株式会社ZOZO の技術ブログ

【オンラインイベント 開催レポート】ZOZO×一休×PayPay AWS Night

こんにちは、ZOZOテクノロジーズ CTO室の池田( @ikenyal )です。 ZOZOテクノロジーズでは、7/22に ZOZO×一休×PayPay AWS Night を開催しました。 zozotech-inc.connpass.com ZOZO×一休×PayPay AWS Nightは、ZOZOテクノロジーズ・一休・PayPayの3社による合同イベントです。 登壇内容 まとめ 弊社のエンジニア2名、一休とPayPayからもエンジニアが1名ずつ登壇し、各社での日頃のAWSの活用事例の紹介
AWS

Serverless時代のシステム監視、ノイズ通知だらけな日々を経験しての反省点

はじめに こんにちは。ZOZOテクノロジーズBtoB開発部の三好です。 今回はServerlessなシステムの監視、保守、運用を行う中で、これまでやってきたことや、その反省点などを紹介します。マネージドサービスでの開発・運用で同じ苦悩をされている、もしくはこれからマネージドサービスを利用して構築する方々の参考になれば幸いです。 サービス紹介 私の所属するBtoB開発

AWSの料金をSlackに報告してくれるBotを作成した話

作った経緯 AWS料金Botの機能 実装 気をつけるべき点 Lambdaのコードをアップロードする際の問題 Serverless Application Modelの採用 CloudFormationとServerless Application Modelの比較 まとめ 最後に こんにちは。今年の4月に新卒で入社し、SRE部MA基盤チームに配属された川津( @jon_ground )です。 MA基盤チームではMAで利用しているインフラの使用料金が把握できていない問題があります。そ

ZOZOTOWNの不正対策への取り組み

こんにちは、基幹システム部サポートチームの西山です。 私の所属するサポートチームでは、主にZOZOTOWNの注文の返品・返金のシステムや、カスタマーサポートの使用するバックオフィスシステムの開発に従事しております。 今回はECサイトの不正対策として、ZOZOではどういった観点で対策をしているのか、不正検知までどういったフローを踏んでいるのか、一部だけで

Amazon Aurora(PostgreSQL)にてパーティションテーブルを活用した大量データを取り扱うDBの構築と実運用

こんにちは、基幹システム部USEDチームの柳瀬です。現在は主にZOZOUSEDで取り扱う商品の価格算出に関するシステムの開発・運用を中心に担当しています。 先日、とある案件でAmazon Aurora上のPostgreSQLに新規でのテーブル作成を伴う機能を開発する機会がありました。そのテーブルは3億件ほどのレコードを格納し、高頻度の参照および日次でのデータ追加が行われるものでし

ZOZOテクノロジーズのオープンソースソフトウェアポリシーを策定しました

こんにちは。MLOpsチームリーダー兼プラットフォームSREチームリーダーの sonots です。今年の4月からZOZOTOWNリプレイスプロジェクトにも関わるようになりました。Zoomの背景画像を「進め!電波少年」にしてみても、チームの若者に伝わらないのが最近の悩みです。 今回の記事は、昨年度にタスクフォースとして発足したOSSポリシー策定委員会を代表して、今年の4月に弊社

BigQueryでユーザー定義関数(UDF)は武器になるという話

はじめに こんにちは。ZOZOTOWN部サービスグロースチームでアナリティクスをしている井ノ口です。 この記事ではBigQueryで使える、ユーザー定義関数(UDF)という便利な武器をご紹介します。「UDFって何?」「何のために使うの?」という方に向けた記事のため、高度な分析などはこの記事では扱いません。 UDFとは UDFとは、最初から用意されているSUMやCOUNTのような関数を

Splunkで難航していた障害調査を解決した話

こんにちは。技術開発本部SRE部の渡邉です。 リモートワークによる運動不足を解消するために毎朝ロードバイクで走る事を始めたところ、今では印旛沼 1 のまわりを走るのが生きがいになりました。 そんな私ですが2019年に入社して以降、現在に至るまで、ZOZOTOWNやWEARのインフラを担当しております。 前職からずっとインフラ周りの仕事をしておりますが常に頭を悩ませ

