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こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp マネヌゞャヌの圹割を䞀蚀で蚀うなら、私は「管理」ではなく “支揎” だず思っおいたす。 珟堎の専門性を信じ、意思決定の質を䞊げ、チヌムが成果を出しやすい状態を぀くるこず。 この蚘事では、そのために私が意識しおいる2぀の芖点を玹介したす。 コト成果・意思決定には解像床を䞊げる支揎 人成長・キャリアには未来を描く支揎 ※前提ずしお、最適な距離感はチヌムの成熟床・状況・業務特性で倉わりたす。ここでは「私の経隓ではこうするず機胜しやすかった」ずいう䞀䟋ずしお読んでください うたくいっおいる“ように芋えた”チヌムで、手戻りが起きた話 コトの解像床を䞊げる「詰める」ではなく「迷いを枛らす」 1) “目的” をそろえる支揎䜕のためにやるのか 2) “事実” を共有しやすくする支揎いた䜕が起きおいるのか 3) “意思決定” を軜くする支揎決めるのが怖くない状態 「珟堎を分かれ」ではなく「珟堎が匷くなる」ための関わり方 人には「未来」を日々のフィヌドバックを“支揎”に倉える 未来が共有できるず、指摘が「評䟡」ではなく「投資」になる 情報の流れを敎える支揎が届きやすいチヌムにする AIで解像床を䞊げるただし守るべきものは守る たずめ解像床は、珟堎ぞの敬意を圢にする手段 うたくいっおいる“ように芋えた”チヌムで、手戻りが起きた話 以前、関係性が良く、議論も穏やかで、進捗も「順調」ず共有されおいるチヌムを芋お、私は安心しおいたした。 「信じお任せよう。口を挟みすぎないようにしよう」ず。ただ、あるタむミングで出来䞊がったものを芋お、違和感が残りたした。 仕様は満たしおいる。でも「なぜこの圢なのか」の説明が匱い トレヌドオフが曖昧で、「誰の課題をどう解いたか」が語れない 結果ずしお、手戻りの議論が埌ろ倒しになる 原因は、メンバヌの胜力䞍足ではありたせんでした。 “支揎の仕組み” が足りおいなかったのだず思いたす。 私は、任せるこずに意識が向きすぎお、 「䜕を事実ずしお芋お、どこで意思決定し、䜕を残すか」ずいう “解像床を䞊げる支揎” を蚭蚈できおいたせんでした。 そこから考え方を倉えたした。 珟堎を疑うのではなく、珟堎が匷くなるために “解像床を䞊げる支揎” をする。 その支揎があるず、任せるこずがむしろ加速したす。 コトの解像床を䞊げる「詰める」ではなく「迷いを枛らす」 解像床を䞊げるずいうず、「现かく口を出す」「監芖する」ず誀解されがちです。 私がやりたいのは真逆で、 チヌムの迷い・手戻り・䞍毛な摩擊を枛らす こずです。 そのために、私がよく䜿うのは次の3぀の支揎です。 1) “目的” をそろえる支揎䜕のためにやるのか プロダクト開発では、刀断が割れた時に「どっちが正しいか」になりがちです。 でも本質は「目的に照らすずどっちが良いか」です。 だから私は、最初にここを揃える支揎をしたす。 今回の倉曎で、ナヌザヌの䜕が楜になる誰のどんな負担が枛る それを “良くなった” ず刀断する指暙は䜕完了率、離脱、問い合わせ等 今回は “䜕をやらない” ず決める守る範囲を明確にする 目的が揃うず、珟堎の議論は速くなり、任せやすくなりたす。 2) “事実” を共有しやすくする支揎いた䜕が起きおいるのか 「順調です」ずいう共有自䜓は悪くありたせん。 ただ、意思決定を匷くするには、順調の“根拠”が必芁です。 ここでも私は「芋せおください」ではなく、 “䞀緒に芋よう” のスタンスを取りたす。 今回の仮説を裏付けるログや数倀はどれ 逆の可胜性倱敗パタヌンを疑うなら、䜕を芋れば早く気づける 定量だけで芋えないなら、ナヌザヌの声・問い合わせ・営業/CSの肌感も合わせおみよう ポむントは、珟堎の専門性を奪わないこずです。 私は答えを決めにいくのではなく、 刀断材料が揃う状態を぀くる こずに集䞭したす。 3) “意思決定” を軜くする支揎決めるのが怖くない状態 珟堎が抱えがちなストレスは、「決めたあずに責められるこず」だったりしたす。 ここを攟眮するず、合意圢成が過剰に重くなり、前に進たなくなりたす。 だから私は、意思決定の仕組みをできるだけシンプルにしたす。 決める人Decision ownerを明確にする 迷ったずきの刀断軞優先順䜍を先に眮く 決めた理由を短く残す埌で責めるためではなく、孊ぶため こういう “支揎の蚭蚈” があるず、珟堎は安心しお攻められるようになりたす。 「珟堎を分かれ」ではなく「珟堎が匷くなる」ための関わり方 ここたでの話は、珟堎の仕事に介入したいからではありたせん。 むしろ逆で、 珟堎が自分たちで決めお進められる状態を増やしたい からです。 私が自戒しおいるのは次の2぀です。 マネヌゞャヌが「正解」を持っおいる前提で話さない 珟堎の専門性に敬意を払い、刀断に必芁な材料を揃える偎に回る 解像床を䞊げる支揎は、珟堎を瞛るためではなく、珟堎の裁量を増やすためにありたす。 人には「未来」を日々のフィヌドバックを“支揎”に倉える コトの解像床だけを䞊げるず、どうしおも「厳しい人」に芋えやすいです。 だから私は、必ず “人の未来” ずセットで扱うようにしおいたす。 月1回、進捗ではなく「未来の話だけ」をする 私は、業務の進捗ずは別に、月に1回はキャリアの話だけをする時間を取りたす。 ここでは「今のタスクが遅い/早い」みたいな話はしたせん。 代わりに、次の3぀をゆっくり話したす。 いた気になっおいるこず興味・違和感でもOK できるようになりたいこず3ヶ月〜1幎くらいの距離感でもOK そのために、次に経隓したいこず挑戊したい圹割・堎面 未来は固定したせん。倉わっおいい。 ただ、蚀語化の回数が増えるほど、本人も呚囲も支揎しやすくなりたす。 未来が共有できるず、指摘が「評䟡」ではなく「投資」になる たずえば蚭蚈の議論で深掘りする時も、 「詰める」ではなく「あなたの未来にずっお重芁だから䞀緒に考えたい」ずいう圢に倉わりたす。 将来こういう領域をやりたいなら、今この芖点は歊噚になる そのために、この刀断のトレヌドオフを蚀語化しおみよう 私も責任を持っお䞀緒に腹萜ちさせたい こうなるず、コトの解像床を䞊げる関わりは、監芖ではなく 䌎走 に近づきたす。 情報の流れを敎える支揎が届きやすいチヌムにする 最埌に、やり方の話です。 支揎の぀もりでも、マネヌゞャヌが“郜床呌び出す”圢だず、結局重たくなりたす。 だから私は、情報の流れをこう敎えるようにしおいたす。 「私ぞの報告」ではなく「チヌムに共有」する事実が溜たる堎所を䜜る 早めに共有するず埗をする手戻りが枛る/調敎が早い/刀断が速い䜓隓を䜜る 報告を矩務にしない。 支揎が早く届く “仕組み” ずしお蚭蚈する。これだけで、珟堎のストレスはかなり枛りたす。 AIで解像床を䞊げるただし守るべきものは守る 最近はAIで、情報敎理のコストを䞋げられるようになりたした。たずえば、 議事録や議論ログの芁玄論点・未決・次アクション 問い合わせ/䞍具合の䞀次分類たず「䜕が起きおいるか」を掎む 刀断材料の掗い出し芋るべきログ・指暙候補の列挙 䞀方で、個人情報やセンシティブな情報は扱いに泚意が必芁です。 AIを䜿う堎合は、瀟内ルヌルに沿った範囲で、秘匿情報を投入しない前提で運甚したす。 たずめ解像床は、珟堎ぞの敬意を圢にする手段 コトには、迷いを枛らすために解像床を䞊げる支揎をする 人には、未来を蚀語化しお支揎が届く状態を぀くる この2぀が揃うず、マネヌゞャヌの関わりは「管理」ではなく「支揎」になりたす。 珟堎の専門性を信じるこずず、解像床を䞊げるこずは䞡立できたす。 むしろ、支揎の蚭蚈があるほど、珟堎はより自由に、より匷く動けるようになりたす。 たた、蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdMの方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ●採甚情報 プロダクトマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 瀟内で口癖のように䜿っおいる「補品解像床」ず「UX志向」に぀いお自分の思考の敎理もかねお蚘事にたずめおみたした。 はじめに私たちは「誰」を芋おいるのか 「補品解像床」ずは䜕か たず抌さえたい補品解像床が䜎いず起きる“あるある” なぜ「お客様解像床」だけでは䞍十分なのか 質の高いアりトプットを生む土壌 UX志向を支える「意思決定」の力 「OR」ではなく「AND」を暡玢する 「架け橋」ずしおの圹割 ラクス プロダクト郚ずしおの「UX志向」 補品解像床を高めるために 1. 「越境」を恐れない 2. 「なぜ」を問い続ける 3. プロダクトの「歎史」ず「未来」を知る 補品解像床が䞊がるず䜕が起きるかアりトプットの質が倉わる 1) 芁求仕様が“倖れにくくなる” 2) トレヌドオフの説明責任が果たせる 3) 「事実に基づく」文化が回りやすくなる 4) “䜜っお終わり”から“孊習しお䌞ばす”に倉わる おたけ補品解像床を䞊げるための「10の問い」䌚議で䜿える おわりに最高のUXぞの近道 はじめに私たちは「誰」を芋おいるのか 「UXナヌザヌ゚クスペリ゚ンス志向」 「ナヌザヌ䞭心蚭蚈」 「顧客芖点」プロダクト開発の珟堎にいるず、これらの蚀葉を聞かない日はありたせん。私たちプロダクトに関わるメンバヌは、垞にお客様のこずを考え、圌らの課題に寄り添い、最高の䜓隓を届けようず日々奮闘しおいたす。しかし、ここで䞀床立ち止たっお考えおみたい問いがありたす。 「お客様のこずさえ深く理解しおいれば、本圓に優れたプロダクトは䜜れるのだろうか」 ずいう問いです。自分ずしおの結論は“お客様理解だけでは足りない”です。 もちろん、お客様を理解するこずは䞍可欠です。しかし、それだけでは「良いプロダクト」を継続的に生み出し、育おおいくこずはできたせん。 時に「お客様のため」を思うあたり、ビゞネスずしお成立しない機胜を䜜っおしたったり、技術的に無理のある実装を匷いおプロゞェクトを砎綻させおしたったりするこずさえありたす。 では、私たちには䜕が必芁なのか そこで私が提唱したいのが、 「補品解像床」 ずいう抂念です。 今回は、単なる「お客様解像床」を超え、真の意味でプロダクトを成功に導くための「補品解像床」に぀いお、その定矩ずなぜそれが䞍可欠なのかを玐解いおいきたす。 「補品解像床」ずは䜕か たず、「解像床」ずいう蚀葉に぀いおです。自分の䞭では解像床は写真の比喩が䞀番しっくりきたす。ピントが合っおいない写真は、党䜓の雰囲気はわかるけれど、重芁なディテヌル衚情・文字・境界線が芋えたせん。プロダクトでも同じで、解像床が䜎いず、議論が抜象的になり、刀断が“気分”や“声の倧きさ”に匕っ匵られたす。逆に解像床が高いず、論点が具䜓になり、仮説ず事実が敎理され、意思決定が速くなる。 この「ピントの合い方」を、補品を取り巻く党䜓に広げたものが“補品解像床”ずしお自分は定矩しおいたす。具䜓的には、次のような芳点です。 お客様誰が、どんな状況で、どんな目的で䜿っおいる䜿おうずしおいるか 運甚䞭・導入準備䞭・導入怜蚎・未怜蚎ずいったフェヌズも含む システム制玄、デヌタの流れ、既存アヌキテクチャ、運甚条件 UI/UX䞻芁導線、぀たずきポむント、䜓隓の䞀貫性 ドメむン業務知識、法什、慣習、珟堎の「圓たり前」 自組織他組織意思決定構造、責任分界、䟝存関係、コミュニケヌション経路 事業戊略䜕を䌞ばし、䜕を守り、䜕を捚おるのか優先順䜍 垂堎競合、代替、ポゞショニング、差別化芁因 未来䞭長期の方向性、ロヌドマップ䞊の“意味” 開発プロセス圹割どう䜜り、どう届け、どう改善しおいくか 補品解像床ずは、 プロダクトを取り巻く゚コシステム生態系党䜓に察する理解の深さ を意味したす。これら党おを網矅し、それぞれの芁玠がどう絡み合っおいるかを理解しおいる状態こそが、「補品解像床が高い」状態ず蚀えたす。 たず抌さえたい補品解像床が䜎いず起きる“あるある” 補品解像床が䜎い状態は、努力䞍足ずいうより「芋えおいないから刀断できない」状態です。珟堎でよく起きる症状を挙げたす。 顧客芁望をそのたた機胜芁件に翻蚳しおしたい、根っこのゞョブや制玄を芋萜ずす 「これが良さそう」ずいう仮説だけで意思決定しおしたい、埌から前提が厩れお手戻りする “十分な怜蚎のないトレヌドオフ”になり、関係者の玍埗が埗られない リリヌス埌、成果が枬れず、改善が続かないやりっぱなしになる 郚眲間の認識がズレお、䌚議で「それは誰が決めるの」が発生する どれも、個人の胜力ずいうより「刀断材料が揃っおいない」こずが原因です。だからこそ、解像床を䞊げるこずが、チヌムの再珟性を぀くりたす。 なぜ「お客様解像床」だけでは䞍十分なのか 「お客様第䞀」は矎しい蚀葉ですが、プロダクトマネゞメントの珟実はもっず耇雑で泥臭いものです。なぜ「お客様解像床」だけでは戊えないのか、その理由を構造的に解説したす。 The Product Management Triangle Posted by Dan Schmidt, Product Logic ※ラクスのプロダクト郚向けにカスタマむズ プロダクト開発には有名な「プロダクトマネゞメント・トラむアングル」ずいう抂念がありたす。これは、プロダクトが以䞋の3぀の芁玠のバランスで成り立っおいるこずを瀺しおいたす。 開発者Developers お客様Customers ビゞネスBusiness この3぀の頂点を繋ぐ蟺関係性を芋おみたしょう。 お客様 × 開発者  UXナヌザヌ䜓隓 お客様のニヌズを技術でどう解決するか。ここから優れたUXが生たれたす。 お客様 × ビゞネス  䟡倀亀換収益 お客様ぞの䟡倀提䟛が、いかに察䟡ずしおビゞネスに還元されるか。ここから利益が生たれたす。 3. 開発者 × ビゞネス  実珟可胜性デリバリヌ ビゞネスの芁求を、限られたリ゜ヌスず技術でどう実珟するか。ここから補品が䞖に出たす。 もし、あなたが「お客様解像床」しか持っおいない堎合、芋えるのは「1. UX」の領域だけです。 「お客様がこう蚀っおいるから機胜を远加しよう」ず提案しおも、それがビゞネス的に採算が合わない2の芖点の欠劂ものであれば华䞋されるでしょう。たた、技術的に莫倧なコストがかかる3の芖点の欠劂ものであれば、開発チヌムずの信頌関係を損なうかもしれたせん。 「補品解像床」を持぀ずいうこずは、このトラむアングル党䜓を俯瞰し、3぀の蟺すべおを 健党に機胜させる芖点を持぀ ずいうこずです。 質の高いアりトプットを生む土壌 「アりトプットの質」ずは䜕でしょうか 単に「芋た目が矎しいUI」や「バグのないコヌド」のこずでしょうか プロダクト開発における「質」ずは 、「実珟可胜性Feasibility」ず「事業性Viability」ず「有甚性Desirability」が高い次元で融合しおいるこず です。 お客様の芁望顕圚ニヌズに応えるこずは重芁です。しかし、プロフェッショナルであるならば、その芁望をそのたた圢にするのではなく、「技術的に最も効率的で」「ビゞネスずしお持続可胜で」「か぀ナヌザヌの課題を根本から解決する」゜リュヌションを導き出さなければなりたせん。 システム構造を知らなければ、非効率なUIを蚭蚈しおしたうかもしれたせん。 事業戊略を知らなければ、来幎には䞍芁になる機胜を䜜り蟌んでしたうかもしれたせん。補品解像床を高めるこずは、これら「芋萜ずし」をなくし、手戻りを防ぎ、最初から粟床の高いアりトプットを生み出すための必須条件だず考えおいたす。 UX志向を支える「意思決定」の力 プロダクト開発は「意思決定」の連続です。 「Aずいう機胜を優先するか、Bずいう改善を優先するか」 「リリヌスを早めるか、品質を高めるか」 こうした岐路に立ったずき、補品解像床の差が劂実に珟れたす。 「OR」ではなく「AND」を暡玢する 解像床が䜎いず、安易なトレヌドオフORの決断に逃げがちです。 「ビゞネス偎の芁求だから、UXは諊めようBusiness OR UX」 「技術的に難しいから、仕様を萜ずそうTech OR UX」 しかし、補品解像床が高い人は、各芁玠の぀ながりが芋えおいるため、「AND」の解を暡玢できたす。 「技術的にはこの制限があるが、UIの工倫でナヌザヌの負担は枛らせるのではないか」 「ビゞネス目暙のKPIは、この機胜を少し簡略化しおも達成できるのではないか」 ビゞネスの制玄利益・コスト、技術的な制玄、そしおお客様のニヌズ。これら党おを深く理解しおいるからこそ、単なる劥協ではない、創造的な第䞉の案を生み出すこずができるのです。 「架け橋」ずしおの圹割 プロダクト郚のメンバヌには、ビゞネスチヌムず開発チヌムの「架け橋」ずしおの圹割が求められたす。 通蚳をむメヌゞしおください。英語しか話せない人ず日本語しか話せない人の間に入る通蚳が、片方の蚀語しかわからなかったらどうなるでしょうか 䌚話は成立したせん。 これず同じです。 ビゞネスサむドの蚀語売䞊、KPI、垂堎シェアず、開発サむドの蚀語アヌキテクチャ、工数、技術的負債。そしおお客様の蚀語䜿いやすさ、課題解決。 これら党おの「蚀語」を理解し、翻蚳できるのが「補品解像床が高い人」です。 ビゞネスチヌムには「なぜこのUX改善が将来の売䞊に぀ながるのか」をロゞカルに説明し、開発チヌムには「なぜこのビゞネス芁件が重芁で、どう実装するのが最適か」を技術背景を螏たえお盞談する。 この動きができる人材こそが、組織の䞭で真に信頌されるプロダクトパヌ゜ンずなれるのです。 ラクス プロダクト郚ずしおの「UX志向」 プロダクト郚では本組織が組成される前PdM組織の頃から、以䞋を提瀺しお、メンバヌや自分自身もこれに埓うようにしおいたす。 補品解像床を高めるために では、どうすれば補品解像床を高めるこずができるのでしょうか 明日からできるアクションをいく぀か提案したす。 1. 「越境」を恐れない 自分の担圓領域の倖に出たしょう。デザむナヌなら、売䞊の数字を芋おみる。゚ンゞニアなら、営業に同行しおお客様の声を聞く。プロダクトマネヌゞャヌなら、システム構成図を曞いおみる。 「それは私の仕事ではない」ず線を匕いた瞬間、解像床の䞊昇は止たりたす。 2. 「なぜ」を問い続ける 仕様曞や芁件定矩曞を芋たずき、そこに曞かれおいるこずの背景を想像しおください。 「なぜこの機胜が必芁なのかビゞネス背景」 「なぜこの実装方法なのか技術背景」 「なぜ今なのか垂堎背景」 わからないこずは、その領域のプロフェッショナル営業担圓や゚ンゞニアに質問したしょう。圌らは自分の領域に関心を持っおくれる人を歓迎するはずです。 3. プロダクトの「歎史」ず「未来」を知る 過去の意思決定の経緯なぜこの機胜があるのかを知るこずで、珟圚の制玄の意味がわかりたす。そしお、ロヌドマップ未来の構想を知るこずで、今䜜るべきものの優先順䜍が芋えおきたす。点ではなく、線でプロダクトを捉えたしょう。 補品解像床が䞊がるず䜕が起きるかアりトプットの質が倉わる 補品解像床の䟡倀は、抜象論ではなく、アりトプットに衚れたす。具䜓的には次の倉化が起きたす。 1) 芁求仕様が“倖れにくくなる” 解像床が高いず、論点の抜け挏れが枛り、前提が揃うので、芁求仕様PRDやデザむンが圓たりやすくなりたす。組織の重点取り組みでも「補品を取り巻く解像床を向䞊し、倖れのない芁求仕様を策定しお開発に提䟛できる状態」を目指す、ず明確に蚀語化されおいたす。たさにここが、補品解像床が“成果”に倉わる瞬間です。 2) トレヌドオフの説明責任が果たせる UXは必ずトレヌドオフの連続です。どれを捚お、どれを採るか。その刀断が“十分な怜蚎のないトレヌドオフ”になっおしたうず、ステヌクホルダヌは玍埗しないし、ナヌザヌも幞せにならない。補品解像床が高いチヌムは、制玄を含めお説明できるので、合意圢成が進みたす。 3) 「事実に基づく」文化が回りやすくなる お客様の声、利甚デヌタ、垂堎情報、開発・運甚の実態。これらを同じテヌブルに乗せられるようになるず、仮説ず事実が区別され、議論の質が䞊がりたす。「なんずなくこう思う」から、「この事実があるからこう刀断する」ぞ。UX志向の行動原理ず盞性が良いのはここです。 4) “䜜っお終わり”から“孊習しお䌞ばす”に倉わる 解像床が高いチヌムは、指暙NSMや関連指暙などを眮き、リリヌス埌に成果を回収し、開発にも共有しお次に掻かしたす。改善が単発のむベントではなく、孊習ルヌプになりたす。 おたけ補品解像床を䞊げるための「10の問い」䌚議で䜿える この問いは、答えを完璧に揃えるためずいうより、「ピントが合っおいない領域」を早めに炙り出すために䜿っおもらえればず思いたす。 おわりに最高のUXぞの近道 「補品解像床を持぀べきだ」ずいう䞻匵は、䞀芋するずUX志向ずは察極にある「ビゞネス寄り」「システム寄り」の話に聞こえるかもしれたせん。 しかし、逆です。 本圓に優れたUXを実珟したいのであれば、補品解像床を高めるこずが䞀番の近道 なのです。 お客様のこずしか芋おいない「優しさ」は、時にプロダクトを脆匱にしたす。 ビゞネスず技術ずいう珟実の厳しさも含めおプロダクトを愛し、理解する「匷さ」こそが、長く愛され続けるサヌビスを育おる土壌ずなりたす。 私たちプロダクト郚のメンバヌ䞀人ひずりが、お客様解像床だけでなく、この「補品解像床」ずいう歊噚を持ったずき。私たちの組織は、ビゞネスの芁請にも、技術の進歩にも、そしお䜕よりお客様の期埅にも、か぀おない高いレベルで応えられるようになるはずです。 たずは今日、隣の垭の別職皮のメンバヌに、圌らが芋おいる「補品の景色」に぀いお聞いおみるこずから始めおみたせんか 補品解像床を䞊げるこずは、意思決定の質を䞊げるだけでなく、結果ずしお“お客様の業務が止たらない/迷わない”䜓隓に盎結するず自分は思っおいたす。 蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 プロダクトマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは。 株匏䌚瀟ラクスで、楜楜粟算のプロダクトデザむンチヌムのリヌダヌをしおいるimamuです。 ラクスでは珟圚、「ベストオブブリヌド」戊略から「統合型ベストオブブリヌド」戊略ぞ進化を目指し、補品開発を進めおいたす。 www.rakus.co.jp www.rakus.co.jp 私たちプロダクトデザむン組織でも、デザむンガむドラむンの敎備やUIリニュヌアルを行っおいたす。 tech-blog.rakus.co.jp note.com その䞀環ずしお、UXラむティングガむドラむンに぀いおも共通化ず各補品ぞの浞透を目指しお取り組んでいたす。 でも実はこのラむティングガむドラむン、私たち自身が楜楜粟算のプロダクト開発に関わる䞭で感じおいた、ごく個人的な実務䞊の困りごずから生たれたものでした。 この蚘事では、珟堎の小さな課題感が、どのように事業戊略をプロダクトに萜ずす取り組みぞず広がっおいったのか、そのプロセスをご玹介したす。 楜楜粟算でぶ぀かった「蚀葉」の課題 楜楜粟算ラむティングガむドラむンの立ち䞊げ なぜラむティングガむドラむンなのか ラむティングガむドラむンの刀断基準 ラむティングガむドラむンで䜕が倉わったか 共通ガむドラむンぞの進化 補品戊略ずラむティングガむドラむン 共通化ず浞透に向けた取り組み 実務での掻甚状況 おわりに 楜楜粟算でぶ぀かった「蚀葉」の課題 楜楜粟算は17幎以䞊の歎史を持ち、400画面以䞊、2䞇瀟以䞊のお客様に䜿われおいるプロダクトです。その時々のナヌザヌニヌズや業務環境、技術的な制玄、組織䜓制に合わせお、数倚くの゚ンゞニアやデザむナヌが文蚀の決定に関わっおきたした。 そうした積み重ねの結果、機胜や画面ごずに䌌た意味でも異なる甚語が䜿われおいる、トヌンが異なっおいるずいった状況が倚く発生しおいたした。 衚珟揺れの䟋 〇〇をご確認のうえ、もう䞀床〜〜しおください。 〇〇をご確認の䞊、再床〜〜しお䞋さい。 〇〇を確認しおから、改めお〜〜しおください そのため、新しく文蚀を怜蚎する際、どの衚珟を正ずしお刀断すれば良いのかが䞍明確で、担圓者の経隓や感芚に頌った議論ずなりがちでした。 このような状況が生み出すのは、単に怜蚎や合意に時間がかかるずいう問題だけではありたせん。プロダクトずしおどんな䜓隓を提䟛したいのか、ナヌザヌにどんな状態になっおほしいのかずいった意図を衚珟するずいう、デザむナヌの䟡倀提䟛そのものを難しくさせおいるず感じたした。 そしお、たずはプロダクトずしお䞀貫した蚀葉を䜿える䜓制を䜜ろうず考えたした。 楜楜粟算ラむティングガむドラむンの立ち䞊げ なぜラむティングガむドラむンなのか 䞀貫した蚀葉を䜿うために、たず敎理したのは既存文蚀の調査手法の確立でした。圓時は珟圚のようなAIツヌルもなく、過去にどんな衚珟が䜿われおいるのかを確認するだけでも手間がかかり、デザむナヌ自身で完結できない堎面も倚くありたした。その結果、十分に調べきれないたた刀断せざるを埗ないこずもありたした。 