SAP BDCナレッジ集:SAP Business Data Cloud導入で最初に設計したいこと/Jouleを支えるIAMとランドスケープ(後編) 前編について 前編では、SAP Business Data Cloud(BDC)導入時に、認証局をどこに置くか、SAPサービスを横断してどのアイデンティティを利用するかという観点から、AI連携時代の認証局設計について整理しました。 特に、JouleなどのAIサービスとの連携を見据えると、認証を単なるログインの仕組みとしてではなく、SAP BTPやSAP Analytics Cloudなどを含めた全体アーキテクチャの基準点として考える
1. はじめに エージェントの記憶をテナントやユーザーで分けるとき、分離をどの層で強制するかが設計の分かれ目になります。呼び出し元が IAM プリンシパルなら IAM ポリシーの条件キーで絞り込めますが、エンドユーザーがそれぞれのアイデンティティでエージェントを使う構成では、リクエストを出す IAM プリンシパルが全ユーザーで共通になるため、「誰のリクエストか」を認可へ持ち込む別の手段が必要になります。 AWS(Amazon Web Services)は 2026/08/28 に、Amazon Bedrock AgentCore Memory の fine-grained acces