ヤフー主催の社内ハッカソン「Internal Hack Day」を共同開催

こんにちは、ZOZOテクノロジーズ CTO室の池田( @ikenyal )です。 ZOZOテクノロジーズでは、6/27-28(開発2日間・発表は6/29)にアスクル・一休・PayPay・ヤフーと合同で社内ハッカソン「Internal Hack Day」を開催しました。これまでヤフーの社内で開催されてきたハッカソンイベントを、今回は初のZホールディングスの各社合同で実施することになりました。合わせて、新型コロナ

Appleのエンジニアに聞いた日頃の疑問とこれからの話 - オンライン開催のWWDC20まとめ

こんにちは。ZOZOTOWN部の荒井です。 先日 WWDC20 が開催され、今年も弊社iOSメンバーが参加してきました。Apple Siliconや各次世代OSなど面白い発表が目白押しでしたね。 カンファレンスの内容も非常に興味深いものでしたが、今年は諸般の事情を鑑みて、初のオンライン開催となったことも印象的でした。 本記事ではWWDC20オンライン開催にあたり、ZOZOTOWN iOS担当のメンバーが

Re:ゼロから始めるインフラ構築 〜はじめてのIaC・CI/CD〜

はじめまして、SRE部の高塚です。新卒として4月に入社し、チーム研修ではBEARというSlackアプリを作成しました。 technote.zozo.com BEARは社内システムとして正式に導入が決まり、準備期間として1か月半が用意されました。この記事では、その期間に行ったインフラの再構築について紹介します。 BEARとは 旧BEARが抱えていた問題点 コード化されていないインフラ 自動化されて

ZOZOTOWNのインハウス広告運用を支援するデータと仕組みの話

こんにちは。ECプラットフォーム部 推薦基盤チームで、DWH・DMP・広告まわりのデータエンジニアリングを担当している大谷です。 本記事では、マーケティング部門の広告運用のインハウス化に伴ってこれまで取り組んできた広告データの収集と活用、その仕組みにフォーカスして事例をご紹介します。 背景 データの収集と活用 Arm Treasure Data Integrations Hub ログ収集 アクセ

【オンラインMeetup イベントレポート】ZOZOテクノロジーズの大規模データ活用

こんにちは、ZOZOテクノロジーズ CTO室の池田( @ikenyal )です。 ZOZOテクノロジーズでは、6/22に ZOZO Technologies Meetup -ZOZOテクノロジーズの大規模データ活用- を開催しました。 zozotech-inc.connpass.com 「ZOZOテクノロジーズの大規模データ活用に興味のある方」を対象としたイベントです。 登壇内容 まとめ 弊社のエンジニア4名が登壇し、ZOZOテクノロジーズにおける大規模データ

IIASの列レベルセキュリティ機能で実現する、個人情報マスクの仕組み

こんにちは!那須どうぶつ王国でスナネコの赤ちゃんの一般公開が開始された 1 ことに喜びを感じている、SRE部エンジニアの塩崎です。 ZOZOTOWNでメルマガやPUSHの配信のために、IIAS(IBM Integrated Analytics System)というDWHアプライアンスを利用しています。このIIASは以前から利用していたPureDataの後続機で、先日にマイグレーションをしたので、よろしかったらそちらの記事をお

Spring Bootのバージョンアップで発生した仕様変更点と解消方法

こんにちは。ECプラットフォーム部マイグレーションチームの高橋です。 マイグレーションチームとは ZOZOTOWNでは、システム的にレガシーな部分が多く存在しており、全体的なシステムリプレイスを進めています。その中でサーバーアプリケーションのリニューアルを行うために、2019年に発足したのがマイグレーションチームです。 現在は、データの取得・更新処理の実