株式会社ZOZO の技術ブログ

ZOZOTOWN AndroidチームにおけるQodanaを活用したビルドワーニングへの取り組み

はじめまして、ZOZOTOWNアプリ部Android1ブロックの池田一成です。普段はZOZOTOWN Androidアプリ開発を担当しています。 ZOZOTOWNアプリは歴史の長いアプリのため、レガシーなコードがいくつか残っています。そのため、Android Lintで検出されるビルドワーニングが複数放置されたままの状態になっていました。これらのビルドワーニングは潜在的なバグを生み出す可能性やメンテナ

ワークフロー実行基盤をFargateからEC2へ変更したらコストもパフォーマンスも改善できて幸せになった話

はじめに こんにちは、ブランドソリューション開発本部バックエンド部SREブロックの小林( @mirai_kobaaaaaa )です。普段は WEAR や FAANS というサービスのSREとして開発、運用に携わっています。 WEARではAmazon Elastic Kubernetes Service(以下、EKSと呼ぶ)を用いて複数システムのインフラ基盤を構築・運用しています。その中の1つとして、ワークフロー処理の実行基盤が存在してい

WEARにおけるKubernetesネイティブな負荷試験基盤の導入とその効果

はじめに こんにちは。ブランドソリューション開発本部バックエンド部SREの山岡( @ymktmk )です。普段はファッションコーディネートアプリ「 WEAR 」のSREとしてクラウドの運用やリプレイスをおこなっています。 昨年から、私たちのチームでは分散した技術スタックをKubernetesへ統一するリプレイスプロジェクトを開始し、先月ついにKubernetesへの移行が完了しました。 tec

ZOZO TECH BLOGを支える技術 #3 Looker Studioを使った数字分析

はじめに こんにちは、DevRelブロックの @wiroha です。DevRelの3名による連載「ZOZO TECH BLOGを支える技術」の3本目、最終回として Looker Studio (旧データポータル)を使ったBLOGの数字分析についてご紹介します。 Looker Studioは、データを視覚的にわかりやすいグラフやチャートにして表示するツールです。ZOZO内ではCSレポートの作成や、計測プロダクトのデータ分析などで活用し

ZOZO TECH BLOGを支える技術 #2 執筆をサポートするCI/CD

はじめに こんにちは、CTO/DevRelブロックの堀江( @Horie1024 )です。本記事はZOZO DevRelチームによる連載「ZOZO TECH BLOGを支える技術」の2本目の記事です。 前回の記事ではZOZO TECH BLOGの概要とその運用について紹介しました。今回の記事ではTECH BLOGの運用プロセスのうち記事の執筆に焦点を当て、執筆とそのレビュー体制を支えるCI/CDフローの整備について紹介します。 目次 は

ZOZOTOWN検索におけるA/Bテスト分析の自動化の取り組み

はじめに こんにちは。検索基盤部の岩崎です。検索基盤部ではZOZOTOWNの検索機能の改善に日々取り組んでいます。ZOZOTOWNのおすすめ順検索のプロジェクトでは、機械学習モデルを活用した検索結果の並び順の改善に取り組んでおり、全ての施策はA/Bテストで検証しています。なお、最近の並び順精度改善の取り組みについては以下の記事をご参照ください。 techblog.zozo.com

ZOZO TECH BLOGを支える技術 #1 これまでとこれから

はじめに こんにちは、エンジニア組織の技術広報を担うDevRelブロックの @ikkou です。ARやVRをはじめとするXRといった技術領域を担う創造開発ブロックと、技術戦略の策定やエンジニア組織の強化を担うCTOブロックも兼任しています。 これから3つの記事にかけて、皆さんが見ているこの「ZOZO TECH BLOGを支える技術」を紹介していきます。1本目となる本記事では、これまでの

