株式会社一休 の技術ブログ

一休レストランで Next.js App Router から Remix に乗り換えた話

このエントリーは 一休.com Advent Calendar 2023 の15日目の記事になります。 CTO 室の恩田です。 現在は 一休レストラン のフロントエンドのリアーキテクトを手がけています。 今日はその中で Next.js App Router から Remix に乗り換えた話をご紹介したいと思います *1 。 背景 6日目 の記事で香西から紹介させていただきましたが、2023年10月に 一休レストラン のスマートフォン用レ

宿泊管理システムのフロントエンド設計と改善の変遷

宿泊の管理システムについて 新しい管理システムについて 開発初期のフロントエンド設計 コンポーネントは4レイヤー方式を採用 UIのコンポーネントライブラリを採用 これ以上の設計、方針は決めなかった 初期ローンチ後の課題 改善した内容 1. コンポーネント設計の見直し ディレクトリ構成の変更 大きくなったコンポーネントの分割 Fragment Colocationを導入してコンポ

ADR を1年間書いてみた感想

宿泊開発チームでエンジニアをしている @kosuke1012 です。チームで ADR を書き始めて1年くらい経ったので、その感想を書いてみたいと思います。 この記事は 一休.comのカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita の13日目の記事です。 ADRとは アーキテクチャ・ディシジョン・レコードの略で、アーキテクチャに関する意思決定を軽量なテキストドキュメ

請求書発行のためにEmbulkを使って爆速でデータを集約した話

こんにちは。宿泊開発チームの菊地です! このエントリは 一休.com Advent Calendar 2023 12日目の記事です。昨日は id:rotom による Slack Enterprise Grid における情報バリアの設計 でした。その他の素敵なエントリも以下のリンクからご覧ください。 qiita.com 私はEmbulkを使って、各プロダクトの請求データを集約する機能を担当しました。今回は、Embulkの紹介とふりかえりをしていき

Slack Enterprise Grid における情報バリアの設計

はじめに Enterprise Grid 移行と課題 情報バリアとは 情報バリアの設計 IDPグループの作成 情報バリアの有効化 情報バリアの設定 実現 終わりに CM のお時間です はじめに 社内情報システム部 兼 CISO室 コーポレートエンジニア id:rotom です。一休のコーポレートIT・セキュリティ領域はだいたい全部見てます。 このエントリは 一休.com Advent Calendar 2023 11日目の記事です。昨日は

TypeScriptでどこまで「関数型プログラミング」するか ─ 「手続き Haskell」から考察する

この記事は 一休.comのカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita 10日目の記事です。 昨今は Web アプリケーション開発の世界でも、関数型プログラミングのエッセンスを取り入れるような機会が増えてきました。 とはいえ、一つのアプリケーションを 1 から 10 までがっちり関数型プログラミングで構成するというわけではなく、そのように書くこともあればそうでない従来からの

Solr クエリを速度改善したら Solr 全体のパフォーマンスが向上した

この記事は 一休.com Advent Calendar 2023 6日目の記事です。 一休レストランの開発チームでエンジニアをしている香西です。 今回は Solr クエリの速度改善についてお話します。 背景 2023年10月、一休レストランのスマートフォン用 レストラン詳細ページをリニューアルしました! UI/UX の見直しとともに、使用技術も一新しました。 バックエンド言語:Python から Rustへ フロン

GitHub Projects を利用したタスク管理

宿泊開発チームでエンジニアをしている @itinao です。 昨年の10月に入社しました。 今回は GitHub Projects を利用したタスク管理について記載します。 なんとなーく GitHub Projects 使うと、KANBANにしてみたり リストにして使ってみたり で終わってしまいます。 もっと色々できるんだよってことが伝えられればと思います。 背景 どんな機能があるか Custom Fields Views Group by Slice by

一休.comサイトパフォーマンス改善 - 2023年 夏の振り返り

ヤフー株式会社より出向しております、卯田と申します。 主務で、 一休.com および Yahoo!トラベル のフロントエンド開発を担当しています。 兼務で、ヤフー株式会社の全社横断組織で Webパフォーマンス改善の推進 を行っております。 本稿では、直近半年弱(2023年2月〜8月)で、断続的に行っていた一休.comのパフォーマンス改善について振り返ります。 開始が2023年2月とな

【検索改善】マイクロサービス化から適合率向上まで

はじめに こんにちは。宿泊検索チームの渥美 id:atsumim です。 最近は検索改善のプロジェクトを行っており、特にキーワードでの検索の改善を行っています。 今回はその中でこの1年くらいの改善についてお話しします。 言葉の定義 先にこの記事で用いる言葉の説明をします。 ハード検索 指定した条件と完全に一致する結果のみを返す検索方法です。 今回は ID に 変換さ

一休.com、Yahoo!トラベルのフロントエンドにカナリアリリースを導入しました

はじめに 宿泊UI開発チームでソフトウェアエンジニアをしている原です。昨年の10月に入社しました。 私の所属する宿泊プロダクト開発部では主に 一休.com と Yahoo!トラベル を開発しており、今回お話するのは、両サービスのトップページ、施設一覧ページ、施設詳細ページなどの主要な導線のフロントエンドを担う Nuxt.js で作られたアプリケーションのインフラとデプロ

ChatGPTに自社の情報を組み込みたい①

はじめに こんにちは、一休.comデータサイエンス部の平田です。 みなさんChatGPT活用してますか? 一エンジニアとして便利に使ってはいるものの、自社サービスにどのように組み込もうか模索しているところも多いかもしれません。 一番の利用先として思いつくのが、自社の情報をもとに質問に答えるチャットボットではないでしょうか。 その中では、ハイコンテキスト

マイクロサービス/サービス分割をテーマにしたイベントを開催しました。

2023/719に、TECH PLAYでマイクロサービス/サービス分割をテーマにしたイベントを開催しました。 techplay.jp 発表資料はこちらです。ぜひご覧ください。 speakerdeck.com speakerdeck.com

一休.com、Yahoo!トラベルのNuxtをNuxt3にアップグレードしました

CTO室プラットフォーム開発チームの山口( @igayamaguchi )です。 プラットフォーム開発チームではさらに内部でプロジェクトチームが分かれており、私はフロントエンド改善チームというチームでリーダーをしています。 フロントエンド改善チームでは主に一休.com、Yahoo!トラベルのフロントエンドの改善を行っております。 今回は一休.com、Yahoo!トラベルで使用しているNuxtの

宿特化の写真投稿SNS「YADOLINK」のUIUX設計 について

YADOLINK事業部デザイナーの李と申します。 YADOLINKは、一休が運営する「ホテルや旅館など”宿”が大好きな人たちが集まるSNS」です。宿に特化したサービスだからこそ宿泊体験を気兼ねなく投稿でき、深い共感を得られます。 web版を2022年4月19日に公開し、iOSアプリを2023年1月24日(火)にローンチしました。 YADOLINK by 一休.com IKYU Corporation 旅行 無料 apps.apple.com 1. 写真投稿SN