タイミー の技術ブログ

RBS に出会って変わった Ruby への向き合い方

目次 はじめに RBS について rbs-inline と Steep について RBS に出会ってからの Ruby への向き合い方 はじめに こちらは Timee Product Advent Calendar 2024 の24日目の記事です。 前日は @beryu の iOSの職能チームが存在しない組織で、WWDCハッカソンを企画・開催しました でした。 こんにちは。バックエンドエンジニアの @dak2 です。 タイミーではバックエンドの Ruby on Rails アプリケーショ

統計検定準1級(CBT)で、最優秀成績賞をいただいたので勉強法を紹介します

Timee Advent Calendar 2024 23日目の記事です。 こんにちは、タイミーでデータアナリストをしている yuzuka です。 先日、統計検定準1級に合格し、最優秀成績賞をいただきました🌸 弊社からは別のアナリストがすでに 統計検定準1級の合格体験記 を出してくれていますが、合格体験記はあればあるだけ良いと思うので、私も書こうと思います。 受験の動機 社会人7年目で文系職

iOSの職能チームが存在しない組織で、WWDCハッカソンを企画・開催しました

これは Timee Product Advent Calendar 2024 の23日目の記事です。 こんにちは。タイミーでiOSアプリを作っている岐部( @beryu ) です。 もうすぐクリスマスですね!月初から我が家のリビングに置いてあるクリスマスツリーもだいぶ見慣れてきました。 さて、今年も例年通りApple社による開発者カンファレンス「 WWDC24 」が夏に開催されましたね。 弊社の体制としては”iOSチーム”と

組織の立ち上げ期から取り入れるチートポTIPS

本記事は、  Timee Advent Calendar 2024  の 12/22 公開分の記事になります。 はじめに 前提:チームトポロジーとは? 組織規模とフェーズにおけるチームトポロジーへの誤解 備えとしてのチームトポロジー グロース期の組織への段階的なチームトポロジーの適用 チーム組成のトリガーを見極める 組成に備えてチームメンバーの志向を理解しておく 最後に はじめに 株式会社タ

PlaywrightとMSWを組み合わせる

この記事は Timee Product Advent Calendar 2024 シリーズ2の21日目の記事です。 はじめに タイミーでフロントエンドエンジニアをしている大川です。 PlaywrightでのUI自動テストを運用してきた中で学んだ、PlaywrightとMock Service Worker(以降、MSW)を組み合わせたAPIのモック方法を紹介します。 Playwrightのテスト中にモックレスポンスを定義する バックエンドと連携しているシステム全体

MySQL実行計画によるパフォーマンスチューニングの実践

こんにちは。エンジニアリング本部 プラットフォームエンジニアリングチームの徳富です。 この記事は、 Timee Product Advent Calendar 2024 の 20 日目として、EXPLAINを使用した実行計画の見方についてご紹介します。 背景 タイミーでは、会社の成長に伴い、パフォーマンスチューニングが喫緊に求められています。このような課題に対処するため、クエリのパフォーマンスチュ

Slack の Huddles を使ったプラクティスとその背後にある考え

はい、亀井です。 yykamei という名前でインターネット上では活動しています。所属はタイミーです。 今回は Timee Advent Calendar 2024 の 19 日目の記事として、Slack の Huddles を使ったプラクティスとその背後にある考え、というタイトルで、筆を取らせていただきました。 仕事におけるコミュニケーションツールはいろいろありますが、その中でも Slack を使っている組織は多い

packwerk チェッカーとちゃんと向き合う

こちらは Timee Product Advent Calendar2024 の18日目の記事です。前日は @ryopeko による「 RubyWorld Conference 2024に参加してきた 」でした。 こんにちは。タイミーでバックエンドのテックリードをしている @euglena1215 です。 タイミーではモノリスな Ruby on Rails アプリケーションに一定の規律を設けるために Packwerk を導入しています。 A Packwerk Retrospective であったように、Packwerk はあく

モノリスの運用課題を解決するためにコードオーナーをSentryとDatadogに送る

モノリス特有の運用課題 こんにちは。バックエンドエンジニアの須貝です。 タイミーのバックエンドAPIはモノリスなRuby on Railsアプリケーションです。2024年12月現在、このリポジトリ上で10程度のチームが開発しています。 モノリスは利点も多いのですが、チームが増加するにつれて運用面でモノリス特有の難しさを感じることも増えてきました。例えば、SentryやDatadogで

英語YATTEIKI

Timee Advent Calendar 2024 13日目の記事です。 こんにちは!バックエンド・エンジニアの松岡です。 僕は2024年3月にタイミーに入社して、オフショア開発チームでブリッジ・エンジニアをしています。 チームメンバーの多くはオフショア先のベトナムの方々で、僕はそんなみんなと一緒にわいわい開発しています。 そんなチームではコミュニケーションの多くが英語で行われて

Vertex AI Pipelinesテンプレートを管理するArtifact Registryの導入

Timee Product Advent Calendar 2024 13日目の記事です。 MLOpsエンジニアとして10月にタイミーにジョインした、 ともっぴ です。 データエンジニアリング部 データサイエンス(以下DS)グループに所属し、ML基盤の構築・改善に取り組んでいます。 概要 本記事では、Vertex AI Pipelinesを効率的に開発するために行った 「Vertex AI Pipelinesテンプレートを管理するArtifact Registryの導入」 の取

OpenTelemetryで環境ごとにObservability Backend(Jaeger、Datadog)を切り替えてエンジョイしてみたよ

こんにちは! タイミーでPlatform Engineerをしている @MoneyForest です。 こちらは Timee Product Advent Calendar 2024 の10日目の記事です。 2024年8月に入社して、幸いにもチームメンバーにも恵まれて楽しく働いています。 個人的にキャッチアップがあまりできていなかった OpenTelemetry を題材にして実装をしてみたので、ここから得られた気づきや知見を共有したいと思います。 はじめ

Majestic Monolith, そして Citadel

こちらは Timee Product Advent Calendar 2024 の9日目の記事です。前日は平岡の スクラムマスターが常に意識するべき重要なこと でした。 タイミーでテックリードをしている @euglena1215 です。 最近、Majestic Monolith と Citadel というアーキテクチャ・考え方を知ったのですが、あまり国内では認知度が高くないように感じたので紹介してみたいと思います。 自分が見つけた日本語での

学びと経験のアウトプットをしよう!

Timee Advent Calendar 2024 6日目の記事です。 タイミーでスクラムマスター(以下、SM)/アジャイルコーチを担当している正義です! この記事では 学習したことや学んだことは、どんどんアウトプットするといいよ! どのようなアウトプット方法があるのか? というお話をします。 なぜアウトプットをするのか? 1. 自身への定着 それは「学習に対する能動性を向上し、自身

スクラムマスターとリーダーとプロジェクトマネジメント

Timee Advent Calendar 2024 6日目の記事です。 タイミーでスクラムマスター(以下、SM)/アジャイルコーチを担当している正義です! この記事では SMに求められるリーダーの性質は何か SMもプロジェクトマネジメントに関する知識を得ておくと良い というお話をします。 スクラムマスターに求められるリーダーの性質は色々ある SMはどのようなリーダーであるべきか、色々な観