Findy/ファインディ の技術ブログ

2024 Accelerate State of DevOps Report 概説#2 『巨匠の不満から誕生した"LeanとDevOpsの科学"』

このブログの内容をポッドキャストでも配信中! こんにちは。ソフトウェアプロセス改善コーチでFindy Tech Blog編集長の高橋( @Taka_bow )です。 さて、前回の続きです。 tech.findy.co.jp 順調に行っていたかに見えたState of Devops Reportですが、ここにきて大きな壁が立ちふさがります。それが、 ソフトウェア界の巨匠Martin Fowler(マーティン・ファウラー) でした。 Martin Fowler(Ima

2024 Accelerate State of DevOps Report 概説#1 『"LeanとDevOpsの科学"の「科学」とは何か?』

このブログの内容をポッドキャストでも配信中! こんにちは。ソフトウェアプロセス改善コーチでFindy Tech Blog編集長の高橋( @Taka_bow )です。 2024年10月23日、2024 DORA Accelerate State of DevOps Report、通称DORA Reportが公開されました。 2024 DORA Accelerate State of DevOps Report 表紙 このレポートは、ソフトウェア開発における運用と実践について、科学的な手法で調査・分析した結果をま

GitHubからエンジニアスキルを可視化する「スキル偏差値」を大幅リニューアルした話

こんにちは。 FindyでMLエンジニアをしているyusukeshimpo( @WebY76755963 )です。 今回は直近で公開した「 スキル偏差値ver.3 」機能について、その内容や具体的な機械学習モデルの作成方法について紹介します。 Findyのスキル偏差値とは? スキル偏差値の概要 アップデートすることになった背景 スキルの見える化する、スキル偏差値ver.3の詳細 1.学習データの作成 1-1.使用言語ご

Findy Team+のデータインポートのアプリケーションアーキテクチャを大公開!

こんにちは、ファインディでFindy Team+(以下Team+)を開発しているEND( @aiandrox )です。この記事は Findy Advent Calendar 2024 10日目の記事です。 adventar.org Team+ではコード管理ツール・イシュー管理ツール・カレンダーなど、様々な性質の外部サービスと連携して、エンジニア組織における開発生産性の可視化・分析を行うためのデータを取得しています。 この分析を行うために

新しい技術領域へのチャレンジを促進!フロントエンドエンジニアのためのバックエンド勉強会を開催

こんにちは!ファインディでFindy Team+開発チームのEMをしている 浜田 です。 この記事はFindy Advent Calendar 2024 6日目の記事です。 adventar.org 今年の上旬、フロントエンジニア向けにバックエンド勉強会を開催しました。この記事ではバックエンド勉強会を開催した目的や内容、効果について紹介します。 バックエンド勉強会を開催した背景 バックエンド勉強会の概要 バック

Nx活用術!モノレポ内のStorybookのパス設定自動化

ファインディ株式会社でフロントエンドのリードをしている新福( @puku0x )です。 この記事はFindy Advent Calendar 2024 4日目の記事です。 adventar.org Nxはモノレポ管理の便利なユーティリティとして @nx/devkit を提供しています。 今回は @nx/devkit を利用したStorybookの設定の自動化についてご紹介します。 Nxについては以前の記事で紹介しておりますので、気になる方は是非ご覧くだ

【エンジニアの日常】エンジニア達の人生を変えた一冊 Part3

【エンジニアの日常】エンジニア達の人生を変えた一冊 Part2 に続き、エンジニア達の人生を変えた一冊をご紹介いたします。 今回はPart3としまして、 Findy Freelance の開発チームメンバーから紹介します。 人生を変えた一冊 マスタリングTCP/IP―入門編 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち UNIXという考え方 まとめ 人生を変えた一冊 マスタリングTCP/IP―入門編 マ

Nx活用術!Larger runnerの動的設定でGitHub Actionsのコスパ改善!

ファインディ株式会社でフロントエンドのリードをしている新福( @puku0x )です。 皆さん、GitHub ActionsのLarger runnerはご存知でしょうか? 高性能なマシンを使ってCIを実行できる一方、変更の少ない場合や計算負荷の低いCIではコストパフォーマンスが悪くなってしまいがちですよね?🤷‍♂️ この記事では、Nxの機能を利用してLarger runnerを動的に切り替える方法をご紹介し

Findyの爆速開発を支える、価値提供を最優先にするための開発手法

こんにちは。 Findy で Tech Lead をやらせてもらってる戸田です。 このテックブログでは開発生産性を向上させるための取り組みや、開発テクニックを紹介してきました。 意外に思われるかもしれませんが、弊社では全てのことを100%でやってるわけではなく、ユーザーへの価値提供を最優先するために後回しにしている部分もあります。 しかし、その影響で障害が多発し

IT人材不足79万人の真因:生産性向上を阻む『人月の神話型請負』からの脱却

はじめに こんにちは。ソフトウェアプロセス改善コーチでFindy Tech Blog編集長の高橋( @Taka_bow )です。 経済産業省の2019年発表によると、日本のIT人材不足が2030年には79万人に達する可能性があると予測され、しばしばメディアにも引用されてきました。 この調査レポート発表から5年以上が経過しましたが、果たして79万人という人材不足は現実となるのでしょうか? 今

Findyの爆速開発を支えるFeature Flagの使い方

こんにちは。 ファインディでソフトウェアエンジニアをしている栁沢です。 ファインディの各プロダクトでは、1日に複数回デプロイしています。 例えば、私が所属するFindy転職のプロダクトでは、1日に6回ほど本番環境にデプロイしています。 高いデプロイ頻度でもデプロイ起因による障害や不具合がほぼ発生しておらず、開発スピードと品質の両立を実現できていま

AWS上のNext.js App RouterとCDNキャッシュ利用の課題と解決策

こんにちは。 Findy Tools の開発をしている林です。 私たちのプロジェクトではフロントエンドのフレームワークにNext.js App Routerを使っており、AWSのECSへデプロイして運用しています。 そして、一部のレンダリングの処理が重いページのキャッシュを実装する際に、直面した課題と解決策を紹介します。 Next.jsのキャッシュ機構について 今回実現したいこと 課題と解決策 課

Nx Agentsを導入してフロントエンドのCIを約40%高速化しました

ファインディ株式会社でフロントエンドのリードをしている新福( @puku0x )です。 弊社では Nx を活用してCIを高速化しています。この記事では、最近導入した Nx Agents でフロントエンドのCIをさらに高速化した事例を紹介します。 Nxについては以前の記事で紹介しておりますので、気になる方は是非ご覧ください。 tech.findy.co.jp フロントエンドのCIの課題 Nx Agents Nx Agents導入の

【エンジニアの日常】エンジニア達の人生を変えた一冊 Part2

【エンジニアの日常】エンジニア達の人生を変えた一冊 Part1 では大変ご好評をいただきました。 今回はPart2としまして、弊社エンジニアの人生を変えた一冊をご紹介いたします。 ぜひ、読書の秋のお供としてご参考にしていただければ幸いです! 人生を変えた一冊 SRE サイトリライアビリティエンジニアリング―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム プログラ

Findyのエンジニア爆速成長の事例 2024年夏

こんにちは。こんばんは。 開発生産性の可視化・分析をサポートする Findy Team+ 開発のフロントエンド リードをしている @shoota です。 先日、 END が 【フルスタックエンジニアへの道!】React と TypeScript の修行をした話 というタイトルで、フルスタックエンジニアを目指すためのフロントエンドの修行の記事を投稿いたしました。 こちらの記事では React / TypeScript において