株式会社一休 の技術ブログ

プロンプトエンジニアリングをしよう - 一休.comでの検索システム改善事例

はじめに こんにちは。宿泊プロダクト開発部の宮崎です。 みなさん、生成 AI 使ってますか? 近年、AI の進歩はめざましく、文章生成や画像生成はもちろん、動画生成も実用的なレベルで出来るようになっています。 ChatGPT が話題になったのが 2022 年の 11 月なので、たった 2 年足らずでここまで来ているという事実に少し恐ろしくもありますね。AGI(汎用人工知能)の実現

オフライン技術勉強会「事業会社のサービスを支える基盤開発トーク」を開催します!

CTO室プラットフォーム開発チームの山口( @igayamaguchi )です。 この度、一休とイオンスマートテクノロジー合同で技術勉強会「事業会社のサービスを支える基盤開発トーク」を開催します! ikyu.connpass.com このイベントでは 一休.com 、 Yahoo!トラベル 、 一休.comレストラン を運営する 一休 iAEONアプリ 等を開発・運営する イオンスマートテクノロジー 両社のシステムを支える

React / Remix への依存を最小にするフロントエンド設計

CTO 室の恩田( @takashi_onda )です。 一休レストランのフロントエンドアーキテクトを担当しています。 Intro 一休レストランでは、以前ご紹介したようにフロントエンドで React / Remix を利用しています。 user-first.ikyu.co.jp 一方、設計方針としては、React / Remix への依存が最小になるように心掛けています。 今日は、そんな一見矛盾するような設計方針について、ご紹介したいと

エンジニア主導でデザインシステムを導入してみた

レストランプロダクト開発部の矢澤です。 一休では「 RESZAIKO 」というプロダクトの開発を行っています。 この開発を進めるにあたり、UI/UX に関するいくつかの課題があり、エンジニア主導でデザインシステムを構築することにしました。 本記事では、エンジニア主導でデザインシステムを構築することになった背景や、実際に取り組んだ内容について赤裸々にお話しし

Go Conference 2024にスポンサーしました & 一休はGoを活用しています

Go Conference 2024にスポンサーしました CTO室プラットフォーム開発チームの山口( @igayamaguchi )です。 先日6/8(土)に一休でGo Conference 2024にスポンサーをさせていただき、スポンサーブースを出展しました。 gocon.jp 来ていただいた方はありがとうございます! 来ていただいた方と話していく中で、一休がGoを使っていることを知らない方がたくさんいることに気づきました。逆に

エンジニア向け社内イベントのご紹介と運営を経験してわかったこと

こんにちは。宿泊プラットフォーム開発チームの菊地です。 一休では月に一度、社内エンジニア向けにIkyu Tech Talkを開催しています。2022年から始まり、ありがたいことに2024年3月で丸2年を迎えることができました。 この記事では、 Ikyu Tech Talkの2年間のふりかえり をしていきます。 また、私は社内イベントの主催が初挑戦だったので、どうやったらイベントを盛り上げら

一休の社内勉強会のご紹介2024

kymmt です。 一休では、技術力の底上げを目的として、さまざまな社内勉強会を開催しています。この記事では、今年2024年に入って社内で実施していた勉強会について紹介し、一休での勉強会の雰囲気を伝えられればと思います。 一休の社内勉強会 2024年にこれまで実施した勉強会 『A Philosophy of Software Design』輪読会 『Webフロントエンド ハイパフォーマンス チューニング

なぜ我々は GitHub Copilot Enterprise の導入を見送ったのか

CTO 室の恩田です。 今回は GitHub Copilot Enterprise を評価してみて、現時点ではまだ採用しないことを決めた、というお話をご紹介したいと思います。 きっかけ とあるエンジニアが Slack で自身の times チャネルに時雨堂さんの GitHub Copilot Enterprise のススメ という記事を投稿したことが発端でした。特に感想はなく URL に 👀 だけが添えられていたので、後で見るぐらいのメモ

データベースの在庫の持ち方をビットで管理してる話

こんにちは、 一休.comスパ (以下、「スパ」)の開発を担当しているshibataiと申します🙏 今回はスパのデータベースの在庫の持ち方で試行錯誤した話をさせていただきます。 背景 2024-03-29追記: 一休.comスパにおける在庫の特徴について 一休.comスパが扱う「在庫」は、「ある日付の特定の時間に対する空き枠」です。以降の説明では、スパ施設ごと、日付ごと、また時間ごと

開発プロセスをインクリメンタルに改善する

一休.comレストランのエンジニアの kymmt です。 2023年度の下半期、一休.comレストランの開発チームでは開発プロセス改善に取り組みました。改善は小さい単位で徐々に進め、バックログの作りかたやカンバンの運用方法を改善することで、フロー効率の向上、開発ペースの把握、チーム内外からの進捗の見える化ができるようになりました。 この記事では、このようなイ

一休レストランのふつうのRustバックエンド開発

この記事は 一休.com Advent Calendar 2023 25日目の記事です。 一休レストランでは、よりスムーズな予約体験の提供を目的とするシステムのリニューアルを進めています。その一環として、2023年10月から、レストラン個別ページの表示から予約までのスマートフォンビューにおいて、バックエンドのサーバをRustで書かれたものに置き換えました。 一休レストランの Rust バックエ

開発ディレクターの進化と挑戦

この記事は 一休.com Advent Calendar 2023 24日目の記事です。 宿泊プロダクト開発で開発ディレクターをしています、橋本と申します。 ついにクリスマスイブ。残すところこの記事を含めて2つとなりました。 本日の記事では開発ディレクター1年目の奮闘劇を皆さんに紹介したいと思います。 同じディレクターの方はもちろん、何か新しいことに挑戦している皆さんに届くと嬉

一休レストランの XState 導入記

このエントリーは 一休.comのカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita の22日目の記事です。 レストランプロダクトUI開発チームの鍛治です。 一休レストランのフロントエンドを担当しています。 一休レストランでは Next.js App Router Remix を採用しています。 user-first.ikyu.co.jp 昨年の終わり頃から始まった一休レストランのリニューアルですが、フロン

Cloud Runで開発用環境を沢山作る

概要 この記事は 一休.com Advent Calendar 2023 16日目の記事です。 RESZAIKO開発チームの松村です。 一休では各サービス毎に、開発中のサービスの動作を社内で確認できる環境があります。 それぞれmain(master)ブランチと自動的に同期している環境と、特定のブランチを指定して利用できる環境の2種類があります。 今回、RESZAIKOの新規サービス(予約画面)に対してブランチを指定し

一休レストランで Next.js App Router から Remix に乗り換えた話

このエントリーは 一休.com Advent Calendar 2023 の15日目の記事になります。 CTO 室の恩田です。 現在は 一休レストラン のフロントエンドのリアーキテクトを手がけています。 今日はその中で Next.js App Router から Remix に乗り換えた話をご紹介したいと思います *1 。 背景 6日目 の記事で香西から紹介させていただきましたが、2023年10月に 一休レストラン のスマートフォン用レ