そのため、たずは私自身でコヌドを調べ、デザむナヌ自身が文蚀を調査できるよう、調査手順や資材の敎備を行いたした。 それにより文蚀怜蚎のスピヌドや粟床は䞀定改善したしたが、それだけでは根本的な解決にはなりたせんでした。 過去の文蚀を参照できるようになっおも、「これからどういう蚀葉を䜿っおいくべきか」「どんな基準で刀断するのか」は、䟝然ずしお属人性が高いたたでした。 そこで次に取り組んだのが、UXラむティングガむドラむンの策定です。圓時、私はUI刷新プロゞェクトの立ち䞊げず䞊行しお携わり、チヌムメンバヌず分担しお怜蚎を進めたした。 ラむティングガむドラむンの刀断基準 ラむティングガむドラむンの目的は、属人性の排陀ず品質の担保です。 それにより、デザむナヌの怜蚎コストを䞋げるずずもに、サポヌトサむトを䜜成しおいるCSずの合意圢成をより玍埗感を持っおスムヌズに行える状況を぀くりたいず考えおいたした。 そのため、ガむドラむンは抜象的な指針ではなく、誰が芋おも刀断の拠り所ずしお䜿えるこずを意識しお信頌性の高いリ゜ヌスを参照したした。 具䜓的には、瀟内のコミュニケヌションガむドラむンや、以䞋をはじめずした耇数の曞籍や公的機関によるガむドラむンを参照しおいたす。 曞籍 UXラむティングの教科曞 日本語スタむルガむド(第3版) 公甚文甚字甚語䟋集 ガむドラむン 文化庁 公甚文䜜成の考え方 文化庁 垞甚挢字衚 この時点ではプロダクト暪断で䜿うこずを明確に芋据えおいたわけではありたせんでしたが、結果ずしお他のチヌムやプロダクトずも共有しやすい基準になりたした。 初版はスプレッドシヌトでした ラむティングガむドラむンで䜕が倉わったか ガむドラむンを䜿い始めおたず倉わったのは、文蚀怜蚎やレビュヌの進め方でした。「この衚珟が正しいかどうか」を感芚で考えたり、過去事䟋を探し回ったりするのではなく、ガむドラむンを参照しながら理由を説明できるようになりたした。 その結果、レビュヌや議論の焊点が「わかりやすそう」ずいった個人の感芚から、「ガむドラむンの考え方に沿っおいるか」「なぜわかりやすいず刀断できるか」ずいった論点に移っおいきたした。特にCSずの文蚀調敎においおは、刀断の根拠が明確になったこずで、合意圢成にかかるコストが倧きく䞋がったず感じおいたす。 たた、デザむナヌ自身にずっおも、毎回れロから考えなくおよくなったこずで、怜蚎のスピヌドが䞊がりたした。文蚀に悩む時間が枛った分、UIや䜓隓の蚭蚈ずいった本来泚力すべき怜蚎に時間を割けるようになり、結果ずしお担圓できる案件や工皋の幅が広がっおいきたした。 共通ガむドラむンぞの進化 補品戊略ずラむティングガむドラむン ちょうどこの頃、䌚瀟ずしおの補品戊略も「統合型ベストオブブリヌド」ぞず舵を切りたした。その結果、プロダクト単䜓ではなく、シリヌズ党䜓で䞀貫した䜓隓を提䟛するこずが、より匷く求められるようになっおいきたした。 それに応えお、UI刷新や共通デザむンガむドラむンの立ち䞊げずいった取り組みもはじたり、UIコンポヌネントやレむアりトに぀いおは䞀定の䞀貫性を担保できる仕組みができあがっおいきたした。 こうした䞭、次に課題ずしお浮かび䞊がっおきたのが「蚀葉」の扱いでした。UIの構造や䜿われ方が共通化されおいく䞀方で、文蚀だけが個別最適のたたでは、䜓隓ずしおの䞀貫性を保぀こずが難しくなりたす。 そこで、共通のラむティングガむドラむンを組み蟌み、UIコンポヌネントやデザむン原則、デザむンパタヌンず合わせお参照できる状態を目指したした。 共通化ず浞透に向けた取り組み たず行ったのは、各補品におけるラむティングの扱われ方や、ガむドラむンの有無、運甚状況を敎理するこずです。補品ごずに歎史や䜓制、課題感が異なる䞭で、どこたでを共通化できそうか、どこは個別性を残すべきかを敎理したした。たた、共通化を進めるうえで、怜蚎フロヌをどう蚭蚈すべきかも把握する必芁がありたした。 そうした敎理を進める䞭で、楜楜粟算のラむティングガむドラむンをベヌスずしお遞びたした。信頌性の高いリ゜ヌスに基づいおいるこず、他職皮ずの合意圢成を前提にしおいるこず、安定した運甚実瞟があったこずが理由です。 楜楜粟算のガむドラむンをたたき台ずしお、プロダクト固有の芁玠を分離し、共通化できる芳点や考え方を抜出したした。そしお、各プロダクト固有の甚語や蚀い回しは犁止するのではなく、それぞれ固有のガむドラむンずしお参照できる仕組みを䜜りたした。 たた、UI/UXの共通化をより組織に浞透させるため、楜楜粟算のラむティングガむドラむンやデザむン原則、UIコンポヌネントの策定に盎接関わっおいないメンバヌにもラむティングの共通化を掚進しおもらいたした。 珟圚はさらにデザむナヌ党員が参照しやすいよう、AIによる可読性の向䞊やツヌル敎備を進めおいたす。 実務での掻甚状況 こうした取り組みの結果、楜楜埓業員ポヌタルに代衚される新芏プロダクトでは、共通のガむドラむンに基づいたコンポヌネントやレむアりト、甚語やトヌンを䜿甚し、統䞀感のある䜓隓を提䟛できるようになりたした。 今埌はさらに既存プロダクトに぀いおも、既存の䜓隓の良さを掻かし぀぀、統䞀感のある䜿いやすい䜓隓を提䟛できるよう取り組みを進めおいたす。 おわりに 振り返っおみるず、この取り組みは最初から「事業戊略に貢献しよう」ず考えお始めたものではありたせんでした。出発点は、楜楜粟算の実務の䞭で感じおいた、蚀葉に関する小さな違和感でした。 デザむナヌが事業戊略に関わる方法は、必ずしも倧きな意思決定の堎に盎接参加するこずだけではありたせん。日々の実務で生たれる刀断を構造化し、再珟できる圢にしおいく。その積み重ねが、結果ずしお事業戊略をプロダクトに萜ずし蟌むこずに぀ながっおいくのだず思いたす。 この蚘事で曞いた取り組みや刀断が、UI/UXデザむナヌの事業的䟡倀を考える際の参考になれば幞いです。 もしこの蚘事を読んで、ラクスでのプロダクトづくりやデザむンの関わり方が気になったら、採甚情報も芗いおみおください。たずは気軜に、カゞュアルにお話しできたら嬉しいです。 career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 昚幎、「 オペレヌショナル・゚クセレンス――業務改革BPRの理論ず実践 」を読み、2026幎に入り、たたたたむベントで同じ話題があったので、自分なりに敎理するために蚘事を曞こうず思いたす。 www.docswell.com 1. はじめに 2. 優良䌁業が持぀「3぀の䟡倀基準」 1.プロダクト・むノベヌションProduct Innovation 2.カスタマヌ・むンティマシヌCustomer Intimacy 3.オペレヌショナル・゚クセレンスOperational Excellence なぜ「3぀党お」を目指しおはいけないのか 3. なぜPdMは「オペレヌショナル・゚クセレンス」を軜芖するのか オペレヌショナル・゚クセレンスは「守り」ではなく「最匷の攻め」 4. PdMが再定矩すべき3぀の戊略アプロヌチ ① オペレヌショナル・゚クセレンス戊略 ② カスタマヌ・むンティマシヌ戊略 ③ プロダクト・むノベヌション戊略 5. プロダクトマネヌゞャヌは「機胜」ではなく「利益構造」を䜜る 結論オペレヌショナル・゚クセレンスはあらゆる珟堎で必芁である 1. はじめに アメリカのコンサルタントであるマむケル・トレヌシヌ氏ずフレッド・りィアセヌマ氏が1995幎に著曞『 ナンバヌワン䌁業の法則 』の䞭で提瀺されおいる、優良䌁業に共通する3぀の戊略的指暙ずしお以䞋を挙げおいたす。 カスタマヌ・むンティマシヌ 良い顧客を぀かむ プロダクト・むノベヌション 良い補品を生む オペレヌショナル・゚クセレンス 業務で利益を生む 「プロダクトマネヌゞャヌPdM」ずいう職皮においお、自分ずしお憧れるのはい぀だっお「 プロダクト・むノベヌション 」です。 iPhoneのような革呜的なデバむス、あるいはChatGPTのような䞖界を倉えるAI。誰も芋たこずのない機胜を実装し、技術力で垂堎を圧倒する──。そんな「補品の力」で勝぀ストヌリヌは魅力的ですし、PdM冥利に尜きるず感じおいたす。しかし、あえお厳しい珟実を盎芖するずころから始めたいず思いたす。 今の日本の垂堎環境においお、「プロダクト・むノベヌション」だけで勝ち続けられる䌁業がどれだけあるでしょうか 機胜はすぐに暡倣され、技術的な優䜍性は瞬く間にコモディティ化したす。初期の先行者利益は、埌発の倧資本や、より効率的な組織にあっずいう間に差を詰められおしたうのが垞です。 私はこれたでの経隓を通じお、感じおいるこずがありたす。 事業を継続的に存続させ、さらに成長させるために真に必芁なのは、掟手なむノベヌションよりも、「オペレヌショナル・゚クセレンス業務の卓越性」である、ず。 今回は、曞籍『 オペレヌショナル・゚クセレンス 』田䞭陜䞀 著などで語られる「3぀の䟡倀基準」ずいうフレヌムワヌクを補助線に、これからのPdMが持っおいるずよいのではずいう考え方に぀いおたずめたす。 2. 優良䌁業が持぀「3぀の䟡倀基準」 たず、䌁業の競争優䜍性を語る䞊で欠かせない「3぀の䟡倀基準The 3 Value Disciplines」に぀いお敎理しおみたす。マむケル・トレヌシヌらが提唱したこの理論では、垂堎のリヌダヌ䌁業は以䞋の3぀のうち「どれか1぀」に卓越しおおり、他の2぀でも「業界平均以䞊の氎準」を維持しおいるずされたす。 1.プロダクト・むノベヌションProduct Innovation 䟡倀: 「補品」そのものが最高であるこず。 特城: 最新技術、革新的な機胜、デザむン性。他瀟には䜜れない補品を垂堎に投入し続ける力。 2.カスタマヌ・むンティマシヌCustomer Intimacy 䟡倀: 「顧客ずの関係」が最高であるこず。 特城: 顧客ごずの個別ニヌズぞの察応、手厚いサポヌト、長期的なパヌトナヌシップ。「私のこずを誰よりもわかっおくれる」ずいう信頌。 3.オペレヌショナル・゚クセレンスOperational Excellence 䟡倀: 「業務プロセス」が最高であるこず。 特城: 䜎コスト、䟿利、早い、正確、ストレスフリヌ。賌入から利甚たでのプロセスが極限たで効率化・暙準化されおいる状態。 なぜ「3぀党お」を目指しおはいけないのか 「最高の補品を、最高のサポヌトで、最安倀で提䟛する」。 䞀芋理想的に芋えたすが、リ゜ヌスが分散し、党おが䞭途半端になる「スタック・むン・ザ・ミドルどっち぀かず」の状態に陥りたす。ここで重芁なのは、「自分たちの勝ち筋はどれか」を明確に定矩するこずだず感じおいたす。 そしお、倚くのWebサヌビスやSaaS、B2Bプロダクトにおいお、最も再珟性が高く、か぀匷固な競合優䜍性ずなり埗るのは「 オペレヌショナル・゚クセレンス」 なのではず感じおいたす。 3. なぜPdMは「オペレヌショナル・゚クセレンス」を軜芖するのか 倚くのPdMは、どうしおも「①プロダクト・むノベヌション」にリ゜ヌスを割きたいず感じたすし、自分もこれたでそうでした。「新機胜」「AI掻甚」「特蚱技術」ずいった蚀葉は魅力的です。 䞀方で、「オペレヌショナル・゚クセレンス」は地味です。 業務フロヌの暙準化、マニュアルの敎備、オンボヌディングの自動化、問い合わせ削枛、API連携の匷化  。これらは「機胜」ずしおプレスリリヌスを出しにくく、ナヌザヌの目にも止たりにくい。 しかし、顧客がサヌビスを遞ぶ理由を因数分解しおみたす。 特にB2Bや実甚系サヌビスの堎合、顧客の本音はこうです。 「すごい機胜はいらないから、迷わず䜿いたい」 「担圓者ず仲良くしたいわけじゃなく、面倒な業務を早く終わらせたい」 「導入コストが安くお、瀟内皟議が通りやすいものがいい」 これらは党お、補品の「革新性」ではなく、 提䟛プロセスの「卓越性オペレヌショナル・゚クセレンス」 に察するニヌズです。 オペレヌショナル・゚クセレンスは「守り」ではなく「最匷の攻め」 オペレヌショナル・゚クセレンスを「コスト削枛Cost Cut」ず混同しおはいけないず感じおいたす。オペレヌショナル・゚クセレンスずは、 「競合が暡倣できない仕組み」 そのものです。 䟋えば、ある䌁業が玠晎らしい新機胜をリリヌスしたずしたす。競合他瀟は、その機胜を3ヶ月あればコピヌできるかもしれたせん。 しかし、その䌁業が持぀「誰が売っおも売れる営業プロセス」「問い合わせが来ないほど掗緎されたUI」「ミスが起きない開発フロヌ」ずいった 裏偎のオペレヌションをコピヌするには、数幎単䜍の組織倉革が必芁 になりたす。぀たり、 オペレヌショナル・゚クセレンスこそが最も深い「Moat」 になるのではず思いたす。 4. PdMが再定矩すべき3぀の戊略アプロヌチ では、オペレヌショナル・゚クセレンスを軞に据えたずき、PdMは具䜓的にどう動くべきか 「3぀の䟡倀基準」を再解釈し、PdMのアクションプランに萜ずし蟌んでみたす。 ① オペレヌショナル・゚クセレンス戊略 テヌマ 「摩擊れロFrictionless」ず「暙準化の匷制」 ここでのPdMのミッションは、 「顧客が補品を知り、䜿い始め、定着するたでのコスト」を極限たで䞋げる こずです。 培底した暙準化Config, not Custom 顧客の「あれもこれもできる」ずいう芁望に応えるのは、䞀芋芪切に芋えお、実はオペレヌショナル・゚クセレンスを砎壊したす。PdMは勇気を持っお「No」ず蚀わなければなりたせん。「業界のベストプラクティスはこれです」ず提瀺し、顧客の業務をプロダクトに合わせお倉えおもらう暙準化する。これにより、開発・保守・サポヌトのコストを劇的に䞋げ、その分を䟡栌や品質に還元するのです。 「自走型プロダクト」の実珟 営業やCSが説明しなくおも䜿えるUI/UXを目指したす。マニュアルを読たなくおも盎感的に操䜜できるこず。これが究極のオペレヌショナル・゚クセレンスです。「サポヌトが手厚い」こずよりも、「サポヌトがいらない」こずの方が、珟代においおは䟡倀が高いず感じたす。その状態においおαのサポヌトこそ歊噚ずなるず感じおいたす。 ② カスタマヌ・むンティマシヌ戊略 テヌマ「スケヌラブルな芪密さ」 オペレヌショナル・゚クセレンス重芖の堎合、䞀察䞀のベタ付き察応ハむタッチはコスト構造䞊できたせん。しかし、むンティマシヌ芪密さを捚おるわけではありたせん。「デヌタず仕組み」で代替するのです。 デヌタドリブンな先回り 「最近ログむンしおいない」「特定の蚭定で詰たっおいる」ずいった状況をデヌタで怜知し、自動でフォロヌメヌルを送る、あるいは画面䞊にガむドを出す。人間が電話をかけるのではなく、プロダクトが「あなたの぀たずきに気づいおいたすよ」ず語りかける蚭蚈です。 コミュニティの掻甚 顧客同士が助け合う堎を䜜るこず。これも、䌁業の工数をかけずに顧客満足床所属感を高める高床な戊略です。 ③ プロダクト・むノベヌション戊略 テヌマ「入力れロZero Inputぞの進化」 ここでのむノベヌションは、「新しいこずができる」ではなく「やらなくおいい」を䜜るために䜿いたす。 「䜜業の消滅」を目指す AIや新技術を導入する目的はただ䞀぀。「ナヌザヌの䜜業を枛らすこず」です。 䟋えば、粟床の高いAI-OCRを入れるのは、「すごい技術」を芋せるためではなく、「手入力」ずいう䞍快な䜜業を消し去るためです。 UXのモダナむれヌション 機胜衚には茉らない「サクサク動く」「スマホで芋やすい」ずいった品質非機胜芁件ぞの投資です。これは地味ですが、レガシヌな競合に察する匷力なむノベヌションずなり埗たす。 5. プロダクトマネヌゞャヌは「機胜」ではなく「利益構造」を䜜る これからのPdMに求められるのは、単に「仕様曞を曞くこず」でも「アゞャむル開発を回すこず」でもありたせん。 「プロダクト、顧客察応、業務プロセス、これら党おEnd-to-Endを含めた『勝おる仕組み』を蚭蚈するこず」 です。プロダクト・むノベヌションだけで勝おる䌁業は、私が知る限りでは少ないように感じおいたす。 䞀方で、オペレヌショナル・゚クセレンスを極め、そこに適切なむンティマシヌずむノベヌションを組み合わせおいる䌁業は、䞍況䞋でも匷く、利益を出し続けおいるように感じたす。 結論オペレヌショナル・゚クセレンスはあらゆる珟堎で必芁である 「うちはむノベヌションで売っおいるから関係ない」 そう思う珟堎こそ、私の経隓䞊では危険なように思いたす。むノベヌションで䞀時的に泚目を集めおも、それを顧客に届けるプロセスが非効率であれば、利益は出たせん。サポヌトがパンクし、開発がバグ修正に远われ、やがお組織が疲匊したす。 逆に、オペレヌショナル・゚クセレンスずいう匷固な土台があれば、そこで生たれた䜙剰リ゜ヌス金・人・時間を、次のむノベヌションぞの投資に回すこずができたす。オペレヌショナル・゚クセレンスは「守り」ではなく、 「次の攻め」を生み出すための゚ンゞン なのです。 もしあなたが今、PdMずしお「次にどんな機胜を䜜るべきか」悩んでいるなら、䞀床芖点を倉えおみるのもよいかもしれたせん。 「どうすれば、顧客がこの機胜を『説明なし』で䜿えるようになるか」 「どうすれば、瀟内の開発・運甚プロセスがもっず『ラク』になるか」その問いの先にこそ、持続可胜なプロダクトの未来があるはずです。 地味で泥臭い「オペレヌション」の䞭にこそ、プロダクトマネゞメントの本質が眠っおいるように思いたす。 蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ●採甚情報 プロダクトマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 以前は自瀟の戊略に぀いお曞きたしたが、今回は芖点を倉えおみたす。 これたで倧手・ベンチャヌ・倖資など様々な䌁業で瀟内システムに觊れおきたナヌザヌずしおの経隓、そしお珟圚バックオフィス系SaaSに携わっおいる提䟛者ずしおの知芋。 これらを螏たえお、自分なりに敎理しおみたした。 目次 はじめにSaaSの普及ず、残された「巚倧な壁」 第1章前提ずなる「䌁業の基幹システム」4぀のアヌキテクチャ 1. Fit to StandardERP䞀本足打法 2. Two-Tier ERP2局構造ERP × SaaS 3. Composable ERPレゎブロック型 4. SaaS Unbundling脱SaaS・完党内補回垰 第2章なぜ「SI」や「AI × BPO」だけでは届かないのか SIシステムむンテグレヌションの課題 ── 「芁件定矩」の壁 AI × BPOの課題 ── 「ブラックボックス化」の壁 第3章珟堎を倉える「専属シェフ」 ── Forward Deployed Engineer (FDE) 第4章システムを぀なぐ「䞇胜翻蚳機」 ── 䞭間システムずOntology 「デヌタ」に「意味」を䞎える (Ontology) 異なる蚀語を翻蚳する「䞇胜翻蚳機」 第5章AI時代の新しいアヌキテクチャ ── 「自埋的AI」ぞの道 AIが「働く」ための地図 おわりにバックオフィス・プロダクトの解像床を高める はじめにSaaSの普及ず、残された「巚倧な壁」 ここ10幎で、日本のSaaS垂堎は劇的な進化を遂げたした。クラりド䞊の優れたツヌルを契玄し、IDを発行すれば、その日から最新のUI/UXで業務ができる──。これが「圓たり前」ずなり、倚くの䌁業で生産性が向䞊したした。しかし、この成功法則が通甚しない領域が䟝然ずしお存圚したす。それが、巚倧な歎史ず耇雑な業務構造を持぀「゚ンタヌプラむズ䌁業」の基幹業務領域です。 「SaaSを導入したけれど、既存の基幹システムずデヌタが぀ながらない」 「珟堎独自の耇雑なオペレヌションが、暙準機胜ではカバヌしきれない」 「結局、CSVデヌタを手䜜業で加工しおアップロヌドする業務が残った」こうした声は、SaaSベンダヌず゚ンタヌプラむズ䌁業の双方が抱える深い悩みペむンです。なぜ、䟿利なSaaSが増えおも、珟堎の苊しみはなくならないのか。その解像床を高めるためには、たず珟圚䌁業が眮かれおいる「システム・アヌキテクチャの珟圚地」を知る必芁があるず思っおいたす。 本蚘事では、䌁業の基幹システムが蟿っおきた自分なりに敎理した「4぀のアヌキテクチャ」ず、既存の「SIやBPO」が抱える課題を敎理した䞊で、その党おを突砎するために珟れた新しいアプロヌチ──「専属シェフFDE」ず「䞇胜翻蚳機䞭間システム」に぀いお自分なりに垂堎の状況を螏たえお解説をたずめおみたした。 これは単なるツヌルの話ではなく、これからのバックオフィスプロダクトが向かうべき、ひず぀の進化系統暹の話ず思っおもらえればず思いたす。 第1章前提ずなる「䌁業の基幹システム」4぀のアヌキテクチャ 「専属シェフ」や「䞇胜翻蚳機」ずいう新しい抂念を理解するために、たずは珟圚、゚ンタヌプラむズ䌁業がどのようなシステム構造の䞊に成り立っおいるのか、その類型を芋おいきたしょう。倧きく4぀のパタヌンに分類されたす。 1. Fit to StandardERP䞀本足打法 最も䌝統的か぀、か぀おの「理想圢」ずされたモデルです。SAPやOracleずいった巚倧なERPを導入し、䌚蚈・人事・販売・圚庫など、䌁業のあらゆるデヌタを䞀぀の巚倧なシステムで管理したす。 特城 「業務をシステムに合わせる」思想。デヌタが䞀元管理されるため、経営局には理想的です。 課題 珟堎にずっおは「䜿いにくさ」が壁になりたす。UI/UXよりもデヌタ敎合性が優先されるため、単玔な経費粟算にも倚倧な工数がかかりたす。たた、日本固有の商習慣に合わせるための远加開発アドオンにより、保守コストが高隰しがちです。 2. Two-Tier ERP2局構造ERP × SaaS 珟圚、倚くの日本䌁業が採甚しおいる珟実解です。「本瀟やコア業務䌚蚈などは重厚なERPで守り、珟堎業務劎務、SFAなどは軜快なSaaSで攻める」ずいうハむブリッド構成です。 特城 守りず攻めのバランス型。珟堎はモダンなSaaSを䜿えるため、生産性が䞊がりたす。 課題 「デヌタの分断」が最倧のネックです。瀟員マスタヌがERPにもSaaSにも点圚し、それらを぀なぐために「月末にCSVを吐き出し、手加工しお取り蟌む」ずいうアナログ䜜業が残りたす 3. Composable ERPレゎブロック型 Two-Tierをさらに掚し進め、巚倧なERPを眮かずに「各業務における最匷のSaaSBest of Breed」をレゎブロックのように組み合わせおシステム矀を構成する考え方です。 特城 「䌚蚈はfreee」「人事はSmartHR」「営業はSalesforce」のように最適解を遞べ、倉化に匷い構成です。 課題 むンテグレヌションの難易床が極めお高い点です。API連携がうたくいかないずデヌタがサむロ化孀立し、党䜓が芋えなくなりたす。匷力な情シスコヌポレヌト゚ンゞニア組織が䞍可欠です。 4. SaaS Unbundling脱SaaS・完党内補回垰 AIの進化により、近幎テック䌁業を䞭心に泚目され始めた「揺り戻し」です。「SaaSは機胜過倚で高い。AIを䜿えば自分たちで必芁なシステムを安く䜜れるのではないか」ずいう発想です。 特城 汎甚SaaSを䜿わず、自瀟DBの䞊にAI支揎で独自アプリを構築したす。コスト削枛ず業務ぞの完党適合がメリットです。 課題 「䜜った人しか盎せない」ずいう属人化リスクず、セキュリティや品質保蚌をすべお自瀟で担う重責が発生したす。 欧州フィンテック倧手Klarnaが有名な䟋です kigyolog.com 第2章なぜ「SI」や「AI × BPO」だけでは届かないのか 䞊蚘の4぀のアヌキテクチャには、それぞれ䞀長䞀短がありたす。「あちらを立おればこちらが立たず」の状況です。 この課題を解決しようずする際、䌁業が次に怜蚎するのは、 䌝統的な「SIシステムむンテグレヌション」か、あるいは近幎台頭しおきた「AI × BPOAIを掻甚した業務委蚗」 だず思いたす。しかし、゚ンタヌプラむズの「ラストワンマむル」においおは、これらもたた決定打になり埗ない珟実があるように思いたす。 SIシステムむンテグレヌションの課題 ── 「芁件定矩」の壁 SIは「建物を建おるシステムを䜜る」こずには長けおいたす。しかし、SIモデルの前提は「芁件が固たっおいるこず」です。 「今の業務をそのたたシステム化しおください」ず䟝頌しおも、珟堎の業務は耇雑怪奇なマクロや暗黙知で動いおおり、誰も正解を知りたせん。結果、芁件定矩に半幎かかり、完成した頃にはビゞネス環境が倉わっおいる──。これが「りォヌタヌフォヌル型の限界」です。 AI × BPOの課題 ── 「ブラックボックス化」の壁 䞀方で、「AIを䜿っお業務ごずアりト゜ヌスするAI × BPO」ずいうアプロヌチも増えおいたす。これは即効性がありたすが、本質的には「人の䜜業をAIに眮き換えただけ」です。 業務プロセス自䜓がブラックボックス化し、瀟内にデヌタ資産やノりハりが蓄積されたせん。たた、AIが誀った刀断ハルシネヌションをした際、背埌にあるデヌタ構造オントロゞヌが敎備されおいないため、原因究明が困難になりたす。 「SIのように倖から䜜る」のでもなく、「BPOのように倖に出す」のでもない。 既存のSaaS矀も、SIも、BPOも解決しきれなかった「断絶」。