ニフティ株式会社 の技術ブログ

8/4 SRE NEXT 2024 DAY2 LTに当社エンジニアが登壇いたします

SREコミュニティのイベント SRE NEXT 2024 が2024年8月3日、4日に開催されます。 当社エンジニアの島が公募から採択され、2日目のLTに登壇いたします。 タイトルは『FourKeysを導入したが生産性向上には至らなかった理由』です。 詳細は SRE NEXT 2024の講演 スケジュールを参照ください。 ニフティでは、島が属するSREチームが全社横断のSREイネーブリングチームとして活動をして

Python コードから Mermaid のフローチャートを生成する

こんにちは。気づいたら新卒 2 年目の statiolake です。人間がやらなくていいことは極力プログラムにやらせようと思って日々を過ごしています。 さて、最近関わっている業務の中で、draw.io を利用してかかれたフロー図をコードの修正に応じてメンテナンスするというタスクが発生しました。draw.io はこういう図を書くのに本当に便利ではあるのですが、だとしても後から

パターンでわかる効果的なレトロスペクティブ

はじめに 接続会員向けアプリ「マイ ニフティ」のスクラムマスターをしている西野です。 私は2024年時点でスクラムマスター4年目になりますが、どのチームでも前回とは異なるレトロスペクティブをやるように取り組んできました。 いろいろなレトロスペクティブを実施する中で、ある程度レトロスペクティブの手法(アクティビティ)のカテゴリーが見えてきたので

PySparkを少し触ってみる

はじめに 会員システムグループのkiqkiqです。最近PySparkというライブラリを触ってみたので紹介したいと思います。 Apache Spark・PySparkとは PySparkは、Pythonを使ってApache Sparkを操作するためのライブラリです。そのApache Sparkというのは、オープンソースの大規模データ処理フレームワークで、高速で汎用的なデータ処理エンジンです。Sparkには主に4つの特徴があります。 分

Claudeの新機能「Artifacts」を使って簡易Todoアプリを作って遊ぶ

はじめに 2024年6月21日に、Anthropicの新モデル「Claude 3.5 Sonnet」がリリースされました。 Claudeの最新バージョンということで、とても注目を集めています。 Claudeシリーズは他の生成AIと比較しても引け目を取らない回答精度や速度を出していますが、 3.5になりさらに回答精度や速度が向上したようです。 引用元: https://www.anthropic.com/news/claude-3-5-sonnet また、同時にArtifactsとい

GitHub Actions self-hosted runner のマネージド型CodeBuildのrunnerとECSによるrunnerを検証する

はじめに こんにちは。ニフティ株式会社入会システムチームのtakahataです。 GitHub ActionsからCodeBuildをAWS CLIで呼ぶ構成から、GitHub Actions self-hosted runnerでCodeBuildを呼ぶ構成とECS on Fargateを実行する構成への変更を検証した話を共有します。また、ECSを利用したself-hosted runnerの検証も実施しました。 背景 所属しているチームのWebサービスではデプロイ前のリグレッションテスト

会員システムグループ 第一開発チームの紹介です!

この記事は、リレーブログ企画「チーム紹介」の記事です。 ニフティでシニアエンジニアをしている伊達です。今回は、私がEMをしている第一開発チームを紹介いたします(伊達については 社員インタビュー をご覧ください)。 第一開発チームとは 第一開発チームはいくつかの役割を持っています。 一つ目は、 @niftyトップページ 、 @nifty天気予報 、 @niftyビジネス とい

PowerShell のユニットテスト(Pester)の使い方

はじめに Windows 運用しているとPowersShellでスクリプトを書くことがあります。 スクリプトを書くなら、ユニットテストは自動化したいですよね? そこで、PowerShellの標準モジュールであるPesterについて紹介します。 現在Pesterはv5 が最新バージョンですが、古いPowersShell(5.x.x系など)はv3がインストールされています。 構文や使える機能が若干異なるので、利用する前に必ず

コンテキストスイッチを減らしてフローに入る!開発効率アップの常識

ニフティ株式会社でシニアエンジニアしています芦川です。今回は、最近調べた開発生産性の中で語られるフロー状態について書きます。 要約 エンジニアの開発生産性を向上させるためには、「開発集中時間」を確保することが不可欠です。この集中時間とは、エンジニアが中断なく作業を遂行できる時間のことで、これにより作業に没頭できているフロー状態に入るこ

【リレーブログ企画第一弾】チーム紹介リレーブログをやります!

こんにちは。NIFTY engineeringブログ運用チームです。 ブログ運用チームでは、ニフティのエンジニアについての情報を世の中に広めるための活動をしています。 その活動の一環として、リレーブログを実施します! リレーブログ第一弾のテーマは「チーム紹介」です。 本記事に、チーム紹介記事のリンクをまとめていきますので、ぜひチェックしてください。 また、既に

【6/18 (火曜日) 12:00~13:00 昼開催(※オンライン)】 2つのスクラムチームの調和的な協働・連携について ニフティのスクラムトーク vol. 3を開催します!

参加登録はこちらから (connpass)2つのスクラムチームの調和的な協働・連携について ニフティのスクラムトーク vol. 3 イベント概要 NIFTY Tech Talkは、ニフティ株式会社の社員が主催するトークイベントです。 本イベントでは、ニフティグループの社員が業務を通じて学んだことを発信しています! テーマ NIFTY Tech Talkでスクラムにテーマを絞った「ニフティのスクラムトーク

CloudFront KeyValueStore をCDKで管理する

はじめに 相変わらずCDKを触る機会が多めな宮本です。今回は比較的最近リリースされたばかりのCloudFront KeyValueStoreのCDK管理についての記事です。待望のCloudFront Functionsで使えるデータストアということで無邪気に喜んでましたが、IaCで管理しようとすると結構癖がありました。 CloudFront KeyValueStore Amazon CloudFront KeyValueStoreは、CloudFront Functions内で利用可能なその名の通りキー

Version Catalogを使ってみましょう

💡はじめに 🐘 Gradleの進化 🧩 課題解決 💻 Groovy DSL → Kotlin DSL → Version Catalog 💫 成果 💡はじめに こんにちは。ニフティ株式会社のLinです。 台湾出身のモバイルアプリエンジニアとして、社内で「マイ ニフティ」の Android および iOS 版の開発を担当しております。 今回は、Gradle

とりあえずでDockerイメージにAlpine Linuxを選択するのはやめましょうという話

はじめに 本番用Dockerfileには軽いからAlpine Linuxを使おう!という話はよく聞きますが、リスクがあるので何も考えずに使うのは避けましょう、というお話です。 Alpine Linuxを使う意味 イメージサイズの減少 「軽量」LinuxなのでこれがAlpine Linuxを使う最大かつ唯一の理由だと思います。 ただし現実的にイメージサイズに差があるか?というと、大きな差はないです。 debian-slim

ニフティのデータ基盤を紹介します

はじめに はじめまして。ニフティ株式会社の鹿野です。 この記事ではニフティのデータ基盤をご紹介いたします。 データ基盤とは データ基盤は、部署を横断して複数のデータを集約する場所です。 サービスやプロダクトを横断してデータを活用することで、顧客体験やビジネス価値を向上させることを目的として活動しています。 データ基盤の構成 採用している技術