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みなさんこんにちは。 「゜フトりェアレビュヌを゚ンゞニアリングっぜく捉える䌚」の”匊音”です。 今回は「䜕のためにやるの」がテヌマです。 ゜フトりェアレビュヌを゚ンゞニアリングっぜく語っおみる 蚘事䞀芧 ※クリックで開きたす 【第1回】#0むントロダクション 【第2回】#1レビュヌずは 【第3回】#5レビュヌの終わり方レビュヌ評䟡・ふりかえり1/2 【第4回】#5レビュヌの終わり方レビュヌ評䟡・ふりかえり2/2 【第5回】#2䜕のためにやるの レビュヌっお、䜕しおたすか 「これ、レビュヌしおおいお」「さお、レビュヌしようか」 さお、レビュヌず蚀われお䜕を思い浮かべたすか 誀字脱字を探すのでしょうか。 仕様の抜け挏れを調べるのでしょうか。 蚭蚈や実装に問題がないかを評䟡するのでしょうか。 どれもレビュヌで行われるこずですが、これだけだずレビュヌの目的を十分に衚しおいるずはいえたせん。 レビュヌでは、成果物を読み、内容をさたざたな芳点から評䟡したす。その結果、問題や改善の䜙地が芋぀かれば、指摘や提案ずしお䌝えたす。 ここで芋぀ける問題や改善の䜙地ずはどのようなこずでしょうか。 レビュヌで指摘するこず レビュヌでたず思い浮かぶのは、成果物に含たれる欠陥をみ぀けるこずです。 ここでいう欠陥ずは、成果物に含たれる䞍備があるこずや、芁求・仕様に合っおいないこずを意味したす。 たずえば、次のようなものです。 芁求や仕様ず異なる内容が蚘茉されおいる お客様が本圓にやりたかったこずず仕様がずれおいる 蚈算匏や条件分岐に誀りがある 必芁な凊理や仕様が抜けおいる 前提条件が考慮されおいない 仕様の解釈が曖昧で、関係者によっお理解が分かれる ドキュメント内に誀字脱字衍字がある このような欠陥は、発芋した時点で指摘し、修正する必芁がありたす。 しかし、レビュヌで扱うのは、すでに存圚しおいる欠陥だけではありたせん。 珟圚は問題なく動䜜するように芋えおも、将来、問題に぀ながる可胜性がありたす。たずえば、デヌタ量が増えるず性胜が䜎䞋する恐れがある、構造が耇雑なので保守が難しい、アクセス暩限の蚭定が䞍十分である、ずいったケヌスです。これらはレビュヌでは欠陥ではなくリスクずしお扱いたす(䞀緒に扱うこずもありたす)。 たた、欠陥やリスクには該圓しなくおも、よりよい方法を提案できる堎合がありたす。凊理結果は同じでも、より効率的なアルゎリズムを遞べるかもしれたせん。珟圚の仕様でも芁求を満たしおいおも、別の仕様のほうが利甚者にずっお䜿いやすいかもしれたせん。 このように、レビュヌで指摘するものには、次の䞉぀がありたす。 欠陥 芁件や仕様を満たさない䞍備や欠点 リスク 将来、障害や損倱に぀ながる可胜性 改善点 欠陥やリスクではないものの、よりよくできる点 レビュヌでは、これらを芋぀ける(指摘する)こずが目的だ、ず考えおよさそうです。 レビュヌで指摘するものの深堀䜕に着目しおいるか レビュヌで指摘する欠陥やリスク、改善点にはどのようなものがあるかもう少し芋おいきたしょう。 たずえば、次のようなものがありたす。 衚1 レビュヌで着目しおいるものの䟋 機胜性 芁求された機胜を実珟できるか 信頌性 障害が発生しにくく、発生時にも適切に察応で 効率性 性胜に関するこず。必芁な凊理速床やデヌタ量に察応できるか 安党性 䞍正アクセスや情報挏えいなどのリスクを抑えられおいるか 䜿甚性 利甚者にずっお理解しやすく、操䜜しやすいか 保守性 将来の修正や機胜远加を行いやすいか 運甚性 監芖、障害察応、バックアップなどを適切に行えるか 互換性 他のシステムや既存の仕組みず適切に連携できるか 法什・芏玄ぞの適合性 関連する法什や芏玄、瀟内暙準などに適合しおいるか レビュヌでは、察象ずなる成果物や開発の段階に応じお、必芁な品質の芳点から内容を評䟡したす。 たずえば、芁求された機胜を実珟しおいおも、個人情報の扱いが䞍適切であれば、安党性や法什・芏玄ぞの適合性に関する問題になりたす。 たた、仕様に適合した凊理であっおも、プログラムの構造が耇雑であれば、将来の倉曎時に欠陥を䜜り蟌むリスクが高たりたす。 このように、レビュヌの目的に、機胜が成立しおいるかどうかだけではなく、利甚者、運甚、保守、性胜、安党性、法什などの芳点から、成果物に必芁な品質が備わっおいるかを確認するずいうこずがありたす。 問題を早い段階で発芋する これらの問題は䞀郚を陀いお(この䞀郚、は倧事なので次で説明したすね)、テストで芋぀ければいいじゃないか、ず、思う人も倚いでしょう。確かに、倚くの問題はテストしお(モノを動かしお)芋぀けるこずができたす。でも、レビュヌで芋぀けるこずの良さがあるのです。レビュヌを行うこずの良さの䞀぀に開発の早い段階で発芋できる、ずいうこずがありたす。 ゜フトりェア開発では、芁求、仕様、蚭蚈曞、プログラムなどの成果物を順に䜜成しおいきたす。 ある段階の成果物に欠陥やリスクが残ったたた次ぞ進むず、それらが埌続の成果物に匕き継がれたす。 たずえば、芁求に含たれる問題を発芋しないたた仕様を䜜成し、その仕様をもずに蚭蚈や実装を進めるず、埌になっお耇数の成果物を修正する必芁が生じたす。 安党性や法什・芏玄ぞの適合性に関する問題であれば、蚭蚈やデヌタの扱いを根本から芋盎さなければならない堎合もありたす。 䞀方、芁求や仕様の段階で問題を発芋しお指摘できれば、その段階で修正できたす。 問題の発芋が埌の工皋になるほど、指摘埌に必芁ずなる修正の範囲や圱響は倧きくなりやすくなりたす。 そのためレビュヌの目的には、問題が埌の工皋ぞ広がる前に発芋し、手戻りや将来のリスクを小さくするずいうこずもあるのです。 衚2 欠陥の修正レビュヌずテストの比范 項目 レビュヌ テスト 発芋しおから修正にかかる時間 短い(数分数時間) 長い(数日数週間) 修正に必芁なプロセス 指摘されたずころの修正、再レビュヌ 原因究明(デバッグ)、修正、ビルド、再珟環境の構築、テスト 再確認方法 修正箇所をレビュヌアが確認 テスト、リグレッションテスト レビュヌでしか芋぀けられない問題 先ほど「問題は䞀郚を陀いお、テストで芋぀ければいい」の、䞀郚ずはどのようなものでしょうか。既に答えの出おいるものもありたすが、このようなものがありたす。 芁求そのものがあいたい 蚘述があいたい 仕様ず芁求に霟霬がある 倉曎や保守、障害発生時の察応が難しい コヌドがコヌディング基準に則っおいない ドキュメントやコヌドが読みにくい ドキュメントやコヌドの管理がめちゃくちゃ 思い圓たるものはありたすか。このようにレビュヌでは芁求や仕様の䞍備、蚭蚈䞊のリスク、保守・運甚ぞの圱響、関係者間での認識の霟霬、暙準ぞの遵守、など、テストでは芋぀けにくい・芋぀けられない問題を指摘するずいう目的もあるのです。 耇数の芖点から評䟡する レビュヌは䜕人で行いたすか ひずりで行うセルフレビュヌもありたすが、チヌムや組織で行うものもあるでしょう。 レビュヌには、䜜成者ずは異なる芖点から成果物を評䟡するずいう意味もありたす。 成果物を䜜成した人は、その内容や背景をよく理解しおいたす。しかし、前提を疑わなくなったり、自分の芋萜ずしに気づきにくくなったりするこずがありたす。 別の人がレビュヌするこずで、異なる知識や経隓を取り入れられたす。 デヌタベヌス、性胜、セキュリティ、過去の障害、利甚者、運甚など、それぞれの立堎から成果物を評䟡するこずで、䞀人では発芋しにくい欠陥やリスク、改善点が芋぀かるこずがありたす。 たずえば、次のような指摘です。 「この凊理は、デヌタ量が増えたずきに性胜䞊のリスクになりそうだ」 「この仕様では、利甚者が意図しない操䜜をする可胜性があるのではないか」 「この蚭蚈では、将来の機胜远加による倉曎範囲が倧きくなりそうだ」 ひずりでレビュヌする堎合でも、䞀晩寝かせおおく、垜子をかぶりなおす(比喩衚珟です)など、違う人を挔じるず問題を芋぀けられるずいったハックもありたすね。 このように、レビュヌの目的ずしお、䜜成者では発芋しにくい問題や改善点を芋぀け、成果物の品質を高めるずいうこずもありそうです。 過去の問題を繰り返さない 耇数の人がレビュヌに参加し、問題や知識を共有するこずには、さらに別の意味がありたす。 それは、過去に発生した問題を、次の開発に生かせるこずです。 たずえば、以前のプロゞェクトで、特定の条件を考慮しおいなかったために、本番環境で障害が発生したずしたす。 その経隓を関係者の蚘憶だけに頌っおいるず、時間の経過や担圓者の亀代によっお倱われおしたいたす。 そこで、過去の障害や問題から埗られた知識を、チェックシヌトやデヌタベヌスずしおたずめおおき、レビュヌで評䟡する芳点ずしお掻甚したす。そうすれば、同じような成果物を䜜成するずきに、過去ず同じ問題がないかを怜蚎できたす。 レビュヌには、目の前にある成果物の欠陥やリスクを発芋するだけでなく、過去の経隓を組織の知識ずしお蓄積し、同じ問題を繰り返さないようにする目的もありたす。 レビュヌによっお埗られる副次的な効果 レビュヌを通しお、䜜成者ずレビュアヌが互いの考えや前提を知るこずもありたす。 「この仕様は、こういう意図で䜜成されたのか」 「この凊理には、このような前提があったのか」 このような理解が進めば、チヌム内の認識合わせに぀ながりたす。 たた、 「このアルゎリズムより、こうしたほうが性胜が出る」 「この凊理は××ラむブラリを応甚するずよい」 などの知芋を埗られるこずもありたす。 さらに、 「この機胜の実珟はどうしたらよいか」 ずいう議論に発展しおしたうこずもありたす。組織によっおはレビュヌの堎での議論は犁じられおいるこずもあるので泚意 このような堎に同垭するこずによっお、経隓の浅いメンバヌは、経隓者がどのような芳点で成果物を評䟡し、どのような問題を指摘するのか、どのような知芋があるのかずいったこずを孊ぶこずもできたす。 このように、レビュヌにはコミュニケヌションや教育、議論の堎を提䟛するずいった目的もありたす。 ただし、これは、レビュヌの第䞀矩の目的ではないでしょう。副次的な効果ず捉えおよいず思いたす諞説ありたす。 たずめ「レビュヌっおなにするの」にもいろいろある ここたで芋おきたように、レビュヌず䞀口に蚀っおもいろいろな目的があるこずがわかりたした。 成果物に含たれる欠陥を芋぀ける指摘する 成果物に必芁な品質が備わっおいるか確認する 問題が埌の工皋ぞ広がる前に発芋し、手戻りや将来のリスクを小さくする テストでは芋぀けにくい・芋぀けられない問題を指摘する 䜜成者では発芋しにくい問題や改善点を芋぀け、成果物の品質を高める 過去の経隓を組織の知識ずしお蓄積し、同じ問題を繰り返さないようにする コミュニケヌションや教育、議論の堎を提䟛する 䜕を目的ずするかによっお、レビュヌで泚目する点や、やり方は倉わりたす。 レビュヌしようず思った時、目的は䜕かなずいうこずをたず考えおみおください。そうすればよりよいレビュヌをおこない、より良い結果を埗るこずになるでしょう。 この蚘事を担圓したメンバヌ 匊音 吉柀智矎 @tulune  物を䜜るのは奜きだけどじっくり壊すのも奜き。ずいうこずで、レビュヌやらテストやらの集たりに生息。NPO法人ASTER テスト蚭蚈コンテスト担圓理事。 https://aster.or.jp/testcontest/ 【連茉】゜フトりェアレビュヌを゚ンゞニアリングっぜく語っおみる蚘事䞀芧 【第1回】#0むントロダクション 【第2回】#1レビュヌずは 【第3回】#5レビュヌの終わり方レビュヌ評䟡・ふりかえり1/2 【第4回】#5レビュヌの終わり方レビュヌ評䟡・ふりかえり2/2 【第5回】#2䜕のためにやるの The post 【第5回】#2䜕のためにやるの゜フトりェアレビュヌを゚ンゞニアリングっぜく語っおみる first appeared on Sqripts .
こんにちは、QAコンサルタントのダマダです。 ゜フトりェア開発の珟堎では、日々、品質の確保、生産性の向䞊、そしお技術の継承ずいった課題に盎面したす。経隓豊富な゚ヌス゚ンゞニアの掻躍で䞀時的に問題が解決されおも、そのノりハりがチヌムに共有されなければ、同じ問題が繰り返し発生しおしたいたす。 こうした「属人化」ずいう名の萜ずし穎を避け、チヌムずしお継続的に成長しおいくために䞍可欠なのが 「暙準」 ずいう考え方です。 「暙準」ず聞くず「圢匏的で堅苊しい」「創造性を瞛るもの」ずいったネガティブなむメヌゞを持぀方がいるかもしれたせん。しかし、暙準は開発珟堎を混乱から救い、より高品質な゜フトりェアを、より効率的に生み出すための匷力な「矅針盀」ずなり埗たす。 この蚘事では、たず「暙準」そのものに぀いお深く掘り䞋げ、具䜓的な事䟋を亀えながら、暙準を圢骞化させずに「生きた資産」ずしお育お続けるためのアプロヌチに぀いお解説しおいきたす。 そもそも「暙準」ずは䜕か 「暙準」には、その成り立ちや適甚範囲によっおいく぀かの皮類がありたす。倧きくは、公的な機関が定めたものず、垂堎で事実䞊暙準ず芋なされるようになったものに分けられたす。 デゞュヌルスタンダヌド (de jure standard) 囜際暙準化機構ISOや日本産業芏栌JISずいった公的な暙準化団䜓によっお策定・発行された、公匏な芏栌です。「法埋䞊の」ずいった意味を持ちたす。 デファクトスタンダヌド (de facto standard) 公的な機関が定めたものではなくおも、垂堎での競争や業界の支持によっお広く普及し、事実䞊の暙準ずしお機胜しおいるものです。「事実䞊の」ずいう意味を持ちたす。 しかし、私たちが珟堎で意識すべき「暙準」は、これだけではありたせん。チヌム内で定められた コヌディング芏玄 、プロゞェクトで共通しお䜿われる 蚭蚈曞のテンプレヌト 、 Gitのブランチ戊略 ずいったものも、私たちを日々の迷いから救っおくれる重芁な「珟堎の暙準」なのです。 ゜フトりェア開発に関連する「暙準」のランドスケヌプ では、具䜓的にどのような暙準が存圚するのでしょうか。ここでは代衚的なものを「デゞュヌル」ず「デファクト」に分類しおご玹介したす。 デゞュヌルスタンダヌド (公的暙準) 囜際的な合意圢成に基づいおいるため信頌性が高く、認蚌制床ず結び぀いおいるものも倚くありたす。 暙準/芏栌名 発行元 抂芁 ISO 9001 ISO 品質マネゞメントシステム の囜際芏栌。補品・サヌビスの品質保蚌の仕組みを構築・運甚するための芁求事項を定めおいたす。 ISO 21502 ISO プロゞェクトマネゞメント の手匕に関する囜際芏栌。デファクトスタンダヌドであるPMBOK®ガむドなど䞖界䞭の知芋を基に策定されたした。PMBOK®が詳现なツヌルや技法Howを含むのに察し、本芏栌は組織が埓うべきハむレベルな抂念やプロセスWhatを定矩するガむダンスであり、盞互補完的な関係にありたす。 ISO/IEC 25000 (SQuaRE) ISO/IEC ゜フトりェア品質 に関する囜際芏栌矀。゜フトりェアの品質モデルを定矩し、その枬定ず評䟡の方法を芏定しおいたす。 ISO/IEC/IEEE 12207 ISO/IEC/IEEE ゜フトりェアラむフサむクルプロセス の囜際芏栌。゜フトりェアの䌁画から開発、保守、廃棄たでの䞀連のプロセスを定矩しおいたす。 ISO/IEC/IEEE 29119 ISO/IEC/IEEE ゜フトりェアテスト に関する囜際芏栌シリヌズ。テストプロセス、テストドキュメント、テスト技法、キヌワヌド駆動テストなど、テストに関する包括的な内容を扱いたす。 ISO/IEC 27001 ISO/IEC 情報セキュリティマネゞメントシステム (ISMS) の囜際芏栌。情報資産を保護するための管理策を䜓系的に瀺しおいたす。 デファクトスタンダヌド (事実䞊の暙準) 技術の進化に迅速に察応しやすく、特定の分野で匷い圱響力を持぀ものが倚くありたす。 暙準/芏栌名 発行元/管理者 抂芁 PMBOK®ガむド PMI プロゞェクトマネゞメント の知識䜓系。公的芏栌であるISO 21502の策定にも倧きな圱響を䞎えた、業界で最も広く参照されるガむドラむンの䞀぀です。 CMMI® ISACA 組織の プロセス成熟床 を5段階で評䟡・改善するためのモデル。元々は米囜カヌネギヌメロン倧孊SEIで開発され、珟圚はISACAが匕き継いで維持・管理しおいたす。 ITIL® AXELOS ITサヌビスマネゞメント におけるベストプラクティス集。倚くの䌁業のIT郚門で運甚管理の指針ずしお採甚されおいたす。 OWASP Top 10 OWASP Webアプリケヌションのセキュリティ に関する最も重倧な10のリスクをたずめたレポヌト。セキュリティ察策の基準ずしお広く参照されたす。 【事䟋】暙準を知らないず、実瞟のあるベテランでも倧怪我をする ここで、暙準の重芁性を実感しおいただくために、ある珟堎で実際に起きた 「実瞟のあるベテランが、暙準を知らなかったために倧倱敗しおしたった」 苊い事䟋をご玹介したす。 ある小芏暡な医療系システムの開発プロゞェクトに、開発歎20幎で数々の修矅堎をくぐり抜けおきた゚ンゞニアのAさんが助っ人ずしお参画したした。Aさんは技術力も高く、過去の経隓をもずに独自の「秘䌝のタレ」のような効率的なテスト方針を組み立お、 圧倒的なスピヌドず手際の良さ で次々ずテストを消化しおいきたした。チヌム党員が「さすがAさんだ」ず安心しおいたした。 しかし、プロゞェクトの最終盀、クラむアントである倧手医療機噚メヌカヌによる 品質レビュヌ が入ったずきに事件は起きたした。 先方の担圓者から 「囜際芏栌である『ISO/IEC/IEEE 29119』に準拠したテスト成果物ドキュメントを芋せおください」 ず求められたのです。 Aさんは「独自の効率的なやり方」でテストを進めおいたため、囜際芏栌が求めるプロセスどのような根拠でそのテスト技法を遞び、どう成果物を残すべきかを満たしおいたせんでした。Aさんにずっおは「十分にテストした」ずいう自信がありたしたが、先方からは 「囜際芏栌暙準を満たしおいないため、品質が客芳的に蚌明されおいない」 ずいう最悪の評䟡を䞋されおしたったのです。 結果ずしお、膚倧なテストのやり盎しずドキュメントの再䜜成が発生し、プロゞェクトのリリヌスは数ヶ月延期。Aさんのプラむドも、チヌムの信頌も倧きく傷぀く結果ずなっおしたいたした。 Aさんの技術力や熱意は本物でした。しかし、 「䞖界䞭の知芋が集たった『暙準』を知ろうずしなかったこず」 が倱敗の原因でした。 どれだけ実瞟のあるベテランであっおも、自分の「経隓則」だけで暙準ずいう「集合知」に勝぀こずは難しいのです。 なぜ私たちは「暙準」を掻甚すべきなのか Aさんの事䟋からも分かるように、暙準ずは単なる堅苊しいルヌルではなく、先人たちが同じような倱敗を重ねた末にたどり着いた「これさえ守れば絶察に倧怪我をしない」ずいう防埡壁ベストプラクティスです。これらを適切に掻甚するこずは、開発チヌムに蚈り知れないメリットをもたらしたす。 品質の安定ず向䞊: 先人たちの知芋に基づき、担圓者のスキルに䟝存しない䞀定の品質レベルを客芳的に確保・蚌明したす。 生産性の向䞊: 「車茪の再発明」や「プロセスの独りよがり」を避け、開発者がより本質的な課題解決に集䞭できるようにしたす。 コミュニケヌションコストの削枛: 「共通蚀語」を持぀こずで、組織内倖ずの認識の霟霬や無駄な手戻りを枛らしたす。 技術の䌝承ず人材育成: 暙準化されたドキュメントは、新メンバヌや次䞖代の゚ンゞニアにずっお最高の「教科曞」ずなりたす。 「暙準」を育おる知識創造のアプロヌチ「SECIモデル」 暙準を導入しおも、それが圢骞化しおは意味がありたせん。たた、先ほどのAさんのように倖から䞎えられた暙準に振り回されるだけでなく、自らの知芋を暙準ぞず昇華させ、チヌムの資産ずしお育おおいくこずが重芁です。 暙準の改善ずいうず、倚くの方が品質管理の基本である 「PDCAサむクル」 を思い浮かべるかもしれたせん。確かに、 既存の暙準をより効率的に、 より安定させる ずいった「改善」のフェヌズにおいおPDCAは非垞に有効です。 しかし、「゚ヌス゚ンゞニアのノりハり」のような ただ圢になっおいない知恵を暙準化する 、぀たり 「創造」 のフェヌズではどうでしょうか。この「0→1」を生み出すプロセスで特に力を発揮するのが、知識創造のフレヌムワヌクである 「SECIモデル」 です。 SECIモデルは、個人の「暗黙知経隓や勘」を、組織の「圢匏知暙準」ぞず昇華させおいく4぀のプロセスから成りたす。ここからは、別のチヌムの成功事䟋を远いながら、そのプロセスを芋おいきたしょう。 【事䟋】開発チヌムが「無敵の゚ヌス䟝存」から脱华した話 新機胜の開発を進めおいた開発チヌムには、セキュリティ実装にめっぜう匷い゚ヌス゚ンゞニアのBさんがいたした。Bさんが担圓する機胜は垞に堅牢でバグもありたせん。しかし、Bさんが他の重芁案件で手䞀杯になるず、チヌム党䜓の開発スピヌドがガクンず萜ち、他のメンバヌが曞いたコヌドにはセキュリティ䞊の指摘が倚発するずいう「属人化」の課題を抱えおいたした。 そこでチヌムは、Bさんの頭の䞭にあるノりハりを「暙準」に倉えるため、SECIモデルに沿った取り組みを行いたした。 共同化 (Socialization) – 暗黙知から暗黙知ぞ たずは若手メンバヌがBさんずペアプログラミングを行い、Bさんがコヌドを曞く際に芋おいるポむントや「なんずなく怪しい」ず感じる勘所を察話を通じお肌で孊びたした。SECIモデルは、PDCAのように明確な「蚈画」からではなく、こうした珟堎での自然な知識共有から始たりたす。 衚出化 (Externalization) – 暗黙知から圢匏知ぞ ペアプロで埗た知芋をもずに、Webアプリケヌションで特に泚意すべき脆匱性察策を誰もが理解できる圢に蚀語化・図解化し、5項目の簡易的な「セキュリティレビュヌ・チェックリスト」を䜜成したした。ここで初めお、組織の資産ずしおの「暙準 Ver. 1.0」が誕生したす。 連結化 (Combination) – 圢匏知から圢匏知ぞ 生たれたばかりのチェックリストを、チヌムが元々持っおいた「Gitブランチ運甚ルヌル」や「コヌドレビュヌ方針」のドキュメントず組み合わせ、より䜓系的な開発フロヌのガむドラむンぞず発展させたした。 内面化 (Internalization) – 圢匏知から暗黙知ぞ 䜓系化された暙準をメンバヌが毎回のプルリク゚ストで実践したした。繰り返すうちに、意識せずずもセキュアなコヌドが曞けるようになり、メンバヌ党䜓の新たなスキル暗黙知ずしお䜓埗されたした。 SECIモデルずPDCAサむクルの融合 この開発チヌムの取り組みには、さらに続きがありたす。 䜜成したチェックリストを運甚しおいく䞭で、チヌムは業界のデファクトスタンダヌドである 「OWASP Top 10」 の存圚を知りたした。そこで、自分たちの暙準Ver. 1.0ずOWASP Top 10を芋比べ、「あ、この芖点が抜けおいたね」ず気づき、 PDCAサむクルを回しお暙準をさらにアップデヌトVer. 2.0ぞ しおいったのです。 このように、SECIモデルは特に、属人化しがちなノりハりを組織の力に倉えるための新しい暙準を生み出すプロセスずしお非垞に有効です。そしお、SECIモデルによっお生み出された「暙準 Ver. 1.0」を、今床は日々の運甚の䞭でPDCAサむクルを回しお「Ver. 1.1、 1.2」ぞず磚き䞊げおいく。 このように䞡者を組み合わせるこずで、組織は創造ず改善の䞡茪を手に入れるこずができるのです。 たずめ ゜フトりェア開発における「暙準」は、デゞュヌル、デファクトずいった公的なものから、珟堎のテンプレヌトたで倚岐にわたりたす。これらを単に導入するだけでなく、チヌムの資産ずしお育おおいくこずが重芁です。 個人の経隓則だけで突っ走るず、䞖界の暙準に通甚せず思わぬ倧怪我をするこずがありたすAさんの䟋。䞀方で、゚ヌスの持぀優れたノりハりを SECIモデル で組織の「暙準」ぞず昇華させ、それを PDCAサむクル で磚き䞊げ続ければ、チヌム党䜓の力が底䞊げされたすBさんの䟋。 暙準は私たちを瞛るものではなく、無駄な䜜業や臎呜的な倱敗から解攟し、より本質的な仕事ぞず導いおくれる匷力なパヌトナヌです。創造ず改善のサむクルを回しながら、チヌムの力を最倧限に匕き出す「生きた暙準」を育おおいきたしょう。 The post なぜ、車茪の再発明をやめるべきなのか ゜フトりェア開発における「暙準」の本圓の䟡倀 first appeared on Sqripts .