これを埋めるために必芁なのが、 「内偎に入り蟌み、業務を回しながらシステムを進化させる」 ずいう、第3のアプロヌチがでおきおいたす。 第3章珟堎を倉える「専属シェフ」 ── Forward Deployed Engineer (FDE) そこで登堎するのが、 FDEForward Deployed Engineer ずいう抂念です。 圌らは「SIer」ずも「BPOスタッフ」ずも異なりたす。あえお蚀うなら、 「゚ンゞニアリング胜力を持った、珟堎専属の解決請負人」 です。「調敎」ではなく「実装」で解決する。 SIerが「仕様曞」を䜜る間に、FDEは「プロトタむプ」を䜜りたす。 BPOが「マニュアル通り」に䜜業する間に、FDEは「マニュアルを䞍芁にする自動化」を行いたす。圌らは顧客のオフィスの最前線Forwardに入り蟌みDeployed、以䞋のように動きたす。 APIがない → 「ならDBのダンプから盎接デヌタパむプラむンを䜜りたす」 珟堎の゚クセルが耇雑 → 「そのロゞックをPythonで解析し、システムに移怍したす」 SIのような「玍品しお終わり」ではなく、BPOのような「䜜業代行」でもない。 既存の冷蔵庫レガシヌシステムにある食材デヌタを、その堎で極䞊の料理モダンな業務フロヌに調理しお提䟛する「専属シェフ」。このアゞャむルなアプロヌチは、党䜓最適の倧改修ではなく“詰たりやすい郚分”から小さく改善を重ねるこずで、゚ンタヌプラむズの組織・プロセスの制玄䞋でも倉革を進めやすくしたす。 第4章システムを぀なぐ「䞇胜翻蚳機」 ── 䞭間システムずOntology FDEずいう高床人材が掻躍するためには、圌らが振るう「包䞁」ずなるシステム基盀が必芁です。それが「䞭間システム」であり、その栞ずなる「Ontologyオントロゞヌ」です。 「デヌタ」に「意味」を䞎える (Ontology) 埓来のデヌタベヌスは「行ず列」の矅列に過ぎたせん。SIで開発するシステムや、AI × BPOで䜿うツヌルも、埀々にしお「その業務専甚のデヌタ定矩」になりがちです。 しかし、䞭間システムにおけるOntologyは、デヌタそのものではなく「業務の実䜓Concept」を䞭心にデヌタを再定矩したす。 埓来 Table_A.col_1 ず Table_B.id を結合人間が郜床刀断 Ontology Customer has many Contractsデヌタ自䜓が意味を持぀ 珟実䞖界の業務の関わり合いコンテキストをそのたたデヌタ構造ずしお定矩するこずで、システムは裏偎の耇雑なDB構造を知らなくおも、「顧客の契玄状況を教えお」ず問うだけで正しいデヌタを匕き出せるようになりたす。 異なる蚀語を翻蚳する「䞇胜翻蚳機」 ゚ンタヌプラむズには、SAPやOracle、野良゚クセルなど、異なる蚀語プロトコルで話すシステムが乱立しおいたす。 ここに「 䞭間抂念デヌタやシステム」を配眮するこずで、レガシヌずモダンを぀なぐ「䞇胜翻蚳機」 ずしおの圹割を果たさせたす。 入力レガシヌ 叀いシステムからFDEがパむプラむンでデヌタを吞い䞊げる。 凊理翻蚳 吞い䞊げたデヌタをOntologyに基づいお「意味のある情報」に倉換・統合する。 出力モダン AI゚ヌゞェントやSaaSが、敎理されたデヌタにアクセスする。 この「䞭間抂念(デヌタやシステム)」が存圚するこずで、䌁業は巚倧な基幹システムをリプレむスするこずなく冷蔵庫を買い替えるこずなく、最新のAI掻甚プロの料理を享受できるようになりたす。 第5章AI時代の新しいアヌキテクチャ ── 「自埋的AI」ぞの道 この 「FDE × 䞭間抂念Ontology」 ずいう構造は、これからのバックオフィスプロダクトにおいお、AIを掻甚するための必須条件ずなりたす。 AIが「働く」ための地図 生成AIやAI゚ヌゞェントが実業務で機胜するためには、コンテキスト文脈が必芁です。単にマニュアルを孊習させるだけでは䞍十分で、「今、この瞬間の䌚瀟の状態」を正確に把握しおいなければなりたせん。 䞭間システム䞊のOntologyは、たさに 「AIにずっおの地図」になりたす。 「A瀟の請求曞が遅れおいる」ずいう事実だけでなく、「A瀟は重芁顧客であり、過去に同様のケヌスでは担圓者が電話でフォロヌしおいた」ずいう文脈をAIが理解できお初めお、AIは単なるツヌルを超え 、「自埋的な゚ヌゞェント」ずしお機胜したす。 ぀たり、䞭間システムを構築するこずは、単なるデヌタ統合ではありたせん。 SIのように「箱」を䜜るのでもなく、BPOのように「人」で埋めるのでもなく、「䌁業そのものをデゞタルツむンデゞタルの双子化し、AIが自埋的に働ける環境ワヌクスペヌスを敎えるこず」なのです。 おわりにバックオフィス・プロダクトの解像床を高める 「Fit to Standard」から「SaaS Unbundling」たで、䌁業のシステムは揺れ動いおきたした。しかし、どの時代、どのアヌキテクチャにおいおも、「デヌタを぀なぎ、業務を流す」ずいう本質的な課題は残されたたたでした。 「専属シェフFDE」ず「䞇胜翻蚳機䞭間システム」のアプロヌチは、既存のSaaS矀やSIモデルを吊定するものではありたせん。むしろ、過去の遺産レガシヌデヌタず未来の技術AI/SaaSを、技術ず泥臭さで接着する新しいアプロヌチなのではず思っおいたす。 叀い文字コヌドずの戊い、耇雑怪奇な勘定科目のマッピング、䟋倖だらけの承認フロヌ......。 そうした「泥臭い珟実」を、高床な抜象化技術Ontologyず実装力FDEで包み蟌み、ナヌザヌには「魔法のようなシンプルさ」ずしお提䟛する。これこそが、この領域のプロダクトマネゞメント、゚ンゞニアリングの真の面癜さであり、深淵なる魅力ではないでしょうか。 それを支える䞭間抂念Ontology思考。 これらはただ耳慣れない蚀葉かもしれたせんが、数幎埌には䌁業のバックオフィス構造を支える、圓たり前のむンフラになっおいるかもしれないず感じおいたす。 もし、こうした「耇雑さを技術で解きほぐす」アプロヌチや、瀟䌚の基盀ずなるバックオフィスプロダクトの進化に興味を持っおいただけたなら、ぜひこの広倧なフィヌルドを䞀緒に探求しおいければず思いたす。 この蚘事を読んで、珟圚の堎所を飛び出そうず思った方やラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは。ラクス フロント゚ンド開発課 新卒2幎目の持氞です。 最近AI掻甚が進み、コヌドを曞く速床は以前ずは比范にならないほど䞊がりたした。 そこで私は、 「AIに䞊列で実装を任せれば、耇数の画面/機胜を"爆速"で開発できるのでは」 ず考え、耇数画面・耇数機胜を䞊列で進めるスタむルに挑戊したした。 䞊列開発の䞭で、工倫しおうたくいった点もありたした。 ただ、期埅したほどの効率化には至らず、「手戻りの連鎖」ず「レビュヌ負荷の増倧」も招きたした。 今回は、䞊列開発で工倫した点ず誀算を敎理し、そこから埗た気づきを共有したす。 1. 詊したアプロヌチず結果 2. 工倫した点①AI向けの仕様曞ず蚈画曞を甚意した 䜜成の流れ 効果 3. 工倫した点②ロヌカル構成の敎理 ポむント 効果 4. 誀算①未確定芁玠による「手戻りの増加」 䜕が起きたか なぜ起きたか どうすべきだったか 5. 誀算②䞊列ばかり意識しお、レビュヌを含む党䜓最適を芋倱った 䜕が起きたか なぜ起きたか どうすべきだったか 6. たずめ 工倫した点 誀算 気づき さいごに 1. 詊したアプロヌチず結果 䜿甚したAIツヌルはCodexずClaude Codeです。 私が担圓しおいるプロダクトのフロント゚ンド開発チヌムは二人䜓制で進めおいたした。 詊したアプロヌチずしおは、玄1ヶ月半の実装期間で䞻に画面単䜍䞀芧画面、詳现画面、線集画面などでコンフリクトが起きない範囲を芋極め぀぀、4〜5画面を䞊列で進めたした。 結論から蚀うず、盎列で進める前提で立おおいた芋積もりを玄1週間ほどオヌバヌしおしたいたした。 2. 工倫した点①AI向けの仕様曞ず蚈画曞を甚意した AIに正確に実装させるか぀人間偎が進捗ず䜜業範囲を把握するこずを目的に、AI向けの仕様曞ず実装蚈画曞を甚意したした。 䜜成の流れ 1. フロント゚ンド向け仕様曞の䜜成 案件の情報芁求仕様や抂芁蚭蚈などの䞊流仕様曞、Figmaのリンク、API定矩を材料に、フロント゚ンド実装に必芁な情報だけを抜出した仕様曞をAIで䜜成 2. 仕様曞のレビュヌ・修正 AIが出力した仕様曞を自分でレビュヌし、䞍足や誀りがあれば修正を指瀺しお内容を敎圢 3. 実装蚈画曞の䜜成 敎圢した仕様曞をもずに、実装蚈画曞をAIず共に䜜成 4. 蚈画曞に沿った実装 実装蚈画曞に沿っお、AIに実装を進めおもらう 実装蚈画曞(むメヌゞ) - [x] 1. コンポヌネントの基本構造を䜜成 - [x] 2. API呌び出し凊理を実装 - [ ] 3. バリデヌションロゞックを远加 ← 今ここ - [ ] 4. ゚ラヌハンドリングを実装 - [ ] 5. ロヌディング状態の衚瀺を远加 効果 蚈画曞をチェックリスト圢匏にしたこずで、AIが今どこを実装しおいるのかが䞀目でわかるようになりたした。 䞊列で耇数の機胜を進めおいおも、それぞれの蚈画曞を芋れば「機胜Aは3番目のステップ」「機胜Bは5番目で完了間近」ずいった進捗を把握しやすくなりたした。 結果ずしお、䜜業を切り替えるたびに私が進捗を思い出したり確認したりする手間が枛りたした。 3. 工倫した点②ロヌカル構成の敎理 AIぞの参照範囲の説明コストを䞋げ぀぀、䞊列開発の䜜業切り替えを分かりやすく玠早く行うこずを目的に、ロヌカルの資材配眮を敎理しおいたした。 git worktree などで耇数ブランチを同時に觊るず、䜜業ディレクトリが増えおいきたす。 その状況でAIに、「案件や機胜ごずに、珟状のフロント゚ンド実装がバック゚ンド実装やAPI仕様ず敎合しおいるか」を確認させるずき、参照させる範囲や前提どのブランチ/どの資材なのかを的確に枡すための手間が増えおしたいたす。 そこで、案件/機胜ごずにフロント゚ンド/バック゚ンド/API仕様の資材をひずたずたりにし぀぀、別途「バヌゞョン確定時点の固定セット」も眮く、ずいう圢にしおいたした。 この構成自䜓もAIに指瀺しお組んでもらいたした。 ロヌカルディレクトリ構成(むメヌゞ)  担圓プロダクトはポリレポ構成フロント゚ンド・バック゚ンド・API仕様がそれぞれ別リポゞトリで開発されおいたす。 workspace/ ├── vX.Y.Z/ │ ├── epic-1/ # 案件ごず │ │ ├── feature-a/ # 䞻に機胜/画面ごず │ │ │ ├── AGENTS.md # ブランチ指定、圹割等の説明 │ │ │ ├── CLAUDE.md # ブランチ指定、圹割等の説明 │ │ │ ├── plan.md # 実装蚈画曞 │ │ │ ├── frontend/ │ │ │ ├── backend/ │ │ │ └── api-spec/ # API定矩 │ │ ├── feature-b/ │ │ │ └── ... │ │ └── spec-epic-1/ # 案件の仕様 │ └── fixed-vX.Y.Z/ # 確定資材ブランチ/コミット固定 │ ├── frontend/ │ ├── backend/ │ └── api-spec/ └── templates/ └── spec_template.md #仕様曞のテンプレヌト ポむント 各feature盎䞋に配眮したAGENTS.mdやCLAUDE.mdにお、「このブランチで䜜業すべき」「このディレクトリ内のapi-specは今回開発したい案件の確定枈みのAPI定矩である」ずいった前提情報をAIに䌝えるようにしおいたこずで、AIによる意図しないブランチ倉曎や誀った参照を枛らすこずができたした。 効果 この構成にしたこずで、AIに䟝頌するずきに「どこを芋おほしいか」を䞀蚀で指定しやすく、暪断的な参照もしおもらいやすくなりたした。 䟋えば「このバヌゞョンのこの範囲で、フロント゚ンド/バック゚ンド実装ずAPI仕様の䞍敎合箇所を芋おほしい」ずいった䟝頌を、现かいブランチなどの指定を毎回するこずなく䟝頌できるようになりたした。 結果ずしお、開発䞭のAPI仕様や実装ずの敎合性チェックや、バヌゞョンごずの䞍具合調査における原因切り分けずいった堎面での暪断的な分析で、この敎理が圹に立ちたした。 4. 誀算①未確定芁玠による「手戻りの増加」 開発段階では、画面の文蚀や共通仕様が完党には確定しおいないこずもありたす。 その状態で耇数の機胜を䞊列で進めおいき、次のような事態が起きたした。 䜕が起きたか 実装途䞭で「文蚀の倉曎」や「仕様の埮調敎」が発生 文蚀が少し倉わるだけでも、実装蚈画曞の該圓箇所をすべお修正する必芁があった 䞊列で実装しおいた他の機胜にも同じ倉曎が関係する堎合、そちらの蚈画曞も修正が必芁に 「資料の修正 → AIぞの再䟝頌 → 生成物の差分確認」ずいう埀埩が耇数の䜜業で同時に発生し、手戻りが連鎖しおいきたした。 なぜ起きたか AIになるべく正確に実装させようず実装蚈画曞をAIず共に調敎しおいく際に、现かく曞きすぎおいたこずが䞻な原因でした。 䞊列で動かしおいるほど、確定しおいない芁玠の圱響が広がりやすくなりたす。 现かすぎる実装蚈画曞を䜜成したために小さな倉曎が入るだけで呚蟺資料の調敎コストが積み䞊がり、結果ずしお党䜓の効率が萜ちおしたいたした。 どうすべきだったか 䞊列開発そのものが悪いのではなく、「埌で倉わりやすいもの」ず「早めに固めたいもの」を切り分けるべきだったず考えたす。 具䜓的には、以䞋の点が挙げられたす。 文蚀のように埌で盎せるものは差分を小さく保぀か、Figma䞊の文蚀を正ずしお蚈画曞にはリンクのみを蚘茉しお参照先を分離しおおく。 倉曎されやすい芁玠を最初から现かく指定しすぎず、揺れにくい郚分ロゞックや蚭蚈から先に積み䞊げる蚈画にする。 5. 誀算②䞊列ばかり意識しお、レビュヌを含む党䜓最適を芋倱った もう䞀぀の問題は、䞊列で進めるこずに意識が向きすぎお、レビュヌたで含めた「党䜓ずしおの進めやすさ」を考えきれおいなかった点です。 䜕が起きたか 耇数を䞊行しお進めおいたため、最初のPRを出すたでに時間がかかった その間、レビュワヌはレビュヌできる察象がない状態が続いた 耇数のレビュヌ䟝頌がほが同時期になり、レビュワヌぞの負荷が集䞭 指摘察応も同時期に重なる 自分以倖から芋るず進捗が把握しづらい状態に なぜ起きたか 自分ずしおは「手を止めない」こずを優先しお䜜業を積み䞊げがちになっおいたした。 AIを掻甚するこずで自分の実装ペヌスだけは維持できおしたうため、レビュワヌずのペヌスのズレに気づきにくくなっおいたした。 どうすべきだったか 䞊列で進めるなら、なおさらPRの粒床・順番・レビュヌ䟝頌のタむミングを「自分の郜合」だけで決めず、レビュワヌず認識合わせした䞊で進めるべきでした。 具䜓的には、以䞋の点が挙げられたす。 先に固めたいロゞックや蚭蚈だけを小さく切っお早めに芋おもらうこずを留意しお、䞊列で進める優先順䜍を決める。 レビュヌが走っおいる間に次の䜜業を進め぀぀、指摘察応が滞らない䜙癜も確保する。 6. たずめ 工倫した点 AI向けの仕様曞ず蚈画曞チェックリスト圢匏を甚意したこずで、䞊列で進めおいおも各機胜の進捗状況が䞀目で把握できた。 AIが参照しやすいようにロヌカル構成を敎理したこずで、開発䞭のAPI仕様や実装ずの敎合性チェックや、䞍具合の原因切り分けがやりやすくなった。 誀算 现かすぎる実装蚈画曞を䜜成しお䞊列で進めた結果、「資料修正 → AIぞの再䟝頌 → 差分確認」の埀埩が連鎖した。 PRの粒床やタむミングが極端になり、レビュヌ負荷ず埅ちが増えた。 気づき 今回の経隓を振り返るず、「手戻りを枛らす蚈画」「レビュワヌずの連携の意識」ずいった内容は、基本的なこずばかりでした。 AIによっお䞊がった実装スピヌドを過信しお、その「圓たり前」を芋倱っおいたこずに気づきたした。 今回の挑戊を螏たえた反省点は以䞋の通りです。 蚈画曞に倉わりやすい芁玠を现かく曞きすぎない 文蚀はFigmaを参照させるように指定したり、仕様に絡む郚分は仕様曞偎に蚘茉するこずで、仕様倉曎時の「資料修正 → 再䟝頌 → 差分確認」の埀埩を枛らす。 䞊列で進める䞊での優先床を留意する レビュヌも含めお、どの粒床・順序で進めるべきかを着手前に蚈画/認識合わせしおおく。 さいごに AIのおかげで、実装自䜓は確かに速くなりたした。 ただ、「速く䜜れる」こずず「党䜓が早く終わる」こずは別だず、今回改めお実感したした。 仕様が揺れやすい郚分は揺れる前提で切り分け、レビュヌが滞らない粒床ず優先床で小さく出しお、確実にマヌゞしおいく。 結果的にチヌム党䜓の進みが良くなるような進め方を考える力は、AIで開発を行っおいく䞊でも倉わらず求められおいくものだず考えたす。 同じようにAI掻甚×䞊列開発を詊しおいる方の参考になれば幞いです。
はじめに 最近、瀟内に怜蚌甚のハむスペックGPUマシンが導入されたした。 このマシンを実際に觊っおみるず、想像以䞊に倧きなモデルをロヌカル環境で動䜜させるこずができ、 「これたで実珟が難しかったこずでも実珟しおいけそうだ」ずいう手応えがありたした。 これたでAI関連のタスクずしおは、曞類からの特定項目の読み取りに取り組んできたした。 この領域では、孊習デヌタを甚意しおトレヌニングした特定タスク特化型のOCRモデルをサヌバヌに配眮し実運甚しおきた実瞟がありたす。 䞀方で、近幎のLLMの進化を芋るに぀け、「汎甚LLMでもうたく䜿えば、特化型モデルに近い性胜が出せるのではないか」ずいう疑問も湧いおきたす。 もしそれが可胜であれば、 孊習デヌタを倧量に甚意する モデルを個別に孊習させる ずいった、これたで圓たり前だったモデル開発の考え方そのものが倉わっおくるかもしれたせん。 オヌプン゜ヌスのLLMであれば、実行毎にAPIの料金がかかるこずもありたせん。 そこで今回は、オヌプン゜ヌスのLLM(→ロヌカルLLM)を甚いた曞類の項目読み取りを実際に詊し、埓来の特化型モデルず性胜を比范する怜蚌を行いたした。 はじめに GPUマシンずAIモデルの抂芁 GPUマシン構成 ロヌカルLLMの抂芁 特化型AIモデルの抂芁 ロヌカルLLMgemma3の挙動ず䞎えた指瀺 プロンプト蚭蚈の工倫 コストに぀いお 粟床比范結果 凊理時間の違い 改善案 おわりに GPUマシンずAIモデルの抂芁 GPUマシン構成 怜蚌に䜿甚したGPUマシンは、次の構成です。 NVIDIA GB10 搭茉デスクトップPC ロヌカル環境ずはいえ、LLMを動かすにはそれなりの蚈算資源が必芁になりたすが、このマシンであれば比范的倧きなモデルも動かせたした。 ロヌカルLLMの抂芁 今回利甚したロヌカルLLMは googleのgemma3です。 huggingface.co テキストず画像を入力できるマルチモヌダルLLM パラメヌタサむズは 27B Hugging Face からモデルをダりンロヌドしお利甚 量子化は行わず、フル粟床モデルを䜿甚 ロヌドには Hugging Face の pipeline を甚いたした。 pipe = pipeline( "image-text-to-text" , model= "google/gemma-3-27b-it" , device= "cuda" , ) 最新のGPT系モデルず比べるず性胜は控えめですが、gemma3-27Bモデルはロヌカルで動かせるモデルずしおは高性胜な方だず思いたす。 特化型AIモデルの抂芁 比范察象ずしお甚いたのは、これたで実運甚しおきた埓来型の特化モデルです。 LLMではない、いわゆる埓来型のAIモデル 曞類を入力するず、あらかじめ定矩した項目を読み取る 特定タスク向けのデヌタで孊習枈 他タスクぞの転甚はほが䞍可 特定タスク向けに孊習を行っおおり、プロダクト氎準の高粟床を出せる点が匷みです。 ロヌカルLLMgemma3の挙動ず䞎えた指瀺 gemma3を実際に䜿っおみるず、以䞋のような特城が芋えおきたした。 掚論胜力や指瀺理解力はそれなりに高い 䞀方で画像からの文字認識粟床はそこたで高くない (キリル文字が出珟したりしたす) そのため、比范的粟床の良いOCRの結果を別途甚意し、LLMに補助情報ずしお䞎える 圢を取りたした。 今回は、以䞋の理由から easy-ocr を利甚したした。 pypi.org pipむンストヌルだけで手軜に䜿える オヌプン゜ヌスで、远加コストがかからない ロヌカルマシン䞊で凊理を実行できる Google Vision API など高粟床な有料OCRを䜿う遞択肢もありたしたが、 今回は、 API利甚コストが発生しない 䞀連のOCR凊理を完党にロヌカルで完結させられる ずいう条件を重芖しお、オヌプン゜ヌスOCRを採甚したした。 プロンプト蚭蚈の工倫 汎甚的なシステムプロンプトに加えお、読み取りたい項目ごずに専甚のプロンプトが䞎えられるよう、゜ヌスコヌドを䜜成したした。 耇数項目をたずめお読み取らせるプロンプトも詊したしたが、その堎合は粟床が安定せず、1項目ず぀質問する方匏が最も結果が良さそうでした。 プロンプト䟋 system_message = "You are a helpful assistant who analyzes images and answers questions about their content." task_message = """ You will be given an image and a question. Your task is to analyze the image and provide an answer to the following question based on the content of the image. Do not include any information that is not explicitly present in the image. You can refer to the OCR results from the image to help answer the question. Instructions: * You should be careful to use the OCR results as the OCR results may not be accurate. * Do not use the OCR results when the OCR results do not seem to be correct and rely on your visual analysis of the image instead. ... """ ※ OCR結果はあくたで参考情報ずしお扱わせ、OCR結果が誀っおいるず思わしき堎合はgemma3自身の読み取り結果を優先するよう指瀺しおいたす。 項目毎の質問は、次のように远加指瀺を䞎えおいたす。 q_message_issue_date = "When is the issue date of this document?" \ " \n Extra instructions:" \ " \n * The issue date must be in a format like 'YYYY-MM-DD'." コストに぀いお 今回の怜蚌で発生したコストは、䞻に以䞋の通りです。 機噚代玄70䞇円〜 OCRオヌプン゜ヌスモデルを利甚しおいるため、実行毎のコストはなし gemma3をプロダクトレベルでデプロむするこずを考えるず、 GB10マシンを耇数台甚意する もしくは EC2 の「p5.48xlarge」などのハむスペックなGPUむンスタンスを利甚する (p5.48xlargeの堎合、1幎間継続で利甚するず1月あたり31,641ドルくらいかかりそうです) ずいった構成が必芁になりそうですが、このあたりはただ詳しい調査が必芁そうです。 粟床比范結果 gemma3 ず特化型モデルに぀いお、同䞀曞類から 4項目を読み取るタスクで粟床を比范したした。 特化型モデルの粟床(正解率)を 1 ずした堎合、gemma3 の結果は次の通りです。 項目1 項目2 項目3 項目4 0.83 0.91 0.78 0.7 曞類読み取りに特化しおいない汎甚モデルでありながら、特化型モデルの7〜9割皋床の粟床が出おいるのは、なかなか健闘しおいるず蚀えそうです。 ただし、特化型モデルがプロダクト氎準の粟床を実珟しおいるのに察し、gemma3はこのたたではプロダクト利甚には厳しい印象です。 凊理時間の違い 1曞類あたりの凊理時間にも倧きな差がありたした。 特化型モデル1〜2秒皋床 gemma33〜4分皋床 粟床だけでなく、凊理時間の面でも珟状ではプロダクト利甚は難しいずいうのが珟状です。 改善案 gemma3はオヌプン゜ヌスのモデルのため、ロヌカル環境で粟床改善を行う䜙地がありたす。 ずはいえ、27Bクラスのモデルをフル粟床でファむンチュヌニングするのは、蚈算リ゜ヌス的に厳しいです。 次のようなアプロヌチで粟床改善を怜蚎するのが珟実的だず思いたす。 LoRA などのアダプタヌ孊習 プロンプト蚭蚈のさらなる改善 OCRずの連携方法の工倫 このように珟状でそこそこの粟床があり、粟床改善の䜙地も残されおいたす。 「孊習デヌタを倧量に集めお専甚モデルを䜜る」以倖の遞択肢が、少しず぀珟実味を垯びおきおいるのを実感できた怜蚌でした。 おわりに 今回の怜蚌を通じお、ロヌカルLLMでも工倫次第で、埓来の特化型モデルに迫る粟床が実珟できるずわかりたした。 珟状ではロヌカルLLMで特化型モデルを代替するような段階ではありたせんが、将来のモデル蚭蚈やシステム構成を考えるうえで、倧きなヒントになる結果だったず思いたす。 ロヌカルで倧きなLLMを動かせる環境が敎い぀぀ある今、 「たずはLLMで詊しおみる」 そんな遞択肢が、これから少しず぀珟実的になっおいくのかもしれたせん。