MIRU2023 参加レポート

こんにちは。ZOZO Researchの研究員の古澤・北岸・平川です。2023年7月25日(火)から7月28日(金)にかけて画像の認識・理解シンポジウムMIRU2023に参加しました。この記事では、MIRU2023でのZOZO Researchのメンバーの取り組みやMIRU2023の様子について報告します。 目次 目次 MIRU2023 企業展示 全体の動向 若手プログラム インタラクティブセッション [IS3-46] 着用者の体型を考慮した

WEARをリノベ!Objective-CからSwiftへのリプレイス戦略でも使えるスナップショットテスト

目次 目次 はじめに マイページ画面リプレイスに伴う課題 使用したライブラリ Objective-Cでリファレンス、Swiftでテスト リファレンス画像のファイルサイズを小さく デバイスも言語も一気にテスト 複数言語のテスト自動化 複数デバイスを一気にテストする方法 いにしえVCのためのスタブデータの用意 おわりに はじめに みなさん、こんにちは! 松井です。普段はWEAR iOS

G1GCにおけるヒープ領域のメモリ管理の仕組み

こんにちは。カート決済部カート決済基盤ブロックの長沼です。先日Javaアプリケーションをリリースしたのですが、リリース後にOld領域のメモリ使用量がわずかに増加し続ける現象が発生しました。本記事ではこの現象の調査にて得られた知見を共有します。 本記事で共有すること 前提知識 JVM(Java Virtual Machine)とは ヒープ領域とは GC(ガベージ・コレクション)とは

ZOZOTOWN Androidチームで内定者アルバイトをした話

はじめまして。2023年4月に新卒として株式会社ZOZO(以下ZOZO)に入社しました、 財部彰太(たからべ しょうた) と申します。 この記事では、現在私が所属しているZOZOTOWN開発本部ZOZOTOWNアプリ部にて2022年5月から2023年3月までの期間で参加した内定者アルバイトについての話をさせていただきます。参加した理由、結果、そしてアルバイトを通して知った会社・チームの素敵な点

2023 JSNationとReact Summit参加レポート in オランダ・アムステルダム

こんにちは、ブランドソリューション開発本部フロントエンド部の田中です。普段はWebのフロントエンドエンジニアとして、FAANSのWebの開発を行なっています。 FAANSとは「Fashion Advisors are Neighbors」がサービス名の由来で、ショップスタッフの効率的な販売をサポートするショップスタッフ専用ツールです。 ショップスタッフ向けにコーデ投稿・成果確認などの機能が存在

【イベントレポート】ZOZO Tech Meetup - iOS/Androidを開催しました!

はじめに こんにちは。DevRelブロックの @wiroha です。7月11日に ZOZO Tech Meetup - iOS/Android を開催しました。ZOZOのiOSエンジニアとAndroidエンジニアがそれぞれの技術領域にフォーカスして紹介するイベントです。オンラインとオフラインのハイブリッドで開催しました。 オープニングの様子 登壇内容まとめ 今回は弊社から9人とたくさんのエンジニアが登壇しました。 コンテン

GitHub Copilotの全社導入とその効果

はじめに こんにちは、CTO/DevRelブロックの堀江( @Horie1024 )です。ZOZOでは GitHub Copilot を全社へ導入しました。本投稿では、GitHub Copilotの導入に際して検討した課題とその課題の解決策としてどのようなアプローチを取ったのかを紹介します。 目次 はじめに 目次 GitHub Copilotとは何か? GitHub Copilot導入の背景と目的 導入する上での課題 セキュリティ上の懸念 ライセンス侵

【イベントレポート】CI/CD最前線〜今開発現場が直面している課題とは? Lunch LT

はじめに こんにちは、計測プラットフォーム開発本部SREの纐纈です。 2023年6月23日にFindy社によるオンラインイベント「CI/CD最前線〜今開発現場が直面している課題とは? Lunch LT」が開催されました。このイベントでは、株式会社アンドパッドさん、株式会社サイバーエージェントさん、エムスリー株式会社さんから一人ずつ、弊社からも私がLTをしてきましたので、こち