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AWS の技術ブログ

AWS PrivateLink を使用したセキュアな SAP HANA Cloud 接続

はじめに データドリブンエンタープライズの環境では、組織は 2 つの重要な要件を満たすデータベースソリューションを必要としています。1 つは、トランザクション処理と分析処理の両方のワークロードを扱える高性能性、もう 1 つはセキュリティとコンプライアンス要件への適合です。AWS 上で運用される SAP HANA Cloud は、 SAP Business Technology Platform( SAP BTP ) のサービ

AWS Weekly Roundup: Amazon Bedrock、AWS Outposts、Amazon ECS マネージドインスタンス、AWS ビルダー ID など (2025 年 10 月 6 日)

9 月 29 日週、SWE-Bench によって世界最高のコーディングモデルと評価されている Anthropic の Claude Sonnet 4.5 が、 Amazon Q コマンドラインインターフェイス (CLI) と Kiro でご利用いただけるようになりました。このことに高揚感を覚えている理由は 2 つあります: まず、私は数週間前に世界中のお客様と 4 日間にわたって集中的に AI 支援開発ワークショップを開催し、 Amazon Q CLI が

コンテナ化されたアプリケーション用の Amazon ECS マネージドインスタンスの発表

9 月 30 日、Amazon ECS マネージドインスタンスを発表しました。これは Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) の新しいコンピューティングオプションです。開発者はインフラストラクチャ管理の責任を Amazon Web Services (AWS) にオフロードしながら、 Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の全機能を使用できるようになります。この新しいサービスは、インフラストラクチャのオフロード

【自動車業界】SDV時代の車載ソフトウエア開発を支えるAWSソリューション(Vector SDV Symposium Japan 2025で発表)

はじめに みなさんこんにちは、ソリューションアーキテクトの眞壽田(ますた)です。2025年9月18日に開催された「Vector SDV Symposium Japan 2025」にて、AWSのソリューションアーキテクトとして「SDV時代の車載ソフトウエア開発を支えるAWSソリューション」というテーマでセッションを担当させていただきました。Software-Defined Vehicle(SDV)の波が自動車産業を大きく変革してい

AWS 流通小売消費財業界向けイベント「AWS Retail CPG Expo 2025」を開催:カスタマーエンゲージメントからスマートストアまで – 戦略的イノベーションが牽引する次世代小売

イベント概要 AWS は Amazon の流通小売事業における知見と経験をもとにソリューションを提供しており、流通小売・消費財業界におけるイノベーションのカギとして、「カスタマーエンゲージメント」「デジタル コマース」「インテリジェント・サプライチェーン」「マーチャンダイジング & プランニング」「スマートストア」の 5 つのテーマを重視しています。 本イ

Amazon Q Business ブラウザ拡張機能による組織の生産性向上

本記事は、2025 年 9 月 17 日に公開された Supercharge your organization’s productivity with the Amazon Q Business browser extension を翻訳したものです。翻訳はテクニカルアカウントマネージャーの竹林聡が担当しました。 Amazon Q Business のような生成 AI ソリューションは、従業員の働き方を変革しています。あらゆる業界の組織が、意思決定プロセスを加速するために、ますます散在するデー

寄稿: サンエー様 基幹システムモダナイゼーションの挑戦 – 序章 –

本稿は、沖縄県の小売企業である株式会社サンエー(以降、サンエー)様の内製によるモダナイゼーションのお取り組みをご紹介する AWS との共同寄稿です(サンエー: 丸山氏、高原氏、宮良氏、AWS: 中島)。 はじめに サンエーは、1950 年創業、1970 年設立の沖縄県を拠点とする総合小売企業です。食料品、衣料品、家電、日用雑貨等の住居関連用品の小売業を主力事業と