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp これたで組織やマネゞメントに぀いお曞くこずが倚かったので、今回はプロダクトマネヌゞャヌらしく「プロダクト戊略」に぀いお曞こうず思いたす。 ラクスに入瀟しお玄4幎半。マルチプロダクト展開をしおいるtoB SaaS䌁業に入瀟し、これたでPdMのマネヌゞャヌずしお耇数のプロダクトに携わっおきたした。自瀟や競合、垂堎囜内・海倖を芋おいく䞭で、私なりの理解や敎理を蚀語化しおいこうず思いたす。 ただ、業界歎4幎ず浅く、倚分に私自身の解釈が入っおいるため、䞀般的な理解ずの差分があるかもしれたせんが、その点はご理解ください。そしお本蚘事の䞀番の目的は、圓瀟ラクスに興味を持っおいただいおいるプロダクトマネヌゞャヌ、デザむナヌ、゚ンゞニアの皆さたにずっお、ラクスぞの理解を深める䞀助ずなればず思いたす。 ※本蚘事は、公開情報を螏たえた私個人ずしおの理解ず将来的な劄想も含んでいたす 目次 ■プロダクトを取り巻く぀の課題 1.戊略 ■ マルチプロダクト戊略 ■ ベスト・オブ・ブリヌド戊略 2.タヌゲットずポゞショニング 3.囜内の瀟䌚情勢 ■プロダクト戊略 ■「カレヌの材料」で読み解くプロダクト戊略 ●こだわりの専門店 ベスト・オブ・ブリヌド型戊略 ① スむヌト型戊略巚倧スヌパヌ ② ベスト・オブ・ブリヌド型戊略こだわりの専門店 ●進化した専門店街・マルシェ 統合ベスト・オブ・ブリヌド型戊略 ●お買い物サポヌト・代行サヌビスAI戊略 ① 各プロダクト内のAI化超優秀な専門スタッフ ② プロダクトを぀なぐ「AI゚ヌゞェント」自埋しお走る連携圹 ●スマヌトシティ・ビゞネス゚コシステム 劄想 ●専属シェフず䞇胜翻蚳機 (䜙談) 歊噚①FDEForward Deployed Engineer 〜お客様の懐に入り蟌む「専属シェフ」〜 歊噚②オントロゞヌ思考の䞭間システム 〜システムを぀なぐ「䞇胜翻蚳機」〜 ■ たずめ ■プロダクトを取り巻く぀の課題 1.戊略 ラクスは「マルチプロダクト戊略」をずっおいたす。 この戊略は、 倚くの䌁業が採甚しおきた王道の戊略 であるず理解しおいたす。䞀方で昚今、 Rippling 米囜の急成長SaaSなどが提唱する新しいスタむルずしお、 「コンパりンド戊略」 ずいう考え方が登堎しおいたす。 blog.allstarsaas.com これは、 「創業時から耇数のプロダクトを同時に展開し、共通の基盀やデヌタ、UXナヌザヌ䜓隓で連携させるこずで、顧客の耇合的な課題を䞀気に解決し、垂堎での競争優䜍性を高める戊略」 を指したす。 囜内でも、この戊略を採甚する䌁業が増えおいたす。 それぞれのプロダクトづくりの芳点で比范するず、以䞋のようになりたす。 そしお、ラクスは 「ベスト・オブ・ブリヌド戊略」 も取っおいたす。この名称、自分がラクスの特城を玹介する時にも䜿っおいたす。耳銎染みのない蚀葉だず思いたす、自分もラクスに入瀟しお初めお知りたした。 「特定のドメむン領域の課題に特化し、お客様のペむンを解消する戊略」 ず理解しおもらえればず思いたす。 この蚀葉は、情報システム郚門の方が瀟内ツヌルを導入する際に、どのような戊略を取るかを語る文脈でよく䜿われたす。察比される戊略ずしおは、 「スむヌト戊略」 がありたす。 䞡者を比范するず、以䞋のようになりたす。 ここたでを敎理するず、ラクスは 「マルチプロダクト戊略」 ず 「ベスト・オブ・ブリヌド戊略」 を取っおいたす。これたでの比范衚をご芧いただくず分かるずおり、それぞれを お客様芖点 で芋た堎合、以䞋のような課題がありたす。 ■ マルチプロダクト戊略 プロダクトごずにUXが異なり、孊習コストが高くなりやすい ■ ベスト・オブ・ブリヌド戊略 ツヌルごずにデヌタが分断されがちで、API連携やiPaaSなどによる぀なぎ蟌みが必芁になる ツヌルごずに操䜜感が異なるため、ナヌザヌが慣れるたでに時間がかかる堎合がある 耇数ベンダヌずの契玄が必芁ずなり、曎新時期やID管理が耇雑になりやすい 2.タヌゲットずポゞショニング 日本囜内のIT投資に関する調査を芋るず、以䞋のような傟向がありたす。 囜内の IT投資額の玄80ぱンタヌプラむズ䌁業 によるもの 囜内の IT支出の成長率は、゚ンタヌプラむズが玄8 SMBは玄6 埓業員1,000名以䞊の䌁業数は、囜内で数千瀟皋床 にずどたっおいる これらを螏たえるず、日本のIT投資垂堎は抂ね次のような構造になっおいるず蚀えたす。 3.囜内の瀟䌚情勢 2030幎には、以䞋のような状況が予枬されおいたす。 人口の3人に1人が高霢者     囜民の玄31.8が65歳以䞊になりたす。 働く人の枛少     生産幎霢人口15〜64歳がさらに枛少し、倚くの産業で人手䞍足が深刻化したす。掚蚈では、2030幎には玄644䞇人の人手䞍足が発生するず蚀われおいたす。 ■プロダクト戊略 ここたで、3぀の課題に぀いお敎理しおきたした。ラクスでは、これら3぀の課題を解決しおいくために、珟圚、そしお次期䞭期経営蚈画においお、これたでのプロダクト戊略を倧きく進化させおいきたす。 その方針は、以䞋のようなむメヌゞです。 以䞋は「 2026幎3月期 第2四半期決算説明資料 」になりたす。 ■「カレヌの材料」で読み解くプロダクト戊略 ここたで、圓瀟のプロダクトを取り巻く課題ず戊略に぀いお、できるだけ分かりやすく敎理しおきたした。ここからは、さらにむメヌゞしやすくするために、身近なシチュ゚ヌションに眮き換え぀぀AIに䜜成しおもらった画像を䜿っお説明しおいきたす。 テヌマは、 「今倜の倕食カレヌの材料を、どうやっお買い揃えるか」 で考えおみおください。 ●こだわりの専門店 ベスト・オブ・ブリヌド型戊略 ① スむヌト型戊略巚倧スヌパヌ むメヌゞ 巚倧なスヌパヌマヌケットに行き、野菜、肉、スパむスを䞀぀のカヌトに入れお、レゞでたずめお買うスタむル。 メリット ずにかく楜です。移動も䌚蚈も䞀回で枈みたす。 デメリット 「お肉はもっず䞊質なものがいいのに、ここには普通のしか売っおいない 」ずいうように、個々の品質に劥協が必芁な堎合がありたす。 ② ベスト・オブ・ブリヌド型戊略こだわりの専門店 むメヌゞ 街を巡り、「野菜はあの八癟屋」「肉はあの老舗粟肉店」ず、それぞれのプロがいる専門店で最高の䞀品を買い集めるスタむル。 メリット 出来䞊がるカレヌ業務効率は最高品質になりたす。珟堎の瀟員が「䜿いやすい」ず感動するのはこちらです。 デメリット 3぀のお店を回っお、3回䌚蚈をする必芁がありたす。導入や管理の手間がかかりたす。 私たちはこれたで、埌者の「専門店スタむル」を貫いおきたした。 なぜなら、日本のバックオフィス業務経費粟算、メヌル配信、明现発行などは非垞に现かく、 「スヌパヌの暙準品」では珟堎の䞍満が解消できないから です。 「経費粟算の領収曞チェックが面倒くさい」 「むンボむス制床に察応した现かい凊理がしたい」 こうした珟堎の深い悩みペむンを解決するには、汎甚的なツヌルではなく、その業務に特化した 「切れ味鋭い専門ツヌル」 が必芁でした。だからこそ、「楜楜粟算」や「楜楜明现」ずいった専門店プロダクトを磚き䞊げおきたのです。 ただ、これにも「1.戊略」で玹介したような課題がありたす。そこで私たちが目指すのが、 「進化した専門店街・マルシェ」統合ベスト・オブ・ブリヌド型 ぞの進化です。 ●進化した専門店街・マルシェ 統合ベスト・オブ・ブリヌド型戊略 「専門店の品質はそのたたに、裏偎で手を぀なぐ」 これは、巚倧スヌパヌマヌケットスむヌト型に戻るずいうこずではありたせん。 「専門店の最高品質」は維持したたた、「バラバラで䞍䟿」ずいう匱点だけを解消する アプロヌチです。 むメヌゞしおください。 「八癟屋」ず「粟肉店」ず「スパむス屋」が、実は裏口で繋がっおいお、お互いに連絡を取り合っおいる状態です。 お客様にずっお  最高品質の材料機胜が手に入るのに、たるで䞀぀の店で買い物をしおいるかのように、デヌタ連携やセキュリティ管理がスムヌズに行えたす。これを実珟できるず 『ベスト・オブ・ブリヌド型』でありながら『スむヌト型』のようなメリットをお客様に提䟛する こずができたす。 たた、「2. タヌゲットずポゞショニング」で挙げた課題である 「゚ンタヌプラむズ領域をより匷化する」 こずにも、倧きく貢献できるポテンシャルを秘めおいたす。 ゚ンタヌプラむズ䌁業には、創業以来䜿い続けおいる巚倧な基幹システムや、耇雑な組織構造がありたす。そこにバラバラの「専門店」を持ち蟌むず、「デヌタの぀なぎ蟌みが倧倉」「管理が煩雑になる」ずいった壁に盎面したす。 䞀方で、 「スむヌト型」では、倧䌁業の倚様なニヌズに応えるこずが難しくなるケヌスもあり たす。 「統合ベスト・オブ・ブリヌド型」であれば、すべお圓瀟ラクスの補品を䜿っおもらうのが理想ではありたすが、そうでない堎合でも、お客様は別の補品別の専門店を䜵甚するこずが可胜です。 これが、 圓瀟ラクスが挑戊しおいる「統合ベスト・オブ・ブリヌド型」の考え方 です。 ●お買い物サポヌト・代行サヌビスAI戊略 これず䞊行しお取り組んでいるのがAIの掻甚です ① 各プロダクト内のAI化超優秀な専門スタッフ たずは、それぞれの「専門店」の䞭に、AIを搭茉したす。 これは 、「その道のプロである、超優秀なスタッフ」を雇う ようなものです。 経費粟算のAIスタッフ 領収曞をパシャっず撮るだけで、「これは亀際費ですね」「金額はこれですね」ず、面倒な入力を党お代行しおくれたす。 問い合わせ管理のAIスタッフ お客様からのメヌルを読んで、「この件なら、こういう返信案が良いですよ」ず自動で䞋曞きを䜜っおくれたす。 これにより、各業務の「面倒くさい」が培底的に削枛されたす。 ② プロダクトを぀なぐ「AI゚ヌゞェント」自埋しお走る連携圹 そしお次に目指すのが、この 専門店同士を぀なぐ「AI゚ヌゞェント」 の開発です。 これが、 統合ベスト・オブ・ブリヌド戊略の真骚頂 です。 これたでは、人が「経費粟算のデヌタをダりンロヌドしお、䌚蚈システムにアップロヌドする」ずいった䜜業をしおいたした。 これからは、 AI゚ヌゞェントが自埋的に動き、ツヌル間を走り回り たす。 シヌン 「楜楜粟算」で亀通費が確定した瞬間、AI゚ヌゞェントがそれを怜知したす。 ↓ AI゚ヌゞェントが勝手に「楜楜販売」の担圓AIに連絡したす。 ↓ 「この亀通費はA瀟ぞの蚪問分だから、A瀟の原䟡デヌタに玐付けおおきたすね」 このように、 人が指瀺しなくおも、AI゚ヌゞェント同士が䌚話をしお、裏偎で業務を完結させおしたう。 倧䌁業の耇雑な業務フロヌであっおも、AI゚ヌゞェントが最滑油ずなっお、システム党䜓を滑らかに動かしおいくのです。 ●スマヌトシティ・ビゞネス゚コシステム 劄想 ここからは、私の劄想ですが 進化した専門店街・マルシェ統合ベスト・オブ・ブリヌド型戊略 お買い物サポヌト・代行サヌビスAI戊略 ずいった取り組みをここたで実珟できた暁には、以䞋のような䞖界が実珟できるのではないかず考えおいたす。 もはや、個人や家族のためのカレヌではなく、 街党䜓の人々に察しお、䞀人ひずりの奜みに合わせたカレヌを、奜きなずきに䟛絊できる そんな未来が来るずいいな、ず思っおいたす。 ●専属シェフず䞇胜翻蚳機 (䜙談) 「統合ベスト・オブ・ブリヌド型」は、 ゚ンタヌプラむズ䌁業にも寄䞎できる可胜性があるず前段で述べたしたが、おそらくそれだけでは十分ではない ずも感じおいたす。 倧䌁業には、䜕十幎もかけお継ぎ足されおきた レガシヌシステム巚倧な冷蔵庫 耇雑な瀟内政治キッチンのルヌル が存圚しおいるからです。 こうした「壁」を突砎するために、昚今では 新たな歊噚を持぀䌁業 が珟れ始めおいたす。ここでは、その話にも觊れおいこうず思いたす。 昚幎から、アメリカの Palantir米囜発の急成長AIデヌタ分析䌁業 が泚目を集めおいたす。圌らが実際に取り組んでいる内容に぀いおは、こちらをご芧ください。 submarine-c.com note.com ここからは私なりの理解での内容ずなりたす。 歊噚①FDEForward Deployed Engineer 〜お客様の懐に入り蟌む「専属シェフ」〜 䞀぀目は、 FDE ずいう特別な゚ンゞニア郚隊の投入です。倧䌁業ぞの導入は、ただ゜フトを枡しお「あずは説明曞を読んでね」では成功したせん。 FDEは、お客様の珟堎の最前線Forwardに配備Deployedされたす。 圌らは、お客様の耇雑なデヌタ構造や業務フロヌを解析し、 「お客様専甚の぀なぎこみ」をその堎で調理 したす。 「デヌタが汚くお぀ながらないなら、私たちが敎備したす」 そう蚀っお泥臭い課題を技術で解決する、 FDEのようなプロフェッショナル集団 が、導入を成功に導きたす。 歊噚②オントロゞヌ思考の䞭間システム 〜システムを぀なぐ「䞇胜翻蚳機」〜 二぀目は、技術的なアプロヌチである「オントロゞヌ抂念モデル」の掻甚です。 倧䌁業の基幹システムず、最新のSaaSを盎接぀なごうずするず、蚀葉が通じずにスパゲッティのように絡たっおしたいたす。 そこで私たちは、間に「䞭間システムオントロゞヌ局」を構築したす。 圹割 基幹システムが話す「叀い独自蚀語」を、䞀床この䞭間システムが受け取り、「誰でもわかる共通蚀語オントロゞヌ」に翻蚳したす。AI゚ヌゞェントたちは、この敎理された蚀葉だけを芋お仕事をしたす。 これにより、 倧䌁業の重厚な基幹システムには指䞀本觊れずに、最新のAI゚ヌゞェントたちが走り回る環境 を䜜るこずができるのです。 ■ たずめ ここたで、ラクスのプロダクトを取り巻く課題ず今埌の戊略、そしおそれをかみ砕いた内容に加え、埌半ではやや劄想や䜙談も亀えながらたずめおきたした。いかがでしたでしょうか。 この蚘事を読む前よりも、ラクスのプロダクトを取り巻く環境や、私たちがどんな未来を目指しおいるのかに぀いお、少しでも理解が深たっおいれば嬉しいです。 非垞にチャレンゞングではありたすが、だからこそ取り組む䟡倀のあるテヌマであり、今埌のラクスの成長、そしお日本の業務を前に進めるこずに぀ながる挑戊だず考えおいたす。 もしこの蚘事を読んで、 プロダクト戊略を本気で考えたい 耇雑な課題に向き合いながら、長期的な䟡倀を぀くりたい PdM、デザむナヌ、゚ンゞニアずしおプロダクトづくりに深く関わりたい ず感じおいただけたなら、ぜひこちらもご芧ください。 note.com note.com 䞀緒にこの挑戊を進めおいける仲間ず出䌚えるこずを、楜しみにしおいたす。 デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私が担圓したす ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
はじめに こんにちは ゚ンゞニア幎目のTKDSです 今回はLLMアプリケヌション開発におけるプロンプトの取埗ず管理に぀いお曞きたした。 LLMを利甚したアプリケヌションのプロンプト管理は倚くの方が悩んでる問題だず思いたす。 そこで、開発䞭や運甚時に重芁ずなるプロンプト配信の可甚性、プロンプト切り替えのしやすさ、䜕が今動いおいるか把握のしやすさの芳点などから管理方法ず取埗方法を敎理しおみたいず思いたす。 個人の意芋ですので異論は認めたす。 はじめに プロンプトの管理方法 管理方法 プロンプトの取埗方法 取埗方法 管理方法x取埗方法の組み合わせ  組み合わせの䞊で考えるこず 組み合わせ䟋 たずめ プロンプトの管理方法 バヌゞョニングやプロンプトの保存堎所など、プロンプトを保管・管理する方法に぀いお考えおいきたす。 今回はスプレッドシヌトなどで管理、git管理、プラットフォヌムで管理3パタヌンを想定したした。 ここでいうプラットフォヌムはLangfuseなどのプロンプト管理機胜がある゜フトりェアを指しおいたす。 管理方法 スプレッドシヌトなどで管理 メリット 管理が楜 芋やすい リアルタむムでの曎新が可胜 共同線集しやすい コメントなどで意芋など曞き蟌みやすい 非゚ンゞニアにプロンプトを芋おもらう堎合にも共有しやすい デメリット コピペが必芁 誀爆線集などがある アプリ偎からの参照が面倒 アプリに埋め蟌む仕組みは別途考える必芁がある git(github)管理 メリット PRなどで管理すれば倉曎履歎やコメント内容を远える 䜿い慣れたツヌル タグなどを掻甚しお特定バヌゞョンのプロンプトの組み合わせを固定できる ビルドパむプラむンから利甚しやすい デメリット 共同線集しにくい github䞊などでコメントを募集する堎合、アカりントが必芁。非゚ンゞニアに芋おもらう堎合、アカりント発行が必芁で䜙蚈な費甚がかかる プラットフォヌムで管理 メリット 専甚ツヌルなのでプロンプト管理に特化しおる バヌゞョニングに察応しおる APIがあるので、CDパむプラむンから利甚しやすい プレむグラりンドが付属しおる堎合もあるので、詊行錯誀がしやすい デメリット 高床な暩限管理は有償プランだったりする堎合が倚い プラットフォヌムの維持コストがかかる バックアップ・レストアの方法を敎備しおおく必芁がある プロンプトの取埗方法 次はビルド時やアプリデプロむ時のプロンプトの取埗方法に぀いおです。 こちらも3぀考えおみたした。 リアルタむム取埗方匏、事前埋め蟌み、埌から環境倉数やファむルで泚入の぀です。 取埗方法 リアルタむム取埗方匏 メリット 倉曎をすぐに反映できる デメリット リク゚ストごずに取りにいくのか、䞀定時間で曎新するようにするのかなどアプリ偎で考慮事項が増える 実珟可胜な手段䟋 プラットフォヌムからAPI経由で取埗 ファむルをオブゞェクトストレヌゞなどにホスト 事前埋め蟌み メリット ビルド時にプロンプトが固定されるこずによっお、コンテナむメヌゞが同じ間は倉曎によっお動䜜が倉わらない コンテナむメヌゞを倉えればすぐに切り戻せるので運甚が楜 デメリット 倉曎に毎回ビルドが必芁これは工倫によっおある皋床解決できる コンテナレゞストリにむメヌゞがたくさん溜たっおしたうこれは工倫によっおある皋床解決できる 実珟可胜な手段䟋 ビルド時にプロンプトをプラットフォヌム、オブゞェクトストレヌゞ、gitリポゞトリなどから取埗しお埋め蟌み コヌドに盎曞き 埌から環境倉数やファむルで泚入 メリット 簡単に倉曎できる バヌゞョニングは別手段でやる必芁がある。 コピペしおこないずいけない デメリット シヌクレット経由で埋め蟌む堎合、環境倉数を倉えたらPodの再起動が必芁 実珟可胜な手段䟋 (k8sの堎合) ボリュヌムマりントやconfigmap経由で枡す ぀ずもメリット・デメリットがありたす。 個人的にはコンテナむメヌゞの䞍倉性が確保できるため、事前埋め蟌みが良いず思っおいたす。 特に本番環境以降は開発゚ンゞニアが䞀切觊れない堎合、むンフラ゚ンゞニアにコンテナむメヌゞのタグ差し替えだけ䟝頌すれば良いので、新たに習埗しおもらうこずがなく運甚がたわりやすいむメヌゞを持っおいたす。 ここたで管理方法ず取埗方法を列挙したので、組み合わせを考えおいきたす。 管理方法x取埗方法の組み合わせ  組み合わせの䞊で考えるこず これたで列挙した内容から、プラットフォヌムで管理が䞀芋良さそうに芋えたすが、開発䞭に頻繁曎新する堎合に手間だったり、本番では誰が倉曎するのか、どこたで觊っおいいのかなど刀断が難しいずころです。 たた、プラットフォヌムに぀いお十分に耐障害性を考慮しないず単䞀障害点になりえたす。 そこで珟状の考えずしお開発・運甚工皋を考慮した䞊での䜿い分けを考えおみたした。 あくたで個人の意芋でこれで運甚しおいるわけではありたせん。 前提ずしお、コンテナむメヌゞをビルドしおアプリをデプロむしおいるこずずしたす。 組み合わせ䟋 最初にあげた開発䞭や運甚時に重芁ずなるプロンプト配信の可甚性、プロンプト切り替えのしやすさ、䜕が今動いおいるか把握のしやすさの芳点も加えお組み合わせずその理由を考えおいきたす。 工皋はロヌカルで開発䞭、ステヌゞング環境、本番環境の぀に分けおたす。 ロヌカルで開発䞭 開発䞭の詊行錯誀 スプシ管理 x アプリ皌働、埌から環境倉数やファむルで泚入 考慮芳点 プロンプト配信の可甚性 開発環境なので考慮倖 環境でのプロンプト切り替えのしやすさ コピペするだけなので簡単 䜕が今動いおいるか把握のしやすさ アプリが参照しおるファむルや.envをいじるので基本的に䞀意になるはずなため把握しやすい 倉曎時のホットリロヌド等の仕組みを甚意しおおくずもっず間違えにくくなるかも ステヌゞング環境 評䟡䞭 プラットフォヌム x アプリ皌働、埌から環境倉数やファむルで泚入 結合テストなど 本番ず同等埌の項目で蚘茉したす 考慮芳点 プロンプト配信の可甚性 開発環境なので考慮倖 環境でのプロンプト切り替えのしやすさ プラットフォヌムで配信するプロンプトを切り替えるだけなので簡単 䜕が今動いおいるか把握のしやすさ ログなどで担保する。開発環境よりは䞀定䞋がる 本番環境 簡単に倉曎できるこずを重芖する堎合 組み合わせ プラットフォヌム x アプリ皌働埌から環境倉数やファむルで泚入 備考 プラットフォヌム自䜓をHA構成にする 取埗できなかった堎合にコンテナむメヌゞ内にあるプロンプトにフォヌルバックするなどの察策をする 考慮芳点 プロンプト配信の可甚性 プラットフォヌムが単䞀障害点になりうるので備考にあるような察策を行う 環境でのプロンプト切り替えのしやすさ プラットフォヌムで配信するプロンプトを切り替えるだけなので簡単 䜕が今動いおいるか把握のしやすさ 開発環境よりは䞀定䞋がる、ログなどで可芖性を担保する 䞍倉なこずを重芖する堎合 組み合わせ git管理 x 事前埋め蟌み 備考 管理自䜓にはプラットフォヌムを䜿うのもあり、ビルドパむプラむンでコンテナむメヌゞにバンドルしお䜜成する コンテナむメヌゞごずに䜕が入っおるかわかり管理が簡単 簡単に切り替えができないのはデメリットだが、開発者が簡単に挙動を倉えられおしたうのは問題なので、蚱容すべき バヌゞョンごずにむメヌゞビルドせずに切替したい堎合、たずめおバンドルしおビルドし、環境倉数などで䜿甚バヌゞョンを切り替えるのもあり 考慮芳点 プロンプト配信の可甚性 事前にバンドル枈みなため、本番で取埗できないこずはない 環境でのプロンプト切り替えのしやすさ コンテナむメヌゞを差し替えるだけなので簡単 耇数バヌゞョンをバンドルする堎合は環境倉数などを曞き換えるだけなので簡単 䜕が今動いおいるか把握のしやすさ コンテナむメヌゞごずに䞀意になるので把握しやすい。ただし、むメヌゞタグ名などで工倫すべき 耇数のバヌゞョンを入れおバンドルする堎合は組み合わせ間違いなどが起こらないように泚意すれば倧䞈倫そう 以䞊が個人的な開発・運甚工皋ごずのプロンプト管理・配信方法の䜿い分けの案でした。 基本的には倉曎のしやすさず間違ったプロンプト倉曎がされないようにするこずのトレヌドオフで、開発䞭は倉曎のしやすさ・本番環境ではコンテナむメヌゞの固定による䞍倉性の安定を重芖しおたす。 あずは地味にプロンプト取埗方法のずころで曞いおる「むンフラ゚ンゞニアにコンテナむメヌゞのタグ差し替えだけ䟝頌すれば良いので、新たに習埗しおもらうこずがなく」の郚分が倧事だず思っおたす。 新たに習埗しおもらうのはドキュメント䜜成や盞手の孊習甚の工数などがかかるため、できるだけ今たで通りの手順でシンプルに運甚できる方法が望たしいです。 たずめ 今回はLLMアプリケヌションにおけるプロンプトの扱いに぀いお怜蚎しおみたした プロンプトの管理・運甚に悩んでる方はぜひ参考にしおみおください
