クラウドエース の技術ブログ

クラウドエースのデータエンジニアの 1 日を紹介します

自己紹介 こんにちは。クラウドエースのデータソリューション部 Data2 ユニットでデータエンジニアをしている、田中といいます。 私は文学部で心理統計学を専攻して卒業したあと、2022 年の 4 月にクラウドエースにエンジニアとして新卒で入社しました。4 ヶ月ほどの新卒研修を終えたあとデータソリューション部に配属され、データエンジニアとしてのキャリアをスタ

Cloud Build 入門:YAML を使った CI/CD パイプライン構築

はじめに こんにちは、クラウドエースの SRE 部の梶尾です。 この記事では、YAML ファイルを用いて Cloud Build を利用した CI/CD パイプラインの構築方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。 今回行うこととそのメリット GitHub と Cloud Build を連携し、terraform init と terraform apply を自動で実行するパイプラインを構築します。これにより、コードが GitHub に push されると同

Secret Manager を使用したセキュアな CI/CD パイプライン構築

はじめに こんにちは、クラウドエースの岸本です。 今回は、Secret Manager を使用して Cloud Build でセキュアなデプロイを行う手順を紹介します。 CI/CD パイプラインを構築し Cloud Functions にデプロイする前回の記事からの続編となります。 サービスのデプロイ時における Secret Manager の使用方法は変わらないため、前回の記事を読んでいない方も参考にしていただけます。 前

Terraform Google Provider 6.0.0 の新機能と変更点について

こんにちは、クラウドエース株式会社 SRE 部の阿部です。 この記事ではメジャーアップデートした Terraform Google Provider 6.0.0 の新機能と変更点について紹介します。 概要 2024 年 8 月 27 日に、Terraform の Google Cloud 向けプラグイン(Provider)である Terraform Google Provider が 6.0.0 にバージョンアップしました。 また、同日に 6.0.1 もリリースされております。 このブログ記事では、6.0.

Google SecOps:SIEM によるセキュリティログ分析【基礎編】

はじめに こんにちは、クラウドエースの SRE 部に所属している潘です。 今回は Google Security Operations(以下 Google SecOps)における SIEM 検索の基本的な機能についてご説明していきます。 Google SecOps の概要については以前別記事でご紹介しているので、そちらをご覧ください。 https://zenn.dev/cloud_ace/articles/google-secops-overview 概要 Google SecOps における SIEM 検索は、セキュリティイ

初学者でもできる Google Compute Engine での VM インスタンス作成と nginx のセットアップ

はじめに こんにちは、SRE 部の家野です。 今回は、Google Compute Engine(以下、GCE)の VM インスタンスの作成方法から、nginx を利用したウェブサーバーの構築までの手順を紹介します。 記事の目的と概要 私自身が新卒で Google Cloud について聞いたことはあっても、実際には何なのかよく分からなかった経験があります。 そのため、これから Google Cloud を利用する方々に新卒視

Google Cloud で提供されている『移行評価』で Amazon Redshift から BigQuery への移行をサポート

はじめに こんにちは、クラウドエース データソリューション部の源です。 クラウドエース データソリューション部 について クラウドエースのITエンジニアリングを担う システム開発統括部 の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門とするのが データソリューション部 です。 弊社では、新たに仲間に加わ

Cloud Functions がリブランディング & Cloud Run 新機能について紹介

こんにちは、クラウドエース株式会社 SRE 部の阿部です。 この記事では、 Cloud Functions のリブランディングと、 Cloud Run の新機能について紹介します。 概要 8/21、突如 Cloud Functions と Cloud Run の Cloud コンソールが変更され、X(旧 Twitter)等で噂になっていましたが、8/22 朝に正式に Google ブログで情報公開されました。 https://cloud.google.com/blog/products/serverless/google-cloud-functions-is-now

Google AI Studio & Vertex AI Studio:Gemini API 利用方法の違い

はじめに こんにちは!SRE 部門所属の小林由暁です! 今回は、Gemini API を活用したアプリケーション開発を始めたい方向けに、Gemini API 開発環境を 2 種類紹介します。 これから Gemini API を用いたアプリケーション開発を始めたい方や、既に利用されている方にも、参考になる情報があるかと思います。 最後まで確認していただけますと幸いです。 この記事のターゲット こ

Firebase App Hosting : スマートデプロイメントでモダンウェブフレームワークをお手軽デプロイ

はじめに 皆様、こんにちは。クラウドエース フロントエンド・UI/UX部の河野と申します。 今回は、新卒研修の成果物として開発した Next.js ウェブアプリケーションのデプロイ過程で、Firebase App Hosting で実際にデプロイをした経験をご紹介できればと思います。 この記事を通じて、最新のクラウドテクノロジーがもたらす可能性と、実践的な知見を皆様と共有できればと

React Google Maps ライブラリ で Photorealistic 3D マップを表示する

こんにちは クラウドエース株式会社 フロントエンド・UI/UX 部の雪村です。 Google Maps Platform の Maps JavaScript API に Photorealistic 3D Maps 機能が追加されました。 (2024/6/17 現在 pre-GA(一般提供前)の試験運用版です。) 今回はこの機能を React Google Maps ライブラリを使用してお試しする方法をご紹介します。 ! ここでご紹介する方法はアルファ版の機能を試験的に導入するための

Analytics Hub による Pub/Sub Topic の共有

はじめに こんにちは、クラウドエース データソリューション部に所属するデンです。 クラウドエース データソリューション部 について クラウドエースの IT エンジニアリングを担う システム開発統括部 の中で、特にデータ基盤構築・分析基盤構築からデータ分析までを含む一貫したデータ課題の解決を専門とするのが データソリューション部 です。 弊社では、新た

ログスコープで柔軟に Cloud Logging を参照可能になりました

こんにちは、クラウドエース株式会社 SRE 部の阿部です。 こちらの記事では、2024 年 8 月 13 日にリリースされた新機能である「ログスコープ」について紹介します。 概要 Cloud Logging とは Cloud Logging は、 Google Cloud Observability (旧称: Stackdriver または Operations Suite) の一部であり、Google Cloud のリソースやアプリケーションのログを収集、表示するためのサービスです。 Google Cloud

Google Cloud Next Tokyo ’24 で Ask the Expert と Lightning Talk に登壇しました

こんにちは、クラウドエース株式会社 SRE 部の阿部です。 昨年に続き、Google Cloud Next Tokyo ’24 でも Champion Innovators として活動しましたので、その感想などを書いていきたいと思います。 前置き (TL;DR) 参加したイベントや用語について簡単に説明します。 Google Cloud Next Tokyo ’24 について Google Cloud Next は Google Cloud のグローバルカンファレンスであり、Google Cloud に関する最

Google SecOps:SIEM と SOAR ではじめるサイバーセキュリティ

はじめに こんにちは、クラウドエース SRE 部所属の潘です。 この記事では、Google が提供する新たなセキュリティソリューションサービスである Google Security Operations(以下 Google SecOps)についてご紹介します。 先日、Chronicle という製品から名前を変え、Google SecOps として提供されるようになりました。 この度弊社でも取り扱うことになりましたので、改めて製品の特徴を