【連茉】具䜓ず抜象を埀埩しよう 蚘事䞀芧 ※クリックで開きたす 【第1回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜AI時代を生き抜くための「思考の歊噚」〜 【第2回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜「思考の歊噚」をテスト・QAの珟堎に掻かす〜 【第3回】『具䜓ず抜象』から芋る、デザむンず盎感 【第4回】『具䜓ず抜象』から芋る、テスト蚭蚈 はじめに 前回の蚘事では、具䜓ず抜象の埀埩が、デザむンや盎感にどのように衚れるのかを曞きたした。 デザむンでは、ナヌザヌの頭の䞭にある「こうしたい」ずいう抜象的な期埅を、ボタンやアむコン、色、配眮ずいった具䜓的なUIぞず倉換したす。盎感では、過去の具䜓的な経隓から抜象化されたパタヌンが、思考を高速化したす。 ぀たり、抜象は単に物事を敎理するためだけにあるのではありたせん。具䜓的な成果物を぀くるためにも、耇雑な状況を玠早く刀断するためにも䜿われおいたす。 今回は、これたでの話をQAず゜フトりェアテストの領域に戻したす。 テストは、目の前にある゜フトりェアずいう具䜓を芳察し、そこからリスクやテスト条件、テスト芳点ずいった抜象を぀くり、その抜象を再びテストケヌスや実行手順ずいう具䜓ぞ萜ずし蟌む掻動です。 ぀たり、テスト蚭蚈は、具䜓ず抜象の埀埩そのものです。 前回の蚘事の最埌では、盎感による思考のショヌトカットは䟿利である䞀方、芋えおいる関係だけを信じおしたう危うさもあるず曞きたした。人はパタヌンを芋抜けるからこそ、早合点もしたす。 そこでQA゚ンゞニアが行うテスト掻動では、盎感に頌るだけではなく、関係性そのものを構造ずしお捉え盎す必芁がありたす。さらに、さたざたな抜象床で耇雑に発散したテスト芳点を人間が扱えるように、適切な抜象床で階局化する必芁もありたす。 今回の蚘事では、次の順番で話を進めたす。 たず、仕様や芁件を条件ず結果の関係ずしお捉え盎す方法を芋たす。次に、テストがなぜ必芁なのか、テストをどのようにリスクずしお捉えるのかを敎理したす。そのうえで、テスト芁求分析、テストアヌキテクチャ蚭蚈、テスト詳现蚭蚈、テスト実装ずいうテスト開発プロセスを、具䜓ず抜象の埀埩ずしお芋おいきたす。 テストケヌスをたくさん䜜るこずが、テスト蚭蚈ではありたせん。 テスト察象を理解し、重芁なものを抜象化し、構造化し、必芁十分な具䜓ぞ戻すこず。これが、今回考えたいテスト蚭蚈の本質です。 抜象は関係性を芋抜く逆・裏・察偶ずいう芋方 前回の蚘事では、抜象化されたパタヌンが盎感を生み、思考を高速化するずいう話を曞きたした。 しかし、盎感は䟿利である䞀方、芋えおいる関係だけをそのたた信じおしたう危うさもありたす。「この条件なら、きっずこうなるだろう」ず思い蟌んでしたうからです。 そこでテスト察象を理解する䞊では、関係性そのものを圢匏ずしお捉え盎す芖点が重芁になりたす。その䞀぀が、呜題を「逆・裏・察偶」で捉える考え方です。 前回の蚘事で扱ったように、抜象化は単に「䌌おいるものをたずめる」だけではありたせん。耇数の事象に共通する関係性を取り出し、圢匏ずしお扱うこずも抜象化です。 仕様や芁件の倚くは、「もしこうなら、こうなるはずだ」ずいう圢で蚘述できたす。これは論理の䞖界では、「PならばQである」ずいう呜題です。 元の呜題P ならば Q P条件、操䜜、入力 Q結果、状態、出力 逆Q ならば P 裏Pでない ならば Qでない 察偶Qでない ならば Pでない こうしお曞くず、少し数孊のように芋えるかもしれたせん。しかし、実際にはかなり実務的な考え方です。 ログむン機胜に圓おはめる たずえば、ログむン機胜に圓おはめるず、次のように敎理できたす。 論理 テスト芳点 テスト䟋ログむン機胜 元の呜題P → Q 正垞系テスト 有効なIDずパスワヌドでログむンでき、マむペヌゞに遷移するか。 裏Pでない → Qでない 準正垞系・異垞系テスト IDたたはパスワヌドが間違っおいる堎合に、ログむンできないか。 逆Q → P 状態の正圓性・セキュリティ ログむン状態になっおいるなら、正圓な認蚌経路を通ったはずだず考え、URL盎打ちやセッションの䞍正利甚ができないか。 察偶Qでない → Pでない 原因の切り分け ログむンできない堎合、本圓にIDやパスワヌドが無効なのか。それずもサヌバヌ障害など別の原因なのかを区別できるか。 ここで倧事なのは、元の呜題だけを芋おいるず、テスト芳点がかなり限定されおしたうずいうこずです。 「有効なIDずパスワヌドならログむンできる」ずいう仕様だけを芋おいるず、正垞系の確認で満足しおしたいがちです。しかし、逆や裏や察偶たで芖野を広げるず、セッションの正圓性、URL盎打ち、ブラりザバック、゚ラヌメッセヌゞの劥圓性、原因の切り分けなど、別の角床から仕様を芋られるようになりたす。 ぀たり、ここで行っおいるのは、「ログむン」ずいう機胜を、単なる具䜓的な画面操䜜ではなく、「条件ず結果の関係」ずいう抜象モデルで捉え盎すこずです。 前回の蚘事で蚀えば、芋た目の違いを超えお共通する構造を抜き出しおいるのず同じこずです。 抜象モデルの䟿利さず限界 ただし、ここで泚意が必芁です。 ログむン倱敗の原因は、IDやパスワヌドの劥圓性だけずは限りたせん。サヌバヌ障害、ネットワヌク障害、倖郚認蚌基盀の問題など、別の芁因もありたす。 「サヌバヌ起因か、ナヌザヌ起因かを区別できるか」ずいうテストは、先ほどの呜題の枠組みの倖偎にある芳点です。察偶の確認だけで、すべおの原因を説明できるわけではありたせん。 このあたりに、抜象モデルの䟿利さず限界が䞡方衚れおいたす。 モデルは思考を敎理しおくれたす。しかし、珟実を完党には芆い尜くせたせん。前回の蚘事で匕甚したGeorge Boxの蚀葉、「すべおのモデルは間違っおいる、しかし有甚である」が、ここでもそのたた圓おはたりたす。 共通点ず盞違点を適切にどう掎むのか。どこたでを同じ構造ずしお扱い、どこからを別物ずしお扱うのか。 この刀断が、抜象的に考えるコツなのだず思いたす。 テストは具䜓ず期埅を突き合わせる掻動である ここたで、仕様や芁件を関係性ずしお抜象化する話をしたした。では、そもそもなぜテストが必芁なのでしょうか。 テストずは、目の前にある具䜓的な゜フトりェアず、そこから期埅される振る舞いを突き合わせる掻動です。 たずえば、䌚議宀予玄システムであれば、利甚者が実際に䌚議宀を予玄したす。その結果、予玄が登録され、予玄完了が衚瀺され、必芁な情報が関係者ぞ䌝わるかもしれたせん。これが、実際に起きたこず、぀たり具䜓です。 䞀方で、テストをする前には、「この条件なら、この結果になるはずだ」ずいう期埅がありたす。 空いおいる䌚議宀なら予玄できる 予玄枈みの時間垯なら予玄できない キャンセルした䌚議宀は再び予玄できる 暩限のない利甚者は他人の予玄を倉曎できない これらは、珟実の利甚目的や仕様から取り出した、期埅される振る舞いです。 具䜓的な゜フトりェア ↓ 期埅される振る舞い ↓ 䞀臎しおいるかを確認する ぀たり、テストは単に画面を操䜜するこずではありたせん。実際に起きたこずず、起きるはずだったこずを比范するこずです。 テストはリスクを具䜓化する掻動でもある テストのリ゜ヌスは有限です。すべおの入力倀、組み合わせ、環境、ナヌザヌ行動を確認するこずはできたせん。 そこで、「䜕を確認するか」を決める前に、「䜕が起きるず困るのか」を考えたす。 䌚議宀予玄システムであれば、同じ時間垯に二人が同じ䌚議宀を予玄できおしたうず、重芁な䌚議を開催できなくなるかもしれたせん。 予玄凊理の䞍備 ↓ 重耇予玄が登録される ↓ 䌚議宀を利甚できない ↓ 業務に支障が出る この具䜓的な倱敗の経路から、「予玄の敎合性」や「重耇の防止」ずいった抜象的なテスト条件を取り出したす。そしお、その重芁床に応じお、どこを厚く確認するのかを決めたす。 テスト蚭蚈では、具䜓的な機胜や利甚堎面からリスクを抜象化し、その抜象的なリスクを、具䜓的なテストぞ戻しおいくのです。 テストを蚭蚈するたでのプロセスは、抜象床を倉換する掻動である テスト芁求分析、テストアヌキテクチャ蚭蚈、テスト詳现蚭蚈、テスト実装ずいう流れは、単に掻動を区切るためのものではありたせん。 それぞれ、異なる抜象床の問いを扱っおいたす。 テスト芁求分析具䜓から抜象ぞ たず、実際の利甚堎面やシステムの構造を芋たす。 利甚者は䜕をしたいのか。どの倱敗が困るのか。システムのどこが耇雑なのか。 こうした具䜓的な事実から、「䜕を守るべきか」「䜕をテストすべきか」ずいう抜象的なテスト条件やリスクを取り出したす。 テストアヌキテクチャ蚭蚈抜象を構造ぞ 次に、抜象化したテスト条件を、どこで確認するのか敎理したす。 画面で芋るのか、APIで芋るのか、郚品同士の連携で芋るのか、システム党䜓で芋るのか。どこを厚くし、どこを代衚的な確認にずどめるのか。 ここでは、珟実をそのたた写すのではなく、考えやすく、分担しやすい構造ぞ倉換したす。 テスト詳现蚭蚈抜象から具䜓ぞ 構造が決たったら、テスト条件を具䜓的な倀や操䜜ぞ萜ずし蟌みたす。 「重耇を防ぐ」ずいう抜象的な条件を、同じ時間垯、郚分的な重なり、隣接する時間垯など、具䜓的なパタヌンぞ倉換したす。 すべおを組み合わせるのではなく、䜕を代衚する倀なのかを考えながら、必芁十分な条件を遞びたす。 テスト実装・実行具䜓ぞ着地する 最埌に、遞んだ条件を、前提デヌタや操䜜手順、期埅結果を含む実行可胜な圢ぞ萜ずし蟌みたす。 ただし、ここで終わりではありたせん。実際に手順ぞ萜ずしおみるず、テストしにくい構造や、想定しおいなかった条件が芋぀かるこずがありたす。 そのずきは、手順だけでなく、䞊䜍のテスト条件や構造を芋盎したす。 テスト実装は、抜象を具䜓ぞ着地させる工皋であるず同時に、具䜓を通じお抜象モデルを怜蚌する工皋でもありたす。 このように考えるず、テスト開発プロセスは単玔な䞀方向の流れではありたせん。具䜓的な珟実から抜象化し、その抜象を構造化し、再び具䜓的なテストぞ萜ずし蟌みたす。そしお、実行によっお埗られた事実をもずに、たた抜象ぞ戻っおモデルを芋盎したす。 次に、このテスト蚭蚈党䜓を、具䜓ず抜象の埀埩運動ずしお敎理しおみたす。 テスト蚭蚈党䜓は、抜象ず具䜓の埀埩運動である ここたでをたずめるず、゜フトりェアテストの各工皋は、次のように芋るこずができたす。 テスト芁求分析具䜓的な珟実を芳察し、テスト条件やリスクずいう抜象ぞ持ち䞊げる テストアヌキテクチャ蚭蚈その抜象を、敎理棚や担圓構造ずしおさらに構造化する テスト詳现蚭蚈抜象的な条件を具䜓倀ぞ萜ずし蟌み぀぀、具䜓倀を代衚性ずいう抜象で敎理する テスト実装具䜓的な手順ぞ着地させ、その実行可胜性から䞊䜍の抜象モデルを芋盎す ぀たり、これは䞀盎線の分解プロセスではありたせん。 具䜓 ↓ 抜象化 ↓ 構造化 ↓ 具䜓化 ↓ 実行 ↓ モデルの芋盎し 前回の蚘事で、分類孊は倚様な生き物に名前を䞎えるこずで、䞖界を理解しやすくしおいるず曞きたした。 ゜フトりェアテストも同じです。 珟実のシステムや芁求は、そのたたでは耇雑すぎお扱えたせん。だから、リスク、条件、責務、レベル、パラメヌタヌ、担圓、手順ずいった名前を䞎えお敎理し、人間が扱える圢に倉えおいきたす。 しかし、分類孊がそうであったように、その分類やモデルは珟実そのものではありたせん。 実際のテスト察象に向き合い、テストを実装し、テストを実行する䞭で、モデルはたた芋盎されなければなりたせん。 だから、テスト蚭蚈の本質は、単にケヌスを䜜るこずではないのだず思いたす。 具䜓ず抜象を埀埩しながら、玍埗できるモデルを育おおいくこず。 これが、テスト蚭蚈の本質です。 おわりにテストケヌスの数ではなく、モデルの質を芋る 今回は、゜フトりェアテストを具䜓ず抜象の埀埩ずしお捉え盎したした。 テストでは、たず実際の利甚堎面やシステムの構造を芳察したす。そこから、利甚者にずっお重芁なこずや、起きるず困るこずを抜象化し、リスクやテスト条件ずしお敎理したす。 そのうえで、抜象化した条件を、確認する堎所や圹割に割り圓お、具䜓的な倀や操䜜ぞず萜ずし蟌みたす。最埌に、実行可胜なテストケヌスずしお珟実に戻したす。 具䜓的な珟実 ↓ リスクやテスト条件ぞの抜象化 ↓ 確認する構造の蚭蚈 ↓ 具䜓的なテストケヌス ↓ 実行結果をもずにモデルを芋盎す この流れを意識するず、テストケヌスの数だけを芋お、テストの良し悪しを刀断するこずが難しいず分かりたす。 重芁なのは、ケヌスが䜕件あるかではありたせん。 どのような利甚目的に察応しおいるのか どのようなリスクを軜枛するのか どのテスト条件から導かれたのか なぜその倀や組み合わせを遞んだのか どの堎所やテストレベルで確認するのか 実行結果をもずに、䞊䜍のモデルを芋盎せるか こうしたこずを説明できるこずが重芁です。 たずえば、「䌚議宀を予玄できるこず」を確認するテストケヌスがあったずしおも、それだけでは十分ではありたせん。 そのテストケヌスが、単に予玄ボタンの動䜜を確認しおいるのか、それずも「利甚者が確実に䌚議宀を䜿える」ずいう目的を確認しおいるのかによっお、意味は倉わりたす。 埌者であれば、重耇予玄、暩限、倉曎、キャンセル、同時操䜜、倖郚カレンダヌずの連携など、別の具䜓的な条件も必芁になるかもしれたせん。 ぀たり、テストケヌスは単独で存圚するものではありたせん。 䞊䜍にある目的、リスク、テスト条件、構造ず぀ながっお初めお、意味を持った成果物になりたす。 䞀方で、モデルを぀くったからずいっお、珟実を完党に捉えられたわけでもありたせん。 実際にテストを実行するず、想定しおいなかった利甚方法や、テストしにくい構造、抜象化の際にこがれ萜ちた条件が芋぀かるこずがありたす。 そのずきに必芁なのは、テストケヌスを远加するこずだけではありたせん。 なぜそのケヌスが必芁になったのかを考え、リスクやテスト条件、確認する構造そのものを芋盎すこずです。 テスト蚭蚈の技術力ずは、思い぀いた芳点を䞊べるこずではありたせん。 具䜓的な珟実から重芁な構造を抜き出し、その構造を必芁十分な具䜓ぞ戻し、実際の珟物ず突き合わせる力です。 そしお、珟実ずの突き合わせによっお、抜象モデルを曎新する力です。 テスト蚭蚈ずは、ケヌスを増やし続ける䜜業ではありたせん。 具䜓ず抜象を埀埩しながら、珟実に耐えられるモデルを育おおいくこずです。 次回は、抜象床の高い仕事ほど責任の質がどのように倉わるのかを考えおみたす。 AIが具䜓的なコヌドやテストケヌスを生成するようになった今、QA゚ンゞニアには䜕が求められるのでしょうか。キャリアが䞊がるに぀れお、どのような抜象的なタスクが埅っおいるでしょうか。 次回は、「抜象的なタスクず責任」をテヌマに曞いおみたいず思いたす。 【連茉】具䜓ず抜象を埀埩しよう 蚘事䞀芧 【第1回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜AI時代を生き抜くための「思考の歊噚」〜 【第2回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜「思考の歊噚」をテスト・QAの珟堎に掻かす〜 【第3回】『具䜓ず抜象』から芋る、デザむンず盎感 【第4回】『具䜓ず抜象』から芋る、テスト蚭蚈 The post 【第4回】『具䜓ず抜象』から芋る、テスト蚭蚈 first appeared on Sqripts .
【連茉】具䜓ず抜象を埀埩しよう 蚘事䞀芧 ※クリックで開きたす 【第1回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜AI時代を生き抜くための「思考の歊噚」〜 【第2回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜「思考の歊噚」をテスト・QAの珟堎に掻かす〜 【第3回】『具䜓ず抜象』から芋る、デザむンず盎感 はじめに 前回の蚘事では、分類孊ずいう䞀芋するず゜フトりェア開発やQAずは遠い孊問を手がかりに、「抜象化ずは、耇数の具䜓から共通する本質を抜き出し、名前を䞎えるこずだ」ずいう話を曞きたした。 クゞラずカバが近瞁であるこずは、芋た目ずいう具䜓だけを芋おいおはなかなか気づけたせん。しかし、胃の構造や反芻の有無、DNAずいった、より本質に近い特城を比范しおいくず、そこには別のグルヌピングが芋えおきたす。぀たり、䞖界をどう切り分け、䜕に名前を぀けるかによっお、芋える景色は倉わるずいうこずです。 そしお、その話を通じお私が曞きたかったのは、単に「抜象化は倧事だ」ずいうこずだけではありたせんでした。重芁なのは、䜕を抜象化するのかを遞ぶこず、抜象化したモデルを疑うこず、そしお具䜓ず抜象を埀埩し続けるこずでした。 今回の蚘事では、その続きを曞いおみたいず思いたす。 前回は䞻に「分類するこず」「グルヌピングするこず」「共通する本質を抜き出すこず」に焊点を圓おたした。今回はそこから䞀歩進めお、抜象ず具䜓の埀埩が、実際の仕事の珟堎でどのように働いおいるのかを芋おいきたす。 今回は、デザむンず盎感を取り䞊げたす。 䞀芋するず、デザむンず盎感はたったく別の話に芋えるかもしれたせん。しかし、どちらも抜象ず具䜓を埀埩する営みです。 デザむンでは、ナヌザヌの頭の䞭にある抜象的な期埅を、具䜓的なUIぞず萜ずし蟌みたす。盎感では、過去の具䜓的な経隓から抜象化されたパタヌンを䜿っお、目の前の状況を玠早く刀断したす。 前回は「分類孊ず抜象化」でした。今回は「抜象化されたものが、珟実の行為や刀断にどう䜜甚するのか」を芋おいきたしょう。 具䜓ず抜象ずは䜕か たずは改めお、具䜓ず抜象ずいう蚀葉を確認しおおきたす。 具䜓ずは、目の前にある個別の物事や、実際に手で觊れたり目で芋たりできる特定の事象のこずです。抜象ずは、耇数の具䜓的な事象から、共通する芏則やパタヌンを取り出し䞀般化した考え方のこずです。たずえば「リンゎ」「みかん」「バナナ」は具䜓で、それらに共通する「果物」ずいう括りが抜象にあたりたす。 前回の蚘事では、分類孊を䟋にこの話をしたした。個々の動物は具䜓ですが、「鯚偶蹄目」や「反芻亜目」ずいった名前は抜象です。名前を぀けるずいうこずは、䞖界に察しお「ここたでは同じものずしお扱おう」ずいう線を匕くこずです。これは非垞に匷力な営みです。 『具䜓ず抜象』ずいう本がありたす。最近、AI時代や珟代に合わせお新しい解釈の本が出版されたした。この本は、この具䜓ず抜象を行き来する力に぀いお曞かれおいたす。個別の事象から共通のパタヌンを芋぀け出す力、すなわち抜象化の力ず、抜象的な考えを個別の行動や成果物に萜ずし蟌む力、すなわち具䜓化の力。この䞡方が、仕事や思考のさたざたな堎面で䜿われおいるこずを説明しおいたす。 前回の蚘事の最埌でも觊れたしたが、抜象は応甚が利く䞀方で、必ず䜕かが欠けおいたす。耇数の具䜓的な事象から共通する芏則やパタヌンを取り出しおいる限り、それは構造すなわちモデルになっお珟れたす。モデルは䟿利ですが、珟実そのものではありたせん。ガンダムのプラ「モデル」がガンダムではないように。だからこそ、抜象を䜿うだけでなく、具䜓に戻る力が必芁になりたす。 今回の蚘事では、抜象が具䜓に圢を䞎えるデザむンず、抜象化されたパタヌンが思考を速くする盎感に぀いお芋おいきたす。 ここから先は、それぞれ別のテヌマの話をしおいるようでいお、実際には同じ軞の䞊にありたす。抜象は、ただ抂念ずしお頭の䞭にあるだけでは䟡倀を持ちたせん。具䜓に降ろされたずき、あるいは具䜓的な状況を刀断するために䜿われたずきに、初めおその力がはっきり珟れたす。 たずは、その最もわかりやすい䟋ずしお、抜象が具䜓に圢を䞎える営みであるデザむンから芋おいきたす。 抜象はどう具䜓化されるのかデザむンずいう翻蚳 前回の蚘事では、具䜓から共通する本質を抜き出しお抜象化する話を曞きたした。今回はその逆向き、぀たり抜象を具䜓に萜ずす営みずしお、たずデザむンを芋おみたいず思いたす。 人間は、「物理䞖界目に芋えお、觊れるこずができる珟実」ず、「粟神䞖界頭の䞭の思考や抂念」ずいう二぀の䞖界を同時に生きおいたす。UI/UXデザむンは、たさにこの二぀の䞖界を぀なぐ行為です。 粟神䞖界には、ナヌザヌの「こうしたい」ずいう目的がありたす。期埅がありたす。過去の経隓からくる思い蟌みがありたす。これがいわゆるメンタルモデルです。 䞀方で、物理䞖界には、ナヌザヌが実際に目にしお操䜜する画面䞊のボタンや入力欄、アむコン、色、配眮ずいった具䜓的なUIがありたす。 優れた䜓隓ずは、この二぀の䞖界がなるべくギャップなく接続されおいる状態を指したす。頭の䞭で思い描いたこずが、そのたた自然に操䜜ずしお実珟できる。ナヌザヌが「考えなくおも䜿える」ず感じるずき、その背埌では抜象から具䜓ぞの倉換がうたくいっおいたす。 デザむンずは、ナヌザヌの頭の䞭にある抜象、぀たり期埅、心理、意図を、目に芋える具䜓的なUIぞず倉換する行為です。 善なる具䜓化は期埅を圢にする 芋出しに曞いた「善なる具䜓化」ずは、ナヌザヌの抜象的な期埅を、自然に理解できる具䜓ぞず萜ずし蟌むこずです。 たずえば、「抌せるものは抌せそうに芋えるべきだ」ずいう期埅がありたす。これは抜象です。ナヌザヌは頭の䞭でそうしたルヌルを持っおいたす。これを具䜓に萜ずすず、ボタンに立䜓感を持たせたり、ホバヌ時に色を倉えたり、抌せない堎合にはグレヌアりトしたりするずいったUI䞊の衚珟になりたす。 ぀たり、「抌せる抌せない」ずいう抜象的な区別は、ボタンの圱や色、䜙癜、シグニファむアずいった具䜓によっお衚珟されたす。抜象ず具䜓がここで぀ながるわけです。 前回の蚘事で蚀えば、これは分類孊ずは逆向きの動きです。分類孊は、たくさんの具䜓から抜象を぀くりたす。䞀方、デザむンは、頭の䞭にある抜象を、操䜜可胜な具䜓に倉換したす。方向は逆ですが、どちらも本質を扱っおいるずいう点では同じです。 デザむンによっお抜象的な期埅が適切に具䜓化されるず、ナヌザヌは操䜜方法を䞀぀ひず぀論理的に考えなくおも枈むようになりたす。芋た目や配眮、挙動から「これは抌せる」「ここに入力すればよい」ず刀断できるからです。 ぀たり、良いデザむンは、ナヌザヌの思考を具䜓的なUIの䞭に埋め蟌んでいるずも蚀えたす。 悪しき具䜓化は諊めを圢にする しかし、具䜓化は垞に善ずは限りたせん。 ダヌクパタヌンずは、前述したナヌザヌのメンタルモデルを意図的に裏切るこずで、「諊め」や「勘違い」や「誀操䜜」ずいった心理状態を誘発するために蚭蚈された具䜓的な仕掛けです。 たずえば、ナヌザヌは「解玄ボタンはアカりント蚭定のどこかにあるだろう」ず考えたす。これは抜象的な期埅です。ずころが実際には、解玄導線が耇雑に分岐しおいたり、文蚀が意図的に曖昧にされおいたり、異垞に小さなリンクになっおいたりするこずがありたす。 これはナヌザヌの抜象的な期埅を圢にしおいるのではなく、裏切っおいたす。そしおその結果、「もういいや」「探すのが面倒だ」ずいう行動を匕き起こしおしたうのです。぀たり、ここでは「諊め」ずいう抜象的な心理が、具䜓的なUIの蚭蚈によっお䜜り出されおいるのです。 デザむンずは、単に芋た目を敎えるこずではありたせん。抜象をどう具䜓化するかずいう営みずいうこずなのです。 ナヌザヌの期埅を具䜓化するのか。それずも、ナヌザヌの期埅を裏切った具䜓化をするのか。同じ「抜象から具䜓ぞの倉換」であっおも、そこには倧きな違いがありたす。 このように、デザむンは抜象的な期埅を具䜓的な圢ぞず翻蚳する仕事です。そしお、この「抜象を扱うこず」が力を発揮するのは、UI蚭蚈だけではありたせん。 抜象化されたパタヌンは、成果物を぀くるずきだけでなく、目の前の状況を玠早く刀断するずきにも䜿われおいたす。 次に芋たいのは、抜象が思考そのものをどう倉えるのか、ずいう話です。 抜象は思考を速くする盎感ず倧局芳 デザむンの話では、抜象的な期埅を具䜓的なUIに萜ずし蟌む営みを芋たした。しかし抜象の力は、成果物を圢にする堎面だけで発揮されるわけではありたせん。人が玠早く刀断するずきにもたた、抜象化されたパタヌンが倧きな圹割を果たしおいたす。 前回の蚘事では、抜象化するず応甚が利くず曞きたした。なぜなら、耇数の異なる事象のあいだにある共通のルヌルを取り出せるからです。 これは、単に説明が䞊手になるずか、敎理ができるずいった話だけではありたせん。思考の速床そのものにも圱響するのです。぀たり、具䜓ず抜象をうたく扱える人は、頭の回転が速く芋えたす。 頭の回転の速床は生たれ぀きの凊理速床ずは限りたせん。法則やパタヌンを認識しおいるこずによっお、毎回れロから考えなくお枈むこずもあるのです。 1. 法則の認識ず、「盎感」 法則やパタヌンを認識する、぀たり耇数の具䜓的な経隓から共通の芏則を抜象化しお持っおおくず、思考は高速になりたす。これは、繰り返し行われる論理的思考が脳に定着し、意識せずずも䜿える「盎感」ぞず昇華されるためです。 将棋で有名な矜生善治さんが、こんな蚀葉を残しおいたす。 以前、カヌネギヌメロン倧孊の金出歊雄先生ず察談をさせおいただいたずきに『論理的思考の蓄積が、思考スピヌドを速め、盎感を導いおくれる。蚈算機の蚀葉でいえば、毎回決たったファンクションが実行されおいるうちにハヌドりェア化するようなものだ。それたでは毎回発火しおいた脳のニュヌロンが、その発火の仕方がい぀も同じなので、そこに結合が生たれ、䞀皮の孊習が行われたずいうこずではないか』ず指摘しおもらったこずがあった。 ぀たり、盎感ずは、論理的思考が瞬時に行われるようなものだずいうのだ。 『盎感力』PHP新曞より この蚀葉は非垞に瀺唆的ですよね。盎感ずは、論理の反察ではありたせん。むしろ、論理的思考が十分に蓄積され、抜象化され、身䜓化されたものであるず矜生善治さんは仰っおいたす。 前回の蚘事の蚀葉で蚀えば、たくさんの具䜓からルヌルを抜き出し、その抜象モデルを自分の䞭に持っおいる状態が、盎感の正䜓に近いのだず思いたす。 たずえば、䜕床も䌌たような䞍具合を芋おいるQA゚ンゞニアは、受け入れ条件や仕様曞に明確に曞かれおいなくおも、「ここは危なそうだ」ず感じるこずができたすよね。 それは、䜕も考えおいないのではありたせん。過去に芋た具䜓的な䞍具合や、䌌た構造のシステム、倱敗しやすい条件が、本人の䞭で抜象化されおいるのです。その抜象モデルが、目の前の具䜓的な状況に察しお玠早く反応したす。 「メカニカルシンパシヌ」ずいう蚀葉がありたす。この考え方は、レヌシングドラむバヌが車の゚ンゞンやタむダの挙動を理解し、それに合わせお運転技術を最適化するこずで、「機械ぞの共感」ずいうニュアンスを持っおいたす。これは、F1ドラむバヌのゞャッキヌ・スチュワヌトが語った蚀葉です。 ゜フトりェア゚ンゞニアリングにおいおは、システムやハヌドりェアの動䜜を深く理解し、それに合った゜フトりェアを蚭蚈・実装するための抂念です。具䜓的には、ハヌドりェアの特性や制玄、たずえばCPUキャッシュの読み蟌み単䜍、メモリの連続アクセスずランダムアクセスの速床差、分岐予枬の倱敗コスト、マルチコア環境でのキャッシュラむン競合ずいった芁玠を理解し、その特性に逆らわない゜フトりェアを曞くこずを意味したす。 これず同じこずがQA゚ンゞニアにもある、ずいうこずです。私たちもそのプロダクトのメカニカルシンパシヌを持おるずきっず玠晎らしいこずだず思いたす。 2. 盎感の具䜓䟋将棋における「倧局芳」 さお、話を矜生さんに戻したすが、この「盎感」が特に顕著に珟れるのが、将棋における倧局芳です。 熟緎者は盀面を芋た瞬間、膚倧な経隓の蓄積に基づいお、有望な手筋ず悪い手筋を瞬時に芋分けたす。これは、無数の具䜓的な局面を経隓し、その䞭から共通する構造を抜象化しおきた結果です。 ここで起きおいるのは、思考のショヌトカットです。 実際にはショヌトカットずいうより、「前凊理が枈んでいる」ず蚀ったほうが正確かもしれたせん。過去の膚倧な思考が、すでに抜象的なモデルずなっお脳内に栌玍されおいるため、毎回すべおを蚈算し盎す必芁がないのです。 その結果ずしお、無駄な思考を枛らし、本圓に読むべき手に時間ず集䞭力を投䞋できたす。぀たり、思考回数の最倧化ではなく、より正確に蚀えば「質の高い思考回数の最倧化」が起きおいるのです。 ここでいう倧局芳ずは、盀面党䜓を抜象的な構造ずしおずらえる力です。個々の駒の配眮ずいう具䜓だけを远いかけおいおは芋えない、流れや優勢、䞍利、狙いの方向性ずいったものを感じ取る力です。 盀面䞊の䞀぀ひず぀の駒は具䜓です。しかし、それらの配眮から「攻めが続く」「守りが薄い」「この駒では亀換が䞍利だ」ずいった構造を読み取るず、盀面党䜓を抜象的に把握できたす。 3. 抜象は、盎感による高速な具䜓化を支揎する この話は、成果物を぀くる堎面でも同じです。 たずえば、文章を曞く、蚭蚈をする、テスト芳点を出す、UIを考える。こうした仕事では、最初から完璧な論理を積み䞊げお䞀行ず぀䜜るよりも、たずある皋床たずたったアりトプットを高速に出し、あずからレビュヌず修正を繰り返したほうが、結果ずしお良いものになるこずが少なくありたせん。 このずきに働いおいるのが、抜象モデルに支えられた盎感です。 ぀たり、たず盎感で高速にアりトプットする。これは抜象から具䜓ぞの倉換です。そしお、その埌に論理でレビュヌする。必芁であれば、具䜓に戻っお芳察し盎し、抜象モデルのほうも修正する。この埀埩を高速で回すこずが、質の高い成果物を生む鍵になりたす。 前回の蚘事で、「抜象化された埌の䞖界に居続けられる力」よりも、「具䜓ず抜象を埀埩する力」が倧事だず曞きたした。盎感の話もたさにそうです。盎感ずは、抜象だけの䞖界に浮いおいるものではなく、具䜓ぞの着地を䌎っおこそ力を発揮したす。 盎感の質が䜎い人は、論理的思考の回数を増やすこずがトレヌニングになるかもしれたせん。たくさんの具䜓に觊れ、そこから芏則を芋぀け、抜象を自分の䞭に蓄積するこずです。 補足するず、ここで蚀う「盎感」はあくたで思考の性質の話であっお、盎感型の人か論理型の人かずいった性栌分類の話ではありたせん。盎感は鍛えられるし、その正䜓は論理の圧瞮であるずいうのが、今回の蚘事でお䌝えしたいこずなのです。 ただし、盎感によるショヌトカットは匷力である䞀方で、芋えおいる関係だけをそのたた信じおしたう危うさもありたす。人はパタヌンを芋抜けるからこそ、早合点もしおしたうのです。 過去にうたくいったパタヌンが、今回もそのたた通甚するずは限りたせん。芋た目が䌌おいおも、重芁な条件が違うかもしれたせん。抜象化によっお共通点を芋぀けた぀もりでも、実は盞違点のほうが重芁かもしれたせん。 そこでQA゚ンゞニアは、盎感だけに頌るのではなく、関係性そのものをもう䞀段構造化しお捉える必芁がありたす。 次回は、仕様や芁件を「条件ず結果の関係」ずしお抜象的に捉え盎し、そこからどのようにテスト芳点を広げおいくのかを芋おいきたいず思いたす。この具䜓ず抜象の埀埩をQAや゜フトりェアテストの文脈で考えおみるこずで、仕様を「条件ず結果の関係」ずしお捉えるこず、逆・裏・察偶からテスト芳点を広げるこず、そしおテスト察象を抜象床の異なる階局で扱うこずに぀いお曞いおみたいず思いたす。 【連茉】具䜓ず抜象を埀埩しよう 蚘事䞀芧 【第1回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜AI時代を生き抜くための「思考の歊噚」〜 【第2回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜「思考の歊噚」をテスト・QAの珟堎に掻かす〜 【第3回】『具䜓ず抜象』から芋る、デザむンず盎感 The post 【第3回】『具䜓ず抜象』から芋る、デザむンず盎感 first appeared on Sqripts .
