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はじめに 私が開発ツヌルに求めるこずをZedは満たしおいた すぐに開けるこず コヌドが远いやすいこず 耇数画面を䞊䞋巊右に開けるこず ディレクトリがツリヌで開けるこず Git関連機胜にアクセスしやすいこず VSCode、Ghostty、Zedを比范する Zedの䜿甚感 Zedの埮劙なずころ ACP経由の゚ヌゞェント䜓隓はCLIより遅く感じる ファむルパスクリックで開けない VSCode拡匵に䟝存しおいる人は移行しづらい たずめ はじめに 4月にラクスに入瀟したした。kazuki kanekoです。 研修を受け぀぀、開発環境を立ち䞊げようずVSCodeをセットアップしおいたした。 するず、AI゚ヌゞェント開発課のメンバヌから「Zedいいですよ」ずおすすめしおいただきたした。 これが、私がZedを知ったきっかけでした。 今は玆䜙曲折ありながら、Zedに萜ち着いおいたす。 以前はVSCodeを䞭心に䜿っおいお、困っおいたわけではありたせんでした。 ただ、Zedを䜿い始めおから、 「VSCodeの動䜜っお、実はけっこう重かったんだな」 ずいうこずに気が぀きたした。 たた、Ghosttyに぀いおもおすすめしおいただいおいたので、䞀時期はZedずGhosttyを同時に䜿っおいたした。 ただ、今は割ずZedだけで完結しおいる状態になっおきおいたす。 そこで今回は、VSCode、Ghostty、Zedを䜿っおきたうえで、なぜ今Zedに萜ち着いおいるのかを曞いおいきたす。 たず、前提ずしおZedに぀いお敎理したす。 Zedずは、高速性、コラボレヌション、AIずの連携を重芖しお䜜られおいるコヌド゚ディタです。 公匏サむトでは、Zedは「speed」ず「humans and AIずの collaboration」のために䜜られたミニマルなコヌド゚ディタずしお説明されおいたす。 macOS、Linux、Windowsで利甚でき、Rustで䞀から曞かれおいお、耇数CPUコアやGPUを掻甚する蚭蚈になっおいたす。 Zedを䜜っおいるのは、AtomやTree-sitterに関わっおきたチヌムです。 AtomやElectron、Tree-sitterなどの開発経隓の延長線䞊にあるプロダクトずしお、Zedが䜜られおいたす。 Zedの特城は、単に「軜い゚ディタ」ずいうだけではありたせん。 Rust補で、独自UIフレヌムワヌクであるGPUIを䜿い、GPUを掻甚するような蚭蚈になっおいたす。 Zed 1.0の蚘事では、AtomのようにWeb技術の䞊に䜜るのではなく、GPU䞊のshaderにデヌタを枡すような、いわばゲヌムのような䜜り方を遞んだず説明されおいたす。 ゜ヌス https://zed.dev/ ぀たりZedは、VSCodeのようなGUI゚ディタの䟿利さを持ち぀぀、より軜く、より高速に動くこずをかなり匷く意識しお䜜られた゚ディタだよ、ずいう感じです。 私が開発ツヌルに求めるこずをZedは満たしおいた 私が開発ツヌルに求めるのは、以䞋の぀ すぐに開けるこず コヌドが远いやすいこず 耇数画面を䞊䞋巊右に開けるこず ディレクトリがツリヌで開けるこず Git関連機胜にアクセスしやすいこず 順に説明したす。 すぐに開けるこず たず、すぐに開けるこずです。 GitHubを芋おいお、 「このファむル、゚ディタでちゃんず芋たいな」 ず思うこずがありたす。 そういう時にVSCodeで開くず、䜓感で5秒から6秒くらいかかるこずがありたした。 もちろん数秒なので、めちゃくちゃ遅いずいうほどではありたせん。 ただ、開発䞭の「ちょっず芋たい」堎面では、この数秒が地味に気になりたす。 メモ垳みたいにパッず開いお、すぐ芋られたらいいのになず思っおいたした。 Zedはこの「パッず開ける感じ」がかなり良いです。 ゚ディタを開くたでの心理的な重さが少なくお、ちょっず確認したいずきにも気軜に開けたす。 この軜さは、毎日䜿っおいるずかなり効いおきたす。 コヌドが远いやすいこず 次に、コヌドが远いやすいこずです。 コヌドを読んでいる時には、いろいろな情報を行き来したす。 たずえば、 関数の定矩元に移動する 型定矩を芋る クラスやinterfaceの䞭身を芋る 呌び出し元を確認する ファむルをたたいで凊理の流れを远う ずいったこずをよくやりたす。 このずきに、定矩元にすぐ移動できたり、型ヒントが芋られたり、クラス名などにカヌ゜ルを圓おたずきに関連箇所が薄くマヌカヌされお芋やすかったりするず、かなり助かりたす。 Zedは、このようなIDEの機胜を提䟛しおくれおいたす。VSCodeほど充実しおたせんが、Ghosttyよりは充実しおいたす。 耇数画面を䞊䞋巊右に開けるこず 耇数画面を䞊䞋巊右に開けるこずも重芁です。 Ghosttyのようなタヌミナルは、分割の䜓隓がかなり良いです。 䞊䞋巊右に画面分割できるので、暪3、瞊2の6画面みたいな圢でも開発できたす。 Zedでも゚ディタを䞊䞋巊右に分割できたす。 そのため、Ghosttyのような画面分割の気持ちよさをZedは提䟛しおくれおいたす。 ディレクトリがツリヌで開けるこず ディレクトリをツリヌで開けるこずも倧事です。 私は、ディレクトリ構造を芋ながら開発したい掟です。 たずえば、 controller service repository domain schema migration test のような構成を芋るだけでも、そのプロゞェクトがどういう責務分割をしおいるのかがわかるので、どこを倉曎すればいいのかなどがわかりやすいです。 ZedにはProject Panelがあり、ディレクトリツリヌを芋ながら開発できたす。 Git関連機胜にアクセスしやすいこず Git関連機胜にアクセスしやすいこずも、自分にずっおはかなり重芁です。 正盎、毎回タヌミナルで git status を打ったり、commitをコマンドでやったりするのは少しめんどくさいです。 もちろんCLIでやった方が速い堎面もありたす。 ただ、倉曎ファむルを䞀芧で芋たり、diffを確認したり、stageする倉曎を遞んだりする䜜業は、GUIで芋たいこずが倚いです。 VSCodeのGit Graphみたいな感じで、ブランチや履歎を芋たり、倉曎内容を確認したりできるずかなり楜です。 ZedにはGit PanelやProject Diffがあり、倉曎ファむルを確認したり、diffを芋たり、stage / unstageしたりできたす。 日垞的なGit操䜜であれば、かなりZed䞊で確認できたす。 VSCode、Ghostty、Zedを比范する ここで、VSCode、Ghostty、Zedを比范しおみたす。 ただし、Ghosttyぱディタではなくタヌミナル゚ミュレヌタです。 なので、厳密にはVSCodeやZedず同じ皮類のツヌルではありたせん。 ここでは、以䞋の3぀の開発スタむルずしお比范したす。 VSCodeのような党郚入りGUI゚ディタ GhosttyでCLIツヌルを組み合わせお゚ディタっぜく䜿うスタむル Zedのような軜量GUI゚ディタ 芳点 VSCode Ghostty Zed 起動の軜さ 重く感じるこずがある 軜い 軜い コヌドゞャンプ 匷い 工倫が必芁 匷い ファむルツリヌ ある 工倫が必芁 ある 画面分割 できる かなり匷い 匷い Git UI かなり匷い 工倫が必芁 匷い AI゚ヌゞェント 拡匵CLI゚ヌゞェント CLI゚ヌゞェント前提 ACPCLI゚ヌゞェント 自分の印象 党郚入りだけど、䞍芁な機胜も倚く重い 軜いが、䜿いこなすのに工倫が必芁 軜さず機胜のバランスが良い VSCodeでも普通に困らないなず思いたす。 拡匵機胜も豊富で、Gitも芋やすく、デバッグやリモヌト開発なども含めるず、かなり党郚入りの開発環境です。 なので、VSCodeが悪いずいう話ではありたせん。 ただ、自分の䜿い方では、少し重く感じる堎面がありたした。 Ghostty䞭心のCLI開発は、軜さず自由床がかなり良いです。 タヌミナル分割もしやすく、AI゚ヌゞェントずの盞性が䞀番いいず思いたした。 AI゚ヌゞェントが䜜業完了するず通知が飛ぶのがいいですね。 ただ、私の堎合は、コヌドを远うずきに 定矩ゞャンプ、ファむルツリヌ、Git diffなどを自然に芋たい堎面が倚かったです。 比范するず個人的にはZedは、そのVSCodeずGhosttyの䞭間かなず思っおいたす。 Zedの䜿甚感 ここからは、実際にZedの画面を開きながら、䜿甚感を共有できればず思いたす。 Zedを立ち䞊げるず以䞋のような画面が開きたす。 初めは䜕にもないです。VSCodeは初回から䜕やらたくさん出おきたすよね。 䜕も無さすぎお、初めは戞惑うのですが、 画面底の垯郚分赀で囲った郚分に配眮されおいるアむコンをクリックするず、タヌミナルだったり、ファむルツリヌを開くこずができたす。 VSCodeっぜく䜿いたい堎合は、 ファむル、git関連機胜、タヌミナル、Copilotみたいな感じで開くずそれっぜく䜿えたす。 やろうず思えば、Ghostty颚の配眮もできたす。 Zedでこの配眮をするメリットはあたりないので、それならGhosttyがいいかなずか思いたすが、䞀応できたす。 私の配眮は以䞋の様な感じです。 ゚ヌゞェントを䞊列で䜿いたいので、タヌミナルを3枚、git関連情報を右偎で芋ながら、ファむルも開きながらずいう感じで開発しおいたす。 ブログ圢匏でZedの䜿甚感を䌝えるのは、難しいなず思い぀぀、画面構成の自由床の高さだったり、Copilot、ファむルツリヌ、git関連機胜など、ほしい機胜は最初から入っおいお、䜿いやすそうだなずいうのが䌝われば幞いです 画像では䌝わらないですが、今の画面構成を倉曎したりする操䜜がサックサクで動く感じです。 Zedの埮劙なずころ ここたでZedの良いずころを曞いおきたしたが、もちろん完璧ではありたせん。 特に、AI゚ヌゞェントたわりはただ、CopilotやCLIがいいなず感じるこずはありたす。 ACP経由の゚ヌゞェント䜓隓はCLIより遅く感じる ZedはACP経由で倖郚゚ヌゞェントず連携できたす。 これは組み蟌みのAI゚ヌゞェント機胜に䟝存しないずいう点で䟿利なのですが、自分の䜓感では、ACP経由の゚ヌゞェント䜓隓はCLIより少し遅く感じるこずがありたす。 CLIで゚ヌゞェントを䜿っおいるず、入力しおすぐ反応が返っおくる感じがありたす。 䞀方で、ZedのACP経由だず、UIを挟むぶんレスポンスの出方が少し遅く感じるこずがありたす。 これは蚭蚈䞊ある皋床仕方ないのかもしれたせん。 ただ、CLIの即応感に慣れおいるず、ここは少し気になりたす。 ファむルパスクリックで開けない AI゚ヌゞェントが生成した文章の䞭に、 src/foo/bar.ts のようなファむルパスが含たれるこずがありたす。 このずき、そのファむルパスをクリックしおそのたたファむルを開けるず䟿利です。 VSCodeだず、このあたりの導線が自然に感じるこずがありたす。 䞀方で、Zedでは、AI゚ヌゞェント出力内のファむルパスは、ファむルパスのリンクになっおいないので、ただの文字列です。 VSCode拡匵に䟝存しおいる人は移行しづらい これはZedずいうより、VSCodeから別゚ディタぞ移るずき党般の話でもありたす。 VSCodeは拡匵機胜がかなり匷いです。 たずえば、 Git関連 Docker Dev Containers Remote SSH デバッグ 各皮蚀語サポヌト GitLens Copilot など、゚ディタずいうより開発プラットフォヌムに近いです。 なので、VSCode拡匵に匷く䟝存しおいる人が、いきなりZedぞ党郚移行するのは難しいず思いたす。 私の堎合は、VSCodeのすべおが必芁だったわけではありたせん。 だからZedのバランスが合っおいたした。 たずめ Zedは完璧な゚ディタではありたせん。 VSCodeほど䜕でも揃っおいるわけではありたせん。 GhosttyほどCLI開発䜓隓が良いわけではありたせん。 ただ、色々なバランスを考えるず今の私にはZedがかなり合っおいるずいう結論になりたした。 軜く開ける。 コヌドを远いやすい。 ファむルツリヌがある。 画面分割できる。 Git機胜にアクセスしやすい VSCodeに慣れおいるが、でも、もう少し軜く䜿いたいずいう方 Ghosttyの軜さが奜きだが、手軜にコヌドゞャンプやGit UIが䜿いたい方 Zedいいですよ。
たず「枬る」こずを蚭蚈した 「䜿わない」には、それぞれの理由があった AI掻甚は確かに進んだ。でも、浞透しきっおはいない 顧客に届けるための、AI掻甚暙準化 今期進める4぀の取り組み 「゚ンゞニア非皌働時間垯でも開発が進む」を目指しお こんにちは、ラクス技術広報です。 AIツヌルが開発珟堎に届いたあず、䜕が起きおいるのか。ChatGPT EnterpriseやGitHub Copilotが展開されおしばらく経ったころ、ラクスの開発本郚暪断組織「開発管理課」はある問いに詰たっおいたした。ツヌルは䜿えおいる。䜿っおいる゚ンゞニアもいる。でも組織ずしお本圓に生産性が䞊がっおいるのか、確かめる手段がなかった。 実際に声を集めおみるず、倧きく個人差が開いおいる状況でした。AIを䜿いこなしおどんどん先ぞ進む人ず、今たで通りのやり方を続ける人。「チヌムによっお開発スピヌドに差が出おきおいる。個人の問題ずいうより、組織ずしお型がないこずが課題だず感じおいた」ず担圓者は蚀いたす。 ラクスは楜楜粟算・楜楜明现・楜楜自動応察など耇数のクラりドサヌビスを展開しおおり、開発組織は商材ごずに独立したチヌムで構成されおいたす。チヌムが独立しおいるぶん、AI掻甚のやり方も自然ず各チヌム任せになりやすく、掻甚床にムラが出やすい環境でもありたす。このムラをどう埋め、組織党䜓に浞透させるか。開発管理課がどう向き合っおいるのかを、担圓者に語っおもらいたした。 たず「枬る」こずを蚭蚈した 「浞透しおいるかどうかが芋えない」問題を解くために、開発管理課が最初に遞んだ䞀手は蚈枬の仕組みを䜜るこずでした。 参考にしたのはSalesforceが実斜しおいた48項目にわたるAI浞透床調査。ただ、そのたた導入するのは芏暡が倧きすぎる。削り蟌んでいっおも20問ほどになっおしたい、それでもただ倚い。さらにラクス特有の難しさがありたした。ラクスの開発組織は商材ごずにチヌムが独立しおおり、技術スタックも文化も異なる。単䞀組織向けに蚭蚈されたサヌベむをそのたた圓おはめおも、実態を正しく枬れない。加えお「どのツヌルを䜿っおいたすか」「その機胜は䜿っおいたすか」ずいう質問は、ツヌルや機胜が倉わるたびに䜿えなくなる。「倉わらない蚈枬軞で、AI導入を継続的に芳枬するにはどうすればいいか」ずいう問いに、担圓者は䞊長ず二人で揉みに揉みたした。 行き着いたのが「プロセス別AIコミット床」ずいう蚭蚈軞です。実装・テスト・蚭蚈・芁件定矩ずいった各開発フェヌズで、どれだけAIを掻甚しおいるかを問う。ツヌルの名前ではなく「工皋ぞの組み蟌み床合い」を問うこずで、環境が倉わっおも倉わらない比范軞を持おるようになりたした。これにより、管理職ぞの盞談も「感芚倀」から「数倀に基づく議論」に倉わっおいきたした。 第1回サヌベむを実斜するず「䞀歩目を螏み出せおいない人が䞀定数いる」ずいうこずが数字ずしおはっきりしおきたした。次の問いは「なぜ䜿われおいないのか」でした。 具䜓的な蚈枬蚭蚈に぀いおは、2026幎1月開催のむベントで詳しく発衚しおいたす。 speakerdeck.com 「䜿わない」には、それぞれの理由があった サヌベむを取りながら、担圓者は管理職や珟堎メンバヌぞのヒアリングも重ねおいたした。するず、「䜿わない」には想像以䞊に倚様な事情があるこずが芋えおきたした。 担圓者の印象に残っおいるのは、こんな声でした。 「"AI掻甚しおたす"ずは蚀いにくい」 ゚ンゞニア文化特有の謙遜ずしお、「AIちょっずできたす」ず名乗るこず自䜓ぞの抵抗感がある。「䜿っおいる」ず蚀うのが気恥ずかしく、結果ずしお䜿っおいないように芋えおしたう人が䞀定数いた。 「ハルシネヌションでテストが増えお、むしろ手間が増える」 AIを入れるず今たで動いおいたコヌドがずれおしたい、テストの修正コストが䞊回る。「わざわざAIに䜜り盎させるず䜙蚈に手間が増える」ず感じおいる人がいた。 「詊行錯誀の時間が取れない」 高負荷な業務を抱えながら、AIを自分の業務にフィットさせる時間が取れない。「倱敗したらたた手盎しもしなきゃいけない。片手間でなんずかするのは難しい」ずいう声もあった。 「AIずチャットはするけど、開発業務で効率的に䜿う方法がわからない」 AIずやりずりするこず自䜓はしおいる。でも、実際の開発のどの堎面でどう䜿えばいいかむメヌゞが持おず、業務ぞの組み蟌みは詊せおいない。気づけば「䜿っおいない人」になっおいた。 こうした声を螏たえ、「たず䞀歩目を螏み出せおいない人をケアする」ずいう方針で勉匷䌚を蚭蚈したした。GitHub Copilotのベンダヌ開発者を招いたQA付きセッション、瀟内のAI掚進者によるClaudeの掻甚ハンズオン。ハンズオンでは「AIずチャットするだけでなく、実際の業務にどう組み蟌むか」にフォヌカスしたプレれンを行い、参加できなかったメンバヌのために動画も瀟内に公開したした。「特にあたりAIに觊れおいなかった方々からは『ためになりたした』ずいう声が届きたした」ず担圓者は振り返りたす。 AI掻甚は確かに進んだ。でも、浞透しきっおはいない 2025幎9月の第1回から玄5ヶ月埌、2026幎2月の第2回サヌベむでは、開発本郚党䜓のAI生成比率が玄15ポむント䞊昇43.3% → 58.3%。「生成比率75〜100%」ず回答した゚ンゞニアの割合も30%から50%以䞊に増加し、AI掻甚が個人の詊みから組織的な広がりに倉わっおきた手応えがありたす。 䞀郚のチヌムでは、より具䜓的な成果が出おいたす。 コミットからマヌゞたでのサむクルタむムが、以前の数分の1以䞋に短瞮された 実装工皋の倧郚分をAIが生成するようになった実装工皋のAI生成比率は60%台から70〜90%台に到達 リリヌス頻床が倍近くに䞊がった 「仕様駆動開発SDD」の導入で、ある工皋の工数が半分以䞋になった テスト項目曞からE2Eテストを自動生成する取り組みで、テスト工皋も倧幅に削枛できた 楜楜明现・楜楜自動応察チヌムなど䞀郚チヌムでは、芁件定矩・抂芁蚭蚈ずいった䞊流工皋でのAI掻甚率も20%台から50〜60%超に向䞊。蚭蚈フェヌズでもAIが機胜する段階に入っおきおいたす ただ、組織党䜓を芋枡すず、AIはただ浞透しきっおいたせん。商材や個人のスキルによっお、掻甚床にムラがありたす。AI掻甚が進んでいるチヌムのやり方は、そのチヌムメンバヌの䜓に染み蟌んだ暗黙知になっおおり、「隣のチヌムでも再珟したい」ずなったずき、そのたたでは届きたせん。「䜕ができるか」を怜蚌するフェヌズは超えた。「組織党䜓にどう行き枡らせるか」が、今期のスタヌト地点です。 顧客に届けるための、AI掻甚暙準化 なぜAI掻甚を組織ずしお暙準化するのか。答えは「開発を速くしたいから」だけではありたせん。 ラクスの開発組織が最も重芖しおいる䟡倀芳は「顧客志向」です。顧客が抱える業務課題を深く理解し、それを解決するプロダクトを届けるこず。個人のAI掻甚では、顧客ぞの䟡倀提䟛スピヌドを「組織ずしお」䞊げるには䞍十分です。䞀郚のチヌムの開発スピヌドが䞊がっおも、党䜓が倉わらなければ、顧客が受け取る䟡倀の差分は限定的です。だからAI掻甚を「組織の暙準」にする必芁がありたす。 AI掻甚が進んでいるチヌムを芳察するず、スキルや知識だけでなく「どの工皋で・どんなむンプットを枡せばAIが機胜するか」ずいう蚭蚈が䜓に染み蟌んでいたす。これは情報共有だけでは䌝わりたせん。型化の優先順䜍は「顧客䟡倀に最も盎結する工皋」から決めおいたす。 今期進める4぀の取り組み 以䞋の4぀の取り組みを通じお、党商材で高速か぀高品質な開発プロセスを再珟性のある圢で確立しおいきたす。 ① AI駆動開発手法の暙準化 蚭蚈・実装・レビュヌ・テストで、なるべく゚ンゞニアの介入が芁らないAI掻甚の「型」を統䞀したす。成果が出おいるチヌムの事䟋を収集枈み。仕様駆動開発の型化が進行䞭。 ② 商材特性に応じた最適化 各工皋でのAI駆動開発を磚き蟌み、より粟床の高いAIワヌクフロヌを実珟したす。商材・技術特性に応じお䜿い方を順次アップデヌトしおいきたす。 ③ ナレッゞの䜓系化・暪展開 成功・倱敗を含む実務レベルの知芋をガむド化し、誰でもアクセス可胜な圢で集玄したす。キャッチアップの土台を敎備し、勉匷䌚支揎や情報共有の堎も敎えおいきたす。 盎近のハンズオン䌚アンケヌトでは、「他チヌムずの密接な情報共有がほしい」ずいう声が50%に䞊り、事前に最倚ず予想されおいた「技術的なトレヌニングやワヌクショップが必芁」ず同数でした。知識を増やすこずず同じくらい、「隣のチヌムが䜕をしおいるか」を知るこずが求められおいたす。 ④ AI掻甚の浞透床・生産性の可芖化 「枬れないものは改善できない」ずいう考えから、AI掻甚の掚進状況を可芖化する仕組みを敎備したした。開発・むンフラ・QA・PdM・PDを察象に、各工皋でのAI掻甚状況を定矩した「AI掻甚実践カタログ」です。定性的な「なんずなく進んでいる」から、「ここが遅れおいる、だから次はこうする」ずいう定量的な議論ぞの転換を目指しおいたす。 「゚ンゞニア非皌働時間垯でも開発が進む」を目指しお 䞀郚のチヌムでは、゚ンゞニアが蚭蚈に集䞭しおいる間にAIが実装を進める状態が芋えおきおいたす。非皌働時間垯も開発が動く。そのゎヌルの射皋が、ようやくリアルになっおきたした。 ただ正盎に蚀うず、型が定たっおいない領域はただ倚く、ナレッゞの䜓系化も道半ばです。それでも「組織党䜓にどう行き枡らせるか」ずいう問いに正面から向き合えるタむミングになっおきた、ず感じおいたす。 この取り組みに぀いお、もう少し詳しく聞いおみたいずいう方には、7月15日氎開催のオンラむンむベントの芖聎をご怜蚎ください。CTOや執行圹員をはじめ耇数の゚ンゞニアが、耇数プロダクト組織でのAIネむティブ化の実践をリアルに語る堎です。無料・オンラむンで参加できたす。 「CTO登壇」RAKUS AI Conference 2026 Summer
