株式会社LIFULL の技術ブログ

Kubernetesクラスタで起きたPriorityClass適用による障害

KEELチーム の相原です。 もう随分と前のことになるのですが、以前我々が管理するKubernetesクラスタであるKEELで起きた障害のふりかえりについて書きます。 今回起きた障害 PriorityClassとはなにか 経緯 何が起きたか なぜPodDisruptionBudgetは機能しなかったのか どうすればよかったか 最後に 今回起きた障害 既にサービスインしているKubernetesクラスタ に対して globalDefault: true

エンジニアだけで新機能開発・検証を行うPEChallenge

自己紹介 プロダクトエンジニアリングチームの石川です。 2020年新卒入社で2年目のエンジニアです。 今回の記事では、エンジニアだけで新機能開発・検証を行うPEChallengeについて紹介させていただきます。 ユーザーテストの具体的なやり方まで紹介させていただきますので、最後まで読んでいただければ幸いです! PEChallengeとは PEChallengeは「Product Engineer Challenge」の略で

スレットモデリングというアプローチ

はじめまして、品質改善推進ユニットの根本です。 ユニットではプロダクトや業務プロセスの品質を継続的にモニタリングし、改善計画の作成を支援していくパートナーシッププログラムという取り組みが始動しました。 詳しくは下記の記事をご覧ください。 www.lifull.blog モニタリングのスコープにはセキュリティも含まれます。今回は、このセキュリティのモニタリン

継続的ドキュメンテーション: Github DiscussionsとADRのすすめ

こんにちは。テクノロジー本部のyoshikawaです。好きなW3C Recommendation は RDF 1.1 Concepts and Abstract Syntax です。 会議やチャットでのやり取りの決定事項・議事録、アプリケーションや機能の設計書・仕様書、READMEなどなど... LIFULLの開発現場においては、ソースコード以外にもこのように様々な文書の管理・蓄積(=ドキュメンテーション)を実施しています。 多くの開発者・メン

LIFULL HOME'S アプリを支えるプッシュ通知について

こんにちは。LIFULL でネイティブアプリのスペシャリストをしている菊地です。 今回は LIFULL HOME'S アプリにおけるプッシュ通知の役割やアーキテクチャの変遷についてご紹介させていただきます。 一般的にスマートフォンアプリにとって プッシュ通知 というのはユーザーとのコミュニケーションのために重要な役割を持っています。 SNS などでコメントやメッセージが来

リモートワークにおける競プロを使ったチームビルディングへの挑戦

こんにちは。プロダクトエンジニアリング部の加藤です。 皆さん、リモートでのチームビルディングはどのように行っていますか? 弊社では本格的にリモートワークを導入し一年が経過したところとなりますが、リモート環境下でのコミュニケーションや組織形成の課題に対しさまざまな解決策を模索し取り組んできています。 そのような中、今回は競技プログラミン

新卒エンジニアのテストワークショップではテストを考えられるようになってもらっている

こんにちは。QAグループ所属のQAエンジニア松谷(まつや)です。 LIFULLでは新卒エンジニアに27日間の研修を行なっています。 その研修の中で、 丸一日を使ったテストワークショップ も行われています。 今回はそのテストワークショップについてご紹介します。 キーワードは「テストを考えられる」 です。      LIFULLの開発体制とQAグループについて まずは認識を合わ

Ltech#19 QA Talk Night~LIFULL HOME'Sを支える品質保証の取り組み~ 開催レポート

こんにちは!Ltech運営チームの引持です。今回は、2021年8月19日(木)に開催した「QA Talk Night~LIFULL HOME'Sを支える品質保証の取り組み~」についてレポートします。 lifull.connpass.com Ltechとは Ltech(エルテック)とは、LIFULLがお送りする、技術欲をFULLにするイベントです。特定の技術に偏らず、様々な技術の話を展開していく予定です。 品質保証の取り組み Ltech#19のテーマは、LIFULL

エンジニアのスキルアップのモチベーションを向上させた4つの取組み

こんにちは。プロダクトエンジニアリング部でエンジニアリングマネージャーをやっている野澤です。現在LIFULLのプロダクトエンジニアリング部では個人のスキルを高めることを目標の一つとして取り組んでいます。 この記事を読んでいる皆さんもご承知のとおり日々技術は進歩しており、追いついていくのも大変です。当たり前のことかもしれませんが、個人のキャリ

データの民主化を目指して ~ データ基盤ができるまで ~

こんにちは、データプラットフォームグループの樋口です。エンジニアとしてデータ基盤の構築・運用を約4年ほど担当しています。 今回は私達が「データの民主化」を目指してこれまでに取り組んできた事を振り返りながらご紹介したいと思います。 はじまり(2017年10月〜) 当時社内では以下のようなキーワードがトレンドでした。 データドリブン経営 データの民主

海外赴任から帰ってきたエンジニアマネージャーの学びと取り組み

こんにちは、LIFULLのエンジニアマネージャーをやっております。河津です。 私は、2015年の6月〜2018年の6月までの丸3年間をLIFULLグループの会社であるTrovitに常駐しスペインで過ごしました。 帰国してすぐに、スペインでのエンジニアの働き方を書いてみようかとも思っていたのですが書けずに2年が経ってしまいました。 ですが、2年ほど日本での働き方も再度経験したこ

Vite Backend Integration 👋 レガシーJS

こんにちは!エンジニアの美馬です!Vite 使ってみました! はじめに やったこと やっていないこと 開発の課題 周辺環境の課題 レガシー JS そのものの課題 ESModules がなく JS の依存が JS 内で完結しない 見慣れないプロトタイプチェーン Road to ESNext 導入したツール Vite JSDoc ESLint Prettier TestCafe Vite で嬉しかったこと 爆速ビルド 簡素な Config レガシーブラウザ対応 書き換えで

データ駆動型テストに失敗したテストケースのみを再実行できる仕組みを導入する

みなさんこんにちは、SET(Software Engineer in Test)の Ruey です。 弊SETチームの活動として、自動テストの実施依頼を受けています。 最近は大規模な範囲にページ内の特定な要素を追加する施策の自動テストを対応しました。 テスト内容はURLへアクセスして特定のタグがあるかを確認することなので、データ駆動型テストで対応しました。 開発チームの実装後、こちらからデー

ソフトウェアプロセス改善手法 SaPID 導入の壁と工夫

導入 こんにちは、QAエンジニアの星野です。 突然ですが、改善活動はお好きでしょうか。 自分の所属するQAグループ内でSaPIDという改善手法の実施を行いました。 ここでは、SaPIDの紹介と導入〜初回の壁、失敗と工夫についてをお伝えいたします。     SaPIDとは SaPIDという名前は、 S ystems  a nalysis /  S ystems  a pproach based  P rocess  I mprovement metho D  から命名されています。

Ltech#18 AIで住まい探しをスムーズに!【おとり物件予測&3D間取り】開催レポート

こんにちは。Ltech運営チームの河西です。今回は、2021年7月13日(火)に開催した「Ltech#18 AIで住まい探しをスムーズに!【おとり物件予測&3D間取り】」についてレポートします。 lifull.connpass.com Ltechとは Ltech(エルテック)とは、LIFULLがお送りする、技術欲をFULLにするイベントです。特定の技術に偏らず、様々な技術の話を展開していく予定です。 AIで住まい探しをスムーズに