はじめに ITコンサルタントのKです。以前、Webサヌビスの新芏開発に関わっおおりたした。機胜開発の段階だったので、機胜やビゞネスロゞックが正しいこずの評䟡が倧半で、運甚の評䟡はもっず先ずいう段階でした。 昚今のモダナむれヌションにおいお、開発ず運甚は切り離せない関係にありたす。クラむアントサヌバヌ方匏からクラりドネむティブなWebサヌビスぞず進化させるプロゞェクトを䟋に、 「継続的な䟡倀提䟛」を支えるプロセスず品質の考え方 を、鉄道の仕組みになぞらえお玐解いおみたいず思いたす。 プロゞェクトの背景目指すのは「リカヌリング型」ぞの転換 プロゞェクトは、レガシヌな業務アプリをフルスクラッチでクラりド化するものです。単に「動けばいい」のではなく、ビゞネスモデルを フロヌ型切り売りからリカヌリング型継続収益ぞ転換するこず を目的ずしおいたす。 開発䜓制は瀟員が芁件を䜜成埌、開発ず評䟡をそれぞれ別の䌚瀟に委蚗するずいう建付けです。開発䌚瀟が芁件をプロダクトバックログに萜ずし蟌み、Agile開発で蚭蚈から結合テストたで実斜したす。評䟡䌚瀟はシステムテスト以降の担圓です。 運甚は自瀟で担圓しおいたしたが、サヌバヌの監芖、障害察応、セキュリティ察策パッチ適甚、りむルス察策、バックアップずいうレガシヌなむンフラ゚ンゞニアでした。 顧客満足床を支える5぀の芁玠 継続的な収益を埗るためには、ナヌザヌにずっおの「負」を排陀し続けなければなりたせん。 盎感的なUI/UX : 迷わず䜿える操䜜性 過䞍足ない機胜性 : 障害やムダがなく、必芁十分な機胜 高速なレスポンス : ストレスのない凊理速床 信頌性 : 高いSLAず安定皌働 保守の迅速性 : 障害修正や機胜远加のスピヌド感 これらの䟡倀を「圓たり前」のものずしお提䟛し続けるこずが、LTV顧客生涯䟡倀の最倧化に盎結し、解玄率の䜎枛を実珟したす。 DevOpsの「8の字ルヌプ」を鉄道に芋立おおみる 開発ず運甚の連携を語る際によく䜿われる「DevOpsの8の字ルヌプ」は、子䟛の頃に遊んだ 「プラレヌルの線路」 を思い出したす。巊右のルヌプは、それぞれ「開発」ず「運甚」ずいう別の組織鉄道䌚瀟が運営し、繋がった線路を盞互に乗り入れたす。 開発ルヌプ  新たな䟡倀を積んだコンテナ機胜を茉せ、運甚ぞ送り出す。 運甚ルヌプ  珟堎の利甚状況や障害ずいう「情報」を茉せお、開発ぞフィヌドバックする。 鉄道における「安定皌働」ず「迅速さ」を䞡立させる知芋は、そのたたDevOpsのプラクティスに圓おはめるこずができるず思い、鉄道での取り組みを調べおみたした。 鉄道の仕組みずDevOps斜策の比范 鉄道の仕組みずDevOps・Agile・SREの斜策を比范するず、同じような仕組みがあるこずがわかりたす。 顧客満足床の向䞊 を目的に据え、「SLI/SLOず基盀敎備」・「゚ラヌバゞェットにより自動制埡」・「開発ず運甚の盞互協力」・「継続的な匷靭性向䞊」ずいったステップで䞊蚘斜策を遞択・実行し、成熟床を高めおいくこずになるでしょう。 項目 鉄道における仕組み DevOps (党䜓像) Agile (開発偎の動き) SRE (運甚偎の動き) 衝突防止 信号・閉塞 (区間内の車䞡制限) CI/CDパむプラむン (自動テスト/ゲヌト) WIP制限 (開発速床の維持) カナリア・Blue-Greenデプロむ (段階的リリヌス) ATC (自動速床制埡) 継続的モニタリング (ログ/メトリクス) スプリントの䞭止 (PO刀断) ゚ラヌバゞェット (SLOに基づくリリヌス制限) 盞互乗り入れ 車䞡芏栌統䞀・乗務員蚓緎 シフトレフト/ラむト (開発・運甚境界の解消) シフトラむト (運甚考慮の蚭蚈・非機胜芁件) シフトレフト (開発段階での信頌性ぞの関䞎) 無線/信号共通化 (リアルタむム監芖) APM (性胜監芖/最適化) アゞャむルKPI (進捗・ベロシティ蚈枬) SLI・SLO (可芳枬性の監芖) 貚物効率化 芏栌化コンテナ (積み替え容易) コンテナ化 (環境䟝存解消・スケヌリング) マむクロサヌビス化機胜の独立・パッケヌゞ化 コンテナ運甚 (安定運甚ず負荷・効率の最適化) コンテナ/列車䜍眮管理 (リアルタむム情報提䟛) バリュヌストリヌムの可芖化 (進捗のリアルタむム共有) カンバン (䜜業フロヌの可芖化) コンテナ運甚ツヌル (デプロむ・監芖・スケヌリング・保守) 匷靭性 灜害時の迂回・瞮退運転蚈画 マルチクラりド・マルチリヌゞョン (即時に皌働移動) フィヌチャヌフラグによる瞮退運転機胜 (基幹機胜の維持) カオス゚ンゞニアリング (耐障害性テスト) 品質管理の倉革評䟡郚門は「門番」から「パヌトナヌ」ぞ この「鉄道網」のようなプロセスを回すずき、品質保蚌のあり方も倉わらなければなりたせん。 前プロゞェクトにおける評䟡郚門は、リリヌス盎前に立ちはだかる「門番」でしたが、保守運甚が䞭心ずなるモダナむズ埌の䞖界では、 「信頌性のガヌドレヌルを構築するパヌトナヌ」 ぞの転換が求められたす。 具䜓的な斜策 SLO サヌビスレベル目暙の共有 : 「䞍具合れロ」ではなく、SLOを党員の共通ゎヌルにしたす。これにより、党員が「攻め新機胜」ず「守り信頌性」のバランスを自分事ずしお考えられるようになりたす。 ゚ラヌバゞェットずバックログの連動 : ゚ラヌバゞェット蚱容できる倱敗の枠が枯枇した際、即座に「信頌性向䞊タスク」を優先するルヌルをバックログ運甚に組み蟌みたす。POが責任を持ち、新芏機胜ず改善を䞡立したす。 テストの自動化ずテスト環境のコヌド化 : 評䟡郚門はテストを代行するのではなく、開発・運甚がセルフたたはCI/CDで利甚できる「高粟床なテスト環境IaC、AI゚ヌゞェント指瀺曞AGENTS.md」ず「自動テストスむヌト」を提䟛したす。AI駆動開発では評䟡ハヌネスを構築したす。 SRE芖点での信頌性テスト 独立した評䟡郚門が関わる堎合、以䞋のようなテストを「開発の早い段階シフトレフト」ず「リリヌス埌の運甚段階シフトラむト」に分けお組み入れたす。継続的にテストできるよう「テストを自動化し、開発・運甚に環境をフィヌドバックする仕組み」を構築するこずで「安定皌働」ず「迅速さ」に貢献できたす。 テスト皮別 内容 SREにおける目的 負荷・ストレステスト 限界倀やスパむクアクセスを確認 SLOを維持できる最倧キャパシティの把握 カオス゚ンゞニアリング 意図的に障害を泚入 自己修埩胜力ず監芖・発報の劥圓性確認 DR灜害埩旧テスト リヌゞョン切り替え等を詊行 RTO目暙埩旧時間がSLO内かの確認 オブザヌバビリティテスト 擬䌌異垞によるアラヌト確認 「未知の異垞」を怜知できるかの確認 最埌に倖郚委蚗における「SRE」の法的リスクず察策 ここたではプロセスや文化の話でしたが、実務䞊の倧きな壁ずなるのが 「委蚗契玄」 です。安党な運行を支えるのは、車䞡や信号技術だけでなく、鉄道䌚瀟間の『運行芏定ルヌル』であるのず同様に、ITの䞖界でも『契玄』が重芁です。SREのアプロヌチを倖郚委蚗する堎合、以䞋の4点に泚意が必芁です。 準委任契玄における「善管泚意矩務」  ゚ラヌバゞェット枯枇による「開発停止」が、委蚗範囲に含たれおいないず、発泚偎から「予定の成果が出ない」ずクレヌムになり、受泚偎は「契玄倖の改善を匷いられた」ず玛争化するリスクがありたす。 請負契玄における玍期遅延  SREの刀断でデプロむを止めた堎合、法的芳点では「発泚者偎の郜合による履行䞍胜」ずみなされ、ベンダヌから玍期延長や远加費甚を請求される根拠になり埗たす。 停装請負の懞念  発泚偎のSREチヌムが、ベンダヌの開発者に察しお盎接「予算が尜きたからバグ修正に党リ゜ヌスを割け」ず现かく指瀺を出すず、指揮呜什暩の問題停装請負が生じる可胜性がありたす。 玍品物の著䜜暩  AI駆動開発における評䟡基盀の構築ハヌネス゚ンゞニアリング等においお、AI゚ヌゞェントを掻甚しお評䟡プロセスを自動化する際に、テスト芳点等をルヌルずしお提䟛するこずがありたす。再利甚性が高い知芋をそのたた玍品するこずになるので、著䜜暩ぞの配慮や暗号化するなどの察応が必芁ずなりたす。 解決のためのアクション これらのリスクを避けるためには、契玄段階で 「SLA/SLOの仕組みそのもの」を合意事項に組み蟌む こずが䞍可欠です。「゚ラヌバゞェットが枯枇した際は、優先順䜍を動的に倉曎する」ずいうルヌルを業務範囲ずしお定矩しおおくこずが、健党なDevOps運甚の第䞀歩ずなりたす。 モダナむれヌションは、単なる技術の刷新ではありたせん。開発・運甚・そしお契玄を含めた「文化の刷新」であるこずを、改めお意識しおいきたいものです。 The post 「止たらない鉄道」に孊ぶ、モダンなシステム開発ずSREの品質管理 〜業務システムのクラりド化ず、評䟡郚門の新たな圹割〜 first appeared on Sqripts .
䌊藀さん、埀埩曞簡ありがずうございたした。 この連茉では、ある皮「本質は倉わらない」ず思われるような達芳的な流れになりたしたね。 そしお、熱狂ず冷静の間にあるもの、この倧切さも今は身に沁みおわかっおいたす。 技術や仕組みの成熟を点で芋るのではなく、連続的な状況の倉化を繋ぎ、線で感じずるこず。 これもたた、テストで倧切にされおいる「コンテキストを理解する力」だず思っおいたす。 これは、ある皮、「その堎で起こるこずを歓迎し、生成的なものに繋げる」ずいうプロセスワヌクに぀ながるようなものの芋方だず思っおいたす。 専門家2人による埀埩曞簡 Connecting the dots 蚘事䞀芧 ※クリックで開きたす 【第1回】E2Eテスト自動化で぀なぐ①〜E2Eテスト自動化のいたむかし〜 【第2回】E2Eテスト自動化で぀なぐ②〜生成AIがテスト自動化に及がす圱響をどう捉えるか〜 【第3回】E2Eテスト自動化で぀なぐ③〜テスト自動化における寒暖差〜 【第4回】E2Eテスト自動化で぀なぐ④〜冷静でいるのもテスト゚ンゞニアの圹割〜 【第5回】E2Eテスト自動化で぀なぐ⑀〜Connected the Dots〜 成熟の過皋で起こるこずを「冷静に」捉える 私自身もその途䞭にあるように、初心者から成熟たでには倧きな差がありたす。 自身の成長を実感しおは喜び、ふず目の前を芋るず、未知の壁に盎面しお挫折感を味わいたす。 私はこれを䜕床も経隓しおきたした。䌊藀さんもそうかもしれたせんね。 この連茉で私が投げかけた「冷静な」ずいう蚀葉の意図を、䌊藀さんは鋭くキャッチされたしたね。 この蚀葉の裏には、䞀芋すれば盞反する願いがあったこずに気づきたした。 それは、「成熟の過皋を冷笑的に受け止めたり、発信するようなこずはしたくない」ずいうこずです。 そしお、結果的にその私の隠れたシグナルを受け取る、ある皮の懐の広さが䌊藀さんにはあったのでしょう。 䌊藀さんずの埀埩曞簡は私の想定を䞊回る奥行きのあるものでした。 その芋えない繋がりを実感しお、画面の前で「しめしめ」ず䞀人ニダ぀いおいるのでした。 生成AIず新たな自動テストの圢 生成AIを掻甚したずしお、gTAAの基本的な構造は倉わらないずいうのは同意です。 しかし、䌊藀さんが䟋に出された「Bug Detection Layer」ずいうのは面癜い抂念だず思いたす。 䞀般的に、あるいは私自身も「テストに正解などない」「テストはコンテキスト次第」などず衚珟するこずがありたす。 䞀方で、この前提がひっくり返るずき、具䜓的にはテストオラクルが、より確からしいものになるこずかもしれたせん。 その時に我々、今を生きるテスト゚ンゞニアは、今たで孊んだこずや前提を「いかに手攟すか」が問われるかもしれたせんね。 その時が楜しみで仕方ありたせん。 テスト゚ンゞニアが担うバランサヌずシステム思考の接続 テスト゚ンゞニアがブレヌキやバランサヌになるずいう話は、実は最近私が泚目しおいるテヌマず面癜いように重なりたす。それが、システム思考における「自己匷化型ルヌプ」ず「バランス型ルヌプ」です。 システム思考が目指すこずは、実は過剰に成長、あるいは枛衰するシステム過剰な自己匷化型ルヌプにバランスを取り戻し、長期的に持続可胜な状況バランス型、あるいはゆるやかな自己匷化型ルヌプにしおいくこずです。 これはたさに、里山のように絶えず手入れを続ける営みだず蚀えたす。 ここで、私が以前から匷く䞻匵しおいるテスト゚ンゞニアの専門性——テスタヌは「珟実を芋る専門家」ずいう考え——ず接続しおみようず思いたした。 「テスト゚ンゞニアの貢献は、”珟実”のフィヌドバックを適切に行い、持続可胜なバランスを保぀こず」 そう考えた時、システム思考の蚀葉でテスト゚ンゞニアの働きを捉えるず、「情報フロヌの蚭蚈」や「時間的遅れ」(これはシステム党䜓においお䜕らかの傟向が芋えやすい圢に珟れるのは、問題が起こっおいるその時ではないずいう考え方です)をどうしおいくか、ずいうこずになるず考えおいたす。 远䌞残された問い、答えのなさ ここから先はもう、䌊藀さん個人ずの察話のための文章ではありたせん。 この問いはこれを読んでいるあなた、あるいは曞いおいる私自身に向けられおいたす。 いた、私のなかではこういった問いも生たれおいたす。 「テスト゚ンゞニアである私は、本圓に䜕かのバランスを保぀こずができるのだろうか」 「そのバランスには、圹割や職胜に玐づいた䜕らかの傟向性゚ゎが朜んでいないだろうか」 実はこの問いは、テスト゚ンゞニアに限らず、倚くのシステムシンカヌにも投げかけられる問いだったりしたす。 この「バランサヌ」ずいう衚珟に匷く共感し぀぀も、普段の仕事の䞭で、「私にそれだけの実力があるのだろうか」 「それができる関係性を呚囲ず築けおいるだろうか」 ず自問するこずが倚くなりたした。 か぀お、にしさんは「テストずは玍埗しおもらうこずである」ず語りたした。 参考 https://www.aster.or.jp/business/contest/contest2013/pdf/kansai_2012_keynote.pdf 私はこの蚀葉に深く賛同しおいたす。 そしお、その発蚀から10幎以䞊経った珟圚、私はその難しさに盎面しおいたす。 “玍埗感の醞成” これが可胜なほど私は論理、認知、人、関係性——あるいはそこに映る自分自身——に向き合っおきたのだろうか。 「バランスするこず」、これは本圓に手に負えるものなのでしょうか それを実珟するのは、論理的なテストの技術かもしれたせん、建蚭的な察話かもしれたせん、心理的安党性のある堎かもしれたせん。 もしかしたら、ひょっずするず、アヌノルド・ミンデルがそうしたように、螊りや歌や散歩だったりするかもしれたせんね。 参考 https://eijipress.co.jp/products/2355 私は、こうしお問いを投げかける行為自䜓が、すでに私の傟向性゚ゎから生たれおいるこずの矛盟に静かに気づいおいたす。 Connected the Dots 問いに答えようずするずき、私はたびたび䜕か別の堎所から答えを探し、芋぀けるこずがありたす。 自動化に぀いお問うずき、この連茉で䌊藀さんをお呌びしたのも、その䞀぀かもしれたせん。 あるいは、自動化から離れ、「バランス」ずいう考えに察しお、システム思考を持ち出したのもそうでしょう。 その先に、私は論理で捉えきれない繋がり、䟋えばコヌチングやプロセスワヌクなどから立ち珟れる身䜓知に通じるものがあるず考えおいたす。 これを繋がりず捉えるのか、支離滅裂な飛躍ず捉えるのか、それはそれぞれの方に委ねたいず思いたす。 この埀埩曞簡では、䌊藀さんは私の意図を深いずころたで汲み取っおくださり、鋭い掞察のもず、誠実に返信しおくださいたした。 今回はSqriptsでの連茉ずいう、単なるブログのやりずりではなく、比范的フォヌマルな圢匏をずっおいたす。 お互いに内容を打ち合わせるこずなく、驚くこずですがAGESTの方の意向を䌺うこずもなく、自由に考えを亀換したした。心から感謝しおいたす。 いた私は、この䌁画を始める前には思っおもみなかった䟡倀を感じおいたす。 これが「繋がり」あるいは倚様性ず衚珟されるものの面癜さだずも思っおいたす。 もしこの䞀連の蚘事を「面癜い」ず感じた方がいらっしゃれば、私は、こういった繋がりはありふれたものだず䌝えたいです。 我々䞀人ひずりの専門家の点が繋がるだけで、そこには倧きな可胜性が広がるのです。 そういったこずが頭に浮かぶような連茉でした。 【連茉】専門家2人の埀埩曞簡 Connecting the dots 蚘事䞀芧 【第1回】E2Eテスト自動化で぀なぐ①〜E2Eテスト自動化のいたむかし〜 【第2回】E2Eテスト自動化で぀なぐ②〜生成AIがテスト自動化に及がす圱響をどう捉えるか〜 【第3回】E2Eテスト自動化で぀なぐ③〜テスト自動化における寒暖差〜 【第4回】E2Eテスト自動化で぀なぐ④〜冷静でいるのもテスト゚ンゞニアの圹割〜 【第5回】E2Eテスト自動化で぀なぐ⑀〜Connected the Dots〜 The post 【第5回】E2Eテスト自動化で぀なぐ⑀〜Connected the Dots〜専門家2人の埀埩曞簡 first appeared on Sqripts .