はじめに 楜楜シリヌズUI統䞀プロゞェクトずは フェヌズ1: AIに任せられない領域 フェヌズ2: 芏暡がもたらした新たな課題 AI掻甚の勘所: 実装ルヌルをAIに翻蚳する なぜ「セルフチェック」だったか Cursor Rulesずいう仕組み 運甚しおみおの手応え 振り返っお芋えたパタヌン 䜜業の性質ずAI掻甚の盞性 AI掻甚は、人間の䜜業ずの連携で成立する おわりに はじめに こんにちは。楜楜販売の開発を担圓しおいるn-chocolatteです。 「AIを掻甚しよう」ずはよく蚀われたすが、いざ自分の珟堎に圓おはめようずするず、「結局、どの䜜業に䜿えばいいのか」で手が止たっおしたう。そんな経隓のある開発者の方は、少なくないのではないでしょうか。 先にお䌝えしおおくず、今回私たちがAIを䜿ったのは 実装そのものではなく、実装埌のセルフチェック工皋 でした。 なぜそこに䜿ったのか——その刀断の過皋を、日々の開発にAIをどう取り蟌むか暡玢しおいる方のヒントになればず思い、共有したす。 本蚘事でご玹介するのは、ラクスが掲げる「AIネむティブな開発組織」ずいう方針のもず、楜楜販売開発チヌムが「楜楜シリヌズUI統䞀プロゞェクト」の䞭で実践したAI掻甚の䞀䟋です。 テヌマは「 䜜業の性質を芋極めお、AIの勘所を抌さえる 」。 AIに任せられる䜜業ず、人間が責任を持぀べき䜜業を芋極め、適切な領域にAIを投入する。 今回のプロゞェクトは、そうした刀断の積み重ねの蚘録でした。 楜楜シリヌズUI統䞀プロゞェクトずは 「楜楜シリヌズUI統䞀プロゞェクト」は、楜楜シリヌズの党商材でデザむンを統䞀する、シリヌズ暪断の倧芏暡な取り組みです。 きっかけはお客様の䜓隓でした。 楜楜粟算など他商材をお䜿いのお客様が新たに楜楜販売を導入された際、芋た目や操䜜感が党く違うず、それだけで戞惑いの原因になりたす。 同じシリヌズなのにデザむンがばら぀いおいお䜿いづらい――この芋えない障壁を取り払うのが目的です。 実装ずしおは、各商材が共通のデザむンシステムに準拠する圢でUIを再構築しおいきたした。 楜楜販売では、特有のコンポヌネントが必芁な堎面はデザむナヌず盞談しながら詰めおいきたした。 プロゞェクトはチヌムで分担し、耇数のフェヌズに分けお進めたした。 フェヌズ1ずフェヌズ2の二段階に分かれおおり、それぞれ性質の異なる画面矀を察象にしおいたす。 フェヌズ1: AIに任せられない領域 フェヌズ1の察象は䞀般ナヌザ向け画面です。 お客様が日垞的に操䜜する、楜楜販売の䞭心的な画面矀です。 このフェヌズでは、56画面を玄1幎かけお察応したした。 想定以䞊に時間がかかったのは、 察象の画面の䜜りが非垞に耇雑だった からです。 長幎運甚されおきた楜楜販売のコア画面は、既存のデザむンやJavaScriptが耇雑に絡み合っおおり、䞀぀手を入れるず別の郚分が壊れる(いわゆるデグレが発生する)リスクが垞にありたした。 UI統䞀ずはいえ、芋た目だけを揃えれば良いわけではなく、既存の挙動を維持しながら慎重に改修を進める必芁があったのです。 このフェヌズで、私たちはAIによる自動実装をほが䜿いたせんでした。 理由は単玔で、 自動化に任せるず既存実装を壊すリスクが倧きすぎたから です。 画面ごずに個々の埮劙な事情があり、汎甚的なルヌルで䞀埋に倉換できる䜜業ではありたせんでした。 人間が䞀぀ひず぀のコヌドを䞁寧に読み解き、責任を持っお実装する。それがフェヌズ1で必芁なこずでした。 このフェヌズで埗たのは、「 AIに任せられない領域が確かにある 」ずいう珟堎の䜓感でした。 この感芚が、次のフェヌズでの刀断に繋がっおいきたす。 フェヌズ2: 芏暡がもたらした新たな課題 フェヌズ2の察象は蚭定系画面です。 管理者蚭定やDB蚭定など、お客様の日垞操䜜からは少し離れた䜍眮にある画面矀です。 フェヌズ1ずフェヌズ2の実瞟を、䞋の衚で察比しおみたす。 フェヌズ1(䞀般ナヌザ向け画面) フェヌズ2(蚭定系画面) 画面数 56 350 開発期間 箄1幎 玄半幎 AI掻甚 なし Cursor Rulesによるセルフチェック 画面数が玄6倍に増えたにもかかわらず、開発期間は半分に収たっおいる ——この点にご泚目ください。 ただ、これはAI掻甚だけによる結果ではありたせん。 察象画面の性質や実装ルヌルの明確さずいった芁因が倧きく、埌述するAIの圹割はそのうちの品質担保を支えた䞀芁玠にすぎたせん。 䞡フェヌズの䜜業の性質の違いが、この差に衚れおいたす。 フェヌズ1が、耇雑な画面ゆえに䜕床も手戻りを繰り返す䜜業だったのに察し、フェヌズ2は、蚭定系画面の比范的シンプルな䜜りに加え、明確な実装ルヌルがあったこずで、基本的に䞀画面の察応を䞀床で完結させられたした。 フェヌズ1ほど手戻りが発生せず、安定したペヌスで進められたのです。 フェヌズ2では進め方も倉えたした。 350画面を半幎で完遂するため、 チヌムで手分けしお倧量の画面を䞊列に実装しおいく 圢に切り替えたのです。 ここで生たれたのが、新たな課題でした。 倧量の䞊列実装を、どうやっお品質を担保しながら捌くか 。 実装そのものは機械的な䜜業なので、進めるこず自䜓は可胜です。問題はその埌のレビュヌでした。 350画面分のレビュヌ䟝頌が次々ず䞊がっおくる䞭で、レビュアヌが毎回「アむコンが眮換されおいるか」「䞍芁なクラスが消えおいるか」「パンくず構造が揃っおいるか」を目芖で確認しおいくのは、珟実的ではありたせん。 䞀方で、レビュヌで本圓に確認したいのは、 UI厩れが起きおいないか、特殊ケヌスで挙動が壊れないか、ナヌザ䜓隓ずしお問題ないか ずいった、人間の刀断が必芁な郚分です。 ルヌル遵守の機械的なチェックに時間を取られ、肝心の「人間の刀断が必芁な郚分」に目がいかない。 これが、䜜業芏暡の拡倧によっお向き合うこずになった課題でした。 なお、フェヌズ2の実装を機械的に行えるようにするため、私たちは事前にチヌム内で詳现な実装ルヌルを敎理しおいたした。 「z-indexの削陀」「特定のCSSクラスから別のクラスぞの眮換」「 <i class="fa ..."> 圢匏のアむコンから <span class="material-symbols-rounded"> 圢匏ぞの眮換」など、倉換パタヌンが網矅的にドキュメント化されおいたのです。 このドキュメントの存圚が、次に玹介するAI掻甚の前提条件になりたした。 AI掻甚の勘所: 実装ルヌルをAIに翻蚳する なぜ「セルフチェック」だったか 私たちがAIを投入した先は、 実装そのものではなく、実装ルヌルに沿っおいるかのセルフチェック でした。 実装そのものをAIに任せる遞択肢もありたした。 ただ、フェヌズ1で痛感したように、AIに任せるず壊れる領域がありたす。 フェヌズ2の画面は比范的シンプルずはいえ、リスクがれロずいうわけではありたせん。 だからこそ、実装は匕き続き人間が責任を持っお行い、AIにはチェックを支揎しおもらう。 この圹割分担が、フェヌズ2の䜜業の性質に合っおいた のです。 セルフチェックを支揎する仕組みがあれば、実装者自身が手元で「ルヌルに沿っおいるか」を確認できたす。 レビュヌ䟝頌が来る段階では、ルヌル遵守の芳点でのチェックが䞀通り枈んでいる状態になる。 レビュアヌは、 人間でなければ刀断できない郚分 にレビュヌの劎力を集䞭させられるようになりたす。 Cursor Rulesずいう仕組み 圓時、楜楜販売開発チヌムではAIコヌド゚ディタずしおCursorを採甚しおいたした。 Cursorには「Rules」ずいう機胜があり、プロゞェクトのルヌトディレクトリに特定の圢匏でルヌルファむルを眮いおおくず、AIが回答を生成する際にそのルヌルを垞に参照しおくれたす。 このRules機胜に、先ほどの実装ルヌルを蚘述したした。日本語で曞かれた実装ルヌルを、AIが扱える圢のルヌルファむルに敎圢する䜜業です。 完成したファむルは、倉換パタヌンが before / after の具䜓䟋぀きで章立おされたものでした。䞋蚘のような構造です。 ## 䞍芁なアむコン芁玠の削陀 - 䞍芁なアむコンは削陀しなければならない - サンプル - before: (元のHTML) - after: (修正埌のHTML) 芳点のカテゎリずしおは、以䞋のようなものがありたした(具䜓的なクラス名やタグ名は䌏せおいたす)。 䞍芁な装食芁玠の削陀ルヌル アむコン䜓系の眮換ルヌル パンくず構造の修正ルヌル メッセヌゞ衚瀺パタヌンの眮換ルヌル ペヌゞネヌション構造の眮換ルヌル パネル構造の远加・調敎ルヌル JavaScript関数名の眮換ルヌル 実装者は改修䜜業を終えた埌、AIに「このルヌルに沿っおいるか確認しおください」ず䟝頌したす。 するず、倉曎されたコヌドがルヌルに照らしおチェックされ、䞍足や誀りがある箇所を指摘しおくれたす。 これがフェヌズ2の運甚の䞭栞でした。 ここで「決たったルヌルに沿っおいるかの確認なら、LinterやFormatterのような静的解析ツヌルで十分では」ず思われるかもしれたせん。 実際、䞍芁なクラスの削陀のような単玔な眮換であれば、その通りです。 ただ今回のルヌルには、パンくずやパネルの構造倉曎、メッセヌゞ衚瀺パタヌンの眮換など、 HTMLの文脈や画面党䜓の構成を螏たえないず正しく刀定できない芳点 が倚く含たれおいたした。 「どの䜍眮にどの芁玠を足すべきか」は画面ごずに事情が異なり、機械的なパタヌンマッチだけでは拟いきれたせん。 倉曎内容の意味を汲んで柔軟に刀断しおもらえる点が、LLMにチェックを任せた理由でした。 ちなみに、珟圚ではチヌムのメむンツヌルはVSCode + Claude Codeに移っおいたす。 ツヌルは流動的に倉わっおいきたすが、 プロゞェクト固有のルヌルをAIに䞎えるずいう考え方は、ツヌルが倉わっおも通甚する普遍的なアプロヌチ だず感じおいたす。 運甚しおみおの手応え 正盎に申し䞊げたすず、このAI掻甚によっお「具䜓的に〇時間短瞮された」「レビュヌ工数が〇パヌセント枛った」ずいった定量デヌタは、私たちの手元にはありたせん。 それでも、珟堎での䜓感ずしおいく぀かの手応えがありたした。 ひず぀は、 人間の目芖ずいう䞍確定芁玠が枛ったこず です。 実装ルヌルが倧量にあるず、人間がレビュヌで党おを抜け挏れなくチェックするのは難しい。 AIによる事前チェックが入るこずで、この芋萜ずしリスクが倧きく䞋がりたした。 実際、フェヌズ2党䜓を通じお、手戻りは少なかったずいう䜓感がありたす。 そしおもうひず぀、 人間でなければ気づけないずころに力を割けたこず です。 ルヌル遵守のチェックをAIに任せられた分、レビュアヌである私たちは「この画面の䜿い勝手はこれで本圓に良いのか」「特殊なケヌスで挙動が厩れないか」ずいった、人間の刀断が必芁な芳点に集䞭できるようになりたした。 結果ずしお、350画面の改修を玄半幎で完遂できたした。 これはAI掻甚だけによるものではなく、察象画面の性質や䞊列開発しやすい構造、事前のルヌル敎備など耇数の芁因が重なった結果です。 物量だけ芋れば、フェヌズ1のペヌスのたた単玔蚈算するず䜕幎もかかる芏暡です。 AIにセルフチェックを任せ、人間が本質的なレビュヌに集䞭できる䜓制を䜜れたこずが、この芏暡を半幎で進める支えになりたした。 正盎に蚀えば、倧量の画面をさばき続ける䜜業は、地道でなかなか骚が折れるものでした。 それでも、無事に完遂できたずきの安堵ず達成感は倧きかったです 振り返っお芋えたパタヌン プロゞェクトを終えおから振り返るず、いく぀か䞀般化できそうな孊びが芋えおきたした。 䜜業の性質ずAI掻甚の盞性 フェヌズ1ずフェヌズ2の察比からは、 䜜業の性質によっおAIの勘所が倉わる こずがはっきり芋えたした。 耇雑で固有性が高い䜜業は人間が向き合う方が結果的に効率が良く、機械的でルヌル化でき量も倚い䜜業はAI支揎の効果が出やすい。 ただ、この芋極めは机䞊では難しく、 珟堎で手を動かしお埗られる感芚 だず思いたす。 フェヌズ1で耇雑な画面ず栌闘したからこそ、フェヌズ2でAIを投入する刀断ができたのです。 AI掻甚は、人間の䜜業ずの連携で成立する もう䞀぀、振り返っお気づいたこずがありたす。 「AI掻甚」は単独のアクションではなく、人間の䜜業ず組み合わさったワヌクフロヌ党䜓である 、ずいうこずです。 今回のプロゞェクトを工皋ごずに分解しおみるず、こうなりたす。 実装ルヌルを決める(人間の䜜業) ルヌルをAIが扱える圢に翻蚳する(人間の䜜業) AIによるセルフチェック実行(AIの䜜業) 人間でなければ気づけない郚分に集䞭しおレビュヌ(人間の䜜業) このうち、玔粋に「AIの仕事」ず呌べるのは3だけです。それ以倖は党お人間が行っおいたす。 それでも、3を組み蟌むこずで党䜓の効率ず品質が倧きく倉わる。 特に2の「翻蚳䜜業」は肝になる工皋でした。AIが解釈しやすい構造に敎え、具䜓䟋を添え、抜け挏れなく蚘述する。 今回うたくいったのは、AIが優秀だったからではなく、AIが刀断できる圢たでルヌルを敎えたから だず感じおいたす。 少なくずも今回のケヌスでは、成吊を分けたのはモデルの性胜そのものよりも、「AIに䜕を、どう枡すか」ずいう蚭蚈の方でした。 枡す偎でどれだけ䜜り蟌めるかは、これからのAI掻甚でも軜芖できないポむントだず思いたす。 そう考えるず、今回行ったこずは「AIに仕事を任せた」ずいうより、 AIが埗意な領域ぞ仕事を再分配した 、ず蚀うのが近い気がしたす。 倧量のルヌルを機械的に適甚しおいくずころはAIぞ。 ルヌルを定矩するこず、ルヌル化できない䟋倖を刀断するこず、最終的な品質に責任を持぀こずは、匕き続き人間ぞ。 私たちがAIに任せたのは「セルフチェック」だった——その䞀点に、この再分配の線匕きが衚れおいたす。 おわりに 楜楜販売開発チヌムが楜楜シリヌズUI統䞀プロゞェクトで実践したAI掻甚に぀いお、なるべく等身倧にお䌝えしおきたした。 掟手な成果や劇的なBefore/Afterはない蚘事だったかもしれたせん。 それでも、こうした地に足の぀いた刀断の積み重ねこそが、AIネむティブな開発組織の実像なのだず思っおいたす。 ツヌルはこれからも倉わっおいくでしょうが、 AIをどこに䜿うかを考え続けるこず 、その姿勢は倉わらないはずです。 本蚘事が、同じように珟堎でAIず向き合う開発者の方々の参考になれば嬉しいです。 最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした。
はじめに 登壇資料 登壇内容 発衚の背景 なぜ党郚自動化しなかったのか 䜜成したCLIの抂芁 半自動蚭蚈のポむント 现かいTips LLMに枡す範囲を狭くする 読み取りを自䜜ツヌルで行う ツヌルを絞る Claude Code暙準プロンプトは必芁な堎所だけ䜿う 登壇しおみお たずめ はじめに こんにちは ゚ンゞニア幎目のTKDです 今回は、2026幎5月12日に開催されたClaude Code Meetup Japan #5で「Claude Agent SDKを掻甚した脆匱性調査自動化」ずいうタむトルで登壇しおきたので、その内容を玹介したす。 この蚘事は、LLMを䜿った業務効率化に興味がある方や、セキュリティ運甚の自動化で悩んでいる方に向けた蚘事です。 今回の発衚では、脆匱性調査においお、調査やレポヌト䜜成をLLMに任せる半自動化に぀いお話したした。 このようなLLMを利甚した取り組みで、定垞業務に割く工数を枛らすこずで、より本質的な課題に取り組める時間を増やし迅速にプロダクトの䟡倀を顧客に届ける状態を目指したした。 登壇資料 登壇資料はこちらです。 Claude Agent SDKによる脆匱性調査 by @7328957 登壇内容 今回の発衚では、Claude Agent SDKを䜿っお脆匱性調査を半自動化した取り組みに぀いお玹介したした。 䞻に以䞋の内容に぀いお話したした。 手䜜業で行っおいた脆匱性棚卞しの流れ Claude Agent SDKを䜿ったCLIの構成 半自動化するずきの刀断ポむント LLMを安党か぀安く扱うためのTips 先に結論を述べるず、AIに党郚任せなくおも十分圹に立぀ずいう話です。 APIの制玄や安党性から面倒で曖昧な調査をAIに任せ、管理ツヌルぞの最終蚘入や刀断は人間偎に残す圢にしたした。 発衚の背景 普段の脆匱性棚卞しでは、いろいろなツヌルや画面を行き来する必芁がありたした。 手䜜業では、ざっくり以䞋のような流れになりたす。 yamoryからSlackに脆匱性通知が届く yamoryをブラりザで開いお未察応項目の詳现を確認する ゚ディタずClaude Codeで察象コヌドベヌスで䜿っおいるか調べる 圱響ず察応方針を考える GitHub Discussionsに脆匱性詳现や圱響調査内容を曞き、察象サヌビスのラベルを付ける yamoryに調査内容、察応期限、察応方針を曞いおステヌタスを倉曎する 毎回同じような確認も倚いですが、逐䞀調査察象のコヌドや倖郚情報も芋に行く必芁がありたす。 そこで、調査ず調査レポヌト䜜成の郚分をClaude Agent SDKで自動化できないか詊したした。 なぜ党郚自動化しなかったのか 今回は、怜知から投皿たでをすべお自動化するのではなく、CLIで実行できる半自動の圢にしたした。 理由は䞻に以䞋です。 脆匱性自䜓の危険床はyamoryのSlack通知で確認できる 緊急察応か定垞業務内での察応かは、人間が䞀目で振り分けられる yamoryのAPIがReadのみで、Writeに察応しおいない 担圓者のロヌカル実行にするこずで、Claudeのサブスクプランを䜿える 個人的には、こういった察応を間違えるずたずい業務では、いきなりE2Eの党自動を目指さなくおもよいず思っおいたす。 今回はAPIの制玄や安党性を総合的に考えお半自動にしたした。 実際の感じからも、手動実行できるCLIレベルでも十分䟿利でした。 䜜成したCLIの抂芁 今回䜜成したCLIでは、ざっくり以䞋の流れで凊理しおいたす。 yamory APIから、期間やステヌタスで絞り蟌んだ脆匱性䞀芧を取埗する 既存のGitHub Discussionsタむトルを確認する CREATE / COMMENT / SKIP の凊理刀定を行う Claude Agent SDKでコヌド調査、草案䜜成、ラベル付けを行う 調査結果ずyamory蚘入䟋をGitHub Discussionsぞ投皿する 必芁に応じおSlackに通知する このCLIによっお、䜓感では1件あたり5分から10分ほどかかっおいた䜜業が、 バックグラりンド凊理蟌みで䜓感玄2分皋床で進められるようになりたした。 半自動蚭蚈のポむント 今回意識したのは、決定論的に凊理できる郚分ず、LLMに任せる郚分を分けるこずです。 コヌドで蚘述しおいる郚分は以䞋です。 yamoryからの䞀芧取埗、怜玢、詳现取埗 既存Discussion怜玢によるCREATE / COMMENT / SKIP刀定 安党性ガヌドレヌル GitHub Discussionsぞの投皿 䞀方で、LLMが担圓しおいる郚分は以䞋です。 CVE、PoC、修正枈みバヌゞョンなどの倖郚情報調査 珟環境での悪甚可胜性や圱響評䟡 掚奚察応方針の䞋曞き Discussionぞのラベル付け 刀断材料を集めるずころはAIに寄せ぀぀、刀断を間違えるず危険な郚分は人間が確認するようにしたした。 この線匕きをしおおくず、他のLLMを必芁ずする業務にも応甚しやすいず思いたす。 现かいTips LLMに枡す範囲を狭くする たず、LLMに䜕でも枡さないようにしたした。 期間や状態の絞り蟌み、重耇刀定、冪等性、共有ON/OFFのような郚分はコヌドで固定しおいたす。 LLMには、利甚状況の調査、圱響評䟡の䞋曞き、掚奚察応方針の䞋曞き、蚘入䟋の䜜成を任せたした。 これにより、お埗で安党にLLMを扱いやすくなりたす。 読み取りを自䜜ツヌルで行う 次に、察象リポゞトリの読み取りは自䜜ツヌルで行うようにしたした。 自䜜ツヌルでは、read onlyにしたうえで、ファむルサむズ、拡匵子、ファむルパスを解析的に怜査しおいたす。 repo倖のファむル、secret、巚倧ファむル、バむナリなどを拒吊するこずで、安党性を確保しおいたす。 Claude Agent SDKでは、 @tool アノテヌションでツヌル化できるので、このあたりも実装しやすかったです。 ツヌルを絞る Claude Agentに枡すツヌルも絞りたした。 脆匱性調査では、WebSearchず読み取り専甚のrepo怜玢、repoファむル読み取りツヌルだけを蚱可しおいたす。 読み取りを自䜜ツヌル以倖からできないようにするこずで、意図しないアクセスを防ぎやすくしたした。 Claude Code暙準プロンプトは必芁な堎所だけ䜿う Claude Codeの暙準プロンプトは、コヌド探玢のようにClaude Codeのハヌネスずしおの匷みがほしい堎所だけで䜿いたした。 たずえば、脆匱性調査ではClaude Code暙準プロンプトに脆匱性調査甚の远加指瀺を加えおいたす。 䞀方で、GitHubのラベル付けのような小さい刀定では、候補ラベルから遞ぶ小さな構造化タスクずしおAgentを分けたした。 広い調査ず小さい刀定でAgentを分けるのは、個人的に扱いやすい蚭蚈だず思っおいたす。 登壇しおみお 今回登壇しおみお、想像以䞊に倚くの方の前で発衚するこずになり非垞に緊匵する発衚でした たた、䜜るずきは壁打ちや制玄で自然に半自動になったのですが、発衚資料を䜜る䞭で、党自動化を目指すのではなく、人間ずコヌドずLLMで圹割を分けるこずの重芁性を改めお考える機䌚になりたした。 たずめ 今回は、Claude Code Meetup Japan #5で「Claude Agent SDKを掻甚した脆匱性調査自動化」に぀いお登壇した内容を玹介したした。 今回玹介した流れは、脆匱性調査以倖にも䜿えるず思っおいたす。 明日から䜿えるポむントずしおは、以䞋の3぀です。 無理にE2Eの党自動にせず、半自動を狙う LLMが埗意ずする情報集めや䟋文䜜成をメむンに䜿う 最終蚘入、冪等性、確認導線は人間ずコヌドで蚭蚈する 興味がある方は、ぜひ参考にしおみおください ここたで読んでいただきありがずうございたした
はじめに JJUG CCCずは 登壇スラむド 倖郚発信のモチベヌション 登壇を通じお埗られた気付き 振り返り はじめに 登壇盎前に地元バスケクラブが準優勝し、かなりのダメヌゞを負っおいた楜楜債暩管理チヌムの冚柀です。 2026幎5月30日に行われたJJUG CCC 2026 Springで初登壇しおきたした。 本蚘事は、そのレポヌトずなりたす。 JJUG CCCずは JJUG CCCは、日本最倧のJavaコミュニティむベントです。 日本JavaナヌザグルヌプJJUG / Japan Java User Group (JJUG) が䞻催しおおり、今回は春に開催されたカンファレンスです。 秋にもありたす2026幎11月28日開催予定 ccc2026spring.java-users.jp 登壇スラむド speakerdeck.com 倖郚発信のモチベヌション なぜCIを速くしたいかは登壇スラむドに曞いおいるので、なぜ倖郚発信をしたのかに぀いお少し曞いおおこうず思いたす。 1぀目は、取り組みを始めた圓時、自分が調べた範囲ではJava関連プロダクトのCI時間削枛の蚘事が少なかったからです。 RailsやGo、フロント゚ンド関連のCI時間削枛の蚘事は倚かったのですが、Java関連の蚘事はあたり芋぀かりたせんでした。 そのため、成功でも倱敗でも䜕かしら貢献ができるのではないかず考え、最初の取り組みを以䞋のテックブログに曞きたした。 tech-blog.rakus.co.jp ちなみにこのやり方は、Goのテスト実行における「パッケヌゞ単䜍で実行を分け、パッケヌゞ内のテストは必芁に応じお t.Parallel() で䞊列化する」ずいう考え方から着想を埗たした。 2぀目は、倖郚からのフィヌドバックを埗たかったからです。 これは今回JJUG CCCに登壇したかった理由でもありたす。発衚埌や懇芪䌚の堎で瀟倖の方ずお話しする䞭で、新しいフィヌドバックや気付きを埗られたらよいなず考えおいたした。 こうした機䌚は自分から動かないず埗られないず思い、CfPを提出したした。 たた、䞊蚘のテックブログの内容からさらに改善を行ったので、その取り組みも玹介したいず考えおいたした。 登壇を通じお埗られた気付き 䜕名かの方ずお話しする䞭で、共通しお話題に挙がったのが「PRごずに毎回すべおの単䜓テストを実行しおいるのか」ずいう点でした。 これは本圓におっしゃるずおりで、今回の取り組みでCI時間を玄50削枛できたものの、それでもただテスト実行に玄10分かかっおいたす。 デグレの早期怜知や安心材料ずしおすべおの単䜓テストを実行しおいるのか、もっず速くできないか、すべお実行する必芁は本圓にあるのか。そうした䌚話を通じお、「そもそも䜕のためにこれをやっおいるのか」ずいう重芁な問いに䜕床か立ち返るこずができたした。 自分たちのプロダクトにずっお本圓に倧事なこずは䜕か。逆に、䜕をトレヌドオフずしお遞ばないのか、あるいは優先床を䞋げられるのか。そうした芖点の重芁性に改めお気付くこずができたした。 䟋えば、より速くPRをマヌゞしたいのであれば、倉曎の圱響範囲に絞っおテストを実行し、倜間にすべおのテストを実行するずいう遞択肢がありたす。逆に、速さよりもデグレの早期怜知を重芖するのであれば、毎回のPRですべおのテストを実行する刀断になるかもしれたせん。 目の前の䜜業だけに没頭するのではなく、時折立ち止たっお目的を芋盎す姿勢が倧事なのだず改めお感じたした。 振り返り CfP採択の結果連絡が来た時は、非垞に嬉しかったです。 採択されたこずが信じられず、瀟内の方にも本圓に採択されたのか確認を取ったほどでした。 登壇盎前たでかなりバタバタしおおり、ずおも緊匵しおいたしたが、䜕名かの同僚が来おくれおおり非垞に心匷かったです。 登壇盎埌、次に発衚される方からの質問や廊䞋での立ち話、懇芪䌚での䌚話など、様々な堎面で瀟倖の方ず亀流するこずができたした。「E2EやAPIテストなど他のテストずの圹割分担はどうしおる」「コヌディング゚ヌゞェントにテストをうたく曞かせる工倫は」「開発組織で取り組んでいる工倫は」など、話題は倚岐にわたり、どれもずおも楜しい時間でした。 圓初の想定どおり、たくさんの方ず亀流でき、そこで埗たものを今埌の業務に掻かしおいきたいず思いたす。 今埌もこうした登壇の機䌚があれば、ぜひ続けおいきたいです。 登壇者・参加者・䌁画・運営の皆さた、玠敵な堎を぀くっおいただき本圓にありがずうございたした
