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はじめに Google CloudのCloud Monitoringは、アプリケーションや各種Google Cloudサービスの健全性やパフォーマンスを可視化し、アラート通知やデータ分析を行える監視サービスです。 先日、Google CloudのCloud Monitoringを使って複数プロジェクトの監視を集約しました。 本記事では、その際に起きた問題と解決策を紹介します。 構成について 先に、Cloud Monitoring周りの設計について簡単に紹介したいと思います。 監視方針として、ログや監視指標が取得可能なGoogle Cloudサービスについて、リソース監視とログ監視
2025年11月にAmazon Web Services (AWS) のコンテナオーケストレータ Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) の新機能として、EKS Capabilitiesが発表されました。 https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/11/amazon-eks-capabilities/ 本記事では、EKS Capabilitiesで提供されている機能の一つであるAWS Controllers for Kubernetes (ACK) を導入し、その動作を確認してみます。
はじめに AI コーディングエージェントを使っていると、こんな経験はないでしょうか。 汎用的な回答しか返ってこない プロジェクト固有の用語・設計ルールが伝わっていない 毎回「うちのプロジェクトはこういう仕組みで…」と前置きが必要 エージェントの出力品質は、モデルの性能だけでなく「何を渡すか」に大きく左右されます。本記事では「コンテキスト設計」の考え方と実践アプローチを紹介します。 課題:情報の渡し方がうまくいかない理由 プロジェクト知識をエージェントに渡す方法はいくつかありますが、それぞれに注意点があります。 方法 注意点 全ドキュメントを読ませる 情報量が多
はじめに "CISSP Mindset"、あるいは"CISSP的な考え方"と呼ばれるこの概念。 名前からしてCISSPにしか通用しないような印象を受けますが、実は他の資格にも応用が利くとしたら習得する価値は更に上がるのではないでしょうか。 本稿ではCISSP Mindsetの応用性について皆さまにお伝えしたいと思います。 CISSP Mindsetとは何なのか 一言で表すと"セキュリティ技術者ではなく、セキュリティ責任者としての思考法"と言えます。 前回の記事でお伝えした通り、本番試験では初見力(未知の問題に対して、知識を組み合わせて論理的に解答を導き出す力)が必要なのですが、
はじめに 最近話題のClaude Codeを使って、Microsoft Azure(以下、Azure)のApp Serviceの構築からアプリのデプロイまでを自動化してみました。 やったことはシンプルです。ターミナルでClaude Codeに一行で依頼し、いくつかの質問に答えただけです。 本記事では、その一連の流れと所感をレポートします。 Claude Codeとは Claude Codeは、Anthropic社が提供するターミナルベースのAIエージェントです。通常のチャットAIと異なり、ターミナル上でファイルの作成・編集やコマンドの実行を自律的に行えるのが特徴です。自然言語で指
本記事では、OpenFOAMを用いて都市水害シミュレーションを実際に実行する手順をご紹介します。 手順は基本的にUbuntu上で実行し、可視化部分のみWindowsで実行します。 なお、本シミュレーションはOpenFOAMの環境構築が完了していることを前提にしています。 環境構築手順については、「OpenFOAM環境構築手順」を参照してください。 想定読者 ・OpenFOAMでCFDシミュレーションを実行したい ・WSLの基本操作ができる ・Ubuntuの基本操作ができる ・Dockerの基本操作ができる 事前準備 シミュレーションワークフロー 本シミュレーションのワークフロ
はじめに SSL/TLSサーバー証明書の有効期間が段階的に短縮され、2029年には最大47日となることが正式に決定しました。これにより、従来の「年に1度の更新作業」という運用は通用しなくなります。本記事では、この「短縮化の波」を乗り切るための「証明書管理の自動化(CLM)」について解説します。 本記事のターゲットと前提知識 本記事は、組織の中でSSL/TLSサーバー証明書を管理している方や、証明書管理の自動化を検討している方を主なターゲットとして想定しています。そのため、SSL/TLSについての基本的な概念や、情報セキュリティについての基礎知識があることを前提としています。