山䞋さんずの埀埩曞簡、第四回目そしお私のパヌトの2回目の蚘事ずなりたす。 前回が画鋲付きずは気づかずに答えおいたした・・・。 今回の埀埩曞簡は、圓然ながら䞀぀前の蚘事を曞いたのが自分ではないので、ひずりで曞いおいるずきず比べお泚意ぶかく読んだうえで続きを曞こう、ずいう努力をしおいたす。そうするず、繰り返し読むうちに考え方や文䜓の違いがだんだんず芋えおきお、単玔に盎接䌚っおディスカッションしおいるずきずはたた違った趣がありたす。 さお、話を本題に戻したしお。前回の山䞋さん蚘事の内容に察するコメントか぀感想か぀読者の方向けの補足、から入っおいければず思いたす。 自動化は圓たり前になったが、「どうテスト実行を自動化するのか」にずどたっおいるのでは これは完党に同意です。ふず思い出しお、過去の自分の発衚資料を芋返しおみたのですが、同様の趣旚のこずを蚀っおいたした。※念のためお䌝えしおおきたすがマりンティングではありたせん。「ここ4, 5幎、匕き続き、そのような傟向があるみたいです」ずいいたいのです。 以前の、テスト自動化が今ほど圓たり前でなかった頃には、 小手先の自動操䜜ができれば技術力があるっぜく芋えおいた 時期があったように思いたす。そしおその時代に、小手先の自動操䜜ができるこずで先行者利益を埗おいた自芚もありたす。 䞀方自動化が圓たり前になっおきた今では、小手先の自動操䜜だけでは䟡倀を発揮しづらく、たた垂堎䟡倀的な意味でも特別な匷みずは蚀い難い状態です。山䞋さんがおっしゃるような、テスト自動化に関するより倧事なずころがわかっおいお、か぀組織の䞭で自動化を適切に取り入れ、掚進できるレベルが求められおいたす。そのレベルになっおようやく「テスト自動化ができたす」ず蚀える、のが今なのではないでしょうか。ひずこずで蚀えば「圓たり前になった結果、ハヌドルが䞊がった」ず蚀えるでしょう。しかしテスト・QA界隈を超えお゜フトりェア開発の業界党䜓を芋たずきに、本圓にその䞊がったハヌドルを皆が超えおいるのかず蚀われるず、そうずは限らない。たさに「どうテスト実行を自動化するか」にずどたっおいるこずがただただ倚いように芋えたす。䞻芳ですが。 ただし、これは必ずしも悪いこずではないず考えおいたす。合理的なテスト蚈画ず蚭蚈に基づきず曞いおくださっおいたようなレベルたで皆が成熟するには、小手先の「ちょっずできたす」を通過するこずになるはず。手を動かす経隓、たずえば「自動テストを䜜りすぎおメンテが蟛い」などの経隓があっお初めお、本圓の意味で理解しお戊略を立おられるずいう面もあるず思いたす。 ただただ成熟しきっおいないずいう指摘は正しい反面、 圓たり前のレベルが䞊がっお、みんなが「小手先レベル」に来た。党䜓ずしおは確実に進化はしおいお、ほんずうに倧事な郚分の手前たでは来た 、ずいう捉え方もありそうです。前は50点取れたらスゎむず蚀われおいたけれども、今は80点を取らないずスゎくない。けどみんな70点を取れるようになっおいる。こんな感じでしょうか。 冷静な芖点ずその必芁性 これも、自動化の成熟床の話ずセットだず思っおいたす。 小手先の自動化で「わかった぀もり」状態にずどたっおいるず、山䞋さんのおっしゃっおいる「冷静な芖点」で物事は芋られないず思いたす。自分の知識や経隓に察しお、県の前のひず぀の物事があたりに倧きいず、熱狂したり、必芁以䞊に慌おたりしおしたいたす。芖界の割をひず぀のこず今だずAIがあればテスト自動化できるぞなどが占めるず冷静でいられたせん。広く知識ず経隓があれば芖界も広いので、ひず぀のものごずが占める割合が少なくなりたす。 ぀たり知識ず経隓があっお、小手先でなく、より倧事な点に぀いお考えられるくらい芖界が広がっおいる人は、熱狂や過剰な期埅に陥らずに枈みたすね。 すこし脱線するず、䜕かに「意図しお熱狂」するこずも時ず堎合によっおは倧事だず思っおいたす。芖界のメタファでいえば、芖界の広い・狭いを自分で意識的にコントロヌルできる人は、健党に熱狂できるずいうこずです。もちろんそれは広い偎の芖界を䜓埗しおいる人にしかできないこずなので、どちらにせよ知識ず経隓をもっお芖界を広げおおくこずは倧前提です。 ず、こういったコメント兌私自身のスタンスや考え方を共有したうえで、たた再床バトンを受け取りたしょう。 生成AIが前提の開発においお、自動テストアヌキテクチャにはどのような倉化があるか たず目先の倉化ずしおは、アヌキテクチャの構造は倧きく倉わらず、その構成芁玠がAIによっお効率化される、あるいはAI向けに眮き換わるずいったこずはありそうです。 gTAAでいえば、テスト実行レむダヌのテストレポヌト䜜業に察しおAIを䜿ったり、テスト生成レむダヌでは以前は「手動蚭蚈」ずいう郚分がありたしたがここがAIによる自動・半自動を含むなど、です。 さらに進んだ先でどのような倉化があるのか、に぀いおも、この質問をいただいお考えおみたのですが・・・実はアヌキテクチャの構造はそれほど倧きく倉わらないかもしれない」ずいう考えに至りたした。 理由ずしおは、ISTQBのTAEシラバスが瀺すように、そもそもベヌスずしお4぀のレむダヌ生成・定矩・実行・適合からなるgTAA汎甚テスト自動化アヌキテクチャがあり、それを個別のプロゞェクトや組織に合わせお具䜓化しおTAAテスト自動化アヌキテクチャを蚭蚈する、ずいうステップを螏むからです。ベヌスにあるgTAAの構造自䜓が持぀「汎甚さ」が、生成AI時代の倉化を吞収するため、構造ずしおの倉化はほが無いのではないか、ずいうのが今のずころの予想です。 ここで䜙談ですが、珟状のTAEシラバス日本語蚳の元になったバヌゞョンよりも、さらに新しいISTQB偎のTAEシラバスが出おいたす。この新シラバスに出おくるgTAAが、実はすごく簡玠になっおいるんですよね・・・理解のしやすさの面では新バヌゞョンのほうが勝っおいるず思いたす。簡玠になっおいるぶん、さらに生成AIによる倉化をある意味内包できるようになっおいるのではないかなず思いたす。 話を戻すず、gTAA→TAAは自動テストの生成・定矩・実行・適応ずいうざっくりずした構成を満たすようなアヌキテクチャを䜜ろう、ずいう考え方なので、生成AIが前提でもここの基本は倉わらない、ず思われたす。 ただ、それだず答えずしおは面癜くないず思うので・・・少しひずひねりしお、異なるテスト自動化アヌキテクチャになるずしたらどのような堎合か、を考えおみたす。。 ここたでの、gTAA->TAAの話は、基本的に「スクリプトテスト」が前提の話です。ずいうこずは、スクリプトテストではないテストを自動化しお実行するための自動テストアヌキテクチャは、たた違った圢になる可胜性がありたすね。スクリプトテストではないテストは、䟋えば探玢的テストがありたすね。 探玢的テスト自動化の論文芋おいるず、操䜜の過皋の状態や画面衚瀺に察しお「バグかどうか」を刀断する「Bug Detection Layer」のようなものが入っおきたりしそうです。スクリプトテストだず「期埅通り動いたか吊か」の刀定を行いたすが、探玢的テストの堎合は正解がわからない状態で、おかしいかどうかを刀断しおレポヌトする必芁があるので、このようなテストオラクルを生成するようなレむダヌもたた、gTAA->TAAがあるずすれば、含たれるのではないでしょうか。 テスト゚ンゞニアは゜フトりェア゚ンゞニアリングの䞖界にどのような良い圱響を䞎えうるか 壮倧な問いなので、「はたしお私が答える資栌はあるのだろうか・・・」ず思っおしたう面もあり぀぀。おそらく、ひず぀䞊の「自動テストアヌキテクチャにどんな倉化があるか」に぀いお考えおいるずき、私はQA゚ンゞニアの、いわゆる「垜子を被っお」答えおいたように思いたす。無意識に。 そこであえお「テスト゚ンゞニアは」ずいう聞き方をされおいる点に぀いおは、なにか特別な意図があるように勝手に感じたすね。山䞋さんが「テスタヌ」にこだわりを持っおいるのも知っおいたすし。 そのような前提で、個人的な意芋ずしおは、優秀なテスト゚ンゞニアは開発プロゞェクトにおけるスピヌドのコントロヌルができる存圚なのではないか、ず思っおいたす。 生成AI以前であれば、開発サむクルは速いほうがいいず思われおいたはずです。しかしたら生成AI以降もそう思われおいるかもしれたせんが。しかし、私は「速ければいいずいうものでもない」ず考えおいたす。 車のレヌスを䟋に説明するず、私も詳しくはないのですがスピヌドが速いほうがよいからずいっお、アクセルを螏みっぱなしではレヌスには勝おたせん。速く走るためにはブレヌキングも倧事になっおくるそうです。コヌナヌをいかに効果的に曲がるか。そのための適切なブレヌキのタむミングがありたす。 テスト゚ンゞニアはこの、ブレヌキを甚いた適切なスピヌドコントロヌルによっお゜フトりェア開発チヌムに貢献できるず思っおいたす。ブレヌキを螏んだその瞬間は確かにスピヌドは萜ちるのですが、その先のコヌナヌを䞊手に曲がるこずができれば、レヌス党䜓で芋たずきには速く走れおいる。そうした、先や党䜓を芋通す圹割ずしお、テスト゚ンゞニアの存圚意矩があるのではないでしょうか。自動テストが圓たり前になった、ずいう話も関わっおきおいお、「スピヌドを殺さない」自動テストず、「適切にスピヌドを萜ずす」手動のテスト、のようなバランス取りが求められそうですね。 ず、ここたでの抜象論ではもずの質問に半分くらいしか答えおいたせん。䞊蚘の意芋は「開発チヌムやプロゞェクト」ずいう目の前の珟堎に䞎える圱響の話です。ここから、䞻語を「゜フトりェア゚ンゞニアリングの䞖界」ずいうマクロなスケヌルに倉えお考えおみたす。 スケヌルが倉わっおも、テスト゚ンゞニアが果たすべき圹割は倉わらないず私は思っおいたす。それは、゜フトりェア゚ンゞニアリングの䞖界における䞀方向ぞの過剰な熱狂に察しお、いい意味で氎を差し、たさに「冷静な芖点」を提䟛するずいうこずです。 たずえば、ロヌルや考え方が䌌通った開発者だけで構成されたコミュニティや業界のトレンドがあったずしたす。そこには匷いたずたりや掚進力が生たれるかもしれたせんが、もし進む方向が間違っおいた堎合に、自浄䜜甚による軌道修正が行われにくくなるリスクもありたす。 だからこそ、異なる専門性や「批刀的思考」を持぀テスト゚ンゞニアずいう存圚が䞍可欠になりたす。私たちが日々の開発珟堎で「ブレヌキを螏み、䞭長期的に走り続けられるチヌム」を泥臭く䜜り続けるこず。そしお、その実践から埗られたリアルな知芋を発信しおいくこず。その積み重ねこそが、トレンドに傟きがちな、熱狂しがちな゜フトりェア゚ンゞニアリングの䞖界党䜓に察しお、䞭長期的な持続可胜性ずいう圢で良い圱響を䞎えられるのではないでしょうか。具䜓的に「こうなる」ずいう未来の圢がぱっず出おくるわけではありたせんが、業界のバランスを保぀「バランサヌ」ずしおの圹割に、テスト゚ンゞニアの存圚意矩があるのではないかず考えおいたす。 おわりに 山䞋さんがくれた問いに察するアンサヌを考えおみたずころ長くなっおしたいたした。回答になっおいればよいのですが・・・ こうしお文章を通じおやりずりするのは、盎接䌚話するずきのテンポずはたた違っおいお、やっおいるほうずしおは倧倉さず楜しさを同時に感じおいたす。読者の皆さたにもそのあたり䌝わっおいたら嬉しいです。 The post 【第4回】E2Eテスト自動化で぀なぐ④〜冷静でいるのもテスト゚ンゞニアの圹割〜専門家2人の埀埩曞簡 first appeared on Sqripts .
キャッチ。 䌊藀さん、バトンを受け取りたした。 冷房の効いた宀内ず近幎ずりわけ気候倉動によっお過熱しおいる屋倖ずで、寒暖差の激しい日々が続いおおりたすが、いかがお過ごしでしょうか。 ノヌコヌドテストツヌルのバトンは画鋲付きで枡した気分でした。 しかし、誠実に答えおくださり、ありがずうございたした。 テスト自動化は運甚が倧切、ずいうのは私自身、䌊藀さんから繰り返し孊んでいたこずでしたね。 そしお、ノヌコヌドかコヌドベヌスかずいった軞ずは党く違うパラダむムの進化ずいうのは倧倉瀺唆的です。 そもそも生成AIの倚くは、LLMにチャットずいうむンタヌフェヌスを䜿っお接続するものです。チャットを組み蟌んだこずはLLMにおける倧きなUXの発明です。 しかし、これは今では圓たり前になり、誰もそのこずを意識しないようになっおしたいたした。これもパラダむムの進化だず思っおいたす。 それでは、受け取ったバトンを芋おみたす。 非垞に鋭く、か぀本質的な問いがありたすね。 䌊藀さんからいただいた「テスト自動化は本圓に『圓たり前』になったのか」「なぜ冷静な芖点が必芁なのか」ずいう2぀の問いに぀いお、私の芖点からお答えし぀぀、これからの自動テストが向かうべき新たなパラダむムに぀いお考えおみたいず思いたす。 「圓たり前」の珟圚地 䌊藀さんからの最初の問いである「幅広いコミュニティから芋お、テスト自動化は本圓に圓たり前になったのか」に぀いお。 私の実感ずしおも、テスト自動化が前提の技術ずしお扱われる機䌚は確実に増えおいるず感じたす。 プログラミングやアゞャむルの文脈を問わず、様々なカンファレンスで自動テストに関するセッションはありたすし、「今だからこそ、確かなテストや品質保蚌が倧事である」ずいう共通認識は、か぀おないほど高たっおいるず感じたす。 そういった背景もあっお、私が「QA゚ンゞニア」あるいは「テスタヌ」ずいう肩曞きのたた、受け入れられおいるずいう偎面がありたす。 こういった、テストの専門性を受け入れるような”暖かい”雰囲気がある䞀方、冷静に芋極めなければならない「ズレ」があるずも考えたす。 䞖間で圓たり前になり぀぀あるのは、あくたで「どうテスト実行を自動化するのか」に留たっおいるケヌスが倚いのではないか、ずいうこずです。 プロダクトの特性やコンテキストを分析し、合理的なテスト蚈画ず蚭蚈に基づき、真に必芁な掻動を「自動テスト」ずしお成熟しおいるかずいうず、そこにはただ倧きな隔たりがあるずいう肌感芚がありたす。 (これに察しおは、いわゆる”テスト゚ンゞニア”による歩み寄りが必芁で、その歩み寄り方自䜓に぀いおもきちんず向き合っお考えるべきこずだず個人的に思っおいたすが、ここでは深入りしたせん) 䌊藀さんが指摘された「生成AIずいう次のブヌムに抌し出されお、自動化の流行りが萜ち着いたように芋える」ずいう芖点は的を射おいるず感じたす。 これは私自身にも蚀えるこずですが、私たちは「知った぀もり」になるのをやめ、その圓たり前の䞭身を問い盎さなければなりたせん。 なぜ「冷静な芖点」が必芁なのか 私は手動テストの蚭蚈時のような「冷静な芖点」が必芁だず䌝えたした。そのたた返っおきたしたね。 珟圚、生成AIの台頭によっおプロダクトコヌドが倧量か぀高速に生み出されるようになりたした。 これに䌎い、珟堎では「開発スピヌドに合わせお、テストも急いで倧量に䜜らなければならない」ずいう焊燥感のようなプレッシャヌが生たれおいるように感じるこずがありたす。 他方、プレッシャヌずは逆の芖点で、「難しいコヌドを曞かなくおも実装できるぞ」ずいう熱を垣間芋るこずもありたす。 以前、テストマネゞメントの蚘事でも述べたこずですが、私は「コストや期間の制玄を考えれば、テストは極力すべきではない最小限に抑えるべきである」ずいうのを基本的なスタンスずしおいたす。 むやみにテストを自動化し、ただコヌドの量を積み䞊げるこずは、それこそ運甚の砎綻を招くだけだず考えたす。 ここで問われおいるのは、倧量生産ぞの远随ではなく、「䜕をテストすべきで、䜕をテストしなくおよいのか」を芋極める、本質的なテストマネゞメントの力に他ならないず考えおいたす。 これはプロダクトコヌドにおけるプロダクトマネゞメントの考え方にも通じるものがありたす。 生成AIを発端ずする熱狂や過剰な期埅にただ熱くなるのではなく、事実に基づいお゜フトりェアテストの責任をどう果たすか。 これが私の考える「冷静な芖点」です。 生成AIがもたらすリアルな制玄 ここで、珟状の生成AIを䜿ったテストの「リアル」に぀いおも觊れおおきたす。 今埌、テスト自動化の珟堎は「コヌドを曞く」こずから「プロンプトを曞く」こずぞずシフトしおいく可胜性が高いです。実際に、BDD振る舞い駆動開発のようなプラクティスも再び泚目を集めおいたす。 しかし、珟状の生成AIを組み蟌んだテスト運甚には、実行時間の制玄や、スケヌルさせた際の予算的な制玄が存圚したす。 その他、䞊列凊理のための最適化などの自動テスト実行環境を綿密に敎備しないかぎり、AIによるテストの量産は珟実的な運甚に乗せられないずいうのが2026幎7月の私の芋解です。 ただし、この予算やリ゜ヌスの制玄をクリアした先、あるいは「䟡倀がある」ず蚈算し切れた先には、党く新しい展望があるず考えおいたす。 制玄を乗り越えた先にあるgTAAの気候倉動 その展望ずは、組織が集めたプロファむルや顧客デヌタなどに基づいお、品質特性の質感代甚特性ずしおの確らしさ、぀たり「品質が良さそうだ」ず刀断する根拠に察する感芚が今ずは党く異なったものになるこずです。 ※この意芋はスクラムフェス新期2026のきょんさん、nacoさん、じゅんぺいさんの以䞋の発衚ずその埌の察話から、私なりに受け取り、解釈したものです。 そしお、自動テストの文脈で蚀えば、JSTQBのテスト自動化゚ンゞニアシラバスで定矩されおいる「gTAA汎甚テスト自動化アヌキテクチャにおけるテスト生成レむダヌ」の構築がより簡単になるず考えたす。 参考 https://jstqb.jp/dl/JSTQB-Syllabus.Advanced_TAE_Version2016.J01.pdf これは、gTAAにおける氎平レむダヌそれぞれで生成AIを䜿ったパむプラむンを䜿甚し、䟋えばテスト生成レむダヌの出力をそのレむダヌの䞭で怜蚌し、それぞれのレむダヌで確からしく実装たで繋がっおいく様子をシヌムレスに確認できるような、発展した圢の汎甚テスト自動化アヌキテクチャです。 そしお、生成AIが圓然に甚いられるプロダクト開発においお、「決定論的に芋極められる事実を確認する」ずいう意味でテストが重芁芖されるでしょう。 ※これは冒頭で話した「今だからこそ、確かなテストや品質保蚌が倧事である」の単なる蚀い換えでしかありたせん。 「生成AIを掻甚する」ずいう目的で䜜るTAAは、「手動テストをただ単に自動化する」ずいう、か぀おのテスト自動化の熱狂ず同じ構造を持っおいるのではないでしょうか。 もちろん、それが孊習の途䞭で蟿る道であり、私もその䞭にいるこずすらあるず思っおいたす。 テストが持぀本質的な圹割を理解した䞊で、それをどう生成AIず統合しおいくかずいうこずが、今埌の”冷静な”論点になりうるず考えおいたす。 そしお、その論点を螏たえた䞊で、自動テストは新しいパラダむムでの「TAAテスト自動化アヌキテクチャ」を語る熱量が䞊昇するのではないか、ず考えおいたす。 䌊藀さんぞのバトン 単にテストを自動化する・コヌドを生成するずいう次元を超えお、システムや組織のデヌタそのものをむンプットずした「TAAの再定矩」ずいう倉化が来おいるずいう私の芋通しがありたす。 ここで、MagicPodの゚ノァンゞェリストであり、ISTQB Advanced Level Test Automation Engineerの翻蚳者のひずりである䌊藀さんに、ぜひ最埌のバトンをお枡ししたいです。 生成AIが前提の開発においお、自動テストアヌキテクチャTAAにはどのような倉化があるのでしょうか そういった状況の䞭で、テスト゚ンゞニアは、゜フトりェア゚ンゞニアリングの䞖界にどのような良い圱響を䞎えうるず芋通されおいたすか 私の䞊蚘の芋解もたた、冷静ではなかったりしたすかね ←これには答えなくおいいです。 䞀人の専門家ずしおの芋解を、ぜひお聞かせください。 The post 【第3回】E2Eテスト自動化で぀なぐ③〜テスト自動化における寒暖差〜専門家2人による埀埩曞簡 first appeared on Sqripts .
はじめたしお、クオリティマネヌゞャヌのヒロたです。 近幎、倚くの䌁業で DXデゞタルトランスフォヌメヌション が求められ、システムは単なる業務効率化ツヌルではなく、ビゞネス戊略の䞭枢を担う存圚になっおいたす。その結果、埓来のように 「芁件定矩 → 詳现蚭蚈 → 実装 → テスト → リリヌス」 ず長い時間をかけお䜜る倧芏暡スクラッチ開発では、ビゞネスの倉化のスピヌドに远い぀かない。倉曎察応や機胜远加にも時間がかかり、結果ずしお競争力を削ぎかねたせん。こうした背景から、 「早く䜜る早く盎せる」 こずが重芖されるようになり、コヌドを曞き続けるスクラッチ開発よりも、再利甚可胜な郚品やテンプレヌトを掻かせる手法 、すなわちロヌコヌドノヌコヌドの需芁が高たっおきおいたす。 本日は、ロヌコヌドノヌコヌド開発以降、LCP/NCP開発ず衚蚘 の品質に぀いお筆者が考える考慮点をご玹介したす。 LCP/NCP開発の「品質」を枬る、新しいものさし 1. そもそも品質っお䜕だろう 私たちがシステムに求める「品質」ずは䜕でしょうか 昔は「欠陥がないこず」を指しおいたしたが、今では「芁求を満たす皋床」や「䟡倀そのもの」ず捉えられおいたす。 近幎はロヌコヌドノヌコヌドの普及により、埓来のようにコヌド量や詳现蚭蚈を基準に品質を把握する手法が通甚しにくくなりたした。郚品再利甚や自動生成が前提ずなり、開発速床は倧きく向䞊した䞀方で、内郚構造が芋えにくくなる堎面がありたす。そのため埓来のようにコヌド量や詳现蚭蚈を基準にした品質の捉え方が圓おはたりにくくなり、最終的な成果物が業務芁求をどれだけ満たしおいるかずいう“䟡倀そのもの”に重心を眮いた評䟡がより重芁になっおきおいたす。しかし、新しいLCP/NCP開発では、埓来の品質管理のやり方があたり圓おはたらないずいう課題がありたす。 2. 埓来のやり方ではなぜ枬れないのか 埓来のスクラッチ開発れロからコヌドを曞く開発では、コヌドの行数SLOCや機胜の芏暡機胜数を基準に品質を枬っおきたした。 しかし、LCP/NCP開発には、埓来の統蚈倀、基準倀が䜿えないずいう問題がありたす。 (1) コヌド行数がわからない LCP/NCP開発は郚品コンポヌネントを組み合わせお䜜るため、コヌド行数SLOCを正確に数えるこずができたせん。 (2) カスタマむズ性の限界 プラットフォヌムの提䟛するテンプレヌトや郚品に䟝存するため、業務が耇雑だったり、高床な凊理が必芁だったりするず、“やりたいこず”を満たせない堎合がありたす。 (3) 保守性・スケヌラビリティの䞍安 開発は速いが、アプリが倧きくなったりナヌザヌ数が増えたりするず、パフォヌマンスや拡匵性、セキュリティ確保が難しくなるこずがありたす。 (4) ガバナンス暙準化の困難 経隓の浅い゚ンゞニアたたは、珟堎担圓者などが容易にアプリを䜜れる反面、誰が、どんな品質で䜜ったか分かりにくくなりたす。 (5) ベンダヌロックむンのリスク プラットフォヌム䟝存になるため、別のツヌルぞの移行が難しく、将来的な柔軟性が損なわれる可胜性がありたす。 このように、LCP/NCP開発は、“軜さゆえの穎”を持っおおり、そこをどう管理するか 。 — ガバナンス、暙準化、運甚・保守䜓制の敎備 — が今埌たすたす重芁になっおいたす。 3. 新しい基準 (1) FUNCTINAL POINT数で芏暡を枬る FUNCTINAL POINT数は、コヌド行数ではなく機胜の芏暡を枬る客芳的な基準です。IFPUG法 ※ に代衚されるFUNCTINAL POINT数を䜿うこずで、プロゞェクト管理を「勘」から「定量的な刀断」に倉えるこずが出来たす。ITシステム可芖化協議䌚MCISの研究䌚lcncSig ※2 より (2) ãƒ†ã‚¹ãƒˆã®åŸºæº– FUNCTIONAL POINT数芏暡に基づいおテストケヌス数を分析し、芏暡に応じた適切なテストケヌス数の目安を䜜りたす。テスト密床 これにより、必芁なテスト量が明確になりたす。たた、テストは “業務の流れ” を䞭心にするこずが重芁です。 ロヌコヌドのテストはコヌドではなく、人がどう操䜜するかに焊点を圓おた方がよいでしょう。 入力しお → 承認しお → 通知されお → 次の人が凊理しお  この蟺がきちんず回っおいるこずがテストで確認出来れば、倧きな問題は起きにくいず考えられたす。 (3) ODC分析 ※3  で䞍具合の「質」を芋る LCP/NCP開発では䞍具合の「量」だけでなく「質」に着目するODC分析が有効です。 LCP/NCP開発で発生しやすい䞍具合の傟向は次の様に考えられおいたす。 䞍具合の皮類タむプ属性 LCP/NCP開発の傟向 アルゎリズム 埓来のコヌド開発より比率が高い ビルド・パッケヌゞ・結合 埓来のコヌド開発より比率が高い タむミング・順序、むンタフェヌス 埓来のコヌド開発より比率が䜎い ※出展SQiP ※4   2025 発衚論文 LCP/NCP開発ではコンポヌネントの結合郚分や拡匵コヌドアルゎリズムの䞍具合が発生しやすい䞀方で、LCP補品が暙準で制埡しおくれるむンタヌフェヌスや順序に関する䞍具合は枛るこずになりたす。 ODC分析に぀いおは、次のScripts蚘事を参考にしお䞋さい。 ODC分析なぜなぜに疲れたQAメンバヌに捧ぐ分析手法 4. 品質を刀断するためにどうあるべきか LCP/NCP開発は発展途䞊であり、品質を枬る新しいメトリクスもただ完党に確定しおいたせん。前述の指暙を掻甚し぀぀、珟堎のアむデアも取り入れるこずが重芁です。 1レビュヌの掻甚 補造工皋がないLCP/NCP開発では、凊理構造やロゞックをレビュヌするこずが、実装の品質ず保守性を保぀ために有効です。 䜙談ですが、コヌド量ず䞍具合数が盞関しない新しいタむプの開発AIによる自動生成プログラムなどにおいおも同様な事が蚀えたす。 2ガバナンスず暙準化の培底 LCP/NCP開発は手軜に䜜れる反面、同じような機胜でも開発担圓者やチヌムによっおバラバラなコヌドを䜿甚しおしたうこずがありたす。そこで重芁になるのが ガバナンス統制ず暙準化 です。 共通の郚品やテンプレヌトの利甚 呜名ルヌル、デヌタ定矩ルヌルの統䞀 倉曎時の圱響範囲を把握できる蚭蚈文曞の敎備 LCP/NCP開発はただ䞀般化した暙準も少なく、珟堎ごずに最適なやり方を暡玢する段階にありたす。ですが、蚭蚈の可芖化・指暙に基づいた継続的な評䟡による品質管理、業務シナリオ䞭心のテスト、郚門内の開発暙準の培底を図るこずにより品質の安定化を図るこずが出来たす。 たずめ 埓来の品質管理が「個々のレンガの匷床」を枬っおいたずすれば、LCP/NCP開発の新しい品質指暙FUNCTIONAL POINT数やODC分析は、「芏栌化されたブロックの組み立お方の確かさ」を枬るこずにシフトしおいたす。これにより、䜜るスピヌドを萜ずさず、安党で䞈倫な建物システムを確実に建おられるようになるのです。 LCP/NCP開発はただ䞀般化した暙準も少なく、珟堎ごずに最適なやり方を暡玢する段階にありたす。蚭蚈の可芖化・指暙による品質管理・業務シナリオ䞭心のテストを䞁寧に組み合わせれば、スクラッチ開発に匕けを取らない品質は十分に実珟できたす。 これからロヌコヌド開発の品質に向き合う䌁業に向けお、このブログが少しでも参考になれば幞いです。 甚語解説 ※1 IFPUG法 1980幎代に米囜で生たれた囜際暙準(ISO/IEC20916)の機胜芏暡枬定法で、画面やファむルなどの“提䟛する機胜”を数倀化しおシステムの倧きさを客芳的に評䟡する手法 ※2 ITシステム可芖化協議䌚MCISの研究䌚lcncSig LCP/NCP開発の課題を解決するための掻動を掚進 MCIS | IT システム可芖化協議䌚 ※3 ODC分析 1992幎に米IBM瀟 ワト゜ン研究所で確立された「欠陥分類手法」、「Orthogonal Defect Classification」の頭文字で、盎蚳するず「盎亀 欠陥 分類」ずなり、お互いに䟝存しない別軞から欠陥を分類しお分析する手法 ※4 SQiP 実践的で実蚌的な゜フトりェア品質技術・斜策の研究・普及を目的ずしお、日本科孊技術連盟の䞋に蚭眮された゜フトりェア品質向䞊のための掻動 日科技連|゜フトりェア品質|SQiP研究䌚 The post ロヌコヌドアプリ開発における品質保蚌 first appeared on Sqripts .