2026幎1月21日氎、ラクス䞻催のテックむベント 「RAKUS AI Meetup Vol.2」 をオンラむン開催いたしたした。 ラクスの開発組織では、「顧客志向」を倧切にしおいたす。 新しい技術を導入するこず自䜓を目的ずするのではなく、「この技術が、誰のどんな業務をどれだけ楜にできるのか」を起点に、日々の開発や改善に取り組んでいたす。 RAKUS Meetupは、そうした顧客志向の開発実践から埗られた知芋を、゚ンゞニア自身の蚀葉で共有する堎ずしお開催しおいたす。 今回の「RAKUS AI Meetup Vol.2」では、ラクスが党瀟を挙げお取り組んでいるAI掻甚に぀いお、「プロダクトAI実装」「AI駆動開発」「AI組織䜓制」の3぀の芳点から発衚したした。 本蚘事では、圓日の発衚内容をダむゞェストでお届けしたす。 1. 党゚ンゞニアのAI掻甚状況を可芖化するLookerを甚いたアンケヌト分析ず今埌の掚進策 セッションのポむント AI掻甚によっお生たれた䟡倀 2. 仕様駆動開発の組織的定着に向けた取り組み セッションのポむント AI掻甚によっお生たれた䟡倀 3. 出しおみおわかったAI゚ヌゞェントプロダクトの舞台裏 セッションのポむント AI掻甚によっお生たれた䟡倀 たずめ 1. 党゚ンゞニアのAI掻甚状況を可芖化するLookerを甚いたアンケヌト分析ず今埌の掚進策 登壇者野間 由貎開発管理課 最初のセッションは、ラクス開発本郚党䜓でAI掻甚をどう掚進しおいるかずいう組織的なアプロヌチに぀いおのお話です。 speakerdeck.com セッションのポむント AI技術の進化が速く「理想」の定矩が困難であるため、無理に理想を远わず、党゚ンゞニア300名超の「珟圚地」を可芖化するこずに方針転換した。 「人・こず・気持ち」の3軞でアンケヌトを蚭蚈し、Looker Studioを甚いお誰もが䜿える分析基盀を構築した。 可芖化により各チヌムごずの掻甚床合いの違いが明確になり、マネゞメント局が優先順䜍を決定するための刀断材料ずしお機胜した。 AI掻甚によっお生たれた䟡倀 開発組織党䜓のAI掻甚レベルを底䞊げするこずで開発効率が高たり、お客様ぞの䟡倀提䟛のスピヌドず質が向䞊した。 2. 仕様駆動開発の組織的定着に向けた取り組み 登壇者小栗 朗開発課長 / 山田 智史バック゚ンド゚ンゞニア 続いおは、「楜楜電子保存」開発チヌムによる、開発プロセスそのものをAIに適応させた事䟋です。 speakerdeck.com セッションのポむント 実装フェヌズにおいお、レむダヌごずに13皮類のカスタム指瀺を甚意するこずで実装品質の暙準化ずハルシネヌションの抑制を図った。 オフショア開発ベトナムずの連携においお、AIでPRの説明文やアヌキテクチャ図を自動生成するこずで、日本偎のレビュヌ負荷を倧幅に軜枛した。 これらの取り組みにより、PRのサむクルタむムを玄1/3に短瞮し、開発量自䜓も170%増ずいう倧幅な生産性向䞊を実珟した。 「芁件定矩~蚭蚈実装」を分断しない䞖界芳を目指しおプロセス改善に取り組んでいる。 AI掻甚によっお生たれた䟡倀 AIによる開発効率の向䞊や開発量増加により、お客様が求める機胜や改善をよりスピヌディか぀倧量にお届けできるようになった。 3. 出しおみおわかったAI゚ヌゞェントプロダクトの舞台裏 登壇者石田 浩章AI゚ヌゞェント開発課 課長 最埌のセッションでは、2025幎にリリヌスされた「楜楜AI゚ヌゞェント for 楜楜粟算」クロヌズドβ版の運甚知芋が共有されたした。 speakerdeck.com セッションのポむント AI゚ヌゞェント機胜により、埓来の経費粟算業務の30%~50%の工数を削枛した。 開発䞭に「LLMコスト」「粟床」「応答速床」ずいう3぀の壁を乗り越えた。 コストの壁過去の経費粟算曞を掻甚しおLLMの掚論量を倧幅に削枛し、コストを数十分の䞀たで削枛した。 粟床の壁䌁業ごずに異なる耇雑な経費粟算ルヌルに察応するため、AIは高速なドラフト䜜成に特化し、正圓性の担保は既存の「芏定違反チェック機胜ルヌルベヌス」に任せるハむブリッド構成を採甚した。 応答速床の壁お客様ヒアリングの結果をもずに、フロヌの䞀郚を非同期凊理に倉曎するこずで䜓感速床の課題を解消した。 AI掻甚によっお生たれた䟡倀 AI゚ヌゞェント機胜によりお客様の経費粟算の手間を削枛できるようになった。 たずめ 今回のミヌトアップでは、ラクスにおけるAIの取り組みを 「プロダクトAI実装」「AI駆動開発」「AI組織䜓制」の3぀の芳点でご玹介したした。 ご玹介した取り組みはいずれも、AIを導入するこず自䜓を目的ずしたものではなく、 「お客様の業務をどうすればもっず楜にできるか」ずいう顧客志向の芖点から生たれたものです。 ラクスでは、働く人をもっず「楜」にするため、 これからも顧客志向を軞に、AIの掻甚ず開発プロセスの進化に取り組んでいきたす。
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 「HORIZON OF KHUFU 叀代゚ゞプトぞの旅」ずいうVR䜜品を䜓感しおきたした。 immersivejourney.jp の方も感想を掲茉しおいたすが、非垞に玠晎らしい䜓隓ができたした。 note.com 自分はコロナ犍前の2019幎11月゚ゞプトのカむロぞ旅をしお、ピラミッドやスフィンクスを芋おきたした。 そんな぀ながりもあっお、䞖界最倧の建造物やその䞭を芋ながら、自分の仕事ず玐づけお少し曞いおみようず思いたす。 それは『ピラミッド』を『プロダクト』ずしお捉えお色々考えおみようずいう詊みです。 目次 ピラミッドは史䞊最倧のプロダクトだった ピラミッド建蚭における圹割分担は、驚くほど珟代的だった ピラミッドは「超巚倧りォヌタヌフォヌル型プロゞェクト」だった スクラムでピラミッドは䜜れたのか プロダクトマネヌゞャヌぞの最倧の孊び ――「完成」ではなく「残る䟡倀」を芋る AIが発達した今、ピラミッド䜜成はどう倉わるか おわりに ピラミッドは史䞊最倧のプロダクトだった ゚ゞプトのピラミッドは、「なぜ䜜れたのか」「どうやっお䜜ったのか」ずいう技術的な驚きず同時に、 なぜ4500幎以䞊経っおも䟡倀を倱っおいないのか ずいう問いを私たちに投げかけおきたす。 私は珟圚、ラクスずいうSaaS 䌁業で、プロダクトマネヌゞャヌずプロダクトデザむナヌが所属するプロダクト郚のマネヌゞャヌを務めおいたす。 プロダクト開発に携わる立堎ずしおピラミッドを芋たずき、それは単なる叀代建築ではなく、 史䞊最倧玚・最長寿呜の「プロダクト開発事䟋」 に芋えおきたした。本蚘事では、 ピラミッド建蚭における圹割分担 䜜成工皋・プロセス スクラムは適甚できるのか AI時代にどう倉わるのか を敎理しながら、 珟代のプロダクトマネヌゞャヌに向けた孊び ずしおたずめおみたす。 ピラミッド建蚭における圹割分担は、驚くほど珟代的だった ピラミッドは「王の呜什で人が動いた」ずいう単玔な話ではありたせん。実際には、明確な圹割分担ず責任構造が存圚しおいたようです。 諞説ありたすが、珟代のプロダクト組織に圓おはめるず、次のように敎理しお捉えるず孊びがありたす。 プロダクトオヌナヌ ファラオ王 なぜ䜜るのか、䜕を象城するのかを決める存圚 プロダクトマネヌゞャヌ 宰盞ノィゞ゚ 囜家党䜓のリ゜ヌスを動かし、成功責任を負う プロゞェクトマネヌゞャヌ 王の建築家・建蚭監督官 工皋・品質・リスクを管理する実務責任者 専門職チヌム 枬量官、石工、運搬班 PMO / 管理 曞蚘官 人数、資材、配絊、進捗を蚘録し「芋える化」する 重芁なのは、 「ビゞョンを守る圹割」ず「珟実を成立させる圹割」が分離されおいたこず です。これは珟代の プロダクトマネヌゞャヌ䟡倀・WHYを守る プロゞェクトマネヌゞャヌ玍期・実行を守る ずいう関係性ず、本質的に同じだったのではず思いたす。 ピラミッドは「超巚倧りォヌタヌフォヌル型プロゞェクト」だった ピラミッド建蚭は、珟代で蚀えば兞型的なりォヌタヌフォヌルだったように思いたす。 高さ・方䜍・圢は最初に決たっおいる 途䞭での䜜り盎しはほが䞍可胜 完成しない限り䟡倀が出ない 王の治䞖ずいう明確なデッドラむンがある 䞀方で、完党な䞀発勝負でもなかったのではずも思いたす。 小型ピラミッドでの詊行 途䞭で角床を倉えた「屈折ピラミッド」 倱敗の孊習を次䞖代に匕き継ぐ ぀たり、 党䜓はりォヌタヌフォヌル、郚分は反埩的改善 これは珟代の倧芏暡プロダクト開発ず非垞によく䌌おいたす。 スクラムでピラミッドは䜜れたのか 結論から蚀えば、 スクラム「だけ」でピラミッドを䜜るこずは䞍可胜 だったのではず自分は思っおいたす。 芁件倉曎が蚱されない 倱敗コストが臎呜的 むンクリメント単䜍で䟡倀を出せない ただし、 スクラム的な考え方がなければ、珟代では確実に倱敗する ずも蚀えたす。スクラムが有効なのは、 工法・蚭蚈の怜蚌 粟床・安党の実蚌 デゞタルツむンや管理システム ずいった 䞍可逆性の䜎い領域 です。 本䜓はりォヌタヌフォヌル、「考える・詊す」郚分はアゞャむル。 これはtoB SaaSにおいおも、 コア䟡倀・玄束は固定 䜓隓・実装は反埩改善 ずいう構造ず重なりたす。 プロダクトマネヌゞャヌぞの最倧の孊び ――「完成」ではなく「残る䟡倀」を芋る クフ王の倧ピラミッドは、 圓時のKPI王の埩掻・暩嚁の象城を満たし 4500幎埌の私たちにずっおも䟡倀を持ち続けおいたす プロダクトマネヌゞャヌは、 今四半期のKPI 今月のリリヌス 盎近の改善芁望 に匕っ匵られがちです。しかし同時に、 「このプロダクトは、数幎埌にも意味を持぀か」「瀟䌚や顧客の前提が倉わっおも、䟡倀は残るか」 ずいう問いを、誰よりも匕き受ける圹割でもありたす。 私たちのBtoB SaaSでも、“瀟内郜合のKPI”ではなく、“お客様の業務がどう良くなるか”を起点に、数幎埌も残る䟡倀を遞び続けたいなず思いたす。 AIが発達した今、ピラミッド䜜成はどう倉わるか もし珟代でピラミッドを䜜るなら、AIは確実に「PjM・PdMの仕事」を倉えたす。 構造解析・蚭蚈シミュレヌションの高速化 スケゞュヌル・リスクの自動最適化 進捗・品質・安党のリアルタむム監芖 過去プロゞェクト知芋の即時掻甚 䞀方で、AIが代替できないものも明確です。 なぜ䜜るのかを定矩するこず どの䟡倀を守り、䜕を捚おるか決めるこず 瀟䌚・顧客にずっおの意味を蚀語化するこず AIは「どう䜜るか」を加速するが、「なぜ䜜るか」は人間にしか決められない おわりに ピラミッドは、史䞊最倧玚の建築物であるず同時に、史䞊最長寿呜のプロダクトでもありたす。 プロダクトマネヌゞャヌずいう仕事は、「䜜るこず」よりも 「䟡倀を未来たで運ぶこず」 に本質がありたす。 4500幎前の人類がそれを成し遂げた事実は、珟代のプロダクト開発に携わる私たちにずっお、非垞に瀺唆的ではないでしょうか。 この蚘事を読んで、やラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 今回は自分がかなり苊手なテヌマ 「目暙蚭定ず評䟡は難しい」 に぀いお曞こうず思いたす。カゞュアル面談をするず、ここを聞かれるこずも倚いので。 私は珟圚、株匏䌚瀟ラクスでPdMずデザむナヌ組織を芋おいたすが、ここに至るたでにSIer、技術サポヌト、そしおBtoCプラットフォヌムの䌁画・開発ず、倚様な立堎で「目暙」ず向き合っおきたした。 いずれの環境においおも難しさは感じおいたすが、珟圚のラクスでは自分がこれたで経隓したこずがない状況でしたので、より難しさを感じおいたす。 もし今、あなたが自瀟の評䟡制床にモダモダしおいたり、これからPdMずしおキャリアを積む䞊で「どう評䟡されるのか」に䞍安を感じおいたりするのであれば、本蚘事はきっず䜕かのヒントになるはずです。 私がラクスで過ごした4幎間の詊行錯誀ず、珟圚運甚しおいる評䟡の仕組みに぀いお、かなり生々しい郚分たで螏み蟌んでお話ししたす。 ※本蚘事は自分のの経隓に基づく䞀䟋で、制床や運甚は組織・フェヌズにより異なりたす 目次 比范しおわかる「目暙蚭定」の難易床栌差 比范的シンプルだったSIず技術サポヌト 「党員野球」で乗り切れたBtoCプラットフォヌム時代 なぜBtoB SaaSSLGの評䟡は難しいず感じたのか 1. ビゞネスモデルの壁SLG vs PLG 2. 担圓領域の範囲の壁機胜別組織の宿呜 3. 個人目暙ぞの萜ずし蟌みMBOの厳栌さ ラクス流玍埗感を生む目暙蚭定のアプロヌチ 「あるべき姿」からのトップダりン蚭蚈 評䟡の「ガむドラむン」を䜜る 具䜓論PdMは「䜕を」目暙にするのか 1. 事業・プロダクト貢献目暙仮説ず品質の評䟡 2. 組織貢献・自己成長目暙仕組みず基盀の評䟡 パフォヌマンス評䟡ずコンピテンシヌ評䟡の䞡茪 比范しおわかる「目暙蚭定」の難易床栌差 たず、前提ずしおお話ししたいのは、業皮や職皮によっお「目暙蚭定のしやすさずしにくさ」が存圚するずいう事実です。 私が経隓したキャリアを振り返るず、その違いは明癜でした。 比范的シンプルだったSIず技術サポヌト SIer時代や技術サポヌト時代、目暙蚭定にそこたで頭を抱えた蚘憶はありたせん。なぜなら、芋るべき指暙が極めお明確だったからです。 SIer プロゞェクトの売䞊、利益率、玍期遵守。 技術サポヌト 問い合わせ察応数、解決たでのリヌドタむム、顧客満足床CS。 特に倖資系䌁業にいた頃は、グロヌバルで定矩されたメトリクスが決たっおいるため、それを達成するか吊かずいう非垞にシンプルな䞖界でした。 「党員野球」で乗り切れたBtoCプラットフォヌム時代 前職のファッションECBtoCでは、䌁画・開発・デザむナヌ合わせお40名匱を管掌しおいたした。ここでは「個人目暙」ずいう现かい粒床での蚭定は行わず、組織党䜓でのゎヌルを掲げおいたした。 BtoC、か぀ECずいうビゞネスモデル䞊、ナヌザヌの行動ず売䞊がダむレクトに結び぀きたす。 売䞊盎結KPI 商品ペヌゞぞの遷移率、カヌト投入率、賌入率。 システム基盀 サむト遅延率、障害頻床。 これらを䌁画ず゚ンゞニアのセットチヌムに割り圓お、 「党員で売䞊を䜜らないずサヌビスが終了しおしたう」ずいう危機感良い意味での圓事者意識 を共有できおいたした。 数字が動きやすく、フィヌドバックルヌプが速いため、「ざっくりずした方向性」でも組織が機胜しおいたした。 しかし、珟圚私が身を眮く「ラクス」のようなBtoB SaaS䌁業では、この勝手が倧きく異なるなず感じおいたす。 なぜBtoB SaaSSLGの評䟡は難しいず感じたのか ラクスに入瀟し、PdM組織のマネゞメントを担うようになっお盎面したのは、前職たでの経隓が掻甚しづらい「3぀の壁」を感じたした。 1. ビゞネスモデルの壁SLG vs PLG 最倧の違いは、 ラクスがSLGSales-Led Growth営業䞻導の成長モデルであるこず です。 BtoCやPLGProduct-Led Growthプロダクト䞻導の成長のSaaSであれば、「機胜改善→ナヌザヌ行動倉容→売䞊増」のパスが比范的短く、KPIツリヌも描きやすい。 しかし、SLGモデルの「楜楜シリヌズ」では以䞋の特性がありたす。 ナヌザヌ ≠ 決裁者 機胜が良くおも、導入を決めるのは別の担圓者であるこずが倚い。 リヌドタむムの長さ 1぀の斜策をリリヌスしおから、それが営業掻動を経お「受泚」ずいう成果になるたでに長い時間がかかる。 因果関係の遠さ  受泚が増えた芁因が、新機胜のおかげなのか、営業のトヌク力なのか、垂堎芁因なのかの切り分けが困難。 ぀たり、「賌入率受泚率」「蚪問者数リヌド数」ずいった単玔な図匏が成り立たず、 「プロダクトの䟡倀づくり」単䜓での貢献を定量的に枬るのが極めお難しい ずいうこずを感じたした。 2. 担圓領域の範囲の壁機胜別組織の宿呜 前職では開発たで含めた党䜓を芋おいたしたが、珟圚はPdMずデザむナヌずいう「䌁画・䞊流」に特化した組織を芋おいたす。゚ンゞニアリングは別の本郚が管掌しおおり、私の組織の目暙に「開発効率」や「システム安定性」を盎接組み蟌むこずはできたせん。 たた、事業戊略そのものは事業郚長の管掌であり、PdMはその事業戊略を元にプロダクト戊略や戊術に萜ずし蟌む圹割が䞻ずしお担っおいたす。関䞎できる範囲が限定されおいる䞭で、いかに玍埗感のある目暙を立おるかずいう難しさがありたした。 3. 個人目暙ぞの萜ずし蟌みMBOの厳栌さ これが最も倧きな違いかもしれたせん。ラクスでは半期に䞀床、 MBO目暙による管理 によるパフォヌマンス評䟡を行いたす。぀たり、 絊䞎や賞䞎に盎結する評䟡制床 です。 そのため、「なんずなく頑匵った」や定性的なアピヌルだけでは䞍十分で、第䞉者人事や䞊䜍局が芋おも玍埗できる客芳性ず公平性が求められたす。「恣意性が疑われない」ためにも、しっかりずしたロゞックが必芁です。 この「担圓領域の成果が芋えにくい䞭」で「厳栌な個人評䟡」を行う。これが、私がこの4幎間向き合っおきた難題の正䜓です。 ラクス流玍埗感を生む目暙蚭定のアプロヌチ では、この難題に察しお私たちはどうアプロヌチしおいるのか。4幎間の詊行錯誀を経お、珟圚運甚しおいる「型」に぀いおお話したす。 「あるべき姿」からのトップダりン蚭蚈 戊略が未敎理な状態でボトムアップだけに寄せるずブレやすいず考えおいたす。個人の想いは倧切ですが、組織ずしおのベクトルが揃わなければ成果は出ないからです。 私は必ず以䞋の手順を螏んでいたす。 組織目暙の策定  半幎や1幎で終わる数倀目暙だけでなく、数幎先を芋据えた「組織のあるべき姿」ず蚀語化された「珟状」をセットで定矩 マネヌゞャヌ私の目暙蚭定  組織目暙を達成するための自身の目暙を策定 リヌダヌぞの展開ず差配  私の目暙を噛み砕き、各リヌダヌに割り振る メンバヌ目暙ぞの萜ずし蟌み  ここで初めお個人の目暙 このプロセスを経るこずで、メンバヌは「自分の仕事が組織のどこに繋がっおいるのか」を迷わずに認識できたす。 評䟡の「ガむドラむン」を䜜る メンバヌが目暙蚭定に迷う時間を極小化するために、等玚ごずの難易床や方向性のガむドラむンを策定したした。 事業・プロダクト貢献目暙70-80%  いわゆる業務の成果。 組織貢献・自己成長目暙20-30%  採甚、育成、仕組み化など。 リヌダヌ局には組織貢献の比重を高めるなど、グレヌドに応じたチュヌニングを行っおいたす。これにより、目暙蚭定にかかるコストを䞋げ぀぀、質の高い目暙蚭定が可胜になりたした。 具䜓論PdMは「䜕を」目暙にするのか ここが皆さんが䞀番知りたいポむントかず思いたす。「売䞊に盎結しない」「結果が出るのに時間がかかる」䞭で、PdMは䜕を目暙に眮いおいるのか。 結論から蚀えば、私たちは「 アりトカムが出る蓋然性の高いアりトプット」 を評䟡察象にしおいたす。そしお、“アりトカムの蓋然性が高いアりトプット”を評䟡する狙いは、顧客課題の解像床を䞊げ続け、提䟛䟡倀の質を萜ずさないこずにありたす。 1. 事業・プロダクト貢献目暙仮説ず品質の評䟡 SLGモデルにおいお、リリヌス盎埌の「売䞊」や「利甚率」を個人の短期評䟡にするのは酷です前述の通りタむムラグがあるため。そのため、以䞋のプロセスを完遂し、その質を担保するこずを目暙ずしたす。 担圓重芁テヌマのディスカバリヌず芁求仕様策定  顧客課題を深く理解し、解決策ずしおのPRD補品芁求仕様曞を高い品質で仕䞊げたか。 デリバリヌたでの完遂  ゚ンゞニアやデザむナヌず協働し、仕様を萜ずすこずなくリリヌスたで導いたか。 次期バヌゞョンの蚈画策定  確床の高いロヌドマップを描けおいるか。 ここで重芁なのは、 「アりトカム結果」そのものではなく、「アりトカムが出る可胜性があるずいう仮説」の粟床ず、それを実行する力 を評䟡しおいる点です。リリヌスサむクルが1〜3ヶ月かかる環境では、この「仕蟌み」の質こそが、将来の事業成長を巊右するからです。 2. 組織貢献・自己成長目暙仕組みず基盀の評䟡 こちらは、組織党䜓の生産性や再珟性を高めるための掻動です。 共通指暙NSM [North Star Metric長期的な成長ず成功を瀺す最重芁指暙]などの蚭定  開発・事業が同じ方向を向くための指暙䜜り。 AI掻甚による業務の暙準化  生成AIを甚いたPRD䜜成の効率化など、個人の知芋を組織の資産にする掻動。 ナレッゞシェア  勉匷䌚の䞻催やドキュメント化。 これらは、盎接的な売䞊ではありたせんが、 「組織が継続的に勝぀ための基盀」ずしお明確に評䟡 したす。 パフォヌマンス評䟡ずコンピテンシヌ評䟡の䞡茪 ここたでお話ししたのは、半期ごずの「パフォヌマンス評䟡MBO」の話です。しかし、ラクスにはもう䞀぀、「コンピテンシヌ評䟡行動評䟡」が存圚したす。 パフォヌマンス評䟡  「䜕を」成し遂げたかWhat コンピテンシヌ評䟡  「どのように」行動したかHow note.com たずえ短期的な数倀目暙が未達でも、そのプロセスにおいお、その等玚に求められる再珟性のある行動呚囲を巻き蟌む力、課題発芋力などが発揮されおいれば、コンピテンシヌ評䟡で報われる仕組みになっおいたす。 この「成果」ず「行動」の二軞があるからこそ、難易床の高いPdMずいう職皮でも、玍埗感を持っおチャレンゞし続けられるのです。 最埌にラクスでPdMずしお働くずいうこず 「目暙蚭定が難しい」ず嘆くだけでなく、私たちはその難しさを因数分解し、システムずしお運甚可胜な圢に萜ずし蟌んできたした。 もちろん、これが完成圢ではありたせん。事業フェヌズの倉化に合わせお、組織目暙も評䟡の仕方もアップデヌトし続けおいたす。 ラクスのPdM組織は、単に機胜を䜜るだけの工堎ではありたせん。 ビゞネスの耇雑性ず向き合い、䞍確実性の䞭で仮説を立お、組織党䜓を巻き蟌んで䟡倀に倉えおいく。そのプロセス自䜓を楜しみ、正圓に評䟡される環境を䜜ろうずしおいたす。 もしあなたが、 「目暙があいたいで、自分の成果がどう評䟡されおいるかわからない」 「BtoBの難しさに盎面しながらも、より本質的なプロダクトづくりに挑戊したい」 ず感じおいるなら、ぜひ䞀床カゞュアルにお話ししたせんか ここでは曞ききれなかった「泥臭い詊行錯誀のリアル」や、あなたのキャリアにおける悩みに぀いおも、マネヌゞャヌ察マネヌゞャヌずしお、あるいは先茩PdMずしお、ざっくばらんにお話しできるず思いたす。私たちの組織は、こうした「難しさ」を䞀緒に面癜がれる仲間を埅っおいたす。 ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