はじめに Informatica(インフォマティカ) のクラウドデータマネジメントプラットフォーム「Intelligent Data Management Cloud」(※1、以下IDMC)では、マスタデータ管理(MDM:Master Data Management)ソリューションがSaaSとして提供されています。 ※1. Intelligent Data Management Cloud 略称はIDMC。旧称はIICS。クラウドデータマネジメントプラットフォーム。 MDMとは、企業内に散在する顧客・製品・取引先などのマスタデータを統合・管理し、全社で一貫性のあるデータ活用を実現す
はじめに スクラム開発は、短いサイクルを繰り返しながら、価値の高いプロダクトを継続的に届けることを目的としたアジャイル開発手法です。 そのスクラムを支える重要な考え方の一つが「ロール(役割)」です。 アジャイルやスクラムを学び始めた方の中には、「プロダクトオーナー」「スクラムマスター」「開発者」といった言葉は聞いたことがあるものの、「なぜ役割を分ける必要があるのか」、「役職と何が違うのか」が分かりづらいと感じる方も多いと思います。 本記事では、スクラムにおけるロールの全体像と考え方を、初心者向けに分かりやすく解説します。 各ロールの詳細な業務内容については別記事に譲り、ここでは「ロー
はじめに AIエージェントを業務に組み込もうとしたとき、「このエージェント、どの権限で動いてるんだっけ?」「監査ログを見ても、どのエージェントの操作かわからない...」といった悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか。 Microsoft Entra Agent ID は、こうした課題を解決できます。ドキュメントを読むと、単なる新しいID種別ではなく、「AIエージェント時代のID管理はこうあるべき」という設計思想が見えてきます。 この記事では、これからのAIエージェント管理の根幹をなすであろう Agent ID の概要を解説していきます。 なお、本記事執筆時点 (2026年1月) で
はじめに インスタンスIDやIPアドレスを指定すればELBのターゲットを指定できるというイメージを持っていると思います。この認識は間違っておらず、多くの場合問題が起きることはありません。 ただ、別VPC構成にした瞬間、Auto Scaling Groupが使えなくなる―― そんなELBの仕様をご存じでしょうか。 本記事では、ELBとターゲットを別VPC上に配置する場合の制約と、その制約による課題と解消例についてまとめます。 ※本記事ではELBの中でもALBとNLBを扱います。 1.この記事を読んでほしい人 ELBの基本機能については理解しているが、さらに理解を深めたい人 ELB
はじめに Apache HTTP Server(Apache)をリバースプロキシとして利用し、仮想ホストごとに異なる宛先URLを設定する構成は、システム運用において一般的です。本記事で扱う環境でも、ApacheのProxyPass設定を用い、バックエンドのAPサーバとしてuCosminexus Application Server(Cosminexus)を接続していました。 また、パフォーマンス向上を期待してKeepAlive Onを指定していました。しかし、この構成下でCosminexusにおいて「同時接続数の最大値超過」という問題が発生しました。 一見すると、フロントエンドからの
NTT DATAグループにおけるグローバルアーキテクトコミュニティ Global Tech Masters Community(GTMC)の活動の一環(※1)として、スペインのバルセロナでMeetupイベントを開催しました。 ※1 Global Tech Masters Community(旧 Global Cloud Architect Community)とは、当社のトップレベルの技術者が集まるグローバルコミュニティです。 以下は過去開催した対面イベントの活動紹介記事です。コミュニティの詳細を知りたい方はご参照ください。 [第1回]2022.10 : 日本語記事 https://w