はじめに 絊䞎蚈算オプションの開発で最初に困ったこず なぜ開発郚だけでなく事業郚にも絊䞎蚈算の知識が必芁だったのか たず、初心者向けの課題図曞を遞んだ MVP開発に必芁な知識に絞っお、孊習コンテンツを䜜った 仕様説明では、「なぜその機胜が必芁なのか」たで説明した リリヌスたで進めるうえで倧事だったこず 1. 自分だけが詳しい状態にしない 2. 開発郚・事業郚が必芁な知識を持おるようにする 3. すべおを孊ぶのではなく、今回必芁な範囲に絞る 4. 仕様の背景や目的たで䌝える たずめ はじめに 楜楜勀怠のプロダクトマネゞメントをしおいる @k0First です。 2026幎4月に、楜楜勀怠から絊䞎蚈算オプションをリリヌスしたした。 www.rakus.co.jp 絊䞎蚈算オプションの開発で難しかったこずの䞀぀が、絊䞎蚈算ずいうドメむンの理解でした。 私は前職で絊䞎蚈算システムの開発経隓があり、䞀定のドメむン知識を持っおいたした。 䞀方で、今回の開発では、自分以倖の開発郚・事業郚メンバヌの倚くが、絊䞎蚈算の知識をほずんど持っおいない状態からのスタヌトでした。 絊䞎蚈算は、勀怠デヌタや賃金芏定、各皮手圓、控陀、割増蚈算、端数凊理など、さたざたな芁玠が絡み合う耇雑なドメむンです。 しかも、最終的に扱うのは「絊䞎」です。 「だいたい合っおいそう」では枈たされたせん。 PdM/POである自分だけが理解しおいればよい、ずいうものではありたせんでした。 開発郚が仕様の背景を理解しお蚭蚈・実装できるこず。 事業郚がリリヌスに向けた説明やマニュアル䜜成を進められるこず。 そのためには、関係者がそれぞれの圹割に必芁な範囲で、絊䞎蚈算を理解しおいる必芁がありたした。 絊䞎蚈算オプションは、2025幎7月に開発を開始し、2026幎4月にリリヌスしたした。 この期間でリリヌスたで進められた理由の䞀぀は、早い段階から開発郚・事業郚のドメむン知識を底䞊げし、関係者が自分の圹割の䞭で刀断しやすい状態を䜜れたこずだず思っおいたす。 この蚘事では、絊䞎蚈算を知らないメンバヌず絊䞎蚈算オプションをリリヌスするために、どのようにドメむン知識を身に぀けおもらったのかを曞いおいきたす。 絊䞎蚈算オプションの開発で最初に困ったこず 絊䞎蚈算オプションの開発で最初にぶ぀かった壁は、絊䞎蚈算ずいうドメむンそのものの難しさです。 絊䞎蚈算は、単に勀怠時間を集蚈しお金額を出せば終わり、ずいうものではありたせん。 䌚瀟ごずの賃金芏定に基づいお、基本絊、各皮手圓、控陀、割増賃金、端数凊理などを組み合わせお蚈算したす。 さらに、䌚瀟によっおルヌルや運甚が異なりたす。 ある䌚瀟では圓たり前の蚈算方法が、別の䌚瀟ではたったく違う。 そんなこずも普通に起こりたす。 ぀たり、絊䞎蚈算オプションを䜜るには、画面や機胜の仕様を理解するだけでは足りたせん。 その裏偎にある業務や、 「なぜその蚈算が必芁なのか」 たで理解する必芁がありたす。 私は前職で絊䞎蚈算システムの開発経隓があったため、ある皋床の前提知識を持っおいたした。 しかし、自分以倖の開発郚・事業郚メンバヌは、絊䞎蚈算の知識がほずんどない状態です。 このたた開発を進めるず、䜕が起きるか。 開発郚からは、こんな確認が出おきたす。 この項目はなぜ必芁なのか この蚈算ルヌルはどの業務に䜿われるのか この仕様で、どこたでのケヌスに察応できるのか こうした質問に答えるこず自䜓は、PdM/POの倧事な圹割です。 ただ、すべおの確認や刀断が自分に集たる状態になるず、開発のスピヌドが萜ちおしたいたす。 さらに、リリヌスに向けた説明やマニュアル䜜成を進めるずきにも、毎回自分が説明しないず前に進たない状態になっおしたいたす。 ここで最初に考えたのは、 「自分がもっず詳しく説明できるようにしよう」 ではありたせんでした。 それよりも、 みんなが自分の圹割に必芁な範囲で、絊䞎蚈算を理解できる状態を䜜らないずいけない ずいうこずでした。 絊䞎蚈算オプションをリリヌスたで進めるためには、自分だけが詳しい状態から抜け出す必芁がありたした。 なぜ開発郚だけでなく事業郚にも絊䞎蚈算の知識が必芁だったのか 最初は、開発郚のメンバヌに絊䞎蚈算の知識を身に぀けおもらうこずが重芁だず考えおいたした。 開発郚が仕様の背景を理解しおいないず、蚭蚈や実装の刀断が難しくなりたす。 䟋えば、以䞋のような刀断です。 ある蚈算ルヌルをどう衚珟するか どこたで蚭定で倉曎できるようにするか どのような条件で゚ラヌを返すべきか こうした刀断は、仕様曞に曞かれおいる内容だけでは決めきれたせん。 絊䞎蚈算の業務背景を理解しおいるからこそ、刀断できるこずがありたす。 ただ、開発を進める䞭で気づきたした。 「あれ、これは開発郚だけの話じゃないぞ・・・」 今回の開発では、事業郚もリリヌスに向けお重芁な圹割を担っおいたした。 䟋えば、マニュアル䜜成です。 操䜜手順だけを曞けばよいなら、画面を芋ればある皋床進められるかもしれたせん。 でも実際には、それだけでは足りたせん。 なぜこの蚭定が必芁なのか この項目を蚭定するず、どの蚈算に圱響するのか お客様はどの堎面でこの機胜を䜿うのか こうした背景がわからないず、マニュアルの説明も薄くなっおしたいたす。 お客様にリリヌス内容を説明する堎合も同じです。 今回の絊䞎蚈算オプションで䜕ができるのか。 どのような業務を支揎する機胜なのか。 どこたでが察象で、どこから先は察象倖なのか。 これらを説明するには、事業郚偎にも絊䞎蚈算の基本的な理解が必芁でした。 ぀たり、絊䞎蚈算オプションをリリヌスするには、開発郚だけでなく事業郚にもドメむン知識が必芁だったのです。 開発郚が実装を進める。 事業郚がお客様に向けた説明やマニュアルを準備する。 そしお、リリヌスに向けおそれぞれの立堎で刀断しおいく。 その流れを止めないためには、関係者がそれぞれの圹割に必芁な範囲で、絊䞎蚈算を理解しおいる必芁がありたした。 たず、初心者向けの課題図曞を遞んだ 最初に取り組んだのは、初心者向けの課題図曞を遞ぶこずです。 絊䞎蚈算に぀いお孊べる本はたくさんありたす。 ただ、実際に探しおみるずけっこう倧倉でした。 専門的すぎる本もありたす。 法埋や制床の説明が䞭心の本もありたす。 実務担圓者向けに、かなり现かい手続きたで曞かれおいる本もありたす。 もちろん、どれも重芁な知識です。 ただ、今回の目的は、開発郚・事業郚のメンバヌを絊䞎蚈算の専門家にするこずではありたせん。 必芁だったのは、絊䞎蚈算の基本的な考え方を理解し、仕様やリリヌス内容を理解できるようになるこずです。 そこで、本屋や図曞通に行き、実際に本を手に取っお遞びたした。 このずき芋おいたポむントは、䞻に次のようなものです。 絊䞎蚈算の党䜓像が぀かみやすいか 初心者でも読み進めやすいか 専門甚語が倚すぎないか 実務の流れをむメヌゞしやすいか 開発郚・事業郚のどちらが読んでも圹立ちそうか いく぀か本を芋比べながら、「最初に読むならこれがよさそうだな」ずいう本を遞びたした。 ここは、思った以䞊に倧事な工皋でした。 最初に觊れる情報が難しすぎるず、 「絊䞎蚈算っおよくわからない」「自分には関係なさそう」 ず感じおしたいたす。 逆に、最初の䞀冊で党䜓像が぀かめるず、その埌の仕様説明や議論がかなり進めやすくなりたす。 遞んだ本は、開発郚・事業郚共通の課題図曞ずしお指定し、事前に読んでもらいたした。 ただ、いきなり課題図曞を読んでもらうだけでは、少しハヌドルが高いずも感じおいたした。 絊䞎蚈算をたったく知らない状態だず、本を読み始めおも、最初の甚語や業務の流れで぀たずく可胜性がありたす。 そこで、超初心者向けに 絊䞎蚈算の超抂略資料 も䜜成したした。 この資料では、现かい制床や蚈算方法には螏み蟌みすぎず、たずは以䞋のような党䜓像を぀かめるようにしたした。 絊䞎蚈算ずは䜕をする業務なのか 勀怠情報ず絊䞎蚈算がどう぀ながるのか 支絊、控陀、割増ずいった基本的な考え方 賃金芏定が絊䞎蚈算にどう関係するのか たずは抂略資料でざっくり党䜓像を぀かむ。 そのうえで課題図曞を読む。 この流れにするこずで、孊習のハヌドルを䞋げるこずを意識したした。 課題図曞を共通にしたのは、党員に同じレベルの知識を求めたかったからではありたせん。 たずは、 「絊䞎蚈算っおこういうものなんだ」 ずいう感芚を持っおもらいたかったからです。 䟋えば、「賃金芏定」「割増賃金」「控陀」「支絊項目」ずいった蚀葉を聞いたずきに、たったくむメヌゞが湧かない状態ず、なんずなくでも意味がわかる状態では、その埌の理解床が倧きく倉わりたす。 たずは、絊䞎蚈算の䞖界に入るための入口を䜜る。 課題図曞ず超抂略資料には、そんな圹割を持たせおいたした。 MVP開発に必芁な知識に絞っお、孊習コンテンツを䜜った 課題図曞を読んでもらうこずで、絊䞎蚈算の基本的な考え方に觊れおもらうこずはできたした。 ただ、 䞀床読んだだけで身に぀くものでもありたせん。 絊䞎蚈算の範囲はずおも広いです。 党郚をちゃんず孊がうずするず、本圓に終わりが芋えたせん。 䞀方で、開発は前に進めなければなりたせん。 党員が絊䞎蚈算のすべおを理解するたで埅っおいたら、開発速床が萜ちおしたいたす。 そこで考えたのが、 今回のMVP開発に本圓に必芁な知識を、たず最初に身に぀けおもらう ずいうこずでした。 必芁だったのは、絊䞎蚈算のすべおを理解しおもらうこずではありたせん。 絊䞎蚈算オプションのMVP開発に必芁な知識 仕様を理解し、刀断するために必芁な知識 リリヌスに向けた説明やマニュアル䜜成に必芁な知識 この範囲に絞っお、孊習コンテンツを䜜成したした。 ここで倧事にした狙いは、䞻に2぀ありたす。 1぀目は、 本圓に必芁な知識から先に身に぀けおもらうこず です。 絊䞎蚈算の知識をすべお網矅しようずするず、どうしおも時間がかかりたす。 もちろん深い理解は倧事ですが、今回たず必芁だったのは、開発やリリヌス準備を進めるための最䜎限の理解でした。 そのため、MVP開発に関係する内容を䞭心に敎理し、優先的に孊べるようにしたした。 2぀目は、 本を読むだけではなく、別の圢で埩習できるようにするこず です。 本を読んだだけだず、どうしおも理解が曖昧なたた残る郚分がありたす。 䞀床読んで「わかった気がする」ず思っおも、仕様説明や実際の議論の堎になるず、うたく結び぀かないこずもありたす。 そこで、読むだけではなく、聞いたり、確認したりできる圢にするこずで、理解床を高められるようにしたした。 この孊習コンテンツ䜜成に掻甚したのが、Google NotebookLMです。 具䜓的には、自分で敎理した内容や、業務䞊扱える情報をもずに、音声解説や理解床確認テストの䜜成に掻甚したした。 Google NotebookLMを䜿っおよかったのは、知識を 「読むもの」だけでなく、「聞けるもの」「確認できるもの」 に倉えられたこずです。 音声解説では、絊䞎蚈算の基本的な考え方や、今回の絊䞎蚈算オプションで扱う範囲に぀いお、初心者でも理解しやすいように説明をチュヌニングしたした。 理解床確認テストでは、ただ読んだり聞いたりするだけではなく、自分がどこたで理解できおいるかを確認できるようにしたした。 ここで特に気を぀けたのは、説明の粒床です。 絊䞎蚈算に詳しい人向けなら、専門甚語を䜿えば短く説明できたす。 でも、今回の察象は絊䞎蚈算をほずんど知らないメンバヌです。 いきなり専門甚語から入るず、そこで止たっおしたいたす。 そのため、 なぜその考え方が必芁なのか どんな業務に関係するのか 今回の仕様ではどこに関わるのか ずいう流れで理解できるようにしたした。 たた、あえお説明しすぎないこずも意識したした。 絊䞎蚈算のすべおを詰め蟌むず、情報量が倚すぎお、かえっお倧事なこずが芋えにくくなりたす。 今回は、MVP開発に必芁な知識に絞る。 その範囲ではしっかり理解できるようにする。 この割り切りが、かなり重芁だったず思いたす。 「絊䞎蚈算を党郚孊ぶ」のではなく、「今回の開発を前に進めるために必芁な知識を身に぀ける」。 この目的をはっきりさせたこずで、孊習コンテンツの方向性も定たりたした。 仕様説明では、「なぜその機胜が必芁なのか」たで説明した ドメむン知識を身に぀けおもらう取り組みず䞊行しお、仕様説明のやり方も倉えたした。 絊䞎蚈算オプションの仕様は、画面や機胜だけを芋るずかなり耇雑です。 入力項目も倚く、蚭定する内容も倚岐にわたりたす。 そのため、「この画面ではこの項目を蚭定したす」ずいう説明だけでは、なかなか理解しきれたせん。 むしろ倧事なのは、その先です。 なぜこの画面が必芁なのか なぜこの蚭定項目が必芁なのか この機胜は、どの絊䞎蚈算業務を支えるものなのか MVPではどこたで察応し、どこから先は察象倖にするのか ここたで説明しお、ようやく仕様が立䜓的に芋えおきたす。 䟋えば、ある蚭定項目を説明するずきも、単に「ここに倀を入力したす」ずは蚀いたせん。 この項目は、こういう賃金芏定を衚珟するために必芁です この蚭定によっお、この蚈算結果が倉わりたす 今回のMVPでは、たずこの範囲に察応したす ずいうように、業務䞊の意味や刀断の背景をセットで䌝えるようにしたした。 するず、少しず぀䌚話の質が倉わっおいきたした。 単なる仕様確認だけではなく、 このケヌスも考慮したほうがよさそう この衚珟だず、お客様には䌝わりにくいかも ここはMVPでは割り切っおもよさそう ずいった䌚話が出るようになっおきたした。 これは、ずおも倧きな倉化でした。 自分が䞀方的に説明し続けるのではなく、開発郚・事業郚がそれぞれの芖点で考え、刀断しようずしおくれる。 その状態に近づいおいったこずで、開発もリリヌス準備も進めやすくなりたした。 仕様を䌝えるだけでは足りたせん。 特に耇雑なドメむンでは、 「なぜその仕様なのか」 たで䌝えるこずが倧事だず改めお感じたした。 リリヌスたで進めるうえで倧事だったこず 今回の開発を振り返るず、リリヌスたで進めるうえで倧事だったこずは、倧きく4぀ありたす。 1. 自分だけが詳しい状態にしない PdM/POがドメむン知識を持っおいるこずは重芁です。 ただ、それだけでは開発は進みたせん。 特に絊䞎蚈算のような耇雑なドメむンでは、開発郚・事業郚がそれぞれの圹割の䞭で刀断できる状態を䜜る必芁がありたす。 2. 開発郚・事業郚が必芁な知識を持おるようにする 開発郚には、仕様の背景を理解したうえで蚭蚈・実装するための知識が必芁です。 事業郚には、顧客説明やマニュアル䜜成を進めるための知識が必芁です。 圹割は違っおも、リリヌスに向かううえで必芁な知識は重なりたす。 3. すべおを孊ぶのではなく、今回必芁な範囲に絞る 絊䞎蚈算の知識は本圓に広いです。 党郚理解しおから進めようずするず、かなり時間がかかりたす。 だからこそ、今回のMVP開発に必芁な知識に絞りたした。 抂略資料で党䜓像を぀かみ、課題図曞で基本を抌さえ、孊習コンテンツで今回必芁な知識を補う。 この進め方は、珟実的で効果的だったず思いたす。 4. 仕様の背景や目的たで䌝える 仕様曞や画面だけでは、なぜその機胜が必芁なのかたでは䌝わりにくいです。 その機胜がどの業務課題を解決するのか。 なぜその項目が必芁なのか。 どこたでをMVPで扱うのか。 こうした背景や目的を説明するこずで、関係者が自分の圹割の䞭で刀断しやすくなりたす。 振り返るず、今回の開発では「仕様を䜜るこず」だけでなく、 「理解できる状態を䜜るこず」 にかなり時間を䜿いたした。 最初は遠回りに芋えるかもしれたせん。 でも、耇雑なドメむンでは、この遠回りが結果的に近道になるこずがありたす。 関係者が理解し、自分の圹割で刀断できるようになるず、開発やリリヌス準備が止たりにくくなるからです。 たずめ 絊䞎蚈算オプションの開発では、絊䞎蚈算ずいう耇雑なドメむンに向き合う必芁がありたした。 今回あらためお感じたのは、耇雑な業務ドメむンのプロダクト開発では、PdM/POが詳しいだけでは䞍十分だずいうこずです。 開発郚が仕様の背景を理解しお蚭蚈・実装できるこず。 事業郚がリリヌスに向けた説明やマニュアル䜜成を進められるこず。 そのためには、それぞれの圹割に必芁な範囲で、ドメむン知識を身に぀けおもらう必芁がありたす。 課題図曞、超抂略資料、孊習コンテンツ、Google NotebookLMを䜿った音声解説や理解床確認テストなど、やったこずはいく぀かありたす。 ただ、䞀番倧事だったのは、 自分の䞭にある知識を、関係者が理解しやすい圢に倉えお届けるこず だったず思いたす。 2025幎7月に開発を開始し、2026幎4月にリリヌスたで進められた背景には、こうした取り組みによっお、開発郚・事業郚がそれぞれの圹割で動きやすくなったこずがありたした。 䜕を䜜るかを考えるこずず同じくらい、誰がどこたで理解しおいる状態を䜜るかも倧事。 今回の開発を通じお、そんなこずを匷く感じたした。
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 今回は、私が䜜った「PdMタむプ蚺断」ずいう取り組みに぀いおご玹介したす。 この蚺断は、既存の性栌蚺断をそのたた甚いたものではなく、 PdMずしおの思考や行動の傟向を敎理するために、認知スタむルに関する考え方をヒントに独自に蚭蚈したもの です。 蚺断の仕組みず、ラクスの開発組織で実斜しお芋えおきたこずをレポヌトしたす。 なぜ䜜ったのか 蚺断の仕組み3぀の軞、8぀のタむプ 軞① コミュニケヌション 軞② 䟡倀の方向性 軞③ 志向性 ラクス瀟内で詊しおみた 開発組織党䜓の傟向「Logic × UX × Discovery」が最倚 プロダクト郚の特城「Discovery」が際立っお高く、2぀のタむプが拮抗 この結果をどう受け取るか たずめ おわりに なぜ䜜ったのか きっかけは、小さな課題感からでした。 PdMのむベントや瀟倖の方ず話すずき、「どんなPdMですか」ずいう問いにうたく答えるのが難しいず感じるこずがありたした。 職皮名だけでは䌝わらないですし、スキルセットを䞊べおも、その人らしさたではなかなか芋えおきたせん。 もう䞀぀感じおいたのが、チヌムづくりの堎面で、 このメンバヌはどんな堎面で力を発揮しやすいのか を共通蚀語で話しにくいこずでした。 もちろん、人の適性や可胜性は蚺断だけで決たるものではありたせん。 ただ、察話のきっかけになる敎理軞があるだけでも、お互いの理解は進めやすくなりたす。 そこで、PdMずしおの思考・行動スタむルを3぀の軞で敎理し、8぀のタむプに分類する蚺断を䜜っおみたした。 初察面のPdM同士で話すきっかけにしたり、チヌム内で自分や他者の匷みを蚀語化したりするための、 参考情報の䞀぀ ずしお䜿えるこずを期埅しおいたす。たた今回の敎理にあたっおは、蚭問やタむプ説明のたたき台を考える過皋で、生成AIも補助的に掻甚したした。 人が考えるべき軞や解釈を前提にし぀぀、衚珟の幅を広げたり、説明文を磚いたりするうえで、AIは良い壁打ち盞手になるず感じおいたす。 蚺断の仕組み3぀の軞、8぀のタむプ 蚺断は、3぀の軞の組み合わせでPdMのタむプを分類したす。 軞① コミュニケヌション Logic理詰め型 Emotion共感型 チヌムや関係者をどう巻き蟌むかを芋る軞です。 デヌタや論理で動かす傟向が匷いのか、共感や関係性を起点に動かす傟向が匷いのかを芋たす。 軞② 䟡倀の方向性 UXナヌザヌ䟡倀重芖 BVビゞネス䟡倀重芖 どの成果をより重芖しやすいかを芋る軞です。 顧客䜓隓を起点に考えるのか、事業成長や収益性を起点に考えるのか、その傟向を敎理したす。 軞③ 志向性 Discovery探玢志向 Delivery実行志向 どのフェヌズでモチベヌションを感じやすいかを芋る軞です。 ただ芋ぬ課題を発芋するこずに惹かれるのか、䟡倀を着実に届けるこずに手応えを感じるのかを芋たす。 この3軞の組み合わせで、8぀のタむプになりたす。 ※本蚘事では、蚺断の詳现な蚭問内容や公開方法そのものの案内は割愛したす。 ラクス瀟内で詊しおみた せっかく䜜ったので、ラクスの開発組織でも詊しおみたした。 プロダクト郚のメンバヌだけでなく、楜楜シリヌズの開発に携わる゚ンゞニア、QA、むンフラ、管理職たで、幅広く参加しおもらいたした。 ここで玹介するのは、個人を評䟡したり決め぀けたりするためのものではなく、 組織の傟向を俯瞰しお芋るための集蚈結果 です。 「どのタむプが優れおいるか」を芋るものではなく、「どんな芖点が集たっおいるか」を知るための材料ずしお扱っおいたす。 そのうえで、いく぀か興味深い傟向が芋えおきたした。 開発組織党䜓の傟向「Logic × UX × Discovery」が最倚 開発組織党䜓を芋るず、もっずも倚かったのは サむ゚ンティストLogic × UX × Discoveryタむプ でした。 各軞の党䜓比率は次のずおりです。 論理的に考え、ナヌザヌ䟡倀を重芖し、探玢や発芋にモチベヌションを感じる人が倚い。 これが、開発組織党䜓の倧たかな傟向でした。 実際、日々のプロダクト開発でも、 「顧客課題をより深く理解したい」 「仮説を立おお怜蚌したい」 ずいう姿勢を持぀メンバヌが倚いず感じおいたす。この傟向は、顧客にずっお本圓に䟡倀のある機胜や䜓隓を考えるうえで、ラクスの開発組織らしさの䞀぀かもしれたせん。 プロダクト郚の特城「Discovery」が際立っお高く、2぀のタむプが拮抗 プロダクト郚に絞るず、たた少し違った顔が芋えおきたした。 プロダクト郚の各軞比率は次のずおりです。 特に目を匕いたのは、志向性です。 党䜓でも67%がDiscovery型でしたが、プロダクト郚では 79% ずさらに高くなっおいたした。ただ答えのない問いを探玢するこずが奜きな人、発芋のフェヌズに゚ネルギヌが湧く人が倚い組織だず蚀えそうです。 さらに興味深かったのが、タむプの分垃です。 プロダクト郚で最倚だったのは、 ビゞョナリヌEmotion × UX × Discovery ず ストラテゞストLogic × BV × Discovery の同率銖䜍でした。 䞀方は、共感から未来の䜓隓を描くタむプ。 もう䞀方は、構造から勝ち筋を芋出すタむプです。 アプロヌチは察照的ですが、どちらも「Discovery探玢」に匷く向いおいるずいう共通点がありたす。 感性寄りの人ず論理寄りの人、ナヌザヌ䟡倀を匷く芋る人ずビゞネス䟡倀を匷く芋る人が混圚しおいる。 その倚様さが、ラクスのプロダクト郚の特城の䞀぀なのかもしれたせん。 この結果をどう受け取るか 「タむプが違うず、摩擊が生たれるのでは」ず感じる方もいるかもしれたせん。 私は、むしろ逆だず思っおいたす。 たずえばビゞョナリヌずストラテゞストは、それぞれ異なる匷みを持っおいたす。 共感から䜓隓を描く力ず、構造から事業の勝ち筋を考える力は、どちらもプロダクトづくりに欠かせたせん。 倧切なのは、「あなたはこのタむプだからこうあるべき」ず決めるこずではなく、 このチヌムにはどんな芖点が集たっおいるのか を知るこずだず思っおいたす。 その芖点の違いを理解できるず、 顧客課題の芋立おに偏りがないか 意思決定の芳点が足りおいるか 誰がどの堎面で力を発揮しやすいか ずいったこずを、より建蚭的に話しやすくなりたす。 実際、この蚺断をきっかけに、ラクスのプロダクト郚でも 「自分はどういう堎面で力を出しやすいか」 「チヌムずしお芋るず、どの芖点が匷くお、どの芖点が薄いか」 を話題にしやすくなった感芚がありたす。 その結果ずしお、顧客にずっおの䟡倀の捉え方や、プロダクトづくりにおける圹割分担の解像床が少し䞊がったように感じおいたす。 たずめ 「PdMタむプ蚺断」は、ただ発展途䞊のツヌルです。 型にはめるこずが目的ではなく、 共通蚀語を通じお、自分やチヌムの傟向を理解するための出発点 ずしお䜿っおもらえたらず思っおいたす。 PdMずしお、あるいはプロダクトづくりに関わる䞀人ずしお、 「自分はどんな堎面で力を発揮しやすいのか」 「チヌムの䞭でどんな芖点を持ち蟌みやすいのか」 を考えるきっかけになれば、䜜った甲斐がありたす。 そしお、こうした盞互理解は、よりよいチヌムづくりだけでなく、 顧客課題を倚面的に捉え、より䟡倀あるクラりドサヌビスを届けるこずにも぀ながるはずです。 興味を持っおいただけたら、ぜひ䞀床詊しおみおください。 おわりに ラクスのプロダクト郚では、さたざたなタむプのPdMやデザむナヌが䞀緒に働いおいたす。 違いを面癜がりながら、顧客にずっおよりよい䟡倀を考え続けたい方ず、ご䞀緒できたらうれしいです。 採甚情報は、ぜひこちらからご芧ください。 career-recruit.rakus.co.jp speakerdeck.com
はじめに 本むベントに぀いお 登壇内容の解説 他の方のLT登壇 たずめ はじめに 今幎はただ1回もK-POPのラむブに行けおない、楜楜債暩管理チヌムの冚柀です。 3月末に行われたサむバヌ゚ヌゞェントさんずOpenAI Japanさんが䞻催するCodex Userコミュニティむベントで、LT登壇をしおきたした cyberagent.connpass.com 本蚘事ではLT内容の解説ず孊んだ内容をお届けしたす。 本むベントに぀いお OpenAIのコヌディング゚ヌゞェントである「Codex」に関連する発衚を通じお、実践知の共有を行うこずが目的のむベントです。 詳现や登壇資料はこちらからご芧ください。 むベント資料䞀芧 登壇内容の解説 たずは私のLT内容の解説から。 資料はこちら↓ speakerdeck.com 詳现はスラむドに譲りたすが、チヌム内で比范的実装が簡単なCRUD API 5本をCodex CLIでどう実装できるだろう、ずいう疑問から怜蚌を始めたした。 実は既に他のコヌディング゚ヌゞェントを利甚しお同様の怜蚌を行なっおいたんですが、Codexの匷みや違いなどを明確にし、開発時におけるより適切なツヌルの遞択や運甚ができるのではないかずも考えおいたした。 スラむドの最初の倱敗から孊んだこず、改善、運甚の工倫の倧郚分は、特定のコヌディング゚ヌゞェントに限らない内容だなず、怜蚌を通じお理解するこずができたした。 特に「明確な完了条件」は自己ルヌプ的に゚ヌゞェントが改善できるようになるので、必須で取り入れるべき工倫だず感じたした。この工倫の前埌だず党く違う品質のアりトプットが出おくるので、ただ違いを感じたこずのない方は是非詊しおみおください。 コンテキスト゚ンゞニアリング本の第3章の指瀺プロンプト開発の基瀎にも同様のこずが曞かれおおり、私はこの内容を参考にプロンプトを考えおいたした。 他のコヌディング゚ヌゞェントずの違いは、承認系で顕著に芋られたした。 Codex CLIはapproval_policyやsandboxの思想が操䜜感ずしおも衚れおおり、ここは苊戊したした。個人的にCodexは䞎えられた閉じた環境で倧掻躍する性栌かなず感じおいたす。 今回は怜蚌利甚だったので郜床承認を行いたしたが、䟋えばこれがもっず䞊列数が増えるず開発や管理が難しくなるので、蚭定も含め開発環境敎備は必須事項だなず思いたした。 たたSubAgentsの動きを现かく確認する目的でCodex appを利甚したしたがかなり䜿いやすく、倉にCLIにこだわるより、こうした゚コシステムを䞊手く掻甚する方が健党だず感じたした。 他の方のLT登壇 たずトップバッタヌの瀬良さんの発衚では、ワヌクフロヌを管理するための手段ずしおSkillを掻甚した話がありたした。 事䟋玹介蚘事  特定の䜜業を敎理したSkillを甚意しお、適切なタむミングで呌び出すこずで小芏暡な改善をより迅速にリリヌスできるようになったそうです。 実は今回の自分の怜蚌でもSkillを利甚しお、実装埌のフォヌマットやテスト実行、差分比范した䞊でのレビュヌたでを䞀気に行いたした。 このように敎備しおおくこずで、Codexが䜜業を終えた時点である皋床の品質を担保できおいる状態にたで持っおいくこずができたした。この䜓隓が凄く良いです。 たた今回は怜蚌できたせんでしたが、いずれはAPI実装時は䞊行しおAPIテストを䜜成するこずでより良い開発になるのではないかず考えおいたした。 そしおたさに、瀬良さんも同様の取り組みを行なっおおり、怜蚌品質向䞊のSkillを䜜成しおワヌクフロヌに組み蟌んでいるずいう話もしおいたした。 SDKずクラりドサヌビスのバック゚ンドAPIずいう少し性質が違う話かず思いたすが、自己怜蚌できる材料を䞁寧に増やしより品質を高める仕組みを構築する、ずいう芳点では同じ考えができるんだなず孊びになりたした。 他にもKuuさんの確定申告、鈎朚さんの開発フロヌ改善、鷹雄さんのサむバヌ゚ヌゞェントさんでのCodex導入に぀いおの話があり、䞁床自分の情報収集の仕組みや、個人開発の進め方、加えおラクス瀟内のAI掻甚が䞊手な人の事䟋をもっず知りたかったので、様々な芖点での発衚がずおも孊びになりたした たずめ 今回の怜蚌で、Codexはロヌカルでむンタラクティブに開発を進める圢匏よりも、クラりドなど閉じた環境を敎備し、そこで自由に動いおもらう方が効果を発揮しやすいのかなず感じたした。 もちろんCodex appなど他の゚コシステムも今埌充実しおいくず思いたすどんな進化が埅っおいるか楜しみです そしお、私にずっお初めおの倖郚登壇でしたが、䌚瀟からも応揎が来おいお倧倉心匷かったです 懇芪䌚でお話しした方ず経隓したこずや成功/倱敗したこずを共有し合えお、登壇以倖でも孊びになるこずが倚く、チャンスがあれば是非継続しおいきいたいなず感じたした。 スタッフの皆さた、登壇者の皆さた、䌁画運営本圓にありがずうございたした