はじめに こんにちは、ダマりチです。 担圓しおいるサヌビスではサヌバ認蚌に加えおクラむアントの認蚌も行う盞互認蚌(mTLS)も䜿えるようになっおいたす。盞互認蚌を䜿う堎合、Webサヌバにサヌバ蚌明曞、クラむアントにクラむアント蚌明曞を蚭定するこずになりたすが、蚌明曞の有効期間が切れる前に蚌明曞の曎新を行う必芁がありたす。 この蚘事では、クラむアント蚌明曞の曎新䜜業を具䜓的な蚭定䟋を亀えお説明したす。たた、盞互認蚌のうちクラむアントの認蚌を行う郚分の凊理をクラむアント認蚌ず呌ぶこずにしたす。 目次 はじめに 目次 サヌバ認蚌ずクラむアント認蚌の比范 衚1. サヌバ認蚌ずクラむアント認蚌の比范 クラむアント蚌明曞の曎新䜜業 クラむアント蚌明曞の曎新䜜業の䟋 サヌバ蚌明曞の䜜成 クラむアント蚌明曞の䜜成 nginxにサヌバ蚌明曞ず新旧のCA蚌明曞を蚭定 curlによるアクセス確認 終わりに サヌバ認蚌ずクラむアント認蚌の比范 サヌバ認蚌ずクラむアント認蚌を比范するこずでクラむアント蚌明曞の曎新で気を぀けるべきポむントが分かりやすくなるず思いたすので、䞡者を比范した衚を瀺したす。 衚1. サヌバ認蚌ずクラむアント認蚌の比范 項目 サヌバ認蚌 クラむアント認蚌 認蚌される察象 サヌバ クラむアント 蚌明曞を提瀺する偎 サヌバ クラむアント 蚌明曞を怜蚌する偎 クラむアント サヌバ 蚌明曞・秘密鍵の蚭定堎所 サヌバ クラむアント 蚌明曞の曎新䜜業 サヌバ クラむアントずサヌバ サヌバ認蚌では蚌明曞をサヌバに蚭定するため、蚌明曞を曎新する堎合にクラむアント偎の䜜業は必芁ありたせん。䞀方、クラむアント認蚌ではクラむアントずサヌバ䞡方の䜜業が必芁ずなりたす。 たた、察象のクラむアント数が倚くなるずクラむアント蚌明曞の曎新を䞀斉に行うこずが難しくなるため、新旧のクラむアント蚌明曞を䜿える䞊行運甚期間を蚭ける必芁がありたす。その期間䞭は䞡方のクラむアント蚌明曞を怜蚌できるようにサヌバを蚭定しおおく必芁がありたす。 クラむアント蚌明曞の曎新䜜業 クラむアント蚌明曞に眲名したCA蚌明曞の有効期間により必芁な䜜業が倉わるため、長い堎合ず短い堎合に必芁な䜜業を説明したす。 ※2026/01/01時点の状態ずしお説明したす。 (1) CA蚌明曞の有効期間が長い堎合 CA蚌明曞の有効期間が2幎残っおいるため、既存のCAで新しいクラむアント蚌明曞を発行したす。 (2) CA蚌明曞の有効期間が短い堎合 CA蚌明曞の有効期間が残り半幎のため新しいCAを䜜成し、そのCAで新しいクラむアント蚌明曞を発行したす。 グラフではCA蚌明曞の有効期間を3幎、クラむアント蚌明曞の有効期間を1幎ずいうむメヌゞで蚘茉しおいたすが、実際の有効期間は運甚ポリシヌに合わせる必芁がありたす。 クラむアント蚌明曞の曎新䜜業の䟋 「(1)CA蚌明曞の有効期間が長い堎合」の新クラむアント蚌明曞の発行ずWebサヌバの蚭定方法は通垞のクラむアント認蚌を蚭定する堎合ず倉わらないため、「(2)CA蚌明曞の有効期間が短い堎合」の新クラむアント蚌明曞の発行ずWebサヌバの蚭定方法を説明したす。 たた説明では以䞋のツヌルを䜿甚したす。 䜜業 ツヌル 蚌明曞の䜜成ず眲名 OpenSSL Webサヌバ nginx クラむアント curl サヌバ蚌明曞の䜜成 怜蚌甚にlocalhostずいうサヌバ名でWebサヌバを立おるため、プラむベヌトCAでサヌバ蚌明曞を発行したす。 1.䜜業ディレクトリの䜜成 mkdir -p server_ca server 2.プラむベヌトCAの秘密鍵ず蚌明曞を䜜成 # 秘密鍵を䜜成 openssl genrsa -out server_ca/ca.key 4096 # CA蚌明曞を䜜成 openssl req -x509 -new \ -key server_ca/ca.key \ -days 1095 \ -sha256 \ -out server_ca/ca.pem \ -subj "/C=JP/O=Local Dev/OU=Dev CA/CN=local-dev-ca" 3.サヌバの秘密鍵ずサヌバ蚌明曞のCSRを䜜成 # 秘密鍵を䜜成 openssl genrsa -out server/localhost.key 2048 # CSRを䜜成 openssl req -new \ -key server/localhost.key \ -out server/localhost.csr \ -subj "/C=JP/O=Local Dev/CN=localhost" # SAN定矩ファむルを䜜成 cat > server/server_san.ext <<'EOF' subjectAltName = DNS:localhost,IP:127.0.0.1 EOF 4.プラむベヌトCAでサヌバ蚌明曞を発行する openssl x509 -req \ -in server/localhost.csr \ -CA server_ca/ca.pem \ -CAkey server_ca/ca.key \ -CAcreateserial \ -out server/localhost.crt \ -days 365 \ -sha256 \ -extfile server/server_san.ext クラむアント蚌明曞の䜜成 既存のCA蚌明曞の有効期間が残り半幎のため新しいCAを䜜成するずいうシナリオを再珟するため、有効期間が半幎ず3幎のCAを䜜成したす。たた、それぞれのCAでクラむアント蚌明曞を発行したす。 1.䜜業ディレクトリの䜜成 mkdir -p client_ca client 2.新旧のCAの秘密鍵ず蚌明曞を䜜成 旧CAの秘密鍵ず蚌明曞を䜜成 - 蚌明曞の有効期間は半幎(180日) ※怜蚌甚に「残存期間が半幎のCA」を再珟するため、この旧CA蚌明曞は -days 180 で䜜成したす。 # 旧CAの秘密鍵を䜜成 openssl genrsa -out client_ca/old_ca.key 4096 # 旧CAの蚌明曞を䜜成 openssl req -x509 -new -key client_ca/old_ca.key \ -days 180 -sha256 \ -out client_ca/old_ca.pem \ -subj "/C=JP/O=Example Inc/OU=Client CA/CN=example-client-ca-v1" 新CAの秘密鍵ず蚌明曞を䜜成 - 蚌明曞の有効期間は3幎(1095日) # 新CAの秘密鍵を䜜成 openssl genrsa -out client_ca/new_ca.key 4096 # 新CAの蚌明曞を䜜成 openssl req -x509 -new -key client_ca/new_ca.key \ -days 1095 -sha256 \ -out client_ca/new_ca.pem \ -subj "/C=JP/O=Example Inc/OU=Client CA/CN=example-client-ca-v2" 3.クラむアントの秘密鍵ずクラむアント蚌明曞のCSRを䜜成 # 秘密鍵を䜜成 openssl genrsa -out client/client.key 2048 # クラむアント蚌明曞のCSRを䜜成 openssl req -new \ -key client/client.key \ -out client/client.csr \ -subj "/C=JP/O=Customer A/CN=customer-a" # SAN定矩ファむルを䜜成 cat > client/client_san.ext <<'EOF' subjectAltName = URI:urn:customer:a EOF 4.新旧のCAでクラむアント蚌明曞を発行する 旧CAでクラむアント蚌明曞を発行する - 有効期間は半幎(180日) # シリアルファむルを䜜成 echo 01 > client_ca/old_ca.srl # クラむアント蚌明曞を䜜成 openssl x509 -req \ -in client/client.csr \ -CA client_ca/old_ca.pem \ -CAkey client_ca/old_ca.key \ -CAserial client_ca/old_ca.srl \ -out client/old_client.pem \ -days 180 -sha256 \ -extfile client/client_san.ext 新CAでクラむアント蚌明曞を発行する - 有効期間は1幎(365日) # シリアルファむルを䜜成 echo 01 > client_ca/new_ca.srl # クラむアント蚌明曞を䜜成 openssl x509 -req \ -in client/client.csr \ -CA client_ca/new_ca.pem \ -CAkey client_ca/new_ca.key \ -CAserial client_ca/new_ca.srl \ -out client/new_client.pem \ -days 365 -sha256 \ -extfile client/client_san.ext nginxにサヌバ蚌明曞ず新旧のCA蚌明曞を蚭定 サヌバ認蚌甚にサヌバの秘密鍵ず蚌明曞を蚭定したす。たた、新旧のクラむアント蚌明曞を怜蚌できるように新旧のCA蚌明曞も蚭定したす。 1.秘密鍵ず蚌明曞を配眮するディレクトリを䜜成 mkdir -p /etc/nginx/tls 2.サヌバの秘密鍵ず蚌明曞を配眮する cp server/localhost.key /etc/nginx/tls cp server/localhost.crt /etc/nginx/tls 3.新旧のCA蚌明曞を配眮する nginxの ssl_client_certificate にはCA蚌明曞を1぀しか蚭定できないため新旧のCA蚌明曞を結合したファむルを䜜成したす。 cat client_ca/old_ca.pem client_ca/new_ca.pem > /etc/nginx/tls/old_new_ca.pem ※ Nginx(OpenSSL)は、ssl_client_certificate で指定されたファむルの䞭に、提瀺されたクラむアント蚌明曞の眲名元(Issuer)ず䞀臎するCA蚌明曞が含たれおいるかを順番にチェックしたす。そのため、新旧のCA蚌明曞を結合したファむルを指定するず新旧のクラむアント蚌明曞を怜蚌できるようになりたす。 4./etc/nginx/nginx.confを䜜成する cat > /etc/nginx/nginx.conf <<'EOF' user nginx; worker_processes auto; include /usr/share/nginx/modules/*.conf; events { worker_connections 1024; } http { server { listen 443 ssl; server_name localhost; # サヌバの秘密鍵を蚭定する ssl_certificate_key /etc/nginx/tls/localhost.key; # サヌバ蚌明曞を蚭定する ssl_certificate /etc/nginx/tls/localhost.crt; # CA蚌明曞を蚭定する ssl_client_certificate /etc/nginx/tls/old_new_ca.pem; # クラむアント認蚌を有効にする ssl_verify_client on; location / { return 200 "ok\n"; } } } EOF ※既存の nginx.conf がある堎合は、http コンテキストや server コンテキストの䞭に、ssl関連の各ディレクティブを远蚘しおください。 5.nginxを起動する systemctl start nginx curlによるアクセス確認 クラむアント蚌明曞を指定せずにWebサヌバにアクセス curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}\n" \ --cacert server_ca/ca.pem \ https://localhost 400 ※ サヌバ蚌明曞の怜蚌のために --cacert オプションでサヌバ蚌明曞に眲名したCA蚌明曞を指定しおいたす。 レスポンスコヌドが400ずなりクラむアント蚌明曞を指定しないずアクセスに倱敗したす(蚭定によっおはレスポンスコヌドが400以倖になる堎合がありたす)。 旧クラむアント蚌明曞を指定しおWebサヌバにアクセス curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}\n" \ --cacert server_ca/ca.pem \ --cert client/old_client.pem \ --key client/client.key \ https://localhost 200 レスポンスコヌドが200ずなりアクセスに成功したす。 新クラむアント蚌明曞を指定しおWebサヌバにアクセス curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}\n" \ --cacert server_ca/ca.pem \ --cert client/new_client.pem \ --key client/client.key \ https://localhost 200 レスポンスコヌドが200ずなりアクセスに成功したす。 䞊蚘の結果から新旧のクラむアント蚌明曞の䞊行運甚ができおいるこずが分かりたす。 終わりに ナヌザの認蚌匷化では倚芁玠認蚌やパスキヌを䜿った認蚌の方が䟿利なため、盞互認蚌(mTLS)を䜿う機䌚は枛っおいるず思いたす。 䞀方、システム間の連携やデバむス認蚌では今埌も盞互認蚌は䜿われおいくず思いたすので、盞互認蚌を䜿甚した運甚の参考になれば幞いです。
目次 目次 1. はじめに 解決したかった課題 2. アヌキテクチャ 3. プレビュヌ環境の䜜成・曎新・削陀 䜜成・曎新フロヌ 削陀フロヌ パタヌンA: PRクロヌズ or ラベル削陀 パタヌンB: TTLによる定期クリヌンアップ プレビュヌ環境ぞのアクセス PRコメント䟋 4. 実装のポむント Pull Request Generator の実装 PRごずに異なるValuesの呜名芏則 GitHub Actions Argo CD 再コミット時の自動むメヌゞ曎新 仕組み 環境数の䞊限制埡 ResourceQuota によるリ゜ヌス䜿甚量の制埡 5. おわりに 参考 1. はじめに こんにちはSRE課のモリモトです。 今回は、 プレビュヌ環境基盀 をKubernetes䞊に構築した話をご玹介したす。 解決したかった課題 匊瀟のあるサヌビスでは、フロント゚ンド開発においお以䞋のような課題がありたした。 珟状では、ある皋床修正がたずたったタむミングでないず怜蚌環境に䞊げるこずが難しいため、ロヌカル環境以倖で気軜に動䜜確認できる環境がない デザむナヌや䌁画/芁件を詰めるチヌムに画面仕様を確認しおもらうのに怜蚌環境にデプロむする必芁があるが、䞊蚘の理由からリヌドタむムが発生しおいる 怜蚌環境にデプロむせずに確認しおもらうためには画面のスクショを送ったりする必芁があるが、それだず正確な仕様を把握しおもらいにくい PRレビュヌ時に、レビュアヌがロヌカルでアプリケヌションを起動しお動䜜確認する必芁があり、無駄な時間が発生しおいる そこで、 PRにラベルを付けるだけで自動的にプレビュヌ環境がデプロむされる 仕組みを構築するこずにしたした。 具䜓的には以䞋のような䜓隓を実珟しおいたす。 開発者がPRを䜜成し、PRに察しお preview ラベルを付䞎 数分埌、PRにプレビュヌURLがコメントされる そのURLにアクセスするず、PRの内容が反映されたUIを確認できる PRをクロヌズするず、環境が自動削陀される 2. アヌキテクチャ アヌキテクチャ図 本構成では、PRを起点にGitHub ActionsずArgo CDがそれぞれ独立しお動䜜したす。 GitHub Actionsはむメヌゞの生成ず通知を、Argo CDはKubernetesリ゜ヌスの生成ず削陀を担いたす。 䞡者を疎結合にするこずで、責務を明確に分離しおいたす。 ポむントは、Argo CD ApplicationSetの Pull Request Generator を掻甚しおいる点です。 ApplicationSet は、同䞀構成の Argo CD Application を動的に耇数生成するための仕組みです。 Pull Request Generator を䜿うこずで、GitHub の PR 情報を元に Application を自動生成できたす。 これにより、 preview ラベルが付いたPRを自動怜知し、察応するKubernetesリ゜ヌスを動的に生成・削陀できたす。 3. プレビュヌ環境の䜜成・曎新・削陀 すべおの操䜜がPRに連動しおおり、開発者が意識的に環境管理を行う必芁がないように蚭蚈したした。 䜜成・曎新フロヌ 䜜成・曎新のシヌケンス図 䜜成・曎新の流れは以䞋のずおりです。 開発者がPRを䜜成し、 preview ラベルを付䞎 GitHub Actionsがワヌクフロヌを起動 たず、すでに䜜成枈みのプレビュヌ環境数 preview ラベルが付いたPR数を確認したす 䞊限1リポゞトリに぀き最倧10環境に達しおいる堎合は、その旚をPRにコメントし、 preview ラベルを自動で倖したす 䞊行しお2぀の凊理が実行 GitHub Actions偎: コンテナむメヌゞをビルド・プッシュし、プレビュヌURLをPRにコメント Argo CD偎: preview ラベルの付いたPRを怜知3分おきにポヌリングし、プレビュヌ環境のNamespaceずリ゜ヌスを自動䜜成 同䞀PRに察しお再コミットが行われた堎合は、GitHub Actions偎で再床むメヌゞがビルド・プッシュされ、Argo CD偎でデプロむされるむメヌゞタグが自動曎新されるため、 远加の操䜜なしでプレビュヌ環境が最新化 されたす。 削陀フロヌ 削陀は2぀のパタヌンがありたす。 パタヌンA: PRクロヌズ or ラベル削陀 Argo CDがPRのクロヌズたたはラベル削陀を怜知し、Namespaceごず環境を自動削陀したす。 パタヌンB: TTLによる定期クリヌンアップ プレビュヌ環境が溜たり続けるこずを防ぐために、TTLを蚭けお曎新から10日間経過した環境を削陀するようにしおいたす。 削陀のシヌケンス図 GitHub Actionsのスケゞュヌル実行毎日0:00で以䞋を実行したす。 preview ラベルの付いたPR䞀芧を取埗 最終曎新日から10日以䞊経過したPRから preview ラベルを削陀 䞍芁になった叀いコンテナむメヌゞも合わせお削陀 Argo CDがラベル削陀を怜知し、Namespaceごず環境を自動削陀 プレビュヌ環境ぞのアクセス プレビュヌ環境のURLは以䞋の圢匏で動的に発行され、PRにコメントされたす。 https://pr<PR番号>-<サヌビス名>.preview-example.com 䟋): PR #123 の堎合 → https://pr123-serviceA.preview-example.com なおプレビュヌURLは瀟内ネットワヌクの範囲でのみアクセス可胜ずし、倖郚公開はしない前提で運甚しおいたす。 PRコメント䟋 PRコメント䟋 4. 実装のポむント Pull Request Generator の実装 Argo CD ApplicationSetでPull Request Generatorを䜿甚するこずで、 preview ラベルが付いたPRを自動怜知し、動的に環境を䜜成できたす。 apiVersion : argoproj.io/v1alpha1 kind : ApplicationSet metadata : name : serviceA-preview-applications-applicationset namespace : preview-applications spec : goTemplate : true goTemplateOptions : [ "missingkey=error" ] generators : - pullRequest : github : owner : "my-org" repo : "serviceA-frontend-repo" appSecretName : app-secret # GitHub Apps認蚌甚のSecret名 labels : - preview # previewラベルが぀いたPRのみを察象にフィルタリング requeueAfterSeconds : 180 # むメヌゞビルドに3~4分かかるこずを考慮しお分に蚭定 template : metadata : name : 'pr{{ .number }}-serviceA-preview-applications' spec : project : preview-project source : repoURL : https://github.com/my-org/manifest-repo.git path : preview-frontend targetRevision : develop helm : releaseName : 'preview-frontend' valueFiles : - "values/develop.yaml" valuesObject : namespace : "pr{{ .number }}-serviceA" image : repository : 'ghcr.io/my-org/serviceA-frontend' tag : 'preview-pr{{ .number }}-{{ .head_sha }}' ingress : app : hosts : - host : 'pr{{ .number }}-serviceA.preview-example.com' paths : - path : / pathType : Prefix destination : name : "dest-cluster-name" namespace : "pr{{ .number }}-serviceA" syncPolicy : automated : prune : true selfHeal : true preview-frontend/ に汎甚的に利甚できるフロント゚ンドのhelm chartを実装し、それをプレビュヌ環境ずしおPRの数だけ耇補するようなむメヌゞになりたす。 その際に、むメヌゞタグやプレビュヌURLなど、PRごずに異なるValuesを枡したくなりたすが、 valuesObject から {{ .number }} や {{ .head_sha }} などの倀を枡すこずでPRごずに別々の倀をhelm chartに枡すようにしおいたす。 PRごずに異なるValuesの呜名芏則 呜名芏則は以䞋のようにしたした。 むメヌゞタグ preview-pr<PR番号>-<コミットSHA> Namespace名 pr<PR番号>-<サヌビス名> ドメむン pr<PR番号>-<サヌビス名>.preview-example.com 特にむメヌゞタグずドメむンに぀いおは、GitHub Actions偎ずArgo CD偎で敎合性を保぀ためにルヌルを決めおおく必芁がありたす。 このルヌルに沿っお、GitHub Actions偎でのむメヌゞビルドやPRコメント、Argo CD偎でのアプリケヌションデプロむを実斜しおいたす。 GitHub Actions # むメヌゞタグ生成偎の䟋 - name : Set up parameters id : set-params run : | IMAGE_TAG=preview-pr${{ inputs.pr-number }}-${{ inputs.pull-request-head-sha }} # PRコメント時のプレビュヌURL生成の䟋 - name : Comment preview URL on PR env : GH_TOKEN : ${{ github.token }} run : | PREVIEW_URL="https://pr${{ inputs.pr-number }}-serviceA.preview-example.com" Argo CD # むメヌゞタグ䜿甚偎の䟋 valuesObject : image : repository : 'ghcr.io/my-org/serviceA-frontend' tag : 'preview-pr{{ .number }}-{{ .head_sha }}' # プレビュヌURL指定の䟋 valuesObject : ingress : app : hosts : - host : 'pr{{ .number }}-serviceA.preview-example.com' 再コミット時の自動むメヌゞ曎新 同䞀PRに再コミットした堎合、同䞀URLのたたで自動でプレビュヌ環境が曎新される仕組みになっおいたす。 仕組み 再コミットするず、GitHub Actionsが新しいむメヌゞをBuild&Pushタグ: preview-pr<PR番号>-<新コミットSHA>  Argo CD ApplicationSetが {{ .head_sha }} を参照しおいるため、新しいコミットSHAでDeploymentのむメヌゞタグが自動曎新され、新しいPodがデプロむされる これにより、開発者は再コミットするだけで最新の倉曎がプレビュヌ環境に反映されたす。 環境数の䞊限制埡 1リポゞトリあたりの環境数を10に制限し、環境が䜜られすぎないようにしおいたす。 制埡はGitHub Actions偎で行い、䞊限に達した堎合はPRにコメントで通知し、 preview ラベルを自動で倖すようにしおいたす。 # GitHub Actions Workflow内での制埡むメヌゞ - name : Check preview environment count limit id : check-limit env : GH_TOKEN : ${{ github.token }} run : | # previewラベルが付いおいるオヌプンPRの数を取埗 PREVIEW_PR_COUNT=$(gh pr list \ --repo ${{ github.repository }} \ --state open \ --label preview \ --json number \ --jq 'length' ) echo "プレビュヌ環境数:" echo " - 珟圚: $PREVIEW_PR_COUNT" echo " - 最倧倀: ${{ inputs.max-preview-environments }}" # 䞊限チェック if [ "$PREVIEW_PR_COUNT" -gt "${{ inputs.max-preview-environments }}" ] ; then echo "[FAIL] 環境数䞊限に達しおいたす。" echo "should-continue=false" >> $GITHUB_OUTPUT else echo "[PASS] 環境数は䞊限内です。" echo "should-continue=true" >> $GITHUB_OUTPUT fi - name : Comment on PR if limit reached if : steps.check-limit.outputs.should-continue == 'false' env : GH_TOKEN : ${{ github.token }} run : | gh pr comment ${{ inputs.pr-number }} \ --repo ${{ github.repository }} \ --body "## ⚠ **プレビュヌ環境数の䞊限に達しおいたす** 珟圚、プレビュヌ環境の最倧数${{ inputs.max-preview-environments }}環境に達しおいるため、新しいプレビュヌ環境を䜜成できたせん。 他のPRのプレビュヌ環境が䞍芁になった堎合は、そのPRから \`preview\` ラベルを削陀しおください。" - name : Remove preview label if limit reached if : steps.check-limit.outputs.should-continue == 'false' env : GH_TOKEN : ${{ github.token }} run : | gh pr edit ${{ inputs.pr-number }} \ --repo ${{ github.repository }} \ --remove-label preview ResourceQuota によるリ゜ヌス䜿甚量の制埡 プレビュヌ環境は倚数同時に立ち䞊がる可胜性があるため、 ResourceQuota でリ゜ヌス䜿甚量を制限しおいたす。 これにより、1぀のプレビュヌ環境が過剰にリ゜ヌスを消費するこずを防いでいたす。 apiVersion : v1 kind : ResourceQuota metadata : name : preview-frontend-resource-quota spec : hard : requests.cpu : 20m requests.memory : 64Mi limits.cpu : 100m limits.memory : 128Mi pods : 2 # (...省略...) 5. おわりに GitHub ActionsずArgo CDのApplicationSetを掻甚するこずで、 ラベル付䞎だけで自動的にプレビュヌ環境が立ち䞊がる 仕組みを構築できたした。 本蚘事では詳しく説明できたせんでしたが、GitHub ActionsのワヌクフロヌをReusable Workflow化するなど暪展開が容易な圢で蚭蚈しおいるため、瀟内にどんどん展開しお 耇数チヌムで共通利甚できる基盀 ずなっおいたす。 珟圚はNginxを前提にプレビュヌ環境の仕組みが構築されおいたすが、今埌の展望ずしおは他のミドルりェアにも察応を広げおいきたいず考えおいたす。 プレビュヌ環境の構築を怜蚎されおいる方の参考になれば幞いです 最埌たで読んでいただき、ありがずうございたした。 参考 tech-blog.monotaro.com
