloudでPull Requestを作るときに、レビュー負荷が高くなってしまっていた問題を解消できるように、 コンパイル 済みの SQL をPR上にコメントするような仕組みを作成したことについての紹介です。 もし同じような課題感を抱えている方がいらっしゃれば、参考にしていた

H3を使用したLookerでの可視化

こんにちは、タイミーのデータ統括部データサイエンス(以下DS)グループ所属の菊地です。 今回は、タイミーがBIツールとして導入しているLookerでの、 H3 を使用した可視化をするための取り組みを紹介したいと思います! H3とは H3 とは、Uber社が開発しているグリッドシステムで、オープンソースとして提供されています。 H3 では、位置情報に紐づいたイベントを階層

PoEAAの輪読会を実施しました

はじめに マッチング領域、ワーキングリレーションチームの @Juju_62q です。 タイミーでは有志のメンバーが集まって1年半ほど前から輪読会を行っています。 現在5冊の書籍を読み終わっています。 ブログのタイトルにもありますが、今回 エンタープライズ アプリケーション アーキテクチャパターン (略称PoEAA)の輪読を実施しました。 書籍選定には以下のような狙い

droidcon San Francisco 2023レポート 〜セッション紹介編〜

こんにちは、 Android エンジニアのはる( @ haru2036 )とシャム( @arus4869 )です! 私たちは2023年6月8-9日に アメリカ合衆国 サンフランシスコで開催された droidcon San Francisco 2023 に参加してきました。 前回のイベント報告編に引き続き、実際のセッションを紹介していきたいと思います。 tech.timee.co.jp 特に気になったセッション(haru編) Mobile Feature Flags and Experiments at Uber はじめに

droidcon San Francisco 2023レポート 〜行ってきました編〜

はじめに こんにちは、 Android エンジニアのはる( @ haru2036 )とシャム( @arus4869 )です! 私たちは2023年6月8~9日に アメリカ合衆国 サンフランシスコで開催された droidcon San Francisco 2023 に参加してきました。 タイミーでは KaigiPass というカンファレンス参加補助制度があり、その海外参加第一号として私たちが参加してきた形になります。 私たちが開発・運営している タイミ

Rails edgeでCIを回し始めました 〜見つけたエラー編〜

こんにちは、マッチング領域でバックエンドエンジニアをしているぽこひで ( @pokohide ) です。 前回は Rails edgeでCIを回し始めた話を紹介しました。 tech.timee.co.jp 今回は、実際に弊社でCIを Rails edgeで回し始めた事で見つけたエラーの例を紹介していきます。記事公開時点(2023年7月)のバージョンは下記の通りです。 $ ruby -v ruby 3.2.2 (2023-03-30 revision e51014f9c0) +YJIT [aarch64-linux] $

Vertex AI Pipelinesを効率的に開発するための取り組み

こんにちは、タイミーのデータ統括部データサイエンス(以下DS)グループ所属の小関です。 今回はDSグループがMLパイプライン構築時に活用しているVertex AI Pipelinesを効率的に開発するための取り組みを紹介したいと思います! Vertex AI Pipelinesとは Vertex AI Pipelines とは、 Google Cloudが提供しているMLパイプラインをサーバーレスに構築・実行できるサービスです。 Vertex AI Pipel

DREが考えるデータ基盤の生産性とfourkeysによる可視化

DREグループの 石井 です。 先日といってももうしばらく前ですが、Techmeeというイベントで生産性についてトイルの計測をしてそれを一定に抑える取り組みをしているという話をさせて頂きました 。 https://timeedev.connpass.com/event/275750/ www.youtube.com これはDREグループ内の生産性を維持する=一定以上のアウトプットが出せる状態を作り出すための取り組みでした。 しかし、生産

Rails edgeでCIを回し始めました 〜設定方法編〜

こんにちは、マッチング領域でバックエンドエンジニアをしているぽこひで ( @pokohide ) です。 冷やし中華 はじめました的なタイトルですね。分かります。 今回はタイミーが本番運用している Rails アプリケーションに対して Rails edgeでCIを回すようになった話を紹介します。翌週には「〜見つけたエラー編(仮)〜」と題して、実際に弊社で見つけたエラーの例を紹介して

データサイエンスグループが心からおすすめする本をまとめてみた

こんにちは、タイミーのデータ統括部データサイエンス(以下DS)グループ所属の 小栗 です。 今回は、DSグループのメンバーにおすすめの本を聞いてみたのでご紹介します! *1 おすすめ本を通して、DSグループの雰囲気や、業務で活用するスキル・知識について、みなさんに伝わればいいなと考えています。 データサイエンス(DS)グループの紹介 本題に入る前に、軽く