株式会社一休 の技術ブログ

一休.comスマホサイトのパフォーマンス改善(CSS・その他細かいチューニング編)

こんにちは。 一休.com の開発基盤を担当しています、akasakasです。 今回は、一休.comスマートフォンホテルページリニューアルをリリースし、パフォーマンスが改善したお話をさせて頂きます。 概要編とJavaScriptパフォーマンス改善編はこちらになります。 user-first.ikyu.co.jp user-first.ikyu.co.jp この記事ではスマートフォンホテルページリニューアルで実施したCSS・その他細か

一休.comスマホサイトのパフォーマンス改善(JavaScript編)

宿泊事業本部の宇都宮です。 一休.com スマホサイトのホテルページパフォーマンス改善プロジェクト では、フロントエンドには以下のような要件がありました。 デザイン面は既存を踏襲する 機能はほぼ従来通り 日付等を変更した際の再検索は、画面遷移を挟まず、画面内で行えるようにする パフォーマンスをできるだけ改善する 要するに、従来と同様の機能+αを実現

一休.comスマホサイトのパフォーマンス改善(概要編)

こんにちは。 一休.com の開発基盤を担当しています、akasakasです。 今回は、一休.comスマートフォンホテルページリニューアルをリリースし、パフォーマンスが改善したお話をさせて頂きます。 UI部分は既存を踏襲する形をとり、UX・パフォーマンス改善にフォーカスして、所々で様々な工夫をしました。 お話ししたいことが盛りだくさんなので 概要編 JavaScriptパフォーマ

エンジニア/デザイナー向けの会社紹介資料を公開しました

一休で働くことに興味を持っていただくために、一休のサービスやビジネス、開発組織がどうなっているかを紹介する資料を公開しました。 もし興味を持っていただけたら、いつでも話を聞きに来てください! www.ikyu.co.jp おまけ 先日、弊社のCSSエンジニアの募集がちょっとだけ話題になっていました。 "CSSエンジニア"って求人初めて見た… 「近年のCSSをはじめと

一休レストランPython移行の進捗

レストラン事業部エンジニアの id:ninjinkun です。 一休レストランでは10年以上動いているシステムをPython 3で書かれた新システム(以下restaurant2)に順次移行する作業を進めています。現在では PC用のレストランページ や主要な API を含め、いくつかのページがrestaurant2で提供されるようになっている状態です。本記事ではこの移行の経緯と、restaurant2システムの詳細、Python

一休のSQL Server AWS移行事例(後編)

一休のSQL Server AWS移行事例(前編) からの続きです。 実施当日 kudoy: 準備段階で色々踏んだので、だいぶリハーサルもしましたし、当日は作業スケジュール組んで、その通りにやった感じです。バッチを事前に流したり… ninjinkun: バッチというのは何ですか? kudoy 宿泊とかレストランシステムなどで夜間に定時実行されているバッチ処理ですね。 ninjinkun: ああ集計系の。

一休のSQL Server AWS移行事例(前編)

一休.comではオンプレミスで動かしていたサーバー群をAWSに移行する作業を2016年末から2年がかりで進めてきました(以下、クラウド移行と呼びます)。2017年7月にまず全サービスのアプリケーションサーバー移行が完了、2018年2月にデータベースであるSQL Serverの移行が終わり、クラウド移行が完了しました。 一休のシステムは予約や決済などのミッションクリティカルな

imgix導入で画像最適化とサイトスピードを改善した話

こんにちは。 一休.com の開発基盤を担当しています、akasakas です。 今回は、画像最適化配信サービスである imgix を 宿泊 ・ レストラン サイトに導入して、 画像最適化・サイトスピード改善につなげたお話をしたいと思います。 ここでお話しする内容 サイトスピードという観点での一休が抱えていた課題(の一部) imgixの特徴とそこでできる解決策 imgix導入の効果 imgix導入

一休のETL処理をAirflowで再構築しました

一休のデータサイエンス部に所属しています小島です。 以前データ分析基盤の構築で記事を上げていましたが、今回はETL *1 周りの話をしようと思います。 user-first.ikyu.co.jp 今回ETLのツールとして導入したのはAirflowというツールです。 2017年のアドベントカレンダーでも紹介させていただきました。 一休のデータフローをAirflowを&#x4

Send With Confidence Tour で一休.com の事例を話してきました

こんにちは。一休.com の宿泊開発基盤のお手伝いをしている id:shiba-yan です。 先週の話になるのですが、SendGrid の日本国内代理店の方から「一休.com での SendGrid を利用した運用について事例を話してほしい」とお願いされたので、簡単に出したが話してきました。 当日は SendGrid 本社から技術系の偉い人が来日して、世界初の話を含めていろいろと話してくれました。 様々

Renovateによるnpmパッケージ定期更新

一休.com・フロントエンドエンジニアの宇都宮です。 JavaScriptを使ったWeb開発では、様々なライブラリを使います。開発の活発なライブラリであれば、毎週のようにバージョンアップが行われます。ライブラリのバージョン更新は、それを行ったからといって価値に直結するわけではありません。しかし、以下のような理由から、一定の頻度での定期更新が必要です。 バー

一休レストランの事業領域を理解するのに役だった本3冊

一休レストランiOSアプリチームのマネージャーをしているninjinkunです。自分は半年前に一休に入社したのですが、元々外食は好きだったものの、飲食に関わるサービスに関わるのは初めてでした。 そこで自分でサービスを使ったり、営業同行をしてみたりしながら、自分なりに事業領域を理解しようと試行錯誤をしてきました。このエントリではその活動の一環として読

iOSとAndroidの段階的リリース機能を比較する

この記事は 一休.comアドベントカレンダー2017 の25日目です。 一休レストランiOSアプリ を開発している id:ninjinkun です。 iOSでは今年の夏からiTunesConnectにて段階的リリース(Phased Releases)が導入されています。段階的リリースとは、アプリの新バージョンを提供する際に一部のユーザーから順にアップデートを適用していくリリース方法です。不具合があった際に全ユーザ

一休における開発組織の変遷(目的型組織への移行)

メリークリスマスイブ! 皆様クリスマスイブはいかがお過ごしですか。 データサイエンス部所属のエンジニア 笹島 id:sisijumi です。 年末ということもあり、今日は一休という会社のエンジニア組織の変遷を振り返るとともに、現状に関してもお話させていただきます。 (現状はデータサイエンス部ですが、今年の10月までは宿泊事業部のエンジニアのマネージャーをやっ

一休.comスマホ版予約入力画面リニューアルの舞台裏

本記事は、 一休.com Advent Calendar の23日目です。 宿泊事業本部フロントエンドエンジニアの宇都宮です。 先日(12/19)、一休の宿泊予約サービス(以下、一休.com)のスマホ版の予約入力画面リニューアルをリニューアルしました。本記事では、 どのような方針で どのような技術を使って どのような設計で どのように実装していったか を紹介します。 Before/After リニューアル