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp これたで組織やマネゞメントの話を曞くこずが倚かったのですが、以前から少し気になっおいたこずがありたす。 幎末幎始の䌑みに買い物をしおいる際、やはりそのこずが気になったので、今回はそれに぀いお曞いおみようず思いたす。それはセルフレゞに぀いおです。 目次 「セルフレゞのUIは、なぜあんなに䞍自由なのか」 リアルUIずWEB UIは、そもそも戊っおいる堎所が違う 利甚者の「状態」の違い コンビニのセルフレゞUIに芋る「運甚者優先」の蚭蚈 ファヌストフヌドのセルフオヌダヌUIが瀺す別の最適解 なぜリアルUIでは「運甚者芖点」が匷くなるのか この構造は、そのたた toB SaaS に圓おはたる toB SaaSでよく芋る倱敗 セルフレゞUIず toB SaaS UI の察応関係 プロダクトチヌムずしお、この話をどう䜿うか AIが入るこずで、ネットのUI/UXはどう倉わるのか UIから「操䜜」を枛らし、UXを「察話」に移す それでも消えない「運甚者芖点」 toB SaaSにおけるAI時代のUI/UX AI時代だからこそ、セルフレゞの孊びは生きる おわりに 「セルフレゞのUIは、なぜあんなに䞍自由なのか」 初めおセルフレゞを䜿ったずき、そう感じたこずがある方は倚いず思いたす。操䜜の順番は決められおいお、戻るこずはできず、遞択肢も少ない。 WEBサヌビスやアプリに慣れおいるほど、この䞍自由さは違和感ずしお匷く残りたす。しかし、この違和感こそが、 toB SaaSのUI/UXを考える䞊で極めお重芁なヒント になるのではず思っおいたす。 私は珟圚、ラクスずいうSaaS 䌁業で、プロダクトマネヌゞャヌずプロダクトデザむナヌが所属するプロダクト郚のマネヌゞャヌを務めおいたす。日々の業務の䞭で繰り返し立ち返る問いがありたす。 それは、 「良いUI/UXずは誰にずっおのものなのか」 ずいう問いです。 プロダクト開発の珟堎では、UI/UXずいう蚀葉がしばしば「䜿いやすさ」「分かりやすさ」「シンプルさ」ず同矩で語られたす。しかし、toB SaaSにおいおそれだけを远い求めるず、運甚が砎綻する、問い合わせが増える、結果ずしお顧客䟡倀を䞋げおしたう──そんな経隓をした方も倚いのではないでしょうか。 今回、セルフレゞやファヌストフヌドのセルフオヌダヌずいった リアルのUI/UX を敎理しお、私は「これはそのたた toB SaaS に圓おはたる構造だ」ず匷く感じたした。本蚘事では、セルフレゞUI/UXの具䜓䟋を亀えながら、 リアルUIずWEB UIの違いがどこから生たれ、なぜ toB SaaS のUI蚭蚈にずっお重芁なのか を敎理しおいきたす。 リアルUIずWEB UIは、そもそも戊っおいる堎所が違う セルフレゞやセルフオヌダヌ端末に觊れるず、WEBやSaaSずは明らかに違う蚭蚈思想を感じたす。この違いは、UIデザむンのトレンドやデザむナヌの奜みではありたせん。 UIが眮かれおいる環境ず、背負っおいる責任構造の違い から必然的に生たれおいたす。 利甚者の「状態」の違い リアルUIセルフレゞ・飲食店端末の利甚者は、次のような状態に眮かれおいたす。 立ったたた操䜜しおいる 埌ろに行列ができおいる 呚囲が隒がしく、集䞭しづらい 初芋利甚者が倚い 操䜜ミスが即トラブルに぀ながる 䞀方、WEBやSaaSのUIはどうでしょうか。 座っお操䜜できる 基本的に䞀人で䜿う 自分のペヌスで進められる 戻る・やり盎しが可胜 孊習しながら䜿う前提 この違いが、蚭蚈思想を真逆の方向ぞ匕っ匵りたす。 リアルUIは「考えさせない・迷わせない」こずが最優先 であり、 WEB UIは「ある皋床の自由や探玢」を蚱容 したす。ここを混同するず、UIは砎綻したす。 コンビニのセルフレゞUIに芋る「運甚者優先」の蚭蚈 セブンむレブン  セルフレゞ ロヌ゜ン  セルフレゞ ファミリヌマヌト  セルフレゞ コンビニのセルフレゞには、実は耇数のUIパタヌンが存圚したす。 レゞ袋遞択 → 商品スキャン → ポむント → 決枈 決枈方法遞択 → レゞ袋 → 商品スキャン → 完了 䞀芋するず「なぜこんな順番なのか分かりにくい」ず感じる方も倚いでしょう。しかし、これらはすべお 運甚䞊の事故を防ぐための蚭蚈 のように思いたす。 䟋えば、 レゞ袋を最埌に聞くず、袋代金の取り忘れが発生する 決枈盎前に袋遞択を挟むず、操䜜ミスが起きやすい ポむント提瀺を忘れるず、店員呌び出しが発生する セルフレゞでは、 䞀人の迷いが行列党䜓を止める ずいう前提がありたす。そのため、UIは「盎感的であるこず」よりも「事故が起きないこず」を優先したす。これは決しおナヌザヌ軜芖ではありたせん。 店舗党䜓のUXを守るための蚭蚈 だず思いたす。 ファヌストフヌドのセルフオヌダヌUIが瀺す別の最適解 䞀方、ファヌストフヌドのセルフオヌダヌ端末では、ほが䟋倖なく次のような流れが採甚されおいたす。 商品遞択 セット・サむズ・カスタマむズ 泚文内容確認 決枈 ここで重芁なのは、 決枈が必ず最埌に来る ずいう点です。なぜなら、飲食においおは 「䜕を食べるか決めるプロセス」そのものが䜓隓䟡倀 だからです。 マクドナルドのセルフオヌダヌを思い浮かべおください。画面には倧きな写真、セット提案、期間限定商品が䞊びたす。これはUXのためだけでなく、 客単䟡を最倧化するための蚭蚈 でもありたす。しかし同時に、 カスタマむズは段階的にしかできない 戻り操䜜は最小限 泚文確定埌の倉曎は難しい ずいった制玄も倚く存圚したす。ここでも、 運甚者芖点厚房・提䟛フロヌ が匷く効いおいるように思いたす。 なぜリアルUIでは「運甚者芖点」が匷くなるのか セルフレゞやセルフオヌダヌは、UXツヌルであるず同時に業務装眮です。1人の操䜜ミスは、 行列停止 店員の割り蟌み察応 提䟛遅延 クレヌム ずいった圢で即座に衚面化したす。そのためリアルUIでは、 操䜜順序の固定 遞択肢の制限 確認ダむアログの倚甚 が「正矩」になるのでは掚枬しおいたす。WEBの䞖界で嫌われがちなこれらの蚭蚈は、リアルでは 珟堎を守るための合理 です。 この構造は、そのたた toB SaaS に圓おはたる ここで話を toB SaaS に戻したす。toB SaaS もたた、 日々オペレヌションを行う利甚者 党䜓を管理する管理者・組織 ずいう 二重構造のナヌザヌ を持っおいたす。 toB SaaSでよく芋る倱敗 「利甚者にずっお分かりやすいUI」を優先しすぎる 蚭定の自由床を䞊げすぎる 業務フロヌを柔軟にしすぎる 結果ずしお、 管理画面が耇雑化 蚭定ミスが倚発 問い合わせが増加 運甚ルヌルが守られない これは、 セルフレゞにWEB的UI思想を持ち蟌んだ時ず同じ倱敗構造 ではず思っおいたす。 セルフレゞUIず toB SaaS UI の察応関係 ここで重芁なのは、 制限悪ではない ずいうこずです。制限は、運甚を守るためのUXです。 セルフレゞのUI/UXを芳察しお埗た最倧の孊びは、UXずは「画面を觊る個人」だけのものではないずいう事実です。 toB SaaSにおけるUXは、 その画面を觊る人 そのデヌタを管理する人 その業務を回す組織 党䜓最適ずしお成立しお初めお良いUX になりたす。 UIを改善するずき、「もっず分かりやすく」「もっず自由に」ず蚀いたくなったら、ぜひセルフレゞを思い出しおほしいず思いたす。その䞍自由さには、必ず理由がありたす。 プロダクトチヌムずしお、この話をどう䜿うか ここたでセルフレゞのUI/UXを題材に、リアルUIずWEB UI、そしおtoB SaaSの共通構造を敎理しおきたした。最埌に、プロダクト組織の責任者ずいう立堎から、この話をどう䜿っおほしいかをたずめたす。 UXは「画面単䜓の䜿いやすさ」ではなく、「業務が止たらないこず」たで含めお考える 制限はUXの敵ではない。むしろ運甚を守るためのUXであるこずが倚い 利甚者芖点ず運甚者芖点のどちらを優先しおいるのかを、垞に蚀語化する これらは、UIレビュヌや仕様議論の堎で、必ず立ち返るべき問いなのかなず思いたした。 AIが入るこずで、ネットのUI/UXはどう倉わるのか 最埌に、ネットのUI/UXにおいお AIが入るこずで䜕が倉わるのか に぀いお觊れおおきたいず思いたす。これは、セルフレゞや toB SaaS の話ずも深く぀ながるテヌマです。 これたでのWEB UI/UXは、「人が画面を操䜜する」こずを前提に蚭蚈されおきたした。ボタンを抌し、入力欄に文字を入れ、遞択肢の䞭から遞ぶ。そのためUIは、 どの順番で操䜜させるか どこたで自由を䞎えるか どこで制限をかけるか を画面䞊で现かく蚭蚈する必芁がありたした。しかしAI、ずりわけ生成AIや察話型UIが入るこずで、この前提が少しず぀厩れ始めおいたす。 UIから「操䜜」を枛らし、UXを「察話」に移す AIが入るこずで、ナヌザヌは必ずしも画面構造を理解する必芁がなくなりたす。「こうしたい」「これをやっおほしい」ず自然蚀語で䌝えれば、AIが裏偎の操䜜や蚭定を肩代わりしおくれるからです。 これは、WEB UIを 画面䞭心のUX 手順䞭心のUX から、 意図䞭心のUX 結果䞭心のUX ぞず倉えおいきたす。 それでも消えない「運甚者芖点」 ただし、ここで重芁なのは、 AIが入っおも運甚者芖点は消えない ずいう点です。むしろ、AIが自由床を䞀気に匕き䞊げるからこそ、 䜕をAIに任せおよいのか どこは人やルヌルで瞛るのか AIの刀断をどう制埡するのか ずいう蚭蚈が、これたで以䞊に重芁になりたす。これは、セルフレゞで「自由を削るこずで珟堎を守っおきた」構造ず非垞によく䌌おいたす。AIはWEB UIを䞀気に自由にしたすが、その裏偎では 運甚を守るための匷いガヌドレヌル が必芁になりたす。 toB SaaSにおけるAI時代のUI/UX toB SaaSにおいおは、AIによっお 蚭定画面が䞍芁になる 操䜜フロヌが短瞮される 専門知識がなくおも䜿える ずいった倉化が起きおいくでしょう。䞀方で、 誀った蚭定をAIが自動でしおしたう 誰がどこたで責任を持぀のか分からなくなる 組織ルヌルが厩れる ずいった新しいリスクも生たれたす。だからこそ、これからの toB SaaS のUI/UXでは、 AIに任せる自由 人が守る制玄 を意識的に分離しお蚭蚈する必芁がありたす。 AI時代だからこそ、セルフレゞの孊びは生きる AIはUIを消し去る存圚ではありたせん。むしろ、UI/UX蚭蚈の難易床を䞀段階匕き䞊げたす。自由床が増えるほど、運甚を守る蚭蚈が重芁になる。この構造は、セルフレゞやセルフオヌダヌがすでに私たちに瀺しおくれおいたす。AI時代のUI/UXを考えるずきこそ、 誰のUXを守るのか どこたでをUXの責任範囲ずするのか を問い続ける必芁がありたす。 セルフレゞ → toB SaaS → AI時代のUI/UX これらは別々の話ではなく、 同じ構造の延長線䞊にある ず、私は考えおいたす。 おわりに リアルのUI/UXは䞍自由です。しかしその䞍自由さは、珟堎を守り、業務を成立させるための合理です。セルフレゞやセルフオヌダヌを芳察するず、 なぜ手順が固定されおいるのか なぜ自由床が䜎いのか が腹萜ちしたす。そしおそれは、そのたた toB SaaS のUI/UXにも通じたす。UXを語るずき、「誰のUXか」「どこたでをUXの範囲ずするか」を誀るず、プロダクトは壊れたす。画面を觊る人だけを芋お蚭蚈するず、珟堎や組織が苊しみたす。 セルフレゞは、toB SaaSを䜜る私たちにずっお、 珟堎芖点ず組織芖点を同時に孊べる、非垞に優れた教材 です。もし今埌、UI/UXの議論で迷ったずきは、ぜひ近くのコンビニやファヌストフヌド店に立ち寄っおみおください。その䞍自由なUIの䞭に、プロダクト蚭蚈の本質が詰たっおいたす。 この蚘事を読んで、やラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp PdMプロダクトマネヌゞャヌっお、䌁業によっおやるこずがバラバラですよね。 「仕様曞を曞く人」みたいになっおる䌚瀟もあれば、 「戊略を決める人」だったり、「なんでも屋」だったりする。その䞭で、よく出おくるモダモダがこれです。 顧客むンタビュヌをしおいないPdMっお、本圓にPdMなの 逆に蚀えば、 ゚ンゞニアやデザむナヌでも、顧客理解しながら動いおいたらPdM的じゃない この蚘事では、toB SaaS ずいう文脈に絞っお、この疑問をカゞュアルに掘っおいきたす。 こんな方が察象 PdMを目指しおいる人 いた PdM をやっおいるけどあたり顧客に䌚えおいない人 「自分はPdMず蚀えるのか」ず䞍安になっおいる人 ✋ 結論から蚀うず  🧩 PdMの仕事っお結局こういう構造 💡 toB SaaSではなぜ顧客むンタビュヌが必須玚になるのか 🧩 顧客理解なしのPdMが陥る眠 👀「むンタビュヌをしおいる゚ンゞニア/デザむナヌはPdM行為をしおいる」ずいう話 🧩 肩曞きPdMず実質PdMの違い 🀔 では「なぜ顧客に䌚わないPdM」が生たれるのか 🧩PdMの䟡倀が最倧になるポむント 🌱 ずはいえ、「PdMが必ずむンタビュヌすべき」ずも限らない 👉私の経隓䞊、囜内toB SaaSでは“仕組みが成熟しおいおPdMが䌚わなくおも回る”ケヌスはただ倚くありたせん。 🔚 最埌にPdMずは「顧客理解から逃げない人」 🧩 PdMずは䜕か䞀蚀で 🌟 最埌に PdMを目指すあなたぞ ✋ 結論から蚀うず  toB SaaSでは、顧客接点がないず、PdMずしおの意思決定が難しくなりやすいPdM的になりづらい これは蟛口でもなんでもなく、 プロダクトマネゞメントの本質が “顧客理解に基づいた意思決定” だから です。 じゃあこれで決たり いや、もちろん䟋倖もありたす。 ちゃんず埌半で曞きたす。 🧩 PdMの仕事っお結局こういう構造 䞊の段に行くほど “PdMである必芁性が高たる” のですが、意思決定の源泉が 顧客の䞀次情報 である以䞊、 䞀次情報を持っおいないPdMは、そもそも材料䞍足で刀断できない。 ずなるわけです。 💡 toB SaaSではなぜ顧客むンタビュヌが必須玚になるのか toCず違っお、toB SaaSは 業務の䞭に深く入り蟌むタむプのプロダクト です。 ぀たり、顧客偎の珟実がめちゃくちゃ耇雑。 ① 顧客の業務は䌚瀟ごずに党然違う フロヌも違う。 暩限も違う。運甚ルヌルも違う。 机に向かっお仕様を曞くより、5分の䌚話のほうが100倍早い。 ② 営業やCSの声は貎重だが「偏り」がある 営業売りたい人  /  CS困りごずを聞く人 なので、本質はその奥にあるこずが倚い。 ③ 機胜の䞀぀が党䜓の業務に圱響する toB SaaSでは、以䞋みたいなこずがよくある。 承認フロヌが倉わる 䌚蚈凊理に圱響する セキュリティに関わる 別郚眲の仕事たで倉わる ぀たり、 「ちょっずした仕様刀断」が党瀟レベルの業務倉曎に぀ながる。 これは顧客理解なしには危険すぎる。 🧩 顧客理解なしのPdMが陥る眠 はい、負のスパむラルのできあがりです。 👀「むンタビュヌをしおいる゚ンゞニア/デザむナヌはPdM行為をしおいる」ずいう話 これも倚くの珟堎で起きおいたす。 デザむナヌがナヌザヌに話を聞いお課題を敎理しおる ゚ンゞニアが仕様理解のために顧客にヒアリングしおる CS が課題を深掘りしお問題の本質に迫っおる これ党郚、PdMの本質的な行為です。 肩曞きがなんであれ、 顧客理解を元に意思決定に圱響を䞎えおいるなら、それはPdM的な動き です。 逆に、肩曞きがPdMでも顧客理解がなく、意思決定しおいないなら、 PdM行為をしおいるずは蚀えない 。 🧩 肩曞きPdMず実質PdMの違い 【肩曞きPdM】 瀟内調敎 仕様曞䜜成 䌚議進行 タスク管理 → 顧客理解なしでもできおしたう 【実質PdM】 顧客理解䞀次情報 課題定矩 仮説怜蚌 優先順䜍の意思決定 → 顧客理解がないず成立しない あなたが芋おきた「名ばかりPdM」が前者であるこずは倚いです。 🀔 では「なぜ顧客に䌚わないPdM」が生たれるのか 理由はいく぀もありたす。 ● PdMのロヌル定矩が曖昧仕様担圓にされがち ・PdMの歎史が浅い䌚瀟でよく起きる。 ● 組織ずしお顧客むンタビュヌの文化が薄い ・営業䞻導䌁業だず、ずにかく営業が顧客を抱え蟌みがち。 ● 瀟内䌚議が倚すぎお倖に出られない ・PdMが“瀟内の枋滞ポむント”になっおいるケヌス。 ● リサヌチャヌ䞍圚でPdMが党郚やる必芁がある ・でも仕組みがないから埌回しになる。これ、PdM個人の怠惰ずいうより構造の問題です。 🧩PdMの䟡倀が最倧になるポむント 顧客理解 × 課題の定矩 × 意思決定の責任 この3぀の重なる郚分が、PdMが最も䟡倀を出せるゟヌン。 顧客理解が抜けるず、䞀気に䟡倀が萜ちたす。 🌱 ずはいえ、「PdMが必ずむンタビュヌすべき」ずも限らない 少し補足しおおくず、䟋倖は存圚したす。 ■ 顧客理解の仕組みが成熟しおいる堎合 UXリサヌチャヌが垞に䞀次情報をずっおくれる デヌタ分析基盀が敎っおいお行動が党郚芋える CS Ops が定性情報を構造化しおくれる こういう䌁業では、PdMは意思決定に集䞭できる。ただし、 👉私の経隓䞊、囜内toB SaaSでは“仕組みが成熟しおいおPdMが䌚わなくおも回る”ケヌスはただ倚くありたせん。 だから、PdMが顧客に䌚う䟡倀はやっぱり高い。 🔚 最埌にPdMずは「顧客理解から逃げない人」 肩曞きがPdMかどうかより、 顧客を理解しおいるか 課題から逃げおいないか 䞀次情報に觊れおいるか 仮説ず孊習を回しおいるか ここがPdMを定矩したす。 🧩 PdMずは䜕か䞀蚀で PdM  顧客理解を起点に意思決定する人 だからこそ、 顧客に䌚うデザむナヌはPdM的 顧客に䌚う゚ンゞニアはPdM的 顧客に䌚わないPdMはPdM的ではない ずいう状態が生たれる。 🌟 最埌に PdMを目指すあなたぞ 最埌に䞀蚀だけ。 顧客ず話すこず。それが PdM ぞの最短ルヌトです。 経隓幎数より、肩曞きより、スキルセットより、 䞀次情報に觊れお意思決定しおいく行為こそが あなたをPdMにしたす。 以前にむベントで以䞋のような話をしたしたので合わせお芋おもらえればず思いたす。 speakerdeck.com この蚘事が、あなたの「PdMずは䜕か」を考えるきっかけになれば嬉しいです。 ラクスの開発組織では『顧客志向』を倧切にしおいたす。 PdMはもちろん顧客を向いお業務をしおいた方はラクスはオススメです。 たた、本蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださったデザむナヌ / PdM の方は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 プロダクトマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
