株式会社スタンバイ の技術ブログ

Google Apps Script を TypeScript に移行した話

株式会社スタンバイでフロントエンドエンジニアをしている川野です。 フロントエンドエンジニアという役割を担っていますが、最近では開発者体験や開発生産性というところに興味があり、そのあたりの改善にもよく取り組んでいます。 はじめに 私たちのチームでは、Google Apps Script (GAS) を利用して、非エンジニアの人たちがシステムにスプレッドシートのデータをア

2024年も Aurora MySQL のコストを 54% 削減

概要 こんにちは、スタンバイで求人の取り込みシステムの開発・運用を担当している池田です。 スタンバイでは、求人データのマスターデータ管理に Aurora MySQL を使用しています。 運用開始から3年以上が経過し、その間にシステムは成長を続けてきましたが、それに伴いコストも徐々に増加していました。特に2024年は円高の影響も相まって、Aurora MySQL のインフラコスト

スタンバイ「ハッカソン2024」

2024年8月30日(金)台風10号の予報が出る中、 普段は静かなスタンバイ本社がいつもと違う熱気に包まれました。 8月27日(火)〜29日(木)の開発期間を経て、株式会社スタンバイ「ハッカソン2024」の最終プレゼン大会が開催されました。 開発期間は8時間×3日の24時間、社内公募により集まった8チーム計34名のメンバーが入賞を目指して準備しました。 開会式の様子 開会

「教えて!スタンバイ太郎先生」Vespaの機能を活用したRAGプロトタイプ

初めまして、スタンバイのソフトウェアエンジニアを務めておりますの一般エンジニアです。 ChatGPTの流行により大規模言語モデル (LLM) が注目を集める中、生成AIの開発はさらに活発化しています。その中でも注目されているのが、RAG (Retrieval Augmented Generation) です。これは、外部ソースから関連情報を検索し、生成されたコンテンツに組み込むことで、より情報量が多く

「検索システム」の輪読会を開催しました!

こんにちは、株式会社スタンバイのSearchグループで検索エンジンの運用・開発を担当している小野です。 今回は、社内で実施した「検索システム」の輪読会についてご紹介します。 なぜ輪読会を行ったか? 今回、輪読会を開催した理由は大きく2つあります。 検索サービスを提供する企業として、検索機能に関する体系的な知識を深めたい ディスカッションを通じて、

MagicPod用にAccessibility IDを付与して、NativeAppのテストシナリオ失敗率を抑える

はじめに こんにちは。株式会社スタンバイ QAグループ(Quality Assurance Group)の樽井です。 スタンバイは求人検索エンジンを開発・運用しており、Webとネイティブアプリ(以降App)でサービスを提供しています。Web・Appのテスト自動化にはMagicPodを利用していますが、本記事では、AppのMagicPodシナリオ 1 失敗率(シナリオの不備による失敗)を下げるための取り組みをご紹介

スタンバイplusトップページのデザインを一新しました

株式会社スタンバイでデザイン・フロントエンドを担当している中本です。 スタンバイではオウンドメディアとして「スタンバイplus」( https://jp.stanby.com/magazine/ )があります。 スタンバイplusでは、仕事において自分は何ができるか?私なんかでもこんなことができるんだ!という気づき・情報の提供を意識し活動をしております。 トップページのデザイン一新の背景

yamoryによる脆弱性検知の活用

株式会社スタンバイ QAグループに所属している岸です。本記事では、スタンバイの脆弱性検知の運用について紹介します。 スタンバイでは脆弱性検知のシステムとして2022年よりyamoryというツールを使っております。 参照URL: https://yamory.io/ yamoryにはいくつかの機能がありますが、スタンバイではプロダクトで利用しているソフトウェアの脆弱性検知を主として使用してい

RedashのデータをPythonで取得することでデータ管理を容易にする方法を検討してみました

はじめに 初めまして、株式会社スタンバイSQG(Search Quality Group)の前川と申します。 SQGのミッションは検索品質の評価で、評価結果をプロダクト開発にフィードバックしています。 また、私は組織の中で別の役割を担っており、その1つにKPIの品質管理があります。この業務の目的は、組織の意思決定を安定的にサポートすることです。 本記事では、この「KPIの品質管

検索エンジンをVespaへ移行しています

検索エンジンをVespaへ移行しています こんにちは、スタンバイで検索周りの開発を担当している鷹取です。 今回はスタンバイで利用している検索エンジンをVespaへ移行している話を紹介します。 検索エンジン移行の背景 Stanby Tech Blogの スタンバイ2+1年の軌跡 の記事で説明されている通り、 スタンバイでは、主に求人検索機能を提供していますが、その中でもオーガニッ

Redisのバージョンアップをした話

はじめに 初めまして、株式会社スタンバイのSEOチームの本田です。 スタンバイではElastiCache for Redis (以後 Redis と記載) の バージョン3を長く利用していましたが、 2023年7月31日にバージョン3がEOLを迎えるため、バージョン7へのアップグレードを5月に行いました。 実施したのは半年ほど前ですが、アップグレードに伴い必要だった手順などをご紹介していきます。 期限ま

Amazon Aurora のインフラコストを55%削減しました。

はじめに こんにちは。スタンバイで求人データ管理に関するバックエンドエンジニアをしている池田です。 スタンバイはWEB上に存在する大量の求人を一括検索できるサービスを提供しており、その求人票のマスタのデータは Amazon Aurora を使って運用しております。 以下の記事で説明をしておりますが、2021年に求人取込直後の求人情報を構造化データとして保存するため

モジュール分割による負債解消の取り組み

こんにちは、スタンバイで検索周りの開発を担当している鷹取です。 今回は検索関連についてではなく、スタンバイの技術負債解消についての取り組みについてご紹介します。 概要 Stanby Tech Blogの スタンバイ2+1年の軌跡 の記事でも少しだけ触れられていますが、 スタンバイのシステムには複数チームでメンテしているstanby-apiと呼ばれるコンポーネントがあります。 stanb

スタンバイQAのテスト自動化導入(MagicPod)

株式会社スタンバイ QAグループに所属している扇谷です。 本記事では、スタンバイQAのテスト自動化の取り組みを紹介したいと思います。 2023年9月現在、導入後1年半におけるスタンバイのWebのテストで、テストシナリオ数は「100個以上」になっており、実施回数は「9000回以上」になります。 テスト自動化が標準となっていく業界の流れの中で、スタンバイQAの目的と試行

kickflowとスプレッドシートの連携をZapierからGASに変更したところ管理が楽になった話

はじめに こんにちは、コーポレートITグループの西本です。 コーポレートITグループでは、社員のPCの管理や、各種ライセンス管理をはじめ、社内で利用するサービスの導入やサービス間の連携など幅広く業務をおこなっています。 その中で今回は、タイトルにもあるように、kickflowというワークフローシステムとGoogleスプレッドシートを GoogleAppsScript で連携させた話をご
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