2026年2月16-17日🇪🇸スペインはバルセロナ🇪🇸にて、NTTデータグループにおけるグローバルトップアーキテクトコミュニティ Global Tech Masters Community(GTMC※1)主催で、対面ミートアップを開催しました! ※1 Global Tech Masters Community(旧 Global Cloud Architect Community)とは、NTTデータグループのトップレベルの技術者が集まるグローバルコミュニティです。 以下は過去開催した対面イベントの活動紹介記事です。コミュニティの詳細を知りたい方はご参照ください。 [第1回]2022.10
はじめに NTTデータのグローバル技術コミュニティである GTMC(Global Tech Masters Community)(※1)は、グローバル連携を強化する取り組みの一環として、スペイン・バルセロナでオンサイトイベントを開催しました。本イベントは、AWS(Amazon Web Services)バルセロナの協力のもと、AWSとNTTデータの共催で実施されたものです。 ※1 Global Tech Masters Community(旧 Global Cloud Architect Community)とは、当社のトップレベルの技術者が集まるグローバルコミュニティです。 以下
0、はじめに 本記事では、Microsoft Copilot Studio を問い合わせ対応業務へ活用することを目的として構築したエージェント事例をご紹介します。 また、今回の事例はアジャイル開発の成果物です。4週間でMVP(Minimum Viable Product)プロトタイプを合計3つ構築し、その中の汎用的な事例を今回の題材として取り上げました。 本取り組みの位置付け 今回のエージェント構築は、実業務への本格適用を見据えた PoC(Proof of Concept)として実施しています。 Microsoft Teamsを利用したコミュニティ内での問い合わせというケースを想
1. はじめに 気になるテクノロジーについて調査・検証した内容をフラットな視点を持ちつつ・自分観点で整理してアウトプットした記事になります。 最近データベーステクノロジーのアーキテクチャや新潮流のNewSQLやHTAPに関して個人的に気になっています。なかでもリアルタイム性のワークロードに強みを持つSingleStoreに個人的に興味を持ったため、その概要や特徴、業務上活用した経験のあるSnowflake/Databricksとの比較などをこの記事では記載します。 想定読者:データ分析・活用基盤を設計・運用するITアーキテクト/システムエンジニア、データエンジニア、データサイエンティ
はじめに 世の中には5Gなどのモバイル規格やTV放送、ETCなど電波を用いて無線で様々な情報を伝送する規格が存在します。過去の記事(Wi-Fi編、プライベートLTE編)では主に利用者が無線局免許を取得する必要なく電波発射が可能な無線規格を使ってみた結果をご紹介しています。ただし、無線局免許が無い利用を前提で策定された無線規格であるWi-FiやプライベートLTE(sXGP)の利用条件には制約が多く存在します。 一方で、5Gなどのモバイル規格は元々無線局免許を取得して電波を優先的に利用できる前提の無線規格のため、電波を有効利用できる様々な技術が取り込まれています。その中でも今回記事で取り
! この記事はSnowflake公式仕様の解説ではありません。内部実装の詳細は公開されていないため、実験で観測できた事実とサポート回答をもとに考察しています。 はじめに Snowflake Intelligenceを検証する中で、ひとつの課題に直面しました。 KPIである「会員売上率(=会員売上 ÷ 全体売上)」を算出しようとすると、 計算自体はシンプルにもかかわらず、実行方法(直接実行か、Intelligence経由か)によって結果が安定しないケースがあったのです。 業務利用を考えると、KPIの数値が実行経路によって揺らぐのは避けたいところです。 そこで着目したのが、Verifi
はじめに 生成AIの業務利用は急速に広がっています。 ChatGPT や Copilot をはじめとした各種生成AIサービスは、業務効率を大きく改善し、現場にとって欠かせない存在になりつつあります。 一方で、セキュリティの観点では 「生成AIは内部不正を助長するのではないか」 という議論を耳にする機会も増えてきました。 本記事で取り上げたいのは、 生成AIおよび「シャドーAI」が、内部不正の中でも「過失」によるリスクを拡大させているという点です。 内部不正は「故意」と「過失」に分類される 内部不正は、大きく 「故意」 と 「過失」 の2つに分類できます。 故意 情報の意図的