こんにちはラクスの゚ンゞニア採甚担圓です。 今回はラクスの゚ンゞニア職のサマヌむンタヌン 「RAKUS Tech Lab」 を玹介したす。 このむンタヌンシップは、単にコヌドを曞く䜓隓ではありたせん。 チヌムで開発を進めながら、「䜕を䜜るべきか」から考えるプロセスを䜓隓しおいただくプログラムです。 ラクスの゚ンゞニアがどのようにプロダクト開発に向き合っおいるのか。 その䞀端を、3日間で感じおいただけたす。 むンタヌンで倧切にしおいる考えや、実際の流れ、参加いただいた方の声を玹介したす。 ラクスが倧切にしおいる「顧客志向」 むンタヌンシップ「RAKUS Tech Lab」に぀いお 3日間の流れ Day1顧客理解ず開発スタヌト Day2開発ず改善の繰り返し Day3成果のたずめず発衚 RAKUS Tech Lab 2026 プログラム日皋詳现 RAKUS Tech Labを通しお埗られる経隓ずスキル AI開発×顧客志向の開発䜓隓 チヌムで成果を発揮する開発䜓隓 実務に近いフィヌドバック 実際に参加した孊生の声 むンタヌンシップでお䌚いしたしょう ラクスが倧切にしおいる「顧客志向」 ラクスでは、開発を「機胜を䜜るこず」だけずは考えおいたせん。 倧切にしおいるのは、「誰のどんな課題を、なぜ解決するのか」を「顧客志向」を起点に考えるこずです。 こちらの蚘事で実際の取り組みを玹介しおいたす。 tech-blog.rakus.co.jp たずえば新しい機胜を䜜るずきも、 どのナヌザヌにずっおの課題なのか その課題は本圓に解くべきものなのか なぜその実装や蚭蚈を遞ぶのか ずいった前提を敎理したうえで、開発を進めおいきたす。 たた、AIを掻甚した開発が広がる䞭で、 「速く䜜る」だけではなく、 AIの提案をそのたた䜿わずに怜蚌するこず なぜその実装にしたのかを説明できるこず も、重芁な力だず考えおいたす。 このむンタヌンでは、こうした開発の考え方を実際に䜓隓しおいただきたす。 むンタヌンシップ「RAKUS Tech Lab」に぀いお 45名のチヌムでWebアプリケヌションの䌁画から実装たでを行う、短期集䞭型の開発むンタヌンです。 ラクスでは、Claude CodeやGitHub Copilot等のAI開発ツヌルを積極的に開発に取り入れおいたす。 本プログラムでは、それらツヌルを䜿いながら、単に実装を進めるだけでなく、生成された内容を怜蚌し、適切な意思決定を行う開発プロセスを䜓隓しおいただけたす。 開発䞭は、瀟員メンタヌがビゞネス芖点や蚭蚈思想に぀いおフィヌドバックを行いたす。 技術力を高めるだけでなく、「ナヌザヌに䜿われるサヌビス」をどう生み出すか。 ラクスが実践する「AIを掻甚しながら、顧客課題に向き合い、意思決定する開発」を、持ち垰っおいただけるプログラムです。 3日間の流れ Day1顧客理解ず開発スタヌト 顧客ヒアリングを実斜し、チヌムで課題蚭定・方向性を決め、開発に着手したす。 各チヌムに瀟員メンタヌが぀き、方針や蚭蚈に぀いおフィヌドバックを行いたす。 Day2開発ず改善の繰り返し 実装を進めながら、チヌムで議論し、必芁に応じお方向性を芋盎したす。 技術面だけでなく、䟡倀や蚭蚈の劥圓性に぀いおもレビュヌを行いたす。 Day3成果のたずめず発衚 完成したアプリの発衚を行いたす。 珟圹゚ンゞニアから、実際の開発珟堎ず同じ芖点でフィヌドバックを受けおいただきたす。 RAKUS Tech Lab 2026 プログラム日皋詳现 ■開催日皋  ●東京①コヌス8/5(æ°Ž)、8/6(朚)、8/7(金)  ●東京②コヌス9/2(æ°Ž)、9/3(朚)、9/4(金)  ●倧阪コヌス 8/26(æ°Ž)、8/27(朚)、8/28(金) ■各日開催時間  ●1日目10:0018:00 オリ゚ンテヌション、チヌム開発  ●2日目10:0018:00 チヌム開発  ●3日目10:0018:00 チヌム開発、成果発衚、懇芪䌚 RAKUS Tech Labを通しお埗られる経隓ずスキル AI開発×顧客志向の開発䜓隓 単に実装を進めるのではなく、「䜕を䜜るべきか」「なぜその実装にするのか」を考えながら開発を進めたす。AIツヌルも掻甚し぀぀、生成された内容をそのたた䜿うのではなく、顧客芖点に立っお怜蚌し、適切な遞択を行いたす。 ラクスが倧切にしおいる「AI開発ず顧客志向を掛け合わせた開発」を䜓隓いただきたす。 チヌムで成果を発揮する開発䜓隓 開発は個人で完結するものではなく、チヌムで進めおいくものです。 ラクスではひずり䞀人が力を発揮し、チヌムに貢献するこずや互いに助け合うこずを倧切にしおいたす。 本むンタヌンでは、メンバヌ同士で議論しながら方針を決め、実装を進めおいきたす。 意芋が分かれたり、進め方に迷う堎面もありたすが、 そうしたプロセスを通じお、チヌムで開発を進める難しさず面癜さの䞡方を䜓隓いただきたす。 実務に近いフィヌドバック 開発䞭は、瀟員メンタヌが技術面だけでなく、蚭蚈や䟡倀の芳点からフィヌドバックを行いたす。「なぜこの実装にしたのか」 「他に遞択肢はなかったのか」ずいった問いを通じお、実際の開発珟堎に近い芖点を孊ぶこずができたす。 実際に参加した孊生の声 実際に参加いただいた方の声をご玹介したす 囜内最倧玚の゚ンゞニア孊生のデヌタベヌスを持぀株匏䌚瀟サポヌタヌズ瀟発衚、「参加しおよかった゚ンゞニアサマヌむンタヌンシップランキング2025」TOP26䜍にランクむンしたした biz.supporterz.jp むンタヌンシップでお䌚いしたしょう RAKUS Tech Labでは、AIを掻甚しながら、顧客芖点に立ち 「䜕を䜜るべきか」を考え、遞択し、その理由を蚀語化する。 そんな開発の進め方に、向き合っおいただきたす。 実際の開発珟堎に近い環境で、ラクスの゚ンゞニアの働き方もぜひ䜓感しおください。 ゚ントリヌの詳现は以䞋からご芧いただけたす。 https://rakus-newgraduate.snar.jp/jobboard/detail.aspx?id=lTWVvD66xME 少しでも興味を持っおいただけた方は、ぜひご応募ください。 みなさんずお䌚いできるこずを楜しみにしおいたす
1. はじめに なぜ改善が必芁だったか どんな改善をした 2. バヌゞョンアップ運甚フロヌ 2-1. CIによる機械的チェックGitHub Actions ①helm templateコマンドによるレンダリングチェック 実装詳现 ②PlutoによるKubernetes API互換性チェック 実装詳现 ③HelmChart展開埌のマニフェスト差分把握 実装詳现 2-2. AIによる圱響調査 AIレビュヌコメント䟋 なぜラベル起動にしたか プロンプト なぜDevinを遞定したのか 3. 導入埌の効果 4. 今埌の展望 5. たずめ 参考文献 1. はじめに こんにちはSRE課のモリモトです。 本蚘事では、CIずAIでKubernetes゚コシステムのバヌゞョンアップ運甚を改善した事䟋をご玹介したす。 なぜ改善が必芁だったか SREチヌムでは、Kubernetes゚コシステムの倚数のOSSを瀟内共通Helm Chartずしお管理し、各プロダクトチヌムぞ提䟛しおいたす。 バヌゞョンの曎新怜知にはRenovateを利甚しおいたすが、バヌゞョンアップPRを継続的に凊理する運甚が確立されおおらず、PRが滞留しおいる状態でした。 その結果、差分がたすたす倧きくなり動䜜確認や圱響調査のコストが増倧し、脆匱性察応等の緊急性の高いもの以倖は察応できおおりたせんでした。 この状況を解消するため、バヌゞョンアップ䜜業の効率化ずチヌム党員で継続的に察応できる仕組みづくりを行う必芁がありたした。 どんな改善をした たずCIで機械的に刀定できるリスクを先に萜ずし、次にAIでリリヌスノヌト確認や圱響調査を行い、人間は動䜜確認ず最終刀断を行うのみずするこずでバヌゞョンアップ察応を効率化したした。 2. バヌゞョンアップ運甚フロヌ 今回構築した運甚フロヌは以䞋の6ステップです。 Step 自動化レベル 内容 1 自動 Renovate PRが䜜成される 2 自動 CIによる機械的チェック 3 半自動 PRに察しお review-renovate-pr ラベル付䞎するこずで、AIレビュヌを起動 4 手動 人間がAIチェックレポヌトを確認し、マヌゞ可吊を刀断 5 手動 develop ブランチにマヌゞし、怜蚌甚クラスタで動䜜確認 6 手動 main ブランチにマヌゞ Renovateによる自動怜知から始たり、CIずAIによるチェックを経お、最終的に人間が刀断・怜蚌を行う「自動化ず安党性のバランス」を重芖したフロヌになっおいたす。 ここから、Step2ずStep3の䞭身に぀いお玹介しおいきたす。 2-1. CIによる機械的チェックGitHub Actions RenovateによっおHelm ChartのバヌゞョンアップPRが䜜成された際に、3皮類の機械的なチェックを実行するこずで明らかにマヌゞ䞍可なものを振り萜ずしおいきたす。 ①helm templateコマンドによるレンダリングチェック バヌゞョンアップによっおHelmテンプレヌトの構文゚ラヌや必須パラメヌタの欠萜が発生し、マニフェストが正垞に出力できなくなる事態を未然に防ぐために、レンダリングチェックを行っおいたす。 実装詳现 リポゞトリに存圚するすべおのChartを毎回チェックするずCIの実行時間が増倧しおしたうため、たずは git diff を甚いお倉曎があったChartのディレクトリのみを抜出し、動的にテストマトリクスを生成したす。 # 倉曎されたHelmチャヌトを怜出しおマトリックスを䜜成 set-matrix : run : | # 倉曎があったファむルのパスを抜出䟋: charts/app-name/values.yaml targets=$(git diff --diff-filter=AMR --name-only \ "${{ github.event.pull_request.base.sha }}" \ "${{ github.event.pull_request.head.sha }}" \ -- "${{ inputs.chart_dir }}" ) if [ -z "${targets}" ] ; then targets=$(jq -nc '[]' ) else # ディレクトリ階局を敎理しお重耇を排陀し、JSON配列に倉換 # 䟋: 'charts/app-a/values.yaml' -> 'charts/app-a' のように抜出 # ※泚意リポゞトリのディレクトリ構成に合わせお cut の階局 (-f 1,2) は適宜倉曎しおください targets=$(printf '%s\n' "${targets}" | cut -d '/' -f 1 , 2 | sort -u | jq -R | jq -sc) fi echo "value=${targets}" >> "$GITHUB_OUTPUT" その䞊で、抜出された各Chartに察しお以䞋のチェックを行いたす。 䟝存関係の解決: helm dependency update を実行し、サブチャヌトを含めお正しく䟝存関係が解決できるか確認。 環境ごずの網矅的チェック: values/ ディレクトリ配䞋に配眮された各環境甚開発・本番などのvaluesファむルをルヌプ凊理し、ベヌスの values.yaml ず組み合わせお helm template が成功するかを確認。 # Helm dependency update if [[ -f " $CHART_PATH /Chart.yaml " ]] ; then echo " Running helm dependency update... " helm dependency update " $CHART_PATH " 2 >& 1 fi # values/ ディレクトリ内の党valuesファむルでテンプレヌト実行 VALUES_DIR = " $CHART_PATH /values " if [[ -d " $VALUES_DIR " ]] ; then for values_file in " $VALUES_DIR " /*.yaml ; do # ベヌスのvalues.yamlず環境特有のvalues.yamlをマヌゞしおテスト helm template " $CHART_NAME " " $CHART_PATH " \ -f " $CHART_PATH /values.yaml " \ -f " $values_file " > /dev/null 2 >& 1 if [[ $? -eq 0 ]] ; then echo " ✅ Successfully rendered with $( basename " $values_file " ) " else echo " ::error::Failed to render $CHART_PATH with values: $( basename " $values_file " ) " exit 1 fi done fi これにより、「䞀郚の環境のvaluesファむルずの組み合わせでのみテンプレヌトのレンダリングに倱敗する」ずいった状況を早期に怜知・陀倖できたす。 ②PlutoによるKubernetes API互換性チェック 非掚奚たたは削陀されたAPIを利甚しおいるマニフェストが原因で障害が起きるこずは避けたいので、 Pluto を甚いおk8s APIの互換性チェックを組み蟌んでいたす。 実装詳现 pluto detect-files を実行し、Helm Chart内に非掚奚APIや削陀予定のAPIが含たれおいないかをスキャンしたす。チェック察象のk8sバヌゞョンは珟圚のk8sクラスタのバヌゞョンに蚭定 pluto detect-files -d " ${CHART_PATH} " \ -o wide \ --target-versions " k8s= ${ { inputs.target_k 8 s_version } } " ③HelmChart展開埌のマニフェスト差分把握 Helm Chartのバヌゞョンアップの際に、「Chartのバヌゞョンが䞊がったこずで、最終的に出力されるKubernetesマニフェストにどのような倉化が起きるのか圱響のある倀の倉曎が入っおいるか」を把握するのが非垞に面倒でした。 そこで、 マニフェストの差分Diffを自動生成しおPRにコメントを投皿する仕組みを組み蟌みたした。 ※以䞋の䟋は珟圚匊瀟で䜿甚しおいるバヌゞョンではありたせん。 PRコメントの䟋 実装詳现 たずは、git worktreeを掻甚しおCI内で䞀時ディレクトリを䜜成し、PRの base倉曎前ず head倉曎埌のコヌドツリヌを同時に展開したす。 そしお、それぞれのツリヌで察象のvaluesファむルを適甚しお helm template を実行し、出力された展開埌のマニフェスト同士を diff コマンドで比范したす。 # 䞀時ディレクトリを䜜成䟋: /tmp/tmp.xxxxx WORK_DIR = $( mktemp -d ) # 1. PRの倉曎前(base)ず倉曎埌(head)のコヌドを別々のディレクトリに展開 git worktree add --detach " $WORK_DIR /base " " ${ { github.event.pull_request.base.sha } } " git worktree add --detach " $WORK_DIR /head " " ${ { github.event.pull_request.head.sha } } " # 2. 倉曎前(base)の゜ヌスからマニフェストをレンダリングしお保存 helm template " ${CHART_NAME} " " $WORK_DIR /base/ ${CHART_PATH} " \ -f " $WORK_DIR /base/ ${CHART_PATH} /values.yaml " \ -f " $WORK_DIR /base/ ${CHART_PATH} /values/main.yaml " \ --output-dir " $WORK_DIR /rendered-base " # 3. 倉曎埌(head)の゜ヌスからマニフェストをレンダリングしお保存 helm template " ${CHART_NAME} " " $WORK_DIR /head/ ${CHART_PATH} " \ -f " $WORK_DIR /head/ ${CHART_PATH} /values.yaml " \ -f " $WORK_DIR /head/ ${CHART_PATH} /values/main.yaml " \ --output-dir " $WORK_DIR /rendered-head " # 4. レンダリング結果のディレクトリ同士を比范し、差分ファむルを出力 diff -r -U 3 -N " $WORK_DIR /rendered-base/ " " $WORK_DIR /rendered-head/ " > /tmp/helm-diff.txt || true その埌、出力された差分をgh cliを䜿っおPRに投皿したす。 差分が200行を超える倧芏暡な倉曎だった堎合はPRコメントの文字数制限にひっかからないように、衚瀺するのは先頭200行のみでそれ以降は「以䞋省略。詳现はGitHub Actionsのログをご確認ください」ずいうメッセヌゞず共に該圓ActionログぞのURLを案内する工倫を入れおいたす。 ※もっず綺麗に曞ける気がしたす。汚くおすみたせん。。 DIFF_OUTPUT = $( cat " $DIFF_FILE " || echo "" ) LINE_COUNT = $( echo " $DIFF_OUTPUT " | wc -l ) # 差分が長すぎる200行超堎合は䞞める凊理 if [ " $LINE_COUNT " -gt 200 ]; then DIFF_OUTPUT = $( echo " $DIFF_OUTPUT " | head -200 ) JOB_ID = $( gh api " /repos/ ${GH_REPOSITORY} /actions/runs/ ${GH_ACTIONS_RUN_ID} /jobs " \ --jq " .jobs[] | select(.name == \" diff-helm-charts ( $CHART_PATH ) \" ) | .id " ) ACTIONS_URL = " ${GH_SERVER_URL} / ${GH_REPOSITORY} /actions/runs/ ${GH_ACTIONS_RUN_ID} /job/ ${JOB_ID} " DIFF_OUTPUT = " ${DIFF_OUTPUT} ... 以䞋省略。詳现はGitHub Actionsのログをご確認ください。 ${ACTIONS_URL} " fi # PRに投皿するコメントボディを䜜成 if [ -z " $DIFF_OUTPUT " ]; then BODY = " ### ✅ Diff: \` ${CHART_PATH} \` 差分は怜出されたせんでした。 ※ \` ${VALUES_FILES_TEXT} \` を適甚し、HelmChart展開埌のマニフェスト差分をバヌゞョンアップ前埌で確認 " else # 改行ずバッククォヌトの間の空癜を完党に削陀 BODY = " ### ⚠ Diff: \` ${CHART_PATH} \` 差分が怜出されたした。 ※ \` ${VALUES_FILES_TEXT} \` を適甚し、HelmChart展開埌のマニフェスト差分をバヌゞョンアップ前埌で確認 以䞋は差分内容です。 \`\` \ `diff ${DIFF_OUTPUT} \`\`\` " fi # PRぞコメント投皿 gh pr comment " ${GH_PR_NUMBER} " \ --repo " ${GH_REPOSITORY} " \ --body " $BODY " 展開埌の差分を可芖化するこずにより、レビュアヌ人間はもちろん、この埌に解説する AIもマニフェストの差分を把握するこずができるので、圱響調査の粟床を向䞊させるこずができたす。 2-2. AIによる圱響調査 リリヌスノヌトをすべお確認しお圱響調査をするのが非垞に手間がかかる䜜業だったので、AIを掻甚しお改善したした。 仕組みずしおは、RenovatePRに review-renovate-pr ラベルを付䞎するこずでGitHub Actionsが起動し、GitHub ActionsからDevinのPlaybookを起動するこずでバヌゞョンアップ調査・レビュヌ甚セッションを起動する仕組みを構築したした。 AIレビュヌコメント䟋 バヌゞョンアップによる倉曎点が䞀芧化され、それが既存のコヌドに圱響があるのかをAIがチェックしおくれおいたす。 ※以䞋の䟋は珟圚匊瀟で䜿甚しおいるバヌゞョンではありたせん。 AIレビュヌコメント① AIレビュヌコメント② なぜラベル起動にしたか すべおのRenovate PRに察しおAIレビュヌを垞時起動させるこずも可胜ですが、AIのコストが膚れ䞊がっおしたうこずを懞念し、あえお「人間のラベル付䞎」をトリガヌずしお必芁なずきのみに起動するようにしたした。 プロンプト AIに以䞋の内容をチェックさせるためのプロンプトを枡しおいたす。 察象OSSの公匏リリヌスノヌトやChangelogを確認し、砎壊的倉曎や非掚奚になったパラメヌタがないか リポゞトリ内の既存コヌドk8sマニフェスト、アプリケヌションコヌド等に察する圱響がないか プロンプトに぀いおは、以䞋ブログに蚘茉されおいるものを倧いに参考にさせおいただいおおりたす🙇‍♂🙇‍♂ ありがずうございたす🙇‍♂🙇‍♂ tech.uzabase.com **重芁**: メゞャヌおよびマむナヌ曎新では、**各バヌゞョンごずに個別に評䟡**するこず ずいう指瀺を䞎えおいるのでリリヌスノヌトの読み飛ばしを防ぐこずができ、高い粟床で調査しおくれおいるなず感じおいたす。 ## 抂芁 Renovateによっお自動生成されたプルリク゚ストPRをレビュヌし、ラむブラリhelm chartやむメヌゞバヌゞョンのアップデヌトに䌎う倉曎点の調査、゚ビデンスに基づく差分分析、コヌドぞの圱響評䟡、および掚奚するアクションの提瀺を実斜したす。 ## ナヌザヌに必芁なもの - レビュヌ察象のRenovateのプルリク゚ストのURL ## 手順 1. 指定されたRenovateのプルリク゚ストを開き、以䞋を正確に特定しおください。 - アップデヌト察象ラむブラリ名 - 旧バヌゞョン → 新バヌゞョン - メゞャヌ / マむナヌ / パッチの皮別 2. アップデヌト察象ずなった各ラむブラリの公匏ドキュメント、リリヌスノヌト、倉曎履歎changelogなどを参照し、バヌゞョン間の䞻芁な倉曎点新機胜、非掚奚機胜、砎壊的倉曎、バグ修正などを特定しおください。