株式会社ラクス の技術ブログ

生成AIを業務利用して感じたこと、これから意識したいこと

はじめに こんにちは、サーバサイドエンジニアの rakusksato です 2023年皆さんにとって1番のトピックは何だったでしょうか? 個人的には生成AIの登場、主に ChatGPT や GitHub Copilot でした。 ラク スでは、生成AIを積極的に業務へ取り入れています。 今回は約1年間、生成AIを業務利用してみて感じたことを 対話型AI と GitHub Copilot についてそれぞれ分けて話していきたいと思い

WSL2+Docker でISUCONの問題に挑戦しよう!

こんにちは、あるいはこんばんは。だいたいサーバサイドのエンジニアの( @taclose )です☆ もうあと1か月で ISUCON13 ですね!お祭りですね! という事で、今日は Windows 上でISUCONの環境を構築して、是非練習してもらえたらなと記事を書きました! これを参考にしながら是非、みなさんもトライしてみてください! 読者ターゲット 前書き 手順1:Docker Composeを使えるように

【React】tanstack table + MUIでチェックボックス付きのテーブルを作る

はじめに こんにちは。フロントエンド開発課に所属している新卒1年目のm_you_sanと申します。 実務でtanstack tableを使う機会があり、便利に感じたので紹介させていただきます。 目次は以下の通りです。 はじめに tanstack tableとは 使い方 サンプルデータの用意 カラムの定義 テーブルオブジェクトの作成 テーブルの表示 チェックボックスの状態管理 行の削除 まとめ tanstack t

PHP Conference 2023【参加レポート】

はじめに メールディーラー開発課のyamamuuuです。 2023/10/08(日)に PHP Conference 2023が完全オフラインで開催されました。 PHP Conference Japan 2023 ラク スはシルバースポンサーとして協賛し、エンジニア4名が登壇した他、初のブース出展を行いました。 本ブログではイベントの参加レポートと、 ラク スからの登壇者本人によるレポートに加え、ブースやイベントの様子もお届けし

【感想戦】SRE NEXT 2023にラクスSRE課で参加しました

SRE課の飯野です。 去る2023/9/29(金)、『 SRE NEXT 2023 』が開催されました。 弊社SRE課からも6名が現地参加し、熱量あふれるたくさんのセッションを肌で体感してきました。 本ブログでは、SRE NEXT参加後にメンバーで実施した 感想戦 の内容をお届けします。 目次 SRE NEXTとは? 当日の様子 感想戦やってみよう 総括 SRE NEXTとは? SREに関わるトピックを扱う日本国内の大型カン

Prometheusを超える? VictoriaMetricsの魅力とは

顔の濃さが唯一の アイデンティティ のインフラエンジニア、m_yamaです。15カ月ぶり2度目の登場です。 去年、 ラク スで先行技術検証を行っている「技術推進プロジェクト」で取り組んだ「スケーラブルな監視システム」について、1年たっぷり寝かせた熟成リリースとなります。お目汚し失礼いたします。 VictoriaMetricsとは? VictoriaMetricsのメリット・デメリット VictoriaMetric

目指せISUCON!!社内WEBパフォーマンス改善ハンズオンのすすめ

こんにちは、あるいはこんばんは。だいたいサーバサイドのエンジニアの( @taclose )です☆ みなさん、この本を読んだ事ありますか?? 達人が教えるWebパフォーマンスチューニング 〜ISUCONから学ぶ高速化の実践 ISUCONをテーマとしながらWebパフォーマンスの改善の進め方を解説した本で、改善するなら一度は読む事をお勧めします! とはいっても、いざWebパフォーマンス改

Dockerイメージの中身を理解する

はじめに こんにちは、開発課に所属している新卒 1 年目のke-suke0215です。 Dockerのイメージについて「なんとなく業務で使っているけど、いまいちどうなっているのかわかっていない」という状態だったので、今回はDockerイメージの中身がどのように構成されているのかについて調べてみました。 私のようなDockerをなんとなく使っている方が仕組みを理解する手助けになれ

DBセキュリティ性能検証 「概要と計画」編

こんにちは。 株式会社 ラク スで先行技術検証をしたり、ビジネス部門向けに技術情報を提供する取り組みを行っている「技術推進課」という部署に所属している鈴木( @moomooya )です。 ラク スの開発部ではこれまで社内で利用していなかった技術要素を自社の開発に適合するか検証し、ビジネス要求に対して迅速に応えられるようにそなえる 「技術推進プロジェクト」

AWSの既存環境をTerraformでコード化してみた

はじめに  こんにちは、 ラク スでインフラを担当しているftkenjです。  弊社ではサービスの製品サイトを AWS で運用していますが、リソースの追加・変更が発生するたびにコンソールにログインをして画面をポチポチして行っています。 オンプレよりは楽ですが、 クラウド サービスの利点を生かし切れていませんでした。  そこでサービスでも利用してるTerrafo

【React】Reactのメモ化について~React.memo・useCallback~

はじめに 初めまして、新卒1年目のm_you_sanと申します。 初学者向けにReactにおけるメモ化の方法を簡単に紹介させていただきます。 目次は以下の通りです。 はじめに そもそもメモ化って? メモ化の方法 React.memo 使用例 注意点 useCallback 注意点 まとめ そもそもメモ化って? メモ化は簡単に言うと、計算結果を保持して、それを再利用する手法です。 Reactの場合、無駄な

OSSでオブザーバビリティを実現する (Elastic Stack x OpenTelemetry on Kubernetes)

こんにちは。インフラエンジニアの gumamon です! 最近はSRE的なことも ちょこちょこ やらせて頂いています。 NewRelic、Datadog、モダンな監視(オブザーバビリティ)って良いですよね。 弊社も Kubernetes ( k8s )等を利用した環境が増えてきた折、そろそろ必要になってきた(と思っている)のですが、NewRelic、Datadog等の クラウド サービスは ランニングコスト が安くない。 そこで

【AWS_ADOT】Fargate以外のPodメトリクスをADOTの仕組みで抜き出したい

はじめに 初めましてこんにちは。 ngerukatakataです。 営業上がりの未経験エンジニアとしてそこそこの期間を働いております。 最近AWSEKS環境なんてものを触り始めました。 k8s 環境に触れるのも初めてなうえに、 AWS もそんなに触ったことない人間なので四苦八苦としています。 簡単な面もあればどうしたら実現できるんだ!なんて面にもぶつかったり… 皆さんも k8s に触

文書画像を対象にしたAIのタスクとSOTAモデルの紹介

はじめに ラク スのサービスでは請求書や領収書をはじめ、様々な文書を取り扱っています。 例えば楽楽精算では領収書の読み取り機能を有しており、この機能にはAIを用いた画像認識を活用しています。 このように文書画像を対象としたAI(以下、本記事では文書画像読解AIと呼びます)は、様々なタスクに応用できます。 そこで今回の記事では、文書画像読解AIではどの

楽楽精算の成長を支えるPBI優先度設定の狙いとポイント

皆さん、こんにちは!もしくはこんばんは! 楽楽精算プロダクトマネージャーのwekkyyyyです。 前回は、「楽楽精算PdMの業務内容を紹介します」というタイトルで記事を書かせていただきました。 tech-blog.rakus.co.jp 今回は、第二弾として PBIの優先度設定方法のポイントと設定することの狙い というテーマでブログを記載します。 今回このテーマで書こうと思ったきっかけ