株式会社LIFULL の技術ブログ

AWS Fargate, Github Actionsを利用したウェブアプリケーション開発から配布まで

はじめ こんにちは、アプリケーションエンジニアとして働いてます。キム ソンジュです。 今回の記事では自分が参加したPJで利用した、インフラ構成から、CI/CD環境を利用して簡単にアプリケーション開発ができる方法について紹介しようと思います。 システム投入・設計背景 既存のレガシーシステムには、次の問題がありました。 デプロイの手順が複雑で時間かかり

LIFULL HOME'S アプリでの Tech Lead 導入事例

こんにちは。LIFULL でネイティブアプリのスペシャリストをしている菊地です。 普段は LIFULL HOME'S アプリ(iOS, Android)の開発チームで Tech Lead をしています。 今回、Tech Lead としての活動が5年目となることから、LIFULL HOME’S アプリにおける Tech Lead の事例をご紹介いたします。 ご自身のキャリアパスの一つとして Tech Lead を検討されている方、Tech Lead という役割を導入した

LIFULL HOME'S 注文住宅 APIリプレイスにて期待する効果が得られず再設計した話

こんにちは。エンジニアの加藤です。 普段はLIFULL HOME'Sの注文住宅領域にてエンジニアチームのマネジメントを担当しております。 LIFULL HOME'Sでは日々新機能の開発や機能改修を重ねておりますが、一方でレガシーコードや技術的負債も少なからず抱えており、開発速度低下や開発の幅を狭める一因となっております。 そのような状況の下、ここ数年、機能開発と同様に技

KubernetesクラスタのE2Eテスト

技術開発部の川合です。 この記事ではアプリケーション実行基盤開発を支える視点での取り組みについて紹介したいと思います。 キーワードはKubernetesクラスタE2Eテストと自動化です。 背景 提供機能の保証 Conformance E2Eテストの実行 カスタムE2Eテストの実行 クラスタ構築の不安を軽減する おわりに 背景 私が所属するチームではKubernetesを利用しアプリケーション実行基

マーケティングとエンジニアの両立

どうも【 エンジニアの「市場価値」を向上する 】をキーワードに活動している @サム です。 今回はエンジニアの新しいスキル『 マーケティング × エンジニア 』について書いていきます。 昔と今のITエンジニア 一概にITエンジニアといっても、Webエンジニア、インフラ(サーバ)エンジニア、フロントエンドエンジニア等、様々です。 携わる環境や言語の違いから、必

技術基盤部門が、LIFULL HOME'Sの技術的負債解消に立ち向かった話

こんにちは、LIFULL HOME'Sの技術基盤部門に所属している戸野です。 LIFULL HOME'Sのエンジニア組織は大きく分けて2つに分かれています。 LIFULL HOME'Sに限らず、プロダクト・サービス全体の基盤システムを保守・改善する技術基盤部門と、ビジネスサイドと密接にコミュニケーションしながら、エンドユーザーが触れるプロダクトを日々開発する事業開発部門です。 下記のエン

地方開発拠点で働くエンジニア

LIFULLのエンジニアの村田です。 私は2018年までLIFULL東京本社で勤務していましたが、現在は北海道の札幌拠点に勤務しています。 当時LIFULLには、全国に営業拠点はあったものの地方開発拠点はありませんでした。私が北海道に移住するタイミングで 札幌の営業拠点に開発拠点を整備することになり、LIFULLにとって初の地方開発拠点が誕生しました。 本エントリーでは、東

負債化したレガシーブラウザ対応のリファクタリングへの取組み

プロダクトエンジニアリング部の柴田です。 普段は LIFULL HOME'S の賃貸領域でフロントエンドの開発・設計を担当しております。 今回は LIFULL HOME'S での Web フロントエンドおけるレガシーブラウザ対応の負債解消への取り組みについてご紹介いたします。 背景 現在の LIFULL HOME'S の大枠は 2011 年ころに作られたものであり、当時の CSS3 サポート状況に差異のあるブラウザで

技術的負債の返済の足がかりにテンプレートのParserを作った話

プロダクトエンジニアリング部の中島です。 今回はフロントエンドのテンプレート部分についての負債やレガシーな機構に対する改善の取り組みについて紹介させていただきます。 背景 LIFULL社のメインサービスであるLIFULL HOME'SのメインリポジトリのサーバサイドはSymfony + Twig(※テンプレートエンジン)の構成を採用しています。 このリポジトリの歴史は古く、2011年頃か

LIFULL HOME'Sのフロントエンド環境にSassが導入されたので色々やった話

プロダクトエンジニアリング部のえびさわです。 この一年でLIFULL HOME’Sのメイン開発サーバーのフロントエンド環境が大きく刷新されました。 以前は使えなかったSassも導入され、モリモリとDXが向上しております😭 今回はマークアップにフォーカスし、刷新前に感じていた課題とSass導入後に行なった改善策をご紹介します。 課題 カラーコードのtypo, 種類が多い LIFULL HO

「データサイエンスの社会実装」を成功に導くプロジェクト・マネジメントについて考える

 こんにちは、LIFULLでData Analystとして働いている竹澤です。社外では、Mediumの Towards Data Science でContributorとして寄稿したりしています。  2020年私は主にデジタルマーケティング領域で効果検証の自働化や異常検知ロジックの開発、DXプロジェクトの立ち上げに携わってきました。  今回はデータアナリティクス/データサイエンス・プロジェクトにおけるマネジメント論

An Optimal Tool for Visual Testing, "Gazo-san" Is Now an OSS

Hi, I'm Jye Ruey . A SET(Software Engineer in Test) from LIFULL. We published an End-to-End testing framework "Bucky" at last time. www.lifull.blog In this time, an image difference detection tool "Gazo-san", which is for visual testing, is also published. github.com This article will introduce visual testing and the features of Gazo-san. What Is Visual Testing Why Visual Testing is needed Three keys in Visual Testing Capture 📷 Difference detection 🔍 Reporting 📑 Difference with End-to-E

3年以上続いた「社内ソリューションアーキテクト」サービスを閉じる話

ソリューションアーキテクトの鈴木( @szk3 )です。 事業ドメイン知識 + クラウドサービスの知識で、自社サービス開発をサポートする設計相談サービスとして「社内ソリューションアーキテクト」サービスという取り組みをスタートし、 2017年から現在に至るまで3年以上にわたり運用してきました。 本エントリでは、この取り組みについて振り返り、まとめました。 サー

広告宣伝費最適化に向けた最適化問題の活用

AI戦略室の椎橋です。LIFULLで取り組んでいる広告費配分のポートフォリオ最適化を紹介します。 LIFULLは広告宣伝費に年間100億近く使っており、決算説明会の質疑応答でも頻出なテーマで削減することが求めらています。広告にはTVCMや電車のつり革広告、リスティング広告や、リターゲティング広告など広告配信する場所やターゲットユーザー層もさまざまな種類がありま

【実録】誰でもできる!AWSコスト最適化の流れと考え方

AWS利用の最適化に従事してます、鈴木( @szk3 )です。 最適化といってもいろいろありますが、ここ最近はAWSにおけるコスト削減についていろいろと行ってきました。 LIFULLのアカウント数は100を超えます。それらのアカウントに対し、約240以上のコスト削減案を立案し180件以上の施策を完了させてきました。 今回は、この新型コロナの影響で先行きが不透明な中、AWS利用費