単に「旧→新」を比范するのではなく、以䞋を必ず実斜しおください。 2-1. 曎新タむプの分類 - メゞャヌ1.x → 2.x高リスク、砎壊的倉曎の可胜性倧 - マむナヌ1.1 → 1.2䞭リスク、新機胜 - パッチ1.1.1 → 1.1.2䜎リスク、バグ修正 2-2. メゞャヌ・マむナヌバヌゞョン曎新時の評䟡方法 - **重芁**: メゞャヌおよびマむナヌ曎新では、**各バヌゞョンごずに個別に評䟡**するこず - 䟋: v1.5.0 → v1.7.0 の堎合 - v1.5.0 → v1.6.0 の倉曎を評䟡 - v1.6.0 → v1.7.0 の倉曎を評䟡 - それぞれのバヌゞョンの倉曎内容を明蚘 - パッチバヌゞョン曎新は集玄しお評䟡可胜 2-3. 耇数バヌゞョンゞャンプの堎合䟋3.18.2→3.19.0 - すべおの䞭間バヌゞョンを分析 - バヌゞョン間の倉曎を集玄 - 环積的な圱響を匷調 3. 特定したラむブラリの倉曎点を、元のRenovateのプルリク゚ストにGitHubのコメント機胜を䜿甚しお、「ラむブラリ倉曎点の抂芁」ずしお蚘茉しおください。その際に以䞋のルヌルを必ず守っおください。 - コメントタむトル: **ラむブラリ倉曎点の抂芁** - 砎壊的倉曎やCRD倉曎、察応必須ず思われるものに぀いおは特に明蚘 - 各倉曎点に぀いお、必ず゚ビデンス䞀次情報を明瀺 4. ラむブラリの倉曎点を螏たえ、リポゞトリ内の既存コヌドk8sマニフェスト、アプリケヌションコヌド等ぞの圱響範囲を調査しおください。具䜓的には、以䞋のような点を確認しおください。 - 調査芳点 - 廃止されたAPIや倉曎されたAPIの䜿甚箇所 - 廃止されたパラメヌタや倉曎されたパラメヌタの䜿甚箇所 - 仕様倉曎に䌎い、修正が必芁ずなるロゞック - アップデヌトによる朜圚的なバグやパフォヌマンスぞの圱響 - 掚奚機胜を䜿甚しおいない箇所、非掚奚機胜の䜿甚箇所 5. 調査したコヌドぞの圱響範囲ず、掚奚される修正察応に぀いお、元のRenovateのプルリク゚ストにGitHubのコメント機胜を䜿甚しお、「コヌドぞの圱響ず掚奚アクション」ずしお蚘茉しおください。その際に以䞋のルヌルを必ず守っおください。 - コメントタむトル: **コヌドぞの圱響ず掚奚アクション** - コメントの最初に、以䞋のような**評䟡サマリ**を蚘述するこず。 - リスクレベル䜎・䞭・高 - マヌゞ刀定マヌゞ可胜、条件付きでマヌゞ可胜、このたたではマヌゞ䞍可 - 各調査結果に぀いお、必ず゚ビデンス䞀次情報を明瀺するこず。「圱響がない」ず刀断する堎合も、その根拠を明瀺するこず。 ## 仕様 1. Renovate PR には以䞋がコメントずしお蚘茉されおいるこず。 - 「ラむブラリ倉曎点の抂芁」 - 「コヌドぞの圱響ず掚奚アクション」 2. いずれのPRも、レビュヌ承認なしにマヌゞされおいないこず。 ## アドバむスずポむント 1. ラむブラリの倉曎点を調査する際は、公匏ドキュメントやリリヌスノヌトを最優先の情報源ずしおください。フォヌラムやIssue Trackerの情報は補助的に䜿甚しおください。 2. コヌドぞの圱響調査は、盎接的な利甚箇所だけでなく、間接的な圱響や党䜓的な動䜜ぞの圱響も考慮に入れおください。 3. GitHubぞのコメントやプルリク゚ストの説明文は、他の開発者が倉曎の意図ず内容を迅速に理解できるよう、明確か぀簡朔に蚘述しおください。 4. 「差分が小さい」「圱響は軜埮」ずいう衚珟は、必ず理由ずURLを䌎わせおください。 5. 倧芏暡な倉曎や刀断に迷う堎合は、理由を明蚘した䞊で「刀断保留」ず明瀺しおください。 ## 犁止事項 1. レビュアヌの承認なしでのマヌゞ犁止 2. ゚ビデンスなしの断定犁止 3. 元のRenovate PR ブランチぞの盎接コミット犁止 なぜDevinを遞定したのか 今回Devinを遞択した理由は「ずにかく早く圢にしお怜蚌を回したかったから」です。 瀟内でDevinをCIから利甚した事䟋があるこずを把握しおいたため、すぐ詊せそうだったからずいう理由で遞択しただけなので匷いこだわりはありたせん。 GitHub Actions䞊からサブスク枠のClaudeやCodexを䜿う方法があるのであればそちらに倉えたいなあず考えおいたす。 3. 導入埌の効果 個人的な䜓感で、 バヌゞョンアップ察応1回あたりで1時間皋床の短瞮ができた ず思っおいたす。 特に、今たでだず脆匱性察応以倖のバヌゞョンアップが滞っおいたこずもありバヌゞョン差異が倧きく、 膚倧な量のリリヌスノヌトを確認しお圱響調査を行う必芁があったため非垞に倧倉でしたが、そこをAIが代替しおくれる のでかなりの時間が短瞮できたした。 たた、詳现は説明しおいないですが、動䜜確認甚のk8sクラスタを敎備しお develop ブランチにマヌゞするだけで即座に反映される環境を甚意したこずで、 動䜜確認にかかる時間も短瞮するこずができたした 。 たた、珟圚進行䞭ですが動䜜確認手順の敎備やAI掻甚も進んでいけばさらに短瞮できるず考えおいたす。 4. 今埌の展望 今埌、時間があるずきに以䞋のような箇所を改善・察応しおいきたいです。 リリヌスノヌトや圱響の調査に利甚しおいるAIの遞定コスト面、性胜面 AIを利甚した動䜜確認の自動化 この仕組みを他チヌムぞ暪展開 5. たずめ 日々増え続けるk8s゚コシステムの運甚改善に少しでもお圹に立おたら嬉しいです。 最埌たでお読みいただきありがずうございたした 参考文献 zenn.dev zenn.dev tech.uzabase.com zenn.dev zenn.dev
こんにちは。SRE課のtaku_76です 今回はKubernetesマニフェスト内の非掚奚API / 削陀枈みAPIを継続的に怜知する仕組みに぀いお玹介したす。 PlutoずGitHub Actionsを䜿い、定期実行から怜出結果の曎新たで自動で行うようにしたした。 他チヌムにも䜿っおもらうこずを想定しおいたため、Plutoを実行するだけでなく導入方法や怜知結果の確認方法たで含めお運甚に乗せる圢にしおいたす。 はじめに 仕組みを䜜成した目的 党䜓像 利甚者の負担を枛らすために工倫したこず Issueを䜜るだけで管理察象に远加できるようにした 結果確認をIssueに集玄した READMEを自動生成しお察象䞀芧を確認しやすくした 管理察象からの陀倖もIssue Close起点にした Actionsの蚭蚈 repos.jsonをmatrixに展開しお耇数リポゞトリをチェックする helm templateでレンダリングしおからPlutoに枡す リポゞトリごずのvalues差分を吞収する たずめ はじめに 仕組みを䜜成した目的 これたではKubernetesマニフェスト内の非掚奚API / 削陀枈みAPIを定期的に確認する仕組みがありたせんでした。 そのため、Kubernetesのバヌゞョンアップ時に察象リポゞトリを郜床確認する必芁があり、確認挏れがあるずアップデヌト埌にリ゜ヌスが適甚できなくなる可胜性がありたす。 このリスクを枛らすために非掚奚API / 削陀枈みAPIの利甚状況を継続的に怜知・远跡できる仕組みを䜜成したした。 たた、察象リポゞトリは耇数ありそれぞれマニフェストの構成も少しず぀異なりたす。 そのため継続的に怜知できるだけでなく利甚者ができるだけ少ない手間で導入・確認できる圢にするこずも重芖したした。 党䜓像 今回䜜成した仕組みでは、Kubernetesマニフェストを管理しおいるリポゞトリを察象に非掚奚API / 削陀枈みAPIが含たれおいないかを定期的にチェックしたす。 怜知にはPlutoを利甚したした。PlutoはKubernetesマニフェストやHelm Chartなどに含たれる非掚奚API / 削陀枈みAPIを怜出できるツヌルです。 詳现は割愛したすが、察象のKubernetesバヌゞョンを指定しお実行するこずでそのバヌゞョンで問題になるAPIを確認できたす。 今回のworkflowでは、チェック察象のKubernetesバヌゞョンずしお実行時点のstableバヌゞョンを取埗しおPlutoに枡しおいたす。 そのため、Kubernetesのstableバヌゞョンが曎新された堎合も次回実行時には新しいバヌゞョンを基準に怜知できたす。 運甚の流れは以䞋のようになりたす。 この蚘事では、リポゞトリごずの怜知結果を曎新するIssueを管理甚Issueず呌びたす。 利甚者偎で必芁な䜜業は、基本的に管理甚Issueを䜜成するこずだけです。 運甚の流れ 利甚者の負担を枛らすために工倫したこず Issueを䜜るだけで管理察象に远加できるようにした チェック察象のリポゞトリはJSONファむルで管理しおいたす。 JSONを盎接線集しおもらうこずもできたすが、利甚者偎に䜙蚈な䜜業を増やしたくありたせんでした。 たた、蚘茉ミスや手順のばら぀きも起きやすくなりたす。 そのため管理察象ぞの远加はIssueを起点にするこずにしたした。 利甚者はIssueテンプレヌトに沿っお、以䞋の情報を入力したす。 チェック察象リポゞトリ チェック察象ブランチ values/ 配䞋で利甚するvaluesファむル issue Issueが䜜成されるずGitHub Actionsが起動し、入力内容をもずにJSONファむルを曎新するPull Requestを自動䜜成したす。 最終的な反映は管理者がPull Requestを確認しおから行うため、利甚者の䜜業を枛らし぀぀远加内容も確認できる圢にしおいたす。 結果確認をIssueに集玄した Plutoの怜出結果は察象リポゞトリごずに玐づいたIssueに曎新しおいたす。 以䞋のような運甚は利甚者の手間になるので避けたした。 Actionsのログで結果を確認する 日次チェックの結果ごずに新しいIssueを䜜成する リポゞトリごずに管理甚Issueを甚意し、チェック結果でIssue本文を䞊曞き曎新する圢にしたした。 Issueのむメヌゞは以䞋です。 結果 怜出結果がない堎合は「怜出なし」ずしお曎新したす。 これによりチェックが実行されおいないのか、問題が怜出されなかったのかを区別できたす。 READMEを自動生成しお察象䞀芧を確認しやすくした 管理察象の䞀芧はJSONをもずにREADMEぞ自動反映しおいたす。 察象が増えおくるず、どのIssueでどのリポゞトリをチェックしおいるのか远いづらくなるためREADMEで䞀芧を可芖化したした。 衚瀺内容は察象リポゞトリ・ブランチ・valuesファむル・管理甚Issueぞのリンクです。 これによりチェック察象ず確認先のIssueをすぐ確認できたす。 ↓むメヌゞ readme 管理察象からの陀倖もIssue Close起点にした 管理察象から倖す堎合も、JSONファむルを盎接線集するのではなく察象の管理甚IssueをCloseする運甚にしたした。 IssueがCloseされるずGitHub Actionsが起動し、察象のIssueに玐づく情報をJSONファむルから削陀するPull Requestを䜜成したす。 これにより利甚者はIssueをCloseするだけで管理察象からの陀倖を䟝頌できたす。 Actionsの蚭蚈 ここからはGitHub Actions偎でどのように耇数リポゞトリをチェックしおいるかを玹介したす。 この仕組みではチェック察象のリポゞトリ情報を .github/repos.json で管理しおいたす。 GitHub Actionsでは、このJSONに登録された情報をもずにリポゞトリごずにチェックを実行しおいたす。 repos.jsonをmatrixに展開しお耇数リポゞトリをチェックする チェック察象のリポゞトリ情報は .github/repos.json にたずめおいたす。 䟋えば1぀の察象リポゞトリは以䞋のような圢匏で管理しおいたす。 { " repo ": " example-manifests ", " branch ": " main ", " valuesFile ": " prd-001.yaml ", " issue ": 123 } 各項目には、察象リポゞトリ、ブランチ、valuesファむル、曎新察象Issue番号を持たせおいたす。 耇数リポゞトリを扱う前提だったため、workflowにリポゞトリ情報を盎接曞くのではなく repos.json でたずめるこずにしたした。 日次チェック甚のworkflowでは、この repos.json を jq -c で1行のJSONに倉換し、GitHub Actionsの fromJSON を䜿っおmatrixに展開しおいたす。 matrixに展開するこずで、登録されおいるリポゞトリごずに同じチェック凊理を実行できたす。 察象を远加する堎合も repos.json にリポゞトリ情報を远加すれば次回のチェックから察象に含たれるため、workflow本䜓を修正せずに枈みたす。 実際のチェック凊理はreusable workflowにたずめおおり、以䞋の凊理を行っおいたす。 ワヌクフロヌ helm templateでレンダリングしおからPlutoに枡す 察象リポゞトリではKubernetesマニフェストをHelm Chartずしお管理しおいたす。 そのためPlutoにChartのテンプレヌトファむルをそのたた枡すのではなく、たず helm template でvaluesを反映したKubernetesマニフェストを生成しおいたす。 チェック凊理では、察象リポゞトリの manifests/* 配䞋を芋お Chart.yaml があるディレクトリをHelm Chartずしお扱いたす。 凊理ずしおは以䞋の流れになりたす。 チェック凊理 Plutoはレンダリング埌のマニフェストを確認するため、実際に適甚される内容に近い状態で非掚奚API / 削陀枈みAPIを怜知できたす。 たた、Helm Chartの crds/ 配䞋にあるCRDも出力に含めるため helm template では --include-crds を指定しおいたす。 リポゞトリごずのvalues差分を吞収する 基本的には、各Chartに察しお以䞋のvaluesファむルを指定しお helm template を実行しおいたす。 values.yaml values/<valuesFile> ただし、リポゞトリによっおはこれだけではレンダリングに必芁な倀が足りない堎合がありたす。 䟋えばあるChartが別のChart甚のvaluesを参照しおいたり、共通蚭定を別ファむルに分けおいたりするケヌスです。 そのため、 .github/repos.json には任意でChartごずの远加valuesファむルを指定できるようにしたした。 以䞋むメヌゞです。 { " repo ": " example-app-manifests ", " branch ": " main ", " valuesFile ": " test.yaml ", " issue ": 123 , " valueFiles ": { " app-a ": [ " common/values.yaml ", " database/values/prd.yaml " ] } } workflow偎にリポゞトリごずの䟋倖を増やしおいくず管理が぀らくなるため、差分は repos.json 偎に寄せるようにしたした。 これによりworkflow偎は共通のたたリポゞトリごずのvalues構成に察応できたす。 たずめ 今回は、PlutoずGitHub Actionsを䜿っお、Kubernetesマニフェスト内の非掚奚API / 削陀枈みAPIを継続的に怜知する仕組みを䜜成したした。 Issueを起点に管理察象の远加や結果確認を行うこずで、利甚者の䜜業をできるだけ増やさずに継続的に確認できる圢を意識したした。 今埌は運甚しながら課題が芋぀かれば改善しおいきたいず考えおいたす。
はじめに 開発郚ず事業郚では、芋おいるものが少し違う 開発芳点だけで刀断を閉じるず、議論が進みにくくなる 議論が噛み合わなくなるのは、「必芁性」ず「実珟性」が混ざるずき 芁望をそのたた受け取らず、課題ずしお敎理する 「やるか・やらないか」ではなく、スコヌプを分ける 仕様だけでなく、届け方たで含めお考える たずめ はじめに 楜楜勀怠のプロダクトマネゞメントをしおいる @k0First です。 PdMずしお仕事をしおいるず、開発郚ず事業郚の盞談MTGで、同じテヌマに぀いお話しおいるはずなのに、少し議論が噛み合わないず感じるこずがありたす。 もちろん、どちらかが間違っおいるわけではありたせん。 ただ、議論がうたく前に進たないずきは、芋おいる論点や重芖しおいる刀断軞が少しずれおいるこずが倚いように思いたす。 そこで、開発郚ず事業郚の盞談MTGで扱っおきた盞談ごずず、その顛末をたずめたシヌトをもずに、ChatGPTで内容を敎理・分析しおみたした。 どんな盞談があり、最終的にどう着地したのかを振り返りながら、開発郚ず事業郚がそれぞれどのような芳点で刀断しおいるのかを芋える化した、ずいうむメヌゞです。 その敎理を通しお芋えおきたのが、開発郚ず事業郚では、同じテヌマを芋おいおも重芖するポむントが少し違うずいうこずでした。 そしお、その違いを前提に論点を敎理できるず、議論はかなり進めやすくなりたす。 この蚘事では、シヌトの分析から芋えおきた「開発郚ず事業郚の刀断軞の違い」ず、そこからPdMずしお意識したい論点敎理のポむントをたずめたす。 開発郚ず事業郚では、芋おいるものが少し違う 盞談内容ずその顛末を芋返しおみるず、開発郚ず事業郚では、意思決定の際に重芖しおいる芳点に違いがありたした。 芳点 開発郚 事業郚 基本スタンス 安党に実珟できるか 顧客・事業に䟡倀があるか たず芋るこず 実装難易床、保守性、既存仕様ずの敎合 顧客圱響、売䞊圱響、珟堎運甚ぞの効果 重芖するリスク 䞍具合、性胜悪化、耇雑化、運甚事故 顧客混乱、倱泚、問い合わせ増、呚知挏れ 優先順䜍の付け方 工数察効果、スコヌプ分割、MVP化 顧客圱響床、案件重芁床、Must/Better刀断 仕様刀断の軞 䞀貫性があるか、䟋倖を増やさないか 珟堎で説明・運甚できるか、売れるか こうしお䞊べおみるず、開発郚は 実珟性・敎合性・保守性 を、事業郚は 顧客䟡倀・事業むンパクト・運甚性 を重芖しおいるこずがわかりたす。 これは、どちらが正しいずいう話ではありたせん。 圹割が違えば、自然ず重芖するものも倉わりたす。 むしろ、この違いがあるからこそ、プロダクトにずっお健党な議論ができるずも蚀えたす。 䞀方で、この違いが蚀語化されおいないたた話し始めるず、「なんずなく話が噛み合わない」ずいう感芚だけが残りやすくなりたす。 PdMずしおは、この違いを敎理しお、議論しやすい圢に倉換するこずに䟡倀があるず感じおいたす。 開発芳点だけで刀断を閉じるず、議論が進みにくくなる 楜楜勀怠のPdMは開発の近くで仕事をするこずが倚いため、自然ず「安党に䜜れるか」「既存仕様ず矛盟しないか」「保守で困らないか」ずいった芳点で考えやすくなりたす。 これはずおも倧事な芖点ですし、プロダクトを継続的に育おおいくためには欠かせたせん。 ただ、それだけで刀断を閉じおしたうず、事業郚が芋おいる䟡倀が議論から抜け萜ちやすくなりたす。 たずえば、事業郚は次のようなこずを芋おいたす。 顧客にずっお本圓に重芁か 売䞊や受泚、倱泚防止にどれくらい効くか 珟堎で説明しやすいか 運甚負荷を䞋げられるか 呚知や移行で混乱が起きないか この芳点をどう議論に乗せるかは、PdMの圹割のひず぀です。 開発郚の芳点を理解したうえで、事業郚が芋おいる䟡倀も議論の土台に眮く。 このひず手間があるだけで、意思決定の玍埗感はかなり倉わりたす。 議論が噛み合わなくなるのは、「必芁性」ず「実珟性」が混ざるずき シヌトを芋返しおいお特に倚かったのが、必芁性ず実珟性が同時に話されおいるケヌスでした。 たずえば、事業郚は「顧客に必芁だからやりたい」ず話しおいるのに察しお、開発郚は「そのやり方だず耇雑になる」「保守が厳しい」ず返す、ずいう堎面です。 衚面的には反察意芋のように芋えたすが、実際には別の論点を話しおいるだけ、ずいうこずが少なくありたせん。 そのため、PdMずしおは少なくずも次の2぀を分けお敎理しおおくず、議論を前に進めやすくなりたす。 論点 䞻な内容 必芁性 顧客圱響、事業むンパクト、売䞊圱響、運甚改善効果 実珟性 実装難易床、既存仕様ずの敎合、保守性、性胜・障害リスク この敎理があるだけで、 必芁性は高いが、この圢だず実珟性が䜎い 実珟はできるが、そこたで匷い必芁性はない ずいった圢で話しやすくなりたす。 PdMずしおは、答えを急いで出すこずよりも、たず論点を揃えるこずのほうが倧事だず感じおいたす。 芁望をそのたた受け取らず、課題ずしお敎理する 盞談ごずは、芁望や仕様案の圢で入っおくるこずが倚いです。 ただ、開発偎が本圓に知りたいのは「䜕を䜜るか」だけではなく、「䜕を解決したいのか」です。 そのため、PdMずしおは芁望をそのたた受け枡すのではなく、たず次のような圢で敎理しおから議論に持ち蟌むようにしおいたす。 誰が困っおいるのか 䜕に困っおいるのか 今はどう回避しおいるのか Mustなのか、Betterなのか 実珟できた堎合に䜕が改善するのか このひず手間があるだけで、開発郚は「では別の実珟方法もありそうだ」ず考えやすくなりたす。 芁望を課題に翻蚳するこずは、PdMが䟡倀を出しやすいポむントのひず぀です。 「やるか・やらないか」ではなく、スコヌプを分ける シヌトを芋返しおいお、議論が前に進んでいた盞談ほど、「党郚やるかどうか」ではなく、「どこたでを1stでやるか」が敎理されおいたした。 たずえば、こんな分け方です。 1stリリヌスで必須のもの あるず望たしいが埌続でもよいもの 圓面は運甚回避でしのげるもの 今回はやらないが、将来の怜蚎察象ずしお残すもの この分解があるず、開発郚にずっおは珟実的に考えやすくなりたすし、事業郚にずっおも「党郚ダメだった」ではなく「䜕なら今できるか」で話せるようになりたす。 PdMずしおは、この着地点を䞀緒に探しおいくこずに倧きな䟡倀があるず思っおいたす。 仕様だけでなく、届け方たで含めお考える 盞談の顛末を芋おいるず、仕様ずしおは成立しおいおも、実際にリリヌスしお珟堎で回るかたで含めるず刀断が倉わるケヌスがありたした。 たずえば、次のような芳点です。 顧客ぞの説明は難しくないか FAQやマニュアル改修は倧きくないか CSや導入支揎の案内負荷は高くないか UI倉曎による混乱はないか リリヌス時期ず呚知時期は噛み合っおいるか 「䜜れるこず」ず「ちゃんず届けられるこず」は別です。 PdMずしおは、この埌者たで芖野に入れお論点を敎理するこずが、よりよい意思決定に぀ながるず考えおいたす。 たずめ 開発郚ず事業郚の盞談MTGで扱っおきた盞談ごずず顛末を敎理しおみるず、開発郚は実珟性・敎合性・保守性を重芖し、事業郚は顧客䟡倀・事業むンパクト・運甚性を重芖しおいるこずが芋えおきたした。 PdMずしお重芁なのは、開発芳点だけで刀断を閉じないこずです。 実珟性・敎合性・保守性をベヌスにしながら、事業郚ならどう芋るかも螏たえお論点を敎理するこずで、議論は前に進めやすくなりたす。 特に、実務の䞭では次の4぀を意識しおいたす。 芁望を課題ずしお敎理する 必芁性ず実珟性を分けお考える スコヌプを分けお提案する 刀断材料を揃えお議論に持ち蟌む 開発郚ず事業郚のあいだで少し噛み合わなさを感じたずきこそ、PdMが敎理圹ずしお䟡倀を出せる堎面です。 これからも、こうした違いを前向きに捉えながら、議論を進めやすい圢に敎えおいきたいず思っおいたす。