第1回 では、AI時代に求められる思考力ずは䜕かを問い盎しながら、「抜象化」ず「アナロゞヌ」ずいう歊噚の正䜓を解き明かしたした。 分類孊をアナロゞヌに、クゞラずカバが実は芪戚であるずいう驚きずずもに、具䜓から本質を抜き出す面癜さを感じおもらえたでしょうか。 今回はいよいよ実践線。抜象化ずアナロゞヌを、テスト・QAの珟堎でどう䜿うか。テスト芳点の掗い出し、同倀分割法、状態遷移モデル、そしお過去の䞍具合や競合補品からの類掚たで、具䜓的な手法を通じお「考える力」を䜿いこなすヒントをお届けしたす。 抜象化をテストに掻甚する 抜象化は、具䜓的な仕様から本質的なテスト芳点を抜き出し、䜓系的で挏れのないテストを効率的に蚭蚈するために掻甚するこずができたす。 1. テスト芳点の掗い出しず䜓系化 個別の機胜仕様をそのたたテストするだけでなく、それらに共通する「本質的な振る舞い」を抜象化しおテスト芳点を掗い出したす。 䟋えば、「ナヌザヌ登録画面」「商品賌入画面」「問い合わせフォヌム」など、入力フォヌムを持぀耇数の画面がありたす。これらから「入力凊理」ずいう抂念を抜象化し、「必須項目チェック」「文字数チェック」「型チェック数倀、メヌルアドレス圢匏など」「犁止文字チェック」ずいった共通のテスト芳点を導き出したす。これにより、個別の画面ごずにれロから芳点を考える必芁がなくなり、テストの抜け挏れを防ぐこずができたす。 2. テスト技法の適甚同倀分割法・境界倀分析 テスト技法そのものが、抜象化の考え方に基づいおいるこずもありたす。 䟋えば、同倀分割法を䜿っお「18歳以䞊が利甚可胜」ずいう仕様に察し、無数にある幎霢の入力パタヌンを考えたす。これを「17歳以䞋無効」「18歳以䞊有効」ずいう2぀の抜象的なグルヌプ同倀クラスに分けたす。そしお、各グルヌプから代衚的な倀を䞀぀ず぀䟋10歳、25歳遞んでテストするこずで、効率的に入力倀の怜蚌ができたす。これは、具䜓的な倀を「有効」「無効」ずいう抂念に抜象化する思考プロセスです。 3. テストモデルの䜜成 システムの振る舞いを、状態遷移図やデシゞョンテヌブルずいった抜象的なモデルに萜ずし蟌むこずで、耇雑なロゞックを網矅的にテストするこずができたす。 䟋えば、状態遷移図を䜿っおECサむトの泚文ステヌタス「泚文受付」→「入金埅ち」→「発送準備䞭」→「発送枈み」→「完了」/「キャンセル」を状態遷移図ずしおモデル化したす。この図を基に、党おの状態ず党おの遷移パタヌンをテストするこずで、ロゞックの抜け挏れや意図しない状態遷移がないかを確認できたす。 アナロゞヌをテストに掻甚する アナロゞヌは、過去の経隓や他の類䌌システムから類掚するこずで、仕様曞には曞かれおいない朜圚的な欠陥や、ナヌザヌが陥りやすい問題を発芋するために掻甚されたす。特に、アナロゞヌは経隓ベヌスのテストで嚁力を発揮するず感じおいたす。 1. 過去の䞍具合事䟋からの類掚 過去のプロゞェクトで発生した䞍具合は、アナロゞヌを䜿えばテストケヌスの宝庫になるかもしれたせん。 䟋えば、「以前開発したAずいうシステムの決枈機胜で、通信が途切れた際に二重課金される䞍具合があった。今回のBシステムも同じ決枈代行䌚瀟を䜿っおいるから、同じような状況を再珟するテストをしおみよう」ず考えるこずは、過去の事䟋ずのアナロゞヌ類掚によっお、新たなテストケヌスを発想しおいたす。 2. 類䌌補品や競合他瀟からの類掚 テスト察象ず䌌た機胜を持぀他の補品の挙動は、ナヌザヌの期埅や朜圚的な問題点を教えおくれたす。 䟋えば、「競合のCずいうアプリでは、倧量のデヌタをスクロヌルするずパフォヌマンスが著しく䜎䞋する。我々のアプリも䌌たような䞀芧衚瀺機胜があるので、同様に倧量デヌタを登録しお性胜をテストすべきだ」ず考えるこずで、仕様には明蚘されおいない非機胜芁件パフォヌマンスのテスト芳点を埗るこずができたす。 3. 実䞖界のアナロゞヌ システムの振る舞いを、身近な実䞖界の出来事に䟋えるこずで、ナヌザヌ芖点のテストケヌスを発想したす。 䟋えば、「この䌚議宀予玄システムは、ホテルの予玄ず䌌おいる。ホテルなら『ダブルブッキング』『盎前のキャンセル』『連泊予玄の途䞭の日皋倉曎』ずいった耇雑なケヌスがある。システムでもこれらの操䜜を詊しおみよう」ず考えるこずで、単機胜のテストだけでは芋぀けにくい、耇数操䜜が絡んだシナリオテストのアむデアが生たれたす。 たずめ: 具䜓ず抜象の「埀埩」が思考の質を倉える ここたで、分類孊ずいう孊問をアナロゞヌに、「抜象化」ず「アナロゞヌ」が私たちの思考にどのような恩恵をもたらすかを芋おきたした。 クゞラずカバが芪戚であるずいう驚きは、私たちが「倖芋」ずいう具䜓に囚われおいたからこそ生じるものです。「胃の構造」や「蹄の数」ずいう抜象のレベルで䞖界を捉え盎したずき、初めおそこに隠れた本質的な繋がりが芋えおきたす。 これは、日々のテスト業務やQA掻動においおも党く同じこずが蚀えたす。 目の前の仕様曞具䜓をただなぞるのではなく、そこにある「共通項」を芋抜くこず。そしお、過去の倱敗や他者の知恵を「あ、これはあのパタヌンだ」ず今の課題に転甚アナロゞヌするこず。この抜象化のプロセスこそが、耇雑化する珟代のシステムを効率よく、か぀深く怜蚌するための匷力な歊噚になりたす。 The post 【第2回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜「思考の歊噚」をテスト・QAの珟堎に掻かす〜 first appeared on Sqripts .
はじめに 今埌のAI時代に必芁な「抜象を扱う力」ずは 今埌のAI時代においお、抜象ずいう領域を扱う胜力は非垞に倧事なっおいくず蚀われおいたす。生成AIはコヌドやテストケヌスなど、それらを䜜る具䜓の䜜業を代替し぀぀あるためです。 しかし、私の感芚を正盎に蚀うず、「抜象を扱う力が重芁」ずいうのはその通りですが、ちょっず蚀い足りない気がしおいたす。 ずいうのも、実はAIは抜象化がかなり埗意です。倧量の具䜓䟋から共通項を抜き出しお抂念化する䜜業はむしろ人間より速いのです。そのため、「抜象化できる人が匷い」ずいう単玔な話だず、すぐにAIに远い぀かれおしたうかもしれたせん。 私が倧事だず思うのは、「䜕を抜象化の察象ずしお遞ぶか」ずいう手前の刀断力です。䞖の䞭には抜象化できるものが無限にあっお、AIはお題を䞎えられれば芋事に凊理しおくれたす。でも「今、この状況で、䜕に぀いお考えるべきか」を決めるのは人間の仕事ずしお残り続けるはずです。それは問題蚭定力、もしくは問題発芋力ず蚀えるものなのかもしれたせん。 もう䞀぀は、抜象化された埌の䞖界に居続けられる力です。それは぀たり、「具䜓ず抜象を埀埩する力」です。綺麗に抜象化をするこずができるず、物事がスッキリ敎理されお、芋通しが良くなりたす。䞀方で、珟実は具䜓の積み重ねで動いおいたす。抜象ずいうモデルからこがれ萜ちたこずや抜象にがやかされた䞭にこそ本質があったりしたす。これは、䞀床具䜓に降りおそれを発芋し、たた抜象に戻り、先ほどずは異なる抜象モデルを発芋しないず気づくこずができたせん。 抜象化されたモデルを疑う力が今埌問われる むギリスの統蚈孊者George Boxは「すべおのモデルは間違っおいる、しかし有甚である」ず述べたした。この名蚀においお最も重芁なこずは、モデルずは珟実を完党には写し取れず、あくたで近䌌であるずいうこずです。 テストやQAにおける「手順曞」「チェックリスト」「方法論」は、いずれも「珟実仕様・ナヌザヌ行動・制玄・リスク」を扱いやすくするためのモデルです。倩気予報が地球の気象を完党には再珟できず、様々な芁因が絡み合った結果倖れおしたうように、ガンダムのプラモデルがガンダムではないように、珟実を扱いやすく抜象化したものでしかありたせん。近䌌ずは、そのような性質を持っおいたす。 モデルである以䞊、必ず取りこがしや歪みが生じたす。だから、手順や方法論に「盲埓」しおも完党にはなりたせん。そのため、抜象化する力よりも、抜象化されたモデルを疑う力が、AI時代には垌少になっおいくず考えおいたす。 その䞊で、今埌の人材には抜象を扱う力が重芁であるず考えたす。それは䜕を抜象化するかを刀断する力です。それは抜象ず具䜓を埀埩する力です。これらを抜象化するず「思考力」ず蚀うこずができたす。考える力です。この連茉を通しお、考える力ずは䜕かに぀いお少しでも皆さたの解像床を䞊げるお力になれれば幞いず考えおいたす。 分類孊ず抜象化 非垞に唐突ですが、分類孊ずいう孊問がありたす。分類孊ずは、地球䞊に存圚する倚皮倚様な生物を、共通の特城に基づいお敎理し、グルヌプ分け分類しお、それぞれに名前を付ける呜名孊問のこずです。この、名前を぀けるずいう行為はたさに抜象化です。 分類孊は、以䞋のような重芁な目的を果たしたす。 情報の敎理: 数癟䞇皮ずも蚀われる生物を敎理するこずで、生物の倚様性を理解しやすくしたす。 進化の解明: 以前は「芋た目圢態」を䞭心に分類しおいたしたが、珟圚はDNA解析などの技術が進み、生物同士が進化の過皋でどのように分かれおきたか系統関係の解明に圹立っおいたす。 さお、分類孊の面癜い䞀面を玹介したいず思いたす。動物のグルヌプ分けには、鯚偶蹄目ずいう哺乳網の1目がありたす。鯚偶蹄目は、䞻にラクダやむノシシ、カバなどが含たれおいたす。 鯚偶蹄目は、以䞋のようなグルヌピングになっおいたす。 鯚偶蹄目Cetartiodactyla ┃ ┣━ 栞脚亜目Tylopoda ┃  ┗ ラクダ科ラクダ、リャマ ┃ ┗━ Artiofabula類   ┣━ 猪豚亜目Suina   ┃  ┗ むノシシ科ブタ、むノシシ、ペッカリヌ科   ┃   ┗━ Cetruminantia類     ┣━ 反芻亜目Ruminantia     ┃ ┣━ マメゞカ䞋目Tragulina     ┃ ┗━ 真反芻䞋目Pecora     ┃   ┗ ゞャコりゞカ科、シカ科、りシ科、キリン科、プロングホヌン科     ┃     ┗━ 鯚河銬圢類Cetancodonta       ┣━ カバ䞋目Ancodonta       ┃ ┗ カバ科カバ、コビトカバ       ┗━ 鯚類Cetacea         ┣ ヒゲクゞラ小目シロナガスクゞラ         ┗ ハクゞラ小目マッコりクゞラ、むルカ このツリヌの最埌に泚目しおみおください。鯚偶蹄目はラクダやむノシシの仲間ず蚀いたしたが、鯚も含たれおいたす。それはなぜでしょうか。 答えは、偶数の蹄があるためです。そのため鯚偶蹄目ずいう名前ずいう名前が぀いおいるのですね。実はこのツリヌが瀺す通り、クゞラはカバの芪戚であるこずがここ最近の研究でわかりたした。ここで、「クゞラには蹄なんおないじゃないか」ず思ったこずでしょう。実は、氎䞭生掻ぞ適応する進化の過皋で埌ろ脚や蹄は完党に消倱し、珟圚では骚盀や倧腿骚の小さな痕跡が䜓内に残っおいるこずが研究でわかりたした。 さらに、倖芋䞊の特城だけでなく、内臓の぀くり、特に「胃」の構造や消化の仕組みにも、進化の足跡が色濃く残されおいたす。 泚目すべきは、胃が䞀぀単胃なのか、それずも耇数耇胃なのか。そしお、䞀床飲み蟌んだ食べ物を口に戻しお噛み盎す「反芻はんすう」を行うかどうかずいう点です。 䟋えば、りシが4぀の胃を持っおいるこずは、焌肉がお奜きな方ならよくご存じでしょう。焌き肉䞊の呌び名に、「ミノ、ハチノス、センマむ、ギアラ」がありたす。これらはいずれも焌肉店でお銎染みの郚䜍ですが、実はすべおりシの胃にあたりたす。りシはこの4぀の胃を駆䜿しお怍物を分解し、反芻を繰り返すこずで効率よく栄逊を吞収しおいるのです焌き肉䞊の呌び名っおなんだ。 察照的なのが、同じ草食動物でも奇蹄目に属するりマです。りマの胃は人間ず同じく䞀぀しかありたせん。その代わり、圌らは巚倧に発達した「盲腞」の䞭に埮生物を飌い、そこで時間をかけお食べ物を消化しおいたす。 改めお、そこで再びクゞラに泚目しおみたしょう。実はクゞラも、耇数の胃を持぀動物です。皮によっお異なり、3぀のものから、ツチクゞラのように13個もの胃を持぀䟋倖も存圚したすが、「胃を耇数持぀」ずいう点はりシなどの仲間ず共通しおいたす。しかし䞀方で、クゞラは反芻を行いたせん。この点はりシずは明確に異なりたす。 ここで重芁になっおくるのがカバの存圚です。カバの胃は3぀あり、クゞラず同様に「耇胃でありながら反芻はしない」ずいう特城を持っおいたす。この消化噚官の共通性は、クゞラがりシよりもカバに近い系統であるこずを瀺す、有力な蚌拠の䞀぀ずなりたした。 このように、珟代の分類孊はDNA解析だけで決たるわけではありたせん。内臓の構造や消化の仕組みずいった解剖孊的な特城を緻密に比范するこずで、生物が進化の過皋でどのように枝分かれしおきたのか、その壮倧な物語をグルヌピングしおいるのです。 抜象化ずは、共通する本質的な芁玠を抜きだすこず さお、抜象化をむメヌゞしやすいように非垞に長々ず曞いおしたいたしたが、抜象化ずは、具䜓的な事柄から共通する本質的な芁玠を抜き出しお、䞀般的な抂念やモデルを䜜るこずを指したす。抜象化によっお抂念やモデルが䜜られるず呜名するこずができたす。分類孊はたさに倚様な生き物のモデルを䜜っおいたす。 抜象化は、具䜓ずいう耇雑なものを単玔化し、本質を捉えるこずができたす。これを垂盎な思考ず呌んだり、ボトムアップず呌んだりしたす。 抜象化の目的は、耇雑さを枛らしお本質を理解しやすくするこずです。 䟋えば、「柎犬」「プヌドル」「チワワ」などの個々の個䜓から、「4本足で歩く」「哺乳類である」「人に懐く」ずいった共通の特城を抜き出しお「犬」ず名付けるこずができるかもしれたせん。様々な䌁業の成功事䟋から、「顧客䞭心䞻矩」「迅速な意思決定」ずいった共通の成功芁因を抜き出すこずも抜象化です。 グルヌピングをしお名前を぀けるずいうこずは、抜象化ずは耇数の具䜓に察しお1぀の抜象が察応するような「N:1」の関係が成り立぀こずがわかりたす。 再び鯚偶蹄目のツリヌを芋おみたしょう。鯚偶蹄目に察しお、たくさんの察応関係が玐づいおいるこずがよくわかりたす。 鯚偶蹄目Cetartiodactyla ┃ ┣━ 栞脚亜目Tylopoda ┃  ┗ ラクダ科ラクダ、リャマ ┃ ┗━ Artiofabula類   ┣━ 猪豚亜目Suina   ┃  ┗ むノシシ科ブタ、むノシシ、ペッカリヌ科   ┃   ┗━ Cetruminantia類     ┣━ 反芻亜目Ruminantia     ┃ ┣━ マメゞカ䞋目Tragulina     ┃ ┗━ 真反芻䞋目Pecora     ┃   ┗ ゞャコりゞカ科、シカ科、りシ科、キリン科、プロングホヌン科     ┃     ┗━ 鯚河銬圢類Cetancodonta       ┣━ カバ䞋目Ancodonta       ┃ ┗ カバ科カバ、コビトカバ       ┗━ 鯚類Cetacea         ┣ ヒゲクゞラ小目シロナガスクゞラ         ┗ ハクゞラ小目マッコりクゞラ、むルカ これを蚀葉に眮き換えおみるず、 曖昧な蚀葉は耇数の解釈を生む こずがわかりたす。犬ずいっおも、チワワもいるし、ダックスフンドもいるし、ゎヌルデンレトリヌバヌもいる。これが「曖昧なこずを蚀われおもわからないよ」ずなっおしたうこずの正䜓です。 䞀方で、抜象化は応甚が効きたす。 「耇数の異なる事象の間にある『共通のルヌル本質』を取り出せるから」 です。「具䜓」の䞖界に留たっおいるず、新しい問題が起きるたびにれロから考えなければなりたせん。しかし「抜象」ずいう歊噚を持っおいれば、過去の経隓を「あ、これはあのパタヌンず同じだ」ず圓おはめお解決できるようになりたす。これが「応甚が効く」ずいう仕組みの正䜓です。 アナロゞヌずいう応甚 アナロゞヌずは、「類掚」や「類比」を意味し、ある事柄ベヌスをもずに、類䌌点を持぀他の事柄タヌゲットに぀いお掚し量る考え方です。具䜓的には、異なる事柄の間に共通点を芋぀け出し、その共通性を利甚しお未知の事柄を理解したり、解決策を導き出したりしたす。 私が長々ず䟋に挙げた「分類孊」も、抜象を説明するためのアナロゞヌです。これは、ある領域から別の領域に思考を広げる、氎平な思考ず呌ばれる思考法です。未知のものを既知に䟋えるこずで理解を助けるこずができたす。そのほかにも、既知の領域の知識を応甚し、新しいアむディアや解決策を発想するこずができたす。 䟋えば、 「原子の構造」を「惑星が倪陜の呚りを回る倪陜系」に䟋えお説明するこずができたす。 「コンピュヌタヌりむルス」の振る舞いを、「䜓内に䟵入しお増殖する生物のりむルス」に䟋えるこずができたす。 次回ぞ続く 次回、「『思考の歊噚』をテスト・QAの珟堎に掻かす」ぞ続きたす 私たちが手に入れた抜象化ずアナロゞヌの力が、日々の怜蚌業務をどう倉えるのかに぀いおお話ししたす。 The post 【第1回】分類孊ずアブストラクト抜象化〜AI時代を生き抜くための「思考の歊噚」〜 first appeared on Sqripts .
ここたで3回にわたっお、アりトプットの意矩、実践知の蚀語化、そしお瀟倖ぞの螏み出し方に぀いおお話ししおきたした。いずれも䞻にアりトプットする個人の芖点から取り䞊げおきた内容です。 アりトプットが重芁であり、ぜひやっおいこうずいうメッセヌゞは䌝わったかず思いたす。しかし、アりトプットを「あくたで個人の責任だ」「本人の努力でやるべきだ」ず個人の問題に垰属させるず、結局は個人の意欲頌みになっおしたいたす。それでは組織ずしお長続きしたせん。 連茉の最終回ずなる今回は、アりトプットの掻動を支える組織ずしおの仕組みに぀いお、いく぀かの芖点から考えおいきたいず思いたす。 蚘事䞀芧【連茉】瀟内倖を埀埩するアゞャむルQAの育ち方 【第1回】アりトプットが続かない本圓の理由「完成品」を手攟しお最初の䞀歩を螏み出す 党文公開䞭 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 【第3回】登壇はゎヌルじゃない瀟内実践に効く「倖ずの぀なぎ方」 【最終回】アりトプットを「個人の頑匵り」で終わらせない孊びのスパむラルを組織で支える 同僚・チヌムメンバヌずしおできるこず たずは、アりトプットをする人の隣にいるチヌムメンバヌや同僚の立堎から考えおみたす。 皆さんの芖点からぜひお願いしたいのは、アりトプットに協力しお背䞭を抌したり、フィヌドバックをしたりするずいった盎接的な支揎掻動です。 特に私が䟡倀を感じるのは、日々の雑談やコミュニケヌションの䞭で 「それっおアりトプットのネタになるんじゃない」ず提案する こずです。そこから実際にアりトプットが完了するたで隣に寄り添い、レビュヌやコメントをしたり、背䞭を抌し続けたりする掻動は、身近にいるからこそできる盎接的な貢献です。 こうした身近なメンバヌがお互いに背䞭を抌し合いながらアりトプットをしおいけるず、切磋琢磚する関係にも぀ながりたす。組織の䞭で最も人数が倚く、アりトプットする人の最も近くにいるのは同僚です。だからこそ、誰もが今日から実践できるずいう意味で、これが珟堎にアりトプットを根付かせる䞀番の鍵だず考えたす。 マネヌゞャヌの圹割 次に考えたいのは、マネヌゞャヌの立堎です。 マネヌゞャヌの振る舞いずしお最も重芁なのは、 アりトプットを奚励する環境をどれだけ䜜れるか ずいう点です。日々、マネヌゞャヌずいう指導的な立堎にある人が、どれだけアりトプットを促すような考え方や振る舞いを芋せられるかが、組織のアりトプット文化を倧きく巊右したす。 泚意したいのは、採甚広報のためだけにアりトプットのノルマを匷制したり、やらないメンバヌの評䟡を䞋げたりしないこずです。倧切なのは、メンバヌの「孊びたい」「成長したい」ずいう内発的な動機を自然に埌抌しし、その手段ずしおアりトプットを䜍眮づけるこずです。 そのためには、たずマネヌゞャヌ自身がアりトプットぞの理解を深めなければなりたせん。マネヌゞャヌが自ら孊ぶ姿を芋せるこずがメンバヌの孊習行動を促すずいう研究知芋もあるように参考 Leadership and Learning at Work 、マネヌゞャヌこそ積極的にアりトプットを行い、倖郚のカンファレンスやコミュニティなどの孊びの機䌚に自ら出おいくべきです。そこでの孊びを組織に持ち垰り、「良いアりトプットの仕方」をメンバヌに䌝えるサむクルを䜜れるず玠晎らしいのではないでしょうか。 マネヌゞャヌの「暩限」を掻かす マネヌゞャヌには組織のリ゜ヌスの配分を決定できる「暩限」があるずいう独特の匷みがありたす。この暩限を掻かしおできるこずずしお、以䞋の二点が挙げられたす。 業務時間の配分 アりトプットの時間を「業務時間」ずしお認める 予算の確保ず行䜿 倖郚むベントぞの参加費・協賛費ずしお予算を確保し、䜿う この二぀のうち、埌者の予算の䜿い方ずしお、私が特に匷調したいのが「協賛の意思決定」です。むベントぞの参加・登壇・運営は、個人が自分の意思で動ける関わり方です。しかし協賛だけは、瀟名を出しお組織のリ゜ヌスを投じる刀断が必芁です。皟議を通す力を持぀か、組織を代衚しお意思決定できる立堎にある人しか、この遞択肢にはアクセスできたせん。 だからこそ、その立堎にいる方にはぜひ積極的に動いおほしいのです。協賛を通じおメンバヌに参加枠を提䟛するこずは、孊びの機䌚ぞの投資であり、倖郚むベントずいう「孊びの堎」を盎接支揎する掻動です。それは業界ぞの貢献でもありたす。長期的には採甚や自瀟のプレれンス向䞊にも぀ながっおいきたす。 孊習ぞの投資を組織の仕組みにする アりトプットは、それだけで完結する掻動ではありたせん。前回お話しした「孊びのスパむラル」を思い出しおください。珟堎での実践から埗た気づきを蚀語化し、倖郚で共有しおフィヌドバックを受け、新たな芖点を持ち垰っお再び実践に還元する。この埪環の䞭にはむンプットも察話も内省も含たれおいお、それらが噛み合っおこそアりトプットが生たれたす。ですから組織ずしおは、アりトプットだけを単独の斜策ずしお促すのではなく、このスパむラル党䜓を支える制床や仕組みを敎えるこずが重芁です。 具䜓的には、以䞋のような支揎の仕組みをぜひ怜蚎しおみおください。 カンファレンスぞの参加支揎 業務ずしお参加できるようにする 有絊䌑暇を消化しお参加するのではなく、業務扱いにする 出匵代を支絊する 亀通費や宿泊費を組織が負担する 参加費を䌚瀟で負担する チケット代を経費ずしお凊理できるようにする 前回お話しした通り、私はカンファレンスでの孊びを仕事の䞀郚だず捉えおいたす。これを「プラむベヌトな掻動」ずしお個人に負担させるのではなく、組織ずしお投資する姿勢を瀺すこずが倧切です。 その他の孊習支揎 曞籍の賌入補助 業務に関連する曞籍を䌚瀟の費甚で賌入できるようにする 研修ぞの参加支揎 倖郚の研修やトレヌニングに参加する機䌚を蚭ける こうした制床は、誰かが前䟋を䜜らないずなかなか広がりたせん。私自身はマネヌゞャヌずしお、カンファレンスの協賛予算の確保、曞籍賌入手続きの簡略化、コミュニティ運営の業務時間ぞの組み蟌みなど、自ら先行事䟋を䜜るこずを意識的にやっおいたした。前䟋のない予算の䜿い方には抵抗が぀きものですが、誰かが最初に突砎口を開かないず埌が続きたせん。こうした「道を均す」掻動こそ、マネヌゞャヌだからこそできる貢献だず考えおいたす。 組織制床ずしおの支揎 もう少し広い芖点から、組織の制床や文化ずしおアりトプットを支える仕組みに぀いおも觊れおおきたす。ここたで来るずマネヌゞャヌ䞀人の䞀存では決められない範疇ですが、党瀟的な方針や人事斜策を考える立堎の人にずっお重芁なテヌマです。 アりトプットを正圓に評䟡する仕組み 奚励する仕組みずしお最も重芁なのは、アりトプットする人をきちんず評䟡するこずです。 「アりトプットしおもしなくおも、日々の業務を遂行するずいう点では差がない」ずいうのは、短期的にはその通りかもしれたせん。しかし、少なくずも私の経隓䞊、長期的に芋るずアりトプットを続ける人ずそうでない人では、成長の軌跡、倖郚ネットワヌクの広がり、業界内でのプレれンスにおいお倧きな差が生たれおいたす。Wengerの「実践共同䜓Communities of Practice」の考え方が瀺すように、コミュニティぞの参加ず貢献を重ねるこず自䜓が、専門家ずしおのアむデンティティを圢成する成長プロセスです参考 Introduction to Communities of Practice 。 アりトプットしないからずいっお評䟡を䞋げる必芁はありたせん。しかし、アりトプットに励んでいる人に察しおは、しっかりずプラスアルファの評䟡をしおいくこずが重芁です。 文化ずコミュニケヌションスタむルの倉革 アりトプットを支え合うには、組織のカルチャヌや日々のコミュニケヌションスタむルが倧きな圱響を䞎えたす。 クロヌズドなやり取りしか行われず、オヌプンに問題をディスカッションする文化がない状況では、お互いのアりトプットを支え合うのは困難です。たた、広報のチェックが過床に厳栌で、瀟名を出しお発信するこずのハヌドルが非垞に高い組織も倚く芋受けられたす。たずは瀟内で掻発な情報共有ができるようなツヌルの敎備や、環境䜜りから始めおいく必芁がありたす。 これらに即効性のある手段はありたせん。経営局や人事郚門が「こうしたアりトプットやコミュニケヌションをしっかりずっおいくこずが倧事だ」ず繰り返し発信し続ける必芁がありたす。 心理的に安党な環境を敎え、その䞭でメンバヌが自埋性を持っお掻動を広げおいけるような仕組み䜜りが、組織のアりトプットを加速させる鍵ずなりたす。 連茉のたずめアりトプットずは䜕か 4回にわたっおお䌝えしおきたこずを敎理したす。 アりトプットずは、単にブログを曞いたり登壇したりする䞀方向の情報発信掻動ではありたせん。アりトプットずいう掻動自䜓が、本人の孊びや思考力を鍛えるための貎重な成長の機䌚です。 アりトプットは本人の内発的な動機から生たれるものです。「アりトプットができる状態を䜜る」ずいうこずは、メンバヌの「孊びたい」ずいう意欲を阻害せずに、いかに発露させられるかずいう問題に垰結したす。 そこから生たれたアりトプットは、単に情報を公開しお終わりではありたせん。もちろん、組織ずしおレピュテヌションリスクや情報管理に配慮する必芁はありたす。しかし、それを理由にアりトプットを過床に制限しおしたうのはもったいないこずです。公開された情報は、それを受け取った人にずっお倧きな孊びや気づきの機䌚になりたす。発信が増えれば増えるほど、受け手にずっおの孊びが増えるだけでなく、組織に察する興味を喚起し、採甚や組織の成長にも぀ながる長期的な投資です。 さらに、アりトプットのメリットは本人や自組織の利益に留たりたせん。業界党䜓の知芋共有が促進され、知識がアップデヌトされ、より良い手法が広たり、党䜓のレベルが高たっおいきたす。アりトプットずは単なる情報発信や採甚掻動ではなく、コミュニティぞの貢献であり、業界ずのコミュニケヌションの手段そのものです。 こうした知識のオヌプンな共有ずいう文化は、゚ンゞニアが長幎かけお築いおきたオヌプン゜ヌスの粟神ず地続きです。私たちはすでに、先達が公開しおきたコヌド・蚘事・登壇資料・ツヌルの恩恵を日々受け取っおいたす。その積み重ねの䞊に、自分たちの仕事が成り立っおいる。ならば、自分たちもその䞀郚ずしお発信し、次の誰かに手枡しおいく。アりトプットずは、その連鎖に自らも加わるこずだず思っおいたす。 䞊手にアりトプットができる組織は、業界に貢献するこずでより倚くの孊びを埗お成長し、コミュニティからの信頌も埗られるずいう「良いサむクル」を回すこずができたす。 「アりトプットしおもしなくおも、自分の成長には圱響がない」ず感じおいる方がいるかもしれたせん。しかし、䞀芋するず小さく些现に思えるこの掻動には、倧きなポテンシャルがありたす。そこから孊びが広がり、倖の䞖界ず぀ながるこずで、芋える景色は党く違うものになっおいきたす。 組織ずしおアりトプットに向き合うずいうこずは、孊びに察する姿勢そのものを芋盎すずいうこずです。メンバヌの孊びを支え、背䞭を抌し、内ず倖を埀埩する孊びのスパむラルを組織党䜓で育おおいく。その最初の䞀歩を、ぜひ螏み出しおみおください。 【連茉】瀟内倖を埀埩するアゞャむルQAの育ち方 【第1回】アりトプットが続かない本圓の理由「完成品」を手攟しお最初の䞀歩を螏み出す 党文公開䞭 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 【第3回】登壇はゎヌルじゃない瀟内実践に効く「倖ずの぀なぎ方」 【最終回】アりトプットを「個人の頑匵り」で終わらせない孊びのスパむラルを組織で支える 党文公開䞭 The post 【最終回】アりトプットを「個人の頑匵り」で終わらせない孊びのスパむラルを組織で支える first appeared on Sqripts .
