NTTコミュニケーションズ の技術ブログ

旧来のシステム連携とAPI連携の違い

APIファーストが叫ばれる時代になって、企業間連携が多くなっています。しかしその前からシステム間連携がなかった訳ではありません。ともすればAPIではなく、旧来の手法でのシステム連携でも良いのではないかという考えも出てしまうでしょう。 そこで今回は旧来のシステム連携と現代のAPI連携の違いについて紹介します。 主に一対多だったシステム連携 よく知ら

APIの公開は少ないが内部技術レベルは非常に高い。Enterprise APIs Hack-Night #11「アドテク」

企業におけるAPI利用を促進すべく、そのナレッジを共有するのがEnterprise APIs Hack-Nightです。9月7日に行われた #11 はAdRoll社にてAdTechをテーマに行われました。 こちらはそのレポートです。 プログラマブル広告の実現に向けたAdRoll APIの使い方 by AdRoll株式会社 志田 典道さん AdRollはリターゲティング広告を提供する企業です。リターゲティング広告というのは何かのWebサイト

CMSがAPIを公開する理由

元々CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)というのはWebサイト構築に使われてきました。有名なところとしてはDrupal、WordPress、MovableTypeなどがあります。いずれもHTMLを出力するもので、ブログや一般的なWebサイト構築に使われています。 そんな中、最近ではAPIを公開し、HTMLを使わないタイプの利用が進んでいます。HTMLを全く出力しない、ヘッドレスCMSと呼ばれる

社内リソースの活用に。HR系APIまとめ

社内人的リソースをよりよく活用するためにHR管理は欠かせません。人事に関わる方にとっては限られた社内リソースを十分に活用するために頭を悩ませているはずです。 今回はHR系サービス各社の提供するAPIをまとめて紹介します。 People HR HRに関する様々なサービスを提供しています。従業員の管理から評価の可視化、求人管理なども行えます。スマートフォンアプリ

ビジネスを加速する送金APIまとめ

FinTechの世界が拡大していく中で、お金を送る、または受け取るというごく基本的な行為についてもAPIが登場しています。APIを使って送れるようになれば、より高速でシステマチックに金融情報のやり取りが進むようになるでしょう。 今回はそうした送金、お金の受け取りをAPIで提供するサービスを紹介します。 TransferWise API Documentation グローバルな送金サービス、TransferWi

ザ・エンタープライズ!Enterprise APIs Hack-Night #10レポート

6月29日、Enterprise APIs Hack-Night #10が開催されました。このコミュニティは企業におけるAPI活用を啓蒙、ナレッジをシェアしていくというものです。今回は原点回帰し、Enterprise APIがテーマとなっています。 こちらはそのレポート記事になります。 富士通による社内API化の取組み by 富士通株式会社 鈴木 弘樹さま 富士通ではプライベートクラウドの中でApigeeを採用していま

REST APIの代替を目指す技術について

RESTful APIがIT業界で普及していますが、その反面で様々な限界も見えてきています。一つのリソースをパーマネントリンクで扱う分には簡単ですが、一覧や関連データを取得する、さらに一覧の絞り込みをしたいとなった時に突然煩雑になってしまいます。 そうした中で考えられているのがREST APIに置き換わる技術です。 OData Microsoftが提唱しているプロトコルで、HTTP/HTTPS

APIを開発する上でチェックしたい基本の6項目

これからAPIを公開しようと考える企業は多いはずです。APIは単に作れば良いわけではなく、周辺の情報も一緒に整備していく必要があります。それらが抜け落ちると誰も使ってみようと思わないでしょう。 今回はAPIを開発する際に最低限チェックしたい6項目を紹介します。APIを公開する際にチェックしてもらうとよりスムーズな立ち上がりが期待できるでしょう。 APIフ

管理されていないAPIがもたらすリスクについて

大企業であったり、複数の事業をもった企業では部署やサービス毎にAPIを公開することがあります。統一されていない、基準のない中でAPIを公開すると、ユーザにとって不利益をもたらすことになったり、企業にとっても管理、運用コストの増大というデメリットにつながります。 今回はそんな管理されていないAPI公開に伴う問題を紹介します。 セキュリティリスク API

グローバルなAPI活用状況レポートから見る日本企業の今後の取り組み方

CA Technologies社がグローバルなAPI利用に関する調査、 APIs:Building a Connected Business in the App Economy を公開しました。特にエンタープライズ企業におけるAPI利用率の高さが伺える調査となっています。 この記事ではこのレポートの主だった内容の紹介と、そこから垣間見られる日本企業の取り組むべき方向性について紹介します。 大企業の88%がAPIを利用 グローバルなレベルで見

大企業ほど進めて欲しいAPI戦略

APIというとシステマチックな仕組みなので、中小企業とくにスタートアップが取るべき施策であるかのように感じてしまうでしょう。しかし、実際のところ大企業ほどAPI施策に向いています。この記事ではその理由について取り上げたいと思います。 数多くある事業 大企業においてはスタートアップと異なり、複数の事業展開をしているケースが殆どです。そして、それ

ぜひ参加を!APIに関して学べる勉強会まとめ

APIエコノミーが拡大し、企業におけるAPI利用が促進しています。そうした中とあって、APIについてしっかりと学びたい、APIを活用している人同士で交流を図りたいと思うのではないでしょうか。 今回はAPIをテーマとして開催されている勉強会を紹介します。 APIStudy - connpass “API(WebAPI)を提供するひと、利用するひとが集まり、APIに関する様々なノウハウ、疑問、課題を

独自経済圏の実現にも。ブロックチェーンプラットフォームまとめ

BitCoinで知られるのがブロックチェーンです。ブロックチェーン自体はあくまでも技術要素であり、仮想通貨以外でも利用できる技術です。分散型の台帳技術であり、一度書き込まれた内容は消せないという信頼性が強みです。 今回はそんなブロックチェーンを自社でも取り入れられるクラウドサービスを紹介します。 Blockchain as a Service (BaaS) | Microsoft Azure Microsoftの提供す

レガシーなシステムとモダンなシステムをAPIでつなぐ

今なお多くの企業でメインフレームと呼ばれるシステムであったり、そこまで古くはなくとも20年近く動作している業務システムが存在します。そして多くの企業でリプレース案件が動いていたりします。 しかしシステムの全面的なリプレースにおいてうまくいったというケースは少ないのが現状です。何年も動かし続けたシステムはアンドキュメントな仕様が多数存在

企業がAPIを公開するメリットについて

企業間におけるAPI活用が進んできています。クラウドベンダーの提供するAPIに限らず、これまでAPIを提供してこなかったような企業でもAPIを使ってビジネス拡大を図るケースが増えています。 そこで今回は企業がAPIを公開することで得られるメリットについて紹介します。 自社技術をブラックボックスにしたまま利用させられる どのような企業であっても自社独自の技