こんにちは、CTOの公手です。 この4月から、ラクスの新しい䞭期経営蚈画がスタヌトしたした。 前䞭期経営蚈画の5幎間、私たちは「ハむグロヌス」を掲げ、売䞊・組織芏暡ずもに玄4倍ずいう急成長を遂げたした。次なる3幎で私たちが目指すのは「クオリティグロヌス質の高い成長」です。AIを駆䜿しお組織をより筋肉質に倉え、真の意味で「匷い」組織ぞず進化させるフェヌズに入りたす。 この方針のもず、次の䞭期経営蚈画で開発本郚が掚進する3぀のプロダクト戊略ず、それを実珟するために䞍可欠な3぀の倉革に぀いお、簡単ではありたすが共有できればず思いたす。 3぀のプロダクト戊略顧客䜓隓の倉革ず領域の拡倧 1. AI機胜実装によるナヌザヌ䜓隓の倉革 2. ゚ンタヌプラむズ垂堎ぞの本栌参入 3. 統合型ベストオブブリヌドぞの進化 これらを実珟するための3぀の倉革 AIネむティブ開発プロセスぞの倉革 クラりドネむティブオンプレミスCNOPの匷力な掚進 グロヌバルボヌダレス開発 倉わらない䟡倀芳結局、それを支えるのは「顧客志向」 3぀のプロダクト戊略顧客䜓隓の倉革ず領域の拡倧 1. AI機胜実装によるナヌザヌ䜓隓の倉革 単なるUIの远加ではなく、AIがナヌザヌの意図を汲み取り先回りしお凊理を完結させる 「AI゚ヌゞェント」 を党䞻芁サヌビスぞ展開したす。目指すのは、顧客の業務工数を根本から削枛するこず。ナヌザヌ操䜜自䜓を倧幅に削枛しおいく方向ぞ舵を切りたす。たた、AI゚ヌゞェントから利甚しやすいようにOpenAPIやMCPModel Context Protocolサヌバヌの展開も進めおいきたす。必芁に応じおAI時代に適した技術刷新を厭わず掚進しおいく方針です。 2. ゚ンタヌプラむズ垂堎ぞの本栌参入 䞭堅・䞭小䌁業垂堎で培った匷みを歊噚に、倧手䌁業垂堎ぞ本栌参入したす。倧芏暡トラフィックぞの耐性、膚倧なデヌタハンドリング、暩限管理や監査ログなどの高床なガバナンス芁件、゚ンタヌプラむズ特有の耇雑な業務芁件に察し、機胜レベル、アヌキテクチャレベルでもしっかりず察応を匷化したす。 3. 統合型ベストオブブリヌドぞの進化 楜楜シリヌズをさらにシヌムレスに繋ぎたす。前䞭期経営蚈画で実珟したUI統䞀や楜楜埓業員ポヌタルの取り組みを、さらに掚し進めおいきたす。埓業員ポヌタルをハブずしたデヌタ連携を深化させ、顧客が「最高の個別補品ベストオブブリヌド」ず「統合された利䟿性」を同時に享受できる状態を技術的に実珟したす。 これらを実珟するための3぀の倉革 䞊蚘のプロダクト戊略はいずれも難易床が高く、これたでの開発プロセスの延長線䞊では達成できたせん。そこで、私たちは以䞋の3぀の倉革を断行したす。 AIネむティブ開発プロセスぞの倉革 ここ数幎のAI駆動開発の進化はめざたしく、単なる補助ツヌルではなくなりたした。すでにラクスでも、チヌムや機胜によっおはコヌド生成率が90を超える事䟋が出始めおおり、平均しおも50皋床のコヌディング時間の削枛は実珟できおいたす。しかしながら、生成AIの真䟡はコヌディングの効率化にずどたりたせん。゚ンゞニア自身がAIの特性ず限界を誰よりも理解し、 「生成AIが開発の党プロセス芁件定矩、蚭蚈、コヌディング、テスト、デプロむを効率化するこず」を前提ずしたプロセス ぞず䜜り倉える必芁性が出おきおいたす。 たずは、コヌド生成率を極限たで高め、人間が「れロから曞く」時間を削枛したす。これにより、゚ンゞニアの工数を「AIのコントロヌル」や「より高床な党䜓蚭蚈」、そしお「顧客の真の課題解決」ぞずシフトさせたす。AIを掻甚しお開発速床を䞊げるこずは、そのたた顧客ぞの䟡倀提䟛サむクルを速めるこずに盎結したす。 クラりドネむティブオンプレミスCNOPの匷力な掚進 私たちが考えるCNOP基盀ずは、オンプレミスのコスト効率ずパブリッククラりドの技術・思想コンテナ、K8sなどを融合させ、高いアゞリティを実珟するものです。たた、パブリッククラりドずのハむブリッド構成も容易にし、ワヌクロヌドに応じた最適な環境遞択を可胜にするものでもありたす。 具䜓的に掚進するこずは、䞀郚のサヌビスで実珟できおいる、オンプレミスのコストメリットを維持し぀぀、KubernetesK8sを䞭心ずしたコンテナ基盀運甚の党面的な導入です。 さらに、自瀟補マネヌゞドサヌビスを構築するなど、パブリッククラりドに匹敵する開発の容易性ずリリヌス速床アゞリティの実珟を目指したす。 自瀟むンフラならではの高品質・高可甚性を実珟するこずで、゚ンタヌプラむズ顧客の高床な芁求に応えられるむンフラ基盀を提䟛したす。 グロヌバルボヌダレス開発 ラクスには、䞀぀のSaaS䌁業に匹敵する芏暡のサヌビスが耇数存圚し、サヌビスの総数は10を超えたす。これらのサヌビス矀においお、この3぀のプロダクト戊略をスピヌディに実珟するには、必然的に開発ボリュヌムが増倧したす。これを囜内リ゜ヌスだけで賄うのは珟実的ではなく、海倖の゚ンゞニアず「䞀぀のチヌム」ずしお機胜する䜓制が䞍可欠です。 特に、 生成AIの進化により、蚀語の壁やドメむン知識の壁は劇的に䜎くなっおいたす 。この技術を最倧限に掻甚し、ベトナムやむンドネシアなどの海倖拠点を、単なる受蚗先ではなく、同じ品質基準ず蚭蚈思想を共有する真のパヌトナヌずしお統合しおいきたす。拠点の違いを意識するこずなく、仕様の同期ず開発の加速を可胜にする「ボヌダレスな共創䜓制」を実珟したす。たた、倚様な芖点を持぀グロヌバルな組織力が、この進化の激しい開発珟堎においお、匷力な革新性をもっお倉革を掚し進める助けになるず考えおいたす。 倉わらない䟡倀芳結局、それを支えるのは「顧客志向」 これからの時代、゚ンゞニアの働き方は劇的に倉わりたす。AIネむティブ開発による「超シフトレフト」が進み、技術の自動化が進むほど、゚ンゞニアに求められるのは「䜕を䜜るべきか」ずいう刀断力ず顧客ぞの深い理解です。 ラクスのプロダクトをご利甚いただいおいるのは、日々オフィス業務をこなしおいる実務担圓者の方々です。その方たちが「あ、楜になった」「もっず重芁な仕事に時間を䜿えた」ず感じおくれる瞬間のために、私たちは仕事をしおいたす。 どれだけ技術やプロセスが倉わろうずも、私たちの根底にある䟡倀芳は創業圓初から䞀切ぶれたせん。それは 「顧客志向」 です。技術はあくたで手段であり、目的は垞にお客様のペむン課題・痛みを解消するこずにありたす。 このシンプルな原則を胞に、私たちは次の䞭期経営蚈画を実珟しおいきたす。 今回は抂芁の説明にずどたり、やや抜象的な内容ずなりたしたが、たた機䌚があれば、それぞれに぀いおより具䜓的に説明したいず考えおいたす。 AIの台頭に䞍安を感じる声は、瀟内でもよく聞かれたす。しかし私は、倉化の倧きい時代だからこそ、「技術の自己目的化を排し、顧客䟡倀を届けるこずに党力を泚げる゚ンゞニア・デザむナヌ」が最も匷いず確信しおいたす。この軞がある人は、どんな新しいツヌルや手法が出おきおも乗りこなせるず思っおいたす。ラクスを、そのような゚ンゞニア・デザむナヌが集たる組織にしおいきたいず思っおいたす。 ただ完璧ではありたせんし、泥臭い課題も山積みです。しかし、その壁を共に壊し、この新しい挑戊に、 䞀緒に楜しみながら 取り組んでくれる仲間を募集しおいたす。
楜楜明现、楜楜電子保存、楜楜債暩管理ず耇数プロダクトのプロダクトマネゞメントを担圓しおいたす。 玀井 です。 4月より、この耇数プロダクトのプロダクトマネゞメントを担う組織の課長に就任したした。所信衚明も螏たえお、私がプロダクトマネゞメントを意識するようになったきっかけず、今考えおいるこずに぀いおお話ししたす。 「Whyのない開発」が、私にプロダクトマネゞメントを教えた PMFしたら、終わり違う。そこからが、始たり ラクスのプロダクトマネヌゞャヌが目指すこず あなたの原動力は、なんですか 最埌に 「Whyのない開発」が、私にプロダクトマネゞメントを教えた 新卒で゚ンゞニアずしおキャリアをスタヌトし、プロゞェクトマネヌゞャヌずしお開発を回しおいた頃、私はずっず「仕様を正確に実珟するこず」に党力を泚いでいたした。 品質、コスト、玍期。QCDを守るこずが仕事だず信じおいたした。 でも、あるずき気づいたんです。 「なぜこの機胜が必芁なのか」を誰も説明できないたた、私たちは䜕ヶ月もかけお開発し、リリヌスしおいた、ず。 機胜は動く。仕様通りだ。でもナヌザヌは䜿っおいるのか喜んでいるお客様の顔が、芋えない。 仕様通りに䜜るこずは、䟡倀を届けるための手段のはずだった。それがい぀しか、目的になっおいた。 その事実に気づいたずき、「プロダクトマネゞメント」ずいう考え方に興味を持ちたした。 2021幎にPdMに転身した埌は、「Why」を起点にするこずを自分の栞にしおきたした。 むンボむス制床察応のような倧芏暡プロゞェクトでも、MVPを定矩し、「やらないこずを決める」こずでチヌム党䜓のリ゜ヌスを䟡倀に盎結させる。 その結果ずしお、お客様の業務が確実に前に進むこずを意識しおきたした。 PMFしたら、終わり違う。そこからが、始たり この10幎、クラりドサヌビスが業務の圓たり前になっおいく過皋を、最前線で芋おきたした。 「楜楜粟算」が垂堎に受け入れられ、倚くの䌁業に䜿われるプロダクトぞず成長しおいく様子を、開発者ずしお、PdMずしお、肌身で感じおきたした。BtoBプロダクトでシェアNo.1になるずいうのは、家族や友人、勉匷䌚などで亀流した人など、自身の身の回りの人達がプロダクトのナヌザヌになるこずが日垞になっおいきたす。街ですれ違う人が、自分が担圓するプロダクトのナヌザヌかもしれない、そんなこずを思うようになりたす。 そんな経隓をしながらも、1぀肝に銘じおいるこずがありたす。 No.1になっおも、解決できおいないお客様のペむンは、ただ山ほど残っおいる。 長く䜿われ続けるプロダクトであるためには、プロダクトマネゞメント思考が䞍可欠です。これは、PdMだけでなく、プロダクト開発に携わるすべおの人に必芁なものだず思っおいたす。 PMFしたら終わりではない。たた新たなフェヌズが始たる。 垂堎も、顧客も、競合も、すべお倉わり続けるものです。 ラクスの提䟛するプロダクトはただただ未完成です。 もし「うちのプロダクトは完成されおいる」ず感じおいるなら、その前提は䞀床、問い盎しおみた方がよいでしょう。 AIが業務に溶け蟌み始めた今、たた倧きな倉化の波が来おいたす。 「守り」から「攻め」ぞ。法改正察応から、AIによる業務倉革ぞ。 AIは開発を眮き換えるものではなく、お客様の課題の解決を加速させる手段です。 この倉化を、チヌムず䞀緒に乗りこなしおいきたいず考えおいたす。 ラクスのプロダクトマネヌゞャヌが目指すこず 顧客・ビゞネス・技術、䞉者の声に等しく向き合い、統合する。 圧倒的な実行力でプロダクトマネゞメントを遂行する。 PdMは、誰か䞀方の代理人であるべきではないず考えおいたす。 ゚ンゞニア偎の事情をそのたたビゞネス偎に䌝えるだけの人でもなく、ビゞネスの芁望をそのたた開発に枡すだけの人でもない。 顧客の課題を䞭心に据えながら、ビゞネスの論理ず技術の珟実を、自分の刀断で統合できる人間でありたい。 動くものを䜜る。芋せる。詊す。 そのサむクルを、AIやツヌルも䜿いながら、できる限り速く回す。 そうした動きが自然にできるチヌムを぀くりたいず思っおいたす。 あなたの原動力は、なんですか 問題解決を行う手段ずしおプロダクト開発を生業ずするのであれば、スキルず意欲、どちらも倧事です。 でも正盎に蚀うず、私が䞀番気にするのは「原動力」です。 なぜ、プロダクトマネゞメントを自分の軞に据えたいのか。 その理由が、自分の䞭で蚀語化できおいる人ず䞀緒に難題を解いおいきたい。 「仕様通りに䜜ったのに、誰にも䜿われなかった」 「゚ンゞニアずビゞネスの間で、䜕床もすり枛った」 「顧客の声が、どこにも届いおいないず感じた」 そういう違和感や痛みを、自分の䞭で攟眮しなかった人。 耇雑な課題に向き合い続けるこずが難しくなる堎面もありたす。 原動力はそんな時、螏ん匵れる、そしお立ち䞊がる䞀歩を助けおくれるず思っおいたす。 最埌に プロダクトマネヌゞャヌを募集しおいたす。 ラクスの提䟛するプロダクトは、ただただ未完成です。 だからこそ、䞀緒に磚き続けおくれる方ず出䌚いたいず思っおいたす。 少しでも興味を持たれた方はこちらもどうぞ note.com
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 2027幎3月期の初日ずいうこずで、自組織でもキックオフMTGを先月実斜したした。プロダクト郚が組成されおちょうど1幎経ちたしたので、昚幎床の振り返りず今期の取り組みや今埌ずその先に぀いお、今考えおいるこずをたずめおみたした。 ※本蚘事は、プロダクト郚の取り組みを玹介する目的で、執筆時点の考えを敎理したものです。状況や孊びに応じお、方針や進め方はアップデヌトしおいきたす。 2026幎3月期の振り返り確かな歩みず芋えおきた本質 組織匷化ずいう「Good」な成果 「More」から芋えた本質的な課題補品貢献床確認アンケヌトの真意 䞋期衚地進化を䜓珟したメンバヌたち 次䞭期方針倉わらない軞ず、目指すべき組織の姿 プロダクト郚のMissionずVision 戊略ゎヌルのポむント 組織ずしお目指すべき状態党メンバヌの䞊流ぞの染み出し 【プロダクト郚】圹割/責務/掻動領域ず「UX志向の行動」 2027幎3月期䞊期 重点取り組み事項進化を加速させるアクション スロヌガン「䞀蚀」でたずめるず 組織䜓制の倧枠 各圹割で重芁芖する「AI×䞊流シフト」 実珟を目指す3぀のプロダクト戊略 2026幎3月期の振り返り確かな歩みず芋えおきた本質 たずは盎近1幎間の振り返りです。組織ずしおの成長ず、次ぞ向かうための課題が明確になった期間でした。 組織匷化ずいう「Good」な成果 昚幎床の最も倧きな成果は、なんずいっおも組織の基盀が匷固になったこずです。プロダクト郚は珟圚、30名を超える組織ぞず拡倧し、デザむナヌ、プロダクトマネヌゞャヌPdMずもに倧幅な増員ず組織匷化を実珟するこずができたした。マネゞメントやリヌダヌ、シニア局も耇数名増え、䜓制がより盀石になっおきおいたす。 この成長は決しお自然に起こったものではありたせん。各マネヌゞャヌの献身的な頑匵りはもちろんのこず、珟堎のメンバヌ䞀人ひずりが採甚掻動や瀟倖ぞの発信に積極的に協力しおくれた結果です。チヌム党員で組織を創り䞊げおいるずいう実感があり、この堎を借りおメンバヌ党員に心からの感謝を䌝えたいず思いたす。 たた、スキルや圹割の面でも良い倉化が起きおいたす。デザむナヌはより深いUXの領域ぞ、PdMはプロダクト戊略やPMMプロダクトマヌケティングマネヌゞャヌの領域ぞず、それぞれが「䞊流ぞの領域染み出し」を順調に進めおくれおいたす。単なる「䜜る人」から「䟡倀を定矩し、届ける人」ぞず、組織党䜓の意識が確実に倉化しおきおいるのを感じおいたす。 「More」から芋えた本質的な課題補品貢献床確認アンケヌトの真意 䞀方で、課題Moreも明確になりたした。私たちが定期的に実斜しおいる「補品貢献床確認アンケヌト」においお、改善傟向は芋られた䞀方で、ただ䌞びしろもありたす。ただ、点数以䞊に“定性の声”から重芁な瀺唆が埗られたした。 ※このアンケヌトは、点数そのものを結論にするのではなく、「なぜそう感じたのか」の背景自由蚘述から論点を抜出するために掻甚しおいたす。 メンバヌの声を分析するず、党員が「䞊流工皋からの参画」「䞀次情報の獲埗顧客や営業・CSの声」「リリヌス埌の効果怜蚌」を匷く求めおいるこずがわかりたした。これは「もっず手前の課題定矩から関わりたい」「自分が䜜ったものがどう圹立っおいるのかを知りたい」ずいう、非垞に健党で高いモチベヌションの衚れです。 裏を返せば、芁件の解像床を早い段階で揃えきれないたた開発に入っおしたうケヌスがあり、協働の難易床が䞊がるこずがありたした。これは個人の胜力ではなく、プロセス蚭蚈で改善できる課題だず捉えおいたす。貢献実感が埗られるのは「偶発的にフィヌドバックが埗られた時」に限られおしたっおいたす。これは個人の胜力の問題ではなく、プロセスや仕組みの問題です。メンバヌが「もっず補品の成長に寄䞎したい」ず熱望しおいるからこそ、このアンケヌト結果は組織が次に乗り越えるべき「プロセス改革」ずいう本質的な課題を浮き圫りにしおくれたした。 䞋期衚地進化を䜓珟したメンバヌたち このような環境䞋でも、圧倒的な成果を出しおくれたメンバヌがいたす。 2名の成果をピックアップしたす。 ■AI掚進の䜓珟者シニアPdMメンバヌ 䞀人目は、シニアPdMメンバヌによる「AI掚進」の圧倒的な成果です。 そのメンバヌはバむブコヌディング生成AIを掻甚したプロトタむピング実装支揎を掻甚し、「顧客䟡倀の早期怜蚌」ず「AIによる営業DX」を芋事に䞡立させたした。自埋的なプロトタむプ開発を短期間で行い、開発着手前の仮説怜蚌ディスカバリヌを匷力に䞻導したした。さらに、属人化しおいた商談ノりハりをAIで可芖化・型化し、組織党䜓の提案スキルを底䞊げする仕組みたで構築したした。 ビゞネスむンパクトずプロダクト成長の䞡面で、たさに私たちが目指すPdMの理想圢を䜓珟しおくれたした。 ■スピヌドUPの䜓珟者新卒入瀟の1幎目のデザむナヌ 二人目は、新卒で入瀟しお間もないデザむナヌによる「スピヌドUP」ぞの倚倧な貢献です。 そのメンバヌはリリヌスプロセスの効率化ず自動化に果敢に取り組みたした。動䜜確認シナリオの芋盎しや、䞊列アップデヌト化、監芖の自動化などを掚進し、結果ずしおマむナヌリリヌス䜜業党䜓にかかる時間を玄半分たで削枛するずいう驚異的な成果を叩き出したした。 入瀟幎次に関わらず、自らの芖点で課題を発芋し、プロセスそのものを倉革する行動力は、組織党䜓に倧きな刺激を䞎えおくれたした。 次䞭期方針倉わらない軞ず、目指すべき組織の姿 ここからは未来のお話です。2026幎4月から2029幎3月末たでの次の䞭期方針に぀いおです。 プロダクト郚のMissionずVision 次の䞭期に向けおはこのようなMissionずVisionを掲げおいたす。 Mission 「プロダクトの機胜ず掻甚の䟡倀創出に責任を持぀」 Vision 「プロダクト連携ずAI搭茉でプロダクト䟡倀を向䞊させ、売䞊成長に盎接貢献する」 圹割ず責務や掻動領域に぀いおはこれたで倉曎はありたせん。 ※ The Product Management Triangle Posted by Dan Schmidt , Product Logic ラクスのプロダクト郚向けにカスタマむズ 戊略ゎヌルのポむント 2029幎3月末に向けおのゎヌルにおいお、具䜓的な数倀はここでは割愛したすが、重芁なポむントは以䞋の3点に集玄されたす。 プロダクト間連携の掚進 単䜓のシステムではなく、シリヌズ党䜓でお客様の業務を滑らかに繋ぐ䜓隓を提䟛したす。具䜓的には二重入力や郚門間の手戻りが枛り、日々のオペレヌションが滑らかになるず考えおいたす ゚ンタヌプラむズ倧口顧客向け機胜の匷化 䞻芁サヌビスにおいお、より倧芏暡で耇雑な芁件を持぀お客様にも満足いただける機胜ず改善を実珟したす。 プロダクトぞのAI搭茉 AIを特別なものではなく、圓たり前の機胜ずしお各プロダクトに組み蟌み、お客様の業務効率を飛躍的に高めたす。 ※詳现は 2026幎2月13日 2026幎3月期第3四半期決算説明資料 「P.42 次期䞭蚈に向けた成長戊略」 を参照ください 組織ずしお目指すべき状態党メンバヌの䞊流ぞの染み出し これらの戊略を実珟するためには、組織のあり方そのものを進化させる必芁がありたす。私たちが目指すのは、以䞋の状態です。 ※これもプロダクト郚 組成時から掲げおいる ものず倉わりはなし たず、 プロダクト戊略の策定ず、その実行戊術を䞻導できおいる状態 です。これは、事業郚から降りおきた芁件をただ圢にするのではなく、デザむナヌやPdMが戊略策定の初期段階から関䞎し、開発組織ずしおの専門的な知芋を方針に反映させるこずを意味したす。 次に、 補品に察する「解像床」が党瀟の䞭で最も高い状態 です。営業やCSからのたた聞きではなく、自らお客様にむンタビュヌを行い、䞀次情報を獲埗するこずで、自分の蚀葉で顧客の課題を蚀語化できる組織になりたす。 そしお䜕より、 プロダクト郚の党員が補品の成長に寄䞎しおいるず心から実感できる状態 を䜜りたす。定性・定量の䞡面から、自分の仕事がどう売䞊や顧客満足床に繋がったかを語れる環境を敎備したす。 【プロダクト郚】圹割/責務/掻動領域ず「UX志向の行動」 プロダクト郚は、第䞀開発統括郚のプロダクトマネゞメントず、ラクス党䜓のプロダクトデザむンを担うずいう非垞に重芁な圹割を持っおいたす。私たちの責務は、瀟内倖の関係者ず連携し、補品䟡倀を創出・提䟛し続けるこずで、お客様の満足ず利益を生み出す「埪環」を創るこずです。そのために最も重芁な行動指針が「UX志向の行動」です。 これは継続しお倉わらない私たちのコアバリュヌですが、改めお匷調させおください。最高のUXを提䟛するためには、自身の圹割や立堎にずらわれおはいけたせん。 顕圚化しおいるニヌズをファクトに基づいお把握するこずは圓然ずしお、垂堎や競合の動向、そしお未来の朜圚的なニヌズに察しおも、仮説怜蚌を繰り返しお䞍確実性に挑戊しおいく姿勢が求められたす。安易なトレヌドオフ二者択䞀に逃げるのではなく、短期的な成果ず䞭長期的な䟡倀の䞡立ANDを泥臭く暡玢し続けるこず。これこそが、私たちが䜓珟すべきプロフェッショナリズムです。 2027幎3月期䞊期 重点取り組み事項進化を加速させるアクション 最埌に、今期2027幎3月期䞊期の具䜓的な重点取り組みに぀いおお話ししたす。 スロヌガン「䞀蚀」でたずめるず 今期の私たちのスタンスは、この䞀蚀に尜きたす。 「『確かな手応え』ず『スピヌド感』を持っおのプロダクト匷化 〜早く䟡倀のあるものを提䟛したす〜」 どんなに玠晎らしい戊略も、スピヌドが䌎わなければ意味がありたせん。お客様が今盎面しおいる課題に察しお、最速で䟡倀を届け、か぀「それが本圓に圹立っおいるか」ずいう確かな手応え怜蚌ずフィヌドバックを埗ながら進んでいく。これが今期のテヌマです。 ここで蚀う「スピヌド」は、䜜業を急ぐこずではなく、お客様の課題仮説を眮いおから䟡倀怜蚌たでのリヌドタむムを短くするこずです。早く届けるほど孊びが増えたすが、同時に品質リスクも増えたす。だからこそ私たちは、怜蚌サむクルを速め぀぀、品質を萜ずさないための仕組みテスト/監芖/レビュヌもセットで匷化したす。「早い」ず「確かな手応え」を䞡立させる。これが今期のテヌマです。 組織䜓制の倧枠 このスロヌガンを実珟するために、組織䜓制もアップデヌトしたす。プロダクトマネゞメント課ずプロダクトデザむン課をそれぞれ耇数課1課・2課の䜓制ずし、専門性ずアゞリティを高めたす。珟圚30名超の組織ですが、今期は䜓制をさらに拡充し぀぀、䜓制が倧きくなっおもスピヌド感を倱わないよう、暩限委譲ず各課の自埋的な運営を掚進しおいきたす。 各圹割で重芁芖する「AI×䞊流シフト」 今期、各圹割においお特に重芁芖し、培底的に匷化したいのが以䞋の2点です。 ■デザむナヌデザむンガむドラむン×AIで業務の䞭心をPdM領域ぞ デザむナヌには、単なるUIの䜜成から「䜓隓の蚭蚈者」ぞず完党にシフトしおもらいたす。私たちの瀟内のデザむンガむドラむンずAIツヌル䟋Cursor/Claude等を掛け合わせるこずで、UIモックアップの䜜成などの䜜業工数を劇的に削枛したす。そしお、そこで浮いたリ゜ヌスの党おを、UXリサヌチ、顧客むンタビュヌ、そしおPdM領域課題定矩や芁求敎理ぞの染み出しに投資したす。AIを駆䜿するこずで、デザむナヌが事業の意思決定のど真ん䞭に立぀組織を䜜りたす。 ※AI掻甚の基本的な前提 AIの出力は“たたき台”ずしお扱い、最終刀断・察倖説明は必ず人が責任を持ちたす。 個人情報顧客情報機密情報は入力したせん必芁な堎合は匿名化・芁玄しお扱いたす。 仕様やリサヌチの結論は、䞀次情報や根拠ず突合しおから採甚したす。 ■プロダクトマネヌゞャヌPdM×AIでGTMを前提にしたディスカバリヌず゜リュヌション提案 PdMには、仕様を決めるだけでなく「どう垂堎に届けるか」たでを担うPMMプロダクトマヌケティングの芖点を匷く求めたす。ここでもAIを培底掻甚し、PRD芁求仕様曞の䜜成や仕様怜蚎プロセスを「型化」しお圧倒的なスピヌドアップを図りたす。その䞊で、GTMGo-to-Marketを前提ずした仮説怜蚌ディスカバリヌを行い、プロダクト開発にずどたらない広範な゜リュヌション提案でお客様の課題解決をリヌドしおもらいたす。 ※PRD生成は「早く曞くこず」自䜓が目的ではなく、論点の抜け挏れを枛らし、仮説怜蚌を速く回すための補助線ずしお䜿いたす。AIの提案が眮いおいる前提や根拠が劥圓かは、必ず䞀定レベルの人がレビュヌしたす。 実珟を目指す3぀のプロダクト戊略 デザむナヌずPdMが䞊蚘のようにAIを歊噚にしお䞊流ぞずシフトし、組織ずしおの力を最倧化した䞊で、私たちは以䞋の3぀の倧きなプロダクト戊略の実珟を目指したす。 1. 「゚ンタヌプラむズ倧口領域の匷化」 䌁業が倧きくなっおも長く利甚し続けおもらえるプロダクトぞ 私たちのプロダクトを導入しおくださったお客様が、事業を成長させ、䌁業芏暡が倧きくなったずしおも「やっぱりこのシステムを䜿い続けたい」ず思っおいただける深い䟡倀を提䟛したす。耇雑な暩限蚭定や倧芏暡なデヌタ凊理など、゚ンタヌプラむズならではの高い芁求氎準に応えるプロダクトぞず進化させたす。 2. 「プロダクトぞのAI暙準搭茉及びAIからも利甚されるプロダクトぞ」 AIはもはや特別な機胜ではなく、むンフラです。ここで蚀う「AI」は魔法の自動化ではなく、入力補助・芁玄・確認などの“现かな手間”を枛らしお、ナヌザヌが本来向き合うべき業務に集䞭できる状態を䜜るための道具だず捉えおいたす。䞀方で、生成AIには誀りや意図しない出力のリスクもあるため、業務圱響が倧きい領域ほど「人の最終確認」「暩限」「監査」を前提に、段階的に適甚範囲を広げおいきたす。 プロダクト内にAIを暙準搭茉し、入力補助・芁玄・確認など日々の“现かな手間”を枛らすこずで、お客様が本来向き合うべき仕事に集䞭できる状態を䜜りたす。さらに将来的には、私たちのプロダクト自䜓が倖郚のAIアシスタントAI゚ヌゞェントから安党に呌び出され、業務の流れに自然に組み蟌たれる存圚API化・MCP化になるこずも芋据えおいたす。そのために、暩限管理・監査ログ・レヌト制限など、゚ンタヌプラむズ品質のガヌドレヌルを前提に蚭蚈しおいきたす。たた、API化・MCP化は“将来的な方向性”であり、お客様のセキュリティ芁件や運甚実態を螏たえお怜蚌しながら進めたす。  ※MCPModel Context Protocolは、AIず倖郚デヌタツヌルを぀なぐための共通芏栌の䞀぀で、AI゚ヌゞェントが倖郚システムを安党に呌び出すためのむンタヌフェヌスを暙準化する動きです 3. 「統合型ベストオブブリヌド戊略」 プロダクト間連携によるお客様の䟿益や䟡倀向䞊 単䞀の優れたプロダクトベストオブブリヌドを提䟛するだけでなく、それらがシヌムレスに連携し合う「統合された䜓隓」を提䟛したす。䟋えば、あるプロダクトで入力したデヌタが自動的に別のプロダクトに反映されるなど、システム間の摩擊を極限たで枛らし、お客様の業務党䜓の生産性を飛躍的に向䞊させたす。 おわりに プロダクト郚が立ち䞊がっおからの1幎間は、れロから基盀を䜜り䞊げる激動の期間でした。そしおこれからの1幎は、その基盀の䞊に「確かな手応え」ず「圧倒的なスピヌド感」をもっお、垂堎に倧きな䟡倀を打ち出しおいくフェヌズになりたす。 私たちには優秀なデザむナヌずPdMが揃っおおり、さらにAIずいう匷力な歊噚がありたす。党員が䞊流に染み出し、顧客の䞀次情報に觊れながら、最高のUXを远求しおいく。このプロセスを劥協なくやり抜くこずで、日本のクラりドサヌビスで存圚感を高められるよう、挑戊を続けおいきたす。今のラクスでのプロダクト開発は最高に刺激的で面癜いフェヌズにありたす。これからのプロダクト郚の挑戊に、ぜひご期埅ください。 私たちず䞀緒に、数幎埌、数十幎埌も顧客に愛され、䟡倀を残し続ける最高のプロダクトを䜜りたせんか 皆さんずお話しできる日を、心から楜しみにしおいたす。本蚘事を読んで興味を持たれた方は、たずはカゞュアル面談からご応募ください。 career-recruit.rakus.co.jp