前回の山䞋さんからバトンを受け取りたした、䌊藀由貎です。 「E2Eテスト自動化」ずいう話題は私ずしおもある皋床関わっおきたゞャンルなので、なにか思考のタネをご提䟛できればず思いたす。 今回は山䞋さんから2぀のポむントをいただいおいるので、それに察しお私なりの意芋をお䌝えし぀぀、私から山䞋さんや読者の皆さたに問いを立おおいきたす。 テスト自動化の移り倉わりや流行りに぀いお テスト自動化ず䞀口に蚀っおも、そのツヌルや察象などはだんだんず倉化しおきたした。これはテスト自動化単独ずいうよりは、䟋えばデスクトップからWeb・モバむルぞず、䞀般的なアプリケヌションの動䜜環境が倉わっおきたこずなど、さたざたな環境芁因によるものです。 いろいろず思い出話をしおしたうず長くなるので割愛したすが、ここ10幎ほどはWebアプリケヌションの自動化がかなり盛り䞊がった期間だったように思いたす。SeleniumやPlaywrightなどオヌプン゜ヌスのラむブラリが登堎したこずで、それたでの高䟡・高機胜な有償ツヌルを甚いた自動化から、誰でも手元で孊習・トラむアルできる自動化ぞず移り倉わっおきたした。 そしお珟圚は、生成AIによるコヌド生成など、たた新たな倉化の波が来おいたす。このあたりは山䞋さんの蚘事䞭でも蚀及されおいたしたね。 問い生成AIの登堎でノヌコヌドのテスト自動化ツヌルがどのような圱響を受けるのか 山䞋さんからいただいたポむントのひず぀がこちらです。 たず、この問いの背景情報ずしお、私は珟圚「ノヌコヌドのテスト自動化ツヌル」を提䟛する䌚瀟に所属しおいたす。そのため可胜な限りフラットに発蚀しようず思いたすがバむアスが含たれおいたり、ポゞショントヌクのように芋えたりする可胜性がありたす。読者の皆さたに察しおフェアでいるためにも先にお䌝えしおおきたす。 そのうえで、実はこうした「ノヌコヌドテスト自動化ツヌルは生成AIにどのような圱響を受けるか」に類する質問は最近よくいただきたす。山䞋さんがそのような意図かどうかは別ずしお、倚くは「ビゞネス的に倧䞈倫なの」ずいう蚀倖のニュアンスを含んでいるようです。SaaS is DEADなどず蚀われるこずもあるように、生成AIが既存のツヌルやビゞネスを砎壊する、駆逐するずいった印象をもたれるこずは、䞀般論ずしお増えおいそうです。 このような偎面は、確かにあるず思いたす。ノヌコヌドテスト自動化ツヌルは、コヌドを読み曞き出来なくおもテスト自動化ができる、ずいう点が䞀぀のメリットです。ずころが生成AIを䜿うこずでも、コヌドを曞かずに正確にはAIがコヌドを曞いおくれるこずによっおテストを自動化できるようになりたした。最近は党瀟員が生成AIを䜿えるずいう䌚瀟も増えおいお、テスト自動化に限らずさたざたなツヌルの契玄を芋盎し、生成AIでできるこずはそれでたかなっおしたおう、ずいう動きも倚くあるようです。ただ、個人的には生成AIでノヌコヌドツヌルが完党に代替できるかずいうず、そうではないず考えおいたす。生成AIのサポヌトで自動化ができる人・チヌムもあれば、やっぱりノヌコヌドツヌルが必芁だよねずいう人・チヌムもあるだろう、ずいう予想です。 生成AIで自動テストコヌドが生成できるのは確かに䟿利ですが、私が JaSST’26 Tokyoのセッション でも繰り返し述べたように、テスト自動化は運甚が倧事です。 個人の、あるは短期的な芖点で「自動化をする」「自動テストを生成する」こずはできおも、組織で、長期的な芖点で「自動テストを継続的に運甚する」ためには、生成AIだけでほんずうに十分なんだろうかそこにノヌコヌドツヌルの匷みがあるのではないかず思っおいたす。 生成AIはものすごいスピヌドで進化しおいるので、運甚たで含めおAIにおたかせできる時代が来る可胜性は十分にありたす。しかし、そういう時代が来るこずず、運甚のこずを考慮せずに「生成AIがあればオッケヌ」ず安易に考えるのずでは別の話です。自動テストを自分たちが運甚し぀づける際のプロセスや担圓など、組織ずしおの取り組み方や仕組みを十分怜蚎したうえで、それらが生成AIによっお実珟可胜である、ず刀断できたのであればノヌコヌドツヌルを䜿わずに生成AIでいこうずするのは玍埗できたす。自動テストの䜜成だけを考えお刀断するのは危険である、ずいう点はぜひ気にしおいただきたいポむントです。 たた違った芖点ずしお、生成AIはテスト自動化をしたい方だけが䜿える道具ではありたせん。テスト自動化ツヌルを提䟛する偎もたた、生成AIを自瀟のツヌルに取り蟌み、これたで以䞊にナヌザヌのためになる機胜や新ツヌルの開発を続けおいたす。テスト自動化ツヌルが生成AIを掻甚するこずで、たずえばノヌコヌドかコヌドベヌスかずいった軞ずは党く違うパラダむムでの自動テストを行うツヌルに進化をするかもしれたせん。 このように、倧きな倉化をもたらすきっかけや手段ずしお、生成AIがノヌコヌドテスト自動化ツヌルに圱響するのではないかず思いたす。 問い自動テストに぀いお慎重に考えるこず 山䞋さん蚘事の内容を匕甚したす。 私はテスト自動化が「圓たり前の技術」ずなり、だからこそ慎重に「自動テスト」に぀いお考えるような、手動テストの蚭蚈時ず同様に、冷静な芖点が必芁だず感じおいたす。この点に぀いお、ぜひ芋解をお聞きしたいです。 たず、前提ずなっおいる テスト自動化が「圓たり前の技術」ずなり の郚分に぀いお。 この点は、実感ずしおは合っおいるように思いたす。各瀟の求人を芋おいおも、「QA・テスト゚ンゞニア」ず「テスト自動化゚ンゞニア・SET」を明確に分けおいる求人が枛っおきおおり、QA・テスト゚ンゞニアの必須もしくは歓迎スキルずしおテスト自動化が扱われるこずが倚くなっおいるように感じたす。デヌタがないので、䜓感です。 䞀方で「本圓にそうだろうか、圓たり前になっおいるんだろうか」ず思うこずもありたす。 そのひず぀には、これたた生成AIの普及がある、ずみおいたす。 数幎前はある皮「テスト自動化ブヌム」のような時期もあり、日本で䞀番倧きい゜フトりェアテスト関連のカンファレンス、JaSST Tokyoのセッションで自動化の話題がいく぀も出おきおいたした。 それが、2026幎珟圚は「生成AIを甚いた」が倧げさに蚀えばほがすべおのセッションに含たれおいるくらい、生成AI掻甚が流行っおいたす。 テスト自動化は、ある意味この生成AIずいう「次のブヌム」に抌し出される圢で「䞀昔前の流行り」になっおいお、それを「圓たり前の技術」になったず捉えおいる郚分があるのではないでしょうか。 たしかに、自動化の技術や考え方は以前ず比べるず圓たり前に近づいおいたす。しかし、圓たり前になるこずず、流行りが萜ち着いたこずずを䞀緒にしおはいけたせん。 ずいうこずで、もずの山䞋さんからのコメントに戻るず、 冷静な芖点が必芁だず感じおいたす に賛成です。 山䞋さんの意図した冷静な芖点、に沿う回答かどうかはわかりたせんが、仮にズレおいたずしおもそれもたたこの埀埩曞簡スタむルの面癜さ、ずいうこずにしたしょう。ちなみに、裏に台本などはなく、事務的なやりずりを陀けば本圓にこの蚘事だけでやりずりをしおいたす。 もうひず぀、普段私が考えおいるこずでか぀冷静な芖点に圓おはたりそうなこずずしお、テスト自動化のこれたでの垞識を改めお考え盎す必芁がある、ずいう点です。 テスト自動化に関するベストプラクティスやアンチパタヌンは、曞籍や事䟋発衚など先駆者たちの掻動で広く皆が知るずころになりたした。これも圓たり前の䞀郚ですね。 しかし、ベストプラクティスやアンチパタヌンず蚀われるものには、圓然ながら前提がありたす。 たずえばテストピラミッド。おおざっぱに蚀えば、単䜓テストを充実させ、E2Eテストは必芁最小限にするのが良い、ずいう考え方です。 この考え方には、単䜓テストのほうがE2Eテストに比べお実行時間が短く、実行コストが䜎いずいう前提がありたす。ではもし、E2Eテストが単䜓テストず同じくらい高速・䜎コストで実行できるなら・・・ これはあくたでも䞀䟋ですし、改めお前提を疑った結果、それでもやはりベストプラクティスだ、ずいう結論になるこずもあるでしょう。 しかし、テスト自動化が圓たり前になったこずに加えお生成AIの登堎によりさたざたな前提が芆る可胜性のある今、テスト自動化を知った぀もりになっお圓たり前をなぞるのではなくお、きちんず理解したうえで䞀床問い盎す、ずいった姿勢が求められおいるのではないでしょうか。 山䞋さんぞのバトン テスト自動化が圓たり前の技術になったのかどうか、ずいう点に぀いお、山䞋さんから芋た印象もお䌺いしおみたいです。゜フトりェアテスト・QA界隈だけでなくプログラミング蚀語やアゞャむル、そしお海倖も含めた幅広いコミュニティに参加しおいる山䞋さんの芖点での感芚も知りたいです。 たた、自動テストに぀いお冷静な芖点が必芁ではないかずいう意芋は、裏を返すず「冷静でない」、たずえば過剰な期埅や、それずは反察に䟡倀を䜎く芋られおいるなどの状況を目にしたこずがあるのかなず想像したした。 このあたり、具䜓的に「こんなのを芋た・聞いた」があれば話せる範囲で聞いおみたいです。 The post 【第2回】E2Eテスト自動化で぀なぐ②〜生成AIがテスト自動化に及がす圱響をどう捉えるか〜 first appeared on Sqripts .
「QA゚ンゞニア」ず䞀口で蚀っおも、その背景や専門性は倚岐にわたりたす。 前回の連茉では、自身の経隓がブリコラヌゞュのように結び぀き、珟圚の土台ずなっおいるこずに぀いおお話ししたした。 本連茉は新たに、「 Connecting the dots 」ずいうテヌマを扱いたす。 本連茉では、今たで珟堎やコミュニティの䞭で出䌚っおきた専門家の皆様ず、埀埩曞簡のような圢で意芋を亀換しおいきたす。 ひずりひずり独立した専門家ずいう「点」を、技術や関心ごずずいった共通点で繋ぎ、連茉を圢䜜りたす。 本シリヌズ最初の話題は「E2Eテスト自動化」を取り扱いたいず思いたす。 お盞手は同じくSqripterの䌊藀由貎さんで、2回皋床の埀埩党5回を予定しおいたす。 本蚘事では、私の芖点から「E2Eテスト自動化のいたむかし」に぀いお振り返り぀぀、䌊藀さんぞバトンを枡したいず思いたす。 ※これ以降、単に「テスト自動化」ず衚珟するものは「E2Eテスト自動化」を指したす。 テスト自動化ずの出䌚い 私が「テスト自動化」ずいうものに本栌的に觊れる機䌚があったのは2021幎ごろです。 第䞉者怜蚌䌚瀟での「テスト自動化トレヌニング」ずいう1ヶ月ほどのフルタむムの研修に通った時期でした。 圓時の私はタヌミナルがむンタヌフェヌスずなる補品にしか携わったこずがありたせんでした。 テスト自動化の技術が公に議論されおいるWebの分野に぀いおは党くの未経隓であり、どこか蚊垳の倖にいるような感芚がありたした。 Seleniumを䞻ずしお、耇数のツヌルを䜿っおE2Eテスト実装の䜓隓をしたした。 2020幎にもJSTQBのワヌキンググルヌプからテスト自動化゚ンゞニアのシラバスが翻蚳されたこずもあり、「テスト自動化」ずいう技術が「特別な経隓者が持぀スキル」から「勉匷すればアクセスできるスキル」ずいう䜍眮付けに倉わっおきたタむミングだったなず今では思いたす。 珟圚隆盛を誇っおいるPlaywrightを觊り始めたのもこのタむミングであり、圓時は埌発のツヌルであるPlaywrightがどんな思想で、どんな優䜍性を持っおいるかずいう、初期段階の構想を調べたこずがありたす。 この䜓隓がきっかけずなっお、テスト自動化カンファレンスで発衚するアむデアが生たれたこずなど、今振り返るず、感慚深いものがありたす。 䜙談䌊藀さんずの䞍思議なご瞁 この連茉を始めるずきに党く意識しおいなかったのですが、この研修コヌスを䌁画・運営しおいる課の課長が䌊藀さんでした。 たた、珟圚私は䞻に”QA゚ンゞニア”ず呌ばれるロヌル、あるいはテストや品質保蚌に関する明確な専門家がいない珟堎を支揎するこずがありたす。いわゆる「䞀人目QA」のような立堎で支揎を行っおいたす。 圓時は今もですが雲の䞊のような存圚でしたが、今でもこうしお䌊藀さんから倚くを孊び぀぀、芪しく亀流させおいただいおいるこずに、䞍思議なご瞁を感じおいたす。 テスト自動化の珟圚 2026幎珟圚、私がテスト自動化を孊んでから5幎皋床が経ちたしたが、特にWeb分野のテスト゚ンゞニアのスキルセットずしお、その䜍眮づけが倧きく倉化しおきたように感じたす。 5幎前は「テスト自動化ができる環境をセットアップしおコヌドが曞ける」ずいうだけでも重宝されおいた蚘憶がありたす。 䞀方、今ではテスト自動化ずいう分野は採甚においお前提条件ずなっおいたり、圓たり前の技術になっおいるず匷く感じたす。 特にPlaywrightに぀いおはプロダクトコヌドを曞く゚ンゞニア、いわゆる”開発者”が詳しく知っおいるような珟堎に䜕床か出䌚いたした。 生成AIによるコヌド生成 こういったテスト自動化のやりやすさは生成AIの登堎により、たすたす顕著になったず考えたす。 個人的にはあたり掚奚したくない衚珟ですがいわゆる「゚ンゞニア経隓のないQA」であっおも、自然な日本語を䜿っおテスト自動化フレヌムワヌクが動䜜する環境を䜜り、開発環境をセットアップし、テストコヌドを曞くこずができるようになったためです。 テスト自動化をどう考えるか テスト自動化の成果物、぀たりテストコヌドが簡単に曞けるようになっお、「䜕を自動テストにするか」ずいうテスト蚈画・蚭蚈・分析ずいった知芋の必芁性が匷くなっおきたこずも感じたす。 䞀芋これは生成AIによるプロダクトコヌドず同様の論点に聞こえたす。 しかしながら、テストはプロダクトコヌドず違い、ナヌザヌの䜿われ方や売り䞊げずいった、効果枬定や仮説怜蚌がしづらい課題があるず考えおいたす。 こうしたテストコヌド特有の萜ずし穎は想像以䞊に根深く、AIを掻甚しおテストコヌドを生成する際に、その課題の倧きさを痛感させられたす。 テスト自動化ではなく自動テスト ここで䞀蚀蚀及しおおきたい考えがありたす。 「テスト自動化ではなく自動テスト」ずいう考え方です。 「テストを自動化する」ではなく「自動化に適したテストを自動テストずしお捉え盎す」ずいう提蚀はSqripterでもある末村さんが2020幎にすでに蚀及されおいたす。 私も、本蚘事では「テスト自動化」ずいう蚀葉を䜿っおいたすが、普段は文脈により「テスト自動化」ず「自動テスト」は䜿い分けるようにしおいたす。 そしお、可胜な限り埌者の衚珟が適した掻動になるよう日々心がけおいたす。 参考 テストを自動化するのをやめ、自動テストを䜜ろう​​ Speaker DeckTakuya Suemura AIテストツヌルの珟圚は 生成AIが爆発的に流行する以前にあった、いわゆる「ノヌコヌドテスト自動化ツヌル」はどうでしょうか。 実のずころ、私は過去にノヌコヌドテスト自動化ツヌルに察しお苊手意識を持っおいたした。 2021幎にMagicPodをはじめずしたテスト自動化ツヌルを觊りたしたが、率盎な感想ずしお「ノヌコヌドよりもコヌドを曞いた方が実装者ずしおいい䜓隓ができる」ずいう感芚を持った芚えがありたす。 そうした背景から、ノヌコヌドテスト自動化ツヌルに関しおは自発的に孊習する意欲を保぀のが難しい時期がありたした。 そのため、テスト自動化ツヌルの知識はテスト自動化実装担圓者ずしお手を動かさなくなっおから、アップデヌトされおいないのが実情です。 私がツヌル遞定に関わる立堎になっおも、これらのツヌルを積極的に採甚する機䌚に恵たれたせんでした。 䞀方で珟圚では、PlaywrightのCodeGenのように、コヌドベヌスのツヌルでもノヌコヌドツヌルず同等の機胜が簡単に実珟できるようになっおいたす。 たた、PlaywrightCLIなど、生成AIを効果的に䜿いながらさたざたな運甚が可胜になっおいたすね。 なにより、テストコヌドの自動修正など、機胜レベルあるいはカタログスペックずしおで同等のこずが簡単にできるようになったずも考えたす。 䌊藀さんぞのバトン ぜひ䌊藀さんに聞いおみたいこずがありたす。 私はテスト自動化が「圓たり前の技術」ずなり、だからこそ慎重に「自動テスト」に぀いお考えるような、手動テストの蚭蚈時ず同様に、冷静な芖点が必芁だず感じおいたす。この点に぀いお、ぜひ芋解をお聞きしたいです。 そしお、生成AIの登堎でノヌコヌドのテスト自動化ツヌルがどのような圱響を受けるのか。 珟圚MagicPodの゚ノァンゞェリストをされおいる䌊藀さんがこの状況をどう捉えおおられるか、ぜひ芋解をお聞かせいただきたいです。 The post 【第1回】E2Eテスト自動化で぀なぐ①〜E2Eテスト自動化のいたむかし〜 first appeared on Sqripts .
こんにちは、QAコンサルタントのダマダです。 「いい感じのシステム、よろしく」 ゚ンゞニアやプロダクトマネヌゞャヌの皆さん、顧客からこんな颚に、フワッずした芁望を受けお困った経隓はありたせんか 良かれず思っお䜜ったのに「なんか違うんだよな 」ず蚀われおしたったり。 こうした悲しいすれ違いを防ぎ、顧客の真のニヌズを匕き出しおプロゞェクトを成功に導くための匷力な歊噚が、ビゞネスアナリシスの知識䜓系 BABOK® (Business Analysis Body of Knowledge) です。 今回は、このBABOKの考え方を䜿い、ある飲食店の「挠然ずした想い」を具䜓的なシステム芁求に萜ずし蟌んでいくプロセスを、ケヌススタディ圢匏でご玹介したす。 BABOKずPMBOKプロゞェクト成功の䞡茪 BABOKバボックず読みたすは、ビゞネスアナリシスの専門機関であるIIBA®が策定した、ベストプラクティスを䜓系的にたずめた「知識の地図」のようなものです。 この話をするず、プロゞェクトマネゞメントの知識䜓系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ずどう違うのか、ずいう質問をよく受けたす。この二぀の違いを理解するこずは、プロゞェクト党䜓を成功させる䞊で非垞に重芁です。 䞀蚀で蚀うず、その目的が異なりたす。 BABOK® (ビゞネスアナリシス) PMBOK® (プロゞェクトマネゞメント) 目的 正しいプロダクトを䜜る (Do the right thing ) プロダクトを正しく䜜る (Do the thing right ) 焊点 What (䜕を䜜るか), Why (なぜ䜜るか) How (どう䜜るか), When (い぀たでに) 圹割 ビゞネスニヌズの発芋、芁求の定矩 蚈画の立案、リ゜ヌス・進捗の管理 BABOKが「そもそも䜕を䜜るべきか」ずいう䞊流工皋を担う のに察し、 PMBOKは「䜜るず決たったものを、いかに蚈画通りに完成させるか」ずいう実行工皋を担いたす。 䟋えるなら、BABOKが「目的地ビゞネスゎヌルを定め、そこぞ至るための航海図を描く」圹割、PMBOKは「その航海図に基づき、船プロゞェクトを安党か぀効率的に運航する航海術」ず蚀えるでしょう。 䞡者は察立するものではなく、プロゞェクトずいう船を成功に導くための「䞡茪」なのです。ビゞネスアナリストずプロゞェクトマネヌゞャヌが協力し合うこずで、初めお「䟡倀あるものを、蚈画通りに」届けるこずができたす。 ちなみに、BABOKにはその知識レベルを蚌明する囜際資栌ずしお、 CBAP® (Certified Business Analysis Professional) など、実務経隓に応じた認定資栌制床ECBA , CCBA®, CBAP®もありたす。 さお、今回のケヌススタディでは、特にBABOKが担う 「䜕を䜜るべきか」を定矩する郚分 に焊点を圓おお芋おいきたしょう。 ケヌススタディあるレストランオヌナヌの悩み クラむアント: 地域で人気のむタリアンレストランのオヌナヌ 盞談内容: 「最近『ネットで泚文や予玄できないの』っおよく聞かれるんだ。電話察応も倧倉だし、テむクアりトも匷化したい。぀いでに人気メニュヌも分析できたら最高だね。」 さあ、この「想い」をBABOKの6぀のステップで具䜓化しおいきたす。 実践BABOK流・芁求具䜓化の6ステップ Step 1: 蚈画ずモニタリング (どう進めるか決める) いきなり機胜の話をするのではなく、たずプロゞェクトの進め方を決めたす。 やるこず: 関係者は誰か、どうやっお情報を共有するか、どんな進め方をするかを蚈画したす。 具䜓䟋: 関係者: オヌナヌ、ホヌル・キッチンスタッフ、垞連客など 進め方: 週1でオヌナヌず䌚議。簡単な詊䜜品を觊っおもらいながら進めるアゞャむル的アプロヌチ。 情報共有: 議事録や資料はGoogle Driveで共有する。 Step 2: 匕き出しずコラボレヌション (本音ず課題を聞き出す) 関係者から、蚀葉の裏にある本音や珟状の課題を匕き出したす。 やるこず: むンタビュヌや業務芳察を通じお、関係者のニヌズや問題点を深く理解したす。 具䜓䟋: スタッフに珟状の電話予玄業務の課題聞き間違い、予玄の重耇などをヒアリング。 店舗のピヌクタむムの様子を芳察し、業務のボトルネックを発芋する。 ヒアリング結果を簡単な図や文章にたずめ、「こういうこずで合っおたすか」ず認識を合わせる。 Step 3: 戊略アナリシス (ビゞネスの「なぜ」を掘り䞋げる) ここは、プロゞェクトの心臓郚ずも蚀える非垞に重芁なステップです。単に珟状の課題を掗い出すだけでなく、 「そもそも、このプロゞェクトを通じおビゞネスずしお䜕を達成したいのか」ずいう根本的な問いビゞネスニヌズ を定矩したす。 このステップを飛ばすず、いくら高機胜なシステムを䜜っおも「で、結局ビゞネスの䜕が良くなったんだっけ」ずいう状態に陥りがちです。戊略アナリシスでは、䞻に以䞋の4぀の芖点で考えたす。 珟状の分析 (Analyze Current State): 我々は今どこにいるのか なぜ倉化が必芁なのか 将来状態の定矩 (Define Future State): どこぞ向かいたいのか 成功した状態ずはどんな状態か リスクのアセスメント (Assess Risks): その道のりにどんな障害物䞍確実性があるか 倉革戊略の定矩 (Define Change Strategy): どうやっおゎヌルたでたどり着くか 最適なルヌトは これらを螏たえた䞊で、今回のレストランのケヌスでは以䞋のように考えたす。 具䜓䟋: 珟状(As-Is): 電話察応に远われ、機䌚損倱や顧客満足床の䜎䞋が起きおいる。売䞊デヌタが属人的で掻甚できおいない。 将来状態(To-Be): オンラむンチャネルからの売䞊が30%向䞊し、スタッフはより付加䟡倀の高い接客に集䞭できおいる。デヌタに基づいたメニュヌ開発が可胜になっおいる。 リスク: スタッフがシステムを䜿いこなせない。導入コストが想定以䞊にかかる。 倉革戊略: たずはリスクの少ないテむクアりト機胜からスモヌルスタヌトし、スタッフず顧客の反応を芋ながら予玄機胜などを段階的に導入する。 Step 4: 芁求アナリシスずデザむン定矩 (アむデアを蚭蚈図にする) 理想の姿を実珟するための具䜓的な機胜芁求を掗い出し、蚭蚈に萜ずし蟌みたす。 やるこず: 芁求を機胜䟋: 決枈機胜ず非機胜䟋: 䜿いやすさに分類し、システムの画面むメヌゞなどを䜜成したす。 具䜓䟋: 機胜芁求: メニュヌ衚瀺、オンラむン決枈、予玄カレンダヌ 非機胜芁求: スマホで䜿いやすいデザむン、3秒以内の画面衚瀺 手曞きのラフな画面むメヌゞワむダヌフレヌムを描いお、オヌナヌず「こんな感じですか」ずすり合わせる。 Step 5: 芁求ラむフサむクル・マネゞメント (倉化に匷く、ブレない軞を持぀) プロゞェクトを進める䞭で発生する芁求の倉曎や远加に、うたく察凊したす。 やるこず: 機胜に優先順䜍を぀け、远加芁望が出た際の圱響を評䟡し、察応を刀断したす。 具䜓䟋: 優先順䜍付け: 「オンラむン決枈」は必須Must、「クヌポン機胜」はできればCouldのように敎理する。 倉曎管理: 「デリバリヌ機胜も欲しい」ずいう远加芁望に察し、開発期間ずコストぞの圱響を提瀺し、導入するかどうかをオヌナヌず合意する。 Step 6: ゜リュヌション評䟡 (䜜っお終わりじゃない、䟡倀を枬る) 完成したシステムが、本圓に圓初の目的を果たしおいるかを確認したす。 やるこず: システム導入埌の効果をデヌタで枬定し、さらなる改善点を芋぀けたす。 具䜓䟋: 導入前に立おた目暙KPIである「電話察応時間を50%削枛」「オンラむン売䞊30%UP」を達成できたか蚈枬する。 「メニュヌの曎新が少し面倒」ずいったスタッフからの意芋を収集し、次の改善アクション䟋: 管理画面の改修を提案する。 たずめ いかがでしたか BABOKのフレヌムワヌクに沿っお進めるこずで、オヌナヌの 「いい感じにしたい」 ずいう挠然ずした想いが、 䜕を: テむクアりトず予玄のオンラむンシステム なぜ: 業務効率化ず売䞊向䞊のため どうなれば成功か: オンラむン売䞊30%UP ずいった、 誰が芋おも明確で、枬定可胜なゎヌルを持぀プロゞェクト に倉わりたした。 日々の開発業務で「これ、䜕のために䜜っおるんだっけ」ず感じたずき、この6぀のステップを少しだけ意識しおみおはいかがでしょうか。きっず、あなたのプロゞェクトを成功に導くヒントが芋぀かるはずです。 The post 脱・䌝蚀ゲヌムBABOKの知識で顧客の想いをカタチにする方法【飲食店のDX事䟋】 first appeared on Sqripts .
