クラウドエース の技術ブログ

【Identity Platform 活用】③ セキュリティ強化のための多要素認証導入ガイド

1. はじめに 前回の記事では、OIDC や SAML 認証を利用し、多様な認証方法に対応する方法をご紹介しました。今回は Identity Platform の多要素認証についてご紹介できればと思います。 前回の記事はこちらになります。 https://zenn.dev/cloud_ace/articles/9b47b0dab6d3ab 今日のユーザー認証において、セキュリティの強化は重要な観点です。セキュリティ強化の手段の一つである多要素認

Terraform による GitHub の構成変数・シークレットの管理

クラウドエースの北野です。 要約 Terraform を使って GitHub の構成変数、シークレットを管理して、ワークフローファイルから環境固有の情報を削除する方法を紹介します。 本記事では Google Cloud のプロジェクト ID、Workload Identity プールのプロバイダー、サービスアカウントをリポジトリの構成変数で管理して、以下の様に Google Cloud の情報を直接代入しないワークフローで

【Identity Platform 活用】② OIDC & SAML プロバイダを登録する 〜LINEログインの実現方法を例に〜

1. はじめに こんにちは、クラウドエース第三開発部の秋庭です。 今回は Identity Platform の活用方法として、OIDC と SAML プロバイダの登録についてご紹介できればと思います。 前回の記事はこちらになります。 https://zenn.dev/cloud_ace/articles/6d8d1502d3c90f ユーザー認証において、OIDC や SAML を利用した IP プロバイダでのログイン提供はサービスの UX の向上に欠かせません。 本記

Dataform のアサーションを理解する

はじめに こんにちは、クラウドエース株式会社 第一開発部所属の工藤です。 本記事では、Dataform のアサーションについてまとめました。 この内容を詳しく書いている記事はあまりない印象なので、これから Dataform を使ってみようと考えている方はぜひご覧ください。 Dataform とは Dataform は、BigQuery Studio に含まれるプロダクトであり、BigQuery に格納しているデータの加工

Professional Data Engineer 完全攻略ガイド:データエンジニアリング基礎編

はじめに こんにちは、クラウドエース 第三開発部の松本です。 普段はデータ基盤や機械学習システムを構築したり、Google Cloud 認定トレーナーとしてトレーニングを提供しています。 この度、Google Cloud 認定 Professional Data Engineer 試験の完全攻略ガイドとして、試験対策の重要なポイントを、複数の記事にわたりご紹介していくことにいたしました! 今回は、その第一弾と

外部 IP を持たない Cloud Build のプライベートプールをインターネットに通信させる方法

クラウドエースの北野です。 外部 IP を割り当てていない Cloud Build のプライベートプールをインターネットにアクセスさせる方法を紹介します。 要約 Cloud Build のプライベートプールから GitHub などインターネットにアクセスする構成は以下の通りです。 プライベートサービスアクセスによる VPC ネットワークとプライベートプールのネットワーク接続 カスタムルートのエ

Server Actions を 使って Next.js で フォーム処理を実装。

はじめに こんにちは、クラウドエースの第3開発部に所属している金です。 今回は Next.js で Server Actions を使ってフォームの送信処理を行う方法について紹介します。 フォームの処理については、これまでの Route Handler を使用したカスタムハンドラーの実装方法でも対応できますが、 Server Actions を利用することで、よりシンプルかつ効率的にサーバーサイドの処理を実装

Terraform 1.10.0 のリリースを読んでみた (1.10.1 ~ 1.10.4 もあるよ)

こんにちは、クラウドエース 第一開発部の阿部です。 この記事では、2024 年 11 月 27 日にリリースされた Terraform 1.10.0 の変更点についてざっくり説明します。 また、合わせて Terraform 1.10.1 ~ 1.10.4 の変更点についても説明します。 Terraform 1.10 のアップグレードに関する注意事項 Terraform 1.10 にアップグレードする際の注意事項についての詳細は、Terraform 1.10 のアップグレー

Google Cloud マスターへの道!最初に学ぶべき Google Cloud アーキテクチャ フレームワーク

はじめに こんにちは。クラウドエース株式会社 第一開発部の前山です。 アプリケーション開発を中心に、Google Cloud 公式認定トレーナーとしても活動しています。 今回は、個人的にイチオシかつ Google Cloud を最大限活用するための必読資料、Google Cloud アーキテクチャ フレームワークをご紹介します。 https://cloud.google.com/architecture/framework?hl=ja ! 本記事は、2025年1月2日時点

【Identity Platform 活用】① フロントエンドとバックエンドの役割分担

1. はじめに こんにちは、クラウドエース第三開発部の秋庭です。 今回は Identity Platform の活用方法についてご紹介できればと思います。 現代の Web アプリケーションにおいて、ユーザーの認証と管理は重要な要素です。IDaaS である Identity Platform を活用することで、これらの機能を効率的にアプリケーションに組み込むことが可能です。 今回の記事ではフロントエンドとバ

GitHub の管理を GitHub Actions から Terraform でやってみた

クラウドエースの北野です。 GitHub リポジトリ, Team などのリソースを GitHub Actions から Terraform を使って管理する方法を紹介します。 概要 本記事では、以下の GitHub リポジトリ、Team と Team のアクセス権限を設定する Terraform コードを GitHub Actions から実行する方法を紹介します。 resource "github_repository" "main" { name = <Repository Name> visibility = "private" } resou

Terraform の moved ブロック、removed ブロック、import ブロックを活用しよう

こんにちは、クラウドエース第三開発部の渡辺です。これまで、Terraform の State 操作は主にコマンドで実行していました。そこで、コード内で State 操作を行う方法を知り、その詳細と使用例を調査しました。 本記事では、Terraform の State 操作における moved、import、removed ブロックを解説します。また、Google Cloud 環境でのハンズオン例を紹介します。 対象読者 Terraform 初心

年末の大掃除にdotfilesをつくろう

こんにちは、クラウドエースの妹尾です。 今回は趣向を変えて開発環境のお話をしたいと思います。 この記事の執筆が2024年末なことを前提に見ていただければ幸いです。 ! 前提として、僕の開発環境は以下です。 Windows 11 WSL2 + Ubuntu LTS なるべく多くの環境に沿うように記載していますが、一部の説明は WSL2 に依存している箇所があります。 また、性質上 Windows を利用し

Server Sent Eventsの色んな実装パターンを考える

こんにちは、クラウドエースの三原と申します。 今回は Server Sent Events に関して紹介させていただければと思います。 Server Sent Eventsとは Server-Sent Events は簡潔に言うとサーバーからクライアントへ一方通行且つリアルタイムにイベントデータを配信する技術です。 アプリケーションのリアルタイム性を求められた際の選択肢の一つとして挙げられます。 (他に要求を満た

Dataflow ストリーミング ジョブのステータスを監視してみた

こんにちは。クラウドエース第三開発部の濵田です。 さて、皆さんは、Dataflow ストリーミング ジョブのステータスを監視する際に、Canceled と Drained も監視したいと思ったことはありませんか。 ジョブの指標では、Failed は提供されていますが、Canceled と Drained は提供されていません。 そこで本記事では、ログベースの指標を用いて Dataflow ストリーミング ジョブのステー

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