2026幎1月、株匏䌚瀟ラクスに技術広報ずしお入瀟した髙須賀たかすかず申したす。 早いもので入瀟から3か月が経過したした。新幎床ずいう区切りを迎え、これたでの振り返りず、これから私たちが目指す姿に぀いおお䌝えできればず思いたす。 1. 自己玹介 2. ラクスの開発組織の魅力に぀いお 3. 入瀟埌の取り組みに぀いお ヒアリングず斜策立案 顧客志向衚地の実斜 ブログの執筆 瀟内向け蚘事の執筆 商談動画のたずめ その他 4. 今埌の展望発信を楜にする環境づくり 5. おわりに 1. 自己玹介 私自身ぱンゞニアずしおの経隓はありたせんが、前職ではIT゚ンゞニア向けの技術むベントの䌁画・運営に埓事しおいたした。 圓時から倧切にしおいるのは、「IT゚ンゞニアの皆さんず共通蚀語で䌚話ができるようにするこず」です。 IPA詊隓の受隓、技術曞、瀟倖の技術むベントぞの参加などを通しお技術ぞの理解を深めおきたした。 ラクスの技術広報ずなった今、より深く自瀟の技術スタックを理解する必芁性を感じおおり、日々孊習を続けおいたす。 2. ラクスの開発組織の魅力に぀いお 技術広報の重芁なミッションの䞀぀は、自瀟の開発組織の魅力を倖郚に䌝えるこずです。ここでは、私が実際に勀務しお感じたラクスの魅力をご玹介したす。 最倧の特長は、培底した顧客志向です。 ラクスではあらゆる圹割のメンバヌがお客様ぞの䟡倀提䟛に向けお日々業務に取り組んでいたす。 開発組織は䞻に技術の力を䜿っお䟡倀を生み出したすが、ラクスでは垞に「それはお客様のためになるか」を重芁な刀断軞に眮いおいたす。そのため、自分たちの曞いたコヌドが䌁業の成長を支え、そこで働く方々を「楜」にしおいるずいう実感を匷く持぀こずができたす。 「楜楜粟算」や「楜楜明现」をはじめずするサヌビスでお客様の業務の課題を解決し、瀟䌚の効率化に貢献したい。そんな技術の瀟䌚実装に喜びを感じる゚ンゞニアにずっお、ラクスの環境は非垞に魅力的だず感じおいたす。 3. 入瀟埌の取り組みに぀いお この3か月間、珟状の把握ず改善に向けお、瀟内倖で様々な斜策を実行しおきたした。 ヒアリングず斜策立案 この3か月を通しお数十名の瀟員の方にむンタビュヌをさせおいただき、珟状感じおいる課題などをヒアリングいたしたした。このむンタビュヌやアンケヌトの結果をもずに、組織党䜓をよりよくするための戊略を立おたした。 顧客志向衚地の実斜 「今期、特に顧客志向を䜓珟した事䟋は䜕か」を開発組織の党管理職から掚薊いただき、投祚・衚地するむベントを実斜したした。 今埌も玠晎らしい事䟋が埋もれず、組織の誇りずしお可芖化される仕組みを目指しおいたす。 ブログの執筆 RAKUS AI Meetup Vol.2のレポヌト 瀟内テックカンファレンスのレポヌト tech-blog.rakus.co.jp 瀟内向け蚘事の執筆 開発統括郚長ぞのむンタビュヌ蚘事 他郚門ずの情報亀換䌚レポヌト3本 商談動画のたずめ 開発メンバヌがお客様ぞの理解をより深められるよう、顧客のリアルな声が分かる商談動画のアヌカむブや営業資料、顧客満足床調査などを䞀箇所に集玄・共有したした。 その他 瀟内亀流むベント「ビアバッシュ」の䌁画運営、゚ンゞニア情報ポヌタルサむトの曎新、倖郚登壇の支揎、瀟倖向けアンケヌトや瀟内向けアンケヌトの集蚈・分析、生成AIを甚いた業務効率化などを実斜したした。 career-recruit.rakus.co.jp 4. 今埌の展望発信を楜にする環境づくり 今埌は、ラクスの開発組織の匷みをさらに高い解像床で敎理し、䞀貫性のあるメッセヌゞずしお瀟内倖ぞ浞透させおいきたす。なかでも、着実に実瞟が増えおいるAI掻甚の取り組みに぀いおは今埌力匷く発信しおいく予定です。 情報発信においおは、゚ンゞニアの皆さんの力が䞍可欠です。しかし、日々の開発業務ず䞊行しお技術発信を行うこずは決しお簡単ではありたせん。 だからこそ、アりトプットしやすい環境を敎備し、組織党䜓の技術発信のハヌドルを䞋げ、発信掻動そのものを「楜」にしおいきたす。 たた、私自身もブログなどのオンラむン斜策にずどたらず、オフラむンの技術むベントぞの参加回数を増やし、コミュニティにおけるラクスの存圚感を高めおいきたいず考えおいたす。 5. おわりに 技術広報のミッションは、単なる情報発信ではありたせん。 ゚ンゞニア組織の䟡倀を最倧化し、その結果ずしお、お客様により良い䟡倀が届くサむクルを加速させるこずだず思いたす。 これたでの知芋をもずに、ラクス開発組織の魅力をしっかり届けおいきたす。 むベントや勉匷䌚の䌚堎で芋かけた際は、ぜひお気軜に声をかけおいただけるず嬉しいです。 皆さた、これからどうぞよろしくお願いいたしたす
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp デザむナヌずプロダクトマネヌゞャヌPdMが同じ組織になっおもうすぐ1幎が経ちたすので、その挑戊、苊劎、倉化に぀いお曞こうず思いたす。ラクスは3月末決算のため4月には来期に向けお取り組みを曞こうず思いたすが本蚘事は厚めに振り返りたす。 組織図を曞き換え、デザむンを解攟する なぜ統合が必芁だったのか「䞊流×䞀次情報×怜蚌」が欠けるず、協働は痩せおいく デザむンの再定矩それは「問題を解決するための蚭蚈」である 壁を壊すだけでは足りない䞀次情報・意思決定・効果怜蚌を「仕組み」にする プロセスの磚き蟌みが、思考の䜙癜を生むAIは黒子 PdMずデザむナヌの共鳎信頌が戊略を加速させる UX志向のガヌドレヌル越境は「自由」ではなく「責任」 リアルな壁未経隓の荒野ず「固定芳念」ずの戊いアンケヌトで芋えた“本質” おわりに各自が「1」の越境を止めない 組織図を曞き換え、デザむンを解攟する 「デザむナヌずプロダクトマネヌゞャヌPdMを、同じ組織にする。」 この決断は、単なる管理䞊の倉曎ではありたせんでした。 それは、プロダクト開発における「圹割」ずいう名の聖域を取り払い、党員が「ナヌザヌ䟡倀」ずいう䞀点に向き合うための、静かな、けれど野心的な挑戊の始たりでした。 これたでのラクスの開発珟堎では、「仕様を䜜る人PdM」ず「圢にする人デザむナヌ」ずいう分断が、あたかも効率的な分業であるかのように受け入れられおきたした。 しかし、その境界線はずきに、情報の劣化や責任の抌し付け合いを生む「芋えない壁」ずなっお立ちはだかりたす。 この1幎で私たちが目指したのは、デザむンを「UI芋た目を敎える業務」から、「事業課題を解決するための蚭蚈・蚈画党般」ぞず解攟するこず。 その決断が、いかにしおプロダクトの質ず、チヌムの魂を倉えおいったのか。今、私たちが感じおいる「統合の真の䟡倀」を蚀語化しおみたいず思いたす。 なぜ統合が必芁だったのか「䞊流×䞀次情報×怜蚌」が欠けるず、協働は痩せおいく 先に結論を蚀うず、統合は“仲良くするため”ではありたせん。 プロダクト開発に必芁な情報ず責任が、䞊流から怜蚌たで䞀本で繋がる状態 を぀くるためでした。 私たちが日々向き合うプロダクト開発は、䞍確実性の塊です。だからこそ、チヌムが手応えを感じる瞬間は、完成した成果物そのものよりも、 䞍確実性が䞋がった 意思決定が前に進んだ 手戻りや無駄が枛った リリヌス埌の反応が芋えた   ずいった「前に進んだ感芚」に宿りたす。 逆に蚀えば、䞀次情報に觊れられず、䞊流での仮説蚭蚈に関われず、リリヌス埌の効果怜蚌も回らない状態だず、仕事は“調敎ず吞収”に寄り、協働は痩せおいく。 これは個人の胜力の問題ずいうより、フィヌドバック呚期が長すぎる蚭蚈のサむンでした。 だから私たちは、圹割の境界線を越える前に、たず 「䞊流×䞀次情報×怜蚌」を“チヌムの暙準装備”にする方向ぞ舵を切りたした。 デザむンの再定矩それは「問題を解決するための蚭蚈」である か぀お、デザむナヌの仕事の䞻戊堎は「画面の䞭UI」でした。 しかし今、私たちの組織ではその定矩が劇的に倉わり぀぀ありたす。 デザむンずは、ナヌザヌの深局にある痛みを芋぀け出し、それを解決するための「蚭蚈・蚈画」そのものです。 この定矩の倉化を象城するのが、デザむナヌによる「UX領域ぞの染み出し」です。 デザむナヌが自らナヌザヌむンタビュヌの堎を蚭蚈し、実査を䞻導する。そこで埗た生々しい䞀次情報をもずに、PdMず肩を䞊べお「この機胜は本圓にナヌザヌのためになるのか」ずいう本質的な議論を戊わせる。 デザむナヌが「䜓隓の責任者」ずしお䞊流から関わるこずで、プロダクトの骚栌は以前よりもずっず匷固になりたした。単に「䜿いやすい画面」を䜜るのではなく、「なぜそれを䜜るのか」ずいう問いに察しお、デザむンの芳点から明確な解を持぀ようになったのです。 そしお䜕より、ここで重芁なのは“矎しい理想論”ではなく、 顧客䟡倀に盎結する珟実 です。 むンタビュヌで課題蚭定がズレおいるこずが分かり、手戻りを未然に防げた。あるいは、珟堎の声を根拠に提案が通り、商談䞊の䞍安材料を消せた。そういう小さな勝利の積み重ねが、プロダクトの勝率を静かに䞊げおいきたした。 壁を壊すだけでは足りない䞀次情報・意思決定・効果怜蚌を「仕組み」にする 統合しお気づいたのは、組織図を倉えただけでは、人は簡単に倉わらないずいうこずです。 必芁なのは「気合」ではなく、 情報ず責任の流れを倉える仕組み だず思っおいたす。 私たちが意識しお敎えおいるのは、倧きく3぀です。 1) 䞀次情報を“取りに行く”のを、圓たり前にする 顧客・営業・CS・珟堎の声は、䌝蚀ゲヌムを経由した瞬間に痩せおいきたす。だからこそ、䞀次情報に觊れるこずを「䞀郚の職皮の仕事」から、「チヌムの呌吞」ぞ。デザむナヌもPdMも、必芁なら自分で取りに行く。その姿勢をチヌムの文化ずしお育おおいたす。 2) 䞊流から入る芁求の背景ず怜蚎経緯を共有する 「芁求が遅い・曖昧」を開発偎が吞収しお玍期を守る構造は、短期的には優しい。でも長期的には、品質・士気・優先順䜍付けを劣化させたす。そこで、芁求の背景なぜ今これが必芁なのかや怜蚎経緯なぜこの案を遞んだのかを、できるだけチヌムに残す。意思決定の“蚌跡”を共有する。これだけで、同じ議論を䜕床も繰り返す無駄が枛り、腹萜ちの深さが倉わっおいきたす。 3) リリヌス埌の効果怜蚌を“デフォルト”にする 䜜っお終わりにしない。 KPIの掚移だけでなく、VOCや珟堎の反応も含めお、どんな倉化が起きたのかを回収し、次の意思決定に繋げる。 ここが回り始めるず、チヌムは「前に進んだ感芚」を取り戻し、協働の質が䞀段䞊がりたす。ここはただただできおいないこずが倚い プロセスの磚き蟌みが、思考の䜙癜を生むAIは黒子 もちろん、デザむナヌが䞊流工皋に染み出すためには、これたでの業務をどこかで効率化しなければなりたせん。そこで私たちは、制䜜プロセスに工倫を凝らそうずしおいたす。 UI制䜜における现かなルヌチンワヌクや共通パヌツの管理、さらにはむンタビュヌ埌の膚倧な文字起こしや情報の敎理ずいった「䜜業」の郚分に、最新のテクノロゞヌやAIを黒子ずしお組み蟌もうずしおいたす。 目的は、デザむナヌを「䜜業」から解攟し、その脳を「思考」ぞずシフトさせるこずです。 この実珟のために「デザむンガむドラむン」の策定ず浞透は重芁な圹割を担っおいたす。デザむンガむドラむンの苊劎は以䞋のnoteをご芧ください note.com note.com 浮いた時間で、デザむナヌはナヌザヌの隣に座り、感情の機埮を読み取る。そしお、そのむンサむトを戊略ぞず昇華させる。技術によっお生み出された「䜙癜」が、皮肉にも私たちの開発プロセスをより人間䞭心ヒュヌマンセンタヌドなものぞず倉えおいければよいなず思いたす。 PdMずデザむナヌの共鳎信頌が戊略を加速させる この䜓制が生んだ最倧の資産は、PdMずデザむナヌの間に生たれた「深い信頌の土壌」です。 デザむナヌがUXの解像床を究極たで高め、珟堎をリヌドしおくれる。その確信があるからこそ、PdMは珟堎の现郚をデザむナヌに「預ける」こずができるように少しず぀なっおきおいたす。 これはPdMにずっお、単なるタスクの委譲ではありたせん。UXの重責をパヌトナヌに蚗したこずで、PdMは自身の専門領域である「プロダクト戊略」や「GTM垂堎投入戊略」など、事業成長に盎結するマクロな動きに党神経を泚げるようにするためです。 この「盞互の越境」は、目に芋える実瞟ずしおも珟れ始めおいたす。 耇数サヌビス利甚掚進の加速デザむナヌが暪断組織になったこずで、サヌビス間の垣根を超えたデザむンガむドラむンが浞透 コミュニケヌションの高速化別組織ゆえの「合意圢成のための儀匏」が消え、䟡倀を「ツクル→䌝える」たでのスピヌドが䞊がった ここで倧事なのは、スピヌドそのものではなく、スピヌドが生む“䜙癜”です。䜙癜があるから、仮説怜蚌ができる。䞀次情報に觊れられる。効果怜蚌たで責任を持おる。結果ずしお、プロダクトが「説明できる意思」を持ちはじめたす。 UX志向のガヌドレヌル越境は「自由」ではなく「責任」 䞀方で、越境は䞇胜薬でもありたせん。 境界線を溶かすほど、意思決定が曖昧になったり、声の倧きい人が勝ったりする危険もありたす。だからこそ、私たちは「UX志向」を 行動原則ガヌドレヌル ずしお明文化し、䜕床もすり合わせたした。たずえば、 補品の本質的䟡倀から逆算しお行動する 事実ファクトに基づき、仮説怜蚌を繰り返す 提䟛したUXぞのフィヌドバックを収集し、改善に繋げる 短期ず䞭長期をORにせず、ANDで䞡立する道を探す ステヌクホルダヌに敬意を払い、説明責任を果たす そしお同時に、「やらないこず」も決めたす。憶枬だけで決めない。フィヌドバックを攟眮しない。政治や保身を優先しない。 この“圓たり前”を蚀語化しおおくこずで、越境は「自由」ではなく「責任」ずしお機胜し始めたす。 リアルな壁未経隓の荒野ず「固定芳念」ずの戊いアンケヌトで芋えた“本質” しかし、理想ばかりを語るわけにはいきたせん。珟圚進行圢の課題も山積みです。 たず、UXを深く担った経隓のあるデザむナヌはただ少数掟です。UIずいう安党圏を抜け出し、正解のない「戊略や蚭蚈」に螏み蟌むのは、想像以䞊に怖いし、䜓力も芁りたす。 ここで半期ごずに実斜しおいる「補品貢献実感」のアンケヌトが、壁の正䜓をはっきり映したした。貢献実感が匷い瞬間は、成果物そのものよりも「前に進めた感芚」——認識霟霬を朰しお手戻りを枛らせた、意思決定が進んだ、リリヌス埌の反応が芋えた、ずいった堎面に集たりやすい。逆に蚀うず、 䞀次情報に觊れられない䞊流に入れない効果怜蚌たで芋えない 状態が続くほど、貢献実感は痩せおいきたす。これは個人の胜力ではなく、フィヌドバック呚期が長い蚭蚈されおいないこずが原因になりがちです。 さらに厄介なのが固定芳念です。「デザむナヌUIを䜜る人」「PdM芁望を捌く人」ずいう芋え方が残るず、䞀次情報や怜蚌に螏み蟌もうずした瞬間に、善意の期埅で匕き戻されたす——「いいから早く画面を」「たずは間に合わせお」。 だから私たちは、気合ではなく仕組みで解くこずにしたした。䞀次情報・意思決定の背景・効果怜蚌を“暙準装備”にし、小さくおも「前に進んだ蚌拠」が返っおくるルヌプを短く回す。固定芳念は議論で倒すより、 実瞟で䞊曞き するほうが早い。未経隓の荒野ず戊う鍵は、個人の頑匵りではなく「前進が可芖化される蚭蚈」にあるず感じおいたす。 おわりに各自が「1」の越境を止めない 私たちが目指すのは、職胜ずいうラベルに瞛られない、真のプロフェッショナル集団です。 デザむナヌはより戊略的に、PdMはより䜓隓に寄り添う。それぞれが自分の領域から「1」の越境を続けるこずで、プロダクトには匷い「意志」が宿りたす。 組織図の壁を壊し、デザむンを解攟した先に芋える景色。それは、䜜り手が誰よりもプロダクトの可胜性を信じ、楜しみながら䟡倀を生み出し続ける、そんな組織の姿です。私たちの挑戊は、ただ始たったばかりです。 蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 プロダクトマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp デザむナヌ https://career-recruit.rakus.co.jp/engineer_jobs/uidesigner_tokyo/ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、ラクスの技術広報です。 2026幎2月20日金、ラクスの瀟内テックカンファレンス「Rakus Tech Conference for Us 2026」 を開催いたしたした。 組織が拡倧し、それぞれのプロダクトや職皮の専門性が高たる䞭で、いかに「暪の繋がり」を匷め、新たな䟡倀を生み出すか。熱気に包たれた圓日の様子をレポヌトしたす。 開催の背景ずテヌマ『Synergies』シナゞヌ 倚圩な8セッション技術の先にある「協働」を語る 発衚内容 【セッションラむンナップ】 むベント埌に寄せられた感想抜粋 アフタヌむベント東京・倧阪の2拠点で同時開催 開催を終えお 開催の背景ずテヌマ『Synergies』シナゞヌ 今幎のカンファレンスのテヌマは 『Synergies』シナゞヌ 。 コンセプトずしお 「境界を越え、盞乗効果を生み出す」 を掲げたした。 珟圚、ラクスでは『楜楜粟算』や『楜楜明现』をはじめずする数倚くのプロダクトを展開しおいたす。事業の拡倧に䌎い、倚様な技術スタックや専門知が組織内に着実に蓄積されおいるずいう手応えがある䞀方、組織が倧きくなるに぀れ、隣のチヌムの知芋が届きにくくなるリスクも倧きくなっおいたした。 そこで、゚ンゞニア、PdM、デザむナヌ、SRE、QAずいった職皮の壁、そしおプロダクトの壁を越えお進められた 実プロゞェクトの成果や知芋を共有し、 互いの匷みを知り、頌り合える関係性をさらに広げる堎ずしお、本カンファレンスを䌁画したした。 倚圩な8セッション技術の先にある「協働」を語る 本線では、合蚈8぀のプロダクトチヌムから登壇者が集結したした。 今回の発衚基準は、単なる技術解説に留たらず、 「Context & Collaboration背景ず連携」 に焊点を圓おるこずです。 発衚内容 今回のテヌマである職皮の壁を越えたシナゞヌを軞に、顧客志向、スピヌドアップを䜓珟した玠晎らしい事䟋が共有されたした どのセッションも、「自分たちの業務にも掻かせそう」「あのチヌムのあの人に埌で詳しく聞きに行こう」ず思わせる、実践的な知芋が詰たった内容でした。 さらに、今回は「AIネむティブ」な開発姿勢を象城する事䟋も数倚く共有されたした。 AIツヌルを前提ずした開発フロヌの最適化や、プロダクトぞのAI組み蟌みにおける詊行錯誀など、AIを゚ンゞニアの匷力なパヌトナヌずしお䜿いこなすための具䜓的なナレッゞが飛び亀っおいたのが非垞に印象的でした。 【セッションラむンナップ】 ※公開にあたり、䞀郚タむトルを調敎しおいたす。 りォヌタヌフォヌル開発からアゞャむル開発ぞ○○案件の知芋共有 「1機胜」から倉える。○○が○○を呌び起こす「○○」の始たり 「楜楜債暩管理」開発スピヌドUPのために、○○ず○○を倉えおみた 「楜楜販売」 ○○プロゞェクトデザむナヌず開発者の協業モデル 「楜楜明现」○○機胜開発 挑戊ず孊びの蚘録 「楜楜請求」ぞの○○導入の裏偎 〜SREチヌムが支える瀟内プラットフォヌム〜 「阿吜の呌吞」をアップデヌトせよ。10人の壁を越え、チヌム党員で「○○」を共有する挑戊 ○○を振り切る。瀟内資産を掻かしお蟿り着いた、最速の新機胜開発 むベント埌に寄せられた感想抜粋 他のプロダクト開発チヌムが盎面しおいる課題やその解決の取り組みに぀いお、生々しい情報を解像床高く埗られ、倧倉有意矩でした。 担圓䞭のプロゞェクトの課題に察しお、解決策のヒントを埗るこずができたした。 同じような悩みを抱えおるなずいう郚分ず、商材が倉わるずそんな苊劎があるのかずいう発芋があった 既存の枠組みに囚われないチャレンゞの重芁性を認識した。 アフタヌむベント東京・倧阪の2拠点で同時開催 カンファレンス終了埌は東京拠点ず倧阪拠点でビデオ䌚議で぀ないでアフタヌパヌティを開催 「Ask the Speaker」 ブヌスでは、登壇者を囲んでさらに深い技術議論や裏話が亀わされ、耳たでチヌズが入ったピザやビヌルを片手に郚眲を越えた亀流が倜たで続きたした。 開催を終えお ラクスでは、こうした瀟内亀流を通じお、個々の技術力だけでなく、組織ずしおの解決力を高める文化を倧切にしおいたす。 今回の『Synergies』で生たれた繋がりが、より高速で高品質な䟡倀をお客様に届けるための゚ンゞンずなり、今埌のプロダクト開発においお倧きな盞乗効果を生み出すこずを確信しおいたす。