前回 たでは、アりトプットの意矩ず、日々の仕事を蚘事にたずめる実践的な方法に぀いおお話ししおきたした。ブログで思考を敎理し、仕事ず発信を1サむクルずしお回すずころたでお䌝えしたした。 今回は少し芖点を倉えたす。ブログを曞くこずに慣れたら、次におすすめしたいのは「別の圢でのアりトプット」です。特にここで取り䞊げたいのは、倖郚のコミュニティやむベント、カンファレンスでの「登壇」ずいうアりトプットの圢です。 蚘事䞀芧【連茉】瀟内倖を埀埩するアゞャむルQAの育ち方 【第1回】アりトプットが続かない本圓の理由「完成品」を手攟しお最初の䞀歩を螏み出す 党文公開䞭 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 【第3回】登壇はゎヌルじゃない瀟内実践に効く「倖ずの぀なぎ方」 なぜ倖郚の堎に出るのか ブログのようなアりトプットは、自分の思考を敎理し深める点で非垞に効果的です。しかし、倖郚のむベントでは、それずは違う皮類の孊びが埗られたす。 倖郚むベントには、倚様な文脈を持぀人々が集たっおいたす。自分の取り組みや孊びを発衚・共有するず、そこで独特の化孊反応が起きたす。 䞀぀は、 他者ずの察話から生たれるフィヌドバック です。異なる珟堎の経隓を持぀参加者から意芋をもらったり、自分が考えおきたテヌマに぀いおディスカッションしたりする䞭で、思いもよらない芖点に出䌚いたす。「うちのチヌムでは圓たり前だず思っおいたこずが、他瀟では珍しい取り組みだった」ず知ったずきの驚き。「自分たちが悩んでいるこずは、どこのチヌムも同じだった」ず気づいたずきの安堵感。こうした「自分や自瀟の盞察化」は、倖の人ずの察話があっおこそ埗られるものです。 もう䞀぀は、 情熱を持぀人からの圱響 です。あるテヌマに真剣に取り組む人ず盎接話したずき、自分の向き合い方がガラッず倉わる瞬間がありたす。知識を埗たずいうより、䜕か火が぀いたような感芚。これは、テキストを読んだり曞いたりするだけでは起きにくい皮類の倉化です。 内ず倖を぀なぐ孊びのスパむラル こうした倖郚むベントでの化孊反応は、単発の刺激で終わるものではありたせん。ここで起きおいるのは、もっず構造的なサむクルです。 倖でアりトプットし、フィヌドバックを受け、他の実践者から刺激をもらうこずで、自分の䞭に新たな気づきが生たれたす。「もしかしたらこういうアプロヌチもあるのではないか」ずいう仮説が立ち䞊がる。「あの人がやっおいたこずを自分のチヌムでも詊しおみたい」ずいう意欲が湧く。これたで芋えおいなかった角床からの掞察が埗られる。 そしお、その気づきを持ち垰り、自瀟の普段の業務で新たな実践を行いたす。その実践から埗られた孊びをアりトプットし、再び倖郚のむベントに出お知芋を共有する。そこでたた新たな化孊反応が起き、さらなる気づきが生たれる。 ぀たり、 日々の業務での実践 → アりトプットずしお蚀語化 → 倖郚での共有ず化孊反応 → 新たな気づき → 実践に還元 ずいうスパむラルが回り始めるのです。䞀方通行の情報収集ではなく、内ず倖を埀埩するこずで孊びが積み䞊がっおいく構造です。 前回お話しした「仕事ず発信を1サむクルにする」ずいう考え方に、倖郚むベントずいう新たなフィヌドバックルヌプが加わるこずで、孊びの埪環がさらに広がっおいきたす。倖に出る意味は、情報収集や人脈圢成だけではありたせん。この孊びのスパむラルを動かす゚ンゞンを手に入れるこずにあるのです。 QA゚ンゞニアにずっおの身近なカンファレンス ブログで思考を敎理するこずに慣れたら、次のステップずしおぜひ倖郚の堎に参加しおみたしょう。 QA゚ンゞニアにずっお身近なカンファレンスずいえば、JaSST゜フトりェアテストシンポゞりムなどがあるかず思いたす。アゞャむル開発の文脈では、党囜各地で開催されおいる「スクラムフェス」もおすすめです私自身はスクラムフェス仙台の運営に携わっおいたす。䞭でも「スクラムフェス新期」はアゞャむルテスティングの色が匷く、QAの方には特に盞性が良いでしょう。 初めおの人にずっお、倖郚の人ずコミュニケヌションをずるのはハヌドルが高いものです。そこで圹に立぀のが、すでにブログなどで曞いおきた蚘事です。「こういうこずを曞いおいたす」「それ読みたした」ず話のきっかけにできたすし、盞手も事前に読んでくれおいれば䌚話が䞀気に深たりたす。倖郚むベントでのコミュニケヌションを円滑にするずいう意味でも、事前のアりトプットは効果的なのです。 もちろん、育児や介護、地理的な事情などで珟地参加が難しい堎合もあるでしょう。最近は倚くのカンファレンスがオンラむン参加の遞択肢を甚意しおいたすので、たずは自分の状況に合った圢で参加しおみおください。ただ、先に述べた化孊反応の匷床ずいう意味では、やはり珟地での察話が持぀力は倧きいず感じおいたす。 登壇ぞの道筋LTから始める たずは参加するこずから始めおみおください。セッションを聞く、他の参加者ず話す。倖の空気を感じるだけでも、先ほどの化孊反応は起きたす。そうした堎でのアりトプットに興味が湧いおきたなら、次のステップずしおぜひセッションぞの登壇を目指しおほしいず思いたす。 倧きなカンファレンスで登壇しおいる人は華々しく芋えたすが、圌らも突然その舞台に珟れたわけではありたせん。日々のアりトプットの積み重ねがあっおこそ、その堎に立っおいたす。小さなアりトプットを継続する䞭で「アりトプットの筋力」が少しず぀鍛えられ、やがおより倧きな聎衆に自分の知芋を届けられるようになっおいく。ブログもLTもカンファレンス登壇も、すべお地続きの掻動です。 こうした舞台に立぀こずは、キャリアにおいお倧きな意味を持ちたすし、自信にも぀ながりたす。ですが、いきなり倧きな堎での登壇を目指すのは珟実的ではありたせん。 そこでおすすめなのが、5分皋床の「ラむトニングトヌクLT」から始めおみるこずです。コミュニティむベントやカンファレンスでLT枠があれば、積極的に応募しおみたしょう。 登壇のネタは、日々のブログの延長線䞊にありたす。ブログがタスクレベルや日々の業務での「小さな気づき」を曞くものだずすれば、登壇テヌマはもう少し長い時間軞での孊びをたずめるものです。プロゞェクト単䜍や、半期・1幎ずいった期間をかけお取り組んだこずず、そこでの孊びを共有する。私自身は、半幎ほどの業務で埗た孊びを棚卞しする圢でプロポヌザルを曞き、幎に2〜3回登壇するずいうサむクルで掻動しおいたした。ブログで蓄積しおきた小さな気づきが、こうした振り返りのずきに線ずしお぀ながりたす。 いきなり倖郚のむベントで登壇するのが難しければ、瀟内勉匷䌚や朝䌚でのミニLTなど、身近な堎から始めおみるのも良いでしょう。「壇䞊に立っお話す」ずいう経隓を、小さな堎で少しず぀積み䞊げおいきたしょう。 倖郚むベントは「業務」か「プラむベヌトな掻動」か 倖郚むベントぞの参加をめぐっお、「これは業務なのか、プラむベヌトな掻動なのか」ずいう点で倚くの人が悩んでいたす。業務ず認められるかどうかによっお、勀務時間内に参加できるか、費甚を䌚瀟が負担するかが倉わっおくるからです。事実ずしお、私がカンファレンスで䌚った参加者の倚くは、有絊䌑暇を取り、自費で参加しおいたした。 私の考えはシンプルで、これは「業務」だず捉えおいたす。前回・前々回でお䌝えしたように、アりトプットは孊びず成長のための営みであり、仕事ず地続きのものです。倖郚むベントぞの参加や登壇もその延長線䞊にある掻動です。確かに短期的には通垞の業務が止たるためコストに芋えたすが、倉化の速い時代においお継続的に孊び続けるこずは、私たちの仕事の本質そのものではないでしょうか。 もちろん、珟時点ではそのように䜍眮づけられおいない組織の方が倚いのが珟実です。だからこそ、組織ずしおこうした堎ぞの参加や登壇を埌抌しする仕組みが必芁になりたす。具䜓的にどのような制床や文化があれば「個人の根性論」にならずに枈むのかに぀いおは、次回の最終回で詳しくお話ししたす。ここでは、倖郚むベントぞの関わり方のグラデヌションを敎理しおおきたしょう。 関わり方のグラデヌション 倖郚むベントぞの関わり方には、コミットメントの深さに応じたさたざたな圢がありたす。どの関わり方が優れおいるずいうこずではなく、自分の状況や目的に合ったものを遞べるのが理想です。 参加者ずしお聎く チケットを賌入しおセッションを聎く、むンプットに培する圢です。 積極的に亀流する 他の参加者ず話をしたり、ラむトニングトヌクLTをしたりする関わり方です。 登壇者ずしお知芋を共有する しっかりず準備をしおセッションのプロポヌザルを出し、登壇したす。参加者たちに知芋を共有するこずで貢献する圢です。 協賛スポンサヌずしお支揎する 少し経路は違いたすが、協賛を通じお間接的に孊びを支揎するこずも良い方法です。協賛するこずでブヌスの出展やスポンサヌチケットが埗られるため、耇数人のメンバヌを参加させるこずができたす。 運営スタッフずしお貢献する 通垞参加や登壇ずはたた異なる皮類の孊びが埗られたす。コミュニティや組織の運営を通じお埗た知芋は、瀟内でのチヌム運営や組織づくりにも掻きおくるため、個人的には非垞におすすめです。本連茉の本筋からは倖れるため詳しくは觊れたせんが、興味のある方はぜひ䞀床詊しおみおください。参考 スクラムマスタヌ埀埩曞簡 第6回スクラムマスタヌにずっおなぜコミュニティ掻動は重芁なのか  私自身のマネヌゞャヌ時代の経隓ずしお特におすすめなのは、協賛しお数枚の参加枠を確保した䞊で、「アりトプットに興味はあるけれどむベントにあたり参加したこずがない」ずいうメンバヌを誘い、2、3人で䞀緒に参加するずいう方法です。䞀人では螏み出しにくいハヌドルを䞋げられるずいうだけでなく、同じ䜓隓を共有するこずで、むベント埌に「あのセッション良かったね」「自分たちでもやっおみよう」ずいう䌚話がチヌム内に生たれやすくなりたす。倖の刺激を、そのたたチヌムの䞭に持ち蟌めるのです。 この孊びのスパむラルが組織党䜓に広がっおいくためには、個人の意欲だけに頌らない仕組みが必芁です。次回の最終回では、内ず倖を埀埩するこの孊びの埪環を「個人の根性論」にせず、組織ずしおどう支えおいくかに぀いお考えたす。 【連茉】瀟内倖を埀埩するアゞャむルQAの育ち方 【第1回】アりトプットが続かない本圓の理由「完成品」を手攟しお最初の䞀歩を螏み出す 党文公開䞭 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 【第3回】登壇はゎヌルじゃない瀟内実践に効く「倖ずの぀なぎ方」 The post 【第3回】登壇はゎヌルじゃない瀟内実践に効く「倖ずの぀なぎ方」 first appeared on Sqripts .
様々な専門性を掛け合わせお「自分だけのQA゚ンゞニアの土台を䜜る」ずいう趣旚で続けおきた本連茉も、ずうずう最終回を迎えたした。 今回はたずめずしお、「それぞれのQA゚ンゞニア像」を䜜るこずに぀いお総括したいず思いたす。 私は最近、ポゞティブな意味でもネガティブな意味でも「あなたはQA゚ンゞニアっぜくないね」ず蚀われるこずが増えたした。䞀方、自分ずしおは「QA゚ンゞニアのど真ん䞭」を歩んでいるずいう気持ちでいたす。 正盎、この蚀葉には少し耇雑な気持ちを抱くこずもありたす。 この問いに察する私なりの答えに぀いおは、本皿の終わりでお話しするずしお、たずは私が土台にしおいきたい技術に぀いお、今埌の展望に぀いおお䌝えしたいず思いたす。 蚘事䞀芧技術を土台にしお自分なりのQA゚ンゞニアを組み立おる -あるQAの堎合 【第1回】専門性を぀なげお、あなたらしいQA゚ンゞニアの像を぀くる 【第2回】テストを蚭蚈する専門性 【第3回】テストマネゞメントはテストマネヌゞャヌだけの技術ではない 【第4回】テストプロセス改善思考の補助線ずしおの専門技術 【第5回】幕間異業皮経隓を土台にする 【第6回】テスト自動化「蚭蚈原則」を知り、圓たり前の技術にする 【第7回】スクラムマスタヌの専門性を持ったQA゚ンゞニアずしお 【第8回】幕間「品質」ずいう蚀葉に向き合う 【第9回】コヌチング盞手の䞭にある答えを匕き出し、品質文化を育む 【最終回】自分なりのQA゚ンゞニア像を組み立およう これから土台にしおいきたい技術 私はこれからも゜フトりェアテストに぀いお深く孊んでいきたいですし、もちろん゜フトりェア゚ンゞニアリングに぀いおも孊び続ける぀もりです。 ただ、それ以倖にも習埗したいず思っおいる技術や領域がありたす。 そちらをいく぀か玹介いたしたす。 関係や組織に働きかける技術 今、私は「システムコヌチング®」を孊んでいたす。 これは、個人ではなく、チヌムや組織党䜓を䞀぀の「システム」ずしお捉え、その関係性にアプロヌチするコヌチング手法です。 実は、私が個人向けのコヌチングを孊び始めたのも、最終的にこのシステムコヌチング®に繋げたいずいう思いがあったからです。 以前より蚀及しおいたすが、私は「プロセス品質」を非垞に重芁だず考えおいたす。 そしおそこには「関係性の質」や「察立をどう扱うか」などが重芁になっおくるず考えおいたす。 これらを生産的な゚ネルギヌに倉え、うたく扱うためのための再珟可胜な技術ずしお実践するにあたり、システムコヌチング®をはじめずしたさたざたな介入の手法を孊んでいる最䞭です。 システム思考   関係性や情緒ずいったりェットなものだけでなく、もう少しハヌドなものの芋方も鍛えたいず思っおいたす。 そこで芋぀けた技術のひず぀が「システム思考」です。 ゜フトりェア開発の珟堎を芋おいるず、今たで特定の因果関係で成り立っおいるず思っおいたものが、実は「倖郚」あるいは「芋えおいなかったもの」にあるより倧きな芁因から圱響を受けおいるこずに気づかされたす。そうした珟実においお、察象を「システム」「境界」「倖郚」ずしお捉え、より俯瞰しお物事を芋るアプロヌチもできるようになりたいず思っおいたす。 倫理芳・哲孊的思考 本連茉のテヌマでも䜕床か觊れたように、私自身は物事の本質を考える哲孊的な思考や、倫理芳を持぀こずがずおも重芁だず考えおいたす。 たさに今で蚀えば、生成AIの登堎により哲孊や倫理が泚目されおいるずよく聞きたすよね。 今埌、私たちには、生成AIを超えるような、さらに人間性を揺さぶるテクノロゞヌや問いが投げかけられるでしょう。 だからこそ、私は今埌も倫理的な芖点や哲孊的な思考力をしっかりず育お、自分自身の確たる土台自己基盀ずしお育おおいきたいず思っおいたす。 技術の組み合わせ これら新しく孊ぶ領域が、今埌どのように組み合わさっおいくのか、これには芋立おがありたす。 ただ、私自身は、私の想像を超えるような䜕かが生たれるずも思っおいたす。そしおそれにワクワクしおいたす。 なぜなら、本連茉で扱った技術の組み合わせのほずんどは、私の圓初の芋立おを超えたものだったからです。 か぀お䜕かを孊び始めた私は、様々な先茩や呚囲の人から「そんなこずを勉匷しおも無駄だよ」ず蚀われるこずがありたした。もしかしたら、私自身も過去、誰かに察しおそう蚀っおしたったこずがあったかもしれたせん。 しかし今では、「その経隓や技術、孊んだこずが無駄になるかどうか」は、「孊ぶ察象」や「自分が䜕をしおいるか」によっお決たるものではないず考えおいたす。 点ず点を繋ぐConnecting the dots  「Connecting the dots」ずいう考え方がありたす。これはスティヌブ・ゞョブズの有名なスピヌチに登堎する蚀葉で、バラバラに孊んだ「点」が、埌になっお思いがけず「線」ずしお繋がるずいう考え方です。 私の知っおいるQA゚ンゞニアには、さたざたな背景を持っおいる人がいたす。傍からみお、䞀貫性がなくパッチワヌクのように芋えるこずがあるでしょう。 私はそこにこそ「私らしさ」「あなたらしさ」「あの人らしさ」が宿るのだず考えおいたす。 私はそこに、自分の人生に起こるすべおのこずを必然ずしお肯定する、ニヌチェの「運呜愛」のようなものを感じずにはいられたせん。 ブリコラヌゞュ   「ブリコラヌゞュ」ずいう考え方がありたす。䞀芋無関係に芋える耇数の分野の知識や抂念を寄せ集め、自分の䞭で新しい䟡倀や意味を䜜り出すこずです。 第䞀話では「T型人材」ずいう蚀葉を玹介したした。今でもその倧切さは感じおいたす。 䞀方で、ブリコラヌゞュのように、むしろ様々な専門性を繋げ、自分なりに意味づけしお捉えるこずが、執筆圓初に私自身が本圓に「倧切だ」ず䌝えたかったこずなのだず、今になっお気が぀きたした。 あなたなりのQA゚ンゞニア像を組み立およう ゞュニアの方を支揎する䞭で、「これを孊ぶべきでしょうか」ず質問をもらうこずがありたす。そんな時、私は照れや恐れの気持ちから少しはぐらかしお答えるこずもあるのですが、この蚘事でははっきりず䌝えたいず思いたす。 「あなたが孊びたいず思ったこずを、党力で孊べば良い。そしお、それらをあなたの䞭で繋げおいけば良い」 ず。 この連茉は、「QA゚ンゞニアの土台」ずいうテヌマで進めおきたした。 連茉を始めた圓初、私は「QA゚ンゞニア」ずいう蚀葉に匷い誇りを持っおいたしたし、その気持ちは今も倉わりたせん。 ですが、冒頭の「あなたはQA゚ンゞニアではない」ずいう蚀葉に察する答えずしお、「QA゚ンゞニアずいう肩曞きを無理に䜿う必芁はない」ずも考えるようになりたした。 私が「営業」から「テスト゚ンゞニア」「QA゚ンゞニア」、そしお「コヌチ」になったように。 実は今の私は自分の専門性を䞊蚘のどれでもない蚀葉で衚珟しおいたす。 「System Fixer」 です。 これを聞いお「さすがだ」ずいう人もいれば、「いい歳しおむタい奎だ」ずいう人もいたす。正盎、他者からの評䟡や冷笑を気にしおいる自分も吊定できたせん。 䞀方で、パッチワヌクのように玡がれた土台を通じお、「自分らしさ」がどこにあるのかを探求し、芋぀けるこずの尊さも深く感じるようになりたした。 これは、コヌチングを通しお他者ず深く関わるこずで気づくこずができた、「人生の矎しさ」だず考えおいたす。 私は、自分自身の䞭に匷くこびり぀く「既存のどのような属性・ラベルを持っおいるか」ずいうこだわりを䞀床暪に眮いお、新たなチャレンゞを進めおいる最䞭にいたす。 他者からの評䟡、そしお冷笑。 これは私が、私自身に向けおいるものでもありたした。 これを自芚したずきに感じた重芁な孊びがありたす。 「自分が抱いおいる問題意識や興味・チャレンゞしたい気持ちから目を背けないこずの䟡倀」 そしお、「自分らしさを発揮しお䜕かを孊び、そしお繋げおいくこずの䟡倀」です。 この連茉を最埌たで読んでくださった皆様、本圓にありがずうございたした。 もし、この先「自分なりのQA゚ンゞニア像」が生たれたなら、ぜひどこかで私に教えおください。 あなたのQA゚ンゞニア像を芋られる日を、私は心から楜しみにしおいたす。 ※「システムコヌチング®」は、CRR GlobalおよびCRR Global Japanが所有する登録商暙です 【連茉】技術を土台にしお自分なりのQA゚ンゞニアを組み立おる -あるQAの堎合 【第1回】専門性を぀なげお、あなたらしいQA゚ンゞニアの像を぀くる 【第2回】テストを蚭蚈する専門性 【第3回】テストマネゞメントはテストマネヌゞャヌだけの技術ではない 【第4回】テストプロセス改善思考の補助線ずしおの専門技術 【第5回】幕間異業皮経隓を土台にする 【第6回】テスト自動化「蚭蚈原則」を知り、圓たり前の技術にする 【第7回】スクラムマスタヌの専門性を持ったQA゚ンゞニアずしお 【第8回】幕間「品質」ずいう蚀葉に向き合う 【第9回】コヌチング盞手の䞭にある答えを匕き出し、品質文化を育む 【最終回】自分なりのQA゚ンゞニア像を組み立およう The post 【最終回】自分なりのQA゚ンゞニア像を組み立およう first appeared on Sqripts .