AWS でのデジタル資産決済の処理

デジタル資産決済により、迅速かつ低コストのピアツーピア取引が可能になります。 ブロックチェーンベースの決済システムは、従来の決済方法で企業が直面する主要な課題に対処します。 これには、高い処理手数料、キャッシュフローに影響を与える決済遅延、業務に影響を及ぼす複雑な国際取引などが含まれます。 この投稿では、ブロックチェーンベースのデジタ

AWS Common Runtime で Amazon S3 のスループットを高速化

このブログは 2023 年 11 月 27 日に James Bornholt、Abhinav Goyal、Jonathan Henson、Andrew Kutsy によって執筆された内容を日本語化したものです。原文は こちら を参照してください。 データはあらゆる機械学習パイプラインの中心にあります。基盤モデル (FM) の事前トレーニング、ビジネス固有のデータによる FM のファインチューニング、推論クエリの実行など、機械学習ライフサイ

AWS WAF で AI ボットを管理し、セキュリティを強化する方法

本稿は、2025 年 8 月 1 日に公開された “ How to manage AI Bots with AWS WAF and enhance security ” を翻訳したものです。 最初の Web クローラーは 1993 年に Web のサイズを測定する目的で作成されましたが、現在ではエージェント型 AI を搭載した最新のボットへと進化しています。今日のインターネットは、AI 関連タスクをサポートするためにアプリケーションと対話する自動化された

AWS re:Invent 2025 におけるクラウドガバナンスの必須ガイド

組織がガバナンスをコンプライアンスの負荷としてではなく戦略的な実現手段 (enabler) として認識するようになってきている中、今年の AWS Cloud Ops トラックにおけるクラウドガバナンスでは、運用の卓越性 (operational excellence) とビジネスイノベーションの間のギャップを埋める最先端のセッションを提供します。 ガバナンスの環境は急速に進化しており、今年のセッション

[AWS Summit Japan 2025] 生成 AI を用いた自治体向けソリューションデモのご紹介

自治体においては、労働人口減少に伴い職員数の確保が難しくなっていることや住民へのインターネットの普及率の向上から、職員の業務効率化や業務のデジタルトランスフォーメーションが重要な課題となっています。近年の生成AIの登場は、これらの課題に対する有効なソリューションとして期待されています。生成AIを取り巻く技術は目覚ましい発展を遂げており、

株式会社情報戦略テクノロジー様の AWS 生成 AI 活用事例 : Amazon Bedrock を活用し社員一人ひとりに寄り添いともに成長するAIエージェント秘書「パイオにゃん」 を開発。情報探索業務を83%改善、社員の成長の可視化を実現。

本ブログは株式会社情報戦略テクノロジー様とAmazon Web Services Japan 合同会社が共同で執筆いたしました。 みなさん、こんにちは。AWS アカウントマネージャーの中道です。 社内の重要な情報が複数のツールに分散し、必要な情報を見つけ出すのに思わぬ時間を費やしていませんか?また、組織の成長に伴い、社員一人ひとりの成長やスキルアップを適切に把握・支援するこ

第一三共、AWSと連携しAIエージェント統合型創薬基盤の構築を開始 ー AI・クラウド・実験自動化技術の融合で次世代創薬研究プロセスを実現

第一三共株式会社(以下、第一三共)はAWSとの連携を強化し、AIエージェントシステムを統合した創薬研究基盤の構築を開始しました。第一三共は現在、AI・クラウド技術を実験自動化技術と融合した次世代の創薬研究プロセスを段階的に構築しており、2026年の運用開始を目指しています。 近年、AIと高品質なデータの融合が、創薬研究に変革をもたらしています。なかで

日本のヘルスケア・ライフサイエンス業界における戦略的ビジョン「Journey for 2030 データがつながる、価値を生む」を発表

データの分断を超えて、革新的な患者体験へ ヘルスケア・ライフサイエンス業界はセキュリティが極めて重要な業界であるため、厳格な規制が設けられており、それらの規制へのコンプライアンス対応が欠かせません。一方で、世界経済フォーラムによると医療機関で生み出されるデータの97%は十分に活用されていないという現状があります。電子カルテや医用画像、