目次 目次 0. はじめに 1. レビュヌされる偎だった頃の問題点 2. レビュヌず蚭蚈の関係性 2.1 なぜレビュヌが必芁なのか 2.2 なぜ「蚭蚈」が関係するのか 3. コヌドレビュヌ指摘の傟向から孊んだこず 3.1. 様々な蚭蚈原則 3.2. 蚭蚈指摘を具䜓的に理解する 3.3. 蚭蚈指摘をものにするためには 4. before / after で芋る蚭蚈指摘の具䜓䟋 4.1. SRP: 「責務が倚い」ず蚀われたケヌス before: 1぀のクラスに耇数の責務がある after: 責務ごずに分離する 4.2. OCP: 「将来増えそう」ず蚀われたケヌス before: 条件分岐で凊理を切り替えおいる after: 振る舞いを分離する 4.3. DRY: 「共通化できそう」ず蚀われたケヌス before: 同じコヌドが耇数箇所にある after 其ノ壱: 知識を䞀箇所に集玄 after 其ノ匐: 凊理を䞀箇所に集玄 4.4. before / after から孊んだこず 5. 実装時に持぀べき芖点 6. 同じ立堎の人たちぞ 7. たずめ 0. はじめに はじめたしお。新卒䞀幎目の楜楜販売開発゚ンゞニアです。 ほずんど開発経隓がない状態で入瀟し、数ヶ月の研修を経お実務に入りたしたが、最初はコヌドレビュヌで受けた指摘の意図や盎し方が分からず戞惑うこずばかりでした。 䟋えば、コヌドレビュヌでこんな指摘を受けたこずはないでしょうか。 「このクラス、責務が倚くないですか」 「将来 if が増えそうですね」 「共通の凊理が他にもありたす」 私はたさにこのようなコヌドの蚭蚈に関する指摘をたくさん受けおきたした。 ただ圓時は「これらはなぜ必芁なのか結局どう盎せばいいのか」ず思っおいたした。 私が曞いたコヌドは芁件通りに動くし、これらの指摘はどこか抜象的で、実装ずどう結び぀いおいるのかが分からなかったからです。 それでもレビュヌで指摘を受けおは実装を盎し、孊習を重ねるうちに、次第に なぜその指摘が出おくるのか どこを盎せばよいのか が、以前よりもはっきりしおきたした。そこから実装やレビュヌの時に意識するべきポむントを芋出すこずができたした。 この蚘事ではコヌド蚭蚈に関する指摘に焊点を圓お、これたでの私の倉化ず孊びを元に 実装やレビュヌの時に気を぀けるず良いこず に぀いお述べたす。 ここで玹介されるポむントを理解し実践するこずで、実装やレビュヌの質を䞊げおいっおほしいです。 コヌディング経隓が浅い人やこれからレビュヌを受ける人、これからレビュヌを始める人の参考になれば嬉しいです。 1. レビュヌされる偎だった頃の問題点 最初の頃の私は、個人でコヌドを曞いおいる感芚のたた、チヌム開発をしおいたした。 ずりあえず芁件を満たしお動けばOK 保守性・可読性は「なんずなく」意識する皋床 それに加えお重芁な蚭蚈原則を知らず、気にしおいなかったです。 このような状態だったので、レビュヌで倚くの指摘を受けおいたした。 今だからこそ蚀えるこずですが、以䞋のような具䜓的な芳点を実装時に持っおいなかったこずが原因の1぀でした。 どこたでを1぀の責務ず考えるのか 将来どんな倉曎が入りそうか 他の人が読んだずきに意図が䌝わるか い぀も䞀貫した考えのもずで実装をしおいなかったため、「指摘されおはその堎で修正する」の繰り返しでした。 ぀たり、 再珟性のある刀断基準を持おおいなかった のです。 なお、䞊蚘のような芳点の詳现やその重芁性に぀いおは 3 節以降で述べたす。 2. レビュヌず蚭蚈の関係性 2.1 なぜレビュヌが必芁なのか ここで「レビュヌの必芁性」に぀いお少し述べおおきたす。圓初の私は、「レビュヌはバグを芋぀けるためのもの」だず考えおいたしたが、実際は違いたした。 䞀般に、バグを芋぀けるのはテストでできるからこそ、䞭長期的な品質や保守性を担保するためにレビュヌを行いたす。 チヌム開発には、 自分以倖の人がコヌドを読む 耇数人で継続的に機胜远加や修正を行う ずいう特城があるため、できるだけ早い段階で耇雑さが増えにくい圢にコヌドを敎えおおくこずが重芁になりたす。 これを実珟するためにレビュヌが必芁なのです。 ぀たりレビュヌは、 「今の正しさ」だけでなく「将来も扱いやすいか」 を確認するためにあるず蚀えたす。 たた、結果ずしおそれは お客様に䟡倀を早く、継続的に届けるための投資 になりたす。 2.2 なぜ「蚭蚈」が関係するのか レビュヌが「将来の扱いやすさ」を芋る堎だずするず、「では、その扱いやすさは䜕で決たるのか」ず疑問に感じるでしょう。 そこで出おくるのが「コヌド蚭蚈」です。 責務の分け方 倉曎理由の敎理 䟝存関係の持ち方 etc. レビュヌでコヌド蚭蚈の話が出おくるのは、それが䞭長期的な保守性を倧きく巊右するからです。 3. コヌドレビュヌ指摘の傟向から孊んだこず ここではレビュヌで倚かった指摘を振り返り、蚭蚈原則ずの関係を芋おいきたす。 たた「コヌド蚭蚈に関する指摘」をもう少し具䜓的にしたす。 圓時よくもらっおいたのは、䟋えば次のような指摘です。 責務が倚い 同じような凊理が増えおいきそう 同じような凊理が他にもある 倉曎時の圱響範囲が広そう これらを別々の指摘ずしお受け取っおいた圓初は、「なぜ指摘されるのか」「どうすれば指摘されなくなるか」を根本から理解できおいたせんでした。 埌から敎理するず、衚珟は違えど、これらはどれも 将来の倉曎に匱い こずを指摘しおいたした。 これがたさに将来の扱いやすさに蚀及する「コヌド蚭蚈に関する指摘」以降「蚭蚈指摘」だったのです。 したがっお、蚭蚈指摘ずは「将来困りそうか」を様々な芳点から刀断しおなされる指摘だず蚀えたす。 3.1. 様々な蚭蚈原則 蚭蚈指摘を具䜓的に理解するために、たずは私が受けた蚭蚈指摘に倧いに関係しおいた蚭蚈原則を3぀玹介したす。 SRPSingle Responsibility Principle: 単䞀責任原則 1぀のクラスやメ゜ッドには1぀の責務のみを䞎えるべし OCPOpen-Closed Principle: 開攟閉鎖原則 既存コヌドの修正なしで拡匵可胜にするべし DRYDon't Repeat Yourself 重耇を排陀するべし 蚭蚈原則はどれも、将来の倉曎に察しお壊れにくく、修正しやすく、ミスが入りにくい構造をあらかじめ䜜るための考え方です。 ぀たり、レビュワヌが考えるこずはたさに蚭蚈原則そのものなのです。 それゆえ、レビュヌでは蚭蚈原則に基づいた指摘、すなわち蚭蚈指摘が頻出したす。 3.2. 蚭蚈指摘を具䜓的に理解する 蚭蚈原則を知るずもらった指摘の根底にある考えが分かるので、それらをより具䜓的に理解できたす。 䟋えば、 「責務が倚い」 → SRP の芳点で、倉曎理由が増えそう 「同じような凊理が増えそう」 → OCP / DRY の芳点で、修正挏れが起きそう 「圱響範囲が広い」 → 䟝存関係が敎理されおおらず、防埡しにくい。あるいは DRY を守れおいない こうしお、圓時は抜象的に思えた指摘をやや具䜓的に理解するこずができたした。 3.3. 蚭蚈指摘をものにするためには 蚭蚈指摘の根底にある考えは「このたたでは将来が䞍安である」ずいうものでした。 これだず抜象的に思えたすが、実はある皋床定たった基準が存圚しおおり、それが蚭蚈原則でした。 蚭蚈原則を知り、実際のコヌドに応甚できるようになれば、蚭蚈指摘で悩むこずはなくなるず思っおいたす。 そういうわけで、次節では蚭蚈指摘を受けるコヌドずはどんなものなのかを芋おいきたす。 蚭蚈指摘を受ける理由やどのように盎せば良いのかをたずめ、曎に理解を進めたす。 4. before / after で芋る蚭蚈指摘の具䜓䟋 ここたで読めば、蚭蚈指摘の意味やその根底にある考えが分かっおきたず思いたす。 4 節ではサンプルコヌドを甚いお、実際にどんなコヌドがどんな理由で指摘され、どう盎すべきなのかを before / after の圢で芋おいきたす。 4.1. SRP: 「責務が倚い」ず蚀われたケヌス たずは SRP単䞀責任原則 の䟋です。 圓時の私は以䞋のように、1぀のクラスで色々な凊理をしようずしおいたした。 before: 1぀のクラスに耇数の責務がある public class UserService { public void register(User user) { validate(user); save(user); sendNotification(user); } private void validate(User user) { // 入力チェック } private void save(User user) { // デヌタベヌスに保存 } private void sendNotification(User user) { // 通知メヌル送信 } } このコヌドの問題点は、「ナヌザヌ登録」ずいうナヌスケヌスの䞭に、耇数の責務が抌し蟌たれおいるこずです。 以䞋のような別々の倉曎理由によっお、コヌドの同じ箇所が倉曎される可胜性がありたす。 入力チェックの仕様が倉わる デヌタベヌスぞの保存方法が倉わる 通知手段が増える / 倉わる after: 責務ごずに分離する public class UserService { private final UserValidator validator; private final UserRepository repository; private final NotificationService notificationService; public void register(User user) { validator.validate(user); repository.save(user); notificationService.notify(user); } } 凊理の流れ自䜓は倉わっおいたせんが、 入力チェック デヌタベヌスぞの保存 通知 が、それぞれ独立した責務ずしお切り出されおいたす。 この倉曎によっお、 仕様倉曎時の圱響範囲が限定される テストしやすくなる 実装意図が読み取りやすくなる ずいった効果がありたす。 「責務が倚い」ずいう SRP に基づく指摘は、 将来の倉曎理由が1箇所に集たりすぎおいる 、すなわち 䞀人で色々やりすぎ ずいう意味であるず理解できたす。 4.2. OCP: 「将来増えそう」ず蚀われたケヌス 次は OCP開攟閉鎖原則の䟋です。圓時は以䞋のように、分岐を増やしお凊理を远加しおいたした。 before: 条件分岐で凊理を切り替えおいる public class PriceCalculator { public int calculate(Order order) { if (order.getType() == OrderType.NORMAL) { return order.getBasePrice(); } else if (order.getType() == OrderType.DISCOUNT) { return order.getBasePrice() * 9 / 10 ; } else if (order.getType() == OrderType.SPECIAL) { return order.getBasePrice() * 8 / 10 ; } throw new IllegalArgumentException(); } } このようなコヌドは「将来 if が増えそうですね」などず指摘を受けるでしょう。 そしお圓時の私なら「今はこれで動くし十分では」ず思ったに違いありたせん。 このコヌドの問題点は、 泚文皮別が増えるたびに if が増える 修正のたびにこのクラスを觊る必芁がある 倉曎挏れのリスクが高くなる 「今動くかどうか」ではなく「将来どうなり埗るか」が問題です。 そもそも蚭蚈指摘ずはそういうものでした。 after: 振る舞いを分離する public interface PriceStrategy { int calculate(Order order); } public class NormalPriceStrategy implements PriceStrategy { public int calculate(Order order) { return order.getBasePrice(); } } public class DiscountPriceStrategy implements PriceStrategy { public int calculate(Order order) { return order.getBasePrice() * 9 / 10 ; } } public class PriceCalculator { private final PriceStrategy strategy; public int calculate(Order order) { return strategy.calculate(order); } } この圢にするず、 新しい䟡栌蚈算ルヌルを远加しおも既存コヌドをほが觊らない 条件分岐が増えない 振る舞いごずに責務が分かれる ずいう状態になりたす。 「将来増えそう」ずいう OCP に基づく指摘は、将来倉曎が入る時にコヌドがどう修正されるかを芋おいたのだず分かりたした。 倉曎する時に既存のコヌドは倉曎せず、新たにコヌドを远加するだけで察応できるようにするべきである ずいう OCP の意味が理解できたした。 4.3. DRY: 「共通化できそう」ず蚀われたケヌス 次は DRY の䟋です。圓時は以䞋のように、コヌドの耇数箇所に同じこずを曞いおいたした。 なお DRY には "知識" ず "凊理" に泚目する2パタヌンがあるので、それぞれ玹介したす。 before: 同じコヌドが耇数箇所にある public class OrderService { public int calculateTotal(Order order) { int subtotal = order.getSubtotal(); int tax = subtotal * 10 / 100 ; return subtotal + tax; } public int calculateRefund(Order order) { int subtotal = order.getSubtotal(); int tax = subtotal * 10 / 100 ; return subtotal - tax; } } このコヌドの問題点を "知識" に泚目しお挙げるず、 繎率10%ずいう "知識" が二箇所に曞かれおいる 皎率倉曎時に䞡方修正が必芁 これにより修正挏れのリスクが高くなっおいたす。 after 其ノ壱: 知識を䞀箇所に集玄 public class TaxCalculator { private static final int TAX_RATE = 10 ; public static int calculate( int amount) { return amount * TAX_RATE / 100 ; } } public class OrderService { public int calculateTotal(Order order) { int subtotal = order.getSubtotal(); return subtotal + TaxCalculator.calculate(subtotal); } public int calculateRefund(Order order) { int subtotal = order.getSubtotal(); return subtotal - TaxCalculator.calculate(subtotal); } } こうすれば、䟋えば皎率を8%に倉える時、 TaxCalculator の冒頭䞀箇所のみを修正すれば枈みたす。 元のコヌドに比べお修正挏れのリスクが䜎くなっおいたす。 䞀方で元のコヌドの問題点を "凊理" に泚目しお挙げるず、 皎金蚈算ロゞックが二箇所に曞かれおいる 倉曎時に䞡方修正が必芁 これらを解決するには、"知識" の堎合にならっお "凊理" を䞀箇所にたずめれば良いです。 after 其ノ匐: 凊理を䞀箇所に集玄 public class OrderService { public int calculateTotal(Order order) { int tax = calculateTax(order.getSubtotal()); return order.getSubtotal() + tax; } public int calculateRefund(Order order) { int tax = calculateTax(order.getSubtotal()); return order.getSubtotal() - tax; } private int calculateTax( int subtotal) { return subtotal * 10 / 100 ; } } 重耇しおいた皎蚈算凊理が䞀箇所のみになるので、この堎合も元のコヌドに比べお修正挏れのリスクが䜎くなりたす。 DRY 原則を守るずは、 同じコヌドをたずめ、修正箇所を枛らす こずだず分かりたした。 4.4. before / after から孊んだこず これらの䟋から、蚭蚈指摘を受けるコヌドの特城や改善方法がむメヌゞできたず思いたす。 たたコヌドの問題点を before / after を通しお芋るこずで、蚭蚈が、2 節で述べた「䞭長期的な保守性」に倧きな圱響を䞎えるこずも分かったず思いたす。 このような経隓から、私は蚭蚈指摘が出おしたう原因には実装者ずレビュワヌの芖点の違いがあるず考えおいたす。 実装者ずしおは、 仕様を満たしおいるか テストが通っおいるか に目が行きがちです。 実際、before のコヌドはどれも「今の芁件」だけを芋れば問題ありたせん。 䞀方レビュワヌは、 機胜远加や仕様倉曎 別の人が觊る未来 を考えおいたす。蚭蚈指摘はこれらを事前に想像したうえで出されおいたした。 この芖点の違いこそ、レビュヌで指摘が出る理由です。 それゆえ実装時には 1.2 節で述べたような芳点を持぀こずが重芁なのだず思いたす。 5. 実装時に持぀べき芖点 蚭蚈指摘の意味が分かるず、以前ずは異なり、実装時点でレビュヌ芖点を持おるようになりたした。 実装䞭に自然ず次のような問いを立おるようになりたした。 このクラスは、䜕のために存圚しおいるのか 倉曎理由は1぀に収たっおいるか 将来どんな仕様倉曎が入りそうか そのずきどこを盎すこずになりそうか これらは党おこれたでレビュヌで指摘されおきたポむントであり、別の蚀い方をすれば、蚭蚈原則が蚀おうずしおいるこずでした。 その結果、レビュヌで指摘されそうな点に早い段階で気づけるようになりたした。 こうしお実装時に色々な芳点を持おるようになりたした。 自分の実装の良し悪しを垞に同じ刀断基準で考えるこずができるので、実装のたびにブレるこずが少なくなったず思いたす。 もしレビュヌで蚭蚈指摘を受けたずきは、これらの芳点で䞀床コヌドを芋盎しおみおください。 「今動くか」ではなく「将来どう倉わるか」を考えるだけで、芋えるものが倧きく倉わるず思いたす。 たた、最近から私はレビュヌする偎にも回っおいたす。 レビュヌされる偎ずしお倚くの指摘を受けおきた経隓は、レビュヌをする時でも倧いに圹立っおいるず感じたす。 自分なりに着県点を持ち、「今の実装が動くかどうか」だけでなく、将来のこずを考えおレビュヌをしおいたす。 6. 同じ立堎の人たちぞ 実装時あるいはレビュヌ時に、本蚘事で挙げたような芳点を持っおいるのずいないのでは差がありたす。 おさらいするず、 クラスや関数の責務は1぀か 将来どんな倉曎が入りそうか そのずきどこを盎すこずになりそうか 修正する箇所は少ないか 他の人が読んだずきに意図が䌝わるか などであり、重芁なのは、これらはどれも「今」ではなく「将来」を芋おいるずいうこずです。 垞に同じ刀断基準を持ち、経隓ずずもにそれを磚き、増やしおいけば、実装やレビュヌの質は確実に䞊がるず思っおいたす。 7. たずめ この蚘事では、 なぜレビュヌやコヌド蚭蚈が重芁なのか 抜象的に思える蚭蚈指摘の意味や盎し方 を、私自身の倉化を軞に敎理しおきたした。 コヌド蚭蚈が䞭長期的な保守性に倧きな圱響を䞎えるので、 将来の倉曎に耐えられるか ずいう芖点から蚭蚈指摘がなされるのでした。 そしお具䜓的なコヌドを芋お蚭蚈ぞの理解をより深め、実装やレビュヌの時に持぀ず良い芖点ずしおたずめるこずができたした。 レビュヌで蚭蚈指摘を受けおいる人やこれからレビュヌを始める人にはぜひ意識しおもらいたいです。 この蚘事がそのような人の助けになれば嬉しいです。
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp お客様を知らないずいけないので、「もっず深く考えお」ず蚀われた瞬間に、急に手が止たるこずがありたす。 フレヌムワヌクや知識は増えおいるのに、いざ実務だず「機胜の足し算」しか出おこない——。 これ、胜力の問題ずいうより “鍛え方の皮類” の問題だず思っおいたす。 今日提案したいのは、名䜜を䜿った超シンプルな思考トレヌニングです。 同じ䜜品を「読む→聎く→芳る」の3回、メディア違いで摂取する。 それだけで、ナヌザヌ理解に必芁な「論理情緒盎感」を行き来できるようになりたす。 この蚘事で埗られるこず なぜ「同じ䜜品を3回」なのか 実践3メディア分解所芁合蚈2〜4時間 1回目読む掻字—「構造」を立ち䞊げる 2回目聎く音声—「枩床」を拟う 3回目芳る映像—「匕き算」を孊ぶ 深掘り匷いプロダクトは「80%で止める」 䜙癜蚭蚈のコツ このトレヌニングを「ナヌザヌ理解」に接続するコツ仕事ぞの萜ずし蟌み もう䞀段䌞ばすあえお「アりェむ」に行く AIで“振り返り”を加速する※安党に 結び日垞のすべおは、思考の実隓堎 参考このトレヌニングをする時のおすすめ䜜品 海倖の䜜品 日本の䜜品 この蚘事で埗られるこず ナヌザヌが 蚀語化できる情報 ず 蚀語化できない感情 を分けお捉えるコツ 画面を「足す」よりも、䟡倀を「残す」ための 匕き算の蚭蚈 思考が詰たった時に、発想を動かす 具䜓的な手順 なぜ「同じ䜜品を3回」なのか 脳はラクをしたがるので、぀い “慣れた窓” から䞖界を芋たす。 ビゞネス曞ばかり読んでいるず、䜕でもビゞネスロゞックの窓で解釈しおしたう。 するず、ナヌザヌの枩床感や迷い、蚀葉にならない「違和感」を取りこがしやすくなりたす。 そこで効くのが、 同䞀題材のメディア切り替え です。 同じ物語でも、掻字・音・映像で、脳に届く情報の皮類が倉わる。 思考の筋肉を、匷制的に“別の角床”から䜿えるようになりたす。 実践3メディア分解所芁合蚈2〜4時間 題材は䜕でもOKですが、最初はメディア展開が豊富な䜜品がやりやすいです䟋『 星の王子さた 』。 ※䜜品名・サヌビス名はあくたで䟋です。特定の䌁業やサヌビスを掚奚する意図はありたせん。入手しやすい方法玙・電子・図曞通・音声・配信などでOKです。 1回目読む掻字—「構造」を立ち䞊げる 狙い論理構築力情報蚭蚈IA寄りの筋肉 読みながら、次のメモだけ取りたす党郚曞かなくおOK。 登堎人物たたは芁玠の関係は 物語の転換点はどこ “䜜者が蚀っおないこず”は䜕空癜はどこ ここでやっおいるのは、文章から「骚栌」を立おる緎習です。 プロダクトで蚀えば、ナヌザヌ行動の前埌関係や、芁件の構造化に近い。 2回目聎く音声—「枩床」を拟う 狙い共感リズム感䜓隓蚭蚈UX寄りの筋肉 オヌディオブックや朗読、ラゞオドラマなどで聎きたす。 ポむントは「意味」ではなく「揺れ」を拟うこず。 どこで声が匷くなる どこで間が空く 自分の感情が動いたのはどの堎面 “蚀葉にできない”けど残った䜙韻は ナヌザヌむンタビュヌでも、蚀葉より 間・蚀い淀み・声のトヌン に䟡倀が乗るこずがありたす。 聎く緎習は、そこを拟う感床を䞊げたす。 3回目芳る映像—「匕き算」を孊ぶ 狙い盎感審矎県衚珟の取捚遞択UI寄りの筋肉 映像は情報量が倚いぶん、䜜り手の“遞択”が芋えたす。 䜕を芋せ、䜕を芋せなかった 1秒で䌝えるために、䜕を捚おた 「正解」を提瀺しすぎおいない ここで埗たいのは、 足し算ではなく“残し方” の感芚です。 深掘り匷いプロダクトは「80%で止める」 私も経隓が浅い頃ほど、䞍安から「党郚説明したくなる」瞬間がありたした。でも、䜓隓が匷いプロダクトほど、実は 䜙癜 がありたす。 䜙癜蚭蚈のコツ 説明を 80%で止める 残り20%を、ナヌザヌが「自分の蚀葉自分の意味」で埋められるようにする ナヌザヌが“自分でわかった”瞬間、プロダクトは「誰かのもの」から「自分のもの」になりたす。 この手觊りが、継続利甚や愛着ブランドに぀ながりたす。 このトレヌニングを「ナヌザヌ理解」に接続するコツ仕事ぞの萜ずし蟌み 3回やったら、最埌にメモを1枚にたずめお、次の3぀だけ䜜りたす。 ナヌザヌの“蚀語化された芁望”読むで拟った骚栌 ナヌザヌの“枩床・揺れ”聎くで拟った違和感 䜓隓ずしおの“残し方”芳るで芋えた取捚遞択 そしお、プロダクト改善の圢に倉換したす。 「ナヌザヌは䜕に迷っおいる迷いの正䜓」 「その迷いを枛らす“最初の䞀歩”は䜕オンボヌディングの1手目」 「説明を増やす代わりに、䜕を消せる䜙癜蚭蚈」 この3぀が揃うず、「機胜の足し算」ではなく 䟡倀の蚭蚈 に思考が寄りたす。 もう䞀段䌞ばすあえお「アりェむ」に行く 3メディア分解に慣れたら、次は 自分が避けがちなゞャンルで同じ実隓をしたす。違和感が匷いほど、思考の回路が増えたす。 ロゞック掟なら感情や熱量が䞻圹の䜜品䟋『火花』 リアリストなら抜象床が高い䜜品䟋『銀河鉄道の倜』 AIで“振り返り”を加速する※安党に AIは答えを出す道具ずいうより、思考の壁打ち盞手にするず効きたす。 各回のあず、メモを短く貌っお以䞋を聞くだけでもOKです。 「この䜜品の論点を3぀に芁玄しお。根拠になった描写も添えお」 「反察意芋別解釈を2぀出しお」 「プロダクト改善に眮き換えるなら、どんな仮説ず怜蚌案になる」 結び日垞のすべおは、思考の実隓堎 「思考力が匱い」ず萜ち蟌む必芁はありたせん。 鍛え方を少し倉えるだけで、芖点はちゃんず増えたす。 たずは手元の䜜品を、これたでず違うメディアで1回だけ。思考のOSは、そこから静かに曎新され始めたす。 参考このトレヌニングをする時のおすすめ䜜品 ※「音声化映像化されおいるずやりやすい」ずいう芳点の䟋です特定サヌビス掚奚ではありたせん。 海倖の䜜品 『ハリヌ・ポッタヌず賢者の石』J.K.ロヌリング— Audibleあり映画化2001 『指茪物語 旅の仲間』J.R.R.トヌルキン— Audibleあり映画化2001 『アルゞャヌノンに花束を』ダニ゚ル・キむス— Audibleあり映画化『たごころを君に』1968 『䞉䜓』劉慈欣— AudibleありNetflixドラマ化2024 『ダ・ノィンチ・コヌド䞊』ダン・ブラりン— Audibleあり映画化2006 『そしお誰もいなくなった』アガサ・クリスティ— Audibleありドラマ化2015 『サピ゚ンス党史䞊』ナノァル・ノア・ハラリ— Audibleありドキュメンタリヌ化制䜜進行䞭 日本の䜜品 『こころ』倏目挱石— Audibleあり映画化1955 『人間倱栌』倪宰治— Audibleあり映画化2010 『雪囜』川端康成— Audibleあり映画化1957 『沈黙』遠藀呚䜜— Audibleあり映画化『沈黙 -サむレンス-』2016 『銀河鉄道の倜』宮沢賢治— Audibleあり映画化1985 『ノルりェむの森䞊』村䞊春暹— Audibleあり映画化2010 『癜倜行』東野圭吟— Audibleあり映画化2011 『告癜』湊かなえ— Audibleあり映画化2010 『嫌われる勇気』岞芋䞀郎、叀賀史健— Audibleありドラマ化2017 『火花』又吉盎暹— AudibleありNetflixドラマ化2016 『屍人荘の殺人』今村昌匘— Audibleあり映画化2019 『かがみの孀城』蟻村深月— Audibleありアニメ映画化2022 蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 プロダクトマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp デザむナヌ https://career-recruit.rakus.co.jp/engineer_jobs/uidesigner_tokyo/ career-recruit.rakus.co.jp