BASE株式会社
フォロワー 361人
ネットショップ作成サービスおよびショッピングサービスを提供するBASE株式会社とそのグループ会社で決済サービスを提供するPAY株式会社のイベントグループです。

BASE株式会社 の技術ブログ

なぜ我々はsession.cookieを変更しなければならなかったのか

はじめに こんにちは。バックエンドエンジニアの小笠原です。 今回は、2022年2月18日から2022年3月4日にかけて発生していたこちらの障害に対し私達開発チームが実施した、session.cookieで定義しているCookieのkey名を変更するという影響範囲の大きい対応について、実施に至るまでの経緯や対応過程についてご紹介したいと思います。 ショップオーナー向けに掲載していたお

OpenAPI Generator で API Client と型を自動生成した話

フロントエンドエンジニアの @rry です。 自分は BASE の Sales Promotion というチームで主に新規機能開発を行っています。このチームでは主にオーナーさんの使う管理画面に新しく機能追加をしています。 そこで、管理画面で使っている API Client と型を、 OpenAPI Generator を使って自動生成するようにしてみたのでそのお話を書きたいと思います。 そもそも OpenAPI とは? https://ww

機械学習チームで論文読み会を実施してみました(A ConvNet for the 2020s解説)

BASEの機械学習チームで論文読み会を実施してみました こんにちは。BASEのDataStrategy(DS)チームでエンジニアをしている竹内です。 DSチームではBASEにおける様々なデータ分析業務をはじめ、機械学習技術を利用した検索、推薦機能のサポート、商品のチェックや不正決済の防止などに取り組んでいます。 先日、チーム内で最新の機械学習技術についての知見を相互に深め

商品在庫絞り込み機能のリリース振り返りと、New Relicを活用した観測について

初めまして。フロントエンドエンジニアの近藤 @kon_engineer と申します。 本記事では、2022年1月24日(月)にリリースされた、商品在庫絞り込み機能の振り返りと、サービス全体の状況を可視化できるNew Relicというプラットフォームを活用したAPIの観測について紹介します。 今回の事例では、New Relicで観測可能なAPIのレスポンス速度や各クエリパラメータのリクエスト状況

顧客からのフィードバックを収集する仕組みを作ったら半年間で50以上の製品改善に役立った話

この記事は BASE Advent Calendar 2021 の25日目の記事です。 はじめに メリークリスマス!!! 執行役員 VP of Productの神宮司( @7jin16 )です。 2021年に取り組んだ顧客フィードバックを製品開発に活かすためにおこなったことを書きます。 なぜ始めたか これまでも顧客からのフィードバックを活かしていなかったわけではないのですが、より多く、より広くフィードバックを集める
SaaS, CS

今BASEに入社してやることあるの?という疑問に答えるよ

はじめに CTOの川口 ( id:dmnlk ) です。 これはBASE Advent Calendar25日目の記事です。僕は立候補してないのに勝手に日程が組み込まれてました。 BASE株式会社では積極的にエンジニア採用を行っております。 その中でよく質問を頂くのは「BASEに今から入社した場合にやることはあるのか?」というものです。 確かにサービスは成長し上場もしている企業で自分がやることはある

企業がアドベントカレンダーをやることを改めて考える 〜編集後記〜

この記事はBASE Advent Calendar 24日目の記事です。 BASEテックブログ編集長の松原( @simezi9 )です。 12月もいよいよ大詰め、クリスマス・イブということでそろそろ年内の仕事を納められた方もいるのではないでしょうか。 BASEのアドベントカレンダーも今年で 4回目 となりました。 今年も全部で32本(一日で複数記事の日も作ったため)の記事を12/1~12/25の期間で投稿してきまし

テキストコミュニケーションによって、ユーザー体験をデザインし、最適化するということ

この記事は BASE Advent Calendar 2021 23日目の記事です。 こんにちは。 UXライターの藤井です。 ふだんは、BASEプロダクト全般におけるテキストの品質を向上させる、UXライティングを担当しています。「テキストコミュニケーションをデザインする」をキーワードに、テキスト版デザインシステムとして「運用ガイドライン」「用語リスト」を作成、タッチポイントごとに担当

誤分類コストを考慮した機械学習モデルの考え方

BASE Advent Calendar 2021 はじめに コスト考慮型学習とは Cost-Sensitive Learningの手法 コスト行列 閾値の調整による誤分類コストの反映 実際のデータセットを用いた例 まとめ 参考文献 はじめに この記事はBASE Advent Calendar 23日目の記事です。 こんにちは、DataStrategyチームの竹内です。 BASEではより良いサービスを提供するために色々なところで機械学習モデルが活用されています

カンファレンス登壇応援中です!

この記事は BASE Advent Calendar 2021 の22日目の記事です。 こんにちは!BASEでエンジニアをやっている大津( @cocoeyes02 )です。今回はiikanji-conference-toudanチームの取り組みについてご紹介します! iikanji-conference-toudanチームとは? iikanji-conference-toudanチームとは、BASEから技術イベント・カンファレンスへ登壇する人たちを応援するチームです。登壇を有志による属人的なものにする

AWS App RunnerとGitHub Actionsでレビュー環境を構築する

この記事は BASE Advent Calendar 2021 の22日目の記事です。 はじめに はじめまして、Owners Success Frontend Shop Frontチームの坂口です。 普段はフロントエンドエンジニアとしてVue.jsを使った開発をメインに行なっているのですが、チームでプロジェクトマネージャーやデザイナーが手軽に動作を確認できるレビュー環境がほしいという話があり、AWS App RunnerとGitHub Actionsを連携して構

プロダクトのデリバリー、クオリティに責任を持つEngineering Program Managerという役割

この記事は BASEアドベントカレンダー 21日目の記事です。 まえがき BASE BANK株式会社でエンジニア兼Engineering Program Managerをやっている 松雪( @applepine1125 ) と 永野( @glassmonekey ) です。 BASE BANKでは組織の拡大に伴って表出した課題を解決するために、プロダクトのデリバリー、クオリティに責任を持つEngineering Program Manager(以下EPM)という役割を導入しています。 今回はまだ馴染

私たちのグループの読書会の紹介

この記事は BASE Advent Calendar 2021 の21日目の記事です。 devblog.thebase.in はじめに Payment Devグループの山本( @msysyamamoto )です。 この記事は私たちのグループで行っている読書会の紹介になります。これから読書会を開催しようとしている方や、いまの読書会を改善したいと思っている方の参考になれば幸いです。 こんな感じで行っています 参加者 基本的にはグループのメンバ

外部サービスの不確実性をハンドリングする設計戦略

この記事は BASE Advent Calendar 2021 の20日目の記事です。 はじめに こんにちは。Owners Experience Backend Group の杉浦です。主にサーバーサイドのアプリケーションの実装をしています。 エンジニアにとって、外部企業から提供されるAPIやCDN(Content Delivery Network)といった『外部サービス』をどう扱うかは悩ましい問題です。 特にシステムの設計段階において「外部サービスをどう

ブラウザのNavigation Timing APIとdocument.referrerを使って特定ページからの初めての遷移を判定する

この記事は BASE Advent Calendar 2021 の19日目の記事です。 BASE BANK株式会社でエンジニアをしている若野( @sam8helloworld )です。 私が普段見ているサービスではBASEの他のアプリケーションや外部サービスのページから遷移してくることがよくあります。 さらにその時々でユーザに提供する情報や振る舞いを変えたくなることもあります。 今回はそういったケースの中でも 外部サ