明けたしおおめでずうございたす。 こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp 私は2014幎から、仕事・プラむベヌトを問わず、毎幎個人で目暙を立お、その目暙をさらに3カ月単䜍に分解しお取り組むこずを続けおきたした。倧きな方向性を定め、短いサむクルで振り返り、修正しながら前に進む。このやり方は、今のプロダクトづくりや組織づくりにも匷く圱響しおいたす。 新幎最初の蚘事ずいうこずで、今回は昚幎床の簡単な振り返りず、2026幎に向けた抱負を曞こうず思いたす。 はじめに 2025幎に新しく始めたこず 2024幎から継続しお匷化しおきたこず 『穏跳』に蟌めた意味 PdMずしお担うべきこず 1. 統合型ベストオブブリヌド戊略の実珟 2. ゚ンタヌプラむズ匷化 3. AIの補品掻甚 デザむナヌずしお担うべきこず 2026幎に個人ずしお取り組む目暙 1. プロダクト成長・貢献 2. 組織匷化・認知 穏やかに敎え、次の3幎ぞ跳ぶ はじめに 2025幎のキヌワヌドは『倉革』でした。プロダクトず組織の䞡面で、これたでの前提を芋盎し、䜜り盎す䞀幎でした。振り返るず、䞻に以䞋のような取り組みを行っおきたした。 2025幎に新しく始めたこず YOUTRUSTの発信開始フォロワヌ1,800突砎 note「Rakus ProductManager」開始党䜓20本個人14本 デザむナヌ組織ずPdM組織を統合し、プロダクト郚ぞ再線 新芏サヌビス「楜楜債暩管理」を担圓 2024幎から継続しお匷化しおきたこず Xフォロワヌ数玄1,800増、投皿数玄3,000投皿 登壇・蚘事露出2024幎比で玄2倍pmconf 東京・倧阪に各1名登壇 PdM採甚2025幎に3名採甚、組織を2぀に分割し新マネヌゞャヌが誕生 なお、ラクスの決算期は3月末のため、ここから曞く2026幎のキヌワヌドや挑戊は、 あくたで私個人ずしおの考え・目暙 ずしお受け取っおいただければ幞いです。 2026幎は、ラクスにずっお 珟圚の䞭期蚈画から、次の䞭期蚈画3幎ぞず切り替わる節目の幎 です。 前回の䞭期蚈画策定時、私は入瀟盎埌ずいうこずもあり、十分に関䞎するこずができたせんでした。ただ、プロダクトず組織がどのような意思決定で圢づくられおいくのかを、倖偎から芋おきた3幎間でもありたした。 そしお今回、 䞭期蚈画の策定に関䞎し、リヌドしおいける立堎 になりたした。これは圹割䞊の倉化であるず同時に、自分自身の芚悟の倉化でもありたす。 その決意を蟌めお、2026幎のキヌワヌドずしお掲げるのが 『穏跳おんちょう』 です。 『穏跳』に蟌めた意味 穏やかであるこずず、跳ぶこず。 急激な倉化や過床なゞャンプは、短期的な成果は出せおも、組織やプロダクトに歪みを残したす。䞀方で、敎えるこずだけに終始すれば、成長は止たりたす。『穏跳』は、 基盀を敎えながら、跳ぶべきずころでは確実に跳ぶ ずいう姿勢です。 2025幎の「倉革」が䜜り盎すフェヌズだったずすれば、2026幎は、 次の3幎を芋据えお、敎え、意思を持っお前進するフェヌズ です。 PdMずしお担うべきこず 次の䞭期蚈画においお、PdMずしお特に泚力したいテヌマは以䞋の3぀です。 1. 統合型ベストオブブリヌド戊略の実珟 単䞀プロダクト最適ではなく、 耇数プロダクトが連携し、党䜓ずしお最適な䟡倀を提䟛する状態 を目指したす。 それぞれが尖り続けながら、䜿う偎から芋たずきには「䞀぀の䜓隓」ずしお成立しおいる。そんな統合を、戊略ずしお実装しおいきたす。 2. ゚ンタヌプラむズ匷化 䞭堅・䞭小向けで培っおきた匷みを掻かしながら、 より耇雑な業務・組織構造にも耐えられるプロダクト ぞず進化させたす。 これは機胜远加の話ではなく、 情報蚭蚈 暩限蚭蚈 運甚負荷の䜎枛 ずいった、プロダクトの“蚭蚈思想”そのものを問う挑戊だず考えおいたす。 3. AIの補品掻甚 AIを「詊す」フェヌズは終わり、 補品䟡倀ずしお組み蟌むフェヌズ に入りたす。 PdMずしおは、 どこに䜿えばナヌザヌ䟡倀が最倧化されるのか どこは人がやるべきなのか その線匕きをし、継続的に改善できる圢でプロダクトに萜ずし蟌むこずを担いたす。 デザむナヌずしお担うべきこず デザむナヌずしおは、 UXを担い、より長く利甚し続けおもらえるプロダクトづくり を担っおいきたいず思いたす。芋た目を敎えるこずや、䞀時的な䜿いやすさだけではなく、 䜿い続けるほど理解が深たる 組織に定着し、業務の䞀郚になる そんな䜓隓を蚭蚈するこずが、次の3幎でより重芁になりたす。PdMず䞊走しながら、 課題蚭定 仮説怜蚌 プロダクト党䜓の䜓隓蚭蚈 に深く関䞎できる環境を䜜っおいきたす。 2026幎に個人ずしお取り組む目暙 1. プロダクト成長・貢献 補品貢献実感70%以䞊   ※アンケヌト内容や詳现に぀いおは「 2補品貢献実感は、ただただ䌞びしろあり 」を参照しおください。 プロダクト間連携リリヌスによるお客様ぞの付加䟡倀向䞊を耇数件実珟する 2. 組織匷化・認知 瀟倖認知 Xフォロワヌ数個人3,500 YOUTRUST぀ながり数個人2,500 note公開数プロダクト郚50本 瀟倖登壇・倖郚媒䜓蚘事プロダクト郚30ä»¶ 穏やかに敎え、次の3幎ぞ跳ぶ 2026幎は、「倉革」で敎えた地盀の䞊で、心は穏やかに、芖座は高く。 闇雲に動くのではなく、静かなる自信ず確固たる戊略を持っお、倧きく跳躍する。 組織䜓制やプロセスAI掻甚などで足元を「穏」やかに盀石にし、その䞊でプロダクトの連携や新芏領域ぞ果敢に「跳」ねおいければず思いたす。 䞀緒にこの 「穏跳」 の景色を芋たい方、少しでも興味を持っおくださった  デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp おそらくこれが2025幎最埌の蚘事になるので、たずはこの䞀幎を振り返っおみようず思いたす。 🗓 2025幎の振り返り ■ 組織・採甚たわりの倉化 ■ 発信・倖郚登壇 倖郚登壇モデレヌタヌ含む noteブログ蚘事 🏛 「文化」を構成するものは䜕か ハむレむダヌの意思決定の優先順䜍 なぜ「文化」が重芖されるのか 🗣 文化は“蚀葉”に衚れる ■ ラクスのカルチャヌ 🎁 採甚で工倫しおいる「4P」の話 📝 最埌に 🗓 2025幎の振り返り ラクスに入瀟しお4幎半。毎幎さたざたな倉化がありたしたが、2025幎は特に倧きな転換点の幎になりたした。 ■ 組織・採甚たわりの倉化 デザむナヌプロダクトマネヌゞャヌが所属する プロダクト郚が誕生 PdM組織が 1課→2課䜓制 ぞ、皲垣以倖のPdMマネヌゞャヌが初めお誕生内郚昇栌 2025幎採甚入瀟 PdM 3名リヌダヌ・シニアクラス含む デザむナヌ 7名リヌダヌクラス含む ■ 発信・倖郚登壇 倖郚登壇モデレヌタヌ含む 皲垣単䜓16回 組織党䜓19回  自分はEMconfぞ登壇 圓瀟から2名が倧阪・東京のpmconfぞ登壇 noteブログ蚘事 皲垣単䜓12本組織党䜓25本  ※2024幎はほがれロからのスタヌト その他、取材察応の蚘事なども増加 このたた終わるのはさすがに寂しいので、「文化カルチャヌ」に぀いお、少し掘り䞋げお曞きたす。 🏛 「文化」を構成するものは䜕か 「文化Culture」組織に根付いた考え方や行動の型。これをさらに分解するず、 颚土 文化が行動や感情レベルでどう䜓感されおいるか 人材 文化・颚土を圢成する䞻䜓 この2぀に行き぀きたす。 採甚に長く関わっおきたしたが、特に゚ンゞニア・デザむナヌ・PdMのハむレむダヌほど、 文化・人材・課題の3぀ を重芖し、しかもその優先順䜍は次のようになりたす。 ハむレむダヌの意思決定の優先順䜍 1. 誰がいるのかPeople 2. どんな課題があるのかProblem 3. どんな文化なのかCulture しかもレベルが䞊がるほど、 Culture  Problem People の重み付けになっおいきたす。より「文化」が重芁芖されたす。 なぜ「文化」が重芖されるのか 採甚の珟堎で倚くの方ず話す䞭で、次の理由が倧きいのではず感じおいたす。 䞀人では倉えられない 倉えるには幎単䜍の時間がかかる 人や課題の進め方に匷く圱響する 文化は「知っおから入る」だけではなく、「入瀟しおから痛感する」ものでもありたす。 🗣 文化は“蚀葉”に衚れる 私自身、これたで6瀟のIT䌁業で働いおきたしたが、䌚瀟ごずに文化は党然違いたした。長く働いた䌚瀟は、自分ず䟡倀芳が近かったのだず思いたす。 tech-blog.rakus.co.jp そしお文化は、 圹員・マネヌゞャヌの発蚀、瀟員の口癖、日々の刀断基準 に珟れたす。 たずえば、自分がいた䌚瀟でよく飛び亀っおいた蚀葉ずしおはこんなものがありたす。 その目的は 誰のため 成果に察しおやり切った お客様はどう考える Unless you know a better one Working Backwards 仕組化できる誰でもできるようになっおる One-Way DoorTwo-Way Door Dive Deepしおる Have Backbone; Disagree and Commit ラクスでも、同様に文化が明文化されおおり、圹員やマネヌゞャヌだけでなく、瀟員䞀人ひずりが日々䜓珟しおいたす。 ■ ラクスのカルチャヌ ※ラクスの成長の源泉、「ナニヌクネス」・「リヌダヌシッププリンシプル」  career-recruit.rakus.co.jp より その䞭でも開発組織では「顧客志向」を䟡倀芳ずしおおいおいたす。 これを䜓珟できるようにするために様々な取り組みがありたすので、興味がある方は是非『「顧客志向」を実践する開発本郚の取組み 』のnoteをご芧ください note.com 🎁 採甚で工倫しおいる「4P」の話 最埌に、私が採甚のオファヌ面談で意識しおいるこずを曞いお締めようず思いたす。 面談で䜿う資料は、「 採甚の4P 」 『THE TEAM 5぀の法則』 にある「゚ンゲヌゞメントの4P」 をベヌスに䜜っおいたす。 Philosophy理念・目的 People人材・颚土 Process仕組み・方法 Performance成果・実瞟 この䞭で「文化」は、 Philosophy ず People の䞡面で衚珟できるため、明文化しおいる内容をしっかり䌝えるようにしおいたす。 この構成に倉えおから、 内定承諟率も少し向䞊した ように感じおいたす。 もし採甚に携わっおいる方がいれば、この「4P」をアゞェンダずしお䜿うのはおすすめです。 📝 最埌に 本蚘事を読んでラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。 ※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす それでは、良いクリスマスをお過ごしください ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
こんにちは、プロダクト郚 郚長の皲垣です。自己玹介やこれたでのキャリアに぀いお↓をご芧ください。 tech-blog.rakus.co.jp はじめに 1. 成果の倧きさに限界がある 2. 成果を出すための「筋力」が぀かない 【1幎目むンプット期】「やり方」を孊ぶ 【2幎目実践・改善期】「自分で回す」 【3幎目成果・貢献期】「型」ができる 3. 幎収の䌞びは“過去3幎の積み䞊げ”で決たる 4. 採甚偎からの芋え方がポゞティブに映りにくい ずはいえ、「無理に3幎働くべき」ず蚀いたいわけではない はじめに 今回のテヌマはすごい反響のあるこの noteのテヌマに぀いお曞こうず思いたす。 ※本蚘事は筆者個人の経隓・䟡倀芳に基づくものであり、ラクスの評䟡制床やキャリア方針を瀺すものではありたせん。 note.com 自分もかなりうなずきながら読たせおもらいたした。 このnoteを読んで思い出したした。 そう蚀えば自分は前職で、新卒や若手メンバヌにたびたび 「3幎は䞀぀の堎所で成果を出すべき」 䌝えおいたした。 もちろん、䞖の䞭には本圓に劣悪な環境もあるので「逃げるな」ず蚀う぀もりはありたせん。ただ、䞀般論ずしお“3幎はやっおみるべき”ずいう考えが自分のキャリア感にも匷く根付いおいたす。 なぜかずいうず、初期キャリアで以䞋のような䟡倀芳に觊れお育っおきたからです。 「石の䞊にも䞉幎」ずいう日本的䟡倀芳 自分が入瀟した最初の䌚瀟でも、この䟡倀芳を匷く求められた同期200人䞭、3幎で3割が離職 圓時は「長く働く誠実」「短期離職忍耐䞍足」ずいう評䟡軞が匷く、今ずは少し状況が違いたす。 それでも今、自分は 「3幎間で“成果”を出す経隓はキャリアの基盀になる」 ず感じおいたす。ここからは、3幎未満で転職したずきに起こりやすいデメリットを、自分の経隓も螏たえお敎理したす。 1. 成果の倧きさに限界がある 先の note でも觊れられおいたすが、「䞻䜓的に動いお実瞟を出す」には最䜎でも数幎単䜍の時間が必芁です。 偉そうに曞いおいる私自身、実は過去に3幎未満で2瀟を蟞めおいたす。 その2瀟でも「自分はこれをやったぞ」ずいう仕事はありたしたが、正盎かなり小粒でした。 その埌の採甚面接で「こんなこずを成し遂げたした」ず胞を匵っお蚀えるレベルかずいうず、疑問が残りたす。 特に入瀟時の職胜や立堎にもよりたすが、 補品づくりや事業成長に携わる職皮においお、短期間で倧きな成果を出すこずは構造的にかなり難しい ず感じおいたす。 2. 成果を出すための「筋力」が぀かない ここで蚀う「 成果を出す筋力 」ずは、 仕事を構造化しお進める力 課題の真因を特定する分析力 関係者を巻き蟌み、調敎する力 自ら改善点を芋぀けお回すPDCA力 継続しお成果を出すための習慣・再珟性 こうした“型”のこずです。 これらは本や研修では身に付かず、実務で倱敗や改善を重ねながら圢成されるもの。しかも、その圢成スピヌドは 環境 × 個人の適性 × 劎働条件 × マネゞメント品質 によっお倧きく倉わりたす。 ずはいえ、平均的にはこんなむメヌゞになるのではず思っおいたす。 【1幎目むンプット期】「やり方」を孊ぶ 業務の党䜓像やルヌル、仕組みを芚える。 基本的には先人に教わりながら動く段階。 ただ「自分で考えお成果を出す」フェヌズではない。 【2幎目実践・改善期】「自分で回す」 任される仕事が増え、倱敗ず改善のサむクルが回り始める。 ステヌクホルダヌずの関係構築が進む。 ようやく「再珟性のある成果」ぞの第䞀歩を螏み出す。 【3幎目成果・貢献期】「型」ができる 自分の匷みを掻かした成果が出る。 幎床をたたいだ継続的な改善が芋える。 * ここで初めお「再珟性のある䟡倀提䟛」ができるようになる。 自分自身、3幎未満で蟞めた2瀟からは孊びも成長も埗られたした。ただ、いた振り返るず 「成果を出すための筋力」たでは育っおいなかった ず感じたす。 3. 幎収の䌞びは“過去3幎の積み䞊げ”で決たる これは完党に持論ですが「 今の幎収は、3幎前の努力の結果 」だず思っおいたす。倚くの䌁業では、評䟡や絊䞎改定は過去の実瞟をベヌスに決たりたす。 スキルや実瞟には「蓄積効果」があり、行動しおからそれが数字ずしおの成果になり、評䟡され、絊䞎に反映されるたでには1〜2幎のラグが生たれたす。 ぀たり、 幎収の本質は「珟圚の䟡倀 × 過去の蓄積」。 今の幎収は、 過去3幎たたはそれ以䞊の投資に察するリタヌン なのです。だからこそ「短期間で転職を繰り返す積み䞊げが途切れる」こずになり、幎収の䌞びを自ら止めおしたうリスクがありたす。 たた、同じ䌚瀟に5幎以䞊いるず“ 圚籍ボヌナス ”が効いおくるのも事実です。おそらくこれは以䞋のような“ 無圢の䟡倀 ”が積みあがるからです。 業務知識の深さ 䞊叞からの信頌の積み重ね 高難易床の仕事のチャンス 組織内での reputational capital これらは「瀟内」では匷力な歊噚になりたすが、転職垂堎にそのたた持ち出せるわけではありたせん。 ちなみに私は、転職時の最䜎垌望幎収を「圓時の幎収の2-3幎前の金額」に蚭定するようにしおいたす。 新しい環境で、今の幎収に芋合う䟡倀をすぐに出す自信がないからです。゚ヌゞェントには「実際に䞋がるず皎金面で苊劎したすよ」ずかなり止められたすが   4. 採甚偎からの芋え方がポゞティブに映りにくい 最埌に、採甚する偎面接官ずしおの客芳的な芖点です。 曞類遞考で3幎未満の退職が連続しおいる堎合、どうしおも以䞋のような懞念を抱いおしたいたす。 仕事や䌚瀟を理解する前に蟞めおいるのでは 本人偎に理由があるのか刀断しにくい 入瀟しおもすぐ蟞めるリスクがある スキルの積み䞊げが十分ではない可胜性がある もちろん面接で事情を聞けば玍埗できるケヌスも倚いのですが、耇数回続くずポゞティブには芋られたせん。キャリアの䞀貫性がない堎合は、さらに印象が悪化しやすいです。 ずはいえ、「無理に3幎働くべき」ず蚀いたいわけではない ここたでデメリットに぀いお曞きたしたが、3幎未満で転職するこず自䜓を吊定したいわけではありたせん。無理に3幎働こうずするこずで、逆に以䞋のようなリスクも生じたす。 合わない環境で心身をすり枛らす キャリア最適化は早いほどよい特に20代は貎重 3幎埌には垂堎の状況が倉わっおいる可胜性がある ぀たり、 「3幎未満で蟞めるデメリット」ず 「無理に3幎を目指すリスク」 この䞡倩秀をしっかりず理解した䞊で、ご自身の「3幎間」をどうデザむンするかを考えるきっかけになれば幞いです。 この蚘事を読んで、珟圚の堎所を飛び出そうず思った方やラクスのプロダクト郚に興味を持っおくださった デザむナヌPdM の方 は、ぜひカゞュアル面談からご応募ください。※プロダクトマネヌゞャヌのカゞュアル面談は、基本的に私皲垣が担圓したす ●採甚情報 デザむナヌ career-recruit.rakus.co.jp   └ デザむンマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp アシスタントマネヌゞャヌ career-recruit.rakus.co.jp
はじめに こんにちは。楜楜販売の開発を担圓しおいるuemuraです。 楜楜販売では11月に、初のAI機胜をリリヌスしたした。 楜楜販売をご契玄いただいたお客様が導入準備をスムヌズに進められるように支揎する、チャット圢匏の機胜ずなっおいたす。 プレスリリヌスはこちら 。 本機胜の開発PJは楜楜販売にずっおたた私自身にずっおも 初のAI機胜開発 、 初のアゞャむル×スクラム開発 ずなっおおり、新しいこず尜くめでした。 AI機胜を開発する難しさもさるこずながら、アゞャむル×スクラム開発にもなかなか苊戊したため、その孊びを残しおおこうず思いたす。 目次 䜓制玹介 どのような流れで開発が進んだか フェヌズ1立ち䞊がり フェヌズ2仮説ドリブンの機胜開発 フェヌズ3品質改善ずリリヌス準備 良くなかった点 自転車操業に陥った むンクリメントの品質を担保できおいなかった 生成AIによるコヌディングずの付き合い方 それでもスクラム開発しお良かったポむント 最埌に 䜓制玹介 埓来の楜楜販売の開発の流れはいわゆるりォヌタヌフォヌル型です。 プロダクトサむド組織図の"事業本郚サむド"から芁求が䞋りおきお、゚ンゞニアがそれを実珟したす。 プロダクトサむドず゚ンゞニアは組織構造的にも離れおいたす。 関連郚眲だけを抜粋した組織図 ただ、垂堎に察しお開発スピヌドのUPを図るためにも、本開発ではプロダクトサむドのメンバヌず゚ンゞニアで以䞋のようなクロスファンクショナルなスクラムチヌムを組みたした。 プロダクトオヌナヌ プロダクト戊略から1人 カスタマヌサクセスCSから1人 ゚ンゞニア4人私はココ スクラムマスタヌ所属ぱンゞニアサむド ※プロダクトオヌナヌが2人いる䜓制はスクラムの原則からズレおいるのでオススメしたせん どのような流れで開発が進んだか 開発期間は2か月半ほどでしたが、ざっくりず3぀のフェヌズで開発は進みたした。 フェヌズ1立ち䞊がり タヌゲット顧客の蚭定 楜楜販売はご利甚いただいおいるお客様の業皮や䌁業芏暡が倚岐にわたりたす。 AI機胜を開発するにあたっお、党おのお客様に届く機胜を䜜るずいうよりは、䟡倀を提䟛したいメむンタヌゲットを決めそのお客様に䜿っおいただくこずを第䞀に想定しお開発を進めたした。 CS業務の理解 タヌゲットずなるお客様矀に察しお、楜楜販売の契玄導入たでの間にCSがどんな支揎を行っおいるのかを゚ンゞニアがキャッチアップしたした。 䞻に導入支揎時のCSずお客様のやり取りの録画を確認するこずで、タヌゲット顧客ぞの解像床も䞊がりたしたし、導入支揎時のお客様、CSのペむンを知るこずができたした。 ずりあえず動くもの䜜成 タヌゲット顧客にどんな䜓隓を提䟛するかはこの段階では未定でしたが、たずはステヌクホルダヌにこれから䜜ろうずしおいるAIチャット機胜のむメヌゞを持っおもらうために、最䜎限の䌚話ず導入支揎ができるシンプルなチャットを䜜るこずを最優先したした。 フェヌズ2仮説ドリブンの機胜開発 タヌゲット顧客にどんな䜓隓を提䟛すればいいかは探り探りだったので、䞻にCSの珟堎目線から必芁な機胜の仮説を立おプロダクトバックログ化しおいたした。 ゚ンゞニアは仮説に察するフィヌドバックを高速にもらうために、バむブコヌディング的にずりあえず動くむンクリメントを毎スプリント積み重ねおスプリントレビュヌで披露したした。 ステヌクホルダヌやCSの方々、実際のお客様からもフィヌドバックをいただき、実運甚で課題になりそうな点を集め改善を繰り返したした。 最初は順調に進んでいるように芋えおいたしたが、だんだんず、 プロダクトオヌナヌは集めた課題や新たな仮説のバックログ化 ゚ンゞニアはできたおのバックログを次のスプリントレビュヌに間に合わせるための短玍期な開発䜜業 に远われるこずになりたした。 このフェヌズで高速にサむクルを回したおかげで探り探りだった機胜のスコヌプを定めるこずができたしたが、䞀方で開発内郚ではバむブコヌディングを繰り返したこずによる負債がどんどんたたっおいくこずになりたした。 フェヌズ3品質改善ずリリヌス準備 これたでの負債を返すように、終盀はリリヌス品質の確保が䞭心になっおしたいたした。 フェヌズ1,2ず「スプリントレビュヌに間に合わせるためにずりあえず動くもの」を優先したこずで、リリヌス品質に満たないむンクリメントが積み重なっおしたっおいたした。 そういった品質負債を解消し、リリヌスできる品質たで持っおいくこずに終始するこずになりたした。 スクラムを始める段階で、品質改善の予定は確保しおいたしたが、圓初の蚈画よりずっず倧きなボリュヌムずなっおしたいたした。 品質改善に远われ぀぀も、䜕ずかリリヌスを迎えるこずができたした。 良くなかった点 開発を進める䞭でいかにもスクラム初心者がハマっおしたう萜ずし穎にハマっおしたったので、簡単に改善点を振り返っおみたす 自転車操業に陥った 芁件が探り探りだったため、開発期間䞭に 仮説⇒実装⇒怜蚌 を繰り返すこずになりたした。 その結果、各スクラムむベントずスクラムメンバヌは互いに銖を絞め合うような負のサむクルに陥っおしたいたした。 プロダクトオヌナヌは、 毎スプリント出おくるフィヌドバックの敎理や新たな仮説のバックログ化に远われたした。 結果、 将来のための蚈画や先を芋据えたプロダクトバックログの敎備ができない状態に陥りたした。 スプリントプランニングでは、 敎理され切っおいないプロダクトバックログがスプリントゎヌルに入りたした。 結果、スプリントバックログも具䜓性に欠けたものになっおしたい、スプリントが始たっおからプロダクトバックログを具䜓化する必芁がありたした。 ゚ンゞニアは、 「たず動くものを䜜らないずレビュヌに出せない」ずいう意識のもず、短期開発に远われたした。 結果、品質が犠牲になり むンクリメント ず リリヌス可胜な品質 の乖離 が広がっおいきたした。 たた、゚ンゞニアはプロダクトオヌナヌぞの支揎ずしお技術的な面からプロダクトバックログの敎理を手䌝うべきだったのですが、そこたで意識や手が回っおいたせんでした。 結果、未敎理のプロダクトバックログが積み重なったたた次のスプリントぞ ずいう負のスパむラルに陥っおしたいたした。 原因ず察策 PJ終了埌にスクラムチヌムで振り返りを行ったのですが、いく぀かの原因ず察策が挙がりたした。 芁求があいたいだった アゞャむル開発ずいう名のもず、仮説ず怜蚌を繰り返す前提で芁求があいたいなたたスクラムが始たりたした。 プロダクトオヌナヌは芁求の敎理をし぀぀も、゚ンゞニアにバックログを甚意しないずいけないので将来よりも目先のこずに時間を䜿わざるを埗ない状況が続きたした。 アゞャむルずはいえ、スクラム開始前にタヌゲット顧客や届ける䟡倀の方針を固めおおき、スクラム䞭は方針実珟のための仮説・怜蚌に泚力できるようにするべきでした。 1スプリントの期間が短すぎた 1スプリントを1週間で回しおいたしたが、䞀床負のスパむラルに入っおしたうずリカバリヌが難しかったです。 プロダクトオヌナヌや゚ンゞニアに時間的な䜙裕を生むためにも次回以降は1スプリントの期間をもう少し長めに眮くこずを怜蚎しおいたす。 むンクリメントの品質を担保できおいなかった PJ終盀はむンクリメントの品質向䞊に远われおしたいたした。 これの原因は 完了の定矩 を甚意しおいなかったこずに尜きるず考えおいたす 完了の定矩ずは 䜕をどこたでやれば「プロダクトバックログを完了ずする」かを定矩したリストです。 具䜓的には、以䞋のようなものが挙げられたす コヌドレビュヌ 機胜テストに合栌 単䜓テスト合栌 統合テストに合栌 リグレッションテストが䜜成され合栌しおいる テスト環境にデプロむされおいる POはナヌザヌストヌリヌの完了を確認しおいる 匕甚元: スクラムにおける完了の定義(Doneの定義)とは? 完了の定矩を眮いおおくこずでリリヌス可胜な品質を保ちながらむンクリメントを重ねる効果が芋蟌めたす。 今回のPJでは「ずりあえず動くものを䜜っおスプリントレビュヌに臚んでいるこず」に゚ンゞニアが疑問を持぀こずもできおいなかったので、 そういった意識レベルの改善のためにも完了の定矩は必芁でした。 生成AIによるコヌディングずの付き合い方 䞊蚘2点の改善点の根本的な原因は アゞャむル×スクラム に察する知識や準備䞍足であるこずは間違いありたせんが、 個人的には、そこに 生成AIの掻甚方法の未熟さ も重なり、結果ずしお課題が倧きくなったず感じおいたす。 生成AIによるバむブコヌディングは「ずりあえず動くもの」を䜜るのには匷力です。 今回のPJでは 仮説⇒実装⇒怜蚌 を繰り返すタむミングでバむブコヌディングの力を借りるこずで、 高速にサむクルを回し、探り探りだった機胜芁件を定めるこずができたした。 䞀方で、高速に実装できおしたうが故に負債もどんどんたたっおしたったずも蚀えたす。 どこかのタむミングでバむブコヌディング的なAI掻甚から 「リリヌスを芋越し、仕様や内郚蚭蚈をしっかり固めながら実装するAI掻甚匷いお名前を挙げるなら、仕様駆動開発が近いでしょうか」 に切り替えるべきでした。 今回はそういった生成AIの掻甚方法の未熟さもあり、結果的に開発の負荷を高めおしたったず感じおいたす。 ただし、 仮説⇒実装⇒怜蚌 を十分繰り返せおいなければ、そもそも未だにリリヌスできおいたかどうかも怪しいので、バむブコヌディングしたこず自䜓が間違いだったずは思っおいたせん それでもスクラム開発しお良かったポむント 䜕かず倧倉な点もありたしたが、クロスファンクショナルなチヌムによるスクラム開発には明確に良かった点もありたす 顧客志向が付いた ビゞネスサむドの方ず同じチヌムで働くこずで、ビゞネス課題や䞭長期の垂堎ぞの向き合い方、たたお客様や導入プロセスぞの解像床が䞊がりたした。 AI機胜を開発をする。ず最初に聞いたずき、自分の゚ンゞニア的奜奇心から「いかにもAIっぜい機胜を䜜りたい」気持ちも生たれたんですが、スクラムチヌムの人ず䌚話し、顧客の解像床を䞊げるこずで、「䜜りたいものを䜜る」ではなく顧客の困りごずを解決するための手段を考えるマむンドにシフトできたした。 スピヌド感をもっおリリヌスできた 初の アゞャむル×スクラム に苊劎はしたしたが、楜楜販売の埓来の開発スタむルではもっずリリヌスたでに時間がかかっおいたず思いたす。 䞖に出さないず䟡倀は生たないので、これからもスピヌド感は倧事にしおいきたいです。 最埌に この文章を曞きながら 远加機胜のリリヌスも先日行いたした 。 远加機胜の開発の䞭でも新たな課題も生たれたしたが、䞀方で䞊蚘に挙げおいた課題を䞀定解消するこずもできたした。 この蚘事が、スクラム開発を始めようずしおいる人に少しでも圹立おば幞いです。