株式会社カケハシ の技術ブログ

カケハシで筋トレをした1年とスクラムフェス大阪2023登壇のふりかえり

こんにちは! AI在庫管理で開発ディレクターをしている、兼平という名の🐷が好きなものです。 この記事は カケハシ アドベントカレンダー part2 の6日目の記事です。 去年 筋トレしたくてカケハシに転職した という話を書いてから1年が経ったので、これまでの筋トレの日々をふりかえりたいと思います。 一緒に筋トレしてくれる仲間が増えた! プロダクトのPMFを目指

CSからエンジニアになった話

こちらの記事は カケハシ AdventCalendar 2023 の5日目の記事です。 はじめに こんにちは。カケハシのAI在庫管理チームに所属している梅田です。 私は2年程前に、カケハシのCS(カスタマーサクセス)チームに加わりました。 カスタマーサクセスとは 、プロダクトを利用していただいているお客様に伴走し、お客様の業務がより良くなるようにサポートする役割を担う仕事で

【AWS】ログレベルを設定するだけでGlueSparkJobのログ収集にかかるコストを98%削減!?

こちらの記事は カケハシ Part1 Advent Calendar 2023 の5日目の記事になります。 こんにちは、カケハシで Musubi Insight のバックエンドエンジニアをしている末松です。 Musubi Insight ではデータ集計バッチに AWS の GlueSparkJob を採用しているのですが、この GlueSparkJob のログレベルを設定することで CloudWatch へのログ収集(DataProcessing-Bytes)にかかっていたコストを98%も削減することがで

フロントエンド技術選定のヒント 【令和五年度版】

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の 4日目の記事になります。 こんにちは。カケハシでエンジニアをしている今川です。 今回はこれからフロントエンドの技術選定をする方向けに、どんな技術・ツールを使えばいいかのヒントになるような記事を書いていきたいと思います。 ただし、本記事では個人的な好みというよりは、npm trendsやGitHub Star Historyなど客観的な

ベイズ推論を用いた2群間の比較

カケハシでデータサイエンティストをしている島吉です。 こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の4日目の記事になります。 A/Bテストなど、ある2つのグループ(2群)の特徴に差があるのか検証したい場面があります。このとき、t検定などの仮説検定の手法を用いることで、有意差があるかどうかを判定できます。しかし、有意差があると判定されたときの2群間の差

AWS Glue Crawlerを利用した分析用テーブルの構築

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の3日目の記事になります。 こんにちは、カケハシで Musubi AI在庫管理 の開発をしているMLエンジニアの藤本です。 Musubi AI在庫管理 ではS3に出力している内容に関する分析用テーブルの管理にAWS Glue Crawlerを利用しています。 今回は、分析用テーブルを管理する際のAWS Glue Crawlerの使い方と注意点について紹介できればと思います。 M

テックブログの運用に挫けたことがある人全員集合

はじめに テックブログは技術広報において強力なツールです。その一方テックブログを始めてみたものの、なかなか記事を書いてくれる人がいなかったりView数も伸びなかったりで、続けることができないことがあります。 そのためテックブログの更新頻度が下がることで読者の減少や印象の低下することを懸念し、ちゃんと運用できないならやらない方がいいという判

フロー効率を重視した開発のすすめ

こんにちは。 AI在庫管理というプロダクトでフロントエンドの開発を担当している大村です。 AI在庫管理開発チームでは、顧客に素早く価値を提供するためにフロー効率を重視した開発を行っています。 本記事では、なぜフロー効率を高めようとしているのかと、どのような取り組みによってフロー効率を高めているかについて紹介します。 リソース効率とフロー効率

Github ProjectからJIRAに移行して幸せになったのか?

はじめに こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の 2日目の記事になります。 https://adventar.org/calendars/8587 こんにちは。患者リストというサービスを開発している金です。 患者リストチームは1年以上Github Projectを使っていました。 メリットもありましたがチーム内ではデメリットの方を多く感じて、結局JIRAに移行することになりました。 JIRAに移行してからは弱3ヶ月ほ

GBDTによる分位点回帰は推論時の誤差を正確には表していない

Musubi AI在庫管理の機械学習エンジニアをやっている中野です。 こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の1日目の記事になります。 昨年は prophet について書きましたが今年は勾配ブースティングにしました。 医薬品や食料品、アパレルなどの需要予測において平均値ではなく95%点や99%点を要求されるケースがままあります。 例えばコンビニおにぎりの在庫管理において

コードフォーマッターをPrettierからdprintにしたら10倍以上速くなった話🚀

はじめに こんにちは!ソフトウェアエンジニアの種岡です。 私たちのチームでは、TypeScriptを使用して開発を行っており、 Prettier というコードフォーマッターを利用し、チーム内でコーディングスタイル統一に大変重宝しています。 そんなフォーマッター界隈で、Rust製で爆速で動作すると噂の dprint が良いということで試してみたところ、驚くべきことが起きました! Pr

PythonのLinter & Formatter(Flake8 + isort + Black)をRuffに置き換えたら爆速でした

こんにちは、カケハシで Musubi 開発チームのバックエンドエンジニアをしている関です。 Musubi 開発では、 Python の Linter と Formatter に Flake8、isort、Black を使用しておりました。しかし Rust で書かれた Ruff という高性能なツールが出たということで、置き換えてみたら爆速になった(15倍以上速くなった)ので、Ruff について記事を書かせていただきます。 今回は Ruff を導入

PyCon APAC 2023 ロジ周りレポート

PyCon APAC 2023 に参加された皆様、お疲れ様でした!今回のPyConにはカケハシもプラチナスポンサーという形で参加させていただき、国内外のたくさんの方々と交流することができました!ブースに足を運んでくださった方、カケハシのセッションに参加してくださった方、ありがとうございました! セッションやセミナーに関するレポートは他の方が書いてくださっている

PyCon APAC 2023を聴講してきました

PyConをエンジニア目線でレポート 弊社はPyConでプラチナスポンサーとしても参加させて頂いていますが、今回の記事はエンジニア目線で参加してきたPyConをレポートしようと思います! PyConに関係する記事として以下のような記事を公開しています。合わせて読んでみてください。 カケハシのTechBlogからPythonの記事をいくつかピックアップしたまとめ記事 kakehashi-dev.hatenablog

PyConAPACで登壇したスナップショットテストの話の続き

PyConAPAC 2023 で登壇してきました 株式会社カケハシのバックエンドエンジニアの横田です。 二日目(10/28(土))の LT 会で「Python でスナップショットテスト」というタイトルで登壇してきました。 PyCon には二日目の途中から参加し、登壇までは主にスポンサーブースを周り、様々な企業様のお話を伺っておりました。 スポンサーブースでは名前を聞いたことのある企業様から