Luup の技術ブログ

iOSアプリのプレビュー、スナップショットテストを使いこなして開発効率を上げる

この記事は、LUUPのTVCM放映に合わせた一足早い「Luup Developers Advent Calendar 2024」の8日目の記事です。 はじめに こんにちは、iOSアプリエンジニアの茂呂(@slightair)です。 この記事ではLUUPのiOSアプリ開発で利用しているプレビューやスナップショットテストを実現する上でのテクニックについて紹介します。 LUUPアプリの設計 まず、LUUPアプリの設計について簡単に説明しま

Android Jetpack Compose の BottomSheetScaffold で3つの展開状態をやりたい

こちらの記事は、LUUP のTVCM放映に合わせた一足早い「Luup Developers Advent Calendar 2024」の6日目の記事です。 こんにちは、Luup Androidチーム所属の土谷です。 みなさん、Android Google マップでやっているあのUI、標準APIでどうやってやるの?と思うこと多いですよね。 現在地アイコン、ボトムシートの展開状態、など。 今回はボトムシートの展開状態について焦点を当ててみよう

LUUPアプリのダークモード対応をした話

こちらの記事は、LUUP のTVCM放映に合わせた一足早い「Luup Developers Advent Calendar 2024」の5日目の記事です。 はじめに こんにちは!iOSエンジニアとして、Software Development部でLUUPアプリを開発している @tsuboyan5 です。 LUUPアプリは今年5月、ダークモード対応を行いました。本記事では、この対応にあたってiOSアプリへの実装視点で考慮したこと・どのような手順で対応を進めた

新BIツール「Superset」を導入した話

こんにちは。Data Engineeringチームの河野(@matako1124) です! 今年のData Engineering業務としてデータマネジメントからデータ活用促進の仕組み化まで幅広く活動してきましたが、その中でも特に事業にインパクトの大きい変革のお話をしていこうと思います。 結論から言うと、Supersetの新規導入とRedashからの乗り換えを試みています。 注意 執筆に当たり細心の注意を払っており

GCP API Gatewayでpushサブスクリプションを認証するためのOpenAPI v2設定ガイド

はじめに IoTチームの高原です。 GCP上で今回やりたいことは下図です。 Pub/SubのpushサブスクリプションでAPI GatewayにメッセージをHTTPで送信します。 このときpush認証を有効にして、API GatewayでJWT認証をさせます。 API GatewayはOpenAPI v2のドキュメントで設定するため、その手順をご紹介します。 ハマりポイント 最初はAPI Gatewayのサービス間認証を読みながら設定しました。 す

Firebase Emulatorで実現するローカル検証環境の構築とLuupでの応用

はじめに Software Development部 サーバーチームのt-kurimuraです。こちらの記事は、LuupのCM放映に合わせた「少し早いAdvent Calendar」の2日目の記事です。 Luupのソフトウェア開発では、FirebaseをBaaSとして利用しています。そのメリットの1つとして、Firebase Emulatorの充実した機能が挙げられます。今回は、Firebase Emulatorの概要と、Luupでの具体的な活用方法についてご紹介します。 Fireb

Luup Developers Advent Calendar 2024、一足早くスタートします!

はじめに こんにちは!Software Development(SwD)部の @tsuboyan / Niwa です。 Luup では、本日11月1日から同社初となるTVCMの放映が開始されました!🎉 (TVCMについてはこちら) これに合わせて、私たち SwD 部では、毎年恒例になっているアドベントカレンダーをひと足早く、11月より開始いたします!!(それはアドベントカレンダーなのか?!と言うツッコミは置いておかせてくだ

AWS EKSを活用した高可用性MQTTブローカークラスタの構築

はじめに IoTチームの高原です。 みなさんは「AWS IoT Coreを使わずにスケーラブルなMQTTブローカーを使いてぇ〜」って思ったことありません?ありますよね? 例えば、デバイスがMQTT over TLSに対応しておらず、閉域網経由で平文のMQTTメッセージが飛んでくる場合です。 調べてみたところEMQXなるMQTTブローカーソフトウェアがあるようなのですが、これをk8s上で管理するため

Luupの開発組織におけるインシデントマネジメントの変遷

はじめに LuupのSREチームに所属している、ぐりもお(@gr1m0h)です。 6月に「Waroom Meetup #1」にスピーカーとして招待いただきました。また、この勉強会はオンライン配信がなくオフラインのみの開催だったため、7月に広島で行われた「Road to SRE NEXT@広島」でも内容を少しアップデートして登壇しました。 https://topotal.connpass.com/event/317285/ https://sre-lounge.connpass.com/event/320488/ 資

LUUP iOSアプリ開発環境の現状確認 2024年8月

こんにちは、iOSアプリエンジニアの茂呂(@slightair)です。 この記事はLUUP iOSアプリ開発環境の現状確認と題して、我々の開発環境の状況を紹介するものです。1年半くらい前にも自分がiOSアプリ開発環境に関する記事を書きましたが[1]、それからのアップデートになります。 LUUPのサービスを成長させながら、同時に開発環境をどのように前進させているのか紹介させてく

SRE NEXT 2024でクライアントサイドへのSLI/SLOの導入についてお話しました

はじめに LuupのSREチームに所属している、ぐりもお(@gr1m0h)です。 日本最大のSREカンファレンス SRE NEXT 2024 に登壇しました。このカンファレンスはSRE Loungeの運営メンバーが主体となって運営しており、今回で4回目の開催です。 私の登壇の題は「Enabling Client-side SLO」です。これまでの「Enabling SLO」の活動の一環として、クライアントサイド(iOS・Android)のSLOのを計測し始

Luup QAの自動化について

はじめに こんにちは、LuupのQAチーム所属のかすみです。 手動でQAを行っているといつかは「自動化」という観点が出てきます。 品質を担保するにはQAの範囲は広い方がいいと思っています。 ただ、手動で全てをやるには限界があります。(物理的にもそうでなくても) そこで、その負担を軽減できる「自動化」を導入するQAチームは少なくありません。 Luupのモバイルア

クライアントサイドへのSLI/SLOの導入についてSRE NEXT 2024で話します

株式会社Luup SREチームに所属しています、ぐりもお(@gr1m0h)です。 この記事は、2024/08/03 - 04 に開催されるSRE NEXT 2024 での登壇内容の紹介です。 私は「Enabling Client-side SLO」という題で、8/4 14:10 からTrack B で発表します。興味があればぜひ参加ください。 https://sre-next.dev/2024/schedule/ 内容 SRE NEXT 2024のオフィシャルサイトに書いてある通りです。 Luupでは、電動アシスト自転車

LUUPアプリ開発エンジニアの「+α」な活動を紹介します

はじめに はじめまして!今年からLuupにJoinした井上です。バックエンドエンジニアとしてLUUPアプリの開発に携わっています。 今回Developersブログ記事を書くにあたり、なにか発信するのによい技術トピックがあるかな…と最近の開発を振り返っていたのですが、 LUUPアプリの開発チーム体制や、私が特徴的だなと感じている日々の取り組みについて意外と過去記事では触れ

IoTサービスでSLIを設計する時の考え方 "CMC" について

はじめに LuupのSREチームに所属している、ぐりもお(@gr1m0h)です。 これまで、登壇の際に、度々CMC: Critical Machine Communication (以下、CMC) の重要性についてお話ししてきました。しかし、その説明は主に登壇時の資料や動画、ブログに留まっており、CMC自体を中心に掘り下げて説明する機会がありませんでした。 https://zenn.dev/luup_developers/articles/sre-grimoh-20230517 https://zenn.dev/luup_
IoT, API, SRE