株式会社カケハシ の技術ブログ

なぜバックエンドTypeScriptか?技術選定背景と実践例を紹介します

カケハシの医薬品発注管理最適化領域の新規事業の開発を担当している木村です。今回は新しいサービスを構築する上で行った技術選定と実践方法の話をします。 技術選定に関しては、インフラ関連やライブラリなど選定した技術は多岐にわたるのですが、その中でも「なぜバックエンドでTypeScriptを導入したか」を中心にお話します。2つのチームでの技術選定に関わり

スマートホームで職場(自室)環境を改善してみた

こんにちは、カケハシで Musubi Insight のバックエンドエンジニアをしている高田です。 私はカケハシへの入社と同時に兵庫県移住し、現在フルリモートで勤務しています。 そのため自室=職場であり、より生産性が上がり、気持ちよく働けるよう環境を改善したいと前々から考えていました。 そこで、冬休み使って職場(自室)の環境改善を行なったので、その内容をご紹

どのような考えで社内ローンチチェックリストを作成したか

作成した背景 カケハシでは新規プロダクトや大掛かりな改修に対し、Well Architected Frameworkに基づいたレビューを行っています。一方、フレームワークは汎用的に記載されており、特にAWSや非機能要件に慣れていないメンバーには各項目の具体的な内容がイメージしづらい側面があります。そこで、開発メンバーにとってより使いやすいよう、カケハシで利用している技術

Storybook Addon Contexts を使って、ワンランク上のコンポーネントカタログを作ろう

概要 コンポーネントのカタログを作成することができる storybook 。利用している開発者は多いのではないでしょうか? この記事では、 Storybook Addon Contexts を利用して、storybook 環境をちょっと便利にする方法を書きます。 Storybook Addon Contexts とは Storybook Addon Contexts とは、storybook に対してコンテキストを注入する機能を提供します。コンテキストとはつまり、ロケールのよ

Amazon CognitoでSingle Sign Onを実現してみた

KAKEHASHI の Musubi Insight チームでエンジニアをしている横田です。 KAKEHASHI では薬剤師さん向けに Musubi という業務システムや、BI ツールの Musubi Insight という Web アプリケーションなどを提供しています。 それらは toB のサービスなので 一般的な Web サービスとの ID フェデレーションなどを利用することが難しく、Amazon Cognito によって共通の認証情報でのログインを実現して

まったく新しい開発体験をもたらすServerless Stackとは何か

はじめに こんにちは、LINE上で動くおくすり連絡帳 Pocket Musubi というサービスを開発している種岡です。 この記事では、 Serverless Stack と apollo-server-lambda を使って、AWS Lambda上でApollo Serverを動かしてみたのでご紹介します。 対象読者 以下に興味がある方は読んで頂ければ幸いです。 CDKのラッパーであるServerless Stackについて AWS Lambda上でApollo GraphQLサーバーの起動について

⚡今すぐ見直してほしい、2021年版Lambdaチェックリスト!開発者のためのポイント30選

AWS Lambdaを使えば開発者がビジネス価値に集中できる一方、それでも今までの開発と異なるポイントに気をつける必要があります。この記事では注意したい計30個のチェックポイントを紹介します。 まずは比較的簡単で効果が出やすい部分から見ていきましょう。 🚀時間がないあなたに!すぐできるポイント10選 レビューしていてよく出てくる、比較的修正しやすい事項

ググれなかった時にやっていること

こんにちは、LINE上で動くおくすり連絡帳 Pocket Musubi というサービスを開発している南光(@stnamco)です。 Qiitaのググって解決しづらかったこと Advent Calendar 2021向けに書いた記事です。 この記事では、ググれなかった時に個人的にやっている手法について紹介します。 ググれない状態とは 手法を紹介する前に、前提の課題感を合わせるために自分がググれなかった時がどうい

ETL処理がシンプルになる!AWS Glue 3.0で使えるようになったPySparkの関数紹介

KAKEHASHI の、Musubi Insight チームのエンジニアの横田です。 KAKEHASHI では BI ツールの Musubi Insight という Web アプリケーションを提供しています。 BI ツールでは薬剤師さんの業務データを可視化しておりますが、そのデータの集計処理には AWS Glue を使っています。 今年 AWS Glue 3.0 が使えるようになり、できることが増えました。 チームのデータ基盤の概要と、AWS Glue 3.0 になっ

自分の学びをチームの学びに変えるPRレビュー活用術

こんにちは、LINE上で動くおくすり連絡帳 Pocket Musubi というサービスを開発している南光(@stnamco)です。 この記事では、PRレビューを利用して自分の学びをチームの学びに繋げた取り組みについて紹介します。 背景 カケハシではDXCriteriaを利用した開発組織の状態の可視化にトライしており、自分のチームでも確認する機会がありました。 確認項目の中には、継続的な学習

【TypeScript】Yaml を読み込んで(無理やり)型付けする

こちらは株式会社カケハシ x TypeScriptアドベントカレンダー2021 20日目の記事です。 タイトルの通り、TypeScript ファイルに Yaml データを読み込んで型付けをする方法です。 TypeScript 環境のセットアップ まずは TypeScript 環境をつくります。 mkdir typed-yaml-demo cd typed-yaml-demo npm init -y 今回は ts-node を利用。 TypeStrong/ts-node: TypeScript execution and REPL for node.js npm install -D typescript npm install

私の開発環境2021冬⛄

処方箋情報基盤開発チームエンジニアの加藤です。 この記事は カケハシアドベントカレンダー2021 の18日目の記事になります。 まえがき 今年はとくにアウトプットの速度を求められる局面が多い年でした。 そのため、社内の仕事の速いエンジニア(速い人はビビるぐらい速い)から知恵を借りたり、自身で工夫して開発効率を改善する必要がありました。 その中でも、

AWSのSession ManagerとFargateを用いた踏み台サーバー構築のTips

こんにちは。カケハシの Musubi AI在庫管理 チームで業務委託のエンジニアとして開発を行っております山田です。こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2021 の17日目の記事になります。 本記事では、AWS Systems Manager Session ManagerとAWS FargateでプライベートネットワークのRDSにアクセスするための踏み台サーバーを構築した際に、AI在庫チームが遭遇した問題の解決策や便利な設
AWS

テスト用にtsconfig.jsonを分けてみた

「株式会社カケハシ x TypeScript Advent Calendar 2021」18日目の記事です。 https://qiita.com/advent-calendar/2021/kkhs-ts プラットフォームチームのエンジニアさだです。 私たちの環境ではテストコードもTypeScriptで書いていて、jest + ts-jestを利用しています。 色々な事情があって、プロダクトコード用のtsconfigとは別にテスト用のtsconfigを作らなきゃいけない場合ってありますよね。 そんな

サーバーサイドもバリデーションで楽しよう!

こんにちは🎄 プラットフォームチームの石黒です。 こちらは 株式会社カケハシ x TypeScriptアドベントカレンダー2021 17日目の記事です。 今回はajvによるJSON Schemaを用いた入力値のバリデーションについてご紹介します。 ajvとは? APIなどから渡された入力値のバリデーションツールとして、 ajv を採用しています。 これは、JSON Schemaを指定するだけでコードを書かずともバ