株式会社ZOZO の技術ブログ

「ガチ対話」でエンジニアチームのエンゲージメントを高める1on1の工夫

はじめに BtoB開発部の増田です。 BtoB開発部は、主に Fulfillment by ZOZO (以下、FBZ)の開発を担当しているエンジニアチームです。FBZの初回ローンチから間もなく3年経過しますが、サービスの拡大、拡張とともに見直すべき課題も増えてきました。日々の運用負荷の増大や、それに伴う開発効率の低下の話しを耳にする機会も増えています。そこで、今期の開発計画では、運

GitHub+CircleCIによる業務要件の記述精度向上の取り組み

こんにちは。MSP技術推進部の手塚( @tzone99 )です。 この記事では、エンジニア向けのツールを周囲のエンジニア以外のチームにも導入し、チームを跨いだコミュニケーション上の課題を解決した事例をご紹介します。 普段エンジニアとしてプロダクトを開発する中でも、エンジニア同士のやり取りだけで業務が完結しないケースも多いかと思います。周囲のチームとや

【ZOZOTOWNマイクロサービス化】API Gatewayの可用性を高めるノウハウを惜しみなく大公開

はじめに こんにちは。ECプラットフォーム部のAPI基盤チームに所属している籏野 @gold_kou と申します。普段は、GoでAPI GatewayやID基盤(認証マイクロサービス)の開発をしています。 先日、 【ZOZOTOWNマイクロサービス化】API Gatewayを自社開発したノウハウ大公開! を公開したところ、多くの方からご好評いただきました。ありがとうございます。まだ読まれていない方はぜ

SQL Serverの障害調査フローと事例のご紹介~原因不明な障害の調査から解決まで~

こんにちは。ECプラットフォーム部の廣瀬です。 弊社ではサービスの一部にSQL Serverを使用しています。今回は2020年度に発生していたSQL Serverに関連する障害について、調査から対策実施までの流れを紹介したいと思います。これまでも弊社テックブログにて、SQL Serverに関するトラブルシューティングをいくつか紹介してきました。 techblog.zozo.com techblog.zozo.com techblog.zozo.com

FBZにおけるサーバーレス監視で実施したアラート通知の最適化

はじめに こんにちは。BtoB開発チームの中島です。 Fulfillment by ZOZO (以下、FBZ)で提供しているAPIシステムの開発・運用を担当しています。 FBZの運用では、エラーログ発生時にアラートを通知させ、エラー内容をチェックして対応要否を判断しています。しかし、アラート通知が多すぎると運用負荷が高くなったり、重要なアラートを見落とすリスクもあるため、適切な

モブプロ活用事例 - Java + Spring Bootを使用した新規アプリケーション開発

こんにちは。ECプラットフォーム部マイグレーションチームの半澤です。 この記事では、Java + Spring Bootを使用したアプリケーション作成時にモブプログラミングを活用した事例をご紹介します。モブプログラミング未経験の方や、これから実施を考えている方の参考になれば幸いです。 目次 目次 はじめに モブプログラミングとは プロジェクトの概要 アーキテクチャ設

ユーザーログを活用したZOZOTOWNの検索サジェスト改善

こんにちは。ZOZO研究所の山﨑です。 ZOZO研究所では、検索クエリのサジェスト(以下、サジェスト)や検索後のアイテムの並び順といったZOZOTOWNでの検索改善にも取り組んでいます。 本記事では、ZOZOTOWNにおける実例を交えながら、サジェストの改善方針についてご説明します。 目次 目次 一般的なサジェストの概要 サジェストの分類 サジェストの評価指標 ZOZOTOWNでのサ

130万人の足を計測したZOZOMAT - ユーザビリティテストを中心とした改善策とその裏側

はじめに こんにちは、計測プラットフォーム部の歌代です。 普段はZOZOSUITやZOZOMATといった計測系プロダクトの「計測」に関わる部分の検証や、新規プロダクトに必要なデータ集め、また精度検証などサービス構築から、UI/UXの分析・評価など幅広く業務を行っています。 2020年2月にリリースした足計測ツール、ZOZOMATでは足のサイズをスマートフォンで測るという新しい体

機械学習を用いた調査リリースで見えた優位性と課題

はじめに こんにちは、ZOZO研究所の平川( @china_syuke )です。 ZOZO研究所では今年度から、ファッションコーディネートアプリ「 WEAR (ウェア)」のデータを用いた調査リリースを執筆しています。一般的によく見るアンケート調査と違い、機械学習を用いてこれまで数値化されていない情報を調査しました。 この記事では、リリースした中でも面白いアプローチで調査し

Cloud Composerによるデータバリデーション ~常に正確なデータ集計を実現するために~

こんにちは。ECプラットフォーム部データエンジニアの遠藤です。現在、私は推薦基盤チームに所属して、データ集計基盤の運用やDMP・広告まわりのデータエンジニアリングなどに従事しています。 以前、私たちのチームではクエリ管理に Looker を導入することで、データガバナンスを効かせたデータ集計基盤を実現しました。詳細は、以前紹介したデータ集計基盤につい

「AWS GameDay」から学んだ障害対応訓練の大切さとAWS主催の意義

こんにちは。SRE部BtoBチームの岩切です。普段はBtoB事業における自社ECサイトの運用保守・監視をしています。 今回2020年11月27日にオンラインで開催された AWS GameDay に参加しました。 本記事では、GameDayイベントで得た学びから実際の業務へどのような効果があったかを共有します。 AWS GameDayについて 今回のAWS GameDayでは、開催前の別日に事前勉強会が2時間、GameDay本番が5

【オンラインMeetup イベントレポート】第二回 AWSマルチアカウント事例祭り

こんにちは、ZOZOテクノロジーズ CTO室の池田( @ikenyal )です。 ZOZOテクノロジーズでは、2/9に 第二回 AWSマルチアカウント事例祭り を開催しました。 zozotech-inc.connpass.com AWSを活用する複数社が集まり、事例に関してお話しする祭典が「AWSマルチアカウント事例祭り」です。専門性の高い、ここでしか聞けないコアなトークをお届けしました。特にAWSを使用している方、AWSの

テレワーク環境下における数式とソースコードを交えた輪講の実践

ZOZO研究所 の森下( @IshyMore )です。本記事では、数式とソースコードを含む教材を用いてテレワーク環境下で輪講を実施した際に、スムーズに輪講を進められるよう工夫した点について紹介します。 目次 目次 輪講の目的 教材の選定理由 内容が基本的で、応用範囲が広い 数式に対応したソースコードが載っている 演習問題が大量にある 輪講の進め方 輪講運用のための

「挑戦させすぎ?」マネジメント勉強会で分かった組織課題とその解決策

こんにちは、ZOZOテクノロジーズSREチームリーダー兼組織開発チーム所属の指原( @sashihara_jp )です。 この記事では2019年12月から全11回開催してきた「マネジメント勉強会」を通じて分かってきたZOZOテクノロジーズの組織課題と、これから取り組もうとしているその解決方法を紹介します。 ZOZOテクノロジーズの社員構成 マネジメント勉強会とは 立ち上げまでの道のり 運営

KamonによるAPM導入 - Akka gRPCを用いたScalaアプリケーション編

計測プラットフォーム部バックエンドチームの鈴木です。 この記事では、Akka gRPCを利用しているScalaアプリケーションのZOZOMATに対してKamonを通じてAPMを導入した際に得られた知見、うまくいかなかった内容やその対応策を紹介します。 Akkaとは 最初にAkkaについて簡単に紹介します。Akkaは、JVM上で並行および分散アプリケーションの構築を容易にするツールキットとランタ