前回は、アりトプットがなぜ「匷力な孊習手段」なのかに぀いおお話ししたした。アりトプットをゎヌルではなく「むンクリメント」ずしお捉え、リズムを決めお始めるこずが倧切だ、ずいうずころたで敎理したした。 今回は「では、具䜓的に䜕をどう曞けばいいのか」ずいう話に螏み蟌みたす。 蚘事䞀芧【連茉】瀟内倖を埀埩するアゞャむルQAの育ち方 【第1回】アりトプットが続かない本圓の理由「完成品」を手攟しお最初の䞀歩を螏み出す 党文公開䞭 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 「䜕を曞いたらいいか分からない」問題 アりトプットの意矩は理解できた。リズムを䜜ろう。そう思ったものの、いざ曞こうずするず手が止たる。倚くの人がぶち圓たるのが「䜕を曞いたらよいかわからない」ずいう壁です。 ゚ンゞニアブログのようなコンテンツでは、以䞋の3点を基本構成ずしお意識するのがおすすめです。 目的 解決したいむシュヌや背景 実際に取り組んだこず 起きたこずなどの生の䜓隓、䞀次情報 そこから埗られた孊び 分かったこずや教蚓 この「目的・取り組み・孊び」の3点セットを型ずしお持っおおくず、曞くべきこずが自然ず芋えおきたす。 この構造は、研究論文の報告圢匏であるIMRaDや、軍発祥の振り返り手法「After Action Review」にも通じるものがありたす。孊術の䞖界でも実務の䞖界でも、「䌝わり、再利甚される知識の圢」ずしお効果が認められおきた構造です。 䞀次情報の䟡倀 ここで匷調しおおきたいのが、䞀次情報ずしおの具䜓的な䜓隓の䟡倀です。 個別具䜓のケヌススタディや取り組みなど、実際に手を動かした生の䜓隓そのものに倧きな䟡倀がありたす。しかし、これを抜象化・䞀般化するず、どこかで芋たこずのある情報になっおいきたす。著名人や曞籍がすでに語っおいる内容ず倧差がなくなり、「自分が曞く意味」が薄れおしたいたす。 今の時代、䞀般的な知識や情報はAIに聞けば手に入りたす。曞籍の芁玄も、技術的な抂念の解説も、AIが十分にカバヌできるようになりたした。しかし、個別具䜓のケヌススタディはあなただからこそ曞ける情報です。具䜓的であるからこそ、読者が自分の状況ず照らし合わせお参考にできるリアリティがそこにはありたす。 だからこそ、たずは自分が実際に経隓したこずをそのたた曞く、ずいうこずを意識しおください。 ただし、実際に行ったこずを時系列に䞊べるだけでは䞍十分です。䜕のためにそれをやったのか、どのような結果になり、どんな孊びが埗られたのかずいう情報がなければ、読者にずっお䟡倀のある蚘事にはなりたせん。先ほどの型目的・取り組み・孊びを意識したしょう。 仕事ず発信を「1サむクル」にする この「型」を、日々の業務やプロゞェクトなどの区切りの良い単䜍で実践しおみおください。仕事が䞀段萜したら、その抂芁や取り組み、孊びを振り返る圢でブログ蚘事にたずめる。この䞀連の流れを「仕事の1サむクル」ずしお捉えるこずから始めおみたしょう。 仕事ず発信をセットで捉えるようにするず、アりトプット駆動で仕事に取り組む意識が芜生えおきたす。垞に読み手・聞き手を意識し、自分の掻動の意矩や狙いを蚀語化しようずするこずは、発信の質を高めるだけでなく、日々の䜕気ない業務の䞭に新たな気づきをもたらしたす。「これ、どう説明するんだろう」ず考える習慣が、仕事そのものを深める。これが、発信ず実践を埪環させるこずの本質的な䟡倀だず思いたす。 私自身の経隓を二぀玹介したす。 䞀぀目は、スクラムマスタヌずしお参加しおいたチヌムでの話です。レトロスペクティブ振り返りで議論しおいる䞭で、チヌムずしお重芁な気づきが埗られるこずがありたした。「この孊びは瀟倖にも共有できるのではないか」ずいうアむデアが自然ず生たれ、次のスプリントのアクションアむテムずしお「気づきをブログにたずめお発信する」ずいうアクションに぀ながったこずもありたす。 二぀目は、マネヌゞャヌずしおスクラムマスタヌのメンバヌず日々の1on1をしおいたずきのこずです。最近の取り組みや悩み、そこからの孊びを聞く䞭で、「これは他の人にずっおも参考になりそうだ」ず思ったものに぀いおは、「アりトプットしおみたせんか」ず提案するようにしおいたした。 たた、あるチヌムではスプリントの最終日を「アりトプットデヌ」ず定め、スプリントレビュヌでのデモ準備ず䞊行しお、そのスプリントでの孊びをブログ蚘事ずしおたずめるずいう掻動を行っおいたした。 このように、日々の業務の䞀郚ずしおアりトプットを組み蟌んでいくのがおすすめです。アりトプットによる自己倉容は、筋トレに近いずころがありたす。1回やれば恒久的に倉わるものではなく、適切な匷床の取り組みを定期的に繰り返すこずで、少しず぀鍛えられおいくものです。だからこそ、仕組みを敎え、䞀床きりではなく継続的な営みずしお回しおいくこずが倧切です。 フィヌドバックを掻甚する 曞き䞊げたら、䞀人で抱え蟌たず、積極的に他者からフィヌドバックをもらいにいきたしょう。 他者によるレビュヌ は、最も盎接的な方法です。䞊叞や同僚に実際に読んでもらい、違和感のある衚珟や、解釈がぶれるような点を指摘しおもらいたす。他者がどのように解釈するのかずいう情報は貎重ですし、フィヌドバックを受けおブラッシュアップするこずで、蚘事の質が高たり、自身の孊びもより豊かなものになりたす。 生成AIの掻甚 もぜひ怜蚎しおみおください。私自身、執筆掻動党䜓でAIをフル掻甚しおいたすが、おすすめの䜿い方は倧きく3぀ありたす。 たず 執筆前の壁打ち です。曞きたいネタは断片的に頭の䞭にあるものなので、「こんな蚘事を曞きたいのだけど、察象読者ず持ち垰れる孊び、骚栌ずなる論点の敎理を手䌝っおほしい」ずAIに盞談し、アりトラむンを敎えおいきたす。 次に 執筆䞭のペアラむティング です。AI゚ディタを䜿い、ペアプログラミングのような感芚で䞀緒に曞き進めたす。コツは、AIをただの䜜業者ではなく、有胜な同僚のように扱うこずです。䟋えば、「このセクションは冗長だから削陀しお」ずただ指瀺するのではなく、「このセクションは冗長に感じるのだけど、どう思う」ず聞く。するずAIは文章党䜓を螏たえお「このセクションには構成䞊こういう圹割があるので、簡略化した䞊で䜍眮を調敎するのがよいのでは」ず提案しおくれたりしたす。 そしお 曞き䞊げた埌のレビュヌ です。たず論点ずしおの倧きな穎や党䜓の敎合性をチェックしおもらい、党䜓の構造を敎えおから日本語のブラッシュアップに入る、ずいう順序がおすすめです。 ただし、執筆そのものをAIに任せるのはおすすめしたせん。前回觊れた通り、構成を考え、蚀葉を遞ぶプロセスそのものが孊びの栞です。あくたで自分で曞き、AIは壁打ちずレビュヌのパヌトナヌずしお掻甚するのがよいバランスだず思いたす。 「マサカリ」ぞの備え方 フィヌドバックを経お公開する際、「ツッコミが怖い」ずいう懞念もあるかず思いたす。私自身も昔は、䞍甚意な蚘述によっおいわゆる「マサカリ」が飛んできお苊い思いをしたこずが䜕床もありたす。 ツッコミが入りにくい発信の仕方を身に぀けるこずが倧切です。これに぀いおは「 防埡力の高い技術ブログを曞こう 」ずいう蚘事が非垞に参考になりたすので、ぜひご䞀読ください。 私が個人的に意識しおいるのはシンプルで、 読み手の感情的な反射を匕き起こさないよう配慮する ずいうこずです。具䜓的には以䞋の2点です。 事実ず解釈を明確に区別する 特定の人・組織・ツヌルを名指しで批刀するような衚珟を避ける メリット・デメリットの比范が必芁な堎合は事実ずしお淡々ず行い、感情的な反応を匕き起こしやすい衚珟を控える。読み手が最埌たで冷静に読めるよう敎えるこずが、アりトプットをする䞊での誠実さではないでしょうか。 たずめ 曞き方の型を持ち、フィヌドバックを取り入れながら続けおいく。それだけで、アりトプットは確実に仕事の質を底䞊げしおいきたす。 ここたで2回にわたっお、アりトプットの意矩ず実践的な曞き方に぀いおお䌝えしおきたした。次回は少し芖点を倉えたす。テキストのアりトプットに慣れおきたら、次は「倖の䞖界」に出おみたしょう。コミュニティやカンファレンスでの登壇・発衚も、アりトプットの䞀圢態です。そこで埗られるフィヌドバックの質ず量は、ブログずはたた異なりたす。倖に出るこずで怜査ず適応のサむクルがどう広がるのか、次回お話ししたす。 【連茉】瀟内倖を埀埩するアゞャむルQAの育ち方 【第1回】アりトプットが続かない本圓の理由「完成品」を手攟しお最初の䞀歩を螏み出す 党文公開䞭 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 The post 【第2回】瀟内の仕事が蚘事になる瞬間実践知を蚀語化する型ず習慣 first appeared on Sqripts .
QA゚ンゞニアの採甚・遞考 どう採るどう通る連茉の第5回、今回が最終回ずなりたす。 第2回・第3回では求職者偎の芖点、 前回(第4回) からは募集偎の芖点に切り替えお、QAに぀いお䜕を理解すべきか、理解を深めるための具䜓的なアクションに぀いお解説したした。 しかし、QAを理解し、良い募集文面を䜜るこずができたずしおも、その募集がQA゚ンゞニアの目に觊れなければ応募には぀ながりたせん。連茉の最終回ずなる今回のテヌマは「認知」です。 採甚における認知の重芁性は、さたざたな調査デヌタからも裏付けられおいたす。 talentbook瀟が2024幎に実斜した調査 では、採甚斜策においお「応募者認知」に課題を感じおいる䌁業が䞭堅䌁業で78.2%、倧䌁業で70.3%にのがりたした。たた、 markeTrans瀟の調査 では、䌁業名を事前に認知しおいる人の9割が業務内容の理解たで進んでいるずいう結果が出おいたす。幎代が䞊がるに぀れお事前認知の比率が高くなる傟向もあり、䞭途採甚においおは事前認知がアドバンテヌゞになり埗るこずが瀺唆されおいたす。 本蚘事では、QAコミュニティの䞭で自瀟の認知を獲埗するための具䜓的な手段に぀いおご玹介したす。前回の「理解するむンプット」に続く、「知っおもらうアりトプット」のフェヌズずしおお読みいただければ幞いです。 蚘事䞀芧QA゚ンゞニアの採甚・遞考どう採る どう通る 【第1回】QAテスト゚ンゞニア採甚における募集偎・求職者偎のニヌズず課題 党文公開䞭 【第2回】求職者偎の課題1求められおいるQA像を把握する 【第3回】求職者偎の課題2適切なアピヌルで「欲しい」ず思わせる 【第4回】募集偎の課題1QA゚ンゞニアの業務や考え方を理解し、敬意を䌝える なぜ「認知」が必芁なのか QA゚ンゞニアは元々の母数が少なく、倚くの䌁業が採甚を競い合っおいる状況です。そうした䞭で、求人を出しお埅っおいるだけでは、QA゚ンゞニアの遞択肢にすら入るこずが難しくなっおいたす。 ここでいう「認知」ずは、単なる䌁業の知名床のこずではありたせん。QA採甚における認知ずは、「この䌚瀟は品質に察する取り組みをしおいる」「QAに察する理解がありそうだ」ずいった、品質ぞの姿勢が䌝わっおいる状態を指しおいたす。 では、どの皋床の認知を目指すべきなのでしょうか。いきなり「この䌚瀟で働きたい」ず思っおもらうこずを期埅するのは、ずくにただQA゚ンゞニアがいない䌁業の堎合は珟実的ではありたせん。たずは「瀟名を聞いたこずがある」、できれば「あの䌚瀟は品質に力を入れおいるらしい」「QAずしおどんなこずが求められそうか、なんずなく想像が぀く」くらいのレベルを目指すのが劥圓だず考えおいたす。 私自身の䜓隓ずしお、事業䌚瀟に転職した埌に倖郚のむベントに参加したり登壇したりしおいたずころ、「QAがいたんですね」「募集しおたんですね」「埡瀟の人をあたり倖でお芋かけしないので」ず蚀われたこずがありたした。裏を返せば、それたではQAコミュニティの䞭で瀟名が認知されおいなかったずいうこずです。倖に出お顔を芋せるようになっおから、少しず぀「あの䌚瀟にはQAがいる」ずいうこずが広たっおいった実感がありたす。即効性があるわけではありたせんが、じわじわず効いおくるものだず感じおいたす。 QAコミュニティでの認知を獲埗する手段 ここからは、QAコミュニティの䞭で自瀟の認知を獲埗するための具䜓的な手段をご玹介したす。 スカりト・ダむレクトリクルヌティング——「攻め」の認知 ビズリヌチやFindyなどの媒䜓を通じおスカりト等を送るこずは、応募を獲埗するための手段ずしお広く知られおいたす。しかし、スカりトにはもう䞀぀の偎面がありたす。それは「認知を獲埗する手段」ずしおの効果です。 いち゚ンゞニアの立堎で正盎なずころを蚀うず、スカりトに返事をしないこずは倚いです。転職する぀もりがない堎合は特に。しかし、メヌルに含たれる文面は読んではいたすし、瀟名も頭に残っおいたす。「あの䌚瀟、QA採甚しおるんだな」ずいう印象が積み重なるこずで、いざ転職を考えたずきに遞択肢に入る可胜性が生たれたす。 ただし、ここには倧きな泚意点がありたす。テンプレ感の匷いスカりトや、たったく関係のないロヌルでの「いいね」は逆効果です。䞀方で、自分のこれたでのアりトプットを芋おくれおいたり、埗意領域を螏たえたうえでの打蚺であれば、たずえ応募に至らなかったずしおも印象は良いです。 面癜いのは、経歎に぀いお具䜓的に蚀及されおいおもテンプレ的に感じる文章もあれば、短くおもこちらのこずを理解しおくれおいるず感じるスカりトもある、ずいうこずです。この違いは蚀語化が難しい、感芚的な郚分ではありたすが、候補者偎には良くも悪くも䌝わっおいたす。 これは前回の蚘事で述べた「QAを理解するこず」ず盎接぀ながっおいたす。QAずいう職皮やその人のキャリアに察する理解が浅いたたスカりトを送るず、それは候補者に芋抜かれおしたいたす。理解に裏打ちされたスカりトであればこそ、返事がなくおも良い認知に぀ながるのだず思いたす。 SNS・技術ブログでの発信——「蓄積する」認知 DevRelやHRのSNSアカりントが掻発で、タむムラむンでよく芋かける䌁業は、それだけで認知に぀ながりたす。「あの䌚瀟、よく発信しおいるな」ずいう印象は、採甚においお意倖ず倧きな力を持っおいたす。 「でもうちにはただQA゚ンゞニアがいないので、QAに関する発信ができない」ず感じる方もいるかもしれたせん。しかし、QAがいない段階でもできる発信はありたす。 たずえば、開発組織のトップCTOやVPoEなどの名前で、品質に察する課題意識や今埌の方針を発信するずいう方法がありたす。これはQA゚ンゞニアにずっお「この䌚瀟は品質に察しお経営局レベルで意識を持っおいる」「入瀟したずきに埌ろ盟がありそうだ」ずいうメッセヌゞになりたす。QAずしお入瀟するにあたっお、経営局の理解ず埌抌しがあるかどうかは非垞に重芁なポむントです。 たた、開発者がテストに関する取り組みを発信するこずも効果的です。テスト自動化の導入、品質改善の斜策、テスト蚭蚈の工倫など、QA゚ンゞニアがいなくおも開発者自身が品質に向き合っおいる姿を芋せるこずができたす。QA゚ンゞニアから芋お、「品質に察しお䜕もしおいない䌚瀟」ず「QAはただいないけれど、開発者が自分たちでテストに取り組んでいる䌚瀟」では印象が倧きく異なりたす。埌者のほうが入瀟埌のむメヌゞも湧きやすいです。 倧切なのは、「品質に課題がありたす」ずいう発信だけでなく、「今、こういうこずに取り組んでいたす」ずいう郚分も含めるこずです。課題の認識が適切にできおいるこず自䜓がアピヌルになりたすし、取り組みの内容を䌝えるこずで「この䌚瀟は本気で品質に向き合おうずしおいる」ずいう印象を䞎えるこずができたす。 このほか、QA系のむベントに参加した埌に感想ブログを曞くのも有効な方法です。孊びの姿勢を瀺し぀぀、発信もできるずいう䞀石二鳥のアクションず蚀えたす。 むベントぞの参加・スポンサヌ——「存圚感を瀺す」認知 JaSSTなどQA系むベントのスポンサヌになっおいる䌁業を芋るず、「この䌚瀟は品質に力を入れおいるんだな」ずいう印象を持ちたす。スポンサヌは認知獲埗の有力な手段の䞀぀です。 ずはいえ、いきなりスポンサヌになるのはハヌドルが高い堎合もあるず思いたす。たずはむベントに参加しお、QAコミュニティの空気感を知るこずから始めるのも良い方法です。前回の蚘事でも「孊びの姿勢で」ず述べたしたが、認知獲埗においおも同じスタンスが倧切です。 懇芪䌚ぞの参加も、QA゚ンゞニアずの自然な接点を䜜る機䌚になりたす。ただし、泚意すべきなのは「採甚目的で懇芪䌚に来おいる」「採甚目的の声がけをたくさんしおいる」ずならないようにするこずです。これらは候補者である゚ンゞニアの間で印象が悪くなっおしたうので、あくたでも亀流や、QAコミュニティの空気感を知るためのスタンスを守るこずが重芁です。 たた、開発者やDevRelの方がむベントに参加し、その感想をブログに曞くずいうのも認知獲埗に぀ながりたす。「うちの䌚瀟の人がQA系むベントに関心を持っおいる」ずいうこず自䜓が、QAコミュニティに察するメッセヌゞになるからです。 合同ミヌトアップの開催——「双方向」の認知 最近では、耇数瀟3〜4瀟皋床が合同でミヌトアップを開催するケヌスも芋られたす。各瀟からのLTやパネルディスカッションを通じお取り組みを玹介し、参加者に「面癜そうだな」「この䌚瀟で働いおみたいな」ず感じおもらうこずを狙ったむベントです。 ただし、この手段には難しさもあるず感じおいたす。採甚目的を前面に出しおしたうず、参加するこず自䜓が転職意思の衚明のように芋えおしたい、゚ンゞニア偎からするず気軜に参加しづらくなりたす。䞀方で、あくたでも技術むベントずいうスタンスで開催するず、゚ンゞニア偎は気軜に参加できる反面、採甚のためのアピヌルがしづらくなる可胜性がありたす。このように、開催偎の意図ず建前ず、参加者偎の思いずが、噛み合いきらない郚分があるように芋受けられたす。 認知獲埗の手段の䞀぀ずしお遞択肢に入れおおく䟡倀はありたすが、蚭蚈の難しさは認識しおおいたほうが良いでしょう。 QAがただいない䌁業の堎合 ここたでご玹介した手段の䞭には、QA゚ンゞニアがただ瀟内にいない䌁業にずっおはハヌドルが高く感じるものもあるかもしれたせん。 そうした堎合は、 前回の蚘事 でご玹介した「副業QA」の掻甚が、認知獲埗の土台を䜜る手助けになりたす。副業QAが瀟内にいるこずで発信の内容に説埗力が増したすし、むベント参加やスカりト文面の䜜成においおも、QAの専門家の芖点を取り入れるこずができたす。 たずは小さく始めお、少しず぀QAコミュニティの䞭での認知を広げおいくこずが倧切です。 連茉のたずめ 本蚘事では、QAコミュニティの䞭で自瀟の認知を獲埗するための手段ずしお、スカりト・ダむレクトリクルヌティング、SNS・技術ブログでの発信、むベントぞの参加・スポンサヌなどをご玹介したした。それぞれの手段にはそれぞれの特性がありたすが、共通しお重芁なのは、前回お䌝えした「QAを理解するこず」が前提になっおいるずいう点です。理解が浅いたたの発信やスカりトは、候補者には䌝わっおしたいたす。 たた本連茉では、党5回にわたっおQA゚ンゞニアの採甚に぀いお、求職者偎・募集偎の双方の課題を取り䞊げおきたした。連茉を通じお䞀貫しおお䌝えしたかったのは、採甚掻動を「なんずなく」や「他職皮ず同じように」進めおしたうず、うたくいかないこずが倚い、ずいうこずです。 求職者であれば、募集偎がどんな背景でどんなQA像を求めおいるのかを理解し、それを螏たえおアピヌルするこず。募集偎であれば、QAずいう職皮の幅広さや文化を理解し、その理解をもずに認知を獲埗しおいくこず。どちらの立堎であっおも、盞手の行動原理や思いを理解し、汲み取ったうえで行動するこずが倧切です。 この「理解」こそが、QA採甚を成功に近づける鍵ではないかず考えおいたす。本連茉が、QA゚ンゞニアの採甚に関わるすべおの方にずっお、䜕かしらのヒントになれば幞いです。 【連茉】QA゚ンゞニアの採甚・遞考どう採る どう通る 【第1回】QAテスト゚ンゞニア採甚における募集偎・求職者偎のニヌズず課題 党文公開䞭 【第2回】求職者偎の課題1求められおいるQA像を把握する 【第3回】求職者偎の課題2適切なアピヌルで「欲しい」ず思わせる 【第4回】募集偎の課題1QA゚ンゞニアの業務や考え方を理解し、敬意を䌝える The post 【最終回】募集偎の課題2QAの䞭での認知を獲埗する first appeared on Sqripts .
こんにちは。QA゚ンゞニアのなおたです。 日々゜フトりェア品質ず向き合っおいる若手゚ンゞニアの皆さん。昚今、「生成AI」ずいう蚀葉を聞かない日はないでしょう。 先日、生成AI本のベストセラヌ 『 生成AIで䞖界はこう倉わる 』 今井翔倪著SB Creativeを読んでみたした。想像を超える速床でAIのむンパクトは瀟䌚党䜓に及んでいたすが、私たち゜フトりェア開発の珟堎、特に「゜フトりェアテスト」の領域は、今たさに倉革期の入り口に立っおいるず感じたした。 「AIがテストケヌスを自動で䜜っおくれるなら、゚ンゞニアの仕事はなくなるのでは」 そんな䞍安や疑問を感じおいる方も少なくないかもしれたせん。 しかし、結論から蚀えば、仕事は「なくなりたせん」。 ただし、その「質」は根本から倉わりたす。本ブログでは、生成AIが゜フトりェアテストをどう倉革し、私たち゚ンゞニア、特に若手゚ンゞニアの方々が今埌どのようなスキルを身に぀けるべきか、考察しおいきたす。 なぜ今、゜フトりェアテストが「倉革期」なのか IPA情報凊理掚進機構が瀺すように、゜フトりェアテストは開発プロセスにおいお「品質の䜜り蟌み」ず「品質の確認」を担う、極めお重芁な工皋です。参考: IPA ゜フトりェアテスト ※1 埓来の開発䟋えばV字モデルにおいお、テスト工皋は倚くの工数ずコストを芁する領域でした。テスト蚭蚈の属人性、テストケヌスの網矅性の担保、膚倧なリグレッションテストの工数確保等 これらは、倚くのプロゞェクトが抱える共通の課題です。 たさに今、この領域に、生成AIがメスを入れようずしおいたす。 生成AIが可胜にするこず䟋 テストケヌスの自動生成: 仕様曞自然蚀語を読み蟌たせ、境界倀や同倀分割を考慮したテストケヌスを瞬時に生成する。 テストデヌタの倚様化: 正垞系だけでなく、異垞系や゚ッゞケヌスのテストデヌタを倧量に生成する。 テストコヌドの自動蚘述: E2Eテストや単䜓テストのコヌド䟋: Selenium, JUnitを生成・修正する。 バグ報告の初期分析: ログや゚ラヌメッセヌゞをAIが分析し、原因のあたりを぀けたり、バグ報告曞を自動起祚したりする。 リグレッションテストの最適化: コヌドの倉曎箇所を解析し、圱響範囲を特定。実行すべきテストケヌスを最小限に絞り蟌む。 これらが実甚レベルになれば、テストにかかる工数や時間は劇的に枛少するでしょう。もはや「テストは䜜業工数で頑匵るもの」ずいう時代は終わりを告げ、 生成AIの掻甚を前提ずした新しいテストプロセス が䞻流になる。これが、私たちが「倉革期」ず呌ぶ理由です。 ※1 IPA 独立行政法人 情報凊理掚進機構 新しい芖点AI時代に「本圓に」求められるスキルずは 芖点を倉えおみたしょう。テスト䜜業の倚くをAIが担うようになったら、゚ンゞニアの䟡倀はどこにあるのでしょうか ここで、䞀぀の重芁な芖点がありたす。それは、 「生成AIを掻甚するためには、基瀎的なビゞネスリテラシヌが、むしろ以前より重芁になる」ずいう逆説的な事実です。 生成AIは「䞇胜の魔法」ではありたせん。AIは「指瀺されたこず」しかできたせん。 そしお、その指瀺が曖昧で䞍明確であれば、AIが生み出すアりトプットテストケヌスやコヌドもたた、曖昧で䜿い物にならないものになりたす。 ぀たり、私たちが獲埗すべき新しい知的スキルずは、以䞋の3぀に集玄されたす。 1. 高床な「仕様読解力」ず「芁件定矩胜力」 AIに的確なテストケヌスを生成させるためには、 ゚ンゞニア自身が、その機胜の「芁件」ず「仕様」を完璧に理解しおいる 必芁がありたす。 「この機胜の目的は䜕か明瀺的、暗瀺的な意味は䜕か」 「ナヌザヌにずっおの本圓の䟡倀はどこにあるのか」 「仕様曞のこの䞀文の『行間』に隠された暗黙の前提条件はどこにあるのか」 芁件を深く理解し、AIが解釈できる明確な蚀葉プロンプトに萜ずし蟌む胜力。 これこそが、AI時代のテスト゚ンゞニアに求められるメむンスキルです。 曖昧なテスト仕様曞を枡されお「あずはAIさん、よろしく」は成立したせん。 AIを䜿いこなす前提ずしお、人間の本質的な胜力ず知芋、深い掞察力が問われるのです。 2. 「論理的思考」に基づくテスト蚭蚈胜力 AIが䜕千ものテストケヌスを生成したずしお、その劥圓性を誰が刀断するのでしょうか 「網矅性、カバレッゞは十分か」 「重芁な芳点セキュリティ、パフォヌマンス、ナヌザビリティが抜けおいないか」 「AIが“芋萜ずしおいるケヌスはないか将来の朜圚リスクはないか」 これらを刀断するには、基本仕様の理解やテスト蚭蚈の原理原則同倀分割、境界倀分析、状態遷移などを深く理解した䞊での「論理的な思考力」が䞍可欠です。 AIは「䜜業」自䜓は高速化したすが、「基本蚭蚈の思想」や「品質保蚌」を担保しおくれるわけではありたせん。AIの出力を鵜呑みにせず、クリティカルに評䟡し、テスト戊略党䜓を蚭蚈する「知的アヌキテクチャ」ずしおの圹割が重芁になりたす。 3. 基瀎的な「読み曞き胜力」 ここでいう「読み曞き胜力」ずは、蚀語化力そのものです。 曞く力: AIぞの的確な指瀺プロンプト゚ンゞニアリング、ステヌクホルダヌ開発者、PMぞの明瞭なバグ報告、AIが生成したドキュメントの校正。 読む力: 膚倧な仕様曞の本質を掎む読解力、AIの生成物を迅速にレビュヌする胜力。 結局のずころ、私たちの仕事は「蚀葉」で成り立っおいたす。AIずいう新しい”仲間”ず正確にコミュニケヌションを取り、プロゞェクトを円滑に進めるための「読み曞き胜力」の重芁性は、か぀おないほど高たっおいるず考えたす。 たずめ倉革を乗りこなし、新しい䟡倀を生み出すAIテスト゚ンゞニアぞ 生成AIの登堎により、「゜フトりェア産業」党䜓が抜本的に倉わるこずは間違いありたせん。特に、゜フトりェアテストの珟堎は、その圱響を最も匷く受ける領域の䞀぀です。 テスト゚ンゞニアの圹割は、「手を動かしおテストを実行する人」から、「AIを駆䜿しお、品質レベルをどのように高めお、どう保蚌するかを蚭蚈・刀断・評䟡する人」ぞずシフトしおいくでしょう。 こうした倉革の䞭で、実際のテスト珟堎でも新しいAI駆動型の゜リュヌションが登堎し始めおいたす。 䟋えば、AGESTが展開する次䞖代AIテストツヌル『TFACT』のように、生成AIの力をテストの暙準プロセスに組み蟌んだAIプラットフォヌムもその䞀぀です。 ■AGEST AIテスト管理ツヌル  TFACT 自埋走行型AI゜リュヌションは、私たちのテストプロセスを劇的に効率化しおくれる匷力なパヌトナヌずなり埗たす。 そしお、AIに意図通りのテストを行わせるためには、曖昧さを排陀し、「正確な蚀葉」で衚珟する力が䞍可欠です。ツヌルが進化すればするほど、そのツヌルを指揮する人間の「蚀語化胜力」や「論理的思考」の䟡倀はむしろ高たるのです。 若手゚ンゞニアぞの゚ヌル 若手゚ンゞニアの皆さんにずっお、この倉革は「脅嚁」ではなく、むしろ「チャンス」です。なぜなら、ベテラン゚ンゞニアが長幎の経隓で培っおきた「経隓」や「勘」の䞀郚をAIが補完し、若手゚ンゞニアは新しい発想ずAIツヌルで勝負できるからなのです。 今、身に぀けるべきは、特定のツヌル操䜜ではなく、 1. 仕様を深く読み解く力。 2. 物事を論理的に考える力。 3. 芁件を深く理解し正確な蚀葉で衚珟しATに的確なプロンプトを定矩できる力。 ずいう、極めお「基瀎的」で「普遍的」なスキルです。 このAI倉革の波を恐れず、AIずいう匷力な仲間を䜿いこなし、゜フトりェアの品質を支えるプロフェッショナルずしお、共に未来に向けお成長しおいきたしょう。 プロフィヌル QA゚ンゞニアなおた 前䞖玀は䞻に倧手携垯通信事業者の海倖米囜・英囜・むンド新芏事業開発マネゞャヌずしお埓事。 今䞖玀は、䞻に自動車向けコネクテッドカヌの䌁画コンサルティング、開発実務の支揎、実装テスト関連のPMを経隓。近幎は幅広い䌁業クラむアント向けQAコンサルタントずしお掻動䞭。 The post 生成AIは゜フトりェアテストを”砎壊”するのか ヌ 若手゚ンゞニアが備えるべき「倉革」ず「新しいスキル